JP2004198742A - レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ装置の沈胴時の全長を短くしつつ、レンズユニットの光軸ずれを抑制する必要がある。
【解決手段】装置本体を構成する固定部材10と、それぞれレンズユニットL1,L2を保持し、固定部材に対して光軸方向に移動可能な第1および第2のレンズ保持部材1,2と、固定部材に対して回転し、第1および前記第2のレンズ保持部材にそれぞれ設けられたカムフォロア部に係合してこれら第1および第2のレンズ保持部材を光軸方向に駆動するカム部が形成されたカム部材11とを有する。固定部材には、第1のレンズ保持部材を光軸直交方向にて支持する支持部10aが設けられ、第2のレンズ保持部材には、第1のレンズ保持部材により光軸直交方向にて支持される第1の被支持部2aと固定部材により光軸直交方向にて支持される第2の被支持部20とが設けられ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のレンズユニットを有した伸縮可能なレンズ装置および撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀塩フィルムを使用して写真撮影を行なう小型カメラやCCD等の撮像素子に光学像を光電変換させ、画像情報を電気的に読み出してメモリ等の記録媒体に記録するデジタルスチルカメラ等の撮影装置では、携帯性を向上させるために、非使用時にはレンズ鏡筒の全長を使用時に対して短縮させ、撮影装置の本体内に収納する、いわゆる沈胴式のレンズ鏡筒が搭載されている。
【0003】
沈胴式レンズ鏡筒の構成には様々なものが提案されている。例えば、特許文献1には、内周面もしくは外周面に複数のカムを有するカム部材(カム枠)を光軸回りで回転させ、それぞれのカムにカムピンを介して係合した複数のレンズ保持部材(レンズ鏡枠)を光軸方向に進退させることにより、変倍動作を行なうとともにレンズ鏡筒全体を沈胴させるものが提案されている。
【0004】
また、近年の撮像素子の高画素化および小型化により、撮影光学系を構成するレンズ鏡筒の高性能化の要求が高くなっている。また、小型の撮影装置においても高変倍率のズームレンズを搭載する要求も高まっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000―304999号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1にて提案のレンズ鏡筒では、第2のレンズ保持部材(第2のレンズ鏡枠)は固定部材(固定枠)から延出したガイドシャフトによって光軸方向にガイドされ、第2のレンズ保持部材の傾きは、ガイドシャフトにある程度の長さを有するスリーブ部が嵌合することによって抑制される。
【0007】
しかしながら、第2のレンズ保持部材はガイドシャフトによってのみ支持されており、かつガイドシャフトは固定部材により片端支持されているにすぎないため、特に第2のレンズ保持部材がガイドシャフトの前側に繰り出したときに、カム部材からカムピンを介して受ける力等によってガイドシャフトが撓み易く、第2のレンズユニットにレンズ全系の設計光軸に対する傾きが生じ、良好な光学性能が得られないという問題がある。
【0008】
また、スリーブ部を長くしてガイドシャフトに対するスリーブ部の嵌合長を長くすることにより第2のレンズユニットの傾きを防止しようとすると、その長いスリーブ部の存在によって沈胴時のレンズ鏡筒の全長を十分に短くすることができないという問題もある。
【0009】
本発明は、沈胴時の全長を可能な限り短縮化しながらも、各レンズユニットの倒れをより確実に抑制して、良好な光学性能を実現可能なレンズ装置および撮影装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のレンズ装置は、装置本体を構成する固定部材と、それぞれレンズユニットを保持し、固定部材に対して光軸方向に移動可能な第1および第2のレンズ保持部材と、固定部材に対して回転し、第1および前記第2のレンズ保持部材にそれぞれ設けられたカムフォロア部に係合してこれら第1および第2のレンズ保持部材を光軸方向に駆動するカム部が形成されたカム部材とを有する。そして、固定部材に、第1のレンズ保持部材を光軸直交方向にて支持する支持部が設けられ、第2のレンズ保持部材に、第1のレンズ保持部材により光軸直交方向にて支持される第1の被支持部と固定部材により光軸直交方向にて支持される第2の被支持部とが設けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1を図面を参照しながら説明する。図1〜図5には、本実施形態のレンズ鏡筒を示している。このレンズ鏡筒は、不図示のカメラ本体に結合され又はカメラ本体と一体的に設けられる。
【0012】
上記レンズ鏡筒は、光軸方向前側(被写体側)から凸凹凸凸の4つのレンズユニットにより構成された変倍撮影光学系を有する。また、このレンズ鏡筒は、カメラの非使用状態では変倍撮影光学系の各レンズユニットの間隔を使用時に対して短くすることによってレンズ全長を短縮し、そのほぼ全体がカメラ本体内に収納される、いわゆる沈胴式のレンズ鏡筒である。
【0013】
ここで、図1は上記レンズ鏡筒を前側から見たときの分解斜視図、図2は該レンズ鏡筒の主要部分の沈胴時の断面図、図3は該レンズ鏡筒の主要部分の最広角時(WIDE端)の断面図、図4は該レンズ鏡筒の主要部分の最望遠時(TELE端)の断面図である。また、図5は上記レンズ鏡筒の一部の構成部材を後側から見たときの分解斜視図である。
【0014】
これらの図において、光軸方向前側から、L1は光軸方向に移動可能な第1のレンズユニット、L2は光軸方向に移動可能な第2のレンズユニット、L3は光軸方向に移動可能であるとともに光軸直交面内でシフトすることにより手振れ等により生ずる像振れを補正するための第3レンズユニットである。第1〜第3のレンズユニットの光軸方向移動により変倍が行われる。L4は光軸方向に移動して焦点調節を行う第4レンズユニットである。
【0015】
1は第1のレンズユニットL1を保持する第1保持筒ユニット(第1のレンズ保持部材)、2は第2レンズユニットL2を保持する第2保持筒(第2のレンズ保持部材)である。3は第3レンズユニットL3を光軸直交面内で駆動可能に保持するシフトユニット、3aはシフトユニット3の後端部に圧入等により固定された円錐状のカムピンである。
【0016】
4は第4レンズユニットL4を保持する第4保持筒、5,6および7はシフトユニット3および第4保持筒4を光軸方向に移動可能に支持するガイドバーである。シフトユニット3はガイドバー5および6により、第4保持筒4はガイドバー7および6によりそれぞれ支持される。
【0017】
8はガイドバー5,6,7の前側の端部を位置決め固定する支持枠、9はガイドバー5,6,7の後側の端部を位置決め固定し、さらにCCD,CMOSセンサ等の撮像素子(記録手段)51および撮像素子51の前側に配置される光学ローパスフィルタ50を保持する後部鏡筒である。支持枠8は後部鏡筒9に3本のビス9aにより固定されている。
【0018】
10は本レンズ鏡筒の本体(装置本体)となる固定筒(固定部材)である。この固定筒10の後端部には、後部鏡筒9が3本のビス9bにより固定されている。
【0019】
11はカム筒(駆動部材)であり、固定筒10の外周に回転可能に保持されている。カム筒11は、その後端部が後部鏡筒9によって光軸方向後方への移動が阻止されるとともに、その前端部が固定筒10の前端部に径方向外方に張り出すよう形成されたフランジ部10cによって光軸方向前方への移動が阻止される。
【0020】
カム筒11は、その外周面および内周面にそれぞれカム溝部11b,11c,11d,11e(図5参照)を有する。第1保持筒ユニット1の内周面に設けられたカムフォロワーピン1bおよび耐衝撃用ピン1c(図5参照)はカム筒11の外周面に設けられたカム溝部11b,11cに、第2保持筒2の後端部外周側に設けられたカムフォロワーピン20はカム筒11の内周面に設けられたカム溝部11dに、シフトユニット3の後端部外周側に設けられカムフォロワーピン3aはカム筒11の内周面に設けられたカム溝部11eにそれぞれ係合している。
このため、後述するようにカム筒11が固定筒10の回り(光軸回り)で回転することにより、第1,第2保持筒1,2およびシフトユニット3(つまりは第1,第2および第3のレンズユニットL1,L2,L3)がそれぞれカム溝部11b,11c,11d,11eに沿って光軸方向に移動し、WIDE端とTELE端との間(以下、ズーム領域という)での変倍動作を行う。また、同様にして、WIDE端と沈胴位置との間の沈胴領域での繰り出しおよび繰り込み動作も行う。
【0021】
図1に示す12はカム筒11が、第1,第2保持筒1,2およびシフトユニット3の組み込み位置まで回転してしまいこれらがカム筒11から脱落してしまうのを防止するために、該カム筒11の回転を制限するためのストッパであり、該ストッパ12はビス9cにより後部鏡筒9に固定される。
【0022】
13は撮影光学系の開口径を制御する絞りユニットであり、該絞りユニット13
は複数枚の絞り羽根(符号を付さず)を揺動させることで絞り開口面積を変化させる、いわゆる虹彩型の絞りユニットである。
【0023】
14は第4レンズユニットL4を光軸方向に駆動する駆動源となるフォーカスモータユニットであり、該フォーカスモータユニット14は2本のビス14bによって支持枠8に固定されている。フォーカスモータユニット14は、回転するロータと同軸に形成されたリードスクリュー14aを有する。第4保持筒4にはラック4aが取り付けられており、このラック4aはリードスクリュー14aと噛み合って(係合して)いる。このため、フォーカスモータユニット14に通電され、リードスクリュー14aが回転すると、リードスクリュー14aとラック4aとの噛み合い作用により第4保持筒4(つまりは第4のレンズユニットL4)が光軸方向に駆動される。
【0024】
なお、第4保持筒4、ガイドバー6,7、ラック4aおよびリードスクリュー14aは、ラック4a上に取り付けられたねじりコイルバネ4bの付勢力によって互いに片寄せされ、これら部品間のがたつきが防止されている。
【0025】
15はカム筒11を回転駆動する駆動源であるズームモータであり、該ズームモーター15は後部鏡筒9に2本のビス9dにより固定されている。このズームモータ15の出力ギヤ(図示せず)はカム筒11の後端部に形成されたギア部11aに噛み合っており、ズームモータ15に通電してこれを回転させることによりカム筒11を回転駆動することができる。
【0026】
16はフォトインタラプタからなるフォーカスリセットスイッチであり、ビス16aにより支持枠8に固定されている。フォーカスリセットスイッチ16は、第4保持筒4に形成された遮光部4cがこの第4保持筒4の移動に伴いフォーカスリセットスイッチ16の投光部と受光部との間に進退することによる遮光状態と透光状態との切り替わりを光学的に検出して電気信号を出力し、第4のレンズユニットL4が基準位置にあるか否かを後述するマイクロコンピュータに検出させる。
【0027】
18はレバーであり、後部鏡筒9に設けられたピン9fを回転軸として回動が可能である。レバー18の先端は、カム筒11の内周後端部に設けられた径方向にリフトを持つカム11f(図2〜図4および図5参照)に、ねじりコイルバネ19の付勢力により圧接されており、カム筒11の回転に伴うカム11fのリフトの変化に応じて回転する。
【0028】
17はフォトインタラプタからなるズームリセットスイッチであり、レバー18に形成された遮光部18aが、このレバー18の回動に伴ってズームリセットスイッチ17の投光部と受光部との間に進退することによる遮光状態と透光状態との切り替わりを光学的に検出して電気信号を出力し、カム筒11の回転位置が基準回転位置にあるか否か(つまりは第1〜第3のレンズユニットL1〜L3が基準位置にあるか否か)を上記マイクロコンピュータに検出させる。
【0029】
次に、第1および第2のレンズユニットL1,L2の支持構造について図5を用いて説明する。固定筒10の前端に形成されたフランジ部10cには、3つの平板状のキー(支持部)10aが周方向に均等な角度間隔で設けられている。また、第1保持筒ユニット1の円筒部分の内周面には、光軸方向に延び、キー10aが係合する3本の直進溝部1aが形成されている。3つのキー10aは3本の直進溝部1aに挿入される。これにより、キー10aの両側面と直進溝部1aの両内側面とが当接する。このキー10aと直進溝部1aとの組合せが周方向3箇所にあるため、それぞれのキー10aと直進溝部1aの底面方向への移動自由度が拘束されることにより、固定筒10と第1保持筒ユニット1との光軸直交方向の位置決めがなされる。また、キー10aの側面と直進溝部1aの内側面との係合により第1保持筒ユニット1は光軸方向にガイドされる。
【0030】
また、第1保持筒ユニット1の内周面の後端部には、3つのカムフォロワーピン1bと耐衝撃用ピン1cとが周方向に均等な角度間隔で設けられている。これらカムフォロワーピン1bおよび耐衝撃用ピン1cはそれぞれ、カム筒11の外周面に形成された3本のカム溝部11bおよび11c内に挿入されている。カムフォロワーピン1bは、沈胴領域からズーム領域にかけてカム溝部11bと常に係合しているテーパーピンであり、カム筒11が回転すると、カムフォロワーピン1bがカム溝部11bから力を受け、第1保持筒ユニット1は光軸方向に駆動される。
【0031】
また、カムフォロワーピン1bがカム溝部11bと係合していることにより、第1保持筒ユニット1のレンズ鏡筒における光軸(撮影光学系の設計光軸)に対する倒れが抑制される。
【0032】
このように、第1保持筒ユニット1は、固定筒10(キー10a)により該固定筒1に対する光軸直交方向の位置が決められているとともに、カム筒11により倒れが抑制されているので、図3や図4に示すようにレンズ鏡筒が大きく伸長した状態でも、第1保持筒ユニット1に保持された第1のレンズユニットL1の光軸の鏡筒光軸に対するずれを最小限に抑えることができる。
【0033】
一方、耐衝撃用ピン1cは円筒に近い浅い角度のテーパーを有するピンであり、カム溝部11cに挿入されているが、通常はカム溝部11cと係合していない。しかし、カメラの落下等によって第1保持筒ユニット1に衝撃的な外力が光軸方向に加わると、常にカム溝部11bと係合しているカムフォロワーピン1bは、そのテーパー面に沿ってせり上がり、カム溝部11bから外れそうになるが、耐衝撃用ピン1cがカム溝部11cに当接してカムフォロワーピン1bのカム溝部11bからの外れを防止する。
【0034】
第2保持筒2における第2のレンズユニットL2を保持する円筒部分の周方向3箇所には、均等角度間隔で該円筒部分よりも前後に突出するように光軸方向に延びる延長部2bが形成されている。3つの延長部2bの前端にはそれぞれ、平板状のキー(第1の被支持部)2aが形成されており、3つの延長部2bのうち1つの後端には、テーパーピン部20aと円筒ピン部(第2の被支持部)20bとを有するカムフォロワーピン20が、残りの2つの後端には、円筒ピン部(第2の被支持部)を有するピン21が取り付けられている。
【0035】
カムフォロワーピン20はその軸部が延長部2bの後端に形成された貫通穴部に軸方向に移動可能に挿入されており、2本のピン21はその軸部を延長部2bの後端に形成された穴部に圧入されている。
【0036】
3つのキー2aは第1保持筒ユニット1に形成された3本の直進溝部1aにそれぞれ挿入される。すなわち、前述した固定筒10のキー10aと第2保持筒2のキー2aとは、第1保持筒ユニット1における同一の直進溝部1aに挿入される。
【0037】
3つのキー2aの両側面と3本の直進溝部1aの両内側面との当接により、第2保持筒2は、固定筒10によって光軸直交方向にて位置決め支持された第1保持筒ユニット1による、光軸直交方向での支持(位置決め)を受けることになる。また、キー2aの側面が直進溝部1aの内側面に係合することによって、第2保持筒2は光軸方向にガイドされる。
【0038】
一方、キー2aから光軸方向後方に離間した位置にあるカムフォロワーピン20およびピン21はそれぞれ、固定筒10の円筒部分におけるキー10aと同一位相の3箇所に光軸方向に延びるように形成された3本の直進溝部10bに挿入される。カムフォロワーピン20における円筒ピン部20bの外周面とピン21の外周面は直進溝部10bの内側面とが係合することにより、第2保持筒2は固定筒2に対して光軸直交方向にて位置決めされるよう支持される。これにより、第2保持筒2の倒れを抑制することができる。また、第2保持筒2は直進溝部10bによって光軸方向にガイドされる。
【0039】
また、第2保持筒2は、その前端側において第1保持筒ユニット1により支持されて第1保持筒ユニット1に対する光軸直交方向の位置が決められるとともに、その後端側において固定筒10により支持されて固定筒10に対する光軸直交方向の位置が決められている。このため、第1保持筒ユニット1が、直進溝部1aと固定筒10のキー10aとの係合がたや3つのカムフォロワーピン1bが係合している3本のカム溝部11bの不均一などで光軸直交方向に動いたとしても、第1保持筒ユニット1によって支持されている第2保持筒2の前端側が第1保持筒ユニット1に追従して動き、第1のレンズユニットL1と第2のレンズユニットL2との相対的な位置のずれ(光軸ずれ)を最小限に抑えることができる。
【0040】
そして、このような第2保持筒2の支持構造を採ることにより、第2保持筒2にガイドバーに対して長い嵌合長を有するスリーブ部を形成する必要はない。したがって、レンズ鏡筒の沈胴時の全長を短くすることができる。
【0041】
図6(a)は、第2保持筒2に取り付けられたカムフォロワーピン20とカム筒11に形成されたカム溝部11dとの関係を示した図である。カムフォロワーピン20のテーパーピン部20aは、カム筒11の内周面に形成された3本のカム溝部11dのうちの1本と常に係合し、カム筒11が回転することよりカム溝部11dからの力を受けて第2保持筒2を光軸方向に進退させる。
【0042】
ピン21にはカムフォロワーピン20のテーパーピン部20aに相当する部分がないため、第2保持筒2の光軸方向の位置は、カムフォロワーピン20とカム溝部11dとの係合でのみで決まる。
【0043】
なお、カムフォロワーピン20の軸部は、このカムフォロワーピン20を保持している延長部20cの内周側の面に取り付けられた板バネ22の付勢力によりカム溝部11dの方向に付勢されている。これにより、カムフォロワーピン20のテーパーピン部20aとカム溝部11dとの係合がたが防止される。
【0044】
但し、上記のようにカムフォロワーピン20とカム溝部11dとが係合しているだけでは、カメラの落下等により第2保持筒2に衝撃的な外力が加わると、カムフォロワーピン20だけに力が作用してカム溝部11dから外れる可能性がある。そこで、図6(b)に示すように、他の2本のピン21’に、カム溝部11dとは通常は係合しないテーパーピン部21a’を設け、カムフォロワーピン20がカム溝部11dから外れそうになると、2本のピン21’のテーパーピン部21a’がカム溝部11dと当接して、周方向3箇所で均等に第2保持筒2への力を受けるようにすると、カム溝部11dから外れを抑えることができ、衝撃に対して強くなる。
【0045】
さらに、図6(c),(d)に示すように、固定筒10の直進溝部10b内に段差10dを設け、3本のピン20,21に、図示のようなフランジ部20cをつけることにより、テーパーピン部に加わる力を固定筒10で受けるようにしてもよい。
【0046】
本実施形態では、第1保持筒ユニット1を固定筒10に対して光軸方向にガイドする3本の直進溝部1aを、第2保持筒2の前端側の光軸方向ガイドおよび光軸直交方向における位置決めを行う部分として兼用している。このため、高い機械的精度が必要であり、かつ第1保持筒ユニット1の機械的強度の低下をまねく直進溝部1aの本数を少なくすることができ、第1保持筒ユニット1の生産性および機械的強度の向上を図ることができると共に、共通の位置決め基準を有することになるため、第1および第2のレンズユニットL1,L2の相対位置精度をより向上させることができる。
【0047】
さらに、第2保持筒2の前端側の3つのキー2aと後端側のカムフォロワーピン20およびピン21とをそれぞれ同一の位相角度に配置しているので、固定筒10に設けられたキー10aと直進溝部10bとが同一角度位相に配置されることになる。固定筒10のフランジ部10cの内周側には、第2保持筒2に設けられたカムフォロワーピン20およびピン21を直進溝部10bに組み込むための切り欠きが形成されているが、切り欠き(直進溝部10b)とキー10aとが同一角度位相にないと、フランジ部10cにおける切り欠きよりも外周側の周方向につながった部分(接続部分)の厚み(径方向寸法)が薄くなり、固定筒10の前側部分の機械的強度が低下する。つまり、固定筒10が3箇所の接続部分の強度が弱いために撓んでしまう。
【0048】
しかし、本実施形態のように、キー10aと直進溝部10bとが同一角度位相に設けられることにより、キー10a自体も上記接続部分として機能し、接続部分の厚みを大きくすることができるため、該接続部分の機械的強度を向上させ、固定筒10の撓みを防止することができる。
【0049】
次に、図7を用いて、第1保持筒ユニット1の構成について説明する。図7は第1保持筒ユニット1の分解斜視図である。
【0050】
この図において、23は第1のレンズユニットL1を保持するレンズ保持枠であり、24は前述した3本の直進溝部1aが内周面に設けられている第1保持筒ユニット1の案内筒である。
【0051】
25はレンズ保持枠23と案内筒24との間に挟み込まれて、3本のビス26により固定される中間リングである。中間リング25は、レンズ保持枠23の周方向3箇所に設けられたビス止め部23aを受ける平面部25aと、その裏面に回転方向(矢印A方向)に厚さが変化するテーパー面25bを周方向3箇所に有する。3つのテーパー面25bは案内筒24の内側に形成された3つのテーパー面(テーパー面25bに対応するテーパーを有する面)24aに当接する。
【0052】
このため、中間リング25を光軸回りに回転させると、テーパー面25bの厚さの変化によってレンズ保持枠23が光軸方向に変位し、第1保持筒ユニット1内での第1のレンズユニットL1の光軸方向位置を調節することができる。
【0053】
また、ビス26はビス止め部23aとは光軸直交方向においてがたを有しており、中間リング25の平面部25a上でビス止め部23aをスライドさせることで、第1保持筒ユニット1内での第1のレンズユニットL1の光軸直交方向位置を調節することができる。
【0054】
本実施形態のように、4レンズユニット構成の変倍光学系は変倍率が大きく(例えば6倍以上、特に10倍以上)、各レンズユニットに求められる位置精度の要求が特に高いので、求められる光学性能を確保するために、第1のレンズユニットL1を光軸方向および光軸直交方向に調節可能な構成としている。
【0055】
レンズ保持枠23、案内筒24および中間リング25は、第1のレンズユニットL1の光軸方向および光軸直交方向の位置調節後に、3本のビス26で一体化される。
【0056】
27は余分な開口部を塞ぐための前マスクであり、ビス29により案内筒24に固定される。28はビス29を覆い隠すための化粧板であり、接着等により前マスク27に固定される。
【0057】
図8は、振れ補正機能を有する本実施形態のレンズ鏡筒を搭載した撮影装置の全体的な電気回路構成を示すシステム図である。以下、この電気回路について図1を併せ用いて説明する。
【0058】
光学ローパスフィルタ50は、被写体の空間周波数の高域成分を除去する。撮像素子51は、ピント面に形成された光学像を電気信号に変換する。撮像素子51から読み出された電気信号aは、カメラ信号処理回路52にて各種処理がなされ、画像信号bとして出力される。
【0059】
53はレンズ駆動を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)である。電源投入時に、マイコン53はフォーカスリセット回路54およびズームリセット回路55の出力を監視しながら、フォーカスモータ駆動回路56およびズームモータ駆動回路57を通じて、それぞれステッピングモータからなるフォーカスモータユニット14およびズームモータユニット15を回転させ、各レンズユニットを光軸方向に移動させて焦点調節および変倍を行わせる。
【0060】
フォーカスリセット回路54およびズームリセット回路55は、前述したフォーカスリセットスイッチ16およびズームリセットスイッチ17を有して構成されており、フォーカスリセット回路54およびズームリセット回路55からの出力は、フォーカスリセットスイッチ16およびズームリセットスイッチ17の投光部と受光部との間に遮光部4cおよび18aが進退し、遮光状態と透光状態との境界になったときに反転する。この出力反転時の第4保持筒4の光軸方向位置およびカム筒11の回転位置を基準として、以後の各モータユニット14,15の駆動ステップ数をマイコン53内でカウントすることにより、マイコン53は各レンズユニットの絶対位置を検出することができる。これにより、正確な焦点離情報が得られる。この一連の動作をフォーカスおよびズームのリセット動作と称する。
【0061】
58は絞りユニット13を駆動する絞り駆動回路であり、マイコン53に取り込まれた映像信号の明るさ情報bに基づいて、絞りアクチュエータ13aを駆動し、絞り開口径を制御する。
【0062】
59および60はレンズ鏡筒又はカメラ本体に設けられ、カメラのPITCH方向(縦方向)の傾き角およびYAW方向(横方向)の傾き角に応じた信号を出力する角度検出回路である。傾き角の検出は、振動ジャイロ等の角速度センサの出力を積分して行われる。
【0063】
両角度検出回路59,60の出力、すなわちカメラの傾き角度の情報は、マイコン53に取り込まれる。61および62は像振れ補正を行なうために第3のレンズユニットL3を光軸直交方向にシフト移動させるための、PITCH(縦方向)およびYAW(横方向)コイル駆動回路である。各コイル駆動回路61,62は、マグネットを含む磁気回路のギャップにコイルを配置し、いわゆるムービングコイルの構成により第3のレンズユニットL3をシフトさせる駆動力を発生させる。
【0064】
63および64は第3のレンズユニットL3の光軸に対するシフト量を検出するためのPITCH(縦方向)およびYAW(横方向)位置検出回路である。各位置検出回路63,64からのシフト量情報は、マイコン53に取り込まれる。
第3のレンズユニットL3が光軸直交方向にシフト移動すると、この第3のレンズユニットL3を通過する光束の光軸が曲げられて、撮像素子51上に結像している被写体像の位置が移動する。このときの像の移動量を、実際にカメラが傾いたことによって像が移動する方向とは逆方向に同じ量だけ移動するように第3のレンズユニットL3のシフト移動をマイコン53で制御することによって、カメラが手振れ等で傾いても、撮像素子51上に結像している像が動かない、いわゆる像振れ補正を実現できる。
【0065】
マイコン53は、PITCH角度検出回路59およびYAW角度検出回路60により得られたカメラの傾き角信号から、PITCH位置検出回路63およびYAW位置検出回路64から得られた第3のレンズユニットL3のシフト量信号をそれぞれ差し引いて、それぞれの差分信号を増幅し、さらに適当な位相補償を行なうことにより得られた駆動信号をPITCHコイル駆動回路61およびYAWコイル駆動回路62に送出する。これにより、PITCHコイル駆動回路61およびYAWコイル駆動回路62は第3のレンズユニットL3をシフト駆動する。
この制御により、上記の差分信号がより小さくなるように第3のレンズユニットL3の位置制御が行なわれ、目標位置に保たれる。
【0066】
さらに、本実施形態では、第1〜第3レンズユニットL1〜L3の相対移動により変倍動作を行っているので、第3のレンズユニットL3のシフト量に対する像の移動量が焦点距離によって変化してしまうので、PITCH角度検出回路59およびYAW角度検出回路60によって得られるカメラの傾き信号でそのまま第3のレンズユニットL3のシフト量を決定せず、焦点距離情報により補正を行なってカメラの傾きによる像の動きを第3のレンズユニットL3のシフトによりキャンセルする構成となっている。
【0067】
(実施形態2)
図9には、本発明の実施形態2であるレンズ鏡筒における、第1および第2のレンズユニットL1,L2の支持構成に関連する部品の分解斜視図である。本実施形態の変倍撮影光学系の構成は実施形態1と同じである。
【0068】
図9において、101は第1のレンズユニットL1を保持する第1保持筒ユニット、102は第2のレンズユニットL2を保持する第2保持筒、110は固定筒、111はカム筒であり、基本構成は実施形態1と同等である。このため、実施形態1と共通する部分の詳しい説明は省略する。
【0069】
第1保持筒ユニット101は、実施形態1と同様の構成により、固定筒110およびカム筒111によって光軸直交方向にて支持され、かつ光軸方向にガイドされる。すなわち、固定筒110の前端のフランジ部110cの周方向3箇所に形成されたキー(支持部)110aが第1保持筒ユニット101の内周面に形成された3本の直進溝部101bに係合し、第1保持筒ユニット101の内周面における周方向3箇所に設けられたカムフォロワーピン101bおよび耐衝撃用ピン101cがカム筒11の外周面に設けられた3本のカム溝部111b,111cに係合している。このため、第1保持筒ユニット101の倒れが確実に抑制される。
【0070】
第2保持筒102は、その延長部102cの後端側が、周方向に均等角度間隔で配置された3つのピン(カムフォロワーピン120および2つのピン121:第2の被支持部)を介して固定筒110の直進溝部110bにより光軸直交方向にて位置決めされるよう支持されるとともに、光軸方向にガイドされる。
【0071】
また、第2保持筒102の前端側には、周方向において上記3つのピンとは異なる角度位相に3つのキー(第1の被支持部)102aが形成されている。これらキー102aを、第1保持筒ユニット101の内周面に、その周方向において上記3本の直進溝101aとは異なる角度位相に光軸方向に延びるように形成された3本の直進溝部101dにそれぞれ係合させることにより、第2保持筒102の前端側は、第1保持筒ユニット101によって該第1保持筒ユニット101対して光軸直交方向の位置決めがなされるように支持されているとともに、光軸方向にガイドされる。
【0072】
このように、本実施形態においても、実施形態1と同様に、第1保持筒ユニット1および第2保持筒2はいずれも固定筒10を基準としてその光軸直交方向位置が決められ、カム筒11又は第1保持筒ユニット1によっても光軸直交方向位置が決められていることから、第1および第2のレンズユニットL1,L2のレンズ鏡筒における設計光軸に対する倒れが確実に抑制される。
【0073】
また、第2保持筒2は、その前端側において第1保持筒ユニット1により支持されて第1保持筒ユニット1に対する光軸直交方向の位置が決められるとともに、その後端側において固定筒10により支持されて固定筒10に対する光軸直交方向の位置が決められている。このため、第1のレンズユニットL1と第2のレンズユニットL2との相対的な位置のずれ(光軸ずれ)を最小限に抑えることができる。
【0074】
さらに、本実施形態では、固定筒110において第1保持筒ユニット101の支持およびガイドをするキー110aと第2保持筒102のキー102aの角度位相をずらすことで、キー102aを固定筒110の前端に形成した凹部(収容部)110e内に収納することができるようにし、沈胴時のレンズ鏡筒の全長を実施形態1よりもさらに短縮化することができるようにしている。
【0075】
なお、本実施形態では、第2保持筒102の円筒部分上にキー102aを設けた場合について説明したが、円筒部分上に光軸方向前方に延びる延長部を設け、該延長部の前端にキーを設けるようにしてもよい。
【0076】
(実施形態3)
図10および図11(a),(b),(c)は、本発明の実施形態3であるレンズ鏡筒のうち実施形態1と同様の4レンズユニット構成の変倍撮影光学系における第3および第4のレンズユニットL3,L4の支持構成に関連する部品の分解斜視図である。なお、本実施形態の変倍撮影光学系では、第3のレンズユニットL3をシフトさせて像振れ補正を行う機能は備えていない。
【0077】
図10において、201は第3のレンズユニットL3を保持する第3保持筒(第1のレンズ保持部材)、202は第4レンズユニットL4を保持する第4保持筒(第2のレンズ保持部材)である。210は固定筒、211は固定筒210の外周で回転するカム筒である。209は後部枠であり、固定筒210に図示しない3本のビスにより一体的に結合されて、固定筒210の一部をなす。また、図示していないが、実施形態1にて説明したフォーカスモータユニット14のリードスクリュー14aが本実施形態における第4保持筒202の駆動部材となる。
【0078】
第3保持筒201において、第3のレンズユニットL3を保持する円筒部分の後端には径方向外方に張り出すフランジ部201cが形成されている。また、フランジ部201cの周方向における均等角度間隔の3箇所には、後方に延びる延長部201dが形成されており、各延長部201dの後端には、テーパーピン部201eと円筒ピン部201fとを有するカムフォロワーピン201aが設けられている。
【0079】
カムフォロワーピン201aの円筒ピン部201fは、固定筒210の後部に形成された3本の直進溝部(支持部)210aと係合する。これにより、第3保持筒201は固定筒210に対して光軸直交方向に位置決めされるよう支持され、かつ該直進溝210aに沿って光軸方向にガイドされる。また、カムフォロワーピン201aのテーパーピン部201eがカム筒211の内周面に形成された3本のカム溝部(図示せず)と係合することで、第3保持筒201の倒れが抑制されるとともに、カム筒211の回転によって該カム溝部から力を受けた第3保持筒201は光軸方向に駆動される。
【0080】
第4保持筒202の第4レンズユニットL4を保持する円筒部における周方向にて均等角度間隔の3箇所には、径方向外方に張り出す脚部202cが形成されており、各脚部202cには、光軸を中心とした放射方向に若干長い長穴部(第2の被支持部)202aが形成されている。これら長穴部202aには、後部枠209の周方向にて均等角度間隔の3箇所から前方に向かって光軸に略平行に延びるよう固定されたガイドバー209aが挿入され、ガイドバー209aと長穴部202aの内側面とが係合する。これにより、第4保持筒202は後部枠209(つまりは固定筒210)により、該後部枠209に対して光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、またガイドバー209aに沿って光軸方向にガイドされる。
【0081】
また、第4保持筒202の円筒部における周方向にて均等角度間隔の3箇所(但し、脚部202cとは位相が異なる位置)には、前方に向かって光軸に略平行に延びるガイド部(第1の被支持部)202bが形成されている。これらガイド部202bは、第3保持筒201のフランジ部201cの周方向3箇所に形成されたガイド穴部201bに貫通係合する。これにより、第4保持筒202の前端側は、第3保持筒201により、該第3保持筒201に対して光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、かつ光軸方向にガイドされる。
【0082】
なお、ガイド部202b(およびガイド穴部201b)の断面形状は、ガイド部202bの剛性を高め、かつガイド部202bを光軸方向に確実にガイドするためにT字形状となっている。
【0083】
図11(a),(b),(c)は、第3保持筒201と第4保持筒202と後部枠209との、組み立てられた状態での位置関係を示した図である。図11(a)は第3保持筒201と第4保持筒202とが共に最も後退した沈胴状態を示し、図11(b)は第3保持筒201が最も繰り出したWIDE端状態を示している。また、図11(c)は第3保持筒201と第4保持筒202とが共に最も繰り出したTELE端状態を示している。
【0084】
これらの図からも分かるように、本実施形態では、第3保持筒201および第4保持筒202はいずれも固定筒210(固定筒210又はその一部をなす後部枠209のガイドバー209a)を基準としてその光軸直交方向位置が決められ、カム筒211又は第3保持筒201によっても光軸直交方向位置が決められていることから、第3および第4のレンズユニットL3,L4のレンズ鏡筒における設計光軸に対する倒れが確実に抑制される。
【0085】
また、第4保持筒202は、光軸方向前後に離間した位置で、固定筒210の一部をなす後部枠209(ガイドバー209a)と第3保持筒201とにより光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、レンズ鏡筒の光軸に対する倒れが抑制されているので、第3保持筒201が、カムフォロワーピン201aと固定筒210の直進溝部210aとの係合がたや3つのカムフォロワーピン201aが係合している3本のカム溝部の不均一などで光軸直交方向に動いたとしても、第3保持筒201によって支持されている第4保持筒202の前端側が第3保持筒201に追従して動くため、第3のレンズユニットL3と第4のレンズユニットL4との相対的な位置のずれ(光軸ずれ)を最小限に抑えることができる。
【0086】
さらに、本実施形態では、第4保持筒202を支持するために片端支持されたガイドバー209aを用いているが、ガイドバー209aを周方向3箇所に設け、かつ第4保持筒202の前端側が第3保持筒201によって支持されているため、ガイドバー209aの撓みによる第4保持筒202の倒れのおそれが少なく、また第4保持筒202にガイドバー209aに嵌合する光軸方向に長いスリーブ部を設けなくても第4保持筒202の倒れを抑制することができる。したがって、沈胴時におけるレンズ鏡筒の全長を短くすることができる。
【0087】
(実施形態4)
図12には、本発明の実施形態4であるレンズ鏡筒のうち実施形態1と同様の4レンズユニット構成の変倍撮影光学系における第3および第4のレンズユニットL3,L4の支持構成に関連する部品の分解斜視図を示している。なお、本実施形態の変倍撮影光学系でも、第3のレンズユニットL3をシフトさせて像振れ補正を行う機能は備えていない。
【0088】
図12において、301は第3のレンズユニットL3を保持する第3保持筒(第1のレンズ保持部材)、302は第4レンズユニットL4を保持する第4保持筒(第2のレンズ保持部材)である。310は固定筒、311は固定筒310の外周で回転するカム筒である。309は後部枠であり、固定筒310に図示しない3本のビスにより一体的に結合されて、固定筒310の一部をなす。また、図示していないが、実施形態1にて説明したフォーカスモータユニット14のリードスクリュー14aが本実施形態における第4保持筒302の駆動部材となる。
【0089】
第3保持筒301において、第3のレンズユニットL3を保持する円筒部分の後端には径方向外方に張り出すフランジ部301cが形成されている。また、フランジ部301cの周方向における均等角度間隔の3箇所には、後方に延びる延長部301dが形成され、各延長部301dの後端には、テーパーピン部301eと円筒ピン部301fとを有するカムフォロワーピン301aが設けられている。
【0090】
カムフォロワーピン301aの円筒ピン部301fは固定筒310の後部に形成された3本の直進溝部(支持部)310aと係合している。これにより、第3保持筒301は、固定筒310に対して光軸直交方向に位置決めされるよう支持され、かつ該直進溝310aに沿って光軸方向にガイドされる。また、カムフォロワーピン301aのテーパーピン部301eがカム筒311の内周面に形成された3本のカム溝部(図示せず)と係合することで、第3保持筒301の倒れが抑制されるとともに、カム筒211の回転によって該カム溝部から力を受けた第3保持筒301は光軸方向に駆動される。
【0091】
第4保持筒302の第4レンズユニットL4を保持する円筒部における光軸を挟んで対向する2箇所には、径方向外方に張り出す脚部302cが形成されており、一方の脚部302cには円形の穴部(第2の被支持部)302aが形成され、他方の脚部302cには光軸から該他方の脚部302c側に延びる径方向に若干長い長穴部(第2の被支持部)302a’が形成されている。
【0092】
これら穴部302aおよび長穴部302a’には、後部枠309における光軸を挟んで対向する2箇所から前方に向かって光軸に略平行に延びるよう固定されたガイドバー309aが挿入される。ガイドバー309aと穴部302aとは嵌合し、ガイドバー309aと長穴部302a’の内側面とが係合する。これにより、第4保持筒302は、後部枠309(つまりは固定筒310)により、該後部枠309に対して光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、またガイドバー309aに沿って光軸方向にガイドされる。
【0093】
また、第4保持筒302の円筒部における周方向にて均等角度間隔の3箇所(但し、脚部302cとは位相が異なる位置)には、前方に向かって光軸に略平行に延びる延長部303dが形成されている。これら延長部302dは、第3保持筒301のフランジ部301cの周方向3箇所に形成された穴部301gを貫通する。また、各延長部302dの前端内側には、円筒ピン(第1の被支持部)302bが設けられている。
【0094】
一方、第3保持筒301において、第3のレンズユニットL3の円筒部における周方向にて均等角度間隔の3箇所(穴部301gと同位相の位置)には、光軸方向に延びるガイドレール部301bが形成されている。このガイドレール部301bには、穴部301gを貫通した第4保持筒302の延長部303dに設けられた円筒ピン302bが係合する。
【0095】
これにより、第4保持筒302の前端側は、第3保持筒301により、該第3保持筒301に対して光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、かつ光軸方向にガイドされる。
【0096】
図13(a),(b),(c)は、第3保持筒301と第4保持筒302と後部枠309との、組み立てられた状態での位置関係を示した図である。図13(a)は第3保持筒301と第4保持筒302とが共に最も後退した沈胴状態を示し、図13(b)は第3保持筒301が最も繰り出したWIDE端状態を示している。また、図13(c)は第3保持筒301と第4保持筒302とが共に最も繰り出したTELE端状態を示している。
【0097】
これらの図からも分かるように、本実施形態では、第3保持筒301および第4保持筒302はいずれも固定筒310(固定筒310又はその一部をなす後部枠309のガイドバー309a)を基準としてその光軸直交方向位置が決められ、カム筒311又は第3保持筒301によっても光軸直交方向位置が決められていることから、第3および第4のレンズユニットL3,L4のレンズ鏡筒における設計光軸に対する倒れが確実に抑制される。
【0098】
また、第4保持筒302は、光軸方向前後に離間した位置で、固定筒310の一部をなす後部枠309(ガイドバー309a)と第3保持筒301とにより光軸直交方向にて位置決めされるよう支持され、レンズ鏡筒の光軸に対する倒れが抑制されているので、第3保持筒301が、カムフォロワーピン301aと固定筒310の直進溝部310aとの係合がたや3つのカムフォロワーピン301aが係合している3本のカム溝部の不均一などで光軸直交方向に動いたとしても、第3保持筒301によって支持されている第4保持筒302の前端側が第3保持筒301に追従して動き、第3のレンズユニットL3と第4のレンズユニットL4との相対的な位置のずれ(光軸ずれ)を最小限に抑えることができる。
【0099】
さらに、本実施形態では、第4保持筒302を支持するために片端支持されたガイドバー309aを用いているが、ガイドバー309aを周方向2箇所に設け、かつ第4保持筒302の前端側が第3保持筒301によって支持されているため、ガイドバー309aの撓みによる第4保持筒302の倒れのおそれが少なく、また第4保持筒302にガイドバー309aに嵌合する光軸方向に長いスリーブ部を設けなくても第4保持筒302の倒れを抑制することができる。したがって、沈胴時におけるレンズ鏡筒の全長を短くすることができる。
【0100】
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は上記各実施形態の構成に限定されるものではなく、請求項で示された構成であればどのようなものであってもよい。
【0101】
例えば、上記実施形態1,2では、第2保持筒2に凸部であるキーを設け、第1保持筒1に形成した凹部である直進溝部に係合させる場合について説明したが、本発明では、この凹凸関係を逆にし、第2保持筒2に凹部を設け、第1保持筒に凸部を設けてこれらを係合させるようにしてもよい。
【0102】
また、上記各実施形態では、レンズ一体型のカメラに用いられるレンズ装置について説明したが、本発明は、交換型のレンズ装置にも適用することができる。
【0103】
さらに、以上説明した各実施形態は、以下に示す各発明を実施した場合の一例でもあり、下記の各発明は上記各実施形態に様々な変更や改良が加えられて実施されるものである。
【0104】
〔発明1〕 装置本体を構成する固定部材と、
それぞれレンズユニットを保持し、前記固定部材に対して光軸方向に移動可能な第1および第2のレンズ保持部材と、
前記第1および第2のレンズ保持部材とそれぞれ係合し、これら第1および第2のレンズ保持部材をそれぞれ光軸方向に駆動する駆動部材とを有し、
前記固定部材に、前記第1のレンズ保持部材を光軸直交方向にて支持する支持部が設けられ、
前記第2のレンズ保持部材に、前記第1のレンズ保持部材により光軸直交方向にて支持される第1の被支持部と前記固定部材により光軸直交方向にて支持される第2の被支持部とが、互いに光軸方向に離間した位置に、かつ光軸回りでの少なくとも2箇所に設けられていることを特徴とするレンズ装置。
【0105】
これにより、第1および第2のレンズ保持部材は、固定部材を基準として光軸直交方向にて位置決めされるため、レンズ装置の設計光軸に対する各レンズユニットの光軸の位置精度を良好に保つことができる。しかも、第2のレンズ保持部材は、上述のように固定部材を基準としながら、第1のレンズ保持部材に対しても光軸直交方向にて位置決めされるので、第1のレンズユニットに対する第2のレンズユニットの相対的な光軸位置精度も良好に保つことができる。また、第2のレンズ保持部材は、固定部材および該固定部材と駆動部材とによって倒れが抑制された第1のレンズ保持部材よって、光軸方向に離間した位置で支持されるため、第2のレンズユニットはその移動領域の全域にわたって光軸位置精度を良好に維持することができる。
【0106】
そして、このような第2のレンズ保持部材の支持構造を採ることにより、第2のレンズ保持部材にガイドバーに対して長い嵌合長を有するスリーブ部を形成する必要がなくなり、レンズ装置の沈胴時の全長を短くすることができる。
【0107】
〔発明2〕 前記固定部材における前記第2のレンズ保持部材に設けられた前記第2の被支持部を支持する部分が、前記固定部材のうち前記第1および第2のレンズ保持部材を収容する周壁部分に形成されていることを特徴とする発明1に記載のレンズ装置。
【0108】
〔発明3〕 前記固定部材に設けられた前記支持部と前記第2のレンズ保持部材に設けられた前記第1の被支持部とが、前記第1のレンズ保持部材に光軸方向に延びるように形成された同一の溝部に係合することを特徴とする発明1又は2に記載のレンズ装置。
【0109】
これにより、第1のレンズ保持部材に上記支持部と第1の被支持部とを係合させる溝部を別々に形成する場合に比べて、固定部材の機械的強度の低下を抑えることができるとともに、第1のレンズ保持部材の製造を容易にすることができる。また、第1および第2のレンズユニットの相対的な光軸位置精度の向上も図ることができる。
【0110】
〔発明4〕 前記第2のレンズ保持部材に設けられた前記第1および第2の被支持部が光軸回りにおける同一位相に設けられていることを特徴とする発明1から3のいずれかに記載のレンズ装置。
【0111】
これにより、固定部材の機械的強度の向上を確保し易くなる。
【0112】
〔発明5〕 前記固定部材に、該固定部材側に移動した前記第2のレンズ保持部材の前記被支持部を光軸方向にて収容するための収容部が形成されていることを特徴とする発明1から4のいずれかに記載のレンズ装置。
【0113】
これにより、沈胴時にレンズ装置の全長をより短くすることができる。
【0114】
〔発明6〕 前記駆動部材が、前記固定部材に対して回転し、前記第1および前記第2のレンズ保持部材にそれぞれ設けられたカムフォロア部に係合してこれら第1および第2のレンズ保持部材を光軸方向に駆動するカム部が形成されたカム部材であることを特徴とする発明1から5のいずれかに記載のレンズ装置。
【0115】
〔発明7〕 前記第1のレンズ保持部材は、このレンズ装置が有する複数のレンズユニットのうち最前のレンズユニットを保持していることを特徴とする発明1から6のいずれかに記載のレンズ装置。
【0116】
〔発明8〕 前記第1および第2のレンズ保持部材は、変倍動作時にともに光軸方向に移動することを特徴とする発明1から7のいずれかに記載のレンズ装置。
【0117】
〔発明9〕 発明1から8のいずれかに記載のレンズ装置と、該レンズ装置により形成された被写体像を記録する記録手段とを有することを特徴とする撮像装置。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、沈胴時のレンズ装置の全長を短くすることができるとともに、第1および第2のレンズ保持部材を固定部材を基準として光軸直交方向にて位置決めすることにより、レンズ装置の設計光軸に対する各レンズユニットの光軸の位置精度を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1であるレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図2】上記実施形態1のレンズ鏡筒の断面図(沈胴時)。
【図3】上記実施形態1のレンズ鏡筒の断面図(WIDE端)。
【図4】上記実施形態1のレンズ鏡筒の断面図(TELE端)。
【図5】上記実施形態1のレンズ鏡筒における第1および第2のレンズ保持部材の支持構造を示す分解斜視図。
【図6】(a)は上記実施形態1のレンズ鏡筒における第2のレンズ保持部材と固定部材との係合関係を示す拡大断面図であり、(b)〜(d)は変形例のレンズ鏡筒における第2のレンズ保持部材と固定部材との係合関係を示す拡大断面図。
【図7】上記実施形態1のレンズ鏡筒における第1のレンズ保持部材の分解斜視図。
【図8】上記実施形態1のレンズ鏡筒を搭載したカメラのシステム図。
【図9】本発明の実施形態2であるレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図10】本発明の実施形態3であるレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図11】上記実施形態3のレンズ鏡筒の一部の組立状態における斜視図。
【図12】本発明の実施形態4であるレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図13】上記実施形態4のレンズ鏡筒の一部の組立状態における斜視図。
【符号の説明】
1 第1保持筒ユニット
1a 直進溝部
2 第2保持筒
2a キー
3 シフトユニット
4,202,302 第4保持筒
5,6,7,209a,309a ガイドバー
8 支持枠
9 後部鏡筒
10 固定筒
10b 直進溝部
10a キー
11 カム筒
11b,11c,11d,11e カム溝部
13 絞りユニット
14 フォーカスモータユニット
15 ズームモータユニット
20 カムフォロワーピン
21 ピン
201 第3保持筒

Claims (1)

  1. 装置本体を構成する固定部材と、
    それぞれレンズユニットを保持し、前記固定部材に対して光軸方向に移動可能な第1および第2のレンズ保持部材と、
    前記第1および第2のレンズ保持部材をそれぞれ光軸方向に駆動する駆動部材とを有し、
    前記固定部材に、前記第1のレンズ保持部材を光軸直交方向にて支持する支持部が設けられ、
    前記第2のレンズ保持部材に、前記第1のレンズ保持部材により光軸直交方向にて支持される第1の被支持部と前記固定部材により光軸直交方向にて支持される第2の被支持部とが設けられていることを特徴とするレンズ装置。
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