JPH0223478Y2 - - Google Patents

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JPH0223478Y2
JPH0223478Y2 JP1983158550U JP15855083U JPH0223478Y2 JP H0223478 Y2 JPH0223478 Y2 JP H0223478Y2 JP 1983158550 U JP1983158550 U JP 1983158550U JP 15855083 U JP15855083 U JP 15855083U JP H0223478 Y2 JPH0223478 Y2 JP H0223478Y2
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guide
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JP1983158550U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車などのステアリング装置に関
するもので、とくにステアリングホイールの中央
部のパツド部が非回転状態を保持するステアリン
グ装置に関する。
(従来の技術) 従来、ステアリング装置において、ステアリン
グホイールの中央部のパツド部に各種操作機構の
操作部を配置し、ステアリングホイールの回動に
際してパツド部を非回転状態に保持するものとし
ては、たとえば、実開昭58−80361号公報に示さ
れる装置が知られている。
このような従来の装置を第1図ないし第3図に
ついて説明する。
1はステアリングホイール本体で、このステア
リングホイール本体1は、リム芯金2の外側を被
覆材3で被つた円環状のリム部4、上記リム芯金
2に溶接連結したスポーク芯金5の外側を被覆材
6で覆つた板状のスポーク部7および上記スポー
ク芯金5の中央部に溶接固着したボス8を有して
いる。このボス8は、スポーク芯金5に溶接した
下端基部9の上部外周に円環状のフランジ部10
が設けられ、このフランジ部10の上部に円筒部
11が設けられ、この円筒部11の上端外周部に
リング溝12が形成されている。そして、ボス8
の中心部をステアリングシヤフト13の上端部に
嵌合してナツト14で締着固定されている。
15は合成樹脂で一体に形成した円筒状の上側
筒状部材で、この上側筒状部材15は、内側の嵌
合筒部16および外周の円環状部17を有し、こ
の円環状部17の内側に内歯車18が形成されて
いる。そして、内側の嵌合筒部16が上記ボス8
の円筒部11の外周に回転自在に嵌合されている
とともに、ボス8のリング溝12に嵌合筒部16
の上面に当接した抜け止め用のスナツプリング1
9が嵌着されている。
20は合成樹脂で一体に形成した円筒状の下側
筒状部材で、この下側筒状部材20は、内側下部
の円筒状の取付部21および外周の円環状部22
を有し、この円環状部22の内側に内歯車23が
形成されている。そして、上記上側筒状部材15
の下方において、下側筒状部材20の内側の取付
部21が上記ステアリングシヤフト13を挿通し
たステアリングコラム24の外側に嵌合してねじ
25で回転不動状態に固着されている。
上記スポーク芯金5の中央部近くにほぼコ字形
の支持枠26が取付片27を介してねじ28で固
着され、この支持枠26に上記上側筒状部材15
および下側筒状部材20の内歯車18,23に噛
合した歯車29が支軸30で回転自在に軸架され
ている。
上記上側筒状部材15上に電気ユニツト31が
取付片32を介してねじ33で取付けられ、この
電気ユニツト31の上面に複数個の操作ボタン3
4が並設されている。そして、上記電気ユニツト
31を被つてかつ各操作ボタン34を突出した状
態でパツド35が被嵌されている。
そうして、ステアリングホイール本体1を回転
すると、スポーク芯金5を介してボス8を共動回
転する支持枠26の歯車29が下側筒状部材20
の内歯車23との噛合を介して自転しつつ公転
し、かつ、歯車29と上側筒状部材15の内歯車
18との噛合を介して上側筒状部材15を相対的
に逆方向に回転させ、見掛け上は上側筒状部材1
5とともに電気ユニツト31およびパツド35を
静止状態に保持するようになつている。
上記のような装置においては、上側筒状部材1
5は、通常、硬質合成樹脂で一体に形成され、そ
の上部でスナツプリング19により抜け止めされ
ているが、たとえば、使用時において高温雰囲気
下においた場合、上側筒状部材15の嵌合筒部1
6は上下方向および外方に膨張され、嵌合筒部1
6の長さが長くなつてボス8のフランジ部10と
スナツプリング19との間の距離よりも大きくな
つた場合には、ボス8と上側筒状部材15とは互
いに回転できなくなる。
そこで、あらかじめボス8のフランジ部10と
スナツプリング19との間の距離を大きく形成す
る必要があるが、あまりその距離を大きくする
と、常温でボス8と上側筒状部材15とにがたが
生じ、好ましくなく、また、上側筒状部材15を
熱膨張係数のきわめて小さな合成樹脂で形成する
ことも考えられるが、材料費が高価となつて、製
造コストが高くなる。
また、上側筒状部材15が上下方向とともに外
方に膨張して径が大きくなつた場合、ボス8の円
筒部11との間に隙間が生じ、上側筒状部材15
の回転中心(見掛け上の非回転中心)とステアリ
ングシヤフト13の中心がずれるおそれがあり、
この場合、上側筒状部材15の内歯車18と歯車
29との噛合が円滑に行なわれないようなことが
生じる。
また、先に、実開昭60−34048号公報に示され
るように、上記のような装置において、ボスの上
端外周部におけるリング溝の溝底面を傾斜状に形
成し、このリング溝に嵌着したリングにより上側
筒状部材を常時軸方向に押圧し、上側筒状部材の
軸方向の移動を規制することで、上側筒状部材の
温度変化による伸縮変形が生じた場合でも、軸方
向すなわち上下方向のがたつきを防止するように
したものが提案されている。
しかし、この構造によると、上側筒状部材の上
下方向のがたつきは防止できても、リングは上側
筒状部材を軸方向に押圧するのみであるので、上
側筒状部材の伸縮変形にともなつて中心位置を常
に一定に保持するのは困難である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来の装置においては、上側筒
状部材に雰囲気温度の変化による変形が生じた場
合に、円滑な回転が阻害される問題がある。
本考案は、上述のような点を改良しようとする
もので、雰囲気温度が変化した場合においても円
滑に作動するようにすることを目的とするもので
ある。
〔考案の構成〕 (問題点を解決するための手段) 本考案は、リム部4、スポーク部7およびボス
8を有するステアリングホイール本体1をそのボ
ス8によつてステアリングシヤフト13に固着
し、上記ボス8の外周にフランジ部10およびこ
のフランジ部10の上部に円筒部11を形成し、
この円筒部11の外周に、外周内側に内歯車18
を有しかつ上部にパツド35を設けた上側筒状部
材15をその内側の嵌合筒部16を介して回転自
在に嵌合し、上記上側筒状部材15の下方におい
てステアリングコラム24側に、外周内側に内歯
車23を有する下側筒状部材20を回転不動状態
に設け、上記ボス8と共動回転する支持枠26に
上記上側筒状部材15および下側筒状部材20の
内歯車18,23に噛合した歯車29を軸架した
ステアリング装置において、上記上側筒状部材1
5の上面部に同心的に凹状または凸状の環状のガ
イド部41を形成し、上記ボス8の円筒部11の
上端部に、上記ガイド部41に係合して弾力的に
押圧支持するガイド片45を有する支持体43を
設けたものである。
(作用) 本考案では、たとえば、高温雰囲気下におかれ
た場合、上側筒状部材15の嵌合筒部16は上下
方向および外方に膨張するが、支持体43はその
弾性を有するガイド片45によりガイド部41と
の凹凸係合を介して上側筒状部材15を常に上方
から弾性的に押圧支持しているので、ボス8と上
側筒状部材15の上下方向および円周方向のがた
が生じることなく、かつ、ガイド部41とガイド
片45との凹凸係合により上側筒状部材15の回
転中心が常にステアリングシヤフト13の中心に
位置するので、回転は円滑に行なわれる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第4図ないし第6図
を参照して説明する。
この装置は、基本的には前記第1図ないし第3
図に示した装置と同一の構造を備えており、第1
図ないし第3図と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。
上側筒状部材15の上面部に同心的に凹溝状で
円環状のガイド部41を形成する。また、ボス8
の円筒部11の上端外周部に、内周面を内側下方
に向つて傾斜したリング溝42を形成し、このリ
ング溝42に円環状の支持体43の内縁部を嵌合
し、この支持体43の外周に適当間隔をおいて弾
性を有する押え片44を突設し、この各押え片4
4に上記ガイド部41に対応する下方に弧状のガ
イド片45を形成し、このガイド片45をガイド
部41内に上方から係合して弾力的に押圧支持す
る。
その他の構成は、前記スナツプリング19の点
を除いて、第1図ないし第3図の装置を同様であ
る。
このような構成において、ステアリングホイー
ル本体1の回転時には、ボス8と上側筒状部材1
5とは、上側筒状部材15のガイド部41とボス
8に設けた支持体43のガイド片45との係合を
介して弾力的に結合されており、互いの中心が一
致した状態でがたなく円滑に回転する。
また、たとえば、高温雰囲気下におかれた場
合、上側筒状部材15の嵌合筒部16は上下方向
および外方に膨張するが、第6図に示すように、
支持体43はその弾性を有するガイド片45によ
りガイド部41との凹凸係合を介して上側筒状部
材15を常に上方から弾性的に押圧支持している
ので、ボス8と上側筒状部材15の上下方向およ
び円周方向のがたが生じることなく、かつ、ガイ
ド部41とガイド片45との凹凸係合により上側
筒状部材15の回転中心が常にボス8すなわちス
テアリングシヤフト13の中心に位置するので、
回転は円滑に行なわれる。
なお、実施にあたつては、第7図に示すよう
に、上側筒状部材15のガイド部41を凸状の円
環状に形成し、支持体43のガイド片45を下向
き凹状に形成してもよい。
また、第8図に示すように、支持体43の押え
片44およびガイド片45全体を円環状に形成
し、ボス8への固定は別体のスナツプリング46
を用いてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、上側筒状部材に雰囲気温度の
変化による変形が生じても、支持体がその弾性を
有するガイド片によりガイド部との凹凸係合を介
して上側筒状部材を常に上方から弾性的に押圧支
持しているので、ボスと上側筒状部材の上下方向
および円周方向のがたが生じることなく、かつ、
ガイド部とガイド片との凹凸係合により常に上側
筒状部材のボスに対する中心位置合わせができ、
したがつて、ボスに上側筒状部材とを相対的に円
滑に回転することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のステアリング装置の平面図、第
2図はその断面図、第3図はその一部の拡大断面
図、第4図は本考案の装置の一実施例を示す要部
の断面図、第5図はその支持体の斜視図、第6図
は上側筒状部材の熱膨張状態を示す一部の断面
図、第7図は本考案の装置の他の実施例を示す要
部の断面図、第8図は支持体の他の実施例を示す
一部を切り欠いた斜視図である。 1……ステアリングホイール本体、4……リム
部、7……スポーク部、8……ボス、10……フ
ランジ部、11……円筒部、13……ステアリン
グシヤフト、15……上側筒状部材、16……嵌
合筒部、18……内歯車、20……下側筒状部
材、23……内歯車、24……ステアリングコラ
ム、26……支持枠、29……歯車、35……パ
ツド、41……ガイド部、43……支持体、45
……ガイド片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リム部、スポーク部およびボスを有するステア
    リングホイール本体をそのボスによつてステアリ
    ングシヤフトに固着し、上記ボスの外周にフラン
    ジ部およびこのフランジ部の上部に円筒部を形成
    し、この円筒部の外周に、外周内側に内歯車を有
    しかつ上部にパツドを設けた上側筒状部材をその
    内側の嵌合筒部を介して回転自在に嵌合し、上記
    上側筒状部材の下方においてステアリングコラム
    側に、外周内側に内歯車を有する下側筒状部材を
    回転不動状態に設け、上記ボスと共動回転する支
    持枠に上記上側筒状部材および下側筒状部材の内
    歯車に噛合した歯車を軸架したステアリング装置
    において、 上記上側筒状部材の上面部に同心的に凹状また
    は凸状の環状のガイド部を形成し、上記ボスの円
    筒部の上端部に、上記ガイド部に係合して弾力的
    に押圧支持するガイド片を有する支持体を設けた
    ことを特徴とするステアリング装置。
JP15855083U 1983-10-13 1983-10-13 ステアリング装置 Granted JPS6065826U (ja)

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JP15855083U JPS6065826U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 ステアリング装置

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JP15855083U JPS6065826U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 ステアリング装置

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Publication Number Publication Date
JPS6065826U JPS6065826U (ja) 1985-05-10
JPH0223478Y2 true JPH0223478Y2 (ja) 1990-06-26

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JP15855083U Granted JPS6065826U (ja) 1983-10-13 1983-10-13 ステアリング装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034048B2 (ja) * 1979-08-14 1985-08-06 株式会社豊田中央研究所 変位検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034048U (ja) * 1983-08-17 1985-03-08 日産自動車株式会社 ステアリング装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6034048B2 (ja) * 1979-08-14 1985-08-06 株式会社豊田中央研究所 変位検出装置

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JPS6065826U (ja) 1985-05-10

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