JP5487823B2 - レンズ鏡筒およびカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒、およびこれを備えたカメラに関する。
従来、レンズ鏡筒を小型化するために、レンズユニットの一部をスライドレンズとし、沈胴時にこのスライドレンズを光軸から退避させることにより、レンズ鏡筒の沈胴厚を薄くするようにしたものが知られている(特許文献1、2参照)。
特開2004−258640号公報 特開2004−361921号公報
近年、レンズ鏡筒内にブレ補正レンズを備えたものがある。このようなブレ補正レンズを上記のようなスライドレンズを備えたレンズ鏡筒内に組み込むと、スライドレンズやシャッタユニットに加えてブレ補正レンズとその機構が加わるため、沈胴時の沈胴厚を薄くすることが困難であった。
本発明の課題は、スライドレンズとブレ補正レンズとを備えた構成において、沈胴時の沈胴厚を薄くすることができるレンズ鏡筒およびカメラを提供することにある。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、光軸に対する位置が固定された固定光学系(L1、L4)と、前記光軸と直交する面内で移動可能に支持されたブレ補正光学系(L2)と、前記光軸上に配置される使用位置及び前記光軸上から退避した収納位置との間を移動可能に支持された退避光学系(L3)とを備え、前記退避光学系が収納位置に移動したときに、当該退避光学系が前記ブレ補正光学系と当接して格納され、前記ブレ補正光学系又は前記退避光学系の少なくとも一方の光学系の一部に傾斜部(52B、61C)が形成され、前記退避光学系が前記ブレ補正光学系に当接して格納される際に、少なくとも一方の光学系に形成された傾斜部が他方の光学系の一部と接触し、前記退避光学系が前記ブレ補正光学系をその移動可能な方向に押圧することを特徴とする
請求項に記載の発明は、前記請求項1に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記退避光学系(L3)の使用位置における前記光軸方向の後方にシャッタユニット(40)が配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項に記載のレンズ鏡筒(20)であって、前記光軸方向に沿って、前記固定光学系が第1(L1)及び第4レンズ群(L4)、前記ブレ補正光学系が第2レンズ群(L2)、前記退避光学系が第3レンズ群(L3)として構成され、前記シャッタユニット(40)は前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記請求項1〜のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒(20)と、前記レンズ鏡筒を介して入射する被写体光を撮像する撮像手段(12)とを備えることを特徴とするカメラ(1)である。
本発明によれば、スライドレンズとブレ補正レンズとを備えた構成において、沈胴時の沈胴厚を薄くすることができるレンズ鏡筒およびカメラを提供することができる。
実施形態に係わるカメラの概略斜視図である。 実施形態に係わるカメラの縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図3のC−C断面に相当するブレ補正機構を示す断面図である。 図4のD−D断面に相当する退避機構を示す断面図である。 第3レンズ群の退避作用を説明するレンズ鏡筒の横断面図である。 沈胴過程におけるカメラの縦断面図である。 沈胴状態におけるカメラの縦断面図である。 沈胴過程における力の作用を説明する部分拡大図である。
以下、本発明に係わるレンズ鏡筒およびカメラの実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態のレンズ鏡筒2を備えたカメラ1の概略斜視図である。図2は、レンズ鏡筒2が前方に伸長した撮影状態における縦断面図である。図3は、図2のA−A断面図である。図4は、図2のB−B断面図である。図5は、図3のC−C断面に相当するブレ補正機構50を示す断面図である。図6は、図4のD−D断面に相当する退避機構60を示す断面図である。図7は、第3レンズ群の退避作用を説明するレンズ鏡筒2の横断面図である。図8は、沈胴過程におけるレンズ鏡筒2の縦断面図である。図9は、沈胴状態におけるレンズ鏡筒2の縦断面図である。図10は、沈胴過程における3群レンズ室61による可動枠52への押圧力を説明する部分拡大図である。
なお、各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ1の位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス(+)方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス(+)方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス(+)方向とする。なお、光軸OAに沿った断面図(例えば、図3など)において、光軸OAを中心とするX、Y、Z方向に延出された一点鎖線を、それぞれX軸、Y軸、Z軸として図示する。
また、以下の説明では、特に言及しない限り、撮影光学系における固定光学系の光軸OAと平行な方向の移動を「直進」、光軸OA周りの回転を「回転」と称する。また、撮影光学系の光軸OAと平行な方向を「前後」とし、撮像素子12Aの側を「背面側」、他端側を「前面側」または「被写体側」とそれぞれ称する。
図1に示すカメラ1は、沈胴式のデジタルカメラであり、レンズ鏡筒2と、このレンズ鏡筒2を内蔵したカメラボディ3とで構成されている。カメラボディ3の上部には、電源ボタン4、シャッタボタン5が配置されている。また、カメラボディ3の前面側であって、レンズ鏡筒2の上部には、照明光の発光部6が配置されている。レンズ鏡筒2は、電源がオフの非撮影状態においては、カメラボディ3の内部に収縮収容された沈胴状態となる。そして、ユーザにより電源ボタン4が操作されて電源がオンすると、レンズ鏡筒2はカメラボディ3の前面側に伸長して撮影状態(図1の状態)となる。
レンズ鏡筒2は、図2に示すように、固定筒10と、この固定筒10から被写体側に繰り出すことのできる移動筒20と、を備えている。固定筒10は、背面側がCCD台11に固定された筒体である。CCD台11には、撮像素子ユニット12が取り付けられている。撮像素子ユニット12は、カバーガラス、光学ローパスフィルタおよびCCD等の撮像素子12Aを備えている。撮像素子ユニット12は、撮像素子12Aの撮像面が移動筒20の光軸OAと直交する姿勢でCCD台11に固定されている。撮像素子ユニット12は、後述のレンズ群によって撮像素子12Aの撮像面に結像された画像を電気信号に変換して出力する。
移動筒20は、カメラ1の撮影光学系を構成する4組のレンズ群(L1〜L4)と、シャッタユニット40とを備えるズームレンズである。移動筒20は、対物(被写体)側から順に、1群筒21、カム筒22及び回転筒23が、入れ子状態の多段式に配設されて、伸縮可能に構成されている。
また、移動筒20対物側の先端(1群筒21の先端)には、開閉するバリアカバーを備えるレンズバリアユニット25が設けられている。
回転筒23は、固定筒10の内径側に収納された筒体である。回転筒23は、図示しない駆動モータによって、固定筒10に対して光軸OA周りに方向に回転駆動される。回転筒23は、内側に直進キー24が配置されている。この直進キー24には、貫通したカム溝が設けられている。このカム溝は、カム筒22に設けられた3本のフォロアピン22A(図はそのうちの1本を示す)と嵌合している。また、カム筒22のフォロアピン22Aは、回転筒23の光軸方向に延びた不図示の直進溝と嵌合している。
回転筒23が回転駆動されると、カム筒22のフォロアピン22Aと、直進キー24に設けられた前記カム溝との連動により、カム筒22が回転して光軸方向に移動する。また、1群筒21と2群筒51は、カム筒22の内周に設けられた不図示のカム溝によって、直進キー24との連動により光軸方向に移動する(図2参照)。
回転筒23が駆動モータにより回転駆動されると、1群筒21、カム筒22及び回転筒23がそれぞれ光軸OA方向の背面側または前面側に移動する。これらの鏡筒が光軸OA方向の背面側または前面側に移動することにより、移動筒20は伸縮して、非撮影状態では沈胴状態となり、撮影状態では繰り出し状態となる。
撮像光学系を構成するレンズ群は、前面側から順に、第1レンズ群L1(固定光学系)、第2レンズ群(ブレ補正光学系)L2、第3レンズ群(退避光学系)L3および第4レンズ群L4(固定光学系)となっている。
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2及び第3レンズ群L3は、移動筒20の焦点距離を変化させるズーミング用レンズ群を構成する。
第2レンズ群L2は、移動筒20に作用した振動に応じて光軸OAと略直交する面内で変位し、結像面における像ブレを低減させるように機能するブレ補正光学系を構成する。
第3レンズ群L3は、移動筒20の沈胴状態において径方向側方に退避する退避光学系である。
第4レンズ群L4は、光軸OA方向に移動することで移動筒20の焦点位置を変更するフォーカシング光学系である。
第1レンズ群L1は、第1レンズ枠31Aに保持されている。この第1レンズ枠31Aは、第1支持枠31を介して1群筒21に連結されている。
第2レンズ群L2は、後述するブレ補正機構50における可動枠52に保持されている。
第3レンズ群L3は、後述する退避機構60の3群レンズ室61(図4および図6に示す、図2には不図示)に支持されている。
第1レンズ群L1が保持された1群筒21は、前述したように、回転筒23の回転によって直進駆動されるようにカム筒22と連繋している。また、第2レンズ群L2を保持するブレ補正機構50もカム筒22と連繋している。第3レンズ群L3を支持する3群筒33は、回転筒23の内周に設けられたカム溝と連繋している。さらに、3群筒33は、カム筒24とは溝に嵌っており、回転できないように構成されている。これにより、回転筒23の回転によって、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3は、それぞれ光軸OA方向に移動駆動される。
すなわち、移動筒20は、カム筒22及び回転筒23の回転によって、前述したように非撮影状態における沈胴状態と、撮影状態との間で伸縮する。移動筒20が撮影状態から沈胴状態に収縮する際には、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3もそれぞれの収納位置まで光軸OA方向に移動する。第3レンズ群L3は、後述するように、光軸OAの移動と共に径方向にも移動する。
また、移動筒20は、撮影状態においては、回転筒23の回転によって、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3がそれぞれ光軸OA方向に移動して焦点距離が変化する。
第4レンズ群L4は、固定筒10の内部に配置された4群レンズ室34に支持されている。4群レンズ室34は、光軸OA方向の移動可能に設けられ、図示しない合焦モータによって移動駆動される。そして、第4レンズ群L4は、公知のAF制御による合焦モータの駆動によって、光軸OA方向に移動操作される。
移動筒20を沈胴状態に収縮させる際には、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3の収納位置への移動と連動して、第4レンズ群L4も光軸OA方向に収納位置まで移動する。
シャッタユニット40は、プラスチック等によって薄片状に形成された複数の図示しないシャッタ羽根を備えている。シャッタユニット40は、3群筒33に支持されて、第3レンズ群L3の背面側(すなわち第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間)に配設されている。このシャッタユニット40は、撮像素子ユニット12への露光量を調節する。
第3レンズ群L3を支持する支持枠35は、シャッタユニット40が支持される3群筒33の前面側に設けられている。移動筒20が沈胴状態に収縮する際に、シャッタユニット40も第3レンズ群L3と共に光軸OA方向に移動する。
次に、第2レンズ群L2を保持するブレ補正機構50について、詳細に説明する。ブレ補正機構50は、図2、図3および図5に示すように、2群筒51、可動枠52、一対のボイスコイルモータ53(53X、53Y)、および一対の位置検出装置54(54X、54Y)等を備えている。なお、ボイスコイルモータは、以下、VCMと略記する。
可動枠52は、中央に形成された円筒状の第2レンズ枠52Aに第2レンズ群L2を保持している。可動枠52は、引張ばね55とボール56とを介して2群筒51に装着されている。
2群筒51および可動枠52における、前面側から見て左上(光軸OAを原点とする第2象限)の部分は、図3に示すように切り欠かれて収容空間57が形成されている。この収容空間57は、沈胴状態において後述する退避機構60および退避した第3レンズ群L3を格納する空間である。
引張ばね55は、コイル状の引っ張りばねであり、2群筒51と可動枠52との間に掛け渡されている。引張ばね55は、周方向に略等間隔で3箇所配置されている。これにより、引張ばね55は、その弾性復帰力で可動枠52を2群筒51に近接する側に付勢している。
ボール56は、2群筒51に可動枠52側に開放して形成された凹部51Aに収容され、凹部51Aの内面と可動枠52の対向面の間に配置されている。ボール56は、引張ばね55と対応する周方向3カ所に配置されている。
ボール56は、引張ばね55の引っ張り力で近接する側に付勢される2群筒51と可動枠52の間の間隔を規定すると共に、転動することで可動枠52の2群筒51に対する平行方向(光軸OAと直交する方向)への相対移動を許容するように作用する。
このような構成により、可動枠52(第2レンズ群L2)は、2群筒51に対する光軸OA方向の移動は引張ばね55の付勢力によって規制される一方、光軸OAと直交する方向にはボール56の転動によって円滑に移動可能となっている。すなわち、可動枠52(第2レンズ群L2)は、2群筒51に対して、光軸OA方向には一定の距離を保ちつつ光軸OAと直交する面内では移動可能となっている。
VCM53は、詳細な説明は省略するが、可動枠52に設けられた駆動用マグネット58X,58Yと、これと対向して2群筒51に設けられたコイル53X、53Yと、から構成されている。このように構成されたVCM53は、コイルに電流を流すことにより、VCM53が固定された可動枠52(第2レンズ群L2)を、光軸OAと直交する面内で移動駆動する。
一対のVCM53X、53Yの内、一方のVCM53Xは、光軸OAの下側(Y軸−側)に、駆動方向をX軸方向として設けられている。また、他方のVCM53Yは、光軸OAの左側(X軸+側)に、駆動方向をY軸方向として設けられている。すなわち、前面側から見ると図3に示すように、VCM53Xは光軸OAを原点とする第3象限と第4象限とに亘ってY軸と直交するように配設され、VCM53Yは第1象限と第4象限とに亘ってX軸と直交するように配設されている。
このようなVCM53X、53Yの配置構成により、VCM53X、53Yによる駆動を組み合わせることによって、可動枠52(第2レンズ群L2)を光軸OAと直交する平面内における任意の方向に移動駆動することができるようになっている。
位置検出装置54は、詳細な説明は省略するが、可動枠52に支持された位置検出用マグネットと、2群筒51に固定されたホール素子とで構成されている。
位置検出装置54X、54Yは、それぞれVCM53X、53Yと対応して設けられている。これにより、位置検出装置54X、54Yにおけるホール素子からの出力に基づいて、可動枠52(第2レンズ群L2)の光軸OAと直交する面内における位置を検知できるようになっている。検知された可動枠52(第2レンズ群L2)の位置情報は、当該カメラ1を統括制御する図示しない制御装置に出力されて、VCM53(53X、53Y)の駆動制御に供される。
上記のように構成されたブレ補正機構50は、当該カメラ1を統括制御する図示しない制御装置が、位置検出装置54(54X、54Y)によって検知された第2レンズ群L2(可動枠52)の位置情報に基づいて、VCM53(53X、53Y)を制御駆動し、第2レンズ群L2を光軸OAと直交する平面内における任意の位置に移動駆動する。これにより、第2レンズ群L2を、撮像素子12Aに対して撮影者の手ブレ等に起因する被写体像の像ブレを打ち消す方向に移動させて、像ブレを補正するものである。
次に、第3レンズ群L3を支持する退避機構60について詳細に説明する。
第3レンズ群L3は、図4および図6に示すように、退避機構60の3群レンズ室61を介して3群筒33に支持されている。そして、移動筒20が沈胴状態では、第3レンズ群L3は、3群レンズ室61の揺動によって径方向外周側の収納位置まで退避移動するように構成されている。
退避機構60は、図4および図6に示すように、3群レンズ室61と、3群レンズ室61を揺動付勢する揺動操作スプリング62と、を備えている。
3群レンズ室61は、基端に軸受け部61Aを備えると共に、先端に第3レンズ群L3を保持する第3レンズ枠61Bを備えている。そして、3群レンズ室61は、軸受け部61Aが、3群筒33と当該3群筒33にネジ止めされた固定板64との間に挟まれた状態で、光軸OAと平行な揺動軸63で3群筒33に支持されている。揺動軸63は、図4に示すように、前面側から見て光軸OAを原点とする第2象限における、3群筒33の外周近傍のX軸に近い位置に設けられている。
これにより、3群レンズ室61は、光軸OAと直交する面内で揺動可能となっている。3群レンズ室61の揺動範囲は、図7に示す第3レンズ枠61Bに保持した第3レンズ群L3の光軸OA3が光軸OAと一致する位置(使用位置)と、同じく図7に示す第3レンズ枠61Bが第2レンズ群L2の第2レンズ枠52Aの外周側の収納位置との間となる。この3群レンズ室61の揺動(退避揺動)による第3レンズ群L3の移動軌跡は、略Y軸に沿っており、収納位置における第3レンズ群L3の光軸OA3はY軸上となるように設定されている。3群レンズ室61が収納状態では、3群レンズ室61および第3レンズ枠61Bは2群筒51および可動枠52の収容空間57内に位置する(図2)。
また、3群レンズ室61は、図6に示すように、揺動操作スプリング62によって、保持した第3レンズ群L3が使用位置となる側(撮影状態側)に揺動付勢されている。
また、3群レンズ室61の軸受け部61Aには、図4および図6に示すように、突起部65が設けられている。この突起部65の背面側には、図6に示すように、上向きの被当接面65Aが形成されている。被当接面65Aは、角部を所定の傾斜角度で面取りした形状に形成されている。
一方、3群レンズ室61の背面側に位置するCCD台11には、ヤグラ13が設けられている。ヤグラ13の前面側には、図6に示すように、下向きの当接面13Aが形成されている。当接面13Aは、上述した突起部65の被当接面65Aと対応する傾斜角度で面取りした形状に形成されている。
上記構成において、移動筒20が収縮動作すると、3群レンズ室61の突起部65に形成された被当接面65Aと、ヤグラ13に形成された当接面13Aとが接近し、移動筒20が沈胴状態に近づくと、突起部65の被当接面65Aと、ヤグラ13の当接面13Aとが互いに当接するようになる。このとき、突起部65の被当接面65Aは、ヤグラ13の当接面13Aと当接した後、沈胴工程の進行に伴って、ヤグラ13の当接面13Aにより押圧される。ヤグラ13は、CCD台11に固定されているため動くことがなく、一方、3群レンズ室61は揺動軸63を中心として揺動可能となっているため、突起部65の被当接面65Aはヤグラ13の当接面13Aにより、下方に押圧されることになる。これにより、3群レンズ室61は、揺動操作スプリング62の揺動付勢力に抗して、図4に示す矢印方向に回動する。そして、移動筒20が沈胴状態となった非撮影状態では、3群レンズ室61が収納状態となり、第3レンズ群L3は使用位置から収納位置に移動する。
一方、移動筒20が沈胴状態から伸長動作すると、突起部65の被当接面65Aと、ヤグラ13の当接面13Aとの当接が徐々に解除されて、突起部65の被当接面65Aは、ヤグラ13の当接面13Aにより押圧されなくなる。このように、突起部65の被当接面65Aに対するヤグラ13の当接面13Aの押圧がなくなるにつれて、3群レンズ室61は揺動操作スプリング62の付勢力によって撮影状態側に揺動することになり、第3レンズ群L3は収納位置から使用位置に復帰移動する。そして、3群レンズ室61が使用位置に達すると、3群レンズ室61の第3レンズ枠61Bは支持枠35と当接した状態となる。3群レンズ室61は揺動操作スプリング62の付勢力により支持枠35側に付勢されているため、第3レンズ群L3は支持枠35上に安定した状態で支持されることになる。
また、3群レンズ室61が収納位置に達すると、図7および図8に示すように、第3レンズ群L3を保持する第3レンズ枠61Bは、第2レンズ群L2の第2レンズ枠52AのY軸方向外周側に位置し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3とが、光軸OAと直交する方向に並列に配置された状態となる。これにより、収縮時(沈胴状態時)における移動筒20の全長を短くすることができる。
ここで、収納位置における第3レンズ枠61Bの、第2レンズ枠52Aと対応する前面側の角部には、当接面61Cが形成されている。当接面61Cは、角部を所定角度で面取りした形状に形成されている。
一方、当接面61Cと対向する第2レンズ枠52Aの背面側の角部には、被当接面52Bが形成されている。被当接面52Bは、第2レンズ枠52Aの角部を当接面61Cと対応する角度で面取りした形状に形成されている。
そして、移動筒20が沈胴状態に収縮する際には、3群レンズ室61が退避揺動すると共に、第2レンズ群L2を保持する可動枠52と第3レンズ群L3を保持する3群筒33とが接近し、図8に示すように、第3レンズ枠61Bの当接面61Cが、被当接面52Bに当接するようになっている。当接面61Cが被当接面52Bに当接した後は、沈胴工程の進行に伴って、当接面61Cが被当接面52Bを押圧する。すなわち、第3レンズ枠61Bが第2レンズ枠52Aを押圧することになる。
図10に示すように、第3レンズ枠61Bが第2レンズ枠52Aを押圧する力(押圧力F)の作用方向は、当接面61Cおよび被当接面52Bと直交する方向となる。
押圧力FのY軸(−)方向における分力Fyは、可動枠52をY軸(−)方向に押圧するように作用する。これにより、可動枠52は、光軸OAと直交する面内における可動範囲内で、Y軸(−)方向に移動操作される。
一方、押圧力FのZ軸(+)方向における分力Fzは、可動枠52を2群筒51に接近させる(押し付ける)ように作用する。可動枠52と2群筒51の間には、前述したようにボール56が介在しており、両者の間隔は変化しない。
このように、移動筒20が沈胴状態に収縮する際には、第3レンズ群L3が可動枠52の第2レンズ群L2に当接し、可動枠52を押し遣って収納位置に至るため、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との距離を最小限に設定することができ、移動筒20を径方向に小さく構成することが可能となる。
そして、移動筒20が最終的な沈胴状態となると、図9に示すように、第3レンズ枠61Bの側周面が第2レンズ枠52Aの側周面に当接した収納位置に至る。このとき、第3レンズ群L3は、第2レンズ群L2に隣接する。この沈胴状態では、上述したように、3群レンズ室61は揺動操作スプリング62によって使用位置に向けて付勢される。これにより、3群レンズ室61(第3レンズ枠61B)が可動枠52(第2レンズ枠52A)を光軸OAと直交するY軸方向に押圧する。その結果、第2レンズ群L2は、図8に示すように、その光軸OA2が固定光学系のOAから変位した、可動範囲の端部に位置する。
このような構成により、沈胴状態にある非撮影時において、ブレ補正機構50の可動枠52が浮動状態となることによる不具合の発生を防ぐことができる。
すなわち、カメラ1の電源が切られた非撮影時には、移動筒20は沈胴状態となり、第2レンズ群L2を保持するブレ補正機構50への通電は遮断される。これにより、VCM53(53X、53Y)は機能しなくなり、可動枠52は遊動可能な浮動状態となる。そのような状態で、強い衝撃が作用すると、可動枠52の2群筒51に対して遊動し、引張ばね55やボール56等の構成部品が脱落するといった不具合を生ずる虞がある。本構成では、非撮影時において収納位置にある第3レンズ枠61Bが、可動枠52の位置をその可動範囲の端部に押圧して移動を抑制するため、このような不具合を防ぐことができる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)移動筒20が沈胴状態では、退避光学系である第3レンズ群L3が、ブレ補正光学系である第2レンズ群L2を保持するブレ補正機構50の径方向側方に並列に(ブレ補正機構50に隣接して)格納されることにより、移動筒20を極めてコンパクトに収縮することができる。すなわち、退避光学系とブレ補正光学系の両方を備える構成でありながら、レンズ鏡筒2の沈胴厚を薄くすることができる。また、このようなレンズ鏡筒2を備えたカメラを小型化することができる。さらに、第3レンズ群L3が格納されるときに、他のレンズとの干渉を避けるために、第3レンズ群L3または他のレンズや部品の一部をカットすると、加工が必要となるためにコストアップとなる。本構成ではこのような加工が不要なので、コスト増を抑えることができる。ちなみに、レンズの一部を削ったり、楕円形などにしたりすると、撮影条件によってはフレアが発生するために光学性能が低下する。本構成では、光学系の加工により生じる光学性能の低下を避けることができる。
(2)移動筒20が沈胴状態に収縮する際に、退避光学系である第3レンズ群L3を保持する第3レンズ枠61Bに所定角度で形成された当接面61Cと、ブレ補正光学系である第2レンズ群L2を保持する第2レンズ枠52Aに所定角度で形成された被当接面52Bとが当接し、第3レンズ枠61Bが第2レンズ枠52Aを押圧する(接触しながら相対的に接近する)。これにより、沈胴時における第3レンズ群L3と第2レンズ群L2との間隔(光軸OAと直交する方向における距離)を詰めることができるので、第3レンズ群L3を光軸OAと直交する方向に退避移動させる構成でありながら、移動筒20の径方向の大きさを小さくできる。
(3)移動筒20が沈胴状態では、揺動操作スプリング62の付勢力によって揺動付勢される3群レンズ室61の第3レンズ枠61B(第3レンズ群L3)が、ブレ補正機構50における可動枠52の第2レンズ枠52A(第2レンズ群L2)をその可動範囲の端に押圧して第2レンズ群L2の移動を抑制することにより、第2レンズ群L2の暴れを抑え、暴れにより生じる光学性能の劣化を防ぐことができる。また、ブレ補正機構50のボール56等の構成部品の脱落を防ぐことができる。
(4)退避光学系である第3レンズ群L3の背面側に、シャッタユニット40が配置されていることにより、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔を詰めることができ、変倍比を稼ぐことができる。また、ブレ補正機構50のボール56等の構成部品の脱落を防ぐことができる。
(5)光軸方向に沿って第2レンズ群L2がブレ補正光学系を構成し、第3レンズ群L3が退避光学系を構成することにより、構造を簡単にすることができる。
(6)カメラ1の厚みを薄くして小型化できる。
(変形形態)
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)上記実施形態では、退避光学系である第3レンズ群L3を保持する第3レンズ枠61Bと、ブレ補正光学系である第2レンズ群L2を保持する第2レンズ枠52Aとに、それぞれ所定角度で形成された当接面61Cおよび被当接面52Bを形成した。しかし、所定角度の当接面は、第3レンズ枠61Bおよび第2レンズ枠52Aの双方に形成しなければならないものではなく、いずれか一方のみに形成した構成としても良い。しかし、本実施形態のように双方共に所定角度の当接面とすれば、格納動作を円滑に行うことができるため、より好ましい。
(2)上記実施形態は、第2レンズ群L2をブレ補正光学系とすると共に、第3レンズ群L3を退避光学系として構成したものであるが、この構成に限らず、第2レンズ群L2を退避光学系とすると共に、第3レンズ群L3をブレ補正光学系として構成しても良い。
(3)上記実施形態は、本願発明を4群のレンズ群を備える移動筒20に適用した例である。しかし、これに限らず、たとえば3群のレンズ群を備えるレンズ鏡筒に適用しても良い。その場合、第2レンズ群L2をブレ補正光学系、シャッタユニットを第2レンズ群L2の前側、退避光学系を第3レンズ群L3に配置することになる。
(4)上記実施形態では、第3レンズ群L3の退避移動(退避機構60における3群レンズ室61の退避揺動)を、突起部65とヤグラ13とを当接させて行う例について示したが、3群レンズ室61は、例えばDCモータなどのアクチュエータにより揺動駆動するようにしてもよい。
なお、上記実施形態及び変形形態は、適宜に組み合わせて用いることが出来るが、実施形態の構成は図示と説明により明らかであるため、詳細な説明を省略する。さらに、本発明は、以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、2:レンズ鏡筒、10:カメラボディ、12A:撮像素子、20:移動筒、L1:第1レンズ群、L2:第2レンズ群、L3:第3レンズ群、L4:第4レンズ群、40:シャッタユニット、50:ブレ補正機構、52B:被当接面、60:退避機構、61:3群レンズ室、61C:当接面、62:揺動操作スプリング

Claims (4)

  1. 光軸に対する位置が固定された固定光学系と、
    前記光軸と直交する面内で移動可能に支持されたブレ補正光学系と、
    前記光軸上に配置される使用位置及び前記光軸上から退避した収納位置との間を移動可能に支持された退避光学系と、
    を備え、前記退避光学系が収納位置に移動したときに、当該退避光学系が前記ブレ補正光学系と当接して格納され
    前記ブレ補正光学系又は前記退避光学系の少なくとも一方の光学系の一部に傾斜部が形成され、前記退避光学系が前記ブレ補正光学系に当接して格納される際に、少なくとも一方の光学系に形成された傾斜部が他方の光学系の一部と接触し、前記退避光学系が前記ブレ補正光学系をその移動可能な方向に押圧すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記退避光学系の使用位置における前記光軸方向の後方にシャッタユニットが配置されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 前記請求項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記光軸方向に沿って、前記固定光学系が第1及び第4レンズ群、前記ブレ補正光学系が第2レンズ群、前記退避光学系が第3レンズ群として構成され、前記シャッタユニットは前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間に配置されていること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記レンズ鏡筒を介して入射する被写体光を撮像する撮像手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ。
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