JPH0614178Y2 - レンズシャッタ式ズ−ムレンズカメラの焦点距離表示装置 - Google Patents

レンズシャッタ式ズ−ムレンズカメラの焦点距離表示装置

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JPH0614178Y2
JPH0614178Y2 JP1987104727U JP10472787U JPH0614178Y2 JP H0614178 Y2 JPH0614178 Y2 JP H0614178Y2 JP 1987104727 U JP1987104727 U JP 1987104727U JP 10472787 U JP10472787 U JP 10472787U JP H0614178 Y2 JPH0614178 Y2 JP H0614178Y2
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lens
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JP1987104727U
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史典 上野
武夫 小林
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、ズームレンズを備えたレンズシャッタ式カメ
ラにおいて、ズーム操作に応じてその焦点距離を表示す
る焦点距離表示装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 オートフォーカスのレンズシャッタ式カメラは従来多数
知られているが、従来品は一般に撮影光学系の焦点距離
を変更することはできない。一部には、撮影光学系内
に、焦点距離変更レンズを挿脱するようにした二焦点距
離式のレンズシャッタカメラも知られているが、このカ
メラは、例えば広角と望遠、標準と望遠という二つの焦
点距離が使用できるだけで、中間の焦点距離をカバーす
ることはできない。このため、ズームレンズを用いた作
画は、一眼レフレックスカメラに限られているのが実情
である。しかしながら、一眼レフレックスカメラは、レ
ンズシャッタ式カメラに比して、効果であって重量も重
く、初心者あるいは中級者が用いるには、負担が大き
い。特に海外旅行等の携帯重量をできるだけ小さくした
い旅行、あるいは女性のユーザにとって、一眼レフレッ
クスカメラは描写の優秀性が認められたとしても、外形
が大きいこと、重量が重いことから、敬遠される一面が
ある。このような場合、ユーザは、軽量小型であるが、
焦点距離の変更ができないか、僅かに二段に変更可能な
レンズシャッタ式カメラを選択することとなる。
別言すると、現在のレンズシャッタ式カメラにおいて
は、焦点距離が変更できないこと、あるいは二段の変更
のみが可能であるというのが、常識であり、ユーザはこ
れを是認してレンズシャッタ式カメラを求めている。
そこで本件出願人は、ズームレンズを備えたレンズシャ
ッタ式カメラを開発し、先に出願すると共に製品化して
いる。
ところでこのようなズームレンズを備えたカメラでズー
ミング操作して撮影した場合、撮影メモを取るため等の
理由から、シャッターを切った時の焦点距離を知りたい
場合がある。しかしながら上記レンズシャッタ式カメラ
は、ズーミングによって移動するズーム鏡筒外面に最
短、最長焦点距離および中間の焦点距離を表す数字を記
しただけなので、現在の焦点距離を知ることが容易でな
かった。
「考案の目的」 本考案は、ズームレンズを備えたシャッタ式カメラに関
する以上の現状分析に基づきなされたものであって、焦
点距離を容易に知ることが可能なレンズシャッタ式ズー
ムレンズカメラの焦点距離表示装置を提供することを目
的とする。
「考案の概要」 本考案は特に、ファインダ光学系の視野をズームレンズ
系の焦点距離の変化に連動させて変化させるカメラにお
いて、その連動機構を利用して焦点距離の表示を行なわ
せるという着想に基づいてなされたものである。すなわ
ち本考案は、焦点距離を変化させる可動の変倍レンズ群
を有するズームレンズ系からなる撮影光学系と;このズ
ームレンズ系の焦点距離に応じてファインダ視野を変化
させる可動の変倍レンズ群を有する変倍ファインダ光学
系とを備えたレンズシャッタ式カメラにおいて、さらに
この変倍ファインダ光学系の変倍レンズ群を光軸方向に
移動させる可動のカム部材を有するカム機構と;このカ
ム機構のカム部材上に記された、ズームレンズ系の焦点
距離を表示する文字列と;この文字列中の上記ズームレ
ンズ系の焦点距離に対応する一部の文字列を露見させる
べく、カメラボディの固定部分に形成された表示窓と;
を有することを特徴としている。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。本考案を適
用したレンズシャッタ式カメラは、第1図にその全体の
概略を示すように、ズームレンズの鏡筒ブロック、ファ
インダおよびストロボブロック(以下単にファインダブ
ロックという)2、ズーミング用のズームモータ5とを
備えている。これらの要素は、カメラボディの固定部と
なる台板(図示せず)上に固定されている。
そこでまずズームモータ5によって駆動される鏡筒ブロ
ック1の構造を第3図に基づいて説明する。この鏡筒ブ
ロック1は、ズーミングに加え、マクロ撮影機能を有す
るものである。台板の鏡筒支持板部には、後固定板11
が固定されている。この後固定板11には光軸と平行で
これの周囲に位置する4本のガイドロッド12が固定さ
れていて、このガイドロッド12の先端に前固定板13
が固定さてれている。以上が鏡筒ブロック1の主たる固
定要素である。
後固定板11と前固定板13の間には、カムリング14
が回転自在に支持されており、このカムリング14の外
周に、ズームモータ5の駆動軸5aに固定したピニオン
7と直接またはギヤ列を介して噛み合うギヤ15が固定
ねじで固定されている。このギヤ15は、カムリング1
4の回動範囲をカバーするセクタギヤである。カムリン
グ14には、前群用、後群用のズーミングカム溝20、
21が切られている。
なおこの実施例の具体的なズーミング範囲は35mm〜70mm
である。
このズーミングカミ溝20およびズーミングカム溝21
には、ガイドロッド12に移動自在に嵌めた前群枠16
のローラ17および後群枠18のローラ19が嵌まる。
前群枠16には、固定ねじ22aを記して飾枠22が固
定され、さらにシャッタブロック23が固定されてい
る。前群レンズL1を保持した前群レンズ枠24は、こ
のシャッタブロック23とヘリコイド25によって螺合
しており、またシャッタブロック23のレンズ繰出レバ
ー23aと係合する腕24aを有している。したがって
レンズ繰出レバー23aが円周方向に回動し、これに伴
い前群レンズ枠24が回動すると、前群レンズ枠24は
ヘリコイド25に従って光軸方向に移動する。後群レン
ズL2は、後群枠18に直接固定されている。
本実施例ではこのズームモータ5を、ズーミングの駆動
源としてだけでなく、さらにファインダブロック2のフ
ァインダ装置8とストロボ装置9をズーミングに連動さ
せて駆動する駆動源としても用いる。すなわち、第1図
に示すように、ファインダブロック2に含まれるファイ
ンダ装置8とストロボ装置9は、鏡筒ブロック1の焦点
距離の変化に連動させて、ファインダ視野を変化させ、
かつストロボの照射角(光強度)を変化させるものであ
る。
カムリング14のギヤ15には、上記ピニオン7とは別
のピニオン30が噛み合っていて、このピニオン30の
軸31は、台板の後方に延長され、その後端に減速ギヤ
列32が設けられている。減速ギヤ列32の最終ギヤ3
2aは、カム板33のラック33aに噛み合っている。
カム板33はファインダ装置8およびストロボ装置9の
上部に位置していて左右方向に摺動可能であり、その後
端の下方曲折部33bの先端(下端)にラック33aが
一体に設けられている。減速ギヤ列32は、ギヤ15の
回転を減速し、カムリング14の動きを縮小してカム板
33に与えるものである。カム板33には、ファインダ
装置8用の変倍カム溝35と、パララックス補正カム溝
36、およびストロボ装置9用のストロボカム溝37が
設けられている。
ファインダ装置8のレンズ系は、基本的には、固定され
た被写体側レンズ群L3と接眼レンズ群L4,および可
動の変倍レンズ群L5からなり、さらに、マクロ撮影時
用の偏角プリズムP1を備えている。変倍レンズ群L5
は鏡筒ブロック1の変倍操作による撮影画面と、ファイ
ンダ装置8による視野を一致させるものであり、偏角プ
リズムP1はマクロ撮影時のみ光軸上に進出して特にパ
ララックスを補正する。すなわちレンズシャッタ式カメ
ラでは、パララックスが避けられず、その量は近距離撮
影程大きくなるが、この実施例のズームレンズカメラは
マクロ撮影が可能であり、このときパララックスの量が
大きくなることから、マクロ撮影時に限って、下方が厚
く上方が薄い楔形の偏角プリズムP1を光路に入れて、
光路を下方に屈曲させ、撮影部分により近い部分を観察
できるようにしている。
またストロボ装置9は、撮影レンズの焦点距離が長焦点
のとき程、つまりレンズを繰出す程照射角を絞る一方、
マクロ撮影時には、照射角を逆に広げて被写体に対する
光量を落すものである。このためこの実施例ではフレネ
ルレンズL6を固定し、キセノンランプ38を保持した
反射傘39を光軸方向に動かすようにしている。
カム板33が左右に移動すると、変倍レンズ群L4、偏
角プリズムP1、反射傘39が、これらのカム溝35、
36、37の形状にしたがって、それぞれ前後に移動す
ることとなる。すなわち、ズーミング操作に応じてファ
インダ光学系の倍率が変化し、鏡筒ブロック1による撮
影範囲と、ファインダ視野とがほぼ一致する。
なお、変倍カム溝35、パララックス補正カム溝36、
ストロボカム溝37の各傾斜は、カムリング14のズー
ミングカム溝20、21の各傾斜と対応する。
次に、本考案の特徴である構成について説明する。カム
板33の上面には、焦点距離を表示する文字列(数字、
マクロであることを表示するアルファベットM、および
レンズが収納位置であることを表示するアルファベット
L)を記した焦点距離表示プレート40をカム板33の
移動方向に沿って貼付してある。そして、この焦点距離
表示プレート40の上方のカメラボディ3に表示窓4を
設け、外部から焦点距離表示プレート40の文字が見え
るように形成してある。表示窓4と文字は、少なくとも
常時一個の文字が表示窓4に現われる関係にあり、この
表示窓4に現われた文字がその時の撮影光学系の焦点距
離である。第1図では焦点距離35mmである。表示窓4に
はその周縁に、指標を設けることができる。表示プレー
トの文字Lは、カム板33を最短焦点距離を越えて第1
図右方に移動させたとき表示窓4に表れ、このとき飾枠
22に設けたバリヤ22bがレンズ開口22cを閉じ、
かつメインスイッチがオフする。
図示実施例では図示の都合で焦点距離を3種しか表示し
ていないが、さらに細分して多数記すことが好ましい。
また、表示窓4に拡大レンズを設ければ、文字が拡大視
でき、焦点距離をより細分化することも可能で、特に遠
視のユーザーに便宜となる。さらに、図示実施例では焦
点距離表示プレート40をカム板33の上面に貼付した
が、後面に貼付し、表示窓4をボディ3の後面に設けて
もよい。焦点距離を、プレートを介さずにカム板33に
直接刻印等によって記してもよい。
「考案の効果」 以上のように本考案は、ズームファインダ光学系の可動
変倍レンズ群を移動させる可動のカム部材に直接、ズー
ム撮影光学系の焦点距離を表示する文字列を記すととも
に、カメラボディの固定部分に表示窓を設け、ズーム撮
影光学系の焦点距離を表示する文字がこの表示窓に表れ
るようにしたので、そのときの焦点距離を容易に知るこ
とができる。そして本考案の焦点距離表示装置は、ズー
ムファインダの可動変倍レンズ群を駆動するためのカム
機構を利用しているため、構成が簡易であり、カメラの
重量、外形を大きくすることのない焦点距離表示装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレンズシャッタ式カメラの実施例を示
す主要要素の概念的斜視図、第2図は同主要要素の正面
図、 第3図は鏡筒ブロックの分解斜視図である。 1……鏡筒ブロック、2……ファインダおよびストロボ
ブロック、3……ボディ、4……表示窓、5……ズーム
モータ、7……ピニオン、8……変倍ファインダ光学
系、9……照射角可変ストロボ装置、14……カムリン
グ、15……ギヤ、18……後群枠、20、21……ズ
ーミングカム溝、23……シャッタブロック、30……
ピニオン、32……ギヤ列、33……カム板、33b…
…ラック、35……変倍カム溝、34……パララックス
補正カム溝、37……ストロボカム溝、40……焦点距
離表示プレート。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】焦点距離を変化させる可動の変倍レンズ群
    を有するズームレンズ系からなる撮影光学系と; このズームレンズ系の焦点距離に応じてファインダ視野
    を変化させる可動の変倍レンズ群を有する変倍ファイン
    ダ光学系と; この変倍ファインダ光学系の変倍レンズ群を光軸方向に
    移動させる可動のカム部材を有するカム機構と; このカム機構のカム部材上に記された、ズームレンズ系
    の焦点距離を表示する文字列と; この文字列中の上記ズームレンズ系の焦点距離に対応す
    る一部の文字列を露見させるべく、カメラボディの固定
    部分に形成された表示窓と;を有することを特徴とする
    レンズシャッタ式ズームレンズカメラの焦点距離表示装
    置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項において、
    表示窓がカメラボディの上面に形成されているレンズシ
    ャッタ式ズームレンズカメラの焦点距離表示装置。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項において、
    表示窓がカメラボディの後面に形成されているレンズシ
    ャッタ式ズームレンズカメラの焦点距離表示装置。
  4. 【請求項4】実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項のいずれか一において、焦点距離を表示する文字が表
    示プレートに記され、この表示プレートがカム部材に貼
    付されているレンズシャッタ式ズームレンズカメラの焦
    点距離表示装置。
JP1987104727U 1987-07-08 1987-07-08 レンズシャッタ式ズ−ムレンズカメラの焦点距離表示装置 Expired - Lifetime JPH0614178Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5619060Y2 (ja) * 1976-07-02 1981-05-07
JPS5414544U (ja) * 1977-07-01 1979-01-30
JPS6126029A (ja) * 1984-07-16 1986-02-05 Hiroshi Mito フアインダ−を有する交換レンズ

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JPS6410713U (ja) 1989-01-20

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