JP2007004038A - 光学ユニット - Google Patents

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JP2007004038A
JP2007004038A JP2005186777A JP2005186777A JP2007004038A JP 2007004038 A JP2007004038 A JP 2007004038A JP 2005186777 A JP2005186777 A JP 2005186777A JP 2005186777 A JP2005186777 A JP 2005186777A JP 2007004038 A JP2007004038 A JP 2007004038A
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group lens
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Yutaka Takahashi
裕 高橋
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 簡単安価な構造で薄型化を図ること。
【解決手段】 ズーム操作時には、カム筒1を突出状態で正逆回転c,dさせることより
回転規制機構A(スリット5A及びキー9a,10a)と、カム機構B(カム溝1A,1
B及びカムピン9b,10b)との相互作用で1群レンズ枠9及び2群レンズ枠10を広
角位置Jと望遠位置Kとの間で出退a,bさせ、沈胴操作時には、カム筒1を逆転dさせ
ることにより両機構A,Bの相互作用で1群レンズ枠9をカム筒1内に後退bさせると共
に、該カム筒1を固定筒2内に後退bさせるようにした光学ユニットにおいて、1群から
3群のレンズ枠9〜11の光軸Z1〜Z3が回転中心軸Oから位置ずれされ、沈胴操作時
に2群レンズ枠10のキー10aを回転中心軸O回りで所定角度回転させた後に該回転中
心軸Oに沿って移動させる退避溝14と連津溝14aが直進案内筒5に形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばデジタルカメラなどに用いられる光学ユニットに関し、特に薄型化を
図ることができるようにしたものである。
従来、デジタルカメラ用光学ユニットの一例として図8〜図10に示すものがあり、図
8は望遠撮影状態、図9は広角撮影状態、図10は沈胴状態をそれぞれ示すものであって
、これは、内周面に2種類のカム溝1A,1Bを形成したカム筒1が固定筒2内に出退a
,b可能に挿入されると共に、該カム筒1の外周面に突設した複数の係合ピン3が固定筒
2の内周面に形成した係合溝2Aに嵌入されており、カム筒1の外周面に形成した歯車部
4に噛合するピニオン(図示せず)を駆動して該カム筒1を正逆回転c,dさせることに
より、カム筒1を突出aさせたり(図8参照)、後退bさせる(図10参照)。
直進案内筒5にその後端から前端近傍まで回転中心軸Oと平行する複数のスリット5A
が形成され、該直進案内筒5の先端フック5aをカム筒1の内周面先端の環状溝6に係合
させると共に、その直進案内筒5の後端に一体突設した突起部5bを固定筒2の内周面に
形成した回転中心軸Oと平行する縦溝7に嵌入させ、これによって、直進案内筒5がカム
筒1と一体に嵌合された状態で回転中心軸Oに沿って直線的に出退a,bされる。
前記固定筒2の後端枠2aに固体撮像素子CCDが配置されると共に、該固体撮像素子
CCDの前方に1群から3群のレンズ枠9〜11がそれぞれ所定間隔をおいて配置され、
その各レンズ枠9〜11内に嵌め込んだレンズL1〜L3の光軸Z1〜Z3が回転中心軸
Oと同心状に位置決めされている。
1群レンズ枠9及び2群レンズ枠10の外周面に複数のキー9a,10aとカムピン9
b,10bとが突設され、その各キー9a,10aを各スリット5Aに嵌入させることに
より回転規制機構Aが形成されると共に、各カムピン9b,10bを各スリット5Aを通
って各カム溝1A,1Bに嵌入させることによりカム機構Bが形成されており、カム筒1
を正逆回転c,dさせると、両機構A,Bの相互作用により1群レンズ枠9及び2群レン
ズ枠10が回転中心軸Oに沿って直線的に出退a,bされる。なお、図8(a)中、12
は1群レンズ枠9と2群レンズ枠10との間に介在させた間隔調整ばねである。
ズーム操作時には、カム筒1を固定筒2から突出aさせた状態(図8及び図9参照)で
、該カム筒1を正逆回転c,dさせることより、両機構A,Bの相互作用で1群レンズ枠
9及び2群レンズ枠10を広角位置J(図9参照)と望遠位置K(図8参照)との間で出
退a,bさせ、所望の撮影角度で撮影する。また、3群レンズ枠11を出退a,bさせる
ことにより、フォーカッシングを行う。
沈胴操作時には、図10に示すように、カム筒1を逆転dさせることにより両機構A,
Bの相互作用で1群レンズ枠9をカム筒1内に後退bさせると共に、該カム筒1を固定筒
2内に後退bさせることにより、1群レンズ枠9及び2群レンズ枠10を沈胴位置Pに停
止させる。
上記構成によれば、沈胴状態(図10参照)で各レンズ枠9〜11間の間隔を狭めてい
るだけであるから、沈胴幅Hが比較的大きく、薄型化に限界がある。
上記問題点を解消する技術として特許文献1に記載したものがある。これは、沈胴操作
時に、揺動アーム機構により2群レンズ枠10のレンズL2を1群及び3群のレンズ枠9
,11のレンズL1,L3間から側方に退避させ、その退避により1群及び3群のレンズ
枠9,11のレンズL1,L3間に生じた空隙を狭めて沈胴幅Hを小さくする。
特開2003−315861号公報
上記従来の構成では、2群レンズ枠10のレンズL2を側方に退避させるために揺動ア
ーム機構を用いており、その揺動アーム機構では、構造が複雑で部品点数も多くなり、製
作費が高くつくという欠点がある。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、簡単安価な構造で薄型化を図ることができるように
した光学ユニットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、内周面に複数のカム溝を形成した
カム筒が固定筒内に出退可能に挿入され、該カム筒内に回転中心軸と平行するスリットを
形成した直進案内筒が嵌合され、該直進案内筒の外周面と固定筒の内周面とのうち、その
一方に回転中心軸と平行する縦溝が形成されると共に、その他方に縦溝に嵌入する突起部
が突設され、前記固定筒の後端枠に固体撮像素子が配置されると共に、該固体撮像素子の
前方に1群から3群のレンズ枠がそれぞれ出退方向に所定間隔をおいて回転中心軸と同心
状に配置され、その1群レンズ枠及び2群レンズ枠の外周面にキーとカムピンとが突設さ
れ、その各キーを前記スリットに嵌入させることにより回転規制機構が形成されると共に
、前記各カムピンを前記各カム溝に嵌入させることによりカム機構が形成されており、ズ
ーム操作時には、カム筒を固定筒から突出させた状態で正逆回転させることより前記両機
構の相互作用で1群レンズ枠及び2群レンズ枠を広角位置と望遠位置との間で出退させ、
沈胴操作時には、カム筒を逆転させることにより両機構の相互作用で1群レンズ枠をカム
筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に後退させるようにした光学ユニットにお
いて、1群から3群のレンズ枠の光軸が回転中心軸から位置ずれされ、前記スリットから
所定角度おいて該スリットと平行する退避溝が直進案内筒に形成され、該直進案内筒のス
リットと退避溝との間の隔壁の後端部を切欠いてそのスリットと退避溝との後端部どうし
を連通させる連通溝がその直進案内筒に形成され、前記2群レンズ枠の外周壁部が筒状に
形成され、該2群レンズ枠のキーとカムピンとが出退方向に沿って互いに離間され、その
キーが前記外周壁部の後端に配置されると共に、そのカムピンが前記外周壁部の前端に配
置されており、沈胴操作時には、カム筒を逆転させて前記両機構の相互作用で2群レンズ
枠を広角位置から退避位置まで後退させることにより、該2群レンズ枠のキー及びカムピ
ンを前記連通溝に対応する位置まで後退させ、続いて、前記カム筒の逆転により2群レン
ズ枠を回転中心軸回りで所定角度回転させて、その2群レンズ枠のキー及びカムピンを前
記連通溝を通って退避溝に対応する位置まで移動させ、これにより、2群レンズ枠のレン
ズを1群及び3群のレンズ枠のレンズ間から側方に退避させた後、前記カム筒の逆転によ
り1群レンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に後退させ、さらに
、2群レンズ枠のキー及びカムピンを退避溝内に退避させることにより、その2群レンズ
枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレンズの両方またはその一方とオーバーラップさ
せることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、内周面に複数のカム溝を形成したカム筒が固定筒内に出退可
能に挿入され、該カム筒内に回転中心軸と平行するスリットを形成した直進案内筒が嵌合
され、該直進案内筒の外周面と固定筒の内周面とのうち、その一方に回転中心軸と平行す
る縦溝が形成されると共に、その他方に縦溝に嵌入する突起部が突設され、前記固定筒の
後端枠に固体撮像素子が配置されると共に、該固体撮像素子の前方に1群から3群のレン
ズ枠がそれぞれ出退方向に所定間隔をおいて配置され、その1群レンズ枠及び2群レンズ
枠の外周面にキーとカムピンとが突設され、その各キーを前記スリットに嵌入させること
により回転規制機構が形成されると共に、前記各カムピンを前記各カム溝に嵌入させるこ
とによりカム機構が形成されており、ズーム操作時には、カム筒を固定筒から突出させた
状態で正逆回転させることより前記両機構の相互作用で1群レンズ枠及び2群レンズ枠を
広角位置と望遠位置との間で出退させ、沈胴操作時には、カム筒を逆転させることにより
両機構の相互作用で1群レンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に
後退させるようにした光学ユニットにおいて、1群から3群のレンズ枠の光軸が回転中心
軸から位置ずれされ、前記スリットから所定角度おいて該スリットと平行する退避溝が直
進案内筒に形成され、該直進案内筒のスリットと退避溝との間の隔壁の後端部を切欠いて
そのスリットと退避溝との後端部どうしを連通させる連通溝がその直進案内筒に形成され
ており、沈胴操作時には、カム筒を逆転させて前記両機構の相互作用で2群レンズ枠を広
角位置から退避位置まで後退させることにより、該2群レンズ枠のキー及びカムピンを前
記連通溝に対応する位置まで後退させ、続いて、前記カム筒の逆転により2群レンズ枠を
回転中心軸回りで所定角度回転させて、その2群レンズ枠のキー及びカムピンを前記連通
溝を通って退避溝に対応する位置まで移動させ、これにより、2群レンズ枠のレンズを1
群及び3群のレンズ枠のレンズ間から側方に退避させた後、前記カム筒の逆転により1群
レンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に後退させ、さらに、2群
レンズ枠のキー及びカムピンを退避溝内に退避させることにより、その2群レンズ枠のレ
ンズを1群及び3群のレンズ枠のレンズの両方またはその一方とオーバーラップさせるこ
とを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記2群レンズ枠の外周壁
部が筒状に形成され、該2群レンズ枠のキーとカムピンとが出退方向に沿って互いに離間
され、そのキーが前記外周壁部の後端に配置されると共に、そのカムピンが前記外周壁部
の前端に配置されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明は第1、第2の実施の形態(図1〜図7参照)に対応するもので
あって、これによれば、沈胴操作時にカム筒を逆転させるだけで、2群レンズ枠のレンズ
を1群及び3群のレンズ枠のレンズ間から側方に退避させた後、その2群レンズ枠のレン
ズを1群及び3群のレンズ枠のレンズの両方(図7参照)またはその一方(図4参照)と
オーバーラップさせるから、そのオーバーラップ分だけ沈胴幅を小さくして、著しく薄型
化を図ることができる。
また、2群レンズ枠のキー及びカムピンを退避させるための退避溝及び連通溝を直進案
内筒に追加して形成しているだけであるから、構造が簡単で部品点数が増加せず、従来に
比べて製作費を大幅に安くすることができる。
更に、2群レンズ枠の外周壁部が筒状に形成されており、該外周壁部の外周面と直進案
内筒の内周面とが比較的広範囲にわたって移動可能に当接または接近されているので、そ
の2群レンズ枠を円滑に出退させることができる。
しかも、2群レンズ枠のキーが外周壁部の後端に配置されると共に、該2群レンズ枠の
カムピンが外周壁部の前端に配置されており、該キーとカムピンとが出退方向に沿って互
いに離間されているので、そのキー及びカムピンを精密に形成することができる。
請求項2に記載の発明は基本形態に対応するものであって、これによれば、沈胴操作時
にカム筒を逆転させるだけで、2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレンズ
間から側方に退避させた後、その2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレン
ズの両方またはその一方とオーバーラップさせるから、そのオーバーラップ分だけ沈胴幅
を小さくして、著しく薄型化を図ることができる。
また、2群レンズ枠のキー及びカムピンを退避させるための退避溝及び連通溝を直進案
内筒に追加して形成しているだけであるから、構造が簡単で部品点数が増加せず、従来に
比べて製作費を大幅に安くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、2群レンズ枠の外周壁部が筒状に形成されており、該
外周壁部の外周面と直進案内筒の内周面とが比較的広範囲にわたって移動可能に当接また
は接近されているので、その2群レンズ枠を円滑に出退させることができる。
しかも、2群レンズ枠のキーが外周壁部の後端に配置されると共に、該2群レンズ枠の
カムピンが外周壁部の前端に配置されており、該キーとカムピンとが出退方向に沿って互
いに離間されているので、そのキー及びカムピンを精密に形成することができる。
図1〜図6は本発明の第1の実施の形態であるデジタルカメラ用光学ユニットを示すも
のであって、1群から3群のレンズ枠9〜11の光軸Z1〜Z3が回転中心軸Oから所定
間隔nだけ位置ずれされ、直進案内筒5に複数の退避溝14が各スリット5Aに隣接して
形成されている。また、図3(b)に示すように、2群レンズ枠10用カム溝1Bの広角
位置Jと沈胴位置Pとの間に、2群レンズ枠10を広角位置Jから若干後退bさせるため
の退避位置Qが形成されている。
前記退避溝14は、図1(b)及び図6に示すように、直進案内筒5にスリット5Aか
ら所定角度αおいて該スリット5Aと平行して形成されており、該直進案内筒5のスリッ
ト5Aと退避溝14との間の隔壁の後端部5c〔図1(b)仮想線参照〕を切欠いてその
スリット5Aと退避溝14との後端部どうしを連通させる連通溝14aがその直進案内筒
5に形成されている。なお、図1(b)中、5dはスリット5A及び退避溝14を間に挟
んで直進案内筒5の後端縁に一体形成した一対のストッパである。
図1及び図6に示すように、2群レンズ枠10の外周壁部10cが広幅hの筒状に形成
され、該2群レンズ枠10の各キー10aと各カムピン10bとが出退a,b方向に沿っ
て互いに離間され、その各キー10aが外周壁部10cの後端に配置されると共に、その
各カムピン10bが外周壁部10cの前端に配置されている。
上記構成によれば、2群レンズ枠10の外周壁部10cが筒状に形成されており、該外
周壁部10cの外周面と直進案内筒5の内周面とが比較的広範囲にわたって移動可能に当
接または接近されているので、その2群レンズ枠10を円滑に出退させることができる。
また、2群レンズ枠10の各キー10aが外周壁部10cの後端に配置されると共に、
該2群レンズ枠10の各カムピン10bが外周壁部10cの前端に配置されており、該各
キー10aと各カムピン10bとが出退a,b方向に沿って互いに離間されているので、
その各キー10a及び各カムピン10bを精密に形成することができる。
図6に示すように、カム筒1の前端面に前面板1aが一体形成されると共に、該前面板
1aに1群レンズ枠9の円筒レンズ部9cを挿通するための挿通口15が形成され、1群
レンズ枠9に2群レンズ枠10の円筒レンズ部10dを挿通するための挿通口16が形成
されている。上記以外の構成で図8〜図10に示す構成と同一部分に同一符号を付してそ
の説明を省略する。
ズーム操作時には、カム筒1を固定筒2から突出aさせた状態(図1及び図2参照)で
、該カム筒1を正逆回転c,dさせることより、回転規制機構A(スリット5A及びキー
9a,10a)と、カム機構B(カム溝1A,1B及びカムピン9b,10b)との相互
作用で1群レンズ枠9及び2群レンズ枠10を広角位置J(図2参照)と望遠位置K(図
1参照)との間で出退a,bさせ、所望の撮影角度で撮影する。また、3群レンズ枠11
を出退a,bさせることにより、フォーカッシングを行う。
沈胴操作時には、図3に示すように、カム筒1を逆転dさせて回転規制機構A及びカム
機構Bの相互作用で2群レンズ枠10を広角位置Jから退避位置Qまで後退bさせること
により、該2群レンズ枠10のキー10a及びカムピン10bを連通溝14aに対応する
位置まで後退bさせる。
次に、図3(b)に仮想線で示すように、カム筒1の逆転dにより2群レンズ枠10を
回転中心軸O回りで所定角度回転させて、該2群レンズ枠10のキー10a及びカムピン
10bを連通溝14aを通って退避溝14に対応する位置まで移動させ、これにより、図
5に仮想線で示すように、2群レンズ枠10のレンズL2を1群及び3群のレンズ枠9,
11のレンズL1,L3間から側方に退避させる。
その後、図4に示すように、カム筒1の逆転dにより1群レンズ枠9をカム筒1内に後
退bさせると共に、該カム筒1を固定筒2内に後退bさせ、さらに、2群レンズ枠10の
キー10a及びカムピン10bを退避溝14内に退避させることにより、その2群レンズ
枠10のレンズL2を1群レンズ枠9のレンズL1に対してオーバーラップさせ、1群レ
ンズ枠9及び2群レンズ枠10をそれぞれ沈胴位置Pに停止させる。
上記構成によれば、沈胴操作時にカム筒1を逆転dさせるだけで、2群レンズ枠10の
レンズL2を1群及び3群のレンズ枠9,11のレンズL1,L3間から側方に退避させ
た後、その2群レンズ枠10のレンズL2を1群レンズ枠9のレンズL1に対してオーバ
ーラップさせるから、そのオーバーラップ分βだけ沈胴幅Hを小さくして〔図4(a)参
照〕、薄型化を図ることができる。
また、2群レンズ枠10のキー10a及びカムピン10bを退避させるための退避溝1
4及び連通溝14aを直進案内筒5に追加して形成しているだけであるから、構造が簡単
で部品点数が増加せず、従来に比べて政策にを大幅に安くすることができる。
上記した第1の実施の形態では、沈胴状態で2群レンズ枠10のレンズL2を1群レン
ズ枠9のレンズL1に対してオーバーラップさせたが、これに限定されるわけではなく、
図7に示すように、2群レンズ枠10のレンズL2を1群及び3群のレンズ枠9,11の
レンズL1,L3の両方に対してオーバーラップさせるようにしてもよい(第2の実施の
形態)。なお、図7中、18は2群レンズ枠10に形成した挿通口であって、沈胴時に3
群レンズ枠11をその挿通口18に挿通する。
上記構成によれば、2群レンズ枠10のレンズL2と1群及び3群のレンズ枠9,11
のレンズL1,L3との両方をオーバーラップさせており、その両オーバーラップ分β1
,β2だけ沈胴幅Hが小さくなるので、一層小型化を図ることができる。
第3の実施の形態として、沈胴状態で2群レンズ枠10のレンズL2を3群レンズ枠1
1のレンズL3に対してだけオーバーラップさせるようにしてもよく、これによれば、オ
ーバーラップ分β2だけ沈胴幅Hを小さくすることができ、第1の実施の形態(図1〜図
6参照)とほぼ同様の効果を得ることができる。
(a)は本発明の第1の実施の形態である光学ユニットにおける望遠撮影状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 (a)は同広角撮影状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 (a)は同沈胴直前状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 (a)は同沈胴状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 同正面図である。 同分解斜視図である。 本発明の第2の実施の形態である光学ユニットにおける沈胴状態の縦断面図である。 (a)は従来例における望遠撮影状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 (a)は同広角撮影状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。 (a)は同沈胴状態の縦断面図、(b)は同状態の要部の展開図である。
符号の説明
1 カム筒
1A,1B カム溝
2 固定筒
5 直進案内筒
5A スリット
5b 直進案内筒の突起部
7 縦溝
9 1群レンズ枠
10 2群レンズ枠
11 3群レンズ枠
9a,10a キー
9b,10b カムピン
14 退避溝
14a 連通溝
A 回転規制機構
B カム機構
CCD 固体撮像素子
O 回転中心軸
L1〜L3 レンズ
Z1〜Z3 光軸
a,b 出退
c,d 正逆回転
J 広角位置
K 望遠位置
P 沈胴位置
Q 退避位置

Claims (3)

  1. 内周面に複数のカム溝を形成したカム筒が固定筒内に出退可能に挿入され、該カム筒内
    に回転中心軸と平行するスリットを形成した直進案内筒が嵌合され、該直進案内筒の外周
    面と固定筒の内周面とのうち、その一方に回転中心軸と平行する縦溝が形成されると共に
    、その他方に縦溝に嵌入する突起部が突設され、前記固定筒の後端枠に固体撮像素子が配
    置されると共に、該固体撮像素子の前方に1群から3群のレンズ枠がそれぞれ出退方向に
    所定間隔をおいて回転中心軸と同心状に配置され、その1群レンズ枠及び2群レンズ枠の
    外周面にキーとカムピンとが突設され、その各キーを前記スリットに嵌入させることによ
    り回転規制機構が形成されると共に、前記各カムピンを前記各カム溝に嵌入させることに
    よりカム機構が形成されており、ズーム操作時には、カム筒を固定筒から突出させた状態
    で正逆回転させることより前記両機構の相互作用で1群レンズ枠及び2群レンズ枠を広角
    位置と望遠位置との間で出退させ、沈胴操作時には、カム筒を逆転させることにより両機
    構の相互作用で1群レンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に後退
    させるようにした光学ユニットにおいて、1群から3群のレンズ枠の光軸が回転中心軸か
    ら位置ずれされ、前記スリットから所定角度おいて該スリットと平行する退避溝が直進案
    内筒に形成され、該直進案内筒のスリットと退避溝との間の隔壁の後端部を切欠いてその
    スリットと退避溝との後端部どうしを連通させる連通溝がその直進案内筒に形成され、前
    記2群レンズ枠の外周壁部が筒状に形成され、該2群レンズ枠のキーとカムピンとが出退
    方向に沿って互いに離間され、そのキーが前記外周壁部の後端に配置されると共に、その
    カムピンが前記外周壁部の前端に配置されており、沈胴操作時には、カム筒を逆転させて
    前記両機構の相互作用で2群レンズ枠を広角位置から退避位置まで後退させることにより
    、該2群レンズ枠のキー及びカムピンを前記連通溝に対応する位置まで後退させ、続いて
    、前記カム筒の逆転により2群レンズ枠を回転中心軸回りで所定角度回転させて、その2
    群レンズ枠のキー及びカムピンを前記連通溝を通って退避溝に対応する位置まで移動させ
    、これにより、2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレンズ間から側方に退
    避させた後、前記カム筒の逆転により1群レンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カ
    ム筒を固定筒内に後退させ、さらに、2群レンズ枠のキー及びカムピンを退避溝内に退避
    させることにより、その2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレンズの両方
    またはその一方とオーバーラップさせることを特徴とする光学ユニット。
  2. 内周面に複数のカム溝を形成したカム筒が固定筒内に出退可能に挿入され、該カム筒内
    に回転中心軸と平行するスリットを形成した直進案内筒が嵌合され、該直進案内筒の外周
    面と固定筒の内周面とのうち、その一方に回転中心軸と平行する縦溝が形成されると共に
    、その他方に縦溝に嵌入する突起部が突設され、前記固定筒の後端枠に固体撮像素子が配
    置されると共に、該固体撮像素子の前方に1群から3群のレンズ枠がそれぞれ出退方向に
    所定間隔をおいて配置され、その1群レンズ枠及び2群レンズ枠の外周面にキーとカムピ
    ンとが突設され、その各キーを前記スリットに嵌入させることにより回転規制機構が形成
    されると共に、前記各カムピンを前記各カム溝に嵌入させることによりカム機構が形成さ
    れており、ズーム操作時には、カム筒を固定筒から突出させた状態で正逆回転させること
    より前記両機構の相互作用で1群レンズ枠及び2群レンズ枠を広角位置と望遠位置との間
    で出退させ、沈胴操作時には、カム筒を逆転させることにより両機構の相互作用で1群レ
    ンズ枠をカム筒内に後退させると共に、該カム筒を固定筒内に後退させるようにした光学
    ユニットにおいて、1群から3群のレンズ枠の光軸が回転中心軸から位置ずれされ、前記
    スリットから所定角度おいて該スリットと平行する退避溝が直進案内筒に形成され、該直
    進案内筒のスリットと退避溝との間の隔壁の後端部を切欠いてそのスリットと退避溝との
    後端部どうしを連通させる連通溝がその直進案内筒に形成されており、沈胴操作時には、
    カム筒を逆転させて前記両機構の相互作用で2群レンズ枠を広角位置から退避位置まで後
    退させることにより、該2群レンズ枠のキー及びカムピンを前記連通溝に対応する位置ま
    で後退させ、続いて、前記カム筒の逆転により2群レンズ枠を回転中心軸回りで所定角度
    回転させて、その2群レンズ枠のキー及びカムピンを前記連通溝を通って退避溝に対応す
    る位置まで移動させ、これにより、2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレンズ枠のレ
    ンズ間から側方に退避させた後、前記カム筒の逆転により1群レンズ枠をカム筒内に後退
    させると共に、該カム筒を固定筒内に後退させ、さらに、2群レンズ枠のキー及びカムピ
    ンを退避溝内に退避させることにより、その2群レンズ枠のレンズを1群及び3群のレン
    ズ枠のレンズの両方またはその一方とオーバーラップさせることを特徴とする光学ユニッ
    ト。
  3. 前記2群レンズ枠の外周壁部が筒状に形成され、該2群レンズ枠のキーとカムピンとが
    出退方向に沿って互いに離間され、そのキーが前記外周壁部の後端に配置されると共に、
    そのカムピンが前記外周壁部の前端に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の
    光学ユニット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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