JP3334031B2 - ズームレンズ鏡胴 - Google Patents

ズームレンズ鏡胴

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JP3334031B2
JP3334031B2 JP20691296A JP20691296A JP3334031B2 JP 3334031 B2 JP3334031 B2 JP 3334031B2 JP 20691296 A JP20691296 A JP 20691296A JP 20691296 A JP20691296 A JP 20691296A JP 3334031 B2 JP3334031 B2 JP 3334031B2
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章 船橋
純一 谷井
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    • G02OPTICS
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    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens
    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ズームレンズ鏡胴
およびズームレンズ用ファインダー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大部分のズームレンズ鏡胴では、
焦点距離を変えるために複数のレンズをズーム移動させ
るズーム送りと、フォーカス調整のために一部のレンズ
だけをフォーカス移動させるフォーカス送りとを、別個
の駆動モータで与えている。しかし、小型化・低コスト
化等のためには1つの駆動モータで両方の送りを与える
ことが望ましい。そこで、1つの駆動モータで両方の送
りを与えることができるようにしたズームレンズ鏡胴
が、いくつか提案されている。
【0003】たとえば、特開平6−202213号公報
で示された図7の分解斜視図に示したレンズ鏡胴1a
は、レンズ鏡胴1aの内部に1個の駆動モータ6と回転
伝達歯車列7とが設けられていて、駆動モータ6からの
回転の伝達を歯車列7によって切り換え、ズーム送り機
構またはフォーカス送り機構のどちらか一方に回転を伝
達するようになっている。しかし、このレンズ鏡胴1a
は、レンズ鏡胴1a内に駆動モータ6や歯車列7を収納
する必要があるため、レンズ鏡胴1aが全体的に大きく
なる。
【0004】これに対し、特開平4−317015号公
報で示された図8の組立斜視図に示したレンズ鏡胴1b
は、外部に駆動モータ6を設けることによって、全体的
に小さくすることが可能である。このレンズ鏡胴1b
は、第1および第2レンズ群8,9を移動させるための
カム溝2a,4aがそれぞれ形成された第1および第2駆
動環2,4を遊びを設けて同軸に直列結合し、第1およ
び第2レンズ群8,9を駆動するようになっている。こ
のレンズ鏡胴1bは、両駆動環2,4の結合部2b,4bが
互いに当接するまでの遊び範囲内においては、フォーカ
ス送りが与えられる。すなわち、駆動モータ6からの回
転は第2駆動環4にだけ伝達され、第2レンズ群9だけ
が移動し、第1駆動環2および第1レンズ群8は静止し
たままである。一方、第2駆動環4が所定以上回転され
て両駆動環2,4の結合部2b,4bが互いに当接して遊び
範囲外となると、ズーム送りが与えられる。すなわち、
第2駆動環4から第1駆動環2に回転が伝達され、両レ
ンズ群8,9は各駆動環2,4のカム溝2a,4aに沿って
移動する。つまり、このレンズ鏡胴1bでは、駆動環2,
4の結合の遊びの範囲の内外によって、フォーカス送り
とズーム送りとを別々に与えるようにしている。
【0005】しかし、このレンズ鏡胴1bでは、第2レ
ンズ群9に対してフォーカス送りとズーム送りとを同じ
カム溝4aで与えているので、フォーカス送りの分解能
及び精度とズーム送りの分解能及び精度とは同じとな
る。ところが、図9のカム曲線図に示すように、フォー
カス送りのための第2レンズ群9の移動量は、ズーム送
りのためのレンズ群8,9の移動量に比べて非常に小さ
く、たとえば、フォーカス送りのための移動量はズーム
送りのための移動量の1/3以下である。さらに、一般
に、フォーカス送りでは精度が必要であるので分解能を
高くすることが要求されるが、ズームの移動量を確保で
きるようにカムを形成した場合、カムが急勾配になり、
フォーカスに要求される分解能及び精度を達成できない
し、困難になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、1つの外部駆動源からの回転
駆動力によって、フォーカス送りとズーム送りとを、そ
れぞれ最適な分解能及び精度で別々に与えプラス小型化
したズームレンズ鏡胴を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するための本発明に係るズームレンズ
鏡胴は、フォーカス駆動系が組み込まれたズーム駆動系
を備え、外部駆動源に接続された駆動伝達手段により、
上記フォーカス駆動系に伝達の遊びなしに駆動力を伝達
する一方、上記ズーム駆動系に所定の伝達の遊びをもっ
て駆動力を伝達することを、本質的特徴とする。
【0008】上記構成において、伝達手段の伝達の遊び
の範囲内では、フォーカス駆動系だけが駆動され、伝達
の遊びの範囲外では、ズーム駆動系が駆動される。ズー
ム駆動系が駆動されると、フォーカス駆動系全体が、フ
ォーカス駆動系が含むレンズとともに移動されて、ズー
ム移動される。駆動伝達手段からの駆動力の伝達によ
り、ズーム移動量を確保しながら、十分なフォーカス分
解能及び精度を与えられるように、フォーカス駆動系と
ズーム駆動系とを構成することができる。
【0009】本発明は、種々の態様によって具体化され
る。
【0010】第1の態様によれば、ズームレンズ鏡胴
は、1または2以上のレンズからなる第1レンズを含む
フォーカス駆動系と、このフォーカス駆動系とさらに他
の第2のレンズ(複数であってもよい)とが組み込まれて
おり、上記フォーカス駆動系全体と上記第2レンズとを
相対的にズーム移動させるズーム駆動系と、外部駆動源
からの駆動力を上記フォーカス駆動系に伝達する第1伝
達手段と、この第1伝達手段との間に所定の遊び量を有
し、この遊び量の範囲外で、上記第1伝達手段の駆動力
を上記ズーム駆動系に伝達する第2伝達手段とを備え
る。そして、上記遊び量の範囲内では、上記フォーカス
駆動系のみが駆動されて、上記第1レンズがフォーカス
移動せしめられる一方、上記遊び量の範囲外では、上記
ズーム駆動系が駆動されて、上記フォーカス駆動系全体
と上記第2レンズとがズーム移動せしめられる。
【0011】上記構成において、フォーカス駆動系は、
遊び量の範囲の内外において、第1伝達手段から駆動力
が伝達されて駆動される。一方、遊び量の範囲外では、
第2伝達手段から駆動力が伝達されて、ズーム駆動系が
駆動される。このとき、ズーム駆動系は、フォーカス駆
動系全体を第2レンズとともにズーム移動する。すなわ
ち、第1レンズと第2レンズとがズーム移動される。第
1伝達手段からの駆動に対するフォーカス移動の分解能
及び精度はフォーカス駆動系の構成によって決まり、第
2伝達手段からの駆動に対するズーム移動の分解能及び
精度はズーム駆動系の構成によって決まるので、ズーム
移動量を確保しながら、十分な分解能及び精度のフォー
カスが得られる。
【0012】上記構成のズームレンズは、一般には、ズ
ーム操作の後にフォーカス操作が行なわれる。すなわ
ち、まず、外部駆動源は、遊び量の範囲を越えて第1伝
達手段に駆動力を与え、第2伝達手段を介してズーム駆
動系に駆動力を伝達し、ズーム動作を行なわせる。次
に、外部駆動源は、遊び量の範囲内で逆方向に駆動し、
第1伝達手段だけに駆動力を与え、フォーカス回転駆動
系のみを駆動して、フォーカス動作を行なわせる。
【0013】したがって、1つの外部駆動源からの駆動
力によって、フォーカス送りとズーム送りとを、それぞ
れ必要な移動量及び分解能及び精度で、別々に与えるこ
とができる。
【0014】好ましくは、上記フォーカス駆動系は、上
記第1レンズを支持しかつ上記第1伝達手段によって回
転されるレンズ枠と、このレンズ枠を内部に移動自在に
支持しかつ上記ズーム駆動系によって支持されてズーム
移動される筒状のズーム枠とを有し、上記レンズ枠と上
記ズーム枠とはヘリコイド結合される。上記ズーム駆動
系は、上記第2伝達手段から駆動力が伝達されたとき
に、上記フォーカス駆動系の上記ズーム枠を、上記第1
伝達手段によって駆動される上記フォーカス駆動系の上
記レンズ枠と同じ方向にかつ同じ回転量だけ回転させ
る。
【0015】上記構成において、遊び量の範囲内では、
第1駆動手段からの回転駆動力の伝達によって、フォー
カス駆動系のレンズ枠は、静止状態のズーム駆動系に支
持されたズーム枠に対して相対回転される。レンズ枠と
ズーム枠とはヘリコイド結合されているので、この相対
回転によって、レンズ枠は前後にフォーカス移動され
る。一方、遊び量の範囲外では、第2伝達手段によって
駆動されたズーム駆動系は、フォーカス駆動系のズーム
枠を、第1伝達手段によって回転されるレンズ枠と同じ
方向に同じ回転量だけ回転するので、フォーカス駆動系
のレンズ枠とズーム枠との間には相対回転がなくなり、
レンズ枠はズーム枠に対して相対移動されなくなる。そ
のため、フォーカス駆動系は、フォーカス移動されるこ
となく、ズーム移動される。したがって、フォーカス駆
動系のレンズ枠とズーム枠とのヘリコイドのリード等を
適宜に選択することにより、フォーカス移動を容易に高
分解能とすることができる。
【0016】好ましくは、上記第1レンズは、上記第2
レンズに関して被写体とは反対側に備えられる。
【0017】上記構成において、第1レンズを含むフォ
ーカス駆動系は、ズームレンズ鏡胴のカメラ本体側に配
置される。そのため、ズームレンズ鏡胴が繰り出されて
もフォーカス駆動系はカメラ本体の近くに位置するの
で、第1伝達手段は、外部駆動源から短い経路でフォー
カス駆動系に駆動力を伝達することができる。したがっ
て、ズームレンズ鏡胴の構成が簡単になる。
【0018】好ましくは、上記ズームレンズ鏡胴は、さ
らに、上記第1レンズより被写体側にシャッター機構を
備える。
【0019】上記構成において、シャッター機構は、ズ
ーム駆動系によって全体が駆動されるフォーカス駆動系
から離れて配置されるので、ズーム駆動系が駆動されて
も、回転しないように構成することが容易である。シャ
ッター機構が回転しなければ、カメラ本体側のCPUや
電源などと接続するためのケーブルやフレキシブル基板
などがねじれることはない。また、それらの回転しない
ものの間を通って、回転駆動力をフォーカス、ズーム駆
動系に伝える必要もない。したがって、ズームレンズ鏡
胴の構成が簡単になる。
【0020】好ましくは、上記ズームレンズ鏡胴の上記
ズーム駆動系は、さらに、上記ズーム駆動系が駆動され
るときにファインダー装置に駆動力を伝達するファイン
ダー駆動伝達手段を備える。
【0021】上記構成において、ファインダー駆動伝達
手段は、ズームレンズ鏡胴のズーム駆動系が駆動された
ときに、その駆動と同期して、駆動力をファインダー装
置に伝達する。したがって、ズームレンズ鏡胴のズーム
動作に同期して、ファインダー装置がズーム動作を行な
うようにすることができる。また、フォーカス駆動時に
は、ファインダー装置は駆動されない。
【0022】また、本発明は、ズームレンズ用ファイン
ダー装置を提供する。このファインダー装置は、上記し
た本発明のズームレンズに限らず、一般のズームレンズ
とともに用いることができる。
【0023】ズームレンズ用ファインダー装置は、ズー
ムレンズのズーム駆動系に接続された駆動伝達手段を備
える。この駆動伝達手段は、ファインダー装置のファイ
ンダーズーム駆動系に駆動力を伝達する。
【0024】上記構成において、ズームレンズのズーム
駆動系が駆動されると、ズームレンズはズーム駆動され
る。このとき、ズームレンズのズーム駆動系は、ファイ
ンダー装置の駆動伝達手段にも駆動力を伝達するので、
その駆動力によって、ファインダー装置のファインダー
ズーム駆動系が駆動される。したがって、ファインダー
装置は、専用の駆動源を用いることなく、簡単な構成
で、ズームレンズのズーム駆動に連動してズーム駆動さ
れる。
【0025】上記構成では、ファインダー装置には、ズ
ームレンズのズーム駆動系を介して駆動力が伝達される
が、ズームレンズのズーム駆動系を介さずに駆動力を伝
達するように構成することも可能である。
【0026】ズームレンズ用ファインダー装置は、ズー
ムレンズのズーム駆動に連動して、ファインダーズーム
駆動系が駆動される。ズームレンズは、外部駆動源に接
続されたレンズ駆動伝達手段により、フォーカス駆動系
には伝達の遊びなしに駆動力が伝達される一方、ズーム
駆動系には所定の伝達の遊びをもって駆動力が伝達され
る。ズームレンズ用ファインダー装置は、上記外部駆動
源に接続され、上記ズームレンズの上記レンズ駆動伝達
手段の上記ズーム駆動系に対する所定の上記伝達の遊び
と同じ遊び量の伝達の遊びをもって、上記外部駆動源か
らの駆動力を上記ファインダーズーム駆動系に伝達する
ファインダー駆動伝達手段を備える。
【0027】上記構成において、ファインダー装置のフ
ァインダー駆動伝達手段と、ズームレンズのレンズ駆動
伝達手段とは、同期する同じ伝達の遊びをもって、外部
駆動源からの駆動力をそれぞれ伝達する。そのため、所
定の伝達遊びの範囲内においては、ズームレンズのレン
ズ駆動伝達手段はズーム駆動系に駆動力を伝達しないの
で、ズームレンズはズーム駆動されない。また、ファイ
ンダー駆動伝達手段は、ファインダーズーム駆動系に駆
動力を伝達しないので、ファインダー装置はズーム駆動
されない。一方、所定の伝達遊びの範囲外においては、
ズームレンズのレンズ駆動伝達手段はズーム駆動系に駆
動力を伝達するので、ズームレンズはズーム駆動され
る。また、ファインダー駆動伝達手段は、ファインダー
ズーム駆動系に駆動力を伝達するので、ファインダー装
置はズーム駆動される。したがって、ファインダー装置
は、ファインダー装置専用の駆動源を用いることなく、
簡単な構成で、ズームレンズのズーム駆動に連動してズ
ーム駆動される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図6および図10
〜図13に示した本発明の各実施形態に係るズームレン
ズ鏡胴10,10a,10bおよびファインダー装置につい
て詳細に説明する。
【0029】まず、図1〜図5を参照しながら、第1実
施形態に係るズームレンズ鏡胴10について説明する。
【0030】このズームレンズ鏡胴10は、レンズシャ
ッタ式のいわゆるコンパクトカメラに用いられる。この
ズームレンズ鏡胴10は、図1の組立斜視図に示すよう
に、大略、固定筒20と、この固定筒20の内部に収納
された移動筒12とを有する。移動筒12は、不図示の
駆動モータからの回転がレンズ駆動長ギヤ14を介して
伝達されて移動されるようになっている。このズームレ
ンズ鏡胴10は、図2の分解斜視図に示すように、基本
的には、回転筒40が回転されて、直進筒30および回
転筒40が固定筒20から一体的に繰り出され、ズーミ
ングが行われるように構成されている。また、ファイン
ダーユニット18には、詳細は後述するが、ズームレン
ズ鏡胴10の移動部12に伝達された回転が、ファイン
ダー駆動長ギヤ16を介して伝達される。これによっ
て、ファインダー像の大きさはズームレンズ鏡胴10の
ズーム動作に連動して変化し、ファインダー装置がズー
ミングされるようになっている。
【0031】詳しくは、図2および図3,4の縦断面図
に示すように、固定筒20は、大略円筒形状の円筒部2
1を有し、不図示の固定部によってカメラのボディに固
定される。固定筒20の円筒部21の周壁には、図2に
示すように、軸方向に延在する矩形形状の貫通する1つ
のリード線通し穴29および貫通する2つの直進ガイド
穴22a,22bが形成されている。直進ガイド穴22a,
22bは、固定筒20の円筒部21の後端21b、すなわ
ち被写体側(矢印90で示す)とは反対側の端面にまで達
し、円筒部21の後端21bに開口部21s,21tを形成
している。固定筒20の円筒部21の各開口部21s,2
1t付近は、径方向外側に突出するガイド穴ブリッジ2
4a,24bによって、連結されている。固定筒20の円
筒部21の内周面21yには、リード線通し穴29に沿
って軸方向に延在する1本の直進キー28と、螺旋状に
延在する3本のリード26(1本は図示せず)とが隆起し
ている。固定筒20の外側には、固定筒20の各直進ガ
イド穴22a,22bに沿って固定筒20と平行に延在す
るレンズ駆動長ギヤ14とファインダー駆動長ギヤ16
とが、それぞれ回転自在にカメラのボディあるいは固定
筒20に固定され、各長ギヤ14,16の外周面が固定
筒20の円筒部21の内周面21yを越えて内側まで挿
入されるようになっている。
【0032】移動部12は、図4に示すように、直進筒
30、回転筒40、第2成分ズーム枠50、第2レンズ
枠60、および駆動筒70からなり、大略、固定筒20
の後端21b側から、この順に前方90へ挿入され、図
3,4に示すように組み立てられる。ただし、後述する
ように、第2成分ズーム枠50は回転筒40の円筒部4
1の前端41a側から挿入される。
【0033】直進筒30は、固定筒20の円筒部21の
内部に円筒部21の内周面に接近して配置される大略円
筒形状の円筒部31を有する。円筒部31の後端部31
bには、径方向外側に突出する2つの直進係合突起32
が突設され、固定筒20の直進ガイド穴22a,22bに
それぞれ摺接して、軸方向に案内されるようになってい
る。直進係合突起32は径方向外側からU字状の切り欠
き32a、すなわち長ギヤ逃げ部32aを有し、レンズ駆
動長ギヤ14およびファインダー駆動長ギヤ16に干渉
しないようになっている。円筒部31の内部には、その
前端部31aに第1レンズ群38が固定されている。さ
らに、この第1レンズ群38に隣接して、シャッター3
5およびシャッター駆動ユニット36(図3,4参照)が
固定されている。これよりさらに後側の筒部31の内周
面31yには、非貫通すなわち有底の3本の第2成分ズ
ームカム溝34(1本のみ図示)および有底の1本のリー
ド線逃げ溝39とが形成されている。直進筒30内に固
定されたシャッター駆動ユニット36に一端が接続され
たリード線37(またはフレキシブル基板)は、直進筒3
0のリード線逃げ溝39に収納され、固定筒20のリー
ド線通し穴29を通って、カメラ本体側のCPU80
(後述する)および電源(図示せず)に接続される。
【0034】回転筒40は、直進筒30の円筒部31の
内部に円筒部31の内周面に接近して配置される大略円
筒状の円筒部41と、この円筒部41の後端から径方向
外側に延在するフランジ部45とを有し、不図示のバヨ
ネット部により、軸方向に相対移動不自在でかつ相対回
転自在に、直進筒30に結合されるようになっている。
円筒部41には、前端41aから軸方向後方に延在する
3本のズーム回転伝達穴42(1本は図示せず)が貫通し
ている。フランジ部45は、固定筒20の円筒部21の
内部に収納される。フランジ部45の外周面には、3箇
所のリード結合部46と、1箇所のファインダー連動ギ
ヤ部47とが形成されており、リード結合部46と連動
ギヤ部47とはほぼ同径に位置している。ファインダー
連動ギヤ部47には、固定筒20の片方のガイド穴22
bから挿入されたファインダー駆動長ギヤ16が噛合す
るようになっている。このファインダー駆動長ギヤ16
には、図1に示すように、ファインダーユニット18の
ファインダーズームカム19に結合された連動ギヤ17
が噛合し、ファインダー視野の大きさがズームレンズ鏡
胴10の動作に連動して調整されるようになっている。
この連動ギヤ17は、ファインダー装置の駆動伝達手段
を構成する。回転筒40のリード結合部46は固定筒2
0の円筒部21の内周面21yのリード26に係合し、
回転筒40が固定筒20に対して回転すると、回転筒4
0が軸方向に移動するようになっている。この時、連動
ギヤ部47は、2本のリード26の間をリード26に沿
って回転前進するので、リード26とは干渉しない。こ
の回転筒40は、約100度の範囲で回転されて、ワイ
ド端とテレ端との間を移動する。また、フランジ部45
の後端面45bには、適宜角度幅で周方向に延在する2
つの空走溝48が形成されている。
【0035】第2成分ズーム枠50は、大略ドーナツ状
の本体部52と、本体部52の外周面から径方向外側に
突設された3本のカムピン56とを有する。本体部52
の内周面にはフォーカス用内ヘリコイド54が形成され
ている。第2成分ズーム枠50は、回転筒40の前端4
1a側から挿入され、第2成分ズーム枠50のカムピン
56が回転筒40のズーム回転伝達穴42にそれぞれ挿
入・係合され、さらに、直進筒30の円筒部31の内周
面31yの第2成分ズームカム溝34に挿入・係合され
るようになっている。
【0036】第2レンズ枠60は、大略円筒形の本体部
62を有し、本体部62の内部に第2レンズ群68を支
持するようになっている。本体部62の外周面には、第
2成分ズーム枠50の本体部52の内周面のフォーカス
用内ヘリコイド54と係合するフォーカス用外ヘリコイ
ド64が形成されていて、第2レンズ枠60が第2成分
ズーム枠50の内部にヘリコイド結合されるようになっ
ている。第2レンズ枠60の本体部62の外周面には、
軸方向に延在する3つのフォーカス回転伝達溝66が形
成されている。
【0037】駆動筒70は、固定筒20の円筒部21の
内部にこの円筒部21の内周面に接近して配置される大
略円筒状の円筒部72と、この円筒部72から前方(矢
印90で示す)にそれぞれ突出する3本のフォーカス回
転伝達キー76および2つのズーム回転伝達キー78と
を有する。円筒部72の外周面には、全周に渡って駆動
ギヤ74が形成されていて、レンズ駆動長ギヤ14に噛
合するようになっている。また、その駆動ギヤ74の径
は直進筒30よりは大きく、固定筒20のリード26
(径は回転筒40の連動ギヤ47とほぼ同じ)より小さく
なっている。そのため、長ギヤ14は直進筒30の外周
面と干渉することはなく、また、駆動ギヤ74はファイ
ンダー駆動ギヤ47やリード26とかみ合うことはな
い。フォーカス回転伝達キー76は、ズーム回転伝達キ
ー78よりも径方向内側に配置され、かつ、ズーム回転
伝達キー78よりも突出長さが大きい。ズーム回転伝達
キー78は、回転筒40の空走溝48に挿入され、駆動
筒70と回転筒40とが所定の回転遊び角をもって結合
されるようになっている。フォーカス回転伝達キー76
は第2レンズ枠60のフォーカス回転伝達溝66に摺接
し、かつ、フォーカス回転伝達キー76の外周面76a
は、第2レンズ枠60の本体部62の外周面62aより
径方向内側となるようになっていて、第2レンズ枠60
を軸方向移動自在に回転させることができるようになっ
ている。駆動筒70の円筒部72には適宜位置にバヨネ
ット部(図示せず)が形成され、軸方向に相対移動不自在
でかつ相対回転自在に回転筒40に結合されるようにな
っている。
【0038】次に、上記構成のズームレンズ鏡胴10の
動作について説明する。
【0039】このズームレンズ鏡胴10は、図2に示す
ように、レンズ駆動長ギヤ14が不図示の駆動モータに
よって、後方から前方を見たときに、反時計方向(矢印
94で示す)に回転されると、この長ギヤ14は駆動筒
70の駆動ギヤ74を、矢印96で示す時計方向に回転
させる。これによって駆動筒70が回転すると、駆動筒
70のフォーカス回転伝達キー76が第2レンズ枠60
のフォーカス回転伝達溝66に摺接しているので、第2
レンズ枠60が回転される。また、駆動筒70が回転す
ると、駆動筒70のズーム回転伝達キー78が回転し、
回転筒40の空走溝48内を移動する。
【0040】駆動筒70のズーム回転伝達キー78が回
転筒40の空走溝48の一方の端面48aに達するまで
の空走区間においては、回転筒40は回転されない。そ
のため、直進筒30と回転筒40とは静止状態であり、
第1レンズ群38は静止したままである。また、回転筒
40のズーム回転伝達穴42にカムピン56が係合する
第2成分ズーム枠50も回転されない。しかし、第2レ
ンズ枠60は、前述のように、駆動筒70の回転によっ
て回転されるので、第2レンズ枠60は第2成分ズーム
枠50に対して回転する。第2レンズ枠60のフォーカ
ス用外ヘリコイド64と第2成分ズーム枠50のフォー
カス用内ヘリコイド54とは互いに係合しているので、
回転された第2レンズ枠60は、静止状態の第2成分ズ
ーム枠50に対して、矢印98で示したように、軸方向
前方に移動する。
【0041】したがって、空走区間においては、第1レ
ンズ群38が静止した状態で第2レンズ群68だけが軸
方向に移動され、フォーカス送りが与えられる。
【0042】一方、駆動筒70のズーム回転伝達キー7
8が回転筒40の空走溝48の一方の端面48aに達し
た後、空走区間を越えてさらに回転されると、ズーム回
転伝達キー78は、回転筒40の空走溝48の一方の端
面48aを付勢して、回転筒40を矢印96で示す時計
方向に回転させる。
【0043】回転筒40が回転すると、回転筒40のフ
ランジ部45のリード結合部46が固定筒20の円筒部
21の内周面21yのリード26に係合しているので、
回転筒40は固定筒20のリード26に沿って軸方向前
方(矢印90で示す)に移動する。直進筒30は回転筒4
0にバヨネット結合され、かつ、直進筒30の円筒部3
1から突設された直進結合突起32が固定筒20の直進
ガイド穴22a,22bに案内されるので、直進筒30
は、回転することなく、回転筒40とともに軸方向前方
90に一体的に移動し、直進筒30に支持された第1レ
ンズ群38も軸方向前方90に移動する。また、駆動筒
70もバヨネット結合されているので、回転しながら軸
方向に一体的に移動する。
【0044】また、直進筒30の第2成分ズームカム溝
34と回転筒40の第2成分回転伝達溝42とにカムピ
ン56で支持されている第2成分ズーム枠50は、回転
筒40と直進筒30との相対回転によって軸方向に移動
する。このとき、第2成分ズーム枠50は、そのカムピ
ン56が回転筒40のズーム回転伝達穴42に係合して
いるので、回転筒40および駆動筒70と一体的に回転
する。一方、第2成分ズーム枠50の内部に収納された
第2レンズ枠60は、前述のように駆動筒70と一体的
に回転する。そのため、第2成分ズーム枠50と第2レ
ンズ枠60とは一体的に回転し、相対回転しないので、
軸方向に相対移動しない。したがって、第2レンズ枠6
0に支持された第2レンズ群68は、第2成分ズーム枠
50に対して軸方向に相対移動することなしに一体的に
軸方向に移動する。
【0045】したがって、空走区間を越えると、第1お
よび第2レンズ群38,68が軸方向に移動されて、ズ
ーム送りが与えられる。このとき、第2レンズ群68
は、第2成分ズーム枠50に対して最も前方に繰り出さ
れた状態である。
【0046】上記のようにしてズームレンズ鏡胴10が
回転されると、移動部12は固定筒20から前方90に
繰り出され、ズームレンズ鏡胴10は、図3(II)に示し
たワイド端状態から、図3(I)に示したテレ端状態とな
る。
【0047】次に、駆動モータが逆回転されると、第1
レンズ群38は静止したままで、第2レンズ群68だけ
が矢印92で示すように軸方向後方に移動し、たとえば
テレ端状態から逆回転されたときには、図4(I)に示す
ようになる。
【0048】すなわち、図2に示すように、駆動モータ
の逆転によって駆動長ギヤ14は時計方向95に回転
し、駆動筒70は反時計方向97に回転する。そして、
駆動筒70のズーム回転伝達キー78は回転筒40の空
走溝48の一方の端面48aから離れて、対向する他方
の端面48b側に移動を開始する。つまり、空走区間を
逆向きに移動する。このときには、回転筒40に回転が
伝達されないので、固定筒20に対して、直進筒30、
回転筒40および第2成分ズーム枠50は静止状態とな
る。一方、第2レンズ枠60は駆動筒70と一体的に反
時計方向97に回転するので、ヘリコイド54,64の
係合によって、静止した第2成分ズーム枠50に対し
て、矢印92で示すように軸方向後方に移動する。
【0049】さらに、駆動モータが逆回転すると、駆動
筒70のズーム回転伝達キー78は回転筒40の空走溝
48の他方の端面48bに当接し、直進筒30、回転筒
40および第2レンズ枠50も回転される。これによっ
て、移動部12は全体的に固定筒10内に繰り込まれ、
第1および第2レンズ群38,68が移動されてズーム
送りが与えられる。ズームレンズ鏡胴10は、図4(II)
に示すワイド端状態まで、繰り込まれる。このとき、第
2レンズ枠60は第2成分ズーム枠50に対して最も後
側位置となって、第2成分ズーム枠50と一体的に移動
される。
【0050】なお、レンズ繰り込み時には、駆動モータ
は、逆回転停止後に、再び、所定量だけ正回転し、ズー
ムレンズ鏡胴10がテレ側に繰り出される。これは、ズ
ームレンズ鏡胴10のがたが、レンズ繰り出し後に停止
したときと同じとなるようにするためである。すなわ
ち、駆動モータは、直進筒30、回転筒40および第2
レンズ枠50が回転されるまで逆転し、これによって、
たとえば図3(II)に示すように、第2レンズ枠60が第
2成分ズーム枠50の最も前端側に位置するようにして
から、ズームレンズ鏡胴10の駆動を停止する。
【0051】上記のズームレンズ鏡胴10は、ズーム送
りが与えられるときに、回転筒40が回転し、それによ
って、ファインダー駆動長ギヤ16も回転する。このフ
ァインダー駆動長ギヤ16には、ファインダーユニット
18の連動ギヤ17が噛合しているので、ズームレンズ
鏡筒10にズーム送りが与えられるときには、ファイン
ダーユニット18の連動ギヤ17にも回転が伝達され
る。したがって、ファインダーユニット18は、専用の
駆動源を用いることなく、簡単な構成で、ズームレンズ
鏡筒10のズーム駆動に連動してズーム駆動される。
【0052】次に、このズームレンズ鏡胴10の制御に
ついて説明する。このズームレンズ鏡胴10は、図5の
ブロック図に示した制御回路によって制御される。すな
わち、CPU80には、モータ回転量検出手段82たと
えばエンコーダと、テレ/ワイド検出スイッチ84と、
シャッター35の駆動回路であるシャッタードライバー
86と、モータ89の駆動回路であるモータドライバー
88とが接続されている。なお、図示は省略している
が、CPU80には、上記のズームレンズ鏡胴10に直
接に関係する機器類以外にも、通常のカメラと同様に、
レリーズスイッチ202や測距装置201などが接続さ
れている。
【0053】このズームレンズ鏡胴10は、カメラのテ
レ/ワイド操作スイッチ84が操作されて、テレ/ワイ
ド操作スイッチ84からの信号がCPU80に入力され
ると、CPU80はテレ/ワイドに対応してモータドラ
イバー88に制御信号を送り、モータ89を正回転また
は逆回転させる。たとえば、テレ/ワイド操作レバーが
テレ側に操作された後に中間位置に戻されて、テレ/ワ
イド検出スイッチ84からの信号がCPU80に入力さ
れなくなると、CPU80は、モータドライバー88に
停止制御信号を送り、モータ89の正回転を停止させ
る。一方、テレ/ワイドレバーがワイド側に操作された
後に中間位置に戻されて、テレ/ワイド検出スイッチ8
4からの信号がCPU80に入力されなくなると、CP
U80は、モータドライバー88に正回転制御信号を送
り、逆回転していたモータ89を正回転させる。そし
て、CPU80は、モータ回転量検出手段82からの信
号を監視し、モータの正回転量が空走区間に対応する所
定量を越えたと判定すると、モータドライバ88に停止
制御信号を送る。
【0054】また、カメラのレリーズスイッチ202が
途中まで、すなわち1段目まで押されると、CPU80
は、測距装置201からの撮影距離データに基づいてモ
ータの回転量を算出し、モータドライバー88に逆回転
の制御信号を送り、モータ回転検出手段82で監視しな
がら、算出した回転量まで、モータ89を逆回転させ
る。
【0055】そして、カメラのレリーズスイッチがさら
に押されると、すなわち2段目まで押されると、CPU
80は、シャッタードライバー86に制御信号を送り、
シャッター34を動作させる。
【0056】上記構成において、一つの駆動モータを用
いて、フォーカス送りとズーム送りとを与えることがで
きる。駆動モータはズームレンズ鏡胴10の外部に設け
ているので、ズームレンズ鏡胴10が大きくなることは
ない。また、第2成分ズーム枠50の内ヘリコイド54
と第2レンズ枠60の外ヘリコイド64とを適宜に選択
することによって、ズーム送りとは無関係に、フォーカ
ス送りの分解能だけを高くすることができる。たとえ
ば、駆動モータの同一回転量に対して、フォーカス送り
の軸方向送り量がズーム送りの軸方向送り量の1/3以
下となるように、ヘリコイド54,64のリードを選択
する。
【0057】上記第1実施形態では、ファインダーユニ
ット18には、モータの回転がズームレンズ鏡胴10の
回転筒40を介して伝達されるが、次に、ズームレンズ
鏡胴10を介さずに回転を伝達する第2実施形態のズー
ムレンズ鏡胴10aおよびファインダー装置について、
説明する。
【0058】このズームレンズ鏡胴10aは、第1実施
形態のズームレンズ鏡胴10と大略同様に構成されるの
で、以下では相違点を中心に説明する。
【0059】図6の一部組立斜視図に示すように、この
ズームレンズ鏡胴10aは、固定筒20aの内部には駆動
長ギヤ14だけが挿入され、ファインダー駆動長ギヤ1
6は設けられていない。代わりに、駆動長ギヤ14に噛
合するファインダー駆動機構100が、ズームレンズ鏡
胴10aの外側に設けられている。このファインダー駆
動機構100は、ファインダー装置の駆動伝達手段を構
成する。
【0060】詳しくは、ファインダー装置の一部である
ファインダー駆動機構100は、駆動長ギヤ14に噛合
する回転自在の第1ギヤ102と、第1ギヤ102に噛
合する回転自在の第2ギヤ110と、第2ギヤ110と
同軸に隣接して配置された回転自在の中間ローラ120
と、中間ローラ120に隣接して第2ギヤ110とは反
対側に配置された回転自在の第3ギヤ130とを有し、
第3ギヤ130はファインダーユニット18のファイン
ダーカム19に結合されるようになっている。第2ギヤ
110は、その中間ローラ120側の端面に、対称位置
に配置され軸方向に突出する一対の回転伝達バー112
を有する。中間ローラ120は、その第2ギヤ110側
の端面に、大略180度の範囲で扇状に延在する2つの
差動溝124を有し、各差動溝124内に第2ギヤ11
0の各回転伝達バー112がそれぞれ挿入されるように
なっている。また、中間ローラ120の第3ギヤ130
側の端面には、第2ギヤ110と同様に突設された一対
の回転伝達バー122を有する。第3ギヤ130は、そ
の中間ローラ120側の端面に、中間ローラ120の差
動溝124と同様に形成された2つの差動溝134を有
し、各差動溝134内に中間ローラ120の各回転伝達
バー122がそれぞれ挿入されるようになっている。
【0061】上記構成において、第2ギヤ110と中間
ローラ120とは、第2ギヤ110の回転伝達バー11
2が差動溝124の一方の端面126から他方の端面1
28に当接するまでの間は、第2ギヤ110から中間ロ
ーラ120に回転が伝達されない空走区間となる。同様
に、中間ギヤ120と第3ギヤ130との間にも、回転
伝達バー122および差動溝134によって、空走区間
が形成される。この2つの空走区間が、丁度、ズームレ
ンズ鏡胴10aの空走区間と一致するようになってい
る。
【0062】すなわち、駆動長ギヤ14が矢印94で示
すように、前方から見て時計方向に回転されると、第1
ギヤ102を介して、第2ギヤ110も時計方向98に
回転する。この回転によって、第2ギヤ110の回転伝
達バー112は、中間ローラ120の差動溝124の一
方の端面126に接していた状態から時計方向に回転す
る。第2ギヤ110の回転伝達バー112が中間ローラ
120の差動溝124の他方の端面128に達するまで
は、中間ローラ120には回転が伝達されないので、中
間ローラ120は静止している。
【0063】第2ギヤ110の回転伝達バー112が中
間ローラ120の差動溝124の他方の端面128に達
した後は、回転伝達バー112が差動溝124の他方の
端面128を付勢するので、第2ギヤ110と中間ロー
ラ120とは、一体的に同方向に回転する。
【0064】中間ローラ120が回転を開始すると、中
間ローラ120の回転伝達バー122は第3ギヤ130
の差動溝134の一方の端面136から離れて他方の端
面138に向けて移動するが、他方の端面138に達す
るまでは、第3ギヤ130に回転が伝達されないので、
第3ギヤ130は静止している。中間ローラ120の回
転伝達バー122が第3ギヤ130の差動溝134の他
方の端面138に達した後は、回転伝達バー122が差
動溝134の他方の端面138を付勢するので、第3ギ
ヤ130は中間ローラ120と一体的に回転する。この
第3ギヤ130の回転開始は、ズームレンズ鏡胴10a
の回転筒40の回転開始すなわちズーム送りの開始と同
期するようにする。
【0065】上記のように、第2ギヤ110と中間ロー
ラ120との間、および中間ローラ120と第ギヤ13
0との間に、それぞれ空走区間を設けることによって、
小さいスペースで、ズームレンズ鏡胴10aの空走区間
とファインダー駆動機構100の空走区間とを一致させ
ることができる。したがって、ファインダー装置は、フ
ァインダー装置専用の駆動源を用いることなく、簡単な
構成で、ズームレンズ鏡筒10aのズーム駆動に連動し
てズーム駆動される。
【0066】次に第3実施形態のズームレンズ鏡胴10
bについて説明する。第3実施形態は、第1および第2
実施形態の鏡胴構成を2段繰り出しタイプの鏡胴に適用
したものである。まず、図10の縦断面図を参照しなが
ら、概略を説明する。図10の(A)はテレ端状態、(B)
はワイド端状態、(C)は沈胴状態を示す。
【0067】第1実施例と同様に、ズームレンズ鏡胴1
0bは、長ギヤ314(図11に図示)によって駆動筒3
70が駆動されると、その駆動は遊びをもって、回転筒
340に伝達される。その遊び(空走区間)を利用してフ
ォーカス動作を行うことは、第1実施形態と同様であ
る。空走区間の端まで駆動筒370が回転すると、回転
筒340も一体的に回転する。回転筒340は固定筒3
20にリード結合しているので、バヨネット結合された
直進筒330および駆動筒370と一体的に光軸方向に
進退する。その時、直進筒330は固定筒320に直進
ガイドされており、直進する。前進筒390には、第1
成分レンズ・シャッターユニット393が取り付けられ
ており、回転筒340とヘリコイド結合し、直進筒33
0に直進ガイドされているので、回転筒340が回転し
ながら光軸方向に進退すると、前進筒390は、回転筒
340に対して光軸方向に進退し、第1成分レンズ・シ
ャッターユニット393をズームに必要なレンズ位置へ
移動する。また、第2成分ズーム枠350は、回転筒3
40とキー結合して回転を伝達され、直進筒330とカ
ム結合しているので回転筒340の回転にともなって、
回転筒340に対して光軸方向に進退し、ズームに必要
なレンズ位置へ移動する。
【0068】次に、より具体的に説明するが、上述のよ
うに第1実施形態と共通の部分が多いので、以下では、
主に第1実施形態との相違部について説明する。
【0069】固定筒320の内面には、リード326お
よび不図示の直進ガイドがあり、それぞれ、回転筒34
0の後端部にあるリード結合部346及び直進筒330
の後端部にある直進係合突起332(図12では、33
2a,332b,332c)と結合している。回転筒340と
直進筒330はバヨネット部aによってバヨネット結合
し、直進筒330と駆動筒370はバヨネット部bによ
ってバヨネット結合しており、3者は光軸方向一体、回
転自在に結合している。直進筒330と駆動筒370の
間には補強板395がはさまれており、駆動力により直
進筒330が変形するのを防いでいる。駆動筒370の
後端部には駆動ギヤ374があり、第1実施形態と同
様、固定筒320に保持された長ギヤ314(図11参
照)とギヤ結合されており、不図示のモータによって駆
動される。回転筒340の後端にはファインダー連動ギ
ヤ部347があり、第1実施形態と同様、ファインダー
のズーム機構に連動している。
【0070】また、回転筒340の後端にはズーム回転
伝達キー349があり、駆動ギヤ374から所定の遊び
をもって回転を伝達されるようになっている。図11は
回転筒340および駆動筒370をフィルム側から見た
図である。図に示したように、駆動筒370の外周には
駆動ギヤ374および空走溝378があり、駆動筒37
0が回転すると、空走溝378を空走してから空走溝3
78の端面378a,378bが回転筒340のズーム回
転伝達キー349に当接して回転を回転筒340に伝達
する。
【0071】図12に直進筒330とズーム回転伝達キ
ー349の関係を示す。図10に示したように、ズーム
回転伝達キー349は回転筒340の後端から駆動筒3
70の方へ直進筒330をはさむように突出している。
しかし、ズーム回転伝達キーがズーム時に回転する領域
は、直進筒330の小径部331Z内にあるので、両者
が干渉することはない。
【0072】図10に示すように、回転筒340の内面
には、ヘリコイド349xおよびズーム回転伝達キー溝
342があり、それぞれ前進筒390の後端のヘリコイ
ド結合部391および第2成分ズーム枠350のカムピ
ン356と係合している。直進筒330の外周には直進
伝達キー336があり、前進筒390の内面の直進係合
キー392と係合している。また、直進筒330には第
2成分ズームカム穴334があり、第2成分ズーム枠3
50のカムピン356とカム係合している。前進筒39
0には保護ガラス394および第1成分レンズ・シャッ
ターユニット393が取り付けられている。
【0073】第2レンズ枠360には第2成分レンズG
3,G4が保持されており、外周に形成された外ヘリコ
イドが第2成分ズーム枠350内面の内ヘリコイドとヘ
リコイド結合している。第2レンズ枠360にはフォー
カス回転伝達部366があり、駆動筒370のフォーカ
ス回転伝達キー376と結合して、回転を伝達される。
【0074】図13に、フォーカス回転伝達キー376
と第2成分ズーム枠350の関係を示す。フォーカス回
転伝達キー376は、フォーカス時にはカムピン356
の間を回転し、ズーム時にはカムピン356と一体に回
転するので、カムピン356と干渉することはない。な
お、図13ではフォーカス回転伝達キー376は一本で
あるが、2本、あるいは3本でもよい。
【0075】図10に示すように、第1成分レンズ・シ
ャッターユニット393と第2レンズ枠360の間には
第2成分付勢スプリング399があり、第2成分すなわ
ち第2レンズ枠360を後方へ付勢してヘリコイドやカ
ムのガタをなくし、フォーカスの精度を高めている。ま
た、シャッターを駆動するためのフレキシブル基板39
8は、その途中を直進筒330に固着されており、ズー
ミングにともなるフレキシブル基板398のたわみは、
フレキ前部398aは、第1レンズシャッターユニット
393の側方の空間で吸収し、フレキ後部398bは直
進筒330の後方、かつ固定筒320の内部の部分で吸
収するようになっている。また、周方向位置は、フォー
カス回転伝達キー376の回転範囲外にあり、フォーカ
ス回転伝達キー376と干渉しないようになっている。
【0076】次に動作を説明する。
【0077】まず、ズーム時の動きを説明する。レンズ
駆動長ギヤ314によって駆動筒370が回転し、ズー
ム回転伝達キー349によって回転筒340が回転する
と、固定筒320とリード結合により回転筒340は光
軸方向に移動する。このとき、バヨネット結合された直
進筒330及び駆動筒370も一体に移動する。さらに
前進筒390は直進筒330に直進ガイドされ、回転筒
340とヘリコイド結合しているので、回転せずに、回
転筒340に対して光軸方向に移動し、それとともに第
1成分レンズ・シャッターユニット393も光軸方向に
移動する。また、第2成分ズーム枠350は、回転筒3
40と一体的に回転し、直進筒330のカムによって光
軸方向に移動する。また、第2レンズ枠360はフォー
カス回転伝達キー376によって第2成分ズーム枠35
0と一体に回転するので、両者のヘリコイドは同状態を
保ったままである。このとき、第1成分レンズG1,G
2と第2成分レンズG3,G4は、光学的に要求される
関係を保ってズームする。ズーミング後、駆動筒370
を反転すると、空走溝378によって回転は回転筒34
0に伝達されないので、回転筒340は回転せず、上述
のズーム動作は行われない。駆動筒370の回転はフォ
ーカス回転伝達キー376によって第2レンズ枠360
に伝達され、第2レンズ枠360が回転する。第2成分
ズーム枠350は止まったままなので、両者間のヘリコ
イドによって第2レンズ枠360が光軸方向に移動し、
フォーカシングが行われる。
【0078】なお、詳細な動作、制御、ファインダーへ
の連動は、第1、第2実施形態と同じであり、また逆
に、第3実施形態の構成を第1、第2実施形態の2段構
成の鏡胴に用いることも可能である。
【0079】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではなく、その他種々の態様で実施可能であ
る。たとえば、ズームレンズ鏡胴はより多段で繰り出さ
れるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のズームレンズ鏡胴お
よびファインダー装置の組立斜視図である。
【図2】 図1のズームレンズ鏡胴の分解斜視図であ
る。
【図3】 図1のズームレンズ鏡胴の繰り出し時の縦断
面図である。
【図4】 図1のズームレンズ鏡胴の繰り込み時の縦断
面図である。
【図5】 図1のズームレンズ鏡胴を制御するための制
御回路のブロック図である。
【図6】 本発明の第2実施形態のズームレンズ鏡胴お
よびファインダー装置の斜視図である。
【図7】 従来例のズームレンズ鏡胴の分解斜視図であ
る。
【図8】 従来例のズームレンズ鏡胴の組立斜視図であ
る。
【図9】 図8のズームレンズ鏡胴のカム曲線図であ
る。
【図10】 本発明の第3実施形態に係るレンズ鏡胴の
縦断面図である。
【図11】 図10のレンズ鏡胴を光軸方向フィルム側
から見た要部組立図である。
【図12】 図11と同様の要部組立図である。
【図13】 図11と同様の要部組立図である。
【符号の説明】
10,10a,10b ズームレンズ鏡胴(ズームレンズ) 12 移動筒 14 レンズ駆動長ギヤ 16 ファインダー駆動長ギヤ 17 連動ギヤ(駆動伝達手段) 18 ファインダーユニット(ファインダー装置) 19 ファインダーカム 20 固定筒(ズーム駆動系) 21 円筒部 21b 後端 21s,21t 開口部 21y 内周面 22a,22b 直進ガイド穴 24a,24b ガイド穴ブリッジ 26 リード 28 直進キー 29 リード線通し穴 30 直進筒(ズーム駆動系) 31 円筒部 31a 前端部 31b 後端部 31y 内周面 32 直進係合突起 32a 長ギヤ逃げ部 34 第2成分ズームカム溝 35 シャッター(シャッター機構) 36 シャッター駆動ユニット(シャッター機構) 37 リード線 38 第1レンズ群(第2レンズ) 39 リード線逃げ溝 40 回転筒(ズーム駆動系) 41 円筒部 41a 前端 42 ズーム回転伝達穴 45 フランジ部 45b 後端面 46 リード結合部 47 ファインダー連動ギヤ部(ファインダー駆動伝達
手段) 48 空走溝(第2伝達手段、レンズ駆動伝達手段、駆
動伝達手段) 50 第2成分ズーム枠(フォーカス駆動系、ズーム駆
動系、ズーム枠) 52 本体部 54 内ヘリコイド 56 カムピン 60 第2レンズ枠(フォーカス駆動系、ズーム駆動
系、レンズ枠) 62 本体 62a 外周面 64 内ヘリコイド 66 フォーカス回転伝達溝 68 第2レンズ群(第1レンズ) 70 駆動筒(第1伝達手段、レンズ駆動伝達手段、駆
動伝達手段) 72 円筒部 74 駆動ギヤ 76 フォーカス回転伝達キー 76a 外周面 78 ズーム回転伝達キー 80 CPU 82 モータ回転量検出手段 84 テレ/ワイド操作スイッチ 86 シャッタードライバー 88 モータドライバー 89 モータ 100 ファインダー駆動機構(ファインダー駆動伝達
手段) 102 第1ギヤ 110 第2ギヤ 112 回転伝達バー 120 中間ローラ 122 回転伝達バー 124 差動溝 126,128 溝端面 130 第3ギヤ 134 差動溝 136,138 溝端面 201 測距装置 202 レリーズスイッチ 314 長ギヤ 320 固定筒 326 リード 330 直進筒 331Z 小径部 332,332a,332b,332c 直進係合突起 334 第2成分ズームカム穴 336 直進伝達キー溝 340 回転筒 342 キー溝 346 リード結合部 347 ファインダー連動ギヤ 349 ズーム回転伝達キー 349X ヘリコイド 350 第2成分ズーム枠 356 カムピン 360 第2レンズ枠 366 フォーカス回転伝達部 370 駆動筒 374 駆動ギヤ 376 フォーカス回転伝達キー 378 空走溝 378a,378b 端面 390 前進筒 391 ヘリコイド結合部 392 直進係合キー 393 第1成分レンズ・シャッターユニット 394 保護ガラス 395 補強板 398 フレキシブル基板 398a 前部 398b 後部 399 第2成分付勢スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1レンズ(68)を含むフォーカス駆動
    系(50,60)と、 該フォーカス駆動系(50,60)と、さらに他の第2の
    レンズ(38)とが組み込まれており、上記フォーカス駆
    動系(50,60)全体と上記第2レンズ(38)とを相対
    的にズーム移動させるズーム駆動系(20,30,40,5
    0,60)と、 外部駆動源からの駆動力を上記フォーカス駆動系(50,
    60)に伝達する第1伝達手段(70)と、 該第1伝達手段(70)との間に所定の遊び量を有し、該
    遊び量の範囲外で、上記第1伝達手段(70)の駆動力を
    上記ズーム駆動系(20,30,40,50,60)に伝達す
    る第2伝達手段(48)とを備え、 上記遊び量の範囲内では、上記フォーカス駆動系(50,
    60)のみが駆動されて、上記第1レンズ(68)がフォ
    ーカス移動せしめられる一方、上記遊び量の範囲外で
    は、上記ズーム駆動系(20,30,40,50,60)が駆
    動されて、上記フォーカス駆動系(50,60)全体と上
    記第2レンズ(38)とがズーム移動せしめられることを
    特徴とする、ズームレンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】 上記フォーカス駆動系(50,60)は、
    上記第1レンズ(68)を支持しかつ上記第1伝達手段
    (70)によって回転されるレンズ枠(60)と、該レンズ
    枠(60)を内部に移動自在に支持しかつ上記ズーム駆動
    系(20,30,40,50,60)によって支持されてズー
    ム移動される筒状のズーム枠(50)とを有し、上記レン
    ズ枠(60)と上記ズーム枠(50)とはヘリコイド結合さ
    れ、 上記ズーム駆動系(20,30,40,50,60)は、上記
    第2伝達手段(48)から駆動力が伝達されたときに、上
    記フォーカス駆動系(50,60)の上記ズーム枠(50)
    を、上記第1伝達手段(70)によって回転される上記フ
    ォーカス駆動系(50,60)の上記レンズ枠(60)と同
    じ方向にかつ同じ回転量だけ回転させることを特徴とす
    る、請求項1記載のズームレンズ鏡胴。
  3. 【請求項3】 上記第1レンズ(68)は、上記第2レン
    ズ(38)に関して被写体とは反対側に備えられることを
    特徴とする、請求項1記載のズームレンズ鏡胴。
  4. 【請求項4】 上記第1レンズ(68)より被写体側にシ
    ャッター機構(35,36)をさらに備えることを特徴と
    する、請求項1記載のズームレンズ鏡胴。
  5. 【請求項5】 上記ズーム駆動系(20,30,40,5
    0,60)は、上記ズーム駆動系(20,30,40,50,
    60)が駆動されるときにファインダー装置(16,17,
    18)に駆動力を伝達するファインダー駆動伝達手段(4
    7)をさらに備えることを特徴とする、請求項1記載の
    ズームレンズ鏡胴。
  6. 【請求項6】 フォーカス駆動系(50,60)が組み込
    まれたズーム駆動系(20,30,40,50,60)を備
    え、外部駆動源に接続された駆動伝達手段(48,70)
    により、上記フォーカス駆動系(20,30,40,50,
    60)に伝達の遊びなしに駆動力を伝達する一方、上記
    ズーム駆動系(50,60)に所定の伝達の遊びをもって
    駆動力を伝達することを特徴とする、ズームレンズ鏡
    胴。
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