JPH074984Y2 - 自動車用シート構造 - Google Patents
自動車用シート構造Info
- Publication number
- JPH074984Y2 JPH074984Y2 JP6595891U JP6595891U JPH074984Y2 JP H074984 Y2 JPH074984 Y2 JP H074984Y2 JP 6595891 U JP6595891 U JP 6595891U JP 6595891 U JP6595891 U JP 6595891U JP H074984 Y2 JPH074984 Y2 JP H074984Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower frame
- upper frame
- frame
- holder
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は回転形の自動車用シート
構造に関するものである。
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動車用シート構造とし
て、図6に示すように、車体フロア40に固定された下
側フレーム41に、シート部42を搭載する上側フレー
ム43を回転可能に設け、下側フレーム41の中心側に
ホルダー44を固着して、上側フレーム43の内側部分
を、下側フレーム41とホルダー44とで回転可能に保
持したものがある。
て、図6に示すように、車体フロア40に固定された下
側フレーム41に、シート部42を搭載する上側フレー
ム43を回転可能に設け、下側フレーム41の中心側に
ホルダー44を固着して、上側フレーム43の内側部分
を、下側フレーム41とホルダー44とで回転可能に保
持したものがある。
【0003】また、従来の自動車用シート構造として、
図7に示すように、車体フロアに固定された下側フレー
ム41に、シート部を搭載する上側フレーム43をシャ
フト45により回転可能に設け、下側フレーム41と上
側フレーム43との間にローラー46を介装したものが
ある。
図7に示すように、車体フロアに固定された下側フレー
ム41に、シート部を搭載する上側フレーム43をシャ
フト45により回転可能に設け、下側フレーム41と上
側フレーム43との間にローラー46を介装したものが
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、何れの
従来例にあっては、上、下側フレーム43、41同志ま
たは上、下側フレーム43、41とローラー46とのよ
うに金属の剛体同志の接触であり、ガタツキが吸収でき
なかったし、精度出しと組み付け工数が合い反するとい
う問題があった。
従来例にあっては、上、下側フレーム43、41同志ま
たは上、下側フレーム43、41とローラー46とのよ
うに金属の剛体同志の接触であり、ガタツキが吸収でき
なかったし、精度出しと組み付け工数が合い反するとい
う問題があった。
【0005】本考案は、上記の問題点を解決するもので
あり、その目的とするところは、回転に伴うガタツキが
体感しにくくなるばかりか、上、下側フレームの取付精
度に高度性が要求されない自動車用シート構造を提供す
ることにある。
あり、その目的とするところは、回転に伴うガタツキが
体感しにくくなるばかりか、上、下側フレームの取付精
度に高度性が要求されない自動車用シート構造を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、車体フロアに固定された下側フレーム
に突出部を形成し、上側フレームに凹陥部を形成すると
共に、凹陥部に孔部を形成し、下側フレームの突出部を
凹陥部の孔部に挿入し、突出部の外周壁と凹陥部の内周
壁との間に保持リングに回転可能に保持された複数のコ
イルばねを介装し、突出部にホルダーを固着して、上側
フレームの内側部分を、下側フレームとホルダーとで回
転可能に保持したことを特徴とする。
めに、本考案は、車体フロアに固定された下側フレーム
に突出部を形成し、上側フレームに凹陥部を形成すると
共に、凹陥部に孔部を形成し、下側フレームの突出部を
凹陥部の孔部に挿入し、突出部の外周壁と凹陥部の内周
壁との間に保持リングに回転可能に保持された複数のコ
イルばねを介装し、突出部にホルダーを固着して、上側
フレームの内側部分を、下側フレームとホルダーとで回
転可能に保持したことを特徴とする。
【0007】
【作用】かかる構成により、シートが回転し上側フレー
ムが下側フレームに対して回転する場合、コイルばね
が、保持リングに保持された状態で回転し、ローラーが
存在すると同様に回転動作が滑らかになる。また、コイ
ルばねが半径方向にたわむことにより、前後方向及び回
転方向のガタツキが吸収されて、回転に伴うガタツキが
体感しにくくなる。また、コイルばねの装着時において
も、このコイルばねがたわむことにより、ガタツキが吸
収されるので、上、下側フレームの取付精度が多少悪く
ても構わないものになる。
ムが下側フレームに対して回転する場合、コイルばね
が、保持リングに保持された状態で回転し、ローラーが
存在すると同様に回転動作が滑らかになる。また、コイ
ルばねが半径方向にたわむことにより、前後方向及び回
転方向のガタツキが吸収されて、回転に伴うガタツキが
体感しにくくなる。また、コイルばねの装着時において
も、このコイルばねがたわむことにより、ガタツキが吸
収されるので、上、下側フレームの取付精度が多少悪く
ても構わないものになる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本考案に係る自動車用シート構造の断面図、
図2は同一部省略した斜視図である。
る。図1は本考案に係る自動車用シート構造の断面図、
図2は同一部省略した斜視図である。
【0009】本考案に係る自動車用シート構造は、車体
フロア1に固定された下側フレーム2を備えており、こ
の下側フレーム2の上部には上側フレーム4が回転可能
に設けてあり、また、下側フレーム2の中心側にはホル
ダー5が固定ボルト6により固着してあり、上側フレー
ム4は、その内側部分を、下側フレーム2とホルダー5
とに狭まれた状態で回転出来るものである。
フロア1に固定された下側フレーム2を備えており、こ
の下側フレーム2の上部には上側フレーム4が回転可能
に設けてあり、また、下側フレーム2の中心側にはホル
ダー5が固定ボルト6により固着してあり、上側フレー
ム4は、その内側部分を、下側フレーム2とホルダー5
とに狭まれた状態で回転出来るものである。
【0010】すなわち、下側フレーム2の中心部には上
方に突出する平面円形状の突出部3が形成してあり、ま
た、上側フレーム4の中心部には平面円形状の凹陥部7
が形成してあり、この凹部7の中心部には、孔部8が形
成してあり、孔部8の周部はフランジ部8aになされて
いる。更に、ホルダー5にはその中央部に円形状の孔部
10が形成してあり、下側フレーム2の上面部に、フラ
ンジ部8aを接して上側フレーム4を載せ、突出部3を
孔部8に挿入してこの突出部3にホルダー5を固定ボル
ト6で固定し、上側フレーム4を下側フレーム2の上面
部とホルダー5と保持するようにしてある。
方に突出する平面円形状の突出部3が形成してあり、ま
た、上側フレーム4の中心部には平面円形状の凹陥部7
が形成してあり、この凹部7の中心部には、孔部8が形
成してあり、孔部8の周部はフランジ部8aになされて
いる。更に、ホルダー5にはその中央部に円形状の孔部
10が形成してあり、下側フレーム2の上面部に、フラ
ンジ部8aを接して上側フレーム4を載せ、突出部3を
孔部8に挿入してこの突出部3にホルダー5を固定ボル
ト6で固定し、上側フレーム4を下側フレーム2の上面
部とホルダー5と保持するようにしてある。
【0011】そして、下側フレーム2の突出部3の外周
壁3aと上側フレーム4の凹陥部7の内周壁7aとの間
に、保持リング11により保持された複数のコイルばね
12が介装してある。すなわち、保持リング11は図2
に示すように長尺な板材を円環状にしたものであり、そ
の周部には120度位相をおいて3つのばね保持部13
が形成してあり、これらのばね保持部13にコイルばね
12が挿入されていて、コイルばね12が保持リング1
1と共に、下側フレーム2の突出部3の外周部3aと上
側フレーム4の凹陥部7の内周壁7aとの間に挿入して
ある。この状態では、コイルばね12の外周部が突出部
3の外周壁3aと上側フレーム4の凹陥部7の内周壁7
aとに接している。
壁3aと上側フレーム4の凹陥部7の内周壁7aとの間
に、保持リング11により保持された複数のコイルばね
12が介装してある。すなわち、保持リング11は図2
に示すように長尺な板材を円環状にしたものであり、そ
の周部には120度位相をおいて3つのばね保持部13
が形成してあり、これらのばね保持部13にコイルばね
12が挿入されていて、コイルばね12が保持リング1
1と共に、下側フレーム2の突出部3の外周部3aと上
側フレーム4の凹陥部7の内周壁7aとの間に挿入して
ある。この状態では、コイルばね12の外周部が突出部
3の外周壁3aと上側フレーム4の凹陥部7の内周壁7
aとに接している。
【0012】そして、上側フレーム4にはシートスライ
ド機構15を介してシート16が設けてある。このシー
トスライド機構15はレール17とこのレール17上を
滑るスライダー18とを備えており、レール17が上側
フレーム4に固定してあり、スライダー18にシートフ
レーム19が取り付けてある。
ド機構15を介してシート16が設けてある。このシー
トスライド機構15はレール17とこのレール17上を
滑るスライダー18とを備えており、レール17が上側
フレーム4に固定してあり、スライダー18にシートフ
レーム19が取り付けてある。
【0013】次に作動を説明する。シート16が回転し
上側フレーム4が下側フレーム2に対して回転する場
合、コイルばね12が、保持リング11に保持された状
態で回転し、ローラーが保存すると同様に回転動作が滑
らかになる。また、コイルばね12が半径方向にたわむ
ことにより、前後方向及び回転方向のガタツキが吸収さ
れて、回転に伴うガタツキが体感しにくくなる。また、
コイルばね12の装着時においても、このコイルばね1
2がたわむことにより、ガタツキが吸収されるので、
上、下側フレーム4、2の取付精度が多少悪くても構わ
ない。
上側フレーム4が下側フレーム2に対して回転する場
合、コイルばね12が、保持リング11に保持された状
態で回転し、ローラーが保存すると同様に回転動作が滑
らかになる。また、コイルばね12が半径方向にたわむ
ことにより、前後方向及び回転方向のガタツキが吸収さ
れて、回転に伴うガタツキが体感しにくくなる。また、
コイルばね12の装着時においても、このコイルばね1
2がたわむことにより、ガタツキが吸収されるので、
上、下側フレーム4、2の取付精度が多少悪くても構わ
ない。
【0014】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、車体フ
ロアに固定された下側フレームに突出部を形成し、上側
フレームに凹陥部を形成すると共に、凹陥部に孔部を形
成し、下側フレームの突出部を凹陥部の孔部に挿入し、
突出部の外周壁と凹陥部の内周壁との間に保持リングに
回転可能に保持された複数のコイルばねを介装し、突出
部にホルダーを固着して、上側フレームの内側部分を、
下側フレームとホルダーとで回転可能に保持したから、
シートが回転し上側フレームが下側フレームに対して回
転する場合、コイルばねが、保持リングに保持された状
態で回転し、ローラーが存在すると同様に回転動作が滑
らかになる。また、コイルばねが半径方向にたわむこと
により、前後方向及び回転方向のガタツキが吸収され
て、回転に伴うガタツキが体感しにくくなる。また、コ
イルばねの装着時においても、このコイルばねがたわむ
ことにより、ガタツキが吸収されるので、上、下側フレ
ームの取付精度が多少悪くても構わない
ロアに固定された下側フレームに突出部を形成し、上側
フレームに凹陥部を形成すると共に、凹陥部に孔部を形
成し、下側フレームの突出部を凹陥部の孔部に挿入し、
突出部の外周壁と凹陥部の内周壁との間に保持リングに
回転可能に保持された複数のコイルばねを介装し、突出
部にホルダーを固着して、上側フレームの内側部分を、
下側フレームとホルダーとで回転可能に保持したから、
シートが回転し上側フレームが下側フレームに対して回
転する場合、コイルばねが、保持リングに保持された状
態で回転し、ローラーが存在すると同様に回転動作が滑
らかになる。また、コイルばねが半径方向にたわむこと
により、前後方向及び回転方向のガタツキが吸収され
て、回転に伴うガタツキが体感しにくくなる。また、コ
イルばねの装着時においても、このコイルばねがたわむ
ことにより、ガタツキが吸収されるので、上、下側フレ
ームの取付精度が多少悪くても構わない
【図1】本考案に係る自動車用シート構造の断面図であ
る。
る。
【図2】同一部省略した分解斜視図である。
【図3】図1A部の拡大図である。
【図4】保持リングの保持されたコイルばねの説明図で
ある。
ある。
【図5】図3B−B線に添う断面図である。
【図6】従来の自動車用シート構造の一部省略した断面
図である。
図である。
【図7】従来の自動車用シート構造における上側フレー
ム保持部の断面図である。
ム保持部の断面図である。
2 下側フレーム 3 突出部 4 上側フレーム 5 ホルダー 7 凹陥部 8 孔部 11 保持リング 12 コイルばね
Claims (1)
- 【請求項1】 車体フロアに固定された下側フレームに
突出部を形成し、上側フレームに凹陥部を形成すると共
に、凹陥部に孔部を形成し、下側フレームの突出部を凹
陥部の孔部に挿入し、突出部の外周壁と凹陥部の内周壁
との間に保持リングに回転可能に保持された複数のコイ
ルばねを介装し、突出部にホルダーを固着して、上側フ
レームの内側部分を、下側フレームとホルダーとで回転
可能に保持したことを特徴とする自動車用シート構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6595891U JPH074984Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 自動車用シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6595891U JPH074984Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 自動車用シート構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510073U JPH0510073U (ja) | 1993-02-09 |
JPH074984Y2 true JPH074984Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=13302008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6595891U Expired - Lifetime JPH074984Y2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 自動車用シート構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074984Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2512898Y2 (ja) * | 1993-10-01 | 1996-10-02 | 厚一 植村 | 地下構造物用コンクリ―ト函体 |
-
1991
- 1991-07-26 JP JP6595891U patent/JPH074984Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510073U (ja) | 1993-02-09 |
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