JP2012230433A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Takayuki Koike
貴之 小池
Naoto Yugi
直人 弓木
Toshio Yoshimatsu
敏夫 吉松
Hiroyasu Fujinaka
広康 藤中
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Abstract

【課題】沈胴式のレンズ鏡筒において、像ぶれ補正機能を搭載しつつ、光学性能の向上と、レンズ鏡筒の小径化及び未使用時の光学全長の短縮という課題を両立させる。
【解決手段】1群レンズL1を保持する外枠3に一端が固定された、光軸と平行な2本のガイドポール6a,6bと、像面側に配置され、ガイドポール6a,6bにより光軸方向に摺動自在に支持された2群レンズL2を有する。さらに、2群レンズL2よりも像面側に配置され、光軸と平行な2本のガイドポール9a,9bにより光軸方向に摺動自在に支持された、像ぶれ補正用の3群レンズL3を保持する像ぶれ補正ユニット30と4群レンズL4とを有する。このガイドポール6a,6b,9a,9bは、光軸と直交する面内において光軸を中心として略等分割する位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高倍率対応のレンズ鏡筒に関する。特に、光学性能を保ちつつ、レンズ鏡筒の小径化、全長の短縮化が実現可能な沈胴式のレンズ鏡筒に関するものである。
近年、被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能なデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置(以下、単にデジタルカメラという)が、急速に普及している。
このデジタルカメラに用いられるレンズ鏡筒においては、撮影時にカメラ本体からレンズ鏡筒が繰り出されてズーミングを行い、非撮影時にはカメラ本体に収納されるいわゆる沈胴式のレンズ鏡筒が用いられている。
このような沈胴式のレンズ鏡筒においては、特に光学10倍を超える高倍率に対応するため、4群レンズ構成とすることが一般的である。特許文献1においては、4群レンズ構成における沈胴式のレンズ鏡筒の構成が開示されている。第1群レンズ及び第2群レンズにおいては、共通のガイドシャフトにて支持し、第1群レンズ及び第2レンズ群を光軸方向に移動させることにより、光学性能を保ちつつ、沈胴動作を行わせるようになっている。
特開2002−311321号公報
しかしながら、従来の沈胴式のレンズ鏡筒においては、次のような課題が生じる。
上記特許文献1のレンズ鏡筒では、第3群レンズの被写体側(図5の左側)に配置されたシャッター部(図番記載なし)は、沈胴動作に応じて、光軸方向に移動しない。したがって沈胴時には、第2群レンズは、シャッター部よりも像面側(図の右側)に繰り込むことができないので、光軸方向の全長を短くすることが困難である。また、高倍率に対応しつつも、撮影時に発生する手ぶれ等の振動を除去することができないので、撮影画像にぶれが発生し、満足な画像な得られなくなる。したがって、特許文献1のレンズ鏡筒は、その課題を解決するために有効な手段である像ぶれ補正ユニットを搭載しておらず、像ぶれ補正ユニットを搭載した場合、光学性能の向上と、レンズ鏡筒の小型化及び部品点数の削減を両立させることが困難であるという課題が生じる。
本発明のレンズ鏡筒は、第1保持枠と、第1のガイド部材と、第2保持枠と、第2のガイド部材と、像ぶれ補正手段と、第4保持枠と、第1の固定部材と、第2の固定部材と、第3のアクチュエータと、シャッターユニットと、を備える。第1保持枠は、第1レンズ群を保持する。第1のガイド部材は、第1保持枠に一端が固定された、光軸と相互に平行な複数の棒状の部材である。第2保持枠は、第1保持枠よりも像面側に配置され、第2レンズ群を保持し、第1のガイド部材により光軸方向に摺動自在に支持されている。第2のガイド部材は、光軸と相互に平行な複数の棒状の部材である。像ぶれ補正手段は、第2保持枠よりも像面側に配置され、像ぶれ補正用の第3レンズ群を保持する。第4保持枠は、像ぶれ補正手段よりも像面側に配置され、第2のガイド部材により光軸方向に摺動自在に支持され、第4レンズ群を保持する。第1の固定部材は、第2のガイド部材の一端を保持し、第2の固定部材は、第2のガイド部材の他端を保持する。第3のアクチュエータは、第2の固定部材に保持され、第4保持枠を駆動する。シャッターユニットは、像ぶれ補正手段に保持され、第4のアクチュエータを有する。第1のガイド部材は、第2のガイド部材に対して、光軸方向に移動可能である。第4のアクチュエータは、第3のアクチュエータに対して光軸方向に移動可能であり、移動領域の少なくとも一部において、第3のアクチュエータと光軸方向の位置で重なる。第1のガイド部材と第2のガイド部材は、光軸と直交する面内において光軸を中心として略等分割する位置に配置されている。第3、第4のアクチュエータは、光軸と直交する面内において、第1のガイド部材及び第2のガイド部材と干渉しない位置に配置されている。
本発明のレンズ鏡筒では、像ぶれ補正機能を搭載しつつ、複数のガイド部材の位置を干渉することなく配置したことにより、レンズ鏡筒の小型化を図ると共に、沈胴時の光学全長の短縮化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るレンズ鏡筒の分解斜視図 同レンズ鏡筒の沈胴時での断面図 同レンズ鏡筒の使用時での断面図 同レンズ鏡筒のガイド部材の配置を説明する正面図
以下、本発明の実施の形態におけるレンズ鏡筒について、図1〜図4を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態におけるレンズ鏡筒の分解斜視図、図2は同レンズ鏡筒の沈胴時での断面図、図3は同レンズ鏡筒の使用時(焦点距離ワイド位置)での断面図、図4は同レンズ鏡筒のガイド部材の配置を説明する正面図である。
図示したように、レンズ鏡筒1の光軸AZをZ軸(被写体側を正、像面側を負とする)とするXYZ3次元直交座標系を設定する。光学系は、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3、及び4群レンズL4より構成される。1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3は、光軸AZ上を移動して変倍を行う。また3群レンズL3は像ぶれ補正用であり、4群レンズL4は変倍に伴う像面変動の補正及び合焦のために光軸上を移動する。
1群保持枠2は1群レンズL1を保持しており、1群レンズL1の中心軸が光軸AZと略平行となるように、筒状の外枠3に対してネジ等で固定されている。この外枠3には、光軸と平行な2本のガイドポール(第1のガイド部材)6a,6bの一端が、ガイドポール固定部3bにて固定されている。また、この外枠3の像面側(−Z方向)には、先端がテーパ形状である3本のカムピン4a,4b,4cと、外枠3と一体にて形成され略円筒形状である3つの落下防止用カムピン5a,5b,5cが、それぞれ略120度間隔にて並べて設けられている。この落下防止用カムピン5は、通常動作時においては機能してないが、撮影者がデジタルカメラを誤って落とし、レンズ鏡筒に衝撃が加わった際に、カムピン4がカム溝から外れないようにすることを目的としている。また、落下防止用カムピン5を外枠3と一体成型にて構成することにより、部品点数の削減を図ると共に、組み立て工数の削減を図ることが可能である。なお、落下防止用のカムピン5は、外枠3において、1群保持枠2のある物体側に配置されており、その反対側の像面側は空いているので、カムピン4の組み立てにおいては、特に支障はない。
2群保持枠7は、2群レンズL2を保持する。2群保持枠7は、中心に2群レンズL2を保持するための円筒部を持ち、他部分は光軸AZに垂直な円板状である。2群保持枠7は、円板の所定位置に貫通孔である軸受け部7aと廻り止め部7bとを有する。ガイドポール6aは、軸受け部7aを貫通する。ガイドポール6bは、廻り止め部7bを貫通する。このため、2群保持枠7は、Z軸回りの回転自由度が規制された状態で、Z軸に平行な方向に移動可能に支持される。また2群保持枠7は、その軸受け部7aの延長部7cの位置に、外周方向に突き出たカムピン7dを有する。
3群保持枠8は、像ぶれ補正用レンズ群L3(3群レンズL3)を保持し、後述する像ぶれ補正ユニット30を構成している。3群保持枠8は、所定位置に貫通孔である軸受け部8aと廻り止め部8bとを有する。ガイドポール9a,9b(第2のガイド部材)は、光軸と平行に設けられ、ガイドポール9aは軸受け部8aを貫通する。ガイドポール9bは、廻り止め部8bを貫通する。このため、3群保持枠8は、Z軸回りの回転自由度が規制された状態で、Z軸に平行な方向に移動可能に支持される。また、3群保持枠8は、軸受け部8aの位置に、外周方向に突き出たカムピン8cを有する。
4群保持枠10は、4群レンズL4を保持する。4群保持枠10は、中心に4群レンズL4を保持するための円筒部を持ち、他部分は光軸AZに垂直な円板状である。4群保持枠10は、円板の所定位置に貫通孔である軸受け部10aと廻り止め部10bとを有する。ガイドポール9bは、軸受け部10aを貫通する。ガイドポール9aは、廻り止め部10bを貫通する。このため、4群保持枠10は、Z軸回りの回転自由度が規制された状態で、Z軸に平行な方向に移動可能に支持される。また4群保持枠10は、軸受け部10aから延びたラック支持部10cを有する。ラック支持部10cは、先端に光軸AZに平行な方向に形成されたラック12を持つ。このラック12は、フォーカスアクチュエータ11の送りネジ11aに噛み合っている。
フォーカスアクチュエータ11は、入力される駆動信号に基づいて回転する。フォーカスアクチュエータ11が回転すると、送りネジ11a及びラック12により回転運動がZ軸方向の直線運動に変換される。直線運動に変換された結果、4群保持枠10が光軸方向に移動する。
マスターフランジ13は、光軸AZに垂直な面を有する。マスターフランジ13は、円筒部に2本のガイドポール9a,9bの一端を2箇所の保持部13aにて保持する。マスターフランジ13は、光軸AZに垂直な面に長方形の開口を有しており、この開口部分に、CCDなどの撮像素子14が固定される。なお撮像素子14は、その受光部の被写体側に、ローパスフィルタ14a等が挟まれて固定される。
ガイドポール9a,9bの他端は、中枠15の2箇所の保持部15aにて保持される。この中枠15の外周部には、フォーカスアクチュエータ11の固定部15bを有する。またこの中枠15は、マスターフランジ13に対して、ネジ等で固定される。よって、ガイドポール9a,9bは、マスターフランジ13と中枠15にて、その両端を保持されることになり、このガイドポール9a,9bに沿って、3群保持枠8と4群保持枠10とが、光軸AZ方向に移動可能となる。
中枠15の外周には、略120度の等間隔にて、凸部15cが3箇所設けられている。この中枠15の凸部15cは、外枠3の内周に設けられた光軸AZと平行な凹部(溝)3aと係合する。よって外枠3は、Z軸回りの回転自由度が規制された状態で、Z軸に平行な方向に摺動可能に支持される。
シャッターユニット16は、撮像素子14の露光量及び露光時間を制御するため、絞り駆動モータ16a、シャッター駆動モータ16b、絞り羽根、及びシャッター羽根(図示せず)により構成され、3群保持枠8の被写体側に固定されている。なお、このシャッターユニット16の絞り駆動モータ16a、シャッター駆動モータ16bは、後述する像ぶれ補正ユニット30のピッチング用アクチュエータ31y、ヨーイング用アクチュエータ31xの像面側に配置される。
カム枠17は円筒形状のカム環であり、中枠15の外側に配置され、その両側を中枠15とマスターフランジ13により規制されているので、光軸中心に回転可能である。またカム枠17の外周には、有底でテーパ形状のカム部であり、外枠3に設けられカムピン4a,4b,4cと係合するカム溝18a,18b,18cが、円周方向に略120゜の等間隔にて3本形成されている。さらにこのカム溝18と並行して被写体側には、外枠3に設けられ落下防止用カムピン5a,5b,5cと係合する落下防止用のカム溝19a,19b,19cが、円周方向に略120゜の等間隔にて3本形成されている。
また、その内周には、有底でテーパ状のカム部であり、2群保持枠7に設けられたカムピン7dと、3群保持枠8に設けられたカムピン8cとそれぞれ係合する2群保持枠用カム溝20、3群保持枠用カム溝21が、それぞれ1本ずつ形成されている。
カム枠17の外周における最も像面側には、ギア部17aが設けられている。このギア部17aは、減速ギアユニット22のギアなどの減速機構22aが回転されると、減速機構22aに噛合したカム枠17のギア部17aに伝達され、カム枠17が回転される。
減速ギアユニット22は、減速機構22aと減速アクチュエータ22bとから構成され、マスターフランジ13の所定部分に固定される。
像ぶれ補正ユニット30は、撮影時に像ぶれを補正するための像ぶれ補正用レンズ群L3を、第1の方向(Y方向)であるピッチング方向と、第2の方向(X方向)であるヨーイング方向とに移動させる。ピッチング用アクチュエータ31yはコイル、マグネット、及びヨークからなり、Y方向の駆動力を発生する。ヨーイング用アクチュエータ31xはコイル、マグネット、及びヨークからなり、X方向の駆動力を発生する。以上より、像ぶれ補正用レンズ群L3は光軸AZにほぼ垂直なX,Yの2方向に駆動され、撮像素子14上で発生する画像のぶれを補正する。
フレキシブルプリントケーブル32は、可動部32aと引き出し部32bとからなる。可動部32aは、像ぶれ補正レンズ群L3の移動時、余分な負荷が加わらないように、その移動量に対して、一定量弛んだ形状となっている。また、フレキシブルプリントケーブル32は、3群保持枠8の固定部8dにて一旦固定され、引き出し部32bにより、外部の回路等に引き出される。
次に図4を用いて、レンズ鏡筒1の平面的な配置について説明する。像ぶれ補正ユニット30に対して、外枠3に一端が保持され、2群保持枠7を光軸AZ方向に摺動自在に支持するガイドポール6a,6bは、光軸AZを中心として、略180度対向となるように、図のA,Bと示す位置に配置されている。一方、3群保持枠8及び4群保持枠10を光軸AZ方向に摺動自在に保持するガイドポール9a,9bは、光軸AZを中心として、略180度対向となるように、図のC,Dと示す位置に配置されている。したがって、ガイドポール6a,6bとガイドポール9a,9bとは、光軸AZを中心として、お互いに略90度間隔にて配置されることになる。このように、4つのガイドポールを、光軸AZと直交する面内において干渉しない位置に配置することにより、沈胴動作、ズーム動作により、各レンズ群が光軸AZ方向に移動しても、各レンズ保持枠は干渉しないため、レンズ鏡筒1の小径化、ならびに沈胴時の光学全長の短縮化に非常に有効である。特に沈胴時には、1群レンズL1から4群レンズL4までのレンズ間隔を小さくする必要があるが、1群レンズL1、2群レンズL2とガイドポール6a,6bが、像面側に大きく移動する際、3群レンズL3、4群レンズL4を支持するガイドポール9a,9bと大きく距離が離れているため、干渉することがない。
さらには、1群レンズL1と2群レンズL2とは、ガイドポール6a,6bという共通のガイド部材により支持されることにより、レンズ鏡筒1の組み立て時に、各レンズ群の傾き、偏心等が発生した場合でも、撮像素子14に対する傾き量、偏心量を小さくすることができるので、光学性能の劣化量を最低限に抑えることが可能となる。また、3群レンズL3と4群レンズL4とは、ガイドポール9a,9bと共通のガイド部材により支持されることにより、レンズ鏡筒1の組み立て時に、各レンズ群の傾き、偏心等が発生した場合でも、撮像素子14に対する傾き量、偏心量を小さくすることができるので、光学性能の劣化量を最低限に抑えることが可能となる。
よって、1群レンズL1と2群レンズL2、及び3群レンズL3と4群レンズL4の傾き、偏心等については、ガイドポールの固定位置を相互に調整することにより、全てのレンズ群の位置が調整可能となるため、3本のカムピンを用いてレンズ群を支持する従来の方法に比べ、容易に組み立て可能であり、光学性能向上につながる。
像ぶれ補正ユニット30のピッチング用アクチュエータ31yは、先ほど説明したAとCの位置の間に配置されている。また、ヨーイング用アクチュエータ31xは、BとCの位置の間に配置されている。さらには、フレキシブルプリントケーブル32の引き出し部32bは、AとDの位置の間に配置される。したがって、4本のガイドポールが配置されていない箇所に、2つのアクチュエータ、あるいはフレキシブルプリントケーブルを配置したことにより、沈胴動作、ズーム動作により、各レンズ群が光軸AZ方向に移動しても、各レンズ保持枠と像ぶれ補正ユニット30とは干渉しない。
同様に、フォーカスアクチュエータ11は、BとDの位置の間に配置されている。さらには、像ぶれ補正ユニット30の被写体側に配置されたシャッターユニット16の絞り駆動用アクチュエータ16a、シャッター駆動用アクチュエータ16bは、それぞれ、AとC、BとCの位置の間に配置されている。
さらには、図4に示す全ての部品は、カム枠17(一点鎖線で表示)の内側に配置されているので、カム枠17の回転動作により、各レンズ群の沈胴動作が可能となる。
このように構成された沈胴式のレンズ鏡筒1について、その動作を以下に述べる。
図2に示す沈胴状態において、デジタルカメラの電源がONされると、減速アクチュエータ22bの駆動により、減速機構22aの減速ギアが回転されると、減速機構22aに噛合したカム枠17のギア部17aに伝達され、カム枠17が回転される。このカム枠17の回転により、外枠3のカムピン4a,4b,4c、2群保持枠7のカムピン7d、3群保持枠8のカムピン8cが、それぞれカム溝18a,18b,18c,20,21により案内され、外枠3、2群保持枠7、3群保持枠8がそれぞれ光軸AZ方向に移動し、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3が、ズーム初期位置を検出後、図3に示すワイド位置に繰り出されて停止する。また、4群レンズL4は、フォーカスアクチュエータ11を駆動して被写体側に移動させ、フォーカス初期位置を検出後に停止する。ズーミング動作時には、さらにカム枠17が回転することにより、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3が所定の間隔を保持しながら移動し、ワイド位置からテレ位置の間を往復移動する。またフォーカス動作時には、フォーカスアクチュエータ11を駆動して4群レンズL4を光軸AZ方向に移動させることにより、ズームに伴う像面変動の補正及び合焦の動作を行う。
デジタルカメラの電源がOFFされると、最初にフォーカスアクチュエータ11を駆動して4群レンズL4を像面側に移動させ、引き続き、減速アクチュエータ22bの駆動により、1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3を像面側に繰り込んで、沈胴位置にて停止させる。
次に、像ぶれ補正ユニット30の動作について説明する。像ぶれは、手ぶれ等によりデジタルカメラに振動が生じることに発生するため、デジタルカメラに搭載された角速度センサにより、その変位量を検出する。センサ出力は時間積分後、ぶれ角度に変換され、像ぶれ補正用レンズ群L3の駆動する目標位置情報に変換される。この目標位置情報に応じて像ぶれ補正用レンズ群L3を移動させるために、制御手段は、目標位置情報と像ぶれ補正用レンズ群L3の位置検出部により検出された現在の像ぶれ補正用レンズ群L3の位置情報との差を演算し、ピッチング用アクチュエータ31y、ヨーイング用アクチュエータ31xにフレキシブルプリントケーブル32を介して信号を伝送する。ピッチング用アクチュエータ31y、ヨーイング用アクチュエータ31xは、この信号に基づいて像ぶれ補正用レンズ群L3を駆動する。
よって、像ぶれ補正用レンズ群L3をピッチング用アクチュエータ31y及びヨーイング用アクチュエータ32xにより、光軸AZと直交する2次元平面内において任意に動かすことが可能となるため、手ぶれ等により発生する像ぶれを補正することが可能となる。
以上のように本実施の形態によれば、4群構成のレンズ群を支持した複数のガイド部材の位置を干渉することなく配置したことにより、レンズ鏡筒の小型化を図ると共に、沈胴時の光学全長の短縮化を図ることができる。さらには、各レンズ群をガイド部材で摺動自在に支持したことにより、光学性能の劣化を最小限に抑えることが可能となる。さらには、像ぶれ補正ユニットを搭載し、複数のガイド部材と干渉しないように、アクチュエータ、フレキシブルプリントケーブルなどを配置したことにより、高倍率に対応したデジタルカメラを、小型化を図ったレンズ鏡筒を用いて提供することが可能となる。
なお、各ガイド部材とアクチュエータの位置関係は、本実施の形態にて説明した位置に限定されるものではなく、相互に干渉しない位置に配置できる構成であれば、本発明に適応できることは言うまでもない。
なお、本実施の形態においては、1群レンズL1を設けた1群保持枠2と外枠3とを別々の構成としたが、一体の構成とし、その一体部分にガイドポール6a,6bを固定する構成としても良い。
本発明は、小型化を図ったデジタルカメラに適応することが可能である。また、本発明のレンズ鏡筒を、携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assist)などのモバイル機器に適用することにより、小型化を図りつつ、これらの機器におけるズーム倍率の高倍率化を図ることができる。
L 撮像光学系
L1 1群レンズ
L2 2群レンズ
L3 3群レンズ(像ぶれ補正レンズ群)
L4 4群レンズ(フォーカスレンズ群)
1 レンズ鏡筒
2 1群保持枠
3 外枠
4a,4b,4c 外枠用カムピン
5a,5b,5c 落下防止用カムピン
6a,6b ガイドポール(第1のガイド部材)
7 2群保持枠
7d 2群保持枠用カムピン
8 3群保持枠
8c 3群保持枠用カムピン
9a,9b ガイドポール(第2のガイド部材)
10 4群保持枠
11 フォーカスアクチュエータ(第3のアクチュエータ)
12 ラック
13 マスターフランジ(第1の固定部材)
14 撮像素子
15 中枠(第2の固定部材)
16 シャッターユニット
16a,16b シャッターユニット用アクチュエータ(第4、第5のアクチュエータ)
17 カム枠
18a,18b,18c 外枠用カム溝
19a,19b,19c 落下防止用カム溝
20 2群保持枠用カム溝
21 3群保持枠用カム溝
22 減速ギアユニット
22a 減速機構
22b 減速アクチュエータ
30 像ぶれ補正ユニット
31y ピッチング用アクチュエータ(第1のアクチュエータ)
31x ヨーイング用アクチュエータ(第2のアクチュエータ)
32 フレキシブルプリントケーブル

Claims (6)

  1. 第1レンズ群を保持する第1保持枠と、
    前記第1保持枠に一端が固定された、光軸と相互に平行な複数の棒状の第1のガイド部材と、
    前記第1保持枠よりも像面側に配置され、第2レンズ群を保持し、前記第1のガイド部材により光軸方向に摺動自在に支持された第2保持枠と、
    光軸と相互に平行な複数の棒状の第2のガイド部材と、
    前記第2保持枠よりも像面側に配置され、像ぶれ補正用の第3レンズ群を保持する像ぶれ補正手段と、
    前記像ぶれ補正手段よりも像面側に配置され、前記第2のガイド部材により光軸方向に摺動自在に支持され、第4レンズ群を保持する第4保持枠と、
    前記第2のガイド部材の一端を保持する第1の固定部材と、
    前記第2のガイド部材の他端を保持する第2の固定部材と、
    前記第2の固定部材に保持され、前記第4保持枠を駆動する第3のアクチュエータと、
    前記像ぶれ補正手段に保持され、第4のアクチュエータを有したシャッターユニットと、
    を備え、
    前記第1のガイド部材は、前記第2のガイド部材に対して、光軸方向に移動可能であり、
    前記第4のアクチュエータは、前記第3のアクチュエータに対して光軸方向に移動可能であり、移動領域の少なくとも一部において、前記第3のアクチュエータと光軸方向の位置で重なり、
    前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材は、光軸と直交する面内において光軸を中心として略等分割する位置に配置され、
    前記第3、第4のアクチュエータは、光軸と直交する面内において、第1のガイド部材及び第2のガイド部材と干渉しない位置に配置されたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記像ぶれ補正手段は、前記第2のガイド部材により光軸方向に摺動自在に支持されたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記像ぶれ補正手段は、前記第3レンズ群を光軸と直交する2方向に駆動する第1、第2のアクチュエータを備え、
    前記第1、第2のアクチュエータは、光軸と直交する面内において、前記第1のガイド部材及び前記第2のガイド部材と干渉しない位置に配置されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記像ぶれ補正手段は、配線手段を備え、
    前記配線手段のうち、前記像ぶれ補正手段からレンズ鏡筒の外部に引き出す引き出し部は、光軸と直交する面内において、前記第1のガイド部材及び前記第2のガイド部材と干渉しない位置に配置されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記シャッターユニットは、第5のアクチュエータを有し、
    前記第5のアクチュエータは、前記第3のアクチュエータに対して光軸方向に移動可能であり、移動領域の少なくとも一部において、前記第3のアクチュエータと光軸方向の位置で重なり、
    前記第5のアクチュエータは、光軸と直交する面内において、第1のガイド部材及び第2のガイド部材と干渉しない位置に配置されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 光軸を中心に回転することにより、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群を光軸方向に駆動するカム枠を備え、
    前記カム枠の内側に、前記第1のガイド部材及び第2のガイド部材を配置したことを特徴とする請求項1乃至5記載のレンズ鏡筒。
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