JPH1123937A - 噛み合い機構、噛み合い機構を備えた装置 - Google Patents

噛み合い機構、噛み合い機構を備えた装置

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JPH1123937A
JPH1123937A JP17949297A JP17949297A JPH1123937A JP H1123937 A JPH1123937 A JP H1123937A JP 17949297 A JP17949297 A JP 17949297A JP 17949297 A JP17949297 A JP 17949297A JP H1123937 A JPH1123937 A JP H1123937A
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helicoid
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JP17949297A
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Yasuo Haai
康夫 羽合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部分的に回転のみ可能である噛み合い機構を
提供する。 【解決手段】 固定筒20の内周面に設けたヘリコイド
ねじ山1のねじ溝1xに、回転筒30の外周面に設けた
ヘリコイドねじ山2が嵌まり込む。固定筒20の軸方向
所定位範囲において各ヘリコイドねじ山1の周方向同じ
側の側面1dを切り欠き、ねじ溝1yを広くする。回転
筒30が固定筒20に対して回転し、ヘリコイドねじ山
2がヘリコイドねじ山1に沿って移動し、広げられたね
じ溝1yに達すると、ヘリコイドねじ山1,2同士が当
接しなくなり、回転筒30は固定筒20に対して軸方向
に移動することなく回転のみ可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噛み合い機構及び
それを備えた装置に関し、詳しくは、ヘリコイドを用い
た噛み合い機構と、リードカムおよびカムフォロワーを
用いた噛み合い機構及びそれらを備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの撮影レンズにおいて、固
定筒に対する回転筒の回転を利用してレンズバリアを開
閉することが提案されている。
【0003】しかし、固定筒と回転筒とがヘリコイド結
合している場合には、回転筒は回転すると同時に、固定
筒に対して軸方向に移動する。たとえば、図6〜図8の
(I)の軸方向断面図および(II)の展開図に示すよう
に、固定筒10の内周面に、螺旋状に延在する複数のヘ
リコイドねじ山11が全体的に設けられ、隣接するヘリ
コイドねじ山11の対向する側面間のねじ溝11xに、
回転筒12(カメラ側端部のみを図示している)の外周
面に設けたヘリコイドねじ山13が入り込んで両ヘリコ
イドねじ山11,13が噛み合う場合、回転筒部12
を、図8(II)において矢印13bで示すように右方向
へ回転させると、回転筒12のヘリコイドねじ山13
は、矢印13aで示すように固定筒10のヘリコイドの
ヘリコイドねじ山11に沿って斜めに移動し、回転筒1
2は、固定筒10に対して回転しながら、矢印13cで
示す軸方向に移動する。このように、回転筒12が固定
筒10とヘリコイド結合する場合、回転筒12を回転す
ると、回転筒は12は必ず軸方向にも移動する。
【0004】そのため、たとえば鏡胴を繰り込んだ状態
で回転筒12を回転してレンズバリアを開閉しようとし
ても、レンズバリアの開閉のための回転によっても回転
筒12が軸方向に移動するため、鏡胴を必要以上に繰り
込むことになり、鏡胴が余分に長くなって小型化する上
で阻害要因となる。
【0005】ヘリコイドに代えて、たとえば固定筒に設
けた螺旋状のリードカム突条に回転筒に設けたカムフォ
ロワーが噛み合うようにする構成も考えられる。この場
合には、リードカム突条の端部を軸方向同位置で周方向
にのみ延在させ、回転筒が固定筒に対して軸方向に移動
することなく回転する構成が考えられる。
【0006】しかし、鏡胴を短くしようとすれば、回転
筒の繰り出し長さを長くするために、回転筒の端部に設
けた回転駆動用の歯車部と同一円周上にカムフォロワー
を設ける必要があり、そのためにはリードカム突条の周
方向に延在する部分と重ならないよう逃げる部分を歯車
部に設けることが必要となる。そうすると、歯車部の回
転方向設定範囲が狭くなるため回転筒の回転角をあまり
大きくすることができなくなり、あまり現実的ではな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、相対回転により軸方向に相対
移動するとともに、部分的に回転のみ可能である噛み合
い機構及びそれを備えた装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明は、以下の構成の噛
み合い機構を提供する。
【0009】噛み合い機構は、内筒の外周面に設けた螺
旋状のヘリコイドねじ山と外筒の内周面に設けた螺旋状
のヘリコイドねじ山とが噛み合うタイプのものである。
いずれか一方の筒の全てのヘリコイドねじ山について、
その筒の軸方向所定範囲において、各ヘリコイドねじ山
の周方向同じ側の側面を切り欠くことによって、隣接す
るヘリコイドねじ山の対向する側面間の周方向間隔を広
くした広間隔部を形成する。この広間隔部におけるヘリ
コイドねじ山の側面間に、いずれか他方の筒のヘリコイ
ドねじ山の側面の全部分が位置するとき、上記他方の筒
のヘリコイドねじ山が上記一方の筒のヘリコイドねじ山
の切り欠かれた側面に向けて周方向にのみ移動して、上
記他方の筒が上記一方の筒に対して軸方向に移動するこ
となく回転するよう構成される。
【0010】上記構成において、一方の筒のヘリコイド
ねじ山の側面間に、他方の筒のヘリコイドねじ山が嵌ま
り込む。他方の筒が一方の筒に対して回転すると、他方
の筒のヘリコイドねじ山は、一方の筒のヘリコイドねじ
山の側面に当接しながら、一方の筒のヘリコイドねじ山
の側面に沿って移動する。これによって、通常は、他方
の筒は、一方の筒に対して回転すると同時に軸方向にも
移動する。
【0011】ところが、一方の筒の周方向間隔を広くし
た広間隔部に他方の筒のヘリコイドのねじ山の側面の全
部分が位置するとき、他方の筒のヘリコイドねじ山の側
面の全部分は一方の筒のヘリコイドねじ山の切り欠かれ
た側の側面の切り欠かれていない部分とは噛み合わない
ので、他方の筒のヘリコイドねじ山は、軸方向に移動す
ることなく、一方の筒のヘリコイドねじ山の側面の切り
欠き内に進入し、一方の筒のヘリコイドねじ山の切り欠
かれた側面に向け周方向にのみ移動することができる。
つまり、他方の筒は、一方の筒に対して回転はするが、
軸方向には移動しない。
【0012】したがって、上記構成の噛み合い機構は、
相対回転により軸方向に相対移動するとともに、部分的
に回転のみ可能である。
【0013】なお、一方の筒のヘリコイドねじ山の軸方
向中間位置においてヘリコイドねじ山の側面を切り欠く
場合には、他方の筒のヘリコイドねじ山の軸方向長さを
一方の筒の上記切り欠きの軸方向長さより長くなると、
他方の筒のヘリコイドねじ山は一方の筒の切り欠かれた
側の一方の側面の正常な部分に噛み合うので、回転のみ
を可能とすることはできない。しかし、一方の筒のヘリ
コイドねじ山の軸方向端部においてヘリコイドねじ山の
側面を切り欠く場合には、他方の筒のヘリコイドねじ山
の軸方向長さを一方の筒の上記切り欠きの軸方向長さよ
りも長くしても、一方の筒のヘリコイドねじ山から他方
のヘリコイドねじ山が軸方向にはみ出した状態で回転の
み可能となる。また、本発明は、上記構成の噛み合い機
構を備えた装置を提供する。好ましくは、上記装置はカ
メラであり、上記噛み合い機構はこのカメラにおける撮
影レンズの繰り出し機構である。好ましくは、上記噛み
合い機構は、上記他方の筒のヘリコイドねじ山が周方向
にのみ移動するとき、レンズバリアを駆動するように構
成されている。
【0014】また、本発明は、別の噛み合い機構を提供
する。
【0015】噛み合い機構は、内筒の外周面または外筒
の内周面のいずれか一方に設けた螺旋状のリードカム突
条に、いずれか他方に設けたカムフォロワーが噛み合う
タイプのものである。リードカム突条を設けた一方の筒
の軸方向所定範囲において、リードカム突条の一方の側
面を周方向に切り欠くことによりリードカム突条の側面
間周方向幅を狭くした細突条部を形成する。この細突条
部の位置に他方の筒のカムフォロワーの全部分が位置す
るとき、このカムフォロワーがリードカム突条の切り欠
かれた側面に向けて周方向にのみ移動して、上記他方の
筒が上記一方の筒に対して軸方向に移動することなく回
転できる。
【0016】上記構成においても、カムフォロワーは、
通常は、リードカム突条の側面に沿って移動し、これに
よって、他方の筒は、一方の筒に対して回転しながら軸
方向に移動する。ところが、リードカム突条の一方の側
面を部分的に切り欠くことにより形成した細突条の位置
に他方の筒のカムフォロワーの全部分が位置するとき、
カムフォロワーの全部分がリードカム突条の切り欠かれ
た側の一方の側面の切り欠かれていない正常部分とは噛
み合わないので、カムフォロワーは、リードカム突条の
細突条部の切り欠かれた一方の側面と対向する部分がリ
ードカム突条の一方の側面の切り欠かれた部分に進入す
ることにより、軸方向に移動することなく周方向にのみ
移動することができる。これによって、他方の筒は、一
方の筒に対して軸方向に移動することなく回転のみ可能
である。
【0017】したがって、上記構成の噛み合い機構も、
相対回転により軸方向に相対移動するとともに、部分的
に回転のみ可能である。また、本発明は、上記構成の噛
み合い機構を備えた装置を提供する。好ましくは、上記
装置はカメラであり、上記噛み合い機構は該カメラにお
ける撮影レンズの繰り出し機構である。好ましくは、上
記噛み合い機構は、上記他方の筒が軸方向に移動するこ
となく回転するとき、レンズバリアを駆動するように構
成されている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図1〜図5および図9に
示した本発明の一実施形態について詳細に説明する。図
1〜図5はヘリコイドの軸方向断面図および展開図、図
9は光軸方向から見たレンズバリア開閉機構の正面略
図、図10はカメラのレンズ鏡胴の断面図である。
【0019】本実施形態において、図9および図10に
示すように、カメラは、カメラ本体CAから出没するレ
ンズ鏡胴10を有し、固定筒20と、回転筒30と、長
ギヤ22と、連動部材40と、連動ギヤ50と、レンズ
バリア60とを備えている。
【0020】固定筒20はカメラ本体に固定され、回転
筒30は固定筒20の内側に配置される。詳しくは後述
するが、回転筒30と固定筒20とはヘリコイド結合し
ている。回転筒30は、その後端部の外周面に歯車部3
2と切り欠き凹部34とを有する。歯車部32は、固定
筒20の外側に固定筒20に沿って配置された長ギヤ2
2に噛合するようになっている。切り欠き凹部34に
は、連動部材40の第1腕42が入り込むようになって
いる。連動部材40は、その支持軸の軸心48に関して
第1腕42と反対側に、第2腕44を有する。第2腕4
4の端部には歯車46が形成され、連動ギヤ50の小径
歯車54と噛合するようになっている。連動ギヤ50
は、同じ回転軸58を中心に回転する径寸法の異なる大
小の歯車52,54が軸方向にずれた位置に一体に形成
されてなる歯車部材である。連動ギヤ50の大径歯車5
2は、レンズバリア60に一体的に設けられた歯車62
に噛合する。歯車62は、レンズバリア60の円形の本
体64に対して偏芯位置にあるレンズバリア支持軸の軸
心68と同軸に設けられている。レンズバリア60は、
不図示の付勢機構によって、図に示した開位置に付勢さ
れている。付勢機構としては、連動部材40または連動
ギヤ50にバリア開方向に付勢するばねを設けても、あ
るいは、直接レンズバリア60を開方向に付勢するよう
にしてもよい。
【0021】次に、このカメラの動作について説明す
る。
【0022】長ギヤ22が不図示の駆動モータによって
回転させられると、長ギヤ22と歯車部32との噛合に
よって回転筒30が回転し、通常は、回転筒30は固定
筒20とのヘリコイド結合によって固定筒20に対して
軸方向に移動する。これによって、レンズ鏡胴はカメラ
本体から出没する。図9は、長ギヤ22が矢印80で示
す時計方向に回転し、レンズ鏡胴が繰り込まれて沈胴端
に達したときを状態を示す。
【0023】この状態から長ギヤ22が矢印80で示す
時計方向にさらに回転すると、後述するように、回転筒
30は、固定筒20に対して回転はするが軸方向には移
動しないようになっている。長ギヤ22の回転によっ
て、回転筒30が矢印82で示す反時計方向に回転する
と、連動部材40は、回転筒30の切り欠き凹部34の
一方の周方向端面36によって第1腕42が押し上げら
れて、支持軸の軸心48を中心に時計方向に回転し、連
動部材40の第2腕44の歯車46に小径歯車54が噛
合する連動ギヤ50は、図において矢印84で示す反時
計方向に回転する。そして、連動ギヤ50の大歯車52
に歯車62が噛合するレンズバリア60は、レンズを覆
う閉位置まで、図において矢印86で示す時計方向にレ
ンズバリア支持軸の軸心68を中心に回動する。
【0024】レンズバリア60が閉位置の状態におい
て、長ギヤ22が矢印90で示す反時計方向に回転する
と、回転筒30は矢印92で示す時計方向に回転する。
この回転筒30の回転によって、連動部材40は反時計
方向に回転し、連動ギヤ50は矢印94で示す時計方向
に回転し、レンズバリア60は矢印96で示す反時計方
向に回転して、図9に示した開位置となる。
【0025】図9に示した状態から、長ギヤ30が矢印
90で示す反時計方向にさらに回転すると、前述したよ
うに回転筒30は固定筒20に対して軸方向に前進して
繰り出るため、回転筒30の切り欠き凹部34の周方向
他方の端面38は、連動部材40の第1腕42に対して
は、紙面と直交する方向においてずれた位置関係とな
り、当接しないようになっている。
【0026】次に、固定筒20と回転筒30とのヘリコ
イドを用いた噛み合い機構について、図1〜図5を参照
しながら説明する。
【0027】図1に示すように、固定筒20の内周面に
は、螺旋状に延在する複数のヘリコイドねじ山1が等間
隔に設けられている。ヘリコイドねじ1の後端1sから
軸方向に距離Xまでの範囲において、各ヘリコイドねじ
山1の後ろ側の側面1dは、それよりも前方範囲の側面
1cの延長部分よりも前方にずれて形成されいる。つま
り、ヘリコイドねじ1の後端1sから軸方向に距離Xの
位置において光軸に直角の方向に軸直角面1aが形成さ
れ、各ヘリコイドねじ山1の後ろ側の側面が部分的に切
り欠かれて1cから1dにかけて不連続となっている。
前側の側面1bは連続であり、切り欠きは設けられてい
ない。したがって、隣接するヘリコイドねじ山1の対向
する側面1b;1c,1b;1d間のねじ溝1x,1y
の周方向の間隔は、ヘリコイドねじ1の後端1sから距
離Xまでの範囲では、それより前方の範囲よりも広くな
っている。換言すると、図1(I)に示すように、各ヘ
リコイドねじ山1の両側の側面1c;1b,1d;1b
間の軸方向幅α,βは、ヘリコイドねじ1の後端1sか
ら距離Xまでの範囲では、通常の幅αより狭い幅βとな
っている。
【0028】図2〜図5は、図1に回転筒30の後端部
をも図示して、固定筒20の後端部の内周面のヘリコイ
ドねじ山2に回転筒30の外周面のヘリコイド山1が噛
み合った状態を示したものである。図2に示すように、
ヘリコイドねじ山2がヘリコイドねじ1の前方範囲で噛
み合う状態から、図3に示すように、回転筒30すなわ
ちヘリコイドねじ山2が矢印3bに示した右方向に回転
すると、ヘリコイド2の一方の側面2cがヘリコイドね
じ山1の一方の側面(切り欠かれていない側面)1cに
当接する間は、ヘリコイドねじ山2はヘリコイドねじ山
1の側面1cに沿って矢印3a方向に移動し、回転筒3
0は矢印3cで示すように、軸方向後方へ移動する。つ
まり、図4に示すように、ヘリコイドねじ山2の後端面
2aがヘリコイドねじ山1の軸直角面1aと軸方向同じ
位置になるまで、回転筒30は固定筒20に対して回転
しながら軸方向に後退する。
【0029】図4に示した状態から、回転筒30すなわ
ちヘリコイドねじ山2が右方向に回転すると、図5に示
すように、ヘリコイドねじ山2は、ヘリコイドねじ山2
の後端面2aとヘリコイドねじ山1の軸直角面1aとが
滑りながら、ヘリコイドねじ山1の側面1d(切り欠か
れた側面)に当接するまで周方向に移動する。したがっ
て、回転筒30は、固定筒20に対して回転はするが、
軸方向へは移動しない。
【0030】ちなみに、ヘリコイドねじ山2が、ヘリコ
イドねじ山1の側面1dに当接した状態からさらに右方
向に回転すると、ヘリコイド2は、再び回転しながら軸
方向後方へ移動する。
【0031】ヘリコイドねじ山1を切り欠く軸方向の幅
Xは、ヘリコイドねじ山2が軸方向後方に最も後退した
ときに、ヘリコイドねじ山1の軸直角面2aが軸方向の
前方または同じ位置となるように決める。この切り欠き
幅Xを適宜に設定することにより、任意の位置におい
て、回転筒30すなわちヘリコイドねじ山2を固定筒2
0すなわちヘリコイドねじ山1に対して軸方向に移動な
く回転させることができる。
【0032】回転筒30すなわちヘリコイドねじ山2
が、逆方向、すなわち図において左方向に回転すると、
ヘリコイドねじ山2の反対側の側面2bが、固定筒20
のヘリコイドねじ山1の反対側の側面1bに当接するま
で、回転のみを行い、その後、ヘリコイドねじ山2は、
ヘリコイドねじ山1の側面1bに沿って、回転しながら
前進する。
【0033】以上説明したように、回転筒30と固定筒
20とは、相対回転により軸方向に相対移動するととも
に、部分的に回転のみ可能である。
【0034】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その他種々の態様で実施可能である。た
とえば、外周面に設けたヘリコイドねじ山1の側面1d
に切り欠きを形成する代わりに、内周面に設けたヘリコ
イドねじ山に切り欠きを形成してもよい。また、ヘリコ
イドねじに代えて、リードカム突条とカムフォロワーに
対しても、本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示し、ヘリコイドの軸
方向断面図および展開図である。
【図2】 図1に回転筒をさらに図示した軸方向断面図
および展開図である。
【図3】 図2の状態から回転筒が回転したときの軸方
向断面図および展開図である。
【図4】 図3の状態から回転筒が回転したときの軸方
向断面図および展開図である。
【図5】 図4の状態から回転筒が回転したときの軸方
向断面図および展開図である。
【図6】 従来例のヘリコイドの軸方向断面図および展
開図である。
【図7】 図6に回転筒をさらに図示した軸方向断面図
および展開図である。
【図8】 図7の状態から回転筒が回転したときの軸方
向断面図および展開図である。
【図9】 本発明の一実施形態を示し、レンズバリア開
閉機構の正面略図である。
【図10】 本発明の一実施形態を示し、レンズのレン
ズ鏡胴の断面図である。
【符号の説明】
1 ヘリコイドねじ山 1a 軸直角面 1b,1c,1d 側面 1s 後端面 1x ねじ溝 1y ねじ溝(広間隔部) 2 ヘリコイドねじ山 2a 前端面 2b,2c 側面 10 レンズ鏡胴 20 固定筒 22 長ギヤ 30 回転筒 32 歯車部 34 切り欠き凹部 36,38 端面 40 連動部材 42 第1腕 44 第2腕 46 歯車 48 軸心 50 連動ギヤ 52 大径歯車 54 小径歯車 58 回転軸 60 レンズバリア 62 歯車 64 本体 68 軸心 80〜96 矢印 α,β 幅

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒の外周面に設けた螺旋状のヘリコイ
    ドねじ山と外筒の内周面に設けた螺旋状のヘリコイドね
    じ山とが噛み合う噛み合い機構において、 いずれか一方の筒の全てのヘリコイドねじ山について、
    その筒の軸方向所定範囲において、各ヘリコイドねじ山
    の周方向同じ側の側面を切り欠くことによって隣接する
    ヘリコイドねじ山の対向する側面間の周方向間隔を広く
    した広間隔部を形成し、 該広間隔部におけるヘリコイドねじ山の側面間に、いず
    れか他方の筒のヘリコイドねじ山の側面の全部分が位置
    するとき、上記他方の筒のヘリコイドねじ山が上記一方
    の筒のヘリコイドねじ山の切り欠かれた側面に向けて周
    方向にのみ移動して、上記他方の筒が上記一方の筒に対
    して軸方向に移動することなく回転するよう構成された
    ことを特徴とする、噛み合い機構。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の噛み合い機構を備
    えたことを特徴とする、噛み合い機構を備えた装置。
  3. 【請求項3】 上記装置はカメラであり、上記噛み合い
    機構は該カメラにおける撮影レンズの繰り出し機構であ
    ることを特徴とする、請求項2に記載の噛み合い機構を
    備えた装置。
  4. 【請求項4】 上記噛み合い機構は、上記他方の筒のヘ
    リコイドねじ山が周方向にのみ移動するとき、レンズバ
    リアを駆動するように構成されていることを特徴とす
    る、請求項3に記載の噛み合い機構を備えた装置。
  5. 【請求項5】 内筒の外周面または外筒の内周面のいず
    れか一方に設けた螺旋状のリードカム突条に、いずれか
    他方に設けたカムフォロワーが噛み合う噛み合い機構に
    おいて、 リードカム突条を設けた一方の筒の軸方向所定範囲にお
    いて、リードカム突条の一方の側面を周方向に切り欠く
    ことによりリードカム突条の側面間周方向幅を狭くした
    細突条部を形成し、 該細突条部の位置に他方の筒のカムフォロワーの全部分
    が位置するとき、該カムフォロワーがリードカム突条の
    切り欠かれた側面に向けて周方向にのみ移動して、上記
    他方の筒が上記一方の筒に対して軸方向に移動すること
    なく回転できることを特徴とする、噛み合い機構。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の噛み合い機構を備
    えたことを特徴とする、噛み合い機構を備えた装置。
  7. 【請求項7】 上記装置はカメラであり、上記噛み合い
    機構は該カメラにおける撮影レンズの繰り出し機構であ
    ることを特徴とする、請求項6に記載の噛み合い機構を
    備えた装置。
  8. 【請求項8】 上記噛み合い機構は、上記他方の筒が軸
    方向に移動することなく回転するとき、レンズバリアを
    駆動するように構成されていることを特徴とする、請求
    項7に記載の噛み合い機構を備えた装置。
JP17949297A 1997-07-04 1997-07-04 噛み合い機構、噛み合い機構を備えた装置 Pending JPH1123937A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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