JP5675211B2 - 光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収納位置と撮影位置との間を光軸方向に移動して撮影倍率を変更するズーム式のレンズ鏡筒技術の光学装置に関する。
ズーム式レンズ鏡筒を備えるデジタルカメラ等の撮像装置では、小型化を図るために、複数のレンズ群から入射した光束を光軸と交差する方向に屈曲させて撮像素子に導くプリズム等の反射光学素子を備えるものが提案されている(特許文献1)。
この提案では、レンズ鏡筒の第1レンズ群の後方に配置されたプリズム等により第1レンズ群から入射した光束を入射光軸に対して略直交する方向の撮像素子側に屈曲させる。
特開2009−122640号公報
ところで、特許文献1では、変倍動作中に第1光軸と第2光軸にある光学部材を駆動するためのモータなどが必要になる。このような場合、動画撮影中に変倍と合焦動作を行うと、記録音の品位が損なわれる場合がある。複数の駆動部からの騒音が録音され得るからである。
そこで、本発明は、屈曲光学系を用いた撮像装置において、複数の光学部材を駆動する駆動部からの騒音によって記録音の品位の低下を軽減する仕組みを提供することを目的とする。
本願発明の一つの側面によれば、撮像装置は、第1の光軸の方向で入射する被写体からの光束を第2の光軸の方向に屈曲させる反射光学素子と、前記第2の光軸に沿って配置される光学部材を駆動するモータと、被写体側から見たときに前記第2の光軸を前記モータと挟む位置であって、且つ前記被写体側から見たときに前記第1の光軸に対して前記第2の光軸の反対側に設けられ、且つ前記第2の光軸に沿った方向に左チャンネルマイクと右チャンネルマイクとを有するステレオマイクとが設けられている。
本発明によれば、屈曲光学系を用いた光学装置において、複数の光学部材を駆動する駆動部からの騒音によって記録音の品位の低下を軽減することができる。
本発明の光学装置の実施形態の一例であるデジタルカメラのレンズ鏡筒がWIDE位置(広角位置)にある状態を示す要部断面図である。 図1を第1レンズユニットの被写体側から見た主要部分の正面図である。 第3レンズユニットの駆動機構を説明するための斜視図である。 絞り兼シャッタの斜視図である。 絞り兼シャッタの分解斜視図である。 レンズ鏡筒がTELE位置(望遠位置)にある状態を示す要部断面図である。 図6を第1レンズユニットの被写体側から見た主要部分の正面図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す要部断面図である。 図8を第1レンズユニットの被写体側から見た正面図である。 カム筒、及びプリズムを駆動する機構の一部を分解した斜視図である。 プリズムを保持する保持部材とプリズム駆動部の一部とを示す平面図である。 固定筒の内周側展開図である。 プリズムキャリアとプリズムディレイギアとの位相関係、及びトーションバネのチャージ量を説明するための図である。 カム筒及びプリズムを駆動する機構の一部を破断した斜視図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を背面側から見た図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す光軸Bに直交する方向の要部断面図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示すカメラ本体の第1レンズユニットの光軸方向被写体側から見た斜視図である。 撮像装置の第1レンズユニットの光軸方向撮影者側から見た斜視図である。 SINK位置(収納位置)のレンズ鏡筒の部分斜視図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す第1レンズユニットの光軸に垂直な方向のカメラ本体の断面図である。 レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す撮像装置の断面図である。 撮像装置の撮像素子部を光軸B被写体と反対側から見た斜視図である。 撮像素子部を光軸B被写体側から見た斜視図である。 レンズ鏡筒に取り付ける撮像素子8とセンサープレート200、撮像基板201の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルカメラのレンズ鏡筒がWIDE位置(広角位置)にある状態を示す要部断面図、図2は図1を第1レンズユニットの光軸方向から見た主要部分の正面図である。なお、レンズ鏡筒は、収納位置と撮影位置との間を光軸方向に移動して撮影倍率を変更するズーム式のレンズ鏡筒とされている。
図1及び図2に示すように、本実施形態のデジタルカメラは、ズーム式レンズ鏡筒として、第1レンズユニット10、第2レンズユニット20、プリズム6、固定筒62、カム筒61、直進ガイド筒63、及び鏡筒保持枠の一例を構成するズームボディ64を備える。なお、図2では、第1レンズユニット10、第2レンズユニット20、固定筒62、及び直進ガイド筒63の図示は省略している。
第1レンズユニット10は、1群鏡筒11に1群レンズ1が保持され、第1の光学部材としての第2レンズユニット20は、2群鏡筒21に2群レンズ2が保持されている。第1レンズユニット10と第2レンズユニット20は、光軸Aに沿って移動可能である。1群レンズ1及び2群レンズ2から入射した光束は、プリズム6により1群レンズ1及び2群レンズ2の光軸Aに対して略90°の角度で交差する光軸Bの方向に屈曲されて、撮像素子8の結像面に導かれる。プリズム6は、光軸Bに沿って移動可能に保持部材60に保持されている。ここで、光軸Aは本発明の第1の光軸の一例に相当し、光軸Bは本発明の第2の光軸の一例に相当する。
プリズム6と撮像素子8との間には、プリズム6から撮像素子8に向けて順番に、撮影光量を制御する絞り兼シャッタ9、3群レンズ3、4群レンズ4、5群レンズ5、及び光学フィルタ7が光軸Bに沿って配置されている。ここで、3群レンズ3、4群レンズ4、及び5群レンズ5は、本発明の光学部材の一例に相当する。
絞り兼シャッタ9は、シャッタ地板92に固定され、3群レンズ3は、3群地板31に保持されており、3群地板31とシャッタ地板92とを互いにねじ等で結合して一体化することで第3レンズ群30を構成している。第3レンズ群30がステッピングモータ32の駆動により光軸Bに沿って進退することで変倍動作が行われる。
図3は、第2の光学部材の一つとしての第3レンズユニット30の駆動機構を説明するための斜視図である。図3に示すように、ステッピングモータ32の出力軸には、ギア33が取り付けられており、ギア33はギア34と噛合してスクリュー35を増速回転させる。スクリュー35には、3群地板31に取り付けられたラック36が噛合している。これにより、3群地板31は、光軸Bと平行な2本のガイド部材としてのガイド軸86,87によって支持、保持され、光軸Bに沿って移動可能になっている。従って、スクリュー35が回転することにより、ラック36が光軸B方向の力を受けて移動し、ラック36と共に第3レンズユニット30が光軸B方向に移動する。
図4は絞り兼シャッタ9の斜視図、図5は絞り兼シャッタ9の分解斜視図である。図4及び図5に示すように、絞り兼シャッタ9は、シャッタ地板92と3群地板31側に配置されるカバー96との間に、開口96aを開閉する複数の羽根94,95が設けられている。カバー96とシャッタ地板92とは、ビス87により互いに固定されている。
ステッピングモータ91は、絞り兼シャッタ9の複数の羽根94,95を開閉駆動するためのアクチュエータであり、ステッピングモータ91のモータ軸には、モータ軸の軸線に対して直交する方向に延びるレバー93が取り付けられている。レバー93の延設方向の両端部には、それぞれ軸93a,93bが突設されている。
軸93aは、シャッタ地板92に形成された円弧状穴92a、羽根94に形成された長穴94a及びカバー96に形成された円弧状穴96aに挿入され、円弧状穴92a,96aに沿って移動可能とされている。また、軸93bは、シャッタ地板92に形成された円弧状穴92b、羽根95に形成された長穴95a及びカバー96に形成された円弧状穴96bに挿入され、円弧状穴92b,96bに沿って移動可能とされている。
そして、レバー93がステッピングモータ91の駆動により回転すると、羽根94,95が互いに逆方向に回動し、羽根94,95を往復回動させることで、開口96aを開閉する。これにより、開口96aを開閉する羽根94,95どうしの隙間を調整することで撮影光量を制御する絞り機能を実現し、開口96aを開いた状態から閉じた状態に羽根94,95を動かすことでシャッタ機能を実現する。
図1及び図2に戻って、4群レンズ4は、4群レンズホルダ41に保持されて第2の光学部材としての第4レンズユニット40を構成する。第4レンズユニット40は、前述のガイド軸86,87により光軸B方向に沿って移動可能に支持、保持されている。また、第4レンズユニット40は、不図示のバネにより被写体側に付勢されており、撮影時は不図示のストッパに当接して図1及び図2に示す位置に固定されている。
5群レンズ5は、5群レンズホルダ51に保持されて第2の光学部材として第5レンズユニット50を構成する。第5レンズユニット50は、前述のガイド軸86,87により光軸B方向に沿って移動可能に支持、保持されている。そして、ステッピングモータ42の駆動によりスクリュー42aを回転させて第5レンズユニット50を光軸Bに沿って進退移動させることで、変倍動作及び合焦動作が行われる。光学フィルタ7は、空間周波数の高い光をカットする為のローパスフィルタ機能と赤外光をカットする機能を有する。
図6はレンズ鏡筒がTELE位置(望遠位置)にある状態を示す要部断面図、図7は図6を第1レンズ群の光軸方向から見た主要部分の正面図である。なお、図7では、第1レンズユニット10、第2レンズユニット20、固定筒62、及び直進ガイド筒63の図示は省略している。
図6及び図7に示すように、レンズ鏡筒がTELE位置にある状態では、第1レンズユニット10が光軸Aに沿って被写体側に前進するとともに、第2レンズユニット20が光軸Aに沿って後退してプリズム6に接近した位置で停止する。第3レンズユニット30は、ステッピングモータ32の駆動により、光軸Bに沿ってプリズム6に向かって移動して該プリズム6に接近した位置で停止する。
このとき、図7に示すように、絞り兼シャッタ9の羽根94,95を開閉駆動するステッピングモータ91は、光軸B方向の位置がプリズム6と一致するように、プリズム6の下側において光軸Bと平行にプリズム6に対して全域が重なる位置に配置される。第4レンズユニット40は、ステッピングモータ42の駆動により、光軸Bに沿って撮像素子8に向かって移動して該撮像素子8に接近した位置で停止する。
図8はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す要部断面図、図9は図8を第1レンズ群の光軸方向から見た正面図である。また、図15はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を背面側から見た図、図16はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す光軸Bに直交する方向の要部断面図である。
図8、図9、及び図16に示すように、レンズ鏡筒がSINK位置にある状態では、プリズム6、第3レンズユニット30及び第5レンズユニット50は、光軸Bに沿って互いに干渉しないように撮像素子8側に移動する。このとき、第4レンズユニット40は、第3レンズユニット30に撮像素子8側に押されて収納位置まで繰り込まれる。これにより、第2レンズユニット20及び第1レンズユニット10の後方に収納空間が形成される。
ズームボディ64は、ガイド軸86,87及び光学フィルタ7を保持する。ガイド軸86,87は、図15に示すように、軸方向の一端がカム筒61内の2群鏡筒21と光軸A方向に重なる位置まで延びており、軸方向の他端は光学フィルタ7を保持する位置まで延びている。また、ズームボディ64は、光軸A方向の被写体側で固定筒62を保持し、また、後述する駆動機構のギア列を保持する。
図1、図6及び図8において、寸法Xは、固定筒62やカム筒61及び撮像素子8側に移動する前のプリズム6の光軸A方向の後方(被写体側の反対方向)に位置するズームボディ64の背面壁の最小肉厚寸法を示す。また、寸法Yは、ズームボディ64の背面壁の外面(被写体側の反対側の面)からプリズム6の保持部材60までの寸法を示す。ズームボディ64の最小肉厚や保持部材60とのクリアランスなどを考慮すると、Y≧Xの関係にある。
ここで、本実施形態では、ズームボディ64の背面壁に、第2レンズユニット20が光軸A方向に退避可能な貫通穴64aを形成している。このため、プリズム6の保持部材60が撮像素子8側に退避した際に第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20の後方に形成される退避空間に、貫通穴64aによって形成されるY寸法分の空間が加わることになる。これらの空間を合わせた収納空間に、第2レンズユニット20及び第1レンズユニット10が光軸Aに沿って退避して収納される。
また、図16に示すように、2群鏡筒21のガイド軸86,87に対応する部位には、第2レンズユニット20が光軸Aに沿って退避する際に、ガイド軸86,87との干渉を回避するための逃げ溝21a,21bが形成されている。
そして、レンズ鏡筒の沈胴状態では、2群レンズ2は、ガイド軸86,87の間に挟まれる位置に収納され、2群レンズ2のR2面側は、ガイド軸86,87よりもZ寸法分、光軸A方向の後方に配置される。
このとき、図9に示すように、絞り兼シャッタ9の羽根94,95を開閉駆動するステッピングモータ91は、光軸B方向の位置がプリズム6と一致するように、プリズム6の下側において光軸Bと平行にプリズム6に対して全域が重なる位置に配置される。
(固定筒62、カム筒61及び直進ガイド筒63)
次に、固定筒62、カム筒61及び直進ガイド筒63について説明する。図19はSINK位置(収納位置)のレンズ鏡筒の部分斜視図である。固定筒62の内周部には、カム筒61の外周部に設けられカムピン(不図示)がカム係合するカム溝62a(図6参照)が周方向に略等間隔で複数箇所形成されている。カム筒61の外周部には、後述する駆動ギア68に噛合するギア部61aが形成され、駆動ギア68から駆動力が伝達されることで、カム筒61が回転駆動される。カム筒61の光軸Aの方向の結像面側(後方)には切り欠き61bと61cが設けられている(図19参照)。このとき、固定筒62のカム溝62aとカム筒61のカムピンとのカム作用により、カム筒61は光軸Aに沿って進退することとなる。また、このように光軸Aに沿って進退可能なカム筒61の内周部には、不図示の1群カム溝及び2群カム溝が形成されている。
上述のように、カム筒61の光軸Aの方向の結像面側(後方)には切り欠き61bと61cが設けられている(図19参照)。これにより、図1に示されるWIDE位置から光軸Aの結像面側(後方)にカム筒61が移動すると、切り欠き61aにガイド軸86が、切り欠き61bにガイド軸87が進入し、入り込む。これにより、ガイド軸86,87とカム筒61とが干渉することなく図8、図19に示されるSINK位置に移動することができる。
直進ガイド筒63は、カム筒61の内周側に配置され、カム筒61と一体となって光軸A方向に移動可能とされている。直進ガイド部材としての直進ガイド筒63の光軸Aの方向の結像面側(後方)には切り欠き63aと63bが設けられている(図19参照)。図1に示されるWIDE位置から光軸Aの結像面側(後方)に直進ガイド筒63が移動すると、切り欠き63aにガイド軸86が、切り欠き63bにガイド軸87が進入し、入り込む。これにより、ガイド軸86,87と直進ガイド筒63とが干渉することなく図8、図19に示されるSINK位置に移動することができる。カム筒61と直進ガイド筒63との間には、第1レンズユニット10が配置され、第1レンズユニット10の1群鏡筒11の外周部に設けたカムピンがカム筒61の1群カム溝とカム係合している。また、直進ガイド筒63の外周部には、光軸A方向に沿って延びる直進溝(不図示)が形成されている。そして、この直進溝に1群鏡筒11の内周部に設けた凸部が係合することにより、1群鏡筒11の光軸Aを中心とした回転が規制されている。
直進ガイド筒63の内周側には、第2レンズユニット20が配置され、第2レンズユニット20は、第1レンズユニット10と同様に、2群鏡筒21に設けた不図示のカムピンがカム筒61の2群カム溝にカム係合する。また、直進ガイド筒63には、光軸A方向に不図示の貫通溝が設けられており、この貫通溝に2群鏡筒21のカムピンの根元に配置された係合部が係合することにより、2群鏡筒21の回転方向の動きが規制されている。
そして、カム筒61が回転すると、カム筒61の1群カム溝と1群鏡筒11のカムピンとのカム作用により、1群鏡筒11の凸部が直進ガイド筒63の直進溝を光軸A方向に摺動しながら、1群鏡筒11がカム筒61に対して光軸に沿って進退する。従って、カム筒61が固定筒62に対して光軸Aに沿って進退すると、カム筒61に対して1群鏡筒11が光軸Aに沿って進退して1群レンズ1が収納位置と撮影位置との間を移動する。2群レンズ2についても、同様の動作によって収納位置と撮影位置との間を移動する。
(カム筒61及びプリズム6の駆動機構)
次に、図10〜図14を参照して、カム筒61及びプリズム6の駆動機構について説明する。図10は、カム筒61、及びプリズム6を駆動する機構の一部を分解した斜視図である。
図10及び図14において、SWモータ67は、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20をSINK位置とWIDE位置の間で移動させるための駆動源である。TWモータ53は、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20をTELE位置とWIDE位置との間で移動させるための駆動源である。SWモータ67及びTWモータ53は、それぞれモータ軸線を光軸B方向に向け、かつモータ軸をカム筒61の径方向内側に向けて配置されており、また、TWモータ53は、SWモータ67より被写体側に配置されている。SWモータ67のモータ軸には、ウォームギア52が圧入され、TWモータ53のモータ軸には、ウォームギア54が圧入されている。
ウォームギア52とウォームギア54との間には、被写体側(図の上側)から順に光軸Aと平行にズームリングギア55、ズームキャリアギア56及び太陽ギア57が同軸配置されている。
太陽ギア57は、3段の平ギアからなる太陽ギア57a〜57cを備え、太陽ギア57aに噛合するギア66bが斜歯ギア66aを介してウォームギア52と噛合している。
ズームキャリアギア56は、ギア部56a、及びギア部56aの被写体側を向く面に周方向に略等間隔で突設された3本の軸部を備え、3本の軸部には、それぞれズーム遊星ギア58が軸支されている。また、ギア部56aには、ウォームギア54が斜歯ギア65bを介して平ギア65aと噛合し、ズーム遊星ギア58は、ギア57bに噛合するようになっている。ズームリングギア55は、内歯ギア55aと外歯ギア55bとを備え、内歯ギア55aには、ズーム遊星ギア58が噛合し、外歯ギア55bは、アイドラギア59を介して駆動ギア68に噛合し、駆動ギア68は、カム筒61のギア部61aに噛合する。
次に、プリズム駆動部80について説明する。プリズム駆動部80は、太陽ギア57の下側で被写体側から順にプリズムキャリア81、トーションバネ84及びプリズムディレイギア82が太陽ギア57と同軸に配置されており、プリズムディレイギア82は、プリズムキャリア81に回転自在に軸支される。
プリズムキャリア81の被写体側を向く面には、3本の軸部が周方向に略等間隔で突設されており、3本の軸部には、それぞれプリズム遊星ギア83が軸支されている。プリズム遊星ギア83は、太陽ギア57c及び不図示のギア地板に固定された内歯ギアに噛合するようになっている。
プリズムディレイギア82のギア部には、プリズム駆動ギア85が噛合する。プリズムキャリア81及びプリズムディレイギア82には、それぞれ掛止部81b及び掛止部82bが互いに対向する方向に延びて設けられており、掛止部81bは、掛止部82bより径方向内側に配置されている(図13参照)。
トーションバネ84は、コイル部と、コイル部の軸方向両端から径方向外側に延びる2本の腕部84a,84bとを備える。2本の腕部84a,84bは、プリズムディレイギア82及びプリズムキャリア81の掛止部82b,81bに掛止される。トーションバネ84は、組み込み時には、掛止部82b及び掛止部81bが同位相に配置された状態(図13(b)参照)で、2本の腕部84a,84bが掛止部82bに掛止されてプリチャージされている。
この状態で、プリズムディレイギア82の回転を自由にして、プリズムキャリア81を回転させると、プリズムキャリア81、プリズムディレイギア82及びトーションバネ84は一体的に回転する。一方、プリズムディレイギア82の回転を規制した状態で、プリズムキャリア81を回転させると、トーションバネ84をオーバーチャージしながらプリズムキャリア81のみが回転する。
(保持部材60とプリズム駆動部80の一部)
図11は、プリズム6を保持する保持部材60とプリズム駆動部80の一部を示す平面図である。
図11に示すように、保持部材60は、互いに平行配置されて光軸B方向に延びる2本のガイド部材としてのガイド軸86,87に移動可能に係合する係合部60a及び60bが形成されている。係合部60aには、ラックギア60cが形成されており、該ラックギア60cは、プリズム駆動ギア85と噛合している。このため、プリズム駆動ギア85が回転すると、保持部材60がプリズム6と一体となって光軸Bに沿って進退する。保持部材60が係合するガイド軸86,87は、光軸Aの被写体側からみて、カム筒61や直進ガイド筒63の内部まで延伸して設けられている。プリズム6は、被写体からの光を光軸Aから光軸Bに折り曲げる機能を撮影状態では有する必要があるためである。
(カム筒61及びプリズム6の動作)
次に、図10に戻って、カム筒61及びプリズム6の動作について説明する。
SWモータ67を駆動してTWモータ53を停止した場合、SWモータ67から駆動力が太陽ギア57に伝達されて該太陽ギア57が回転し、TWモータ53に接続されているズームキャリアギア56は停止している。そのため、ズーム遊星ギア58は、公転せず自転のみする。
例えば、太陽ギア57bの歯数を9、ズーム遊星ギア58の歯数を10、ズームリングギア55の内歯ギア55aの歯数を30とすると、太陽ギア57の回転は1/3.33倍に減速されてズームリングギア55に伝達される。これにより、外歯ギア55bの回転がアイドラギア59を介して駆動ギア68に伝達され、駆動ギア68の回転がカム筒61のギア部61aに伝達されてカム筒61が回転駆動される。
ズームリングギア55の回転方向は、太陽ギア57と逆方向となる。そして、このとき、太陽ギア57の回転がプリズム遊星ギア83を経てプリズムキャリア81に伝達される。ここで、保持部材60が光軸B方向に移動可能であれば、トーションバネ84とプリズムディレイギア82がプリズムキャリア81と一体に回転し、保持部材60を光軸B方向に進退させる。一方、保持部材60の光軸B方向の移動が規制されていれば、プリズムディレイギア82も回転できないため、トーションバネ84がオーバーチャージしながらプリズムキャリア81の回転を吸収する。
SWモータ67を停止し、TWモータ53を駆動した場合、SWモータ67に接続されている太陽ギア57は停止し、TWモータ53に接続されているズームキャリアギア56は回転する。そのため、ズーム遊星ギア58は自転と公転をする。例えば、太陽ギア57bの歯数を9、ズーム遊星ギア58の歯数を10、ズームリングギア55の内歯ギア55aの歯数を30とすると、ズームキャリアギア56の回転は1.3倍に増速されてズームリングギア55に伝達されて、カム筒61を回転駆動する。
この場合、ズームリングギア55の回転方向は、ズームキャリアギア56と同じ方向になる。そして、このとき、太陽ギア57が停止しているため、プリズムキャリア81も停止しており、保持部材60には駆動力は伝達されない。
SWモータ67とTWモータ53を同時に駆動した場合、ズームリングギア55には、合成された回転数が伝達される。例えば、太陽ギア57をCW(時計回り)方向に1rpm、ズームキャリアギア56をCW方向に1rpmで回転した場合を考える。太陽ギア57によってズームリングギア55に伝達されるはずの回転数は、CCW(反時計回り)方向に0.3rpmであり、ズームキャリアギア56によってズームリングギア55に伝達されるはずの回転数は、CW方向に1.3rpmである。従って、これらを合成して、ズームリングギア55はCW方向に1rpmで回転する。
ここで、太陽ギア57をCW方向に1.3rpm、ズームキャリアギア56をCW方向に0.3rpmで回転した場合を考える。太陽ギア57によってズームリングギア55に伝達されるはずの回転数は、CCW方向に0.39rpmであり、ズームキャリアギア56によってズームリングギア55に伝達されるはずの回転数は、CW方向に0.39rpmである。これらを合成すると、ズームリングギア55は停止することになる。
以上の説明から、SWモータ67とTWモータ53の回転数と回転方向を適切に選択することで、カム筒61を停止させた状態でプリズム6を駆動することができることが分かる。また、SWモータ67に接続したギア列の減速比は大きく、TWモータ53に接続したギア列の減速比は小さくなることが分かる。この点については、後述する。
(プリズム6を撮影位置、退避位置に配置する動作)
次に、図12及び図13を参照して、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20を光軸A方向に繰り出して、プリズム6を撮影位置に配置する動作について説明する。
図12は、固定筒62の内周側展開図である。図12に示すように、固定筒62の内周部には、カム筒61の外周部に設けたカムピンがカム係合するカム溝62aが周方向に略等間隔で複数箇所形成されている。また、固定筒62の後端部には、プリズム6を保持する保持部材60が光軸B方向に進退する際に通り抜ける切り欠き62bが形成されている。
更に、カム筒61及び直進ガイド筒63のガイド軸86,87に対応する部位には、光軸A方向に沿ってSINK位置(沈胴位置)に退避する際に、ガイド軸86,87との干渉を回避するための逃げ溝(図19参照)が形成されている。プリズム6を撮影位置に配置するために、保持部材60が係合するガイド軸86,87は、光軸Aの被写体側からみて、カム筒61や直進ガイド筒63の内部まで延伸して設けられているからである。したがって、保持部材60が係合するガイド軸86,87は、光軸Aの被写体側からみて、カム筒61や直進ガイド筒63の内部まで延伸して設けても、逃げ溝としての切り欠き61a、61b、63a、および63bがあるので、光軸Aの方向の収納状態(退避状態)での長さを短くすることができる。
ここで、カム筒61及び直進ガイド筒63は、本発明の駆動筒の一例に相当する。
(プリズムキャリア81とプリズムディレイギア82との位相関係等)
図13は、プリズムキャリア81とプリズムディレイギア82との位相関係、及びトーションバネ84のチャージ量を説明するための図である。
レンズ鏡筒がSINK位置のとき、カム筒61のカムピンは、固定筒62のカム溝62a内で図12中の位置62cに配置されている。このとき、プリズムキャリア81とプリズムディレイギア82の位相関係は、図13(a)に示すように、トーションバネ84をオーバーチャージした位相関係にある。この状態において保持部材60は、トーションバネ84のチャージ力によって光軸Bの退避方向(撮像素子8側)に付勢されているが、不図示のメカ端によって退避方向への移動が規制されている。
レンズ鏡筒を撮影状態にするには、まず、SWモータ67をカム筒61の繰り出し方向に回転させる。このとき、カム筒61のカムピンは、固定筒62のカム溝62aを図12の右方向に移動し、リフトを有する区間で第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20が光軸Aに沿って繰り出し方向に移動する。この繰り出し動作の間、プリズムキャリア81も保持部材60を撮影位置に繰り出す方向に回転するが、トーションバネ84がオーバーチャージの状態であるため、プリズムディレイギア82は停止したままとなる。従って、保持部材60は、退避位置から動かない。
カム筒61が光軸A方向に繰り出して、保持部材60が撮影位置側に移動できる空間が形成されると、図13(b)に示すように、プリズムキャリア81の掛止部81bとプリズムディレイギア82の掛止部82bとの位相が一致する。
また、SWモータ67をカム筒61の繰り出し方向に回転させると、カム筒61のカムピンは、固定筒62のカム溝62aを図12の右方向に移動し、同時に保持部材60が撮影位置に向けて移動する。
そして、カム筒61がWIDE位置に達すると、SWモータ67をカム筒61の繰り出し方向に駆動した状態で、TWモータ53をカム筒61の繰り込み方向に駆動する。これにより、カム筒61はWIDE位置で停止した状態で保持部材60のみが光軸B方向に沿って撮影位置に向けて移動を続ける。
保持部材60は、撮影位置に達すると、不図示の撮影側ストッパに当接して停止し、保持部材60の停止と同時に、プリズムディレイギア82も停止する。このとき、SWモータ67をさらにカム筒61の繰り出し方向に駆動し続けることで、プリズムキャリア81が保持部材60を撮影位置に繰り出す方向に回転し続けて、トーションバネ84をオーバーチャージする。
トーションバネ84をある程度オーバーチャージすることで、トーションバネ84の作用によって保持部材60が撮影側ストッパ側に付勢されるため、撮影時に保持部材60の位置や姿勢が安定する効果がある。
トーションバネ84が所定のオーバーチャージ状態に達した時点で、SWモータ67とTWモータ53を停止する。
以上の動作によって、第1レンズユニット10、第2レンズユニット20、プリズム6は、WIDE位置に配置されて、撮影状態となる。カム筒61がWIDE位置に達すると、カムピンは、固定筒62のカム溝62a内の位置62dに移動する。その後、第3レンズユニット30及び第4レンズユニット40を光軸Bの所定の位置に移動させる。
レンズ鏡筒をWIDE位置からSINK位置に移動させる場合は、前述と逆の動作を行う。まず、第3レンズユニット30及び第4レンズユニット40を光軸B方向に沿って撮像素子8側に退避させる。次に、TWモータ53をカム筒61の繰り出し方向に駆動しながら、同時にSWモータ67をカム筒61の繰り込み方向に駆動すると、カム筒61は回転せずに、プリズムキャリア81のみが保持部材60を撮影位置に繰り出す方向に回転する。
そして、上述したトーションバネ84のオーバーチャージ分だけプリズムキャリア81が回転して、プリズムキャリア81の掛止部81bとプリズムディレイギア82の掛止部の位相が一致する。このとき、プリズムディレイギア82は、プリズムキャリア81、トーションバネ84と一体的に保持部材60を退避位置に繰り込む方向に回転して、保持部材60が退避方向に移動する。
保持部材60が退避位置に移動して、カム筒61の後方に収納可能な空間が形成されると、TWモータ53が停止して、SWモータ67のみがカム筒61を繰り込む方向に駆動を続け、カム筒61が繰り込みを開始する。保持部材60は、退避位置まで移動すると、不図示の退避側メカ端に当接して停止し、同時にプリズムディレイギア82も停止する。
SWモータ67は、カム筒61を収納位置まで繰り込むために駆動し続けるので、プリズムキャリア81は、トーションバネ84をオーバーチャージしながら、保持部材60を退避位置に繰り込む方向に回転し続ける。カム筒61がSINK位置に収納されて、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20が収納されると、SWモータ67が停止する。
レンズ鏡筒をWIDE位置とTELE位置の間で変倍動作する場合は、TWモータ53のみを駆動することにより、保持部材60を光軸B方向に移動させることなく第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20を光軸A方向に移動させることができる。レンズ鏡筒のTELE位置では、カム筒61のカムピンは、固定筒62のカム溝62aの位置62eに配置される(図12参照)。
次に、上述したように、SWモータ67に接続したギア列の減速比が大きく、TWモータ53に接続したギア列の減速比が小さいことによる効果について説明する。
通常、固定筒62のカム溝62aのリフト角が大きいSINK位置から撮影領域までの領域の方が、WIDE位置からTELE位置までの撮影領域よりも、カム筒61の駆動負荷が大きい。また、SINK位置から撮影領域までの領域では、レンズバリアの作動負荷がさらに加わる場合が多いため、減速比が大きいギア列を用いて、モータのトルクを増幅する必要がある。
一方、WIDE位置からTELE位置までの撮影領域では、動画等の撮影中にレンズ駆動音が録音されないように、モータの回転数を低く押さえる必要がある。このとき、減速比の大きいギア列を用いると、カム筒の回転速度が極端に遅くなってしまう。
本実施形態では、カム筒61の負荷が大きいSINK位置から撮影領域までの領域では、減速比の大きいギア列を介してSWモータ67の駆動力をカム筒61に伝達してカム筒61を駆動する。また、WIDE位置からTELE位置までの撮影領域では、減速比の小さいギア列を介してTWモータ53の駆動力をカム筒61に伝達してカム筒61を駆動する。従って、動画撮影中にモータの駆動音が小さくなるようにTWモータ53を低速回転させても、快適な変倍動作速度を得ることができる。
また、本実施形態では、SWモータ67とTWモータ53を異なる種類のモータにすることができる。例えば、SWモータ67には、DCモータを使用し、TWモータ53にはステッピングモータを使用することができる。ステッピングモータは、DCモータに比べて、低速での安定した制御ができるため、動画撮影中の低速駆動に好適である。
更に、ステッピングモータは、駆動方式としてマイクロステップ駆動や2相励磁駆動などが選択できる。マイクロステップ駆動を用いれば、さらに静粛性の高い駆動ができ、2相駆動を用いれば、高トルク駆動ができるため、例えば静粛性が必要な動画撮影中の変倍動作にはマイクロステップ駆動を用い、静止画撮影中の変倍動作には2相駆動を用いると良い。
また、本実施形態の駆動機構のギア列の構成は、SINK位置からTELE位置までの全ての領域において、SWモータ67とTWモータ53のどちらを駆動してもカム筒61を駆動することができる。したがって、高速の変倍動作が必要な場合は、SWモータ67を使用し、低速の変倍動作が必要な場合は、TWモータ53を使用するという使い分け可能である。
(パルスギア列70)
次に、図10に戻って、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20の光軸A方向の位置を検出するためのパルスギア列70について説明する。
図10に示すように、パルスギア列70は、遊星ギア列の出力ギアであるズームリングギア55及びアイドラギア59に接続されている。パルスギア列70の最終段のパルス板71には、複数枚の羽根が設けられており、この羽根が通過した回数をフォトインタラプタ72によってカウントすることで、カム筒61の回転量を検出する。パルスギア列70の増速比とパルス板71の羽根の枚数は、光学設計によって決まる必要な分解能が得られるように決定される。
本来、モータの駆動力の伝達にギア列を用いる場合は、滑りによる回転量のロスなどがないため、モータの回転量に対してカム筒の回転量は減速比によって線形に決まる。しかし、実際には、ギアのバックラッシュや噛み合い誤差によって、モータの回転量に対するカム筒の回転量はばらつきが生じる。
ただし、一つのモータで一つのカム筒を駆動する従来のレンズ鏡筒は、一度ギア列を組み立ててしまえば、モータを駆動してもギアの噛み合い関係が不変である。つまり、毎回同じ歯同士が噛み合うため、モータの回転量に対するカム筒の回転量のばらつきの状態は毎回同じである。従って、モータの回転量から計算によってカム筒の回転量を求めても、実際の回転量との誤差は小さい。
これに対し、本実施形態のように、遊星ギア列を用いて二つのモータの回転量を合成して一つのカム筒を駆動する場合、一方のモータを回転させると他方のモータとズームリングギア55の間の噛み合う歯の関係が変化する。
つまり、カメラの電源をONするごとに、毎回違う歯同士が噛み合うため、モータの回転量に対するカム筒の回転量のばらつきの状態が異なる。そのため、モータの回転量から計算によってカム筒の回転量を求めても、実際の回転量との誤差が大きくなってしまう可能性がある。
しかし、本実施形態では、遊星ギア列の出力ギアであるズームリングギア55とカム筒61の間のアイドラギア59から、パルスギア列70を分岐させているため、パルスギア列70とカム筒61のギアの噛み合い関係は不変である。そのため、従来のレンズ鏡筒と同等の誤差で、カム筒の回転量を検出することができる。
以上説明したように、本実施形態では、ズームボディ64の背面壁に貫通穴64aを形成しているので、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20の後方に形成される退避空間に貫通穴64aによるY寸法分(少なくともX寸法分以上)の空間が加わることになる。また、2群鏡筒21、カム筒61、及び直進ガイド筒63に、第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20が光軸Aに沿って退避する際に、ガイド軸86,87との干渉を回避するための逃げ溝としての切り欠き部を形成している(図19参照)。この切り欠き61a、61b、63a,及び63bは、2群鏡筒21、カム筒61、及び直進ガイド筒63のガイド軸86,87に収納状態(退避位置)で対応する部位に設けられている。
これにより、入射光軸である光軸Aに沿って配置される第1レンズユニット10及び第2レンズユニット20の退避スペースを広げることができ、レンズ鏡筒の沈胴状態でのデジタルカメラの更なる薄型化を図ることができる。
(駆動部とマイクの位置)
次に第1から第5レンズユニット10、20、30、40、50を駆動する駆動部とマイクの位置について説明する。
図17はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示すカメラ本体100の第1レンズ群の光軸方向被写体側から見た斜視図、図20はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す第1レンズ群の光軸に垂直な方向のカメラ本体100の断面図である。図17において、101はレンズ鏡筒、102はレリーズスイッチ、103はストロボ、104は左チャンネルマイク104L、右チャンネルマイク104Rから構成されるステレオマイクである。
(撮像装置のSINK位置での第1レンズ群の光軸に垂直な方向の断面図)
図20は、レンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示す第1レンズ群の光軸に垂直な方向の撮像装置の断面図である。
図20において、105は電池、106は三脚取り付けネジ、107はストロボ発光用(ストロボ103)のメインコンデンサである。108はカメラ外部の機器と接続するコネクタ端子、109はレリーズスイッチ102等の電気接続を操作基板である。110はTWモータ53、ウォームギア5から駆動ギア68までのギア列、ステッピングモータ32、ギア33、ギア33、ステッピングモータ42など変倍、合焦動作で第1レンズユニット10から第5レンズユニット50を光軸方向に駆動するズーム駆動ユニットである。ズーム駆動ユニット110は動画撮影中に各レンズ群を動かす際に録音されるノイズの騒音源となる。
また図20において、Lは左チャンネルマイク104Lとズーム駆動ユニット110との距離、Rは右チャンネルマイク104Rとズーム駆動ユニット110との距離を示す。
図20に示されるように、マイク104の左チャンネルマイク104L、右チャンネルマイク104Rはズーム駆動ユニット110に対して光軸Bを挟んだ位置に、光軸Bと略平行に配置される。 また、図20にあるように、ステレオマイク104は光軸Aに対して一端側にあって、メインコンデンサ107はその光軸Aに対して他端側にある。このため騒音源であるズーム駆動ユニット110と左チャンネルマイク104Lの距離L、ズーム駆動ユニット110と右チャンネルマイク104Rの距離Rがカメラ本体100内で大きくなると共に、距離LとRの差が大きくならない配置となっている。その為動画撮影中に変倍動作、合焦動作を行なった際に録音されるズーム駆動ユニット110の騒音レベルが小さくなると共に、左右のチャンネルに入る騒音レベルに大きな差が生じない。その結果として電気的なノイズ低減処理を左右のチャンネルに不均一に掛けるなどして再生時に左右のチャンネルの音に感じる違和感を低減することができる。
また図20に示すようにズーム駆動ユニット110はモータを光軸Bに沿って光軸Bとカメラ本体100の底面の間に配置している。光軸Bを挟んでズーム駆動ユニット110の反対には光軸Bに沿ってストロボ発光用のメインコンデンサ107が配置される。光軸Bに沿った方向が長手方向となっているようにメインコンデンサ107は配置される。
このように、ズーム駆動ユニット110やメインコンデンサ107のような縦長い部品を光軸Bを挟んで配置することで、スペース効率化が図られカメラ本体101を小型化することができる。
(撮像素子8の取り付けについて)
次に図18と図20から図24を用いて撮像素子8の取り付けについて説明する。
図18はカメラ本体の第1レンズ群の光軸方向撮影者側から見た斜視図、図21はレンズ鏡筒がSINK位置(収納位置)にある状態を示すカメラ本体の断面図である。また図22はカメラ本体の撮像素子部を光軸B被写体と反対側から見た斜視図、図23は撮像素子部を光軸B被写体側から見た斜視図である。そして、図24はレンズ鏡筒に取り付ける撮像素子8とセンサープレート200、撮像基板201の分解斜視図である。
図18において、204は撮影者がカメラの機能を選択する操作手段、205は撮影画像を確認する液晶パネルである。図20から図24において、200は撮像素子8を保持する撮像素子保持部材としてのセンサープレートである。201は画像処理回路201aと201bとが実装され、画像処理回路201aと201bによって撮像素子8から出力される画像信号を処理する撮像基板である。202は接着剤、203はセンサープレート200をズームボディ64に固定する複数の固定ビスである。
図21、22、23、24に見られるようにセンサープレート200は撮像素子と光軸Bの後方方向略同一面からなる保持部200aと、保持部200aから光軸B方向結像面より被写体と反対側に伸びる連結部200bからなる。
撮像素子8の光軸bと直交する面の周囲3辺と保持部200aの隙間には接着材202が塗布され、撮像素子をセンサープレート200に固定する。
連結部200bと撮像素子8は光軸b方向に撮像基板201を囲むようにコの字状の保持部200aを連結している。このように保持部200aを連結部200bでつなぐことでセンサープレート200の部品精度が向上すると共に、センサープレート200が操作手段204と干渉することを回避しカメラ本体100の光軸A方向の厚みを薄型化することができる。
(まとめ)
以上説明してきたように、本実施形態では、以上説明してきたように、本実施形態では、騒音源であるズーム駆動ユニット110とる左チャンネルマイク104Lの距離L、ズーム駆動ユニット110と右チャンネルマイク104Rの距離Rがカメラ本体100内で大きくなると共に、距離LとRの差が大きくならない配置となっている。そのため動画撮影中に変倍動作、合焦動作を行なった際に録音されるズーム駆動ユニット110の騒音レベルが小さくなると共に、左右のチャンネルに入る騒音レベルに大きな差が生じない。
また駆動部は複数のモータが、第二の光軸(B)に沿って配置されるとともに、第二の光軸(B)を挟んで駆動部(110)の反対には第二の光軸(B)に沿ってメインコンデンサ(107)が配置されることで、スペース効率化が図られカメラを小型化することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、反射光学素子としてプリズム6を例示したが、これに限定されず、例えばミラー等を用いてもよい。
6 プリズム
10 第1レンズユニット
20 第2レンズユニット
61 カム筒
61b、61c 切り欠き
62 固定筒
63 直進ガイド筒
63a、63b 切り欠き
62 固定筒
63 直進ガイド筒
64 ズームボディ
64a 貫通穴
86 ガイド軸
87 ガイド軸
110 ズーム駆動ユニット
104L 左チャンネルマイク
104R 右チャンネルマイク
200 センサープレート
200a 保持部
200b 連結部

Claims (4)

  1. 第1の光軸の方向で入射する被写体からの光束を第2の光軸の方向に屈曲させる反射光学素子と、動画撮影中に前記第2の光軸に沿って配置される光学部材を駆動するモータと、
    被写体側から見たときに前記第2の光軸を前記モータと挟む位置であって、且つ前記被写体側から見たときに前記第1の光軸に対して前記第2の光軸の反対側に設けられ、且つ前記第2の光軸に沿った方向に左チャンネルマイクと右チャンネルマイクとを有するステレオマイクとが設けられていることを特徴とする光学装置。
  2. 被写体側からみたときに前記第2の光軸を前記モータと挟む位置であって、かつ前記第2の光軸に沿った方向が長手方向となっているストロボ発光用のメインコンデンサを更に有することを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記ステレオマイクの方が前記メインコンデンサよりも前記モータに対して離れていることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記ステレオマイクは前記第1の光軸に対して当該光学装置の一端側にあって、前記メインコンデンサは前記第1の光軸に対して当該光学装置の他端側にあることを特徴とする請求項2または3に記載の光学装置。
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