JP6630226B2 - 撮像モジュールおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像モジュールおよび撮像装置に関する。
撮像モジュールを備えた車載用の撮像装置としては、例えば、特許文献1に記載のような構成が知られている。特許文献1に記載の撮像モジュールは、光を電気信号に変換する撮像素子が搭載され、貫通孔を有した撮像基板と、撮像素子に被写体光を集光するレンズ部材と、貫通孔に挿入された状態で撮像基板と接着されるとともにレンズ部材と接着されて、撮像基板とレンズ部材とを所定の間隙を維持して重ね合わせた状態で固定する支持ピンとを具備している。支持ピンは撮像基板に半田で接着されており、樹脂等の接着剤を用いて接着することも記載されている。
特開2007−174358号公報
しかしながら、貫通孔に挿入された支持ピンを接着剤により撮像基板に接着する構成の場合、接着剤の塗布形状のばらつきが原因で、温度変化等による接着剤の膨張収縮により光軸がずれるおそれがあった。
本発明の第1の態様による撮像モジュールは、撮像素子が実装され、貫通孔が形成された基板と、前記貫通孔を貫通するように挿通される支持ピンを有し、前記撮像素子に被写体像を結像する光学系を保持する保持部と、前記貫通孔に設けられ、前記基板と前記支持ピンとを固定する接着剤と、を備え、前記支持ピンの少なくとも先端部分は、ピン根元側からピン先端に向けて先細りの形状であ前記先端部分の先端を含む少なくとも一部に、前記接着剤の付着を防止する被膜が形成されている。
本発明によれば、接着剤の膨張収縮によるフォーカスずれを低減することができる。
図1は、多眼撮像装置の概略構成を示す図である。 図2は、撮像モジュールの断面図である。 図3は、比較例を説明する図である。 図4は、第1の実施の形態における支持ピンを説明する図である。 図5は、支持ピンの形状の他の例を示す図である。 図6は、支持ピンの変形例を示す図である。 図7は、支持ピンの他の変形例を示す図である。 図8は、第2の実施の形態を説明する図である。 図9は、接着剤形状の形成方法の一例を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、撮像装置の一例である車載用の多眼撮像装置100の概略構成を示す図である。この多眼撮像装置100は、センターボディ130の両端に2台の撮像モジュール110を備えている。2台の撮像モジュール110は互いの光軸が凡そ平行であり、所定の距離(基線長)だけ離れた位置に設置されている。多眼撮像装置100では、2台の撮像モジュール110から得られた画像の視差から、物体との距離を求めることができる。
センターボディ130の両端には、撮像モジュール110のモジュールホルダ111がそれぞれ設けられている。モジュールホルダ111は、ベース部111aと筒部111bとを備える。筒部111bにはレンズを備えたレンズ鏡筒112が装着されている。レンズ鏡筒112の背面側には、撮像素子5等を搭載する基板2が固定される。撮像素子5は、CCDやCMOS等により構成される。
センターボディ130には、画像処理IC131、マイコン132およびコネクタ133等が設けられている。画像処理IC131は、撮像モジュール110との間で各種の制御信号やアナログ撮像信号の送受信を行い、受信したアナログ撮像信号をデジタル信号に変換して、撮像された対象物までの距離や大きさ等の算出を行う。マイコン132は、画像処理IC131を制御する制御回路である。コネクタ133は、電源を供給するとともに、画像処理IC131により処理された撮像画像等を外部機器に出力する。
図2は、撮像モジュール110のレンズ鏡筒112および基板2を示す断面図である。レンズ鏡筒112は、1以上のレンズ6と、レンズ6を保持する保持部113とを備えている。保持部113は、筒部113aと、支持ピン114が設けられたベース部113bとを備えている。支持ピン114はベース部113bと一体に形成されても良いし、別体でも良い。撮像素子5が搭載された基板2には、支持ピン114が挿通される貫通孔20が形成されている。支持ピン114と基板2とは、貫通孔20に設けられた接着剤4によって固定される。接着剤4には、例えば、紫外線硬化型の接着剤が用いられる。
支持ピン114と基板2との接着固定作業においては、貫通孔20の部分に接着剤を塗布しておき、そこへ支持ピン114の先端を挿入し、レンズの焦点と撮像面とが一致するように基板2に対してレンズ鏡筒112の位置を調整する。そして、位置調整後に、接着剤4の部分にUV光を照射して接着剤4を硬化させる。
なお、図2に示す例では、接着剤4とは別に、ベース部113bと基板2との隙間を封止するように、接着剤7が撮像素子5を囲むように設けられている。この接着剤7は接着剤4の硬化後に追加的に施されるもので、強度の保持や信頼性をさらに向上させることができる。
図2に示す実施形態では、支持ピン114の形状に特徴がある。まず、図3の比較例を用いて、従来の問題点について説明する。従来の撮像モジュールの場合、支持ピン214は円柱状のピンであって、先端面214aは平面状になっているのが一般的である。本実施の形態では、基板2の貫通孔20に接着剤を配置した後に、貫通孔20に支持ピン214を挿入する。そして、UV光を照射して接着剤4を硬化させるようにしている。
なお、このように貫通孔20に支持ピン214を挿入した後に接着剤4を注入するのではなく、貫通孔20に接着剤4を注入した後に支持ピン214を挿入するようにしているのは、以下のような理由からである。貫通孔20に支持ピン214を挿入した後に接着剤4を注入する構成の場合、注入作業の作業スペースの制約により、注入作業が非常に難しい。そのため、製造コストの上昇を招く。また、貫通孔20と支持ピン114との隙間は比較的小さいため、その隙間内に粘性の比較的高い接着剤4を注入するので、十分に注入できずに空隙が発生しやすい。
このように、貫通孔20に接着剤4を配置した後に支持ピン214を挿入する場合に、円柱状の支持ピン214の先端面214aが平坦であると、図3(b)に示すように貫通孔20内の接着剤が支持ピン214の先端面214aにより押し出され、その周囲の接着剤4も引きずられるように裏面側に盛り上がるようになる。すなわち、ピン先端の全体に接着剤4が付着した形状となる。その結果、接着剤4のフィレット40が、支持ピン214と貫通孔20との間に形成されることになる。また、図3(c)に示すように、支持ピン214が接着剤4の部分を貫通した場合には、先端面214aの上に多量の接着剤4が付着して、貫通孔20内の接着剤4が不足気味になってしまう。
図3(b)に示すように接着剤4のフィレット40が形成されると、例えば、環境温度の低下で接着剤4が収縮した場合、矢印F1,F2で示すような力が支持ピン214の接着部に発生する。その力はフィレット40が大きいほど大きく、支持ピン214の軸方向の位置ズレ量も大きくなり、光学系のフォーカスずれが問題となる。支持ピン214のように先端が平坦である場合、先端面214aによって接着剤4が押し出され、それに引きずられるようにフィレット40が形成されるので、フィレット40が大きくなりやすい。特に、図3(b)のように支持ピン214の先端部分が覆われるように接着剤4が突出すると、支持ピン214の上方への移動量も大きくなる。このような支持ピン114の移動は、接着剤4が硬化する際においても発生する。逆に、環境温度の上昇により接着剤4が膨張した場合、収縮の場合と逆方向の力が発生し、レンズ6が撮像素子5に近づく方向に位置ズレすることになる。
一方、図3(c)に示す場合、貫通孔20内の接着剤の量が減少することになる。その結果、接着強度が確保できず、信頼性が保持できない可能性があり、強度が弱いことを起因とするレンズの微小な動きで光軸ずれが発生する可能性がある。
図4は、撮像モジュール110の支持ピン114を説明する図である。支持ピン114は、先端部分114aがピン根元側からピン先端に向けて先細りの形状になっている。具体的には、先端部分114aは下側に窄まるような円錐形状になっている。そのため、支持ピン114の先端の面積が図3に示した支持ピン214に比べて小さくなり、接着剤4の下面42が貫通孔20の下側の開口面20bよりも大きく突出する前に、支持ピン114の先端が接着剤4を貫通することになる。
その結果、接着剤4が支持ピン114の先端部分を覆うように突出するのを防止することができる。さらに、接着剤4の下面42の開口面20bからの突出、すなわちフィレット40の大きさを小さく抑えることができる。その結果、接着剤4の上面41が貫通孔20内へ引きずり込まれる程度も小さくなる。よって、接着剤4の膨張収縮による支持ピン114の図示下方または図示上方への移動量を、従来に比べて小さく抑えることができる。接着剤の膨張収縮は温度変化や湿度変化によって生じるが、図4のような構造にすることにより温度変化や湿度変化による移動量を小さく押さえることが出来るため製品動作時に製品自体の温度が上昇した場合でも、接着部での位置ずれを抑えることが出来る。つまり、製品の温度特性が向上する。
図4に示す支持ピン114の形状は、ピン根元側からピン先端に向けて先細りとなる形状の一例であり、例えば、図5に示すような形状であっても良い。上述した図4に示す支持ピン114では、先端部分114aの先端が尖っていたが、図5(a)に示す支持ピン114の場合には、先端部分114aの先端は平面状になっている。この場合も、図3に示す円柱状の支持ピン214の先端面214aと比べて、先端面114bの面積を十分小さくすることができる。その結果、支持ピン114の先端が接着剤4を貫通しやすくなり、図3(b)のように支持ピン114の先端が接着剤4で覆われるのを防止することができる。さらに、接着剤4の下面42が下方向に大きく突出する前に支持ピン114の先端が下面42を貫通するので、図3(b)の場合に比べてフィレット40の大きさを小さく抑えることができる。その結果、接着剤4が膨張収縮した場合の支持ピン114の軸方向のズレを小さく抑えることができる。
図5(b)に示す支持ピン114の場合、図4の場合と比べて円錐形状を成す先端部分114aの高さを小さく抑えている。この場合も、図4に示す支持ピン114に比べると先端部分の角度αは大きいが、支持ピン214のように円柱状ピンに比べて接着剤4を貫通しやすいので、接着剤4によってピン先端部が覆われるのを防止できると共に、接着剤4の開口面20b(図4参照)からの突出を抑制することができる。その結果、接着剤4が膨張収縮した場合の支持ピン114の軸方向の移動を低減することができる。
図5(c)に示す支持ピン114の場合、円柱状の支持ピン114の先端部分114aを斜めにカットしたような形状となっている。カット面114cは長円形状になっている。この場合も、先端部分114aは先端に向けて先細り形状であるため接着剤4を貫通しやすい。そのため、ピン先端部が覆われるように接着剤4が形成されるのを防止できると共に、接着剤4の開口面20b(図4参照)からの突出が抑制され、接着剤4の膨張収縮に伴う支持ピン114の軸方向のズレを低減することができる。
図6は、支持ピン114の変形例を示す図である。図6に示す支持ピン114は、図5(b)に示した支持ピン114にリング状の溝114dを形成したものである。矢印Aのように支持ピン114を図示下方に押し下げると、先端部分114aが接着剤4を貫通し、接着剤4の下面42が下方に盛り上がった状態となり、フィレット40が形成される。
この状態から支持ピン114をさらに下げると、フィレット40の部分も下方に引きずられつつ上方に戻ろうとする力が働く。このとき、支持ピン114の周面に溝114dが形成されていると、この部分で急激に径寸法が細くなるので、支持ピン114に付着しようとする力が小さくなり、図6(b)に示すように、下面42が上方に移動しやすくなる。その結果、フィレット40の部分が小さくなり、接着剤4が膨張収縮した際の支持ピン114の軸方向の移動を小さく抑えることができる。
図7は、他の変形例を示す図である。図7は支持ピン114の断面を示す図であり、(a)〜(d)の断面形状は、図5の(a)〜(c)に示した支持ピン114の断面形状に対応している。図7に示す変形例では、さらに、支持ピン114の先端を含む先端部分114aの少なくとも一部に、接着剤4の付着を防止する被膜115を形成した。図7に示す例では、符号Bで示す範囲に被膜115を形成した。
このように、範囲Bに接着剤4の付着を防止する濡性の低い物質から成る被膜115を形成することで、この部分に接着剤4が付着し難くなる。その結果、図4に示すフィレット40の大きさをより小さくすることができ、接着剤4の膨張収縮に伴う支持ピン114の軸方向の移動を抑制することができる。
被膜115としては種々のものが考えられ、例えば、フッ素樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、メラミン樹脂系の材料があるが、接着剤4をはじくことが出来るようなものであれば材質は問わない。また、被膜115の形成方法としては、塗装、プラズマ処理やオゾン処理などの一般的な表面処理が考えられる。
上述したように、第1の実施の形態では、撮像モジュール110は、撮像素子5が実装され、貫通孔20が形成された基板2と、貫通孔20を貫通するように挿通される支持ピン114を有し、撮像素子5に被写体像を結像するレンズ6を保持する保持部113と、貫通孔20に設けられ、基板2と支持ピン114とを固定する接着剤4と、を備え、支持ピン114の少なくとも先端部分114aは、ピン根元側からピン先端に向けて先細りの形状である。
このように支持ピン114の先端部分114aの形状を先端に向けて先細り形状とすることによって、先端部分114aが接着剤4を貫通しやすくなる。それにより、図3(b)のように支持ピン114の先端を含む領域が接着剤4によって覆われてしまう状況を回避することができ、支持ピン114から貫通孔20の縁にかけて形成される接着剤4のフィレット40を低減することが可能となる。その結果、接着剤4の膨張収縮による支持ピン114の軸方向の移動を低減することができる。
さらに、図7に示すように、支持ピン114の先端部分114aの先端を含む少なくとも一部に、接着剤4の付着を防止する被膜(例えば、フッ素樹脂系の被膜)115を形成するのが好ましい。それにより、支持ピン114の先端が接着剤4で覆われてしまうのを防止する効果がより高まり、接着剤4の膨張収縮による支持ピン114の軸方向の移動を低減することができる。
また、図2に示す構成では、保持部113と支持ピン114とを一体に形成したが、別体であっても構わない。例えば、保持部113と支持ピン114とを樹脂等により一体成形することで、コスト低減を図ることができる。
なお、図2に示すように、上述したような支持ピン114を貫通孔20に通して基板2と接着した状態で、接着剤7が撮像素子5を囲むように備えられている構成とすることで、信頼性試験後の軸方向への位置ずれ量や、温度に依存した軸方向への位置ずれ量を小さく抑えることができる。また、接着剤4を硬化させた際に支持ピン114の位置が貫通孔20の中心からずれてしまった場合においても、支持ピン114を用いた基板2への接着に加えて接着剤7を併用していることで、基板平面方向や軸方向への位置ずれを抑制することができるため、温度特性や信頼性試験後の位置ずれに影響を与えない。
−第2の実施の形態−
図8は第2の実施の形態を説明する図であり、支持ピン114と基板2との固定部(接着部)を示したものである。なお、支持ピン114の形状は、図5(b)に示したものと同様の形状である。そのため、支持ピン114の先端部分が接着剤4の下面42を貫通し、支持ピン114の先端が接着剤4で覆われていない。さらに、図8に示す例では、接着剤4は、図示下側の開口面20bから下方向に突出しているだけでなく、図示上側の開口面20aから上方に突出している。すなわち、開口面20a,20bの外側にフィレット40a,40bが形成されている。言い換えると、支持ピン114の外周面における接着剤4の接触面積S1と、基板2の断面を支持ピン114の外周面に投影した場合の投影面積S2と、を比較した場合、S1>S2となっている。
上述したように、接着剤4の上側および下側にフィレット40a,40bがあると、接着剤4が膨張収縮したときのフィレット40a,40bによる接着部に働く力は、互いに逆向きになる。すなわち、接着剤4が収縮する場合には、図8に示すように下側のフィレット40bによる力F3の向きは図示上方となり、フィレット40aによる力F4の向きは図示下側となる。一方、接着剤4が膨張する場合には、力の向きはそれぞれ逆方向となる。いずれの場合も、力F3と力F4とは打ち消しあう向きとなるので、接着剤4が膨張収縮した場合の、支持ピン114の軸方向の移動を小さく抑えることができる。例えば、フィレット40a,40bの大きさが等しければ、計算上は移動量=0となる。
また、支持ピン114に対して、接着剤4が開口面20a,20bで挟まれた領域の外側にまで広がっているので、接着面積が増加して接着強度が大きくなる。接着強度が大きくなることで、温度や湿度、衝撃に対する耐性が大きくなり、長期信頼性を持つことができる。
図9は、図8に示すような接着剤形状を形成する方法の一例を示したものである。まず、基板2の貫通孔20に接着剤4を配置する。次に、図9(a)に示すように、支持ピン114を矢印Dの方向に貫通孔20内に挿入し、支持ピン114の先端部分が接着剤4の下面42を貫通するまで支持ピン114を下方に移動させる。このとき、接着剤4の上面41は貫通孔20内に窪むような形状となり、下面42は貫通孔20から下側に突出するような形状となる。
次いで、図9(b)に示すように支持ピン114を引き抜く方向、すなわち矢印Eの方向に移動させる。そうすると、接着剤4は図示上方に引きずられ、上面41は貫通孔20から上方に突出するようになり、下面42の突出量は減少する。その後、光学系と撮像素子5の光軸合わせ、およびフォーカス調整のために、図2のレンズ鏡筒112のxy軸方向の位置およびz軸方向(光軸方向)の位置を調整する。
以上のように、第2の実施の形態では、図8に示すように、支持ピン114は貫通孔20の一方の開口面20aから他方の開口面20bを貫通するように挿通され、貫通孔20に設けられた接着剤4は、一部が開口面20aよりも貫通孔外側に突出し、他の一部が開口面20bよりも貫通孔外側に突出している。そのため、接着剤4の膨張収縮時に、開口面20a側の接着剤4から支持ピン114に作用する力の方向と、開口面20b側の接着剤4から支持ピン114に作用する力の方向とが逆向きになる。その結果、接着剤4の膨張収縮に伴う支持ピン114の光軸方向の移動を低減することができる。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
4,7…接着剤、5…撮像素子、6…レンズ、40,40a,40b…フィレット、100…多眼撮像装置、110…撮像モジュール、112…レンズ鏡筒、113…保持部、114,214…支持ピン、114a…先端部分、115…被膜

Claims (5)

  1. 撮像素子が実装され、貫通孔が形成された基板と、
    前記貫通孔を貫通するように挿通される支持ピンを有し、前記撮像素子に被写体像を結像する光学系を保持する保持部と、
    前記貫通孔に設けられ、前記基板と前記支持ピンとを固定する接着剤と、を備え、
    前記支持ピンの少なくとも先端部分は、ピン根元側からピン先端に向けて先細りの形状であ
    前記先端部分の先端を含む少なくとも一部に、前記接着剤の付着を防止する被膜が形成された像モジュール。
  2. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    前記支持ピンは、前記貫通孔の一方の第1開口面から他方の第2開口面を貫通するように挿通され、
    前記貫通孔に設けられた前記接着剤は、一部が前記第1開口面よりも貫通孔外側に突出し、他の一部が第2開口面よりも貫通孔外側に突出している、撮像モジュール。
  3. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    さらに、前記撮像素子の周囲に配置され、前記保持部と前記基板を固定する接着剤を有する、撮像モジュール。
  4. 請求項1に記載の撮像モジュールにおいて、
    前記保持部と前記支持ピンとは樹脂により一体に形成されている、撮像モジュール。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の撮像モジュールを備える撮像装置。
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