JP5473473B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関し、特に、カムピンをカム溝に係合させたズーム繰出し機構を備えた沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置に関する。
従来、沈胴式のズームレンズ鏡筒(以下、沈胴式レンズ鏡筒という)を有するデジタルカメラ等の光学機器が広く普及している。沈胴式レンズ鏡筒におけるズーム繰出し機構としては、レンズ鏡筒に形成されたカムピンを移動カム環に形成されたカム溝に係合させ、移動カム環を回転駆動することで、レンズ鏡筒をカム溝に従って光軸方向に進退させる駆動機構が知られている。このようなカムピンをカム溝に係合させたズーム繰出し機構では、外力が加わった際にカムピンがカム溝から脱落し、レンズ鏡筒が進退不能となることを防止する必要がある。
この脱落防止技術としては、例えば、特許文献1の技術が提案されている。この特許文献1では、レンズ鏡筒にはカムピンの他に脱落防止用ピンを形成し、移動カム環には、それぞれのピンに係合するカム溝と脱落防止用溝とを形成し、更に、脱落防止用溝の光軸方向の一方の側には、第一突起を形成している。これにより、ズーム繰出し時に脱落防止用ピンが第一突起と当接することで、カムピンがカム溝から脱落するのを防止するようにしている。
特開2005−128188号公報
しかしながら、特許文献1においては、カム溝と脱落防止用溝の形状は、同一の形状となっており、また、カム溝と脱落防止用溝は、互いに独立した別個の溝として形成されている。
したがって、特許文献1では、カム溝と脱落防止用溝は、これら溝によりレンズ鏡筒が光軸方向へ同期して移動するようにするためには、換言すれば、同一のカム軌跡となるようにするためには、光軸方向に間隔を空けて形成する必要があった。
そのため、特許文献1では、移動カム環の光軸方向の長さが長くなり、レンズ鏡筒、ひいてはレンズ鏡筒を用いた撮像装置等の光学機器を小型化する上で障害となっていた。
本発明は、このような従来技術の背景の下になされたもので、その目的は、小型化を阻害することなく耐衝撃性を向上させることができる沈胴式レンズ鏡筒を有する撮像装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、カムピンが形成されたレンズ鏡筒と、前記カムピンが係合するカム溝が形成されたカム環と、を備え、前記カム環の回転により前記レンズ鏡筒を光軸方向に移動させる撮像装置であって、前記レンズ鏡筒には、前記カムピンの前記カム溝からの脱落を防止するための脱落防止用ピンが形成され、前記カム環には、前記脱落防止用ピンが係合する脱落防止用溝が形成され、前記カム溝及び前記脱落防止用溝は、テレ位置とワイド位置の間の領域において重畳されておらず、沈胴位置とワイド位置の間の領域において重畳されて前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが通過する共用溝となっており、前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが移動する方向から見た場合、前記カム溝は、前記脱落防止用溝よりも溝深さが深く、前記共用溝の形状は、衝撃を受けない場合、前記脱落防止用ピンが前記共用溝に当接しない形状であり、前記カムピンが前記共用溝に当接する形状であることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置における沈胴式レンズ鏡筒小型化を阻害することなく耐衝撃性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る沈胴式レンズ鏡筒を搭載したデジタルカメラの外観斜視図であり、図1(a)は沈胴状態、図1(b)は繰り出し状態を示している。 上記デジタルカメラのハードウェアの構成を示すブロック図である。 上記デジタルカメラに搭載されたレンズ鏡筒の断面図である(沈胴状態)。 上記デジタルカメラに搭載されたレンズ鏡筒の断面図である(繰り出し状態)。 上記レンズ鏡筒の移動カム環の内周面展開図である。 上記レンズ鏡筒における1群鏡筒の外観斜視図である。 移動カム環に形成されたカム溝、サブカム溝と、これらカム溝に係合されるカムピン、サブカムピンとの関係を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る沈胴式レンズ鏡筒を搭載したデジタルカメラの外観斜視図であり、図1(a)は沈胴式レンズ鏡筒の沈胴体状態、図1(b)は沈胴式レンズ鏡筒の繰り出し状態を示している。
図1(a)、(b)に示すように、デジタルカメラ100の前面には、補助光窓33A、ファインダ窓34A、ストロボ光窓35Aと共に、沈胴式レンズ鏡筒36が取り付けられている。
補助光窓33Aからは、測光及び測距を行う際に補助光が被写体に向けて照射される。ファインダ窓34Aからは、被写体の光学像がカメラ内部に取り込まれ、その被写体像は、デジタルカメラ100の背面に設けられたファインダ接眼部34Bを介して観察することができる。ストロボ光窓35Aからは、シャッタ開成時にストロボ光が被写体に向けて照射される。沈胴式レンズ鏡筒36は、画角を変倍する際に、図1(b)に示すように被写体の方向へレンズ鏡筒が繰り出される。
また、デジタルカメラ100の上面には、レリーズスイッチボタン30A、ズームダイヤル31A、及び電源スイッチボタン32Aが取り付けられている。なお、デジタルカメラ100の背面には、ファインダ接眼部34Bの他に、ディスプレイ38、操作スイッチ群39(図2参照)の各ボタンが設けられている。
レリーズスイッチボタン30Aは、レリーズスイッチ30(図2参照)に連接されている。なお、レリーズスイッチ30は、レリーズスイッチボタン30Aの第1の押下ストロークでオンする第1のスイッチと、第2の押下ストロークでオンする第2のスイッチを有している。第1のスイッチがオンすることで、上記の補助光による測光及び測距が行われる。また、第2のスイッチがオンすることで、シャッタ50(図2参照)が開成され、上記のストロボ光による撮影が行われる。
ズームダイヤル31Aは、複数の固定接点を有するズームスイッチ31(図2参照)に連接され、その回転量に応じたスイッチがオンすることで変倍率が決定される。この場合、変倍率に応じて沈胴式レンズ鏡筒36の繰り出し量が決定される。電源スイッチボタン32Aは、電源スイッチ32(図2参照)に連接されている。この電源スイッチ32がオフされている場合は、沈胴式レンズ鏡筒36は、図1(a)に示す沈胴状態となっている。
次に、デジタルカメラ100のハードウェアの概略構成を図2に基いて説明する。デジタルカメラ100は、駆動回路60、バス61を有している。駆動回路60には、ストロボ35、ズームモータ駆動部47、フォーカスモータ駆動部48、シャッタ駆動部51、絞り駆動部53、及び撮像デバイス4が接続されている。
バス61には、レリーズスイッチ30、操作スイッチ群39、ディスプレイ38、電源スイッチ32、ズームスイッチ31、画像メモリ57、圧縮/伸張部58、メモリカードドライブ59、ROM62、CPU63、及びRAM64が接続されている。
デジタルカメラ100の制御は、CPU63がROM62に格納された制御プログラムを実行することにより行われる。この際、CPU63は、RAM64をワークエリア等として利用する。
ズームモータ駆動部47は、CPU63の制御の下に、ズームモータ49の回転を制御することにより、レンズ鏡筒36中の駆動環24(図3,4参照)を回転させる。また、フォーカスモータ駆動部48は、CPU63の制御の下に、AFモータ27の回転を制御することにより、フォーカスレンズ(3群鏡筒13:図3,4参照)を光軸方向に移動させる。絞り駆動部53は、CPU63の制御の下に、絞り14を駆動制御してその開口度を変化させる。
なお、ディスプレイ38は、LCD等により構成され、画像メモリ57に保存された画像データや、メモリカードドライブ59を介してメモリカードから読み込んだ画像データを表示することができる。この場合、ズームスイッチ31を操作することにより、ディスプレイ38上に表示されている画像データを拡大/縮小させる、所謂、デジタルズームを行うことも可能である。操作スイッチ群39としては、デジタルカメラ100の動作モード、例えば撮影モード、再生モード、動画撮影モードの選択等を行うための各種のスイッチを有している。
また、撮像デバイス4としては、本実施の形態では、CCDを用いているが、CMOS等の他の撮像素子を用いることも可能である。このCCD4の後段には、順次、アナログ信号処理部54、A/D変換部55、デジタル信号処理部56、画像メモリ57が接続されている。なお、図示省略したが、バス61には、補助光を発光させるためのLED等の他のデバイスも接続されている。
次に、デジタルカメラ100の動作を説明する。電源ボタン32Aに押下操作により電源スイッチ32がオンされると、CPU63は、ROM62から制御プログラムを読み出して初期動作を開始する。この初期動作では、CPU63は、レンズ鏡筒36を所定の撮影可能領域に移動させて、撮影スタンバイ状態とする。
レリーズボタン30Aの押下操作によりレリーズスイッチ30の第1のスイッチがオンされると、CPU63は、補助光を発光させた上で被写体の明るさを測光し、その測光値に基づき絞り14の絞り値、シャッタ50のシャッタスピードを決定する。この際、CPU63は、ストロボ35を発光するか否かを自動的に判断することができる。ただし、操作スイッチ群39の所定のスイッチにより、ユーザが予めストロボ35を強制的に発光させるか否かを指示し、CPU63が、この指示に応じてストロボ35を発光するか否かを決定することも可能である。
次に、CPU63は、被写体とデジタルカメラ100の距離を測距し、この測距結果に応じて、フォーカスモータ駆動部48によりAFモータ27を回転駆動させて、3群鏡筒(フォーカスレンズ)13を合焦位置へ移動させる。また、CPU63は、ズームダイヤル31Aの回転操作により、ズームスイッチ31の或るスイッチがオンされると、ズームモータ駆動部47により、オンに係るスイッチに対応するズーム位置にレンズ鏡筒36を移動させる。
レリーズボタン30Aの押下操作によりレリーズスイッチ30の第2のスイッチがオンされると、CPU63は、シャッタ駆動部51により、シャッタ50を開閉させ、被写体像(光学像)をCCD4に入射させる。これにより、CCD4には、被写体像の光量に応じた電荷が蓄積され、その電荷がアナログの画像信号としてアナログ信号処理部54に出力される。
アナログ信号処理部54は、入力されたアナログの画像信号からノイズ成分を除去する等のアナログ信号処理を行い、A/D変換部55に出力する。A/D変換部55は、入力されたアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換し、デジタル信号処理部56に出力する。
デジタル信号処理部56は、入力されたデジタル画像信号に対してγ補正処理等のデジタル信号処理を施し、デジタルの画像データとして画像メモリ57に記憶させる。画像メモリ57に記憶された画像データは、操作スイッチ群39のスイッチ操作に応じて、圧縮/伸張部58によりJPEG等の圧縮処理を施して、メモリーカードに保存することができる。
次に、沈胴式レンズ鏡筒36の構成について、図3〜図7に基いて詳細に説明する。
図3、図4において、1は変倍作用を持つ1群レンズ、2は変倍作用を持つ2群レンズ、3はフォーカスと像面補正を司る3群レンズ、4は撮像デバイスとしてのCCDである。
11、12、13は、1群レンズ1、2群レンズ2、3群レンズ3をそれぞれ光軸方向に移動可能に保持する1群鏡筒、2群鏡筒、3群鏡筒である。1群鏡筒11と2群鏡筒12は、移動カム環21により保持されている。この移動カム環21の内周には、カム溝が形成されている。14は入射光量を調節する絞りであり、1群鏡筒11と2群鏡筒12と同様に移動カム環21により保持されている。
22は固定筒であり、その内周に形成されたカム溝により移動カム環21を移動可能に保持している。23はCCDホルダであり、CCD4を保持すると共に、固定筒22が固定されている。24は移動カム環21を回転させる駆動環、25は1群鏡筒11、2群鏡筒12の回転を抑制して直進移動させる直進ガイド環である。26はカバー筒であり、CCDホルダ23に固定され、駆動環24の光軸方向の移動を規制している。
次に、レンズ鏡筒36の動作を説明する。駆動環24の光軸方向の移動は、カバー筒26に形成されたフランジ部26aと、固定筒22の後端部に形成されたフランジ部22cとで規制される。従って、ズームモータ49の回転力が、不図示のギア系を介して、駆動環24の外周に設けられたギア部に伝達されることで、駆動環24は、光軸周りに回転する。
駆動環24の内周面には、光軸方向に均一の幅を有する3つの直進ガイド溝24aが形成されている。また、移動カム環21の外周には、3本のカムピン21aが植立され、固定筒22の内周面に形成された3つのカム溝22aと係合している。
カムピン21aの略後方には、3本の駆動ピン21bが植立されている。これら3本の駆動ピン21bは、それぞれ、固定筒22に形成された3つのガイド孔22bを貫通して、駆動環24に形成された3つの直進ガイド溝24aと摺動可能に嵌合している。
このような構成により、駆動環24が回転すると、その回転力は駆動ピン21bを通じて移動カム環21に伝達されて、移動カム環21が回転することとなる。そして、移動カム環21は、その回転により、固定筒22のカム溝22aに沿って光軸方向に移動することになる。
直進ガイド環25は、移動カム環21に対して光軸方向への相対的な移動が規制されている。また、直進ガイド環25は、固定筒22の内周側に設けられた不図示の直進ガイドに直進可能に嵌合しており、これにより、直進ガイド環25の回転方向の移動が規制されている。従って、移動カム環21が回転しながら固定筒22のカム溝22aに沿って光軸方向に移動すると、直進ガイド環25は、移動カム環21の光軸方向の移動に追従して光軸方向にのみ移動することとなる。
移動カム環21の内周に形成されたカム溝21c、21d、21eには、それぞれ、1群鏡筒11、2群鏡筒12、絞り14が保持されている。1群鏡筒11、2群鏡筒12、及び絞り14は、直進ガイド環25により回転移動が抑制されているため、移動カム環21が回転移動すると、それぞれ、カム溝21c、21d、21eに沿って光軸方向にのみ移動することになる。
1群鏡筒11には、レンズバリア11aが設けられ、沈胴状態では、レンズバリア11aにより撮影光学系の光路が遮断される。2群鏡筒12には、シャッタ50や手ぶれ補正機構(図示省略)が設けられ、これらシャッタ50、手ぶれ補正機構は、2群鏡筒12と一体的に光軸方向に移動する。
3群鏡筒13は、リードスクリュー機構により光軸方向に移動する。すなわち、AFモータ27は、CCDホルダ23に固定されており、その回転軸にはリードスクリュー27aが取付けられている。このリードスクリュー27aには、3群鏡筒13の腕部13aの先端に固着されたナット15が螺合されている。従って、3群鏡筒13は、リードスクリュー27aの回転に伴って、光軸方向に移動する。
次に、1群鏡筒11のカムピン脱落防止機構を、図5〜図7に基いて説明する。図5は、移動カム環21の内周面展開図である。図5に示すように、移動カム環21の内周には、1群用カム溝21c、2群用カム溝21d、絞り用カム溝21eが、それぞれ、3つずつ形成されている。
さらに、移動カム環21の内周には、1群用カム溝21cに係合している1群鏡筒11のカムピン11bが、1群用カム溝21cから脱落するのを防止するための3つの脱落防止用のサブカム溝21fが形成されている。なお、3つの1群用カム溝21c、2群用カム溝21d、絞り用カム溝21e、及び脱落防止用のサブカム溝21fは、それぞれ、120°の等間隔で形成されている。
これらカム溝12c,12d,12e,12fには、組込み位相である「ASSY」、電源OFF時の沈胴位置である「SINK」、撮影位置である広角端「WIDE」、望遠端「TELE」が存在する。また、カム溝12c,12d,12e,12fは、それぞれ、組込み位相「ASSY」にて、移動カム環21の後端部で開口している。
また、組み込み位相である「ASSY」を除く「SINK」から「TELE」までが常用領域であり、その常用領域の中で「SINK」から「WIDE」までが繰出し領域、「WIDE」から「TELE」までが変倍領域となる。
脱落防止用溝としてのサブカム溝21fのカム軌跡は、1群用カム溝21cのカム軌跡とほぼ同様となっている。また、脱落防止用のサブカム溝21fは、1群用カム溝21cよりも光軸方向において後方(カメラ内部側)に形成すると共に、位相(図5の左右方向の位置)が1群用カム溝21cと異なっている。
そして、サブカム溝21fと1群用カム溝21cとのカム軌跡は、繰出し領域の一部の領域T、すなわち沈胴位置に近い領域Tでは、合流する形態で重畳されてサブピン(脱落防止用ピン)11cとカムピン11bとが共通に係合される共用溝となっている。
これにより、1群用カム溝21c及びサブカム溝21f(共用溝)と2群用カム溝21dとの隙間S1と、1群用カム溝21c及びサブカム溝21f(共用溝)と絞り用カム溝21eとの隙間S2とを、狭くすることができる。
なお、上記の隙間S1とS2は、光軸方向(Z方向)、及び光軸方向と直交する方向(位相)の両方向の隙間を包含している。これは、隙間S1,S2を狭くすることができるということは、レンズ鏡筒36の光軸方向の長さを短くすることができるだけでなく、レンズ鏡筒36の径を小さくすることができることをも意味する。
従って、本実施の形態では、胴式レンズ鏡筒において、耐衝撃性を向上させるべく脱落防止用のサブカム溝21fを新たに形成したとしても、小型化が阻害されることはない。
換言すれば、脱落防止用のサブカム溝21fを、沈胴位置に近い領域Tにおいて1群用カム溝21cと合流させる形態で重畳して共用溝とすることで、サブカム溝21fを他のカム溝に影響を与えること無く配備することができ、カム溝の配備形態の自由度が高くなる。
この結果、脱落防止用のサブカム溝21fを新たに形成したとしても、レンズ鏡筒36の沈胴長及び径が大きくなることが無く、レンズ鏡筒36の外力に対する強度向上を図りつつ、レンズ鏡筒36、ひいてはデジタルカメラ100の小型化が可能となる。
次に、1群用カム溝21c、脱落防止用のサブカム溝21fと、これらカム溝に係合されるカムピン11b、サブカムピン11cとの関係を、図7に基づいて説明する。
図7(a)はカムピン11bと1群用カム溝21cとの関係、図7(b)は沈胴位置に近い領域Tでのカムピン11bと1群用カム溝21cとの関係を示している。また、図7(c)はサブピン11cと脱落防止用のサブカム溝21fとの関係、図7(d)は沈胴位置に近い領域Tでのサブピン11cと脱落防止用のサブカム溝21fとの関係を示している。
図7(d)に示すように、沈胴位置に近い領域T、すなわち、共用溝の部分でのカム溝21c、サブカム溝21fの溝深さは、それぞれd1、d2であり、カム溝21cの方がサブカム溝21fより溝深さが深くなっている。このように、共用溝の部分で2本のカム溝の溝深さを異ならせることで、1群鏡筒11の繰り出し機能、及び脱落防止機能を損なうことなく、カム軌跡を共用することを可能としている。
図7(a)に示すように、カムピン11bは、沈胴位置に近い領域T以外の領域、すなわち共用溝の部分以外の領域では、通常通り、1群用カム溝21cから脱落しないために必要な係り量L1を確保している。しかし、図7(b)に示すように、沈胴位置に近い領域T(共用溝の部分)においては、サブカム溝21fの溝幅の方が1群用カム溝21cの溝幅よりも広くなっているため、カムピン11bの係り量はL1よりも少ないL2となる。
しかしながら、カムピン11bが落下等により外力を受けてしまうのは撮影位置である「WIDE」から「TELE」までの変倍領域であり、共用溝の部分では外力を受け難い。従って、共用溝の部分では、1群用カム溝21cに沿って光軸方向に進退するために必要な係り量だけを確保しておけばよく、カムピン11bの係り量がL1より少ないL2であっても、カムピン11bが1群用カム溝21cから脱落する虞は殆ど無い。
図7(c),(d)に示すように、サブピン11cと脱落防止用のサブカム溝21fとの関係は、共用溝の部分であるか否かを問わず、全ての領域で一定である。また、サブピン11cは、サブカム溝21fとの摩擦抵抗を無くして1群鏡筒11の移動を妨げないようにするために、衝撃が加えられない通常の使用状態においては、サブカム溝21fに対して当接せず、常に一定の隙間を持っている。
そして、サブピン11cは、外力を受けたときにのみ、サブカム溝21fの側面に当接してカムピン11bに加わる外力を分散し、カムピン11bが1群用カム溝21cから脱落するのを防止する。
なお、図6、及び図7(a)〜(d)に示すように、カムピン11bと1群用カム溝21c、サブピン11cとサブカム溝21fとは、先端部が台形のヘリコイドとして構成されている。この点からも、レンズ鏡筒36の外力に対する強度向上を図りつつ、レンズ鏡筒36、ひいてはデジタルカメラ100の小型化が可能となる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、例えば、1群鏡筒以外の2群鏡筒等の他の群の鏡筒についても、1群鏡筒と同様の脱落防止機構を形成することも可能である。また、デジタルカメラ以外のカメラ等の撮像装置や電子顕微鏡、携帯電話等の光学機器に搭載された沈胴式レンズ鏡筒に上記の実施の形態の技術思想を適用することも可能である。
11…1群鏡筒
11b…カムピン
11c…サブピン(脱落防止用)
21…移動カム環
21c…1群用カム溝
21f…サブカム溝(脱落防止用)
36…レンズ鏡筒

Claims (3)

  1. カムピンが形成されたレンズ鏡筒と、前記カムピンが係合するカム溝が形成されたカム環と、を備え、前記カム環の回転により前記レンズ鏡筒を光軸方向に移動させる撮像装置であって、
    前記レンズ鏡筒には、前記カムピンの前記カム溝からの脱落を防止するための脱落防止用ピンが形成され、
    前記カム環には、前記脱落防止用ピンが係合する脱落防止用溝が形成され、
    前記カム溝及び前記脱落防止用溝は、テレ位置とワイド位置の間の領域において重畳されておらず、沈胴位置とワイド位置の間の領域において重畳されて前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが通過する共用溝となっており、
    前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが移動する方向から見た場合、前記カム溝は、前記脱落防止用溝よりも溝深さが深く、
    前記共用溝の形状は、衝撃を受けない場合、前記脱落防止用ピンが前記共用溝に当接しない形状であり、前記カムピンが前記共用溝に当接する形状であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが移動する方向から見た場合、前記共用溝の形状は、溝の開口部の径が溝の底部の径よりも広く、前記カムピン及び前記脱落防止用ピンが移動する方向から見た場合、前記共用溝の形状は、段差を有する2つの台形が積み重ねられた2段構造であり、
    前記共用溝の形状は、衝撃を受けない場合、前記脱落防止用ピンが前記共用溝の開口部に近い前記脱落防止用溝の側面に当接しない形状であり、前記カムピンが前記共用溝の底部に近い前記カム溝の側面に当接する形状であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 記カム溝及び前記脱落防止用溝にそれぞれ係合する前記カムピン及び脱落防止用ピンは、それぞれ先端部が切除された錐形を呈しており、前記カム溝、前記脱落防止用溝、前記カムピン及び前記脱落防止用ピンは、ヘリコイドとして構成されていることを特徴とする請求項に記載の撮像装置
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