JP3240758B2 - ズームレンズ装置及びカメラ - Google Patents

ズームレンズ装置及びカメラ

Info

Publication number
JP3240758B2
JP3240758B2 JP17513893A JP17513893A JP3240758B2 JP 3240758 B2 JP3240758 B2 JP 3240758B2 JP 17513893 A JP17513893 A JP 17513893A JP 17513893 A JP17513893 A JP 17513893A JP 3240758 B2 JP3240758 B2 JP 3240758B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
optical axis
barrel
axis direction
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17513893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0727963A (ja
Inventor
久典 河野
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP17513893A priority Critical patent/JP3240758B2/ja
Priority to US08/274,442 priority patent/US5652922A/en
Priority to EP94111002A priority patent/EP0634680B1/en
Priority to DE69428642T priority patent/DE69428642T2/de
Publication of JPH0727963A publication Critical patent/JPH0727963A/ja
Priority to US08/838,138 priority patent/US6266486B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3240758B2 publication Critical patent/JP3240758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのズームレンズ
装置及びカメラに係り、特にレンズシャッター式ズーム
カメラに組み込んで使用されるズームレンズ装置及びこ
れを備えたカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズシャッター式カメラは、小型コン
パクト化を図ることが容易な上に、取扱性、携帯性に優
れていることから一般に広く普及しているが、近年、こ
のようなレンズシャッター式カメラに対する高機能化の
要請がさらに高まるに連れて、ズームレンズ装置を装備
した機種が開発されるに至っている。
【0003】一般に、ズームレンズ装置はカメラ本体に
固定された固定筒に繰り出し可能な単一または2本の可
動筒を入子式に装着し、該固定筒または可動筒内に撮影
光学系を構成する第1レンズ群と第2レンズ群をカムを
使用したレンズ駆動機構介して移動可能に組み込んであ
り、可動筒の繰り出し量を増減することによってテレ側
とワイド側との間で任意に焦点距離を変化させ、且つ、
第1レンズ群と第2レンズ群の少なくとも一方を移動さ
せて、これらレンズ群間の相対距離を変化させることに
より、焦点距離の変化に対応するように構成されてい
る。
【0004】このようなズームレンズ装置が組み込まれ
た従来のレンズシャッター式ズームカメラとしては、例
えばカメラ本体に固定された固定筒に単一の可動筒を装
着した2段構成1段繰り出しの2成分ズーム方式による
もの、あるいは固定筒に2本の可動筒を順次繰り出し可
能に装着した3段構成2段繰り出しの3成分ズーム方式
を採用したもの等が既に実用化されている。
【0005】前者におけるレンズ駆動機構では、1段目
はリードによって第1レンズ群を直進駆動するように構
成され、第2レンズ群は第1レンズ群の駆動と連動し、
該第1レンズ群と固定筒の差動によって繰り出される方
式により駆動されるように構成されている。また、後者
におけるレンズ駆動機構は、1、2、3成分用のカム溝
が対応する筒に設けられており、1段目はカムを用いた
全群繰り出し方式、2段目は有底カムを用いた繰り出し
方式により構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの従来構成によっても、カメラの小型コンパクト化
と、高いズーム比とを同時に実現することは極めて困難
であった。即ち、ズーム比を高くするためには、可動筒
の繰り出し量を大きく取らなければならないが、前者の
ような2段構成のものは勿論のこと、後者のような3段
構成のものでも、必然的に1本の可動筒の光軸方向の寸
法が長くなる。
【0007】このため、高いズーム比を備えたズームレ
ンズ装置をカメラに装備するときは、退避した可動筒を
収納する固定筒をカメラの奥行寸法内に納めることは困
難であり、たとえ完全な沈胴式カメラを実現し得たとし
ても、カメラ本体の形状を奥行の大きい嵩張った形状と
せざるを得なくなり、カメラの小型コンパクト化を図る
ことができない。従って、前記いずれの従来例において
も、実機ではズーム比を低く抑えてカメラ本体の小型化
を図っており、一眼レフカメラ等に装着されるズームレ
ンズ装置と比較して、機能的に不満が残るものであっ
た。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、カメラ本体に固定された固定筒に繰
り出し可能に装着され4段構成3段繰り出しを達成する
複数の可動筒を設け、これら可動筒にレンズ群を繰り出
し可能に支持することにより、高いズーム比と沈胴可能
なコンパクト性とを両立させたズームレンズ装置及びこ
れを備えたカメラを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
発明に係るズームレンズ装置は、カメラ本体に固定さ
れた状態で保持される固定筒(1)と、固定筒に対し光
軸周りに回転可能かつ光軸方向に移動可能な第1回転筒
(2)と、第1回転筒とともに光軸方向に移動し、固定
筒に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動可
能な第1直進筒(3)と、第1直進筒に対し光軸周りに
回転可能かつ光軸方向に移動可能な第2回転筒(4)
と、第2回転筒とともに光軸方向に移動し、第1直進筒
に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動可能
な第2直進筒(5)と、レンズ群を保持し、第2回転筒
及び第2直進筒に対し光軸方向に移動可能な第3直進筒
(6)と、第1回転筒の回転により、第1回転筒及び第
1直進筒が固定筒から光軸方向に繰り出されると同時
に、第1回転筒及び第1直進筒から第2回転筒及び第2
直進筒を光軸方向に繰り出し、第2回転筒及び第2直進
筒から第3直進筒を光軸方向に繰り出すことで、レンズ
群を移動させる駆動機構と、更に、第1直進筒を貫通
し、第1回転筒の回転を第2回転筒に伝達する回転伝達
手段(11)と、を備えている。また、本発明に係るカ
メラは、上記本発明に係るズームレンズ装置を備えてい
る。尚、ここで、各構成要素に付している( )付の数
字は後述する実施例において開示されているものであ
り、課題を解決する手段と実施例との対応関係を便宜的
に示すものに過ぎず、これによって発明の範囲を限定す
るものではない。
【0010】
【作用】上記構成によると、使用時には4段構成3段繰
り出しを達成する複数の可動筒が固定筒から繰り出さ
、レンズ群が焦点距離の変化に対応して移動すること
により焦点が調節される。このような構成では、4段構
成3段繰り出しを達成する複数の可動筒の全てが固定筒
内に納まるように1本の可動筒の長さを設定したとして
も、これら全ての可動筒の繰り出し量の総和が従来と比
較して格段に長くなるため、高いズーム比を得ることが
可能になる。
【0011】また、沈胴構造とする場合に必要なカメラ
の奥行寸法を大きく縮減することができるので、高いズ
ーム比を有するものでありながら、レンズシャッター式
カメラに組み込むことができる極めてコンパクトなズー
ムレンズ装置とすることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るズームレンズ
装置について図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は本実施例装置におけるズーム繰り出し機構の前半部
を、図2は該駆動系前半部を図1とは反対側から見た状
態をそれぞれ部品毎に分解して示している。図3は該ズ
ーム繰り出し機構の後半部を部品毎に分解して示し、図
4は該駆動系後半部を一部組み立てた状態で示してい
る。また、図5は本実施例装置のテレ状態を、図6はワ
イド状態を、図7は沈胴状態をそれぞれ断面で表してい
る。さらに図8はズーム繰り出し機構各部の機能の関連
を示している。
【0013】これらの図に示されたズームレンズ装置
は、レンズシャッター式カメラに一体的に組み込まれる
ものであって、第1段目の固定筒1、固定筒1から繰り
出し可能な第2段目のズーム駆動環2及び第1可動筒と
しての直進リード筒3、ズーム駆動環2から繰り出し可
能な第3段目のズームカム環4及び第2駆動筒としての
直進筒5、ズームカム環4から繰り出し可能な第4段目
の前進筒6とを備え、第2段目から第4段目までの都合
3段の構成が第1段目の固定筒1から繰り出されるよう
に構成されている。
【0014】7は第1玉枠であって、2枚のレンズG
1、G2からなる第1レンズ群7aを固定支持してい
る。また、8は第2玉枠であって、同じく2枚のレンズ
G3、G4からなる第2レンズ群8aを固定支持してい
る。そして、第1玉枠7は前進筒6内に装着され、第2
玉枠8は直進筒5内に移動可能に装着されている。さら
に、シャッターユニット9及び、フォーカスユニット1
0は第1玉枠7とともに一つのブロックBとして前進筒
6内に固定支持されている。
【0015】図4及び図5に示すように、固定筒1はカ
メラ本体A内に固定状態で装着されており、この固定筒
1内にズーム駆動環2が回転可能に装着されるととも
に、直進リード筒3が光軸方向へ進退移動可能に保持さ
れている。即ち、ズーム駆動環2の後端部外周にはリー
ドフォロア2aが形成されている。このリードフォロア
2aは固定筒1の内周に形成された螺旋状のリードガイ
ド1aに係合しており、該リードガイド1aに沿って摺
動することにより、ズーム駆動環2が回転しながら光軸
方向に沿って進退移動するように構成されている。
【0016】図3及び図5に示すように、直進リード筒
3はズーム駆動環2内にはめ込まれており、その後端部
外周には径方向に突出するフランジ部3aが形成されて
いる。そして、このフランジ部3aがズーム駆動環2の
後端部に形成された爪2bにバヨネット結合されること
により、該ズーム駆動環2に回転可能な状態で抜け止め
保持される。
【0017】また、この結合状態において、直進リード
筒3はその後端部外周に形成されたスライド突起3bが
固定筒1の内周に形成された直進ガイド(図示せず)に
係合されることにより、固定筒1に回転規制されなが
ら、ズーム駆動環2と1:1で光軸方向に沿って直進移
動するように構成されている。
【0018】図1及び図3に示すように、直進リード筒
3の筒壁には屈曲リード孔3cが形成されており、ズー
ム駆動環2の内周には直進溝2cが形成されている。そ
して、直進リード筒3内にはズームカム環4がはめ込ま
れ、この状態において、ズームカム環4の外周面に螺着
された全群案内ピン11が直進リード筒3の屈曲リード
孔3cを貫通してズーム駆動環2の直進溝2cに摺動自
在に係合することにより、該ズームカム環4は全群案内
ピン11を介して直進溝2cと屈曲リード孔3cとの相
対回転運動によって回転しながら光軸方向に進退移動す
るように構成されている。
【0019】図3及び図5に示すように、直進筒5はズ
ームカム環4内にはめ込まれて、該ズームカム環4とバ
ヨネット結合されている。なお、バヨネット結合部は図
示省略しているが、直進リード筒3とズーム駆動環2と
の結合構造と同様に構成されている。また、該直進筒5
の後端部にはスライド突起5aが形成されており、該突
起5aが直進リード筒3の内周に形成された直進ガイド
3dに係合されることにより、該直進リード筒3に回転
規制されながら、ズームカム環4と1:1で光軸方向に
沿って直進移動するように構成されている。
【0020】図2及び図5に示すように、前進筒6はシ
ャッターユニット9及びフォーカスユニット10をその
前端部内周側に設けられたフランジ部6aで一体的に支
持している。なお、12は該フランジ部6aの前面側に
設けられたバリアユニットであって、沈胴時にズーム駆
動系に連動して開閉し、不使用時において第1レンズ群
7aの前面レンズG1を保護するものである。
【0021】図16及び図17に示すように、ズームカ
ム環4の内周面には、その全周に亙って第1カム4aと
第2カム4bとが内周を6等分した位置に交互に配設さ
れている。なお、これらのカム4a、4bの構成につい
ては後に詳述する。
【0022】図3及び図5に示すように、前進筒6の後
端部外周には1群案内ピン13が圧入されており、この
1群案内ピン13がズームカム環4内周の第1カム4a
と係合している。また、前進筒6の内面には直進溝(図
示せず)が形成されており、この直進溝が直進筒5の先
端外周部に設けられた直進リブ5bに係合しており、こ
れによって該前進筒6は、直進溝が直進リブ5bによっ
て回転規制されるとともに、1群案内ピン13が第1カ
ム4aに沿って移動することにより光軸方向に沿って直
進移動するように構成されている。
【0023】また、第2玉枠8は直進筒5内にはめ込ま
れて、光軸方向に沿って進退移動可能に支持されてい
る。即ち、第2玉枠8の外周からは2群案内ピン14が
突出させてあり、この2群案内ピン14が直進筒5に形
成された長孔状の直進孔5cを貫通してズームカム環4
の第2カム4bと係合することにより、該第2玉枠8は
2群案内ピン14を介して直進孔5cと第2カム4bと
の相対回転運動によって光軸方向に直進移動するように
構成されている。なお、第2玉枠8の直進筒5への取付
構造については、後に詳述する。
【0024】一方、前記ズーム駆動環2の後端部外周に
は大径の駆動ギア15が取り付けられている。この駆動
ギア15はズーム減速系の終端に位置する小径のズーム
駆動ギア16と噛合しており、カメラ本体Aに設けられ
たズームモータ(図示せず)の回転駆動力をズーム駆動
系を介してズーム繰り出し機構に伝達する。ズーム駆動
ギア16はズーム駆動環2の進退移動によって前後移動
する駆動ギア15と常時、噛合するように軸方向に長い
ギアにより構成されている。なお、該ズーム駆動ギア1
6の構成については、後に詳述する。
【0025】次に、大要、上記のような4段構成3段繰
り出し構成を備えたズーム繰り出し機構の動作を図8を
参照しながら説明すると、まず、ズームモータの回転駆
動力がズーム駆動系から、その終端に位置するズーム駆
動ギア16、大径の駆動ギア15を介してズーム駆動環
2に伝達される。この回転駆動力を受けて、ズーム駆動
環2はリードフォロア2aが固定筒1のリードガイド1
aに案内されることにより、該リードガイド1aの螺旋
経路に沿って回転しながら光軸方向に沿って繰り出され
る。このとき、ズーム駆動環2の駆動ギア15とズーム
駆動ギア16の歯面は光軸方向に滑動しながら回転駆動
力を伝達する。
【0026】このズーム駆動環2が前進することによ
り、直進リード筒3は固定筒1に回転規制されながら、
ズーム駆動環2と1:1で光軸方向に沿って直進移動す
る。また、ズームカム環4は全群案内ピン11を介して
ズーム駆動環2の直進溝2cと直進リード筒3の屈曲リ
ード孔3cとの相対回転運動によって回転しながら光軸
方向に前進する。さらに、直進筒5は直進リード筒3に
回転規制されながら、ズームカム環4と1:1で光軸方
向に沿って直進する。
【0027】このズームカム環4が回転前進するととも
に、直進筒5が直進することにより、フォーカスシャッ
ターブロックB及び第2レンズ群8aを支持している第
2玉枠8が駆動される。この場合、フォーカスシャッタ
ーブロックBを移動させるための第1カム4aと、第2
玉枠8を移動させるための第2カム4bとがズームカム
環4の内周面に一体に設けられていることにより、該ズ
ームカム環4からフォーカスシャッターブロックBと第
2玉枠8とに駆動伝達系が分岐している。
【0028】そして、前進筒6と一体に動作するフォー
カスシャッターブロックBは、該前進筒6が直進筒5に
回転規制されながら、ズームカム環4の駆動力を受けて
光軸方向に沿って直進することにより前進する。また、
第2玉枠8はリード4bとの相対回転運動によって光軸
方向に直進移動する。このようにしてズーミングが行わ
れるとき、鏡胴をワイド側からテレ側へ駆動することに
よって、第1レンズ群7a及び第2レンズ群8aはその
間の距離を変化させながら前方へ移動する。
【0029】以上のような基本構成を備えた本実施例の
ズームレンズ装置では、図5に示すように全段を繰り出
したテレ状態と、図6に示すように撮影状態の最短繰り
出し量となるワイド状態とにおけるズーム比が約2.
9:1となっている。これに対し従来構成では最大でも
2:1程度に留まり、本発明に従う構成では、従来構成
と比較して格段にズーム比を増大させることができるこ
とが明きらかである。
【0030】また、図7に示すように、カメラを使用し
ない状態ではワイド状態よりもさらに短くなるように、
全段の構成を全てカメラ本体Aに内蔵の固定筒1内に沈
胴、収納させることができる。なお1cは固定筒後端に
設けられた沈胴端ストッパーである。
【0031】上記したような4段構成3段繰り出しのズ
ームレンズ装置では、段数が増加した分だけ、各部の構
成を工夫する必要が生じる。以下に、本実施例において
従来構成とは大きく異なる構成について逐次、説明す
る。
【0032】図15は遮光ゴムリングの配置及び構成を
示している。ズームレンズ装置においては、鏡胴を構成
する各筒体の前端部間に遮光構造を介装する必要がある
が、本実施例ではズーム繰り出し機構のコンパクト化の
ために段数を増加させている関係から、各段の外装部を
構成する筒体、即ち、固定筒1、ズーム駆動環2、ズー
ムカム環4及び前進筒6の各前端部間に配される遮光リ
ング17、18、19の介装スペースに大きな制約が生
じる。
【0033】従って、従来、遮光リングの構成材料とし
て使用されていたもの、例えば絹繊維の表面にゴムコー
トを施したゴム布引材料からなるもの、あるいはテフロ
ン(商品名)製のシート等はスペース上、レイアウトが
とれないため、本実施例には適用することが困難であ
る。このため、本実施例の遮光リング17〜19は、い
ずれも弾性及び成形性に富むシリコンゴム材料をコンプ
レッション成形してなるゴム部品により構成しており、
該ゴム部品の優れた弾性によって各筒体の偏心を効果的
に抑制できるようにしている。
【0034】また、これらの遮光リング17〜19は主
たる目的である遮光効果を達成するために、いずれも黒
色に着色された上記ゴム材料を使用し、これをそれぞれ
の介装部分に適合する形状、寸法を有するリップ状に形
成することにより、固定筒1、ズーム駆動環2、ズーム
カム環4及び前進筒6の寸法ばらつきを極力吸収するよ
うにし、さらに表面異物等の介在による影響によって光
が漏れることを極力防止している。
【0035】また、各遮光リング17、18、19と、
これをセットする固定筒1、ズーム駆動環2、ズームカ
ム環4及び前進筒6の前端面にそれぞれ段部を形成する
ことにより、取付位置精度の向上を図っている。なお、
図15において、S1、S2、S3は該段部を示してい
る。
【0036】より詳しくは、固定筒1とズーム駆動環2
との隙間の遮光構造は、固定筒1の外周端面に取り付け
られたリング体20aに遮光リング17の段部S1を含
む外周面をシリコンボンドで接着するとともに、遮光リ
ング17の外周片部をカメラ本体Aの開口フランジ部A
aの内側面に取り付けたモルトプレーンリング体20b
に挟圧保持させ、さらに遮光リング17の内周面をズー
ム駆動環2の外周面に圧接嵌合するようにしている。
【0037】また、ズーム駆動環2とズームカム環4と
の隙間の遮光構造は、遮光リング18の段部S2を含む
外周面をズーム駆動環2にシリコンボンドで接着するこ
とにより該駆動環2に固着するとともに、遮光リング1
8の内周面をズームカム環4の外周面に圧接嵌合するよ
うにしている。
【0038】さらに、ズームカム環4と前進筒6との隙
間の遮光構造は、遮光リング19の段部S3を含む外周
面をズームカム環4にシリコンボンドで接着することに
より該カム環4に固着するとともに、遮光リング18の
内周面を前進筒6の外周面に圧接嵌合するようにしてい
る。このように各遮光リング17〜19は段部S1〜S
3を設けたフランジ形状を有するものであるため、取付
時の位置精度が保証される上、組立性も向上させること
ができる。
【0039】また、ズーム移動量が大きいため、図16
及び図17に示したようにズームカム環4の第1、第2
カム4a、4bの圧力角が高く、ズームトルクが機構的
に大きくなることが避けられない。このため、遮光リン
グ17〜19の摺動抵抗が大きいと、ズーム駆動に要す
る時間及びズーム動作時に発生する駆動音が増大すると
いう不利、不具合を招くため、ゴム部品である遮光リン
グ17〜19の各筒体表面との摺接面にフッ素系の特殊
被膜を施している。
【0040】図10はフォーカスシャッターブロックB
を各部品毎に分解して示している。このフォーカスシャ
ッターブロックBはシャッターユニット9の前面側にフ
ォーカスユニット10を一体的に設けたもので、前述の
ように前進筒6内に装備されている。
【0041】図10(A)に示すように、フォーカスユ
ニット10はフォーカス台板21の中心部に第1玉枠7
を装着するとともに、該フォーカス台板21に設けた筒
ボス21bの外周にワッシャ22及び圧縮バネ23を嵌
挿した上で、フォーカス台板21の前面にリング状のヘ
リコイド押え板24をセットし、さらに該押え板24を
ネジ25によりフォーカス台板21に締着して組み立て
られている。
【0042】一方、シャッターユニット9は図10
(B)に示すように、フォーカス台板21の後面側にシ
ャッター台板26をセットし、該シャッター台板26に
突設した筒ボス26aにフォーカス台板21の前面側か
ら挿通したネジ27を締着することにより、フォーカス
ユニット10に固定されている。
【0043】シャッター台板26には自動焦点調節機構
駆動用のAFモータ28が設けられている。このAFモ
ータ28はフレキシブルリード29を介してカメラ本体
A内に設けられた駆動回路(図示せず)に電気的に接続
されており、その出力ギア軸28aがフォーカス台板2
1の前面に臨んでいる。
【0044】一方、第1玉枠7には外周面から突出する
係合片7bが設けられており、この係合片7bがフォー
カス台板21に設けられた直進ガイド21cと係合して
いる。また、該第1玉枠7とフォーカス台板21との間
には、内径側にヘリコイド(図示せず)、外径側にギア
30aを有する雌ヘリコイド30が該フォーカス台板2
1に光軸方向に固定された状態で介装されている。この
雌ヘリコイド30のヘリコイドは第1玉枠7の外径側に
設けられたヘリコイド(図示せず)とリンクさせてあ
る。21dはフォーカス台板21に設けられたフォーカ
ス遮光片である。
【0045】このように第1玉枠7は圧縮バネ23によ
りフォーカス駆動用のヘリコイドが雌ヘリコイド30の
ヘリコイドに対して片方向に付勢されているので、ヘリ
コイドどうしのリンク部分に生じるガタの影響をなくす
ことができ、フォーカス精度が向上する。また、第1レ
ンズ群7aを直進させる構成としたことにより、光学性
能がフォーカス繰り出しによって大きく変化しないとい
う利点もある。
【0046】このような構成では、まず、フレキシブル
リード29を通じて駆動回路から電源が供給されること
によりAFモータ28が回転駆動する。このAFモータ
28の駆動はギア軸28aとギア30aとで構成される
減速系ギア列を介して雌ヘリコイド30を回転させる。
そして、この雌ヘリコイド30の回転により第1玉枠7
がフォーカス台板21の直進ガイド21cに回転規制さ
れながら光軸方向に沿って直進移動することによりフォ
ーカシングが行われる。
【0047】また、撮影レンズのズーミング位置を検出
するために、第1玉枠7の一移動量をモニターするため
のパルスエンコーダ31及びフォトインタラプタ33が
設けられている。エンコーダ31はフォーカス台板21
に組み込まれており、ギア軸31aの後端に回転板32
を備えているとともに、該ギア軸31aの先端にエンコ
ーダギア31bを設けたものである。回転板32には円
周方向に多数のスリット孔32aが形成されており、一
方、エンコーダギア31bは雌ヘリコイド30の外径ギ
ア30aと前記減速系とは別系列で噛合している。
【0048】2相式フォトインタラプタ33は、1個の
投光素子(図示せず)と2個受光素子(図示せず)とを
エンコーダ31の回転板32を挟んで対向し、回転板3
2の回転駆動により投光素子の光をスリット孔32aを
介して断続的に受光部に入射し、その入射光を受光部で
光電変換するように構成されている。
【0049】周知のように、このような2相式フォトイ
ンタラプタ33では1個のパルスエンコーダ31及び投
光素子に対し、位相をずらした2個の受光素子を配置し
ていることで、各受光素子への入射タイミング、つまり
出力パルスに一定の位相ズレが生じるため、これを利用
することで回転方向(フォーカス駆動方向)及びチャタ
リング(びびり)の検知が可能になる。
【0050】このような構成では、AFモータ28の回
転により雌ヘリコイド30がいずれかの方向に回転し、
この回転がエンコーダギア31bに伝達され、回転板3
2を回転させ、その回転を2相式フォトインタラプタ3
3によりピックアップし、モニターする。この場合、パ
ルスエンコーダ31はそのエンコーダギア31aが雌ヘ
リコイド30の外径ギア30aと直接噛合するように構
成しているので、主として減速系ギア列のバックラッシ
ュによって生じる検知誤差成分を最小とすることがで
き、高精度な制御が可能になる。
【0051】なお、従来のゾーンフォーカス方式による
検出手段においても、エンコーダとフォトインタラプタ
とが用いられていたが、この場合、図9(B)に示すよ
うに、そのエンコーダがフォーカス駆動ギア系から分岐
して設けられ且つ演算によって得られた誤差補正を行っ
た後はラチェット機構によって第1玉枠7を係止するよ
うにしていたため、ギア間で生じるバックラッシュ等の
影響により制御精度に限度があった。
【0052】本実施例では、図9(A)に示すようにフ
ォーカス駆動物(雌ヘリコイド30)に駆動系とは別に
エンコーダギア31aを設けており、フォーカスの繰り
出し機構の制御を2相式フォトインタラプタ33を使用
したパルス制御により行っている。これによって最近接
より無限遠までのフォーカス繰り出し制御を行うにあた
り、例えば約428パルスという極めて細かく分割され
た制御が可能となる。
【0053】図13及び図14はシャッター制御用のフ
レキシブルリード29の収納構造を示している。シャッ
ターユニット9は、前記カメラ本体A側に設けられた駆
動回路にフレキシブルリード29を介して接続されてい
る。
【0054】フレキシブルリードは従来より鏡胴内を通
して配設されているが、従来ではテレ側からワイド側ま
でのレンズ繰り出し量が小さいため、ワイド側にあると
き、該リードの弛んだ部分は鏡胴を構成する筒体間の隙
間を利用して収納していた。しかしながら、本発明のよ
うにレンズ繰り出し量が著しく大きく、しかも小型コン
パクト化を図る必要があるものでは、筒体内にフレキシ
ブルリードを収納し得るだけの余裕空間がないため、新
規なフレキシブルリード配線構造を要することになる。
【0055】そこで、本実施例では、フレキシブルリー
ド29の収納部を鏡胴外に出すことにより、鏡胴のコン
パクト化を図っている。即ち、該フレキシブルリード2
9は前進筒6の内周面近傍から引き出された後、図3及
び図5に示すように直進リード筒3の補強リング34に
設けられたガイド孔34a及びガイドステー35、直進
筒前面のガイド孔36を通り、さらに固定筒1を回り込
んで、該固定筒1の外周面上部に設けられた角筒状のフ
レキ収納箱37に中間部を保持されている。そして、フ
レキ収納箱37から出た後に、前述の駆動回路と接続さ
れる。
【0056】図13において、38はクリップ板であっ
て、このクリップ板38の中央部にはコイルバネ39a
により板面側に付勢されるコ字形状のフレキ付勢部材3
9が設けられている。
【0057】フレキ収納箱37に収納されるフレキシブ
ルリード29の途中域部分は一旦折曲げられる。そし
て、この折曲げ部29aをフレキ付勢部材39に挿通し
た状態でクリップ板38上に配するとともに、その端部
を該クリップ板38の他端部に設けられた挟持片38a
を折り込むことによって挟持固定しており、これによっ
てフレキシブルリード29にはフレキ付勢部材39のバ
ネの作用によって該リード29の鏡胴内での弛みを取る
べく付勢力が与えられる。
【0058】このようにして、フレキシブルリード29
の折曲げ部29aに取り付けられたクリップ板38はク
リップ曲げ部40とともにフレキ収納箱37内に収納さ
れる。この収納状態において、クリップ板38及びフレ
キシブルリード29の折曲げ部29aはフレキ収納箱3
7内において、クリップ曲げ部40によって抜け止めさ
れる。また、図7に示すように、沈胴時においては、該
フレキシブルリード29はフレキ付勢部材39の付勢力
を受けて弛むことなく湾曲しながら円筒形状の固定筒1
とカメラ本体Aとの間のデッドスペースC内に収納され
る。
【0059】このような構成では、フレキシブルリード
29自体をバネ付勢しているので、該フレキシブルリー
ド29は弛むことなくスムーズ且つ確実にデッドスペー
スC内に収納される。また、フレキシブルリード29は
ズーミング動作に追従してデッドスペースCに押し込ま
れるので、フレキシブルリード29を収納するための独
自の駆動源は不要である。さらに、補強リング34、直
進筒5等にフレキシブルリード29の中間ガイドが設け
られていることにより、該フレキシブルリード29が鏡
胴内で弛むことによってレンズの有効光路内に入り込む
ことを確実に防止できる。
【0060】図16及び図17はそれぞれズームカム環
4の内周面に形成された有底カムの態様を示し、図16
はその半截断面図を、図17は展開図である。従来で
は、前述のズームカム環に設けられるカムはカム環の壁
部を貫通するカム孔により構成されていたが、本実施例
ではコンパクト化のため、ズームカム環4の内径側をズ
ーム機構部品、外径側を外観部品として使用できるよう
に、第1カム4a及び第2カム4bをズームカム環4の
内径部より厚み方向に貫通していない有底のカム溝によ
り構成している。また、これによってズームカム環4の
強度もカム孔が形成された従来構成よりも強化されてい
る。
【0061】また、第1カム4a及び第2カム4bはそ
れぞれ円周方向に等間隔おきに交互に3本ずつ、都合6
本形成しており、そのカム溝のテーパ角をそれぞれ70
゜としている。さらに、ズームカム環4は成型時におい
て、金型のパーティングラインが内周面に形成される
が、このパーティングライン部に1群案内ピン13及び
2群案内ピン14が掛止されないようにズームカム環4
の動作を制御することにより精度の向上を図っている。
【0062】さらに、第1カム4a及び第2カム4bは
ズーム用カム部分と沈胴用カム部分を一体に形成したも
のである。即ち、ズーム用カム部分の延長線上に沈胴用
カム部分を形成しており、これによってズーム繰り出し
時の駆動と沈胴時の駆動との駆動系を同一としている。
そして、3段構成の鏡胴との組み合わせにより沈胴時に
は第1レンズ群7aと第2レンズ群8aとの間隔及び、
第2レンズ群8aとフィルム面との間隔が最小となるよ
うに沈胴させるように構成し、コンパクト化を実現して
いる。
【0063】図11はズーム駆動ギア16及びファイン
ダー駆動ギア41の固定筒1への取付構造を示してい
る。周知のようにズームカメラにおいては、レンズのズ
ーミングに追従してファインダーの視野も変化させる必
要があるため、ズームファインダー(図示せず)が組み
込まれているが、本実施例では該ファインダーのレンズ
駆動系に連動するファインダー駆動ギア41として、ズ
ーム駆動ギア16と同様の長ギアを使用し、これを固定
筒1の外周に支持させている。
【0064】これらのギア駆動系においては、入力側ギ
アであるズーム駆動環2の駆動ギア15を長ギアとする
と、繰り出し時に外観面にギア部が現れるという不都合
が生じるという背景上の問題が存在するため、該駆動ギ
ア15と噛合する出力側ギアであるズーム駆動ギア16
を歯厚の長い長ギアとして構成し、駆動ギア15を歯厚
の短いギアにより構成している。なお、ファインダー駆
動ギア41も同様の背景上の問題を有している。
【0065】そして、光軸方向に対して出力側ギアであ
るズーム駆動ギア16及びファインダー駆動ギア41を
固定し、入力側ギアを進退移動するように構成し、移動
時において該入力側ギアの歯面が出力側ギアの歯面を滑
動しながら常時噛合してさせるようにして、駆動トルク
伝達を行っている。
【0066】具体的には、固定筒1の外周面の円周方向
に位相の異なる位置に軸受42、43を設け、これらの
軸受42、43にズーム駆動ギア16、ファインダー駆
動ギア41を軸心を合わせて配置し、それぞれにギア軸
16a、41aを挿通することにより、これらズーム駆
動ギア16及びファインダー駆動ギア41を固定筒1に
装着している。
【0067】図12はズーム偏心防止機構部を示してい
る。ズーム駆動環2の駆動ギア15とズーム駆動ギア1
6とによるギア伝達機構によって、鏡胴のズーム繰り出
しを行う場合、駆動ギア15の圧力角の法線方向にズー
ム駆動ギア16からの圧力が加わって、両ギア15、1
6間の噛み合いが外れる方向に鏡胴が押される。つまり
固定筒1に対してズーム駆動環2が偏心して、両ギア1
5、16の軸間が広がり、ズーム機構周辺でギア飛びが
発生する、いわゆるズームスウィングが起こる危険性が
ある。
【0068】このような不都合を防止するために本実施
例では、直進リード筒3のズーム駆動ギア16と対向す
る外周部からアーム片44を突設し、その端部にフック
44aを形成して、該アーム片44を固定筒1の開口部
1bに係入した状態において、アーム片44のフック4
4aを固定筒1の開口部1bに係合することにより、ズ
ーム駆動ギア16の圧力に抗して固定筒1とズーム駆動
環2との位置関係を一定に保持するようにしている。
【0069】図18はフレアカッター45を示してい
る。フレアカッター45は角窓45aを有する枠体45
bの外周部から後方に係合アーム45cを突設したもの
で、該係合アーム片45cを直進筒5に設けられた係合
部5dに係合することにより、該直進筒5の前面開口部
に取り付けられている。
【0070】本実施例では、このフレアカッター45を
プラスチック成形部材とすることにより、レンズ形状に
密着させ、効果の高いフレア防止形状を形成するととも
に、鏡胴との固定部分、つまり係合アーム片45cも枠
体45bと一体形成できるようにしている。
【0071】図19は第2玉枠8の付勢構造を示してい
る。第2玉枠8は第2レンズ群8aを固定支持する玉枠
本体46と遮光板47とを備えている。玉枠本体46に
は円周3等分放射線方向にそれぞれ2群案内ピン14の
嵌入孔46aを有している。一方、遮光板47には同じ
く円周3等分位置から円周方向乃至接線方向にそれぞれ
板バネ片からなるピン付勢バネ片47aを延出してい
る。
【0072】遮光板47はピン付勢バネ片47aの作用
端が嵌入孔46aに臨む状態で玉枠本体46に嵌合装着
される。遮光板47が装着された玉枠本体46は、各嵌
入孔46aが直進孔5cに臨むようにして、直進筒5に
嵌入され、さらに2群案内ピン14を直進孔5cを通じ
て嵌入孔46aに嵌合挿入することにより、第2玉枠8
が直進筒5に装着される。
【0073】2群案内ピン14は先端部がテーパ状に形
成されており、且つ、基端部に引っ掛かり部14aを形
成したものであり、嵌入孔46aに嵌合したとき、該引
っ掛かり部14aが、ピン付勢バネ片47aの先端U溝
部47bに引っ掛けられる。これによって、各2群案内
ピン14はピン付勢バネ片47aにより径方向外方へ付
勢された状態で、ズームカム環4の内壁面に形成された
第2カム4bに圧接し、且つ、その先端部がテーパ状に
形成されていることにより、移動時において常時、求心
作用をなすので、効果的にガタの発生が抑制され、レン
ズ位置の精度向上を図ることができる。
【0074】また、ピン付勢バネ片47aが遮光板47
と一体にプレス成形されていることにより、製造コスト
ダウンも図ることができる。なお、2群案内ピン14と
同様に1群案内ピン13を先端部が傾斜したテーパピン
により形成することにより、図16及び図17に示した
ズームカム環4の第1カム4a及び第2カム4bとこれ
ら案内ピン11、13、14に求心作用をもたせること
ができる。
【0075】図20はフォーカスシャッターブロックB
の遮光構造を示している。図10に示したように、フォ
ーカスシャッターブロックBは構成が複雑で微小な隙間
が多数存在するため、遮光テープ等によって遮光が必要
な部分毎に遮光する構成で有効な遮光性を得ることは非
常に困難である。このため、本実施例では金属製の遮光
カバー48によりフォーカスシャッターブロックBを被
覆することにより、該フォーカスシャッターブロックB
を完全に遮光することを可能とした。この遮光カバー4
8は例えば厚さ0.3〜0.2mmのアルミニウム板を深絞り成
型し、梨地黒処理を施すことにより得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明のズームレン
ズ装置によるときは、カメラ本体に固定された状態で保
持される固定筒と、固定筒に対し光軸周りに回転可能か
つ光軸方向に移動可能な第1回転筒と、第1回転筒とと
もに光軸方向に移動し、固定筒に対し光軸周りに回転す
ることなく光軸方向に移動可能な第1直進筒と、第1直
進筒に対し光軸周りに回転可能かつ光軸方向に移動可能
な第2回転筒と、第2回転筒とともに光軸方向に移動
し、第1直進筒に対し光軸周りに回転することなく光軸
方向に移動可能な第2直進筒と、レンズ群を保持し、第
2回転筒及び第2直進筒に対し光軸方向に移動可能な第
3直進筒と、第1回転筒の回転により、第1回転筒及び
第1直進筒が固定筒から光軸方向に繰り出されると同時
に、第1回転筒及び第1直進筒から第2回転筒及び第2
直進筒を光軸方向に繰り出し、第2回転筒及び第2直進
筒から第3直進筒を光軸方向に繰り出すことで、レンズ
群を移動させる駆動機構と、更に、第1直進筒を貫通
し、第1回転筒の回転を第2回転筒に伝達する回転伝達
手段と、を設けた構成としているので、4段構成3段繰
り出しを達成する複数の可動筒の全てが固定筒内に納ま
るように1本の可動筒の長さを設定したとしても、これ
ら全ての可動筒の繰り出し量の総和が従来と比較して格
段に長くなるため、高いズーム比を得ることができる。
【0077】また、沈胴構造とする場合に必要なカメラ
の奥行寸法を大きく縮減することができるので、高いズ
ーム比を有するものでありながら、レンズシャッター式
カメラに組み込むことができる極めてコンパクトなズー
ムレンズ装置とすることができる。
【0078】なお、少ない枚数のレンズで構成すれば、
各レンズを近づけることにより光軸方向に薄くすること
ができ、且つ、可動鏡胴も4段構成3段繰り出しを達成
するように重ねられるため、沈胴時、ズームレンズ装置
全体を薄くすることができる。また、本発明のカメラに
よるときは、上記本発明のズームレンズ装置を備えてい
るので同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるズーム機構の前半
部を示す分解斜視図。
【図2】 その前半部を図1とは反対側から見た状態を
示す分解斜視図。
【図3】 ズーム機構の後半部を示す分解斜視図。
【図4】 その後半部を一部組み立てた状態を示す分解
斜視図。
【図5】 ズームレンズ装置のテレ状態を示す縦断側面
図。
【図6】 そのワイド状態を示す縦断側面図。
【図7】 その沈胴状態を示す縦断側面図。
【図8】 ズーム駆動系各部の機能の関連を示すブロッ
ク図。
【図9】 パルスエンコーダの配置構成を模式的に示
し、(A)は本実施例を、(B)は比較従来例をそれぞ
れ示す構成図。
【図10】 フォーカスシャッターブロックを示し、
(A)は分解斜視図、(B)は(A)とは別方向から見
た分解斜視図。
【図11】 ズーム駆動ギア及びファインダー駆動ギア
を示す分解斜視図。
【図12】 ズーム偏心防止機構部を取り出して示す要
部断面図。
【図13】 フレキシブルリードの収納構造を示す分解
斜視図。
【図14】 その固定前における収納部の状態を示す斜
視図。
【図15】 遮光リングの装着個所及びその構造を示す
要部拡大断面図。
【図16】 有底カムの半截断面図。
【図17】 その展開図。
【図18】 フレアカッターを示す分解斜視図。
【図19】 第2レンズ群玉枠付勢機構を示す分解斜視
図。
【図20】 遮光カバーを示す分解斜視図。
【符号の説明】
1 固定筒 1c 沈胴端ストッパー 2 ズーム駆動環 3 直進リード筒 4 ズームカム環 5 直進筒 6 前進筒 7 第1玉枠 8 シャッターユニット 10 フォーカスユニット 11 全群案内ピン 12 第2玉枠 13 1群案内ピン 14 2群案内ピン 16 ズーム駆動ギア 16a ギア軸 17 遮光リング 18 遮光リング 19 遮光リング 21 フォーカス台板 21d フォーカス遮光片 23 圧縮バネ 24 ヘリコイド押え板 28 AFモータ 29 フレキシブルリード 30 雌ヘリコイド 31 パルスエンコーダ 31b エンコーダギア 32 回転板 33 2相式フォトインタラプタ 34 補強リング 35 ガイドステー 39 リード付勢部材 40 クリップ曲げ部 41 ファインダー駆動ギア 41a ギア軸 45 フレアカッター 47 バネ環 48 遮光カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/105 G03B 17/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に固定された状態で保持され
    る固定筒と、前記固定筒に対し光軸周りに回転可能かつ光軸方向に移
    動可能な第1回転筒と、 前記第1回転筒とともに光軸方向に移動し、前記固定筒
    に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動可能
    な第1直進筒と、 前記第1直進筒に対し光軸周りに回転可能かつ光軸方向
    に移動可能な第2回転筒と、 前記第2回転筒とともに光軸方向に移動し、前記第1直
    進筒に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動
    可能な第2直進筒と、 レンズ群を保持し、前記第2回転筒及び第2直進筒に対
    し光軸方向に移動可能な第3直進筒と、 前記第1回転筒の回転により、前記第1回転筒及び第1
    直進筒 が固定筒から光軸方向に繰り出されると同時に、
    前記第1回転筒及び第1直進筒から前記第2回転筒及び
    第2直進筒を光軸方向に繰り出し、前記第2回転筒及び
    第2直進筒から前記第3直進筒を光軸方向に繰り出すこ
    とで、前記レンズ群を移動させる駆動機構と、更に、前記第1直進筒を貫通し、前記第1回転筒の回転
    を第2回転筒に伝達する回転伝達手段と、 を備えた ことを特徴とするズームレンズ装置。
  2. 【請求項2】 カメラ本体に固定された状態で保持され
    る固定筒と、 前記固定筒に対し光軸周りに回転可能かつ光軸方向に移
    動可能な第1回転筒と、 前記第1回転筒とともに光軸方向に移動し、前記固定筒
    に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動可能
    な第1直進筒と、 前記第1直進筒に対し光軸周りに回転可能かつ光軸方向
    に移動可能な第2回転筒と、 前記第2回転筒とともに光軸方向に移動し、前記第1直
    進筒に対し光軸周りに回転することなく光軸方向に移動
    可能な第2直進筒と、 レンズ群を保持し、前記第2回転筒及び第2直進筒に対
    し光軸方向に移動可能な第3直進筒と、 前記第1回転筒の回転により、前記第1回転筒及び第1
    直進筒が固定筒から光軸方向に繰り出されると同時に、
    前記第1回転筒及び第1直進筒から前記第2回転筒及び
    第2直進筒を光軸方向に繰り出し、前記第2回転筒及び
    第2直進筒から前記第3直進筒を光軸方向に繰り出すこ
    とで、前記レンズ群を移動させる駆動機構と、 更に、前記第1直進筒を貫通し、前記第1回転筒の回転
    を第2回転筒に伝達する回転伝達手段と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
JP17513893A 1993-07-15 1993-07-15 ズームレンズ装置及びカメラ Expired - Lifetime JP3240758B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17513893A JP3240758B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ズームレンズ装置及びカメラ
US08/274,442 US5652922A (en) 1993-07-15 1994-07-13 Zoom lens mechanism
EP94111002A EP0634680B1 (en) 1993-07-15 1994-07-14 Zoom lens mechanism
DE69428642T DE69428642T2 (de) 1993-07-15 1994-07-14 Zoomlinsenmechanismus
US08/838,138 US6266486B1 (en) 1993-07-15 1997-04-15 Lens mechanism having a first gear portion and a second gear portion

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17513893A JP3240758B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ズームレンズ装置及びカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0727963A JPH0727963A (ja) 1995-01-31
JP3240758B2 true JP3240758B2 (ja) 2001-12-25

Family

ID=15990958

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17513893A Expired - Lifetime JP3240758B2 (ja) 1993-07-15 1993-07-15 ズームレンズ装置及びカメラ

Country Status (4)

Country Link
US (2) US5652922A (ja)
EP (1) EP0634680B1 (ja)
JP (1) JP3240758B2 (ja)
DE (1) DE69428642T2 (ja)

Families Citing this family (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3240758B2 (ja) * 1993-07-15 2001-12-25 ミノルタ株式会社 ズームレンズ装置及びカメラ
JP3645003B2 (ja) * 1995-04-26 2005-05-11 オリンパス株式会社 カメラ
US5742850A (en) * 1996-01-26 1998-04-21 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Lens shutter type of camera
US5812887A (en) * 1996-01-26 1998-09-22 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Lens supporting structure
KR100322207B1 (ko) * 1996-01-26 2002-06-26 마츠모토 도루 텔레스코프식 줌 렌즈
US5737644A (en) * 1996-01-26 1998-04-07 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Lens drive mechanism
KR100322205B1 (ko) * 1996-01-26 2002-06-26 마츠모토 도루 선형 가이드 메카니즘을 구비한 렌즈배럴
JP3344193B2 (ja) * 1996-01-31 2002-11-11 ミノルタ株式会社 多段繰り出し鏡胴
JPH114371A (ja) 1997-06-12 1999-01-06 Asahi Optical Co Ltd デジタルスチルカメラ
JP3970988B2 (ja) * 1997-08-27 2007-09-05 オリンパス株式会社 レンズ鏡筒
US6738198B2 (en) * 1998-01-29 2004-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Optical-element holding mechanism, image-shake correcting device and optical apparatus
TW352841U (en) * 1998-09-04 1999-02-11 Wan Neng Optical Industry Co Ltd Lens apparatus for digital camera with stageless focus
DE19927129C1 (de) 1999-06-15 2001-01-04 Wolf Gmbh Richard Fokussier- und Brennweiteneinstellvorrichtung für eine Videokamera
JP2000356734A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Asahi Optical Co Ltd カメラのズーム駆動ギアの配設構造
JP4432182B2 (ja) * 2000-01-26 2010-03-17 株式会社ニコン 遮蔽装置及び遮蔽装置を備えたカメラ
US6529338B2 (en) * 2001-01-31 2003-03-04 Ping-Yim Cheung Zoom lens assembly with focus adjustment mechanism
US6914729B2 (en) 2002-02-07 2005-07-05 Olympus Corporation Lens barrel and picture taking apparatus having the same
TWI229231B (en) 2002-02-21 2005-03-11 Pentax Corp Retractable lens system and method of retracting a retractable lens system
JP4054611B2 (ja) * 2002-06-10 2008-02-27 キヤノン株式会社 カメラのレンズ装置及びズームカメラ
US7097367B2 (en) 2002-08-27 2006-08-29 Pentax, Corporation Optical element retracting mechanism for a photographing lens
US7025512B2 (en) 2002-08-27 2006-04-11 Pentax Corporation Retracting mechanism of a retractable lens
US7068929B2 (en) 2002-08-27 2006-06-27 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a retractable lens
US7043154B2 (en) 2002-08-27 2006-05-09 Pentax Corporation Photographing lens having an optical element retracting mechanism
US6987930B2 (en) 2002-08-27 2006-01-17 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the advancing/retracting mechanism
US7079761B2 (en) 2002-08-27 2006-07-18 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a photographing lens
US7031604B2 (en) 2002-08-27 2006-04-18 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the linear guide mechanism
US6959148B2 (en) * 2002-08-27 2005-10-25 Pentax Corporation Retractable photographing lens
JP2004085934A (ja) 2002-08-27 2004-03-18 Pentax Corp ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構及び繰出カム機構
JP2004085932A (ja) 2002-08-27 2004-03-18 Pentax Corp ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構及び繰出カム機構
US6965733B1 (en) 2002-08-27 2005-11-15 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the cam mechanism
US6963694B2 (en) 2002-08-27 2005-11-08 Pentax Corporation Lens barrel
US7050713B2 (en) 2002-08-27 2006-05-23 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a photographing lens
US7106961B2 (en) 2002-08-27 2006-09-12 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the advancing/retracting mechanism
US6978088B2 (en) 2002-08-27 2005-12-20 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a retractable lens
US7085486B2 (en) 2002-08-27 2006-08-01 Pentax Corporation Lens barrel incorporating a rotatable ring
US7010224B2 (en) 2002-08-27 2006-03-07 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the rotation transfer mechanism
US6952526B2 (en) 2002-08-27 2005-10-04 Pentax Corporation Retractable lens barrel
US6990291B2 (en) 2002-08-27 2006-01-24 Pentax Corporation Lens barrel having a moving optical element support frame
US7035535B2 (en) 2002-08-27 2006-04-25 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a retractable photographing lens
US7039311B2 (en) * 2002-08-27 2006-05-02 Pentax Corporation Rotation transfer mechanism and a zoom camera incorporating the rotation transfer mechanism
US7058293B2 (en) 2002-08-27 2006-06-06 Pentax Corporation Optical element retracting mechanism for a retractable lens
US7088916B2 (en) 2002-08-27 2006-08-08 Pentax Corporation Retractable lens barrel
US7027727B2 (en) 2002-08-27 2006-04-11 Pentax Corporation Lens barrel incorporating the cam mechanism
JP3863829B2 (ja) 2002-08-27 2006-12-27 ペンタックス株式会社 ズームレンズ鏡筒の繰出カム機構及び繰出カム機構
JP4497907B2 (ja) * 2003-12-12 2010-07-07 キヤノン株式会社 レンズ装置およびカメラ
JP4575114B2 (ja) * 2003-12-24 2010-11-04 オリンパス株式会社 ズームレンズ鏡筒
JP2006145704A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Olympus Corp レンズ鏡筒及び電子機器
JP4455350B2 (ja) * 2005-01-18 2010-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置
JP4703341B2 (ja) * 2005-09-28 2011-06-15 日本電産コパル株式会社 カメラ用レンズ鏡胴
CN101266142B (zh) * 2007-03-14 2010-09-22 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 同心度检测设备及其方法
DE602007009209D1 (de) * 2007-07-03 2010-10-28 Tdk Taiwan Corp Schutzstruktur für einen beweglichen Mechanismus in einer Miniaturlinse
JP5274058B2 (ja) * 2008-03-10 2013-08-28 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置
US20100024183A1 (en) * 2008-06-30 2010-02-04 Cuprys Lawrence M Removable tool for a display assembly
JP4950952B2 (ja) * 2008-07-01 2012-06-13 セイコープレシジョン株式会社 駆動装置及び光学機器
JP4804554B2 (ja) * 2009-03-10 2011-11-02 オリンパスイメージング株式会社 レンズ鏡筒
US9131135B2 (en) 2009-06-09 2015-09-08 Apple Inc. Electronic device flash shutter
JP5506263B2 (ja) * 2009-07-08 2014-05-28 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2011022234A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Canon Inc レンズ鏡筒及び撮像装置
JP5874057B2 (ja) * 2009-07-24 2016-03-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JP5219989B2 (ja) * 2009-12-15 2013-06-26 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
US8760563B2 (en) 2010-10-19 2014-06-24 Hand Held Products, Inc. Autofocusing optical imaging device
US8692927B2 (en) 2011-01-19 2014-04-08 Hand Held Products, Inc. Imaging terminal having focus control
US10520697B2 (en) * 2016-09-30 2019-12-31 Tdk Taiwan Corp. Camera module
JP2021156906A (ja) * 2018-05-01 2021-10-07 オリンパス株式会社 光学ユニット
WO2023104303A1 (en) * 2021-12-08 2023-06-15 Huawei Technologies Co., Ltd. Lens positioning arrangement
US12000558B1 (en) * 2022-12-15 2024-06-04 Hyundai Mobis Co., Ltd. Lens assembly

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5232253B1 (ja) * 1968-03-25 1977-08-20
US4043727A (en) * 1976-05-03 1977-08-23 Crane Packing Company O-ring mold
JPS5933012U (ja) * 1982-08-21 1984-02-29 株式会社ニコン ズ−ムレンズ鏡筒
IT1188202B (it) * 1985-11-15 1988-01-07 Ausimont Spa Composizioni elastomeriche vulcanizzabili di fluoroelastomeri
DE3751456T2 (de) * 1986-05-12 1996-02-22 Asahi Optical Co Ltd Führungsmechanismus für eine flexible gedruckte Schaltungsplatte in einer Zwischenlinsenverschlusskamera.
US4944030B1 (en) * 1986-05-12 1993-05-25 Asahi Optical Co Ltd Lens shutter camera including zoom lens
CA1331429C (en) * 1988-06-03 1994-08-16 Hiroshi Nomura Zoom lens barrel and camera incorporating such barrel
GB2261303B (en) * 1989-03-31 1993-09-15 Asahi Optical Co Ltd Zooming adjustment of a zoom lens
US5022781A (en) * 1989-12-18 1991-06-11 Smith Timothy S Anti-glare modules adaptable to highway median barriers
JPH0452725A (ja) * 1990-06-14 1992-02-20 Fujitsu Ltd 記憶装置障害回復処理方法
US5180875A (en) * 1990-06-20 1993-01-19 Berry Jr Waldo A Scope adjustment for firearms
JP2771895B2 (ja) * 1990-11-14 1998-07-02 富士写真フイルム株式会社 ズームレンズ装置
US5136337A (en) * 1991-05-28 1992-08-04 Eastman Kodak Company Electrostatographic apparatus and method having a fixing dwell time extending device
US5386740A (en) * 1991-09-30 1995-02-07 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Rotary feed mechanism
JP3240758B2 (ja) * 1993-07-15 2001-12-25 ミノルタ株式会社 ズームレンズ装置及びカメラ
US5594589A (en) * 1994-05-03 1997-01-14 Industrial Technology Research Institute Zoom-lens structure for a camera
JP3586315B2 (ja) * 1995-06-30 2004-11-10 ペンタックス株式会社 レンズ鏡筒

Also Published As

Publication number Publication date
DE69428642D1 (de) 2001-11-22
EP0634680A3 (en) 1995-07-05
DE69428642T2 (de) 2002-08-01
EP0634680B1 (en) 2001-10-17
US6266486B1 (en) 2001-07-24
US5652922A (en) 1997-07-29
JPH0727963A (ja) 1995-01-31
EP0634680A2 (en) 1995-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3240758B2 (ja) ズームレンズ装置及びカメラ
JP3334031B2 (ja) ズームレンズ鏡胴
JP2771895B2 (ja) ズームレンズ装置
JP4817877B2 (ja) レンズ装置および撮像装置
JP2002072040A (ja) ズームレンズ鏡筒のfpc配設構造
JP4967270B2 (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
TWI499821B (zh) 透鏡鏡筒的旋轉延伸式結構
JP4339552B2 (ja) レンズ鏡筒
US7038859B2 (en) Lens barrel and imaging device
JP3221927B2 (ja) 駆動装置及びレンズ鏡筒
US6742940B2 (en) Shading device and lens barrel
JP2004252200A (ja) レンズ鏡枠
JP2816243B2 (ja) レンズ鏡筒の位置決め機構および位置決め方法
JP3297032B2 (ja) ズームレンズのズームエンコーダ装置
JP3401232B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2007206710A (ja) レンズ鏡筒
JP3170244B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH07120663A (ja) ズームレンズ鏡筒
JP2959725B2 (ja) 駆動機構
JPH08651Y2 (ja) ズームレンズ鏡胴の電気接続装置
JP2004258647A (ja) レンズ鏡筒
JP3460280B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH10206720A (ja) カメラのズームレンズ鏡筒
JP2004258650A (ja) 沈胴式レンズ鏡筒の遮光構造
JP2009128714A (ja) レンズ鏡筒の製造方法、レンズ鏡筒、及び、カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071019

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term