JPH08190040A - 光学機器の鏡筒装置 - Google Patents
光学機器の鏡筒装置Info
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- JPH08190040A JPH08190040A JP1748495A JP1748495A JPH08190040A JP H08190040 A JPH08190040 A JP H08190040A JP 1748495 A JP1748495 A JP 1748495A JP 1748495 A JP1748495 A JP 1748495A JP H08190040 A JPH08190040 A JP H08190040A
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- Japan
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- cam
- lens barrel
- inner cylinder
- optical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラ本体に固定される固定筒内にカムリン
グを係合保持するに当り、カム形状の自由度を損なうこ
となく、外筒から加えられる衝撃力に対する強度を向上
させること。 【構成】 相対回転可能に嵌合させた外筒101および
内筒102と、前記外筒10の嵌合面に形成した少なく
とも2つの傾きからなる係合溝部101aと、この係合
溝部101aに相対摺動自在に係合するように前記内筒
102の嵌合面に円周方向に形成した少なくとも4個以
上の係合突部102aと、作動領域において、前記係合
突部102aのうちの少なくとも1つが係合する前記係
合溝部101g〜101iとは独立して前記外筒101
の嵌合面に形成した係合溝部102d〜102gとを備
えたこと。
グを係合保持するに当り、カム形状の自由度を損なうこ
となく、外筒から加えられる衝撃力に対する強度を向上
させること。 【構成】 相対回転可能に嵌合させた外筒101および
内筒102と、前記外筒10の嵌合面に形成した少なく
とも2つの傾きからなる係合溝部101aと、この係合
溝部101aに相対摺動自在に係合するように前記内筒
102の嵌合面に円周方向に形成した少なくとも4個以
上の係合突部102aと、作動領域において、前記係合
突部102aのうちの少なくとも1つが係合する前記係
合溝部101g〜101iとは独立して前記外筒101
の嵌合面に形成した係合溝部102d〜102gとを備
えたこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば小型ズ−ムカメラ
等の光学機器の鏡筒装置に関するものである。
等の光学機器の鏡筒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光学機器の鏡筒装置は、
カメラ本体に固定される固定筒と、この固定筒内に係合
保持されるカムリングとの間の係合の仕方により、以下
のようなものが一般に用いられている。 (1)上記固定筒の内面に形成されたメスヘリコイドと
カムリングの外面に形成されたオスヘリコイドとをヘリ
コイド結合させて、カムリングを固定筒に対して繰り出
すもの(特開平1−306808号公報)。 (2)上記固定筒の内面に形成されたカム溝に対してカ
ムリング外面に設けられたカムピンを係合させ、このカ
ムピンと相対摺動自在に嵌合する光軸方向溝部を有する
駆動リングを前記固定筒外周部に回転可能に配置し、カ
ムリングを固定筒に対して繰り出すものが一般的であ
る。
カメラ本体に固定される固定筒と、この固定筒内に係合
保持されるカムリングとの間の係合の仕方により、以下
のようなものが一般に用いられている。 (1)上記固定筒の内面に形成されたメスヘリコイドと
カムリングの外面に形成されたオスヘリコイドとをヘリ
コイド結合させて、カムリングを固定筒に対して繰り出
すもの(特開平1−306808号公報)。 (2)上記固定筒の内面に形成されたカム溝に対してカ
ムリング外面に設けられたカムピンを係合させ、このカ
ムピンと相対摺動自在に嵌合する光軸方向溝部を有する
駆動リングを前記固定筒外周部に回転可能に配置し、カ
ムリングを固定筒に対して繰り出すものが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記
(1)の従来例ではヘリコイド結合であるため、その結
合部面積が大きく、外部からの衝撃力に強いという利点
がある反面、繰り出しリ−ドが一定であるため、ある回
転量に対してリフトは一義的に決定され、これを自由に
変化させることができないという問題点があった。
(1)の従来例ではヘリコイド結合であるため、その結
合部面積が大きく、外部からの衝撃力に強いという利点
がある反面、繰り出しリ−ドが一定であるため、ある回
転量に対してリフトは一義的に決定され、これを自由に
変化させることができないという問題点があった。
【0004】また、上記(2)の従来例では、カム溝の
形状つまりある回転量に対するリフト量は任意に設定す
ることが可能であるが、カムリングに円周方向120°
等分の位置に配設されたカムピンが固定筒と係合してい
るので、カムピンとカム溝は3点の線接触で保持される
こととなり、前記(1)の従来例の場合とは反対に外部
からの衝撃力に対して非常に弱く、一度カム溝にカムピ
ンの打痕が形成されると、その部分での光学性能の保障
ができなくなったり、その部分での作動に支障をきたす
という問題点があった。
形状つまりある回転量に対するリフト量は任意に設定す
ることが可能であるが、カムリングに円周方向120°
等分の位置に配設されたカムピンが固定筒と係合してい
るので、カムピンとカム溝は3点の線接触で保持される
こととなり、前記(1)の従来例の場合とは反対に外部
からの衝撃力に対して非常に弱く、一度カム溝にカムピ
ンの打痕が形成されると、その部分での光学性能の保障
ができなくなったり、その部分での作動に支障をきたす
という問題点があった。
【0005】そこで、例えば特開昭63−266409
号公報に示される発明においては、カムピンの本数を増
やし、同一のカム溝に係合させることで衝撃力を分散さ
せ、強度向上を図っている。しかしながら、このように
同一のカム溝に複数のカムピンを係合させると、複数の
カムピンのうちの隣り合う2本の位相角度以上作動させ
るためには、ある一定の回転角に対するリフト量が常に
一定である必要が生じ、結局、前記(1)の従来例のヘ
イコイドによる繰り出しの場合と同じ問題点が残る。
号公報に示される発明においては、カムピンの本数を増
やし、同一のカム溝に係合させることで衝撃力を分散さ
せ、強度向上を図っている。しかしながら、このように
同一のカム溝に複数のカムピンを係合させると、複数の
カムピンのうちの隣り合う2本の位相角度以上作動させ
るためには、ある一定の回転角に対するリフト量が常に
一定である必要が生じ、結局、前記(1)の従来例のヘ
イコイドによる繰り出しの場合と同じ問題点が残る。
【0006】従って、上記の問題点を解決し、自由なカ
ム形状を得るためには、同一のカム溝に係合する複数の
カムピンのうちの隣り合う2本のカムピンの位相角度よ
りも少ない角度を作動角に設定する必要が生じ、カム形
状の自由度が制限される。また、この作動角を大きく設
定すると、カム溝の設定角度は少なくとも作動角の2倍
以上必要となり、今度は複数のカム溝が互いに干渉して
成り立たなくなったり、カム筒自体の強度が不足してし
まうという新たな問題点が発生してくることになる。
ム形状を得るためには、同一のカム溝に係合する複数の
カムピンのうちの隣り合う2本のカムピンの位相角度よ
りも少ない角度を作動角に設定する必要が生じ、カム形
状の自由度が制限される。また、この作動角を大きく設
定すると、カム溝の設定角度は少なくとも作動角の2倍
以上必要となり、今度は複数のカム溝が互いに干渉して
成り立たなくなったり、カム筒自体の強度が不足してし
まうという新たな問題点が発生してくることになる。
【0007】本出願に係る発明の目的は、上記のような
従来の問題点を解消することを課題とし、ヘリコイド結
合の利点である衝撃に対する強さと、カムピンとカム溝
による繰り出しの利点であるカム形状の自由度という両
方の利点を有する光学機器の鏡筒装置を実現することで
ある。
従来の問題点を解消することを課題とし、ヘリコイド結
合の利点である衝撃に対する強さと、カムピンとカム溝
による繰り出しの利点であるカム形状の自由度という両
方の利点を有する光学機器の鏡筒装置を実現することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本出願に係る第1の発明は、相対回転可能に嵌合さ
せた外筒および内筒と、前記外筒の嵌合面に形成した少
なくとも2つの傾きからなる係合溝部とこの係合溝部に
相対摺動自在に係合するように前記内筒の嵌合面に形成
した少なくとも4ケ所以上の係合突部と、前記係合突部
のうちの少なくとも1つに対応する係合溝部が独立して
1つだけ存在するように係合溝部とを備えたことによ
り、衝撃力を受ける係合突部の数が増えることで衝撃力
を分散吸収し、対衝撃力の向上を図るとともにヘリコイ
ドではなし得なかったカム形状の自由度を増すことがで
きる。
め、本出願に係る第1の発明は、相対回転可能に嵌合さ
せた外筒および内筒と、前記外筒の嵌合面に形成した少
なくとも2つの傾きからなる係合溝部とこの係合溝部に
相対摺動自在に係合するように前記内筒の嵌合面に形成
した少なくとも4ケ所以上の係合突部と、前記係合突部
のうちの少なくとも1つに対応する係合溝部が独立して
1つだけ存在するように係合溝部とを備えたことによ
り、衝撃力を受ける係合突部の数が増えることで衝撃力
を分散吸収し、対衝撃力の向上を図るとともにヘリコイ
ドではなし得なかったカム形状の自由度を増すことがで
きる。
【0009】本出願に係る第2の発明は、相対回転可能
に嵌合させた外筒および内筒と、前記外筒の嵌合面に形
成した少なくとも2つの傾きからなる係合溝部と、この
係合溝部に相対摺動自在に係合するように前記内筒の嵌
合面に円周方向に少なくとも3ケ所以上形成した係合突
部と、この係合突部とは別に光軸方向にずらして形成さ
れた少なくとも1つの係合突部と、作動領域において、
前記係合突部のうちの少なくとも1つが係合する前記係
合溝部が独立して1つだけ存在するように係合溝部とを
備えたことにより、前記の発明と同様に耐衝撃力の向上
を図るとともに光軸方向にずらした係合突部の作用によ
って前記外筒と内筒との光軸方向の嵌合長を実質長く設
定したこととなり、前記内筒先端部において光軸直角方
向に衝撃力を受けた際の耐曲げ衝撃強度の向上を図るこ
とを可能とするとともにカム形状の自由度も確保するこ
とができる。
に嵌合させた外筒および内筒と、前記外筒の嵌合面に形
成した少なくとも2つの傾きからなる係合溝部と、この
係合溝部に相対摺動自在に係合するように前記内筒の嵌
合面に円周方向に少なくとも3ケ所以上形成した係合突
部と、この係合突部とは別に光軸方向にずらして形成さ
れた少なくとも1つの係合突部と、作動領域において、
前記係合突部のうちの少なくとも1つが係合する前記係
合溝部が独立して1つだけ存在するように係合溝部とを
備えたことにより、前記の発明と同様に耐衝撃力の向上
を図るとともに光軸方向にずらした係合突部の作用によ
って前記外筒と内筒との光軸方向の嵌合長を実質長く設
定したこととなり、前記内筒先端部において光軸直角方
向に衝撃力を受けた際の耐曲げ衝撃強度の向上を図るこ
とを可能とするとともにカム形状の自由度も確保するこ
とができる。
【0010】
第1の実施例 以下、本発明の実施例を図面について説明する。図1は
本出願に係る第1の発明の実施例を示すカメラの鏡筒部
を表す要部斜視図である。図1において101は不図示
のカメラ本体に固定される外筒であるところの固定筒で
あり、この内面には複数の係合溝部としてのカム溝10
1aが形成されている。102は係合突部としてのカム
リングであり、このカムリング102の光軸方向後端部
の外周に円周方向に沿って上記カム溝101aと相対摺
動自在に係合する複数のカムピン102aが形成され、
さらに不図示の駆動源からの駆動力を受けて回転する駆
動ギア103とかみ合う動力伝達部としてのギア部10
2bが円周方向に沿って設けられている。このギア部1
02bはカムピン102aを避けた位置に形成されてい
る。
本出願に係る第1の発明の実施例を示すカメラの鏡筒部
を表す要部斜視図である。図1において101は不図示
のカメラ本体に固定される外筒であるところの固定筒で
あり、この内面には複数の係合溝部としてのカム溝10
1aが形成されている。102は係合突部としてのカム
リングであり、このカムリング102の光軸方向後端部
の外周に円周方向に沿って上記カム溝101aと相対摺
動自在に係合する複数のカムピン102aが形成され、
さらに不図示の駆動源からの駆動力を受けて回転する駆
動ギア103とかみ合う動力伝達部としてのギア部10
2bが円周方向に沿って設けられている。このギア部1
02bはカムピン102aを避けた位置に形成されてい
る。
【0011】これに対し、固定筒101にはカム溝10
1aに加え、前記カムリング102のギア部102bが
その作動範囲で固定筒内壁に干渉しないように、ギア逃
げ部101j(図3参照)が形成されている。また、カ
ムリング102には、例えば特願平5−209930号
明細書に示すような不図示の撮影レンズ光学系をあらか
じめ決められた位置に光軸方向に沿って駆動するための
不図示のカム溝が形成され、このカムリング102に回
転可能に保持され、撮影レンズ光学系を光軸方向に沿っ
て案内支持する直進案内筒との共同作用により、撮影レ
ンズ光学系の変倍機構を構成している。
1aに加え、前記カムリング102のギア部102bが
その作動範囲で固定筒内壁に干渉しないように、ギア逃
げ部101j(図3参照)が形成されている。また、カ
ムリング102には、例えば特願平5−209930号
明細書に示すような不図示の撮影レンズ光学系をあらか
じめ決められた位置に光軸方向に沿って駆動するための
不図示のカム溝が形成され、このカムリング102に回
転可能に保持され、撮影レンズ光学系を光軸方向に沿っ
て案内支持する直進案内筒との共同作用により、撮影レ
ンズ光学系の変倍機構を構成している。
【0012】なお、カムリング102は固定筒101に
組み込まれた状態において、前記ギア部102bが固定
筒101の切り込み部101bに露出するように設定さ
れており、この切り込み部101bを通して駆動ギア1
03とかみ合う。この構成により、不図示の駆動源から
の力を受けて駆動ギア103が図中反時計方向に回転す
ると、カムリング102は時計方向に回転する。この
時、カムピン102aとカム溝101aの作用により、
カムリング102は時計方向に回転しながら光軸前方図
中左下方向に繰り出されることとなる。
組み込まれた状態において、前記ギア部102bが固定
筒101の切り込み部101bに露出するように設定さ
れており、この切り込み部101bを通して駆動ギア1
03とかみ合う。この構成により、不図示の駆動源から
の力を受けて駆動ギア103が図中反時計方向に回転す
ると、カムリング102は時計方向に回転する。この
時、カムピン102aとカム溝101aの作用により、
カムリング102は時計方向に回転しながら光軸前方図
中左下方向に繰り出されることとなる。
【0013】また、上記とは反対に駆動ギア103が不
図示の駆動源からの力を受けて時計方向に回転すると、
カムリング102は反時計方向に回転しながら光軸後方
に繰り込まれる。
図示の駆動源からの力を受けて時計方向に回転すると、
カムリング102は反時計方向に回転しながら光軸後方
に繰り込まれる。
【0014】図2は上記カムリング102および駆動ギ
ア103を組み込み状態において光軸後方から見た図で
あり、カムピン102aが駆動ギア部103を通過する
際の様子を示してある。図に示すようにハッチングを施
したカムピン102aは駆動ギア103の歯と同位相で
形成されるとともにさらに干渉しないように逃げた形状
もしくは接するような形状にしてあるため、作動に何ら
影響がない。
ア103を組み込み状態において光軸後方から見た図で
あり、カムピン102aが駆動ギア部103を通過する
際の様子を示してある。図に示すようにハッチングを施
したカムピン102aは駆動ギア103の歯と同位相で
形成されるとともにさらに干渉しないように逃げた形状
もしくは接するような形状にしてあるため、作動に何ら
影響がない。
【0015】図中において、ギア102bの歯元部にお
いてはカムピン102aの方がギア歯面よりも大きな形
状となっているが、これは駆動ギア103とカムリング
102のギア部とのバックラッシュ分を考慮して少し大
きめに設定しても問題がないからである。また、駆動ギ
ア部103を通過する他のカムピンについても、上記と
同様ギア部102bの歯と位相を合わせ、干渉しないよ
うに逃げた形状もしくは接するような形状にしておくこ
とで作動に影響なく、カムピン102bを複数設定する
ことが可能である。
いてはカムピン102aの方がギア歯面よりも大きな形
状となっているが、これは駆動ギア103とカムリング
102のギア部とのバックラッシュ分を考慮して少し大
きめに設定しても問題がないからである。また、駆動ギ
ア部103を通過する他のカムピンについても、上記と
同様ギア部102bの歯と位相を合わせ、干渉しないよ
うに逃げた形状もしくは接するような形状にしておくこ
とで作動に影響なく、カムピン102bを複数設定する
ことが可能である。
【0016】図3は前記固定筒101の外面展開図であ
る。カム溝101aは図示するように、カムリング10
2を組み込むための組み込み部101cと、例えば沈胴
状態からワイド状態へ至るまでの間、カムリング102
にリフトを与える第1のリ−ド部101d、さらに例え
ば作動領域としてのワイドからテレまでの間カムリング
102にリストを与える第2のリ−ド部101eにより
構成されている。
る。カム溝101aは図示するように、カムリング10
2を組み込むための組み込み部101cと、例えば沈胴
状態からワイド状態へ至るまでの間、カムリング102
にリフトを与える第1のリ−ド部101d、さらに例え
ば作動領域としてのワイドからテレまでの間カムリング
102にリストを与える第2のリ−ド部101eにより
構成されている。
【0017】また、図中2点鎖線で区切られた範囲10
1jはギア逃げ部であり、カムリング102のギア部1
02bが干渉しないように内周面を逃がしてある。ま
た、このギア逃げ部101jの範囲内に位置するカム溝
101f,101g,101h,101iは前記第2の
リ−ド部のみを有するように構成されている。
1jはギア逃げ部であり、カムリング102のギア部1
02bが干渉しないように内周面を逃がしてある。ま
た、このギア逃げ部101jの範囲内に位置するカム溝
101f,101g,101h,101iは前記第2の
リ−ド部のみを有するように構成されている。
【0018】図4は前記カムリング102の外面展開図
である。このカムリング102の光軸後端近傍には、円
周方向に沿って等角度間隔で複数のカムピン102aが
形成もしくは固定され、ギア部102bが図中二点鎖線
で囲まれた範囲に形成されている。そして、カムピン1
02d,102e,102f,102gの周囲において
は、前記ギア部102bは固定筒101の内周面に形成
されたカム溝の第2のリ−ド部101eのリ−ドと同一
リ−ドで逃げ部102cが設けられている。
である。このカムリング102の光軸後端近傍には、円
周方向に沿って等角度間隔で複数のカムピン102aが
形成もしくは固定され、ギア部102bが図中二点鎖線
で囲まれた範囲に形成されている。そして、カムピン1
02d,102e,102f,102gの周囲において
は、前記ギア部102bは固定筒101の内周面に形成
されたカム溝の第2のリ−ド部101eのリ−ドと同一
リ−ドで逃げ部102cが設けられている。
【0019】この逃げ部102cがそれぞれ図3中のカ
ム溝101f,101g,101h101iの逃げ部と
なっているので、カムリング102が固定筒101の第
2のリ−ド部101eに沿って繰り出されることを可能
とするとともにカムリング102が該第2のリ−ドに沿
って繰り出される状態になると、前記カム溝101f,
101g,101h,101iに対応するカムピン10
2d,102e,102f,102gがそれぞれ係合し
て繰り出される。
ム溝101f,101g,101h101iの逃げ部と
なっているので、カムリング102が固定筒101の第
2のリ−ド部101eに沿って繰り出されることを可能
とするとともにカムリング102が該第2のリ−ドに沿
って繰り出される状態になると、前記カム溝101f,
101g,101h,101iに対応するカムピン10
2d,102e,102f,102gがそれぞれ係合し
て繰り出される。
【0020】このため、固定筒101に対してカムリン
グ102が繰り出された状態においては、係合部の数が
増すこととなり、耐衝撃強度が向上する。このことはカ
ムリング102が繰り出された状態においては、不図示
のカメラ本体からカムリング102が突出するので、衝
撃を受ける機会やその影響が増大することに対する有効
な強度アップとなる。
グ102が繰り出された状態においては、係合部の数が
増すこととなり、耐衝撃強度が向上する。このことはカ
ムリング102が繰り出された状態においては、不図示
のカメラ本体からカムリング102が突出するので、衝
撃を受ける機会やその影響が増大することに対する有効
な強度アップとなる。
【0021】図5〜図7は固定筒101とカムリング1
02の組み込み作動状態を示す外面展開図である。図5
はカムリング102が沈胴位置に停止している状態を示
す外面展開図であり、前記固定筒101に形成されたカ
ム溝101aの組み込み部101cとカムリング102
のカムピン102aとの位相を合わせて組み込んだ後、
前記カム溝101aの第1のリード部101dにカムピ
ン102aが保持されて、一定角度回転した位置を沈胴
位置として示している。
02の組み込み作動状態を示す外面展開図である。図5
はカムリング102が沈胴位置に停止している状態を示
す外面展開図であり、前記固定筒101に形成されたカ
ム溝101aの組み込み部101cとカムリング102
のカムピン102aとの位相を合わせて組み込んだ後、
前記カム溝101aの第1のリード部101dにカムピ
ン102aが保持されて、一定角度回転した位置を沈胴
位置として示している。
【0022】この状態においては、前記カムピン102
d,102e,102f,102gはカム溝101f,
101g,101h,101iには係合せず、他の複数
のカムピン102aとカム溝101aとにより、カムリ
ング102は固定筒に保持された状態となっている。
d,102e,102f,102gはカム溝101f,
101g,101h,101iには係合せず、他の複数
のカムピン102aとカム溝101aとにより、カムリ
ング102は固定筒に保持された状態となっている。
【0023】図6はカムリング102がワイド状態に停
止している状態を示す外面展開図であり、前記図5の沈
胴状態からカムリング102が駆動ギア103により回
転させられて、前記カムリング102のカムピン102
aがカム溝101aの第2のリ−ド部101eに入って
から、一定角度回転した位置をワイド状態として示して
いる。
止している状態を示す外面展開図であり、前記図5の沈
胴状態からカムリング102が駆動ギア103により回
転させられて、前記カムリング102のカムピン102
aがカム溝101aの第2のリ−ド部101eに入って
から、一定角度回転した位置をワイド状態として示して
いる。
【0024】この状態においても、まだカムピン102
d,102e,102f,102gはカム溝101f,
101g,101h,101iに係合することなく、カ
ムリング102は他のカムピン102aとカム溝101
aにより固定筒101に係合保持されている。この後、
第2のリ−ド101eに沿ってカムリング102が繰り
出されていると、適宜前記カムピン102d,102
e,102f,102gはカム溝101f,101g,
101h,101iと係合し合うようになり、図7に示
すテレ状態まで繰り出されると、全てのカムピンがそれ
ぞれ対応するカム溝に係合保持された状態となる。
d,102e,102f,102gはカム溝101f,
101g,101h,101iに係合することなく、カ
ムリング102は他のカムピン102aとカム溝101
aにより固定筒101に係合保持されている。この後、
第2のリ−ド101eに沿ってカムリング102が繰り
出されていると、適宜前記カムピン102d,102
e,102f,102gはカム溝101f,101g,
101h,101iと係合し合うようになり、図7に示
すテレ状態まで繰り出されると、全てのカムピンがそれ
ぞれ対応するカム溝に係合保持された状態となる。
【0025】又、図7中に示すように前記カムリング1
02のギア逃げ部102cが第2のリ−ド101eと同
一リ−ドで、かつカム溝101f,101g,101
h,101iを逃げるよう設定されているので、作動に
何ら問題はない。
02のギア逃げ部102cが第2のリ−ド101eと同
一リ−ドで、かつカム溝101f,101g,101
h,101iを逃げるよう設定されているので、作動に
何ら問題はない。
【0026】第2の実施例 図8は、本出願に係る第2の発明の実施例を示すカメラ
の鏡筒部を表す要部斜視図である。図8において、80
1は不図示のカメラ本体に固定される外筒であるところ
の固定筒であり、この内面には複数の係合溝としてのカ
ム溝801aが形成されている。802はカムリングで
あり、このカムリング802の光軸方向後端部の外周に
カムピン802aが光軸方向および円周方向に沿って複
数配置されると同時に不図示の駆動源からの駆動力を受
けて回転する駆動ギア803とかみ合う動力伝達部とし
てのギア部102bが円周方向に沿って設けられてい
る。
の鏡筒部を表す要部斜視図である。図8において、80
1は不図示のカメラ本体に固定される外筒であるところ
の固定筒であり、この内面には複数の係合溝としてのカ
ム溝801aが形成されている。802はカムリングで
あり、このカムリング802の光軸方向後端部の外周に
カムピン802aが光軸方向および円周方向に沿って複
数配置されると同時に不図示の駆動源からの駆動力を受
けて回転する駆動ギア803とかみ合う動力伝達部とし
てのギア部102bが円周方向に沿って設けられてい
る。
【0027】これに対し、固定筒801にはカム溝80
1aに加え、カムリング802のギア部802bがその
作動範囲で固定筒801の内壁に干渉しないように、ギ
ア逃げ部801f(図9参照)が形成されている。ま
た、カムリング802には、前記第1の発明と同様に不
図示の撮影レンズ光学系をあらかじめ決められた位置に
光軸方向に沿って駆動するための不図示のカム溝が形成
され、このカムリング802に回転可能に保持され、撮
影レンズ光学系を光軸方向に沿って案内支持する直進案
内筒との共同作用により、撮影レンズ光学系の変倍機構
を構成している。
1aに加え、カムリング802のギア部802bがその
作動範囲で固定筒801の内壁に干渉しないように、ギ
ア逃げ部801f(図9参照)が形成されている。ま
た、カムリング802には、前記第1の発明と同様に不
図示の撮影レンズ光学系をあらかじめ決められた位置に
光軸方向に沿って駆動するための不図示のカム溝が形成
され、このカムリング802に回転可能に保持され、撮
影レンズ光学系を光軸方向に沿って案内支持する直進案
内筒との共同作用により、撮影レンズ光学系の変倍機構
を構成している。
【0028】なお、カムリング802は固定筒801に
組み込まれた状態において、前記ギア部802bが固定
筒801の切り込み部801bに露出するように設定さ
れており、この切り込み部801bを通して駆動ギア8
03とかみ合う。この構成により、不図示の駆動源から
の力を受けて駆動ギア803が図中反時計方向に回転す
ると、カムリング802は時計方向に回転する。この
時、カムピン802aとカム溝801aの作用により、
カムリング802は時計方向に回転しながら光軸前方
(図中左下方向)に繰り出されることとなる。
組み込まれた状態において、前記ギア部802bが固定
筒801の切り込み部801bに露出するように設定さ
れており、この切り込み部801bを通して駆動ギア8
03とかみ合う。この構成により、不図示の駆動源から
の力を受けて駆動ギア803が図中反時計方向に回転す
ると、カムリング802は時計方向に回転する。この
時、カムピン802aとカム溝801aの作用により、
カムリング802は時計方向に回転しながら光軸前方
(図中左下方向)に繰り出されることとなる。
【0029】また、上記とは反対に駆動ギア803が不
図示の駆動源からの力を受けて時計方向に回転すると、
カムリング802は反時計方向に回転しながら光軸後方
に繰り込まれる。
図示の駆動源からの力を受けて時計方向に回転すると、
カムリング802は反時計方向に回転しながら光軸後方
に繰り込まれる。
【0030】図9は前記固定筒801の外面展開図であ
る。カム溝801aは図示するように、カムリング80
2を組み込むための組み込み部801cと、例えば沈胴
状態からワイド状態へ至るまでの間、カムリング802
にリフトを与える第1のリ−ド部801d、さらに例え
ばワイドからテレまでの間カムリング802にリストを
与える第2のリ−ド部801eにより構成されている。
る。カム溝801aは図示するように、カムリング80
2を組み込むための組み込み部801cと、例えば沈胴
状態からワイド状態へ至るまでの間、カムリング802
にリフトを与える第1のリ−ド部801d、さらに例え
ばワイドからテレまでの間カムリング802にリストを
与える第2のリ−ド部801eにより構成されている。
【0031】また、図中2点鎖線で区切られた範囲80
1fはギア逃げ部であり、カムリング802のギア部8
02bが干渉しないように内周面を逃がしてある。図1
0は前記カムリング802の外面展開図である。このカ
ムリング802の光軸後端近傍には、光軸方向に沿って
複数かつ円周方向に沿って複数のカムピン802aが形
成もしくは固定され、ギア部802bが図中一点鎖線で
囲まれた範囲に形成されている。図11〜図13は固定
筒801とカムリング802の組み込み作動状態を示す
外面展開図である。図11はカムリング802が沈胴状
態に停止している状態を示す外面展開図であり、前記固
定筒801に形成されたカム溝801aの組み込み部8
01cとカムリング802のカムピン802aが保持さ
れて、一定角度回転した位置を沈胴位置として示してい
る。
1fはギア逃げ部であり、カムリング802のギア部8
02bが干渉しないように内周面を逃がしてある。図1
0は前記カムリング802の外面展開図である。このカ
ムリング802の光軸後端近傍には、光軸方向に沿って
複数かつ円周方向に沿って複数のカムピン802aが形
成もしくは固定され、ギア部802bが図中一点鎖線で
囲まれた範囲に形成されている。図11〜図13は固定
筒801とカムリング802の組み込み作動状態を示す
外面展開図である。図11はカムリング802が沈胴状
態に停止している状態を示す外面展開図であり、前記固
定筒801に形成されたカム溝801aの組み込み部8
01cとカムリング802のカムピン802aが保持さ
れて、一定角度回転した位置を沈胴位置として示してい
る。
【0032】図12はカムリング802がワイド状態に
停止している状態を示す外面展開図であり、前記図11
の沈胴状態から不図示の駆動源からの駆動力を受けて、
駆動ギア803が回転し、前記カムリング802がさら
に回転すると、カムピン802aはカム溝801aの第
2のリ−ド部801eに係合して繰り出され、この第2
のリード部801eに入ってから、一定角度回転した位
置をワイド状態として示してある。
停止している状態を示す外面展開図であり、前記図11
の沈胴状態から不図示の駆動源からの駆動力を受けて、
駆動ギア803が回転し、前記カムリング802がさら
に回転すると、カムピン802aはカム溝801aの第
2のリ−ド部801eに係合して繰り出され、この第2
のリード部801eに入ってから、一定角度回転した位
置をワイド状態として示してある。
【0033】この後、さらに第2のリ−ド801eに沿
ってカムリング802が繰り出されると、図13に示す
テレ状態となり、カムリング802は固定筒801から
一番突出した位置まで繰り出される。この時、カムリン
グ802もしくは不図示の公知の鏡筒等に衝撃力が加え
られても、本実施例においては図10に示すごとく7本
のカムピン802が構成されているので、衝撃力を分散
吸収することができ、耐衝撃力が向上する。
ってカムリング802が繰り出されると、図13に示す
テレ状態となり、カムリング802は固定筒801から
一番突出した位置まで繰り出される。この時、カムリン
グ802もしくは不図示の公知の鏡筒等に衝撃力が加え
られても、本実施例においては図10に示すごとく7本
のカムピン802が構成されているので、衝撃力を分散
吸収することができ、耐衝撃力が向上する。
【0034】また、円周方向に沿って3か所のカムピン
配置ではあるが、光軸方向に沿っては複数のカムピンが
設けられているので、固定筒801とカムリング802
の光軸方向嵌合長を長くしたことにより、前記カムリン
グ802や鏡筒に対して光軸直角方向からの衝撃力を受
けた際、前記カムピン802aとカム溝801aとの係
合がはずれ、カムリング802が固定筒801に対して
折れ曲がることを防止することができる。
配置ではあるが、光軸方向に沿っては複数のカムピンが
設けられているので、固定筒801とカムリング802
の光軸方向嵌合長を長くしたことにより、前記カムリン
グ802や鏡筒に対して光軸直角方向からの衝撃力を受
けた際、前記カムピン802aとカム溝801aとの係
合がはずれ、カムリング802が固定筒801に対して
折れ曲がることを防止することができる。
【0035】図14は、本発明の第3の実施例を示すカ
メラの鏡筒部を表す要部斜視図である。1401は不図
示のカメラ本体に固定される固定筒であり、この内面に
は少なくとも2つのリ−ドを有するカム溝1401aが
形成されている。1402は固定筒1401内に勘合す
るカムリングであり、このカムリング1402の光軸後
端近傍には上記カム溝1401aと相対摺動自在に係合
するカムピン1402aが形成されている。さらに固定
筒1401には前記カム溝1401aと同一リ−ドを有
する貫通溝1401bが3か所設けられている。カムリ
ング1402には前記カムピン1402aの他、動力伝
達部であるところの駆動ピン1404が固設される例え
ばネジ穴1402bが3か所形成されている。
メラの鏡筒部を表す要部斜視図である。1401は不図
示のカメラ本体に固定される固定筒であり、この内面に
は少なくとも2つのリ−ドを有するカム溝1401aが
形成されている。1402は固定筒1401内に勘合す
るカムリングであり、このカムリング1402の光軸後
端近傍には上記カム溝1401aと相対摺動自在に係合
するカムピン1402aが形成されている。さらに固定
筒1401には前記カム溝1401aと同一リ−ドを有
する貫通溝1401bが3か所設けられている。カムリ
ング1402には前記カムピン1402aの他、動力伝
達部であるところの駆動ピン1404が固設される例え
ばネジ穴1402bが3か所形成されている。
【0036】1403は固定筒1401の外周部に回転
自在に嵌合し、前記カムリング1402に回転力を付与
するための駆動リングであり、駆動ピン1404と光軸
方向摺動自在に係合する光軸方向溝1403aを有して
いる。そしてカムリング1402が固定筒1401に前
記第1の実施例と同様に組み込まれた後、前記駆動ピン
1404を前記光軸方向溝1403aおよび貫通溝14
01bを通して、前記カムリング1402のネジ穴部1
402bに固定する。
自在に嵌合し、前記カムリング1402に回転力を付与
するための駆動リングであり、駆動ピン1404と光軸
方向摺動自在に係合する光軸方向溝1403aを有して
いる。そしてカムリング1402が固定筒1401に前
記第1の実施例と同様に組み込まれた後、前記駆動ピン
1404を前記光軸方向溝1403aおよび貫通溝14
01bを通して、前記カムリング1402のネジ穴部1
402bに固定する。
【0037】この状態で不図示の動力源からの駆動力
を、公知の動力伝達手段例えばギア等で駆動リング14
03に与えて回転させると、駆動ピン1404と光軸方
向溝1403aの係合作用により、駆動ピン1404に
回転力が付与され、この結果カムリング1402が回転
する。この回転により、カムリング1402はカムピン
1402aとカム溝1401aの係合作用により、カム
溝1401aのリ−ドに従って回転しながら繰り出され
ることとなる。
を、公知の動力伝達手段例えばギア等で駆動リング14
03に与えて回転させると、駆動ピン1404と光軸方
向溝1403aの係合作用により、駆動ピン1404に
回転力が付与され、この結果カムリング1402が回転
する。この回転により、カムリング1402はカムピン
1402aとカム溝1401aの係合作用により、カム
溝1401aのリ−ドに従って回転しながら繰り出され
ることとなる。
【0038】図15は、本発明の第4の実施例を示すカ
メラの鏡筒部を表す要部斜視図である。1501は不図
示のカメラ本体に固定される固定筒であり、この内面に
は少なくとも2つのリ−ドを有するカム溝1501aが
形成されている。1502は固定筒1501内に嵌合す
るカムリングであり、このカムリング1502の光軸後
端近傍には上記カム溝1501aと相対摺動自在に係合
するカムピン1502aが形成されている。
メラの鏡筒部を表す要部斜視図である。1501は不図
示のカメラ本体に固定される固定筒であり、この内面に
は少なくとも2つのリ−ドを有するカム溝1501aが
形成されている。1502は固定筒1501内に嵌合す
るカムリングであり、このカムリング1502の光軸後
端近傍には上記カム溝1501aと相対摺動自在に係合
するカムピン1502aが形成されている。
【0039】さらに固定筒1501には前記カム溝15
01aと同一リ−ドを有する貫通溝1501bが3か所
設けられている。カムリング1502には前記カムピン
1502aの他、動力伝達部であるところの駆動ピン1
504が固設される例えばネジ穴1502bが3か所形
成されている。
01aと同一リ−ドを有する貫通溝1501bが3か所
設けられている。カムリング1502には前記カムピン
1502aの他、動力伝達部であるところの駆動ピン1
504が固設される例えばネジ穴1502bが3か所形
成されている。
【0040】1503は固定筒1501の外周部に回転
自在に嵌合し、前記カムリング1502に回転力を付与
するための駆動リングであり、駆動ピン1504と光軸
方向慴動自在に係合する光軸方向溝1503aを有して
いる。そしてカムリング1502が固定筒1501に前
記第1の実施例と同様に組み込まれた後、前記駆動ピン
1504を前記光軸方向溝1503aおよび貫通溝15
01bを通して、前記カムリング1502のネジ穴部1
502bに固定する。
自在に嵌合し、前記カムリング1502に回転力を付与
するための駆動リングであり、駆動ピン1504と光軸
方向慴動自在に係合する光軸方向溝1503aを有して
いる。そしてカムリング1502が固定筒1501に前
記第1の実施例と同様に組み込まれた後、前記駆動ピン
1504を前記光軸方向溝1503aおよび貫通溝15
01bを通して、前記カムリング1502のネジ穴部1
502bに固定する。
【0041】この状態で不図示の動力源からの駆動力
を、公知の動力伝達手段例えばギア等で駆動リング15
03に与えて回転させると、駆動ピン1504と光軸方
向溝1503aの係合作用により、駆動ピン1504に
回転力が付与され、この結果カムリング1502が回転
する。この回転により、カムリング1502はカムピン
1502aとカム溝1501aの係合作用により、カム
溝1501aのリ−ドに従って回転しながら繰り出され
ることとなる。
を、公知の動力伝達手段例えばギア等で駆動リング15
03に与えて回転させると、駆動ピン1504と光軸方
向溝1503aの係合作用により、駆動ピン1504に
回転力が付与され、この結果カムリング1502が回転
する。この回転により、カムリング1502はカムピン
1502aとカム溝1501aの係合作用により、カム
溝1501aのリ−ドに従って回転しながら繰り出され
ることとなる。
【0042】図16は本発明の第5の実施例を示すカメ
ラの固定筒1601とカムリング1602の組み込み作
動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
て、カムリング1602をワイド状態からテレ状態へ繰
り出すカム溝1601aは単一リ−ドを有するいわゆる
直線カムであり、この直線カム部のみを有するカム溝1
601bが独立して形成されている。このカム溝160
1bに対応するカムピン1602a,1602bは2本
存在し、カムリング1602がテレ側へ繰り出される
と、前記2本のカムピン1602a、1602bがカム
溝1601bと係合する。また、固定筒1601に対す
るカムリング1602の組み込み時および沈胴状態から
ワイド状態にある際、上記カムピン1602a、160
2bが固定筒1601の内壁と干渉しないように、固定
筒1601の図中2点鎖線で囲まれる範囲1601cは
内周面を逃がしてある。
ラの固定筒1601とカムリング1602の組み込み作
動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
て、カムリング1602をワイド状態からテレ状態へ繰
り出すカム溝1601aは単一リ−ドを有するいわゆる
直線カムであり、この直線カム部のみを有するカム溝1
601bが独立して形成されている。このカム溝160
1bに対応するカムピン1602a,1602bは2本
存在し、カムリング1602がテレ側へ繰り出される
と、前記2本のカムピン1602a、1602bがカム
溝1601bと係合する。また、固定筒1601に対す
るカムリング1602の組み込み時および沈胴状態から
ワイド状態にある際、上記カムピン1602a、160
2bが固定筒1601の内壁と干渉しないように、固定
筒1601の図中2点鎖線で囲まれる範囲1601cは
内周面を逃がしてある。
【0043】上記構成により、カムリング1602が外
部からの衝撃を受けやすいテレ状態近傍において、カム
溝1601bと係合するカムピン1602a,1602
bの数を増して衝撃力を分散吸収することが可能であ
る。
部からの衝撃を受けやすいテレ状態近傍において、カム
溝1601bと係合するカムピン1602a,1602
bの数を増して衝撃力を分散吸収することが可能であ
る。
【0044】なお、上記カムピン1602a,1602
bとは別にさらにカム溝1601bに係合するカムピン
の数を増したり、カムピンの代わりにオスヘリコイド状
の突条を形成してもよい。
bとは別にさらにカム溝1601bに係合するカムピン
の数を増したり、カムピンの代わりにオスヘリコイド状
の突条を形成してもよい。
【0045】図17は本発明の第6の実施例を示すカメ
ラの固定筒1701とカムリング1702の組み込み作
動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
て、カムピン1702a,1702bは光軸方向にずら
して形成され、さらにカムピン1702cは前記カムリ
ング1702をワイド状態からテレ状態へ案内支持する
単一リ−ドのカム溝1701aのリ−ドに沿って、カム
ピン1702bに対し斜め後方にずらして形成されてい
る。
ラの固定筒1701とカムリング1702の組み込み作
動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
て、カムピン1702a,1702bは光軸方向にずら
して形成され、さらにカムピン1702cは前記カムリ
ング1702をワイド状態からテレ状態へ案内支持する
単一リ−ドのカム溝1701aのリ−ドに沿って、カム
ピン1702bに対し斜め後方にずらして形成されてい
る。
【0046】これにより、カムリング1702がテレ側
へ繰り出されると、単一リ−ドのカム溝1701aには
カムピン1702b,1702cが係合し、前記と同
様、カムリング1702が外部からの衝撃を受けやすい
テレ状態近くで、カム溝と係合するカムピンの数を増し
て衝撃力を分散吸収することを可能にする。
へ繰り出されると、単一リ−ドのカム溝1701aには
カムピン1702b,1702cが係合し、前記と同
様、カムリング1702が外部からの衝撃を受けやすい
テレ状態近くで、カム溝と係合するカムピンの数を増し
て衝撃力を分散吸収することを可能にする。
【0047】なお、1701bは前記同様カムピン17
02b,1702cを逃げるため、固定筒1701の内
周面に形成された逃げ部である。また、前記同様上記カ
ムピン1702b,1702cとは別に、カム溝170
1aに係合するカムピンの数を増したり、カムピンの代
わりにオスヘリコイド状突条を形成してもよい。
02b,1702cを逃げるため、固定筒1701の内
周面に形成された逃げ部である。また、前記同様上記カ
ムピン1702b,1702cとは別に、カム溝170
1aに係合するカムピンの数を増したり、カムピンの代
わりにオスヘリコイド状突条を形成してもよい。
【0048】図18は、本発明の第7の実施例を示すカ
メラの固定筒1801とカムリング1802の組み込み
作動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
ては、カムリング1802をワイド状態からテレ状態へ
案内支持する単一リ−ドのカム溝1801aおよび18
01bのリ−ドに沿ってそれぞれ対応するカムピン18
02aと1802c,1802bと1802dがカムリ
ング1802に形成されている。
メラの固定筒1801とカムリング1802の組み込み
作動状態を示す要部外面展開図である。本実施例におい
ては、カムリング1802をワイド状態からテレ状態へ
案内支持する単一リ−ドのカム溝1801aおよび18
01bのリ−ドに沿ってそれぞれ対応するカムピン18
02aと1802c,1802bと1802dがカムリ
ング1802に形成されている。
【0049】これにより、カムリング1802がテレ側
へ繰り出されると、単一リ−ドのカム溝1801aには
カムピン1802a,1802cが係合し、カム溝18
01bにはカムピン1802b,1802dが係合し、
前記と同様、カムリング1802が外部からの衝撃を受
けやすいテレ状態近くで、カム溝と係合するカムピンの
数を増やして衝撃力を分散吸収することを可能としたも
のである。
へ繰り出されると、単一リ−ドのカム溝1801aには
カムピン1802a,1802cが係合し、カム溝18
01bにはカムピン1802b,1802dが係合し、
前記と同様、カムリング1802が外部からの衝撃を受
けやすいテレ状態近くで、カム溝と係合するカムピンの
数を増やして衝撃力を分散吸収することを可能としたも
のである。
【0050】なお、1801cは前記同様カムピン18
02a,1802b,,1802c,1802dを逃げ
るため、固定筒1801の内周面に形成された逃げ部で
ある。また、前記同様上記カムピン1802aと180
2cおよび1802bと1802dとは別に、カム溝1
801aと1801bに係合可能なカムピンの数を増し
たり、カムピンの代わりにオスヘリコイド状突条を形成
してもよい。
02a,1802b,,1802c,1802dを逃げ
るため、固定筒1801の内周面に形成された逃げ部で
ある。また、前記同様上記カムピン1802aと180
2cおよび1802bと1802dとは別に、カム溝1
801aと1801bに係合可能なカムピンの数を増し
たり、カムピンの代わりにオスヘリコイド状突条を形成
してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、内筒を相対回転可能に嵌合させた外筒
の嵌合面に少なくとも2つの傾きからなる係合溝部を形
成し、前記内筒の嵌合面に前記係合溝部に相対慴動自在
に係合する係合突起とを形成し、前記係合突起の少なく
とも1つに対応する係合溝部が1つだけ存在するように
係合溝部を前記外筒の嵌合面に形成して構成したので、
カム形状の自由度を損なうことなく、外筒から加えられ
る衝撃力に対する強度を向上させる効果がある。
の発明によれば、内筒を相対回転可能に嵌合させた外筒
の嵌合面に少なくとも2つの傾きからなる係合溝部を形
成し、前記内筒の嵌合面に前記係合溝部に相対慴動自在
に係合する係合突起とを形成し、前記係合突起の少なく
とも1つに対応する係合溝部が1つだけ存在するように
係合溝部を前記外筒の嵌合面に形成して構成したので、
カム形状の自由度を損なうことなく、外筒から加えられ
る衝撃力に対する強度を向上させる効果がある。
【0052】本出願に係る第2の発明によれば、内筒を
相対回転可能に嵌合させた外筒の嵌合面に少なくとも2
つの傾きからなる係合溝部を形成し、前記内筒の嵌合面
に前記係合溝部に相対慴動自在に係合する少なくとも3
ケ所以上の以上の係合突起と、この係合突起とは別に光
軸方向に少なくとも1つの係合突起とを形成し、作動領
域において、前記係合突起の少なくとも1つが係合する
係合溝部が独立して1つだけ存在するように係合溝部を
構成したので、前記第1の発明と同様に耐衝撃力の向上
を図るととも内筒先端部において光軸直角方向に衝撃力
を受けた際の耐曲げ衝撃強度の向上を図ることを可能と
する効果がある。
相対回転可能に嵌合させた外筒の嵌合面に少なくとも2
つの傾きからなる係合溝部を形成し、前記内筒の嵌合面
に前記係合溝部に相対慴動自在に係合する少なくとも3
ケ所以上の以上の係合突起と、この係合突起とは別に光
軸方向に少なくとも1つの係合突起とを形成し、作動領
域において、前記係合突起の少なくとも1つが係合する
係合溝部が独立して1つだけ存在するように係合溝部を
構成したので、前記第1の発明と同様に耐衝撃力の向上
を図るととも内筒先端部において光軸直角方向に衝撃力
を受けた際の耐曲げ衝撃強度の向上を図ることを可能と
する効果がある。
【図1】本発明の第1の実施例を示すカメラの鏡筒部を
表す要部斜視図。
表す要部斜視図。
【図2】上記第1の実施例におけるカムリングと駆動ギ
アを組み込み状態で光軸後方より見た側面図。
アを組み込み状態で光軸後方より見た側面図。
【図3】上記第1の実施例における固定筒の外面展開
図。
図。
【図4】上記第1の実施例におけるカムリングの外面展
開図。
開図。
【図5】上記第1の実施例における固定筒とカムリング
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図6】上記第1の実施例における固定筒とカムリング
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図7】上記第1の実施例における固定筒とカムリング
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
の組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図8】本発明の第2の実施例を示すカメラの鏡筒部を
表す要部斜視図。
表す要部斜視図。
【図9】上記第2の実施例における固定筒の外面展開
図。
図。
【図10】上記第2の実施例におけるカムリングの外面
展開図。
展開図。
【図11】上記第2の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図12】上記第2の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図13】上記第2の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図14】本発明の第3の実施例を示すカメラの鏡筒部
を表す要部斜視図。
を表す要部斜視図。
【図15】本発明の第4の実施例を示すカメラの鏡筒部
を表す要部斜視図。
を表す要部斜視図。
【図16】上記第5の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図17】上記第6の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
【図18】上記第7の実施例における固定筒とカムリン
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
グの組み込み作動状態を示す外面展開図。
101、801、1401、1501、1601、17
01、1801 固定筒 102、802、1402、1502、1602、17
02、1802 カムリング 103、803、1403、1503 駆動リング 1404、1504 駆動ピン 101a〜101i,801a〜801e,1401a
・1401b,1501a・1501b,1601a・
1601b,1701a,1801a・1801b カ
ム溝(係合溝部) 102a、802a、1402a、1502a、160
2a・1602b,1702a・1702b,1802
a〜1802d カムピン(係合突部)
01、1801 固定筒 102、802、1402、1502、1602、17
02、1802 カムリング 103、803、1403、1503 駆動リング 1404、1504 駆動ピン 101a〜101i,801a〜801e,1401a
・1401b,1501a・1501b,1601a・
1601b,1701a,1801a・1801b カ
ム溝(係合溝部) 102a、802a、1402a、1502a、160
2a・1602b,1702a・1702b,1802
a〜1802d カムピン(係合突部)
Claims (21)
- 【請求項1】 相対回転可能に嵌合させた外筒および内
筒と、前記外筒の嵌合面に形成した少なくとも2つの傾
きからなる係合溝部と、この係合溝部に相対摺動自在に
係合するように前記内筒の嵌合面に円周方向に形成した
少なくとも4個以上の係合突部と、前記係合突部のうち
の少なくとも1つに対応する前記係合溝部が独立して1
つだけ存在することを特徴とする光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項2】 前記内筒は、駆動源からの駆動力により
回転力を付与される動力伝達部を有することを特徴とす
る請求項1記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項3】 前記動力伝達部は、前記内筒外面に固定
された少なくとも1つの円筒状の駆動ピンと、前記駆動
ピンが外周面より突出可能に前記外筒に形成した貫通溝
部を有することを特徴とする請求項2記載の光学機器の
鏡筒装置。 - 【請求項4】 前記外筒の係合溝部に係合する前記内筒
の係合突部の数は、その作動領域内で変化することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光学機器の
鏡筒装置。 - 【請求項5】 前記係合突部の少なくとも1つは、前記
動力伝達部の設定角度範囲内に存在することを特徴とす
る請求項2記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項6】 前記動力伝達部はギアにより形成されて
いることを特徴とする請求項2記載の光学機器の鏡筒装
置。 - 【請求項7】 前記動力伝達部であるギアの設定角度範
囲内に存在する前記内筒の係合突部は、この内筒が光軸
前方に繰り出された時のみ前記外筒の係合溝部と係合で
きるように該係合溝部が光軸前方部分のみに構成されて
いることを特徴とする請求項6記載の光学機器の鏡筒装
置。 - 【請求項8】 前記係合溝部と干渉しないように、前記
動力伝達部であるギアの設定角度範囲内に存在する係合
突部の周囲に逃げ部が設けられていることを特徴とする
請求項7記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項9】 前記係合突部と前記動力伝達部であるギ
アの歯のうちのいずれか1つの円周方向位相角が一致す
るように該係合突部が配置されていることを特徴とする
請求項8記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項10】 前記係合突部は、円周方向等角度間隔
で配置されているかもしくは円周方向等角度間隔で配置
されたもののうち一部を除外したものであるとともに円
周方向等角度間隔で配置された時の係合突部の個数の整
数倍が前記動力伝達部であるギアを円周方向全周に形成
した際の歯数と等しくなるように形成したことを特徴と
する請求項8記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項11】 前記係合突部は、前記ギアにかみ合う
相手のギアに対して干渉しないかもしくは相手ギアにか
み合って内筒に回転力を付与する機能を有することを特
徴とする請求項9または10記載の光学機器の鏡筒装
置。 - 【請求項12】 前記係合突部の少なくとも1つは、円
筒もしくは先端に向かって径が細くなるテ−パ−状カム
ピンであることを特徴とする請求項11記載の光学機器
の鏡筒装置。 - 【請求項13】 前記係合溝部のうち少なくとも一部は
単一リ−ドを有するように形成されるとともに該単一リ
−ド−部のみを有する係合溝部が少なくとも1つ存在し
該係合溝部に相対摺動自在に係合するように前記係合突
部とは別に、少なくとも1つの係合突部またはオスヘリ
コイド状突条が前記内筒に形成されていることを特徴と
する請求項1記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項14】 前記単一リードを有する係合溝部は、
前記内筒が光軸前方に繰り出された時のみ該内筒の係合
突部と係合できるように前記外筒の光軸前方部分に形成
されていることを特徴とする請求項13記載の光学機器
の鏡筒装置。 - 【請求項15】 相対回転可能に嵌合させた外筒および
内筒と、前記外筒の嵌合面に形成した少なくとも2つの
傾きからなる係合溝部と、この係合溝部に相対摺動自在
に係合するように前記内筒の嵌合面に円周方向に少なく
とも3ケ所以上形成した係合突部と、この各係合突部と
は別に光軸方向にずらして形成された少なくとも1つの
係合突部と、作動領域において、前記係合突部のうちの
少なくとも1つが係合する前記係合溝部が独立して1つ
だけ存在することを特徴とする光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項16】 前記内筒は、駆動源からの駆動力によ
り回転力を付与される動力伝達部を有することを特徴と
する請求項15記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項17】 前記動力伝達部は、前記内筒外面に固
定された少なくとも1つの円筒状の駆動ピンと、前記駆
動ピンが外周面より突出可能に前記外筒に形成した貫通
溝部を有することを特徴とする請求項16記載の光学機
器の鏡筒装置。 - 【請求項18】 前記外筒の係合溝に係合する前記内筒
の係合突部の数は、その作動領域内で変化することを特
徴とする請求項15記載の光学機器の鏡筒装置。 - 【請求項19】 前記動力伝達部はギアにより構成され
ていることを特徴とする請求項16記載の光学機器の鏡
筒装置。 - 【請求項20】 前記係合突部の少なくとも1つは、円
筒もしくは先端に向かって径が細くなるテ−パ−状カム
ピンであることを特徴とする請求項15記載の光学機器
の鏡筒装置。 - 【請求項21】 前記係合溝部のうち少なくとも一部は
単一リ−ドを有するように形成されるとともに該単一リ
−ド−部のみを有する係合溝部が少なくとも1つ存在し
該係合溝部に相対摺動自在に係合するように前記係合突
部とは別に、少なくとも1つの係合突部またはオスヘリ
コイド状突条が前記内筒に形成されていることを特徴と
する請求項15記載の光学機器の鏡筒装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1748495A JPH08190040A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 光学機器の鏡筒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1748495A JPH08190040A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 光学機器の鏡筒装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08190040A true JPH08190040A (ja) | 1996-07-23 |
Family
ID=11945283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1748495A Pending JPH08190040A (ja) | 1995-01-09 | 1995-01-09 | 光学機器の鏡筒装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08190040A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002350705A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Olympus Optical Co Ltd | レンズ鏡筒 |
JP2008020488A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-31 | Canon Inc | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
JP2011039386A (ja) * | 2009-08-17 | 2011-02-24 | Canon Inc | 沈胴式レンズ鏡筒 |
WO2012102004A1 (ja) * | 2011-01-24 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP2014085486A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
JP2014085485A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
US8885266B2 (en) | 2011-01-24 | 2014-11-11 | Panasonic Corporation | Lens barrel |
US9158085B2 (en) | 2011-01-24 | 2015-10-13 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lens barrel |
US9235024B2 (en) | 2011-01-24 | 2016-01-12 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Lens barrel |
JP2017199038A (ja) * | 2017-08-10 | 2017-11-02 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および撮像装置 |
-
1995
- 1995-01-09 JP JP1748495A patent/JPH08190040A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5884038B2 (ja) * | 2011-01-24 | 2016-03-15 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | レンズ鏡筒 |
JP2014085486A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
JP2014085485A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
JP2017199038A (ja) * | 2017-08-10 | 2017-11-02 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒および撮像装置 |
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