JP5335410B2 - レンズ鏡筒及び撮影装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献2に開示されたズームレンズ鏡胴では、光軸方向に移動する少なくとも2つの第1及び第2のレンズ群と、固定筒と、中間筒ユニットと、前進筒と、移動筒を備える。ここで中間筒ユニットは固定筒に対して光軸方向に進退するように構成されており、また前進筒は、中間筒ユニットに対して光軸方向に進退し、上記第1のレンズ群を保持する。そして、移動筒は上記中間筒ユニットに対して光軸方向に進退し、上記第2のレンズ群を保持する。
このような不具合を防止するためには、肉厚を薄くするといった対策を講じる必要が生じる。しかし、レンズ鏡筒の強度や成型材料の流動性の観点を考慮すると、そのような処方には限界がある。
近年カメラの小型化が進んでおり、市場のニーズも小型カメラに集中している。そのため装置の大型化を伴わずに、高倍率のズームレンズ鏡筒の構成を備えることが求められている。しかし、レンズ群の移動軌跡には自由度が必要であり、特許文献3に示す構成に内在するような制限が生じると光学的配置に支障を来たす虞がある。
図1乃至5は、本実施形態に係るレンズ鏡筒の構成例を示している。レンズ部1、3、5はそれぞれの別のレンズ保持部2、4、6によって保持されており、各レンズ保持部はカム機構及び直進規制機構を用いることでレンズ鏡筒の光軸方向に沿って直進可能な構成とされる。このレンズ鏡筒に関する構造の具体的な説明に先立ち、以下では該レンズ鏡筒を備えた撮影装置の全体像について説明する。
制御部はCPU(中央演算処理装置)46、ROM(読み出し専用メモリ)45、RAM(ランダムアクセスメモリ)47を用いて構成されている。この制御部に対してバス44を介してレリーズボタン13、操作ボタン21乃至26、ディスプレイ20、メモリ40、メモリーカードドライブ42等の各種構成要素が接続されている。
アナログ信号処理部36では、取り込まれた画像データに対して所定のアナログ処理を施し、その処理結果を後段のA/D変換部38に出力する。A/D変換部38では取り込まれたアナログデータをデジタルデータに変換する。このデジタルデータがデジタル信号処理部39に送出されて、ここでデジタルデータの処理が行われる。最終的にデジタルデータはメモリ40に記憶されることになる。
またメモリ40を持たないデジタルカメラの場合には、デジタル信号処理部39で処理されたデジタルデータを圧縮伸張部41に出力することで、圧縮処理後のデータがメモリーカードドライブ42を介してメモリーカードに記憶されることになる。
カメラ本体の上面に配置されたズームスイッチ14を使用者が操作すると、その操作指令を制御部が受けて、駆動回路43を介してズームモーター駆動部29を制御することにより、撮影レンズ鏡筒2をその光軸方向に移動させることができる。また、ディスプレイ20上に表示されている記憶画像に対して、使用者がズームスイッチ14の操作を行うことで、その拡大表示及び縮小表示といった、いわゆるデジタルズームを行うことができる。
図1はカメラが撮影状態にある時の鏡筒の断面図を示している。第1レンズ部1を第1レンズ保持部2が保持しており、第2レンズ部3を第2レンズ保持部4が保持している。また、第3レンズ部5を第3レンズ保持部6が保持している。なお各レンズ部については単レンズ又はレンズ群によって構成される。複数のカム溝を有する第1カム筒部7の外周には第1レンズ部1の第1レンズ保持部2が配置され、第1カム筒部7の内周には第2レンズ保持部4及び第3レンズ保持部6が配置されている。
先ず、ステップS1201にて使用者が撮影装置の電源を投入した後、次ステップS1202においてCPU46がズームモーター駆動部29に指令を送り、鏡筒駆動モーターをCW(時計回り方向に)回転させる。その後、CPU46の制御下で所定の動作を行い、ステップS1203にて撮影レンズ鏡筒部2が撮影位置に移動したことを確認した上で当該部の動作を停止させる。このとき、図6に示す状態から図7に示す状態へとレンズ鏡筒の状態が変化する。
なお、上記構成において、レンズ鏡筒の繰出し時、又はレンズ鏡筒の収納時、又はその両方において、前記直進規制部を退避させるための退避部を第1カム筒に設けることが好ましい。これにより、前記直進規制部が退避部内へと進入することで、光軸方向における厚みの増加を防止できる。また、上記構成において、第1カム筒の外周には第1カム筒を覆う保護筒を設けることにより、外部からのゴミの侵入や、衝撃から内部機構を保護することができる。
2 第1レンズ保持部
2a 被直進規制部
2b 第1追従部
3 第2レンズ部
4 第2レンズ保持部
4a 直進規制部
4b 被直進規制部
4c 第2追従部
5 第3レンズ部
6 第3レンズ保持部
6a 被直進規制部
6b 直進規制部
6c 第3追従部
7 第1カム筒部
7a 第2カム溝部
7b 第3カム溝部
7c 第1カム溝部
7d 退避部
7e 追従部
8 第2カム筒部
8a カム溝部
8b 直進規制部
9 カム筒駆動部
10 鏡筒カバー部
11 カム筒保護部
12 撮影装置(デジタルカメラ)
Claims (5)
- 複数のレンズと、該レンズをそれぞれ保持する複数のレンズ保持部材と、第1カム筒及び第2カム筒を備えたレンズ鏡筒であって、
前記第1カム筒の内周に形成されたカム溝によって前記複数のレンズ保持部材のうち少なくとも1つをレンズ鏡筒の光軸方向に移動させ、また前記第1カム筒の外周に形成されたカム溝によって、前記複数のレンズ保持部材のうちの少なくとも1つであって前記第1カム筒の内周に形成されたカム溝によって移動される前記レンズ保持部材とは別のレンズ保持部材をレンズ鏡筒の光軸方向に移動させ、
前記第1カム筒の外周に前記第2カム筒を配置し、該第2カム筒の内周に形成されるカム溝によって前記第1カム筒を前記光軸方向に移動させるように構成し、
前記第1カム筒の内周に配置されたレンズ保持部材は突起部を有し、前記第2カム筒はその内周に、前記突起部と対をなす溝部を有することで、当該レンズ保持部材の移動方向を前記光軸方向に対して平行な方向に規制し、
前記第1カム筒の外周に配置されるレンズ保持部材は光軸に平行な方向に延びる溝部を有し、前記第1カム筒の内周に配置されたレンズ保持部材は、当該溝部と対をなす前記第1カム筒の径方向外側に向けて突出した突起部を有することで、前記第1カム筒の外周に配置されたレンズ保持部材の移動方向を前記光軸方向に対して平行な方向に規制する、ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記複数のレンズが第1レンズと、第2レンズと、第3レンズからなり、前記複数のレンズ保持部材が、前記第1レンズを保持する第1レンズ保持部材と、前記第2レンズを保持する第2レンズ保持部材と、前記第3レンズを保持する第3レンズ保持部材からなる構成とし、
前記第1カム筒の内周には前記第2レンズ保持部材及び前記第3レンズ保持部材をそれぞれ前記光軸方向に移動させるための第2カム溝及び第3カム溝を備え、前記第1カム筒の外周には前記第1レンズ保持部材を前記光軸方向に移動させるための第1カム溝を備え、前記第2カム筒の内周には前記第1カム筒を前記光軸方向に移動させるためのカム溝を備えており、
前記第3レンズ保持部材に第3の突起部を設けるとともに、該第3の突起部に対応した光軸に平行な方向に延在する第3の溝部を前記第2カム筒の内周に設け、
前記第2レンズ保持部材に第2の溝部を設けるとともに、該第2の溝部に対応した光軸に平行な方向に突出した第2の突起部を前記第3レンズ保持部材に設け、
前記第1レンズ保持部材には光軸に平行な方向に延在する第1の溝部を設けるとともに、該第1の溝部に対応した、前記第1カム筒の径方向外側に向けて突出した第1の突起部を前記第2レンズ保持部材に設けた、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1カム筒は、前記第1の突起部を退避させるための、前記光軸方向に切り欠かれた退避部を具備することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
- 前記第1カム筒の外周に当該第1カム筒を覆う保護筒を配置したことを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ鏡筒。
- 請求項1から4のいずれか1項に記載したレンズ鏡筒を備えることを特徴とする撮影装置。
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