JPH0657518B2 - ステアリング装置 - Google Patents
ステアリング装置Info
- Publication number
- JPH0657518B2 JPH0657518B2 JP59217146A JP21714684A JPH0657518B2 JP H0657518 B2 JPH0657518 B2 JP H0657518B2 JP 59217146 A JP59217146 A JP 59217146A JP 21714684 A JP21714684 A JP 21714684A JP H0657518 B2 JPH0657518 B2 JP H0657518B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular member
- support frame
- boss
- planetary gear
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/023—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems
- B60R16/027—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for transmission of signals between vehicle parts or subsystems between relatively movable parts of the vehicle, e.g. between steering wheel and column
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D1/00—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
- B62D1/02—Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
- B62D1/04—Hand wheels
- B62D1/10—Hubs; Connecting hubs to steering columns, e.g. adjustable
- B62D1/105—Non-rotatable hubs, e.g. the central part of the steering wheel not rotating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車などのステアリング装置に関するもの
で、特に、ステアリングホイールの中央部のパッド部が
非回転状態を保持するものに関する。
で、特に、ステアリングホイールの中央部のパッド部が
非回転状態を保持するものに関する。
（従来の技術） 近時、ステアリングホイールの中央部のパッド部に各種
操作機構の操作部を配置したものが用いられるようにな
っているが、この場合、ステアリングホイールの回転に
際してパッド部を非回転状態に保持する必要がある。
操作機構の操作部を配置したものが用いられるようにな
っているが、この場合、ステアリングホイールの回転に
際してパッド部を非回転状態に保持する必要がある。
従来、このようにパッド部を非回転状態にするものとし
ては、例えば、特開昭５９−１０６３４６号公報に記載
の構造が提案されている。
ては、例えば、特開昭５９−１０６３４６号公報に記載
の構造が提案されている。
この従来の構造の装置では、ステアリングホイールの中
央位置にステアリングシャフトに固定するボスを設け、
このボスの外周に、外側の円環状部の内側に内歯車およ
び摺動面部を有するとともに上部にパッドを設けた上側
筒状部材を回転自在に嵌合し、この上側筒状部材の下方
位置に、外側の円環状部の内側に内歯車および摺動面部
を有する下側筒状部材を上記ステアリングシャフトを挿
通したステアリングコラムに固着した構造が採られてい
る。
央位置にステアリングシャフトに固定するボスを設け、
このボスの外周に、外側の円環状部の内側に内歯車およ
び摺動面部を有するとともに上部にパッドを設けた上側
筒状部材を回転自在に嵌合し、この上側筒状部材の下方
位置に、外側の円環状部の内側に内歯車および摺動面部
を有する下側筒状部材を上記ステアリングシャフトを挿
通したステアリングコラムに固着した構造が採られてい
る。
また、上記上側筒状部材および下側筒状部材の内歯車に
噛合する遊星歯車を上記ボスに固着された支持枠に回転
自在に軸架するとともに、この遊星歯車の上記ボスを中
心とした対称位置に上記上側筒状部材および下側筒状部
材の摺動面部に当接するローラを回転自在に軸架し、こ
のローラと一体に回転する回転軸を板ばねで外方に押圧
してローラを摺動面部に圧接する構造となっている。
噛合する遊星歯車を上記ボスに固着された支持枠に回転
自在に軸架するとともに、この遊星歯車の上記ボスを中
心とした対称位置に上記上側筒状部材および下側筒状部
材の摺動面部に当接するローラを回転自在に軸架し、こ
のローラと一体に回転する回転軸を板ばねで外方に押圧
してローラを摺動面部に圧接する構造となっている。
そして、ステアリングホイールを回転すると、遊星歯車
が下側筒状部材の内歯車との噛合を介して自転しつつ公
転し、かつ、遊星歯車と上側筒状部材の内歯車との噛合
を介して上側筒状部材を相対的に逆方向に回転させ、見
掛上は上側筒状部材を静止状態に保持するようになって
いる。
が下側筒状部材の内歯車との噛合を介して自転しつつ公
転し、かつ、遊星歯車と上側筒状部材の内歯車との噛合
を介して上側筒状部材を相対的に逆方向に回転させ、見
掛上は上側筒状部材を静止状態に保持するようになって
いる。
また、ローラは常に板ばねによって上側筒状部材および
下側筒状部材の摺動面部を押圧して転動するため、例え
ば、遊星歯車と内歯車との間の噛合にがたがあってもス
テアリングホイールの回転中におけるパッドの微動が防
止されるようになっている。
下側筒状部材の摺動面部を押圧して転動するため、例え
ば、遊星歯車と内歯車との間の噛合にがたがあってもス
テアリングホイールの回転中におけるパッドの微動が防
止されるようになっている。
（発明が解決しようとする問題点） 上記公報に記載された従来の構造のステアリング装置で
は、上側筒状部材および下側筒状部材の寸法バラツキ、
温度による寸法変化等により遊星歯車と内歯車との噛合
にがたが生じたり、噛合に無理な圧接力が加わってステ
アリングホイールの回転が重くなる問題があった。ま
た、遊星歯車と内歯車とのがたによるパッドの微動を防
止するのに、上側筒状部材および下側筒状部材の摺動面
部にローラを圧接する構成であるため、そのローラなど
を別途に設ける必要があり、しかも、そのローラを押圧
する板ばねはローラの軸を直接に押圧するので、摩擦に
よる摩耗が大きく、また、板ばねはボス部にねじで取付
けたブラケットにねじにて止着するため、組立て部品が
多く、組立てに手数が掛かるなどの問題があった。
は、上側筒状部材および下側筒状部材の寸法バラツキ、
温度による寸法変化等により遊星歯車と内歯車との噛合
にがたが生じたり、噛合に無理な圧接力が加わってステ
アリングホイールの回転が重くなる問題があった。ま
た、遊星歯車と内歯車とのがたによるパッドの微動を防
止するのに、上側筒状部材および下側筒状部材の摺動面
部にローラを圧接する構成であるため、そのローラなど
を別途に設ける必要があり、しかも、そのローラを押圧
する板ばねはローラの軸を直接に押圧するので、摩擦に
よる摩耗が大きく、また、板ばねはボス部にねじで取付
けたブラケットにねじにて止着するため、組立て部品が
多く、組立てに手数が掛かるなどの問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、上側筒状部
材および下側筒状部材の寸法バラツキ、温度による寸法
変化に容易に対応することができるとともに、遊星歯車
の回転に伴なった各部の摩擦による摩耗を少なくするこ
とができ、しかも、その遊星歯車の組付作業が容易に行
え、組立て作業性を向上し、遊星歯車を精度よく確実に
支持することができるステアリング装置を提供するもの
である。
材および下側筒状部材の寸法バラツキ、温度による寸法
変化に容易に対応することができるとともに、遊星歯車
の回転に伴なった各部の摩擦による摩耗を少なくするこ
とができ、しかも、その遊星歯車の組付作業が容易に行
え、組立て作業性を向上し、遊星歯車を精度よく確実に
支持することができるステアリング装置を提供するもの
である。
（問題点を解決するための手段） 本発明のステアリング装置は、リム部４、スポーク部７
およびボス８を有しそのボス８によってステアリングシ
ャフト14に固着するテテアリングホイール本体１と、上
記ボス８が固定されるスポーク部７のスポーク芯金５の
上方においてそのボス８の外周に回転自在に嵌合され、
外周円環状部22の内側に内歯車23を有するとともに上部
にパッド69を設けた上側筒状部材20と、上記スポーク芯
金５の下方においてそのボス８の外周に回転自在に嵌合
され、外周円環状部27の内側に内歯車28を有するととも
に車体側の固定部に固定された下側筒状部材25と、上記
上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28に
噛合する遊星歯車50と、上記上側筒状部材20および下側
筒状部材25の内方において上記スポーク芯金５を上下か
ら挟持するように固定され、その上下より挟持する際に
上記遊星歯車50を上下から嵌合して回転自在に支持する
上側支持枠40および下側支持枠41と、この上側支持枠40
および下側支持枠41に上記ボス８に対して放射方向に摺
動可能に設けられ、上記遊星歯車50の支軸51を回転自在
に軸受けする軸受53と、上記上側支持枠40および下側支
持枠41の組付け時に上記遊星歯車50とともに装着され上
記軸受53を放射方向の外方に押圧し上記遊星歯車50を上
記上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28
に弾力的に付勢支持するトーションタイプの弾性体60と
を具備したものである。
およびボス８を有しそのボス８によってステアリングシ
ャフト14に固着するテテアリングホイール本体１と、上
記ボス８が固定されるスポーク部７のスポーク芯金５の
上方においてそのボス８の外周に回転自在に嵌合され、
外周円環状部22の内側に内歯車23を有するとともに上部
にパッド69を設けた上側筒状部材20と、上記スポーク芯
金５の下方においてそのボス８の外周に回転自在に嵌合
され、外周円環状部27の内側に内歯車28を有するととも
に車体側の固定部に固定された下側筒状部材25と、上記
上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28に
噛合する遊星歯車50と、上記上側筒状部材20および下側
筒状部材25の内方において上記スポーク芯金５を上下か
ら挟持するように固定され、その上下より挟持する際に
上記遊星歯車50を上下から嵌合して回転自在に支持する
上側支持枠40および下側支持枠41と、この上側支持枠40
および下側支持枠41に上記ボス８に対して放射方向に摺
動可能に設けられ、上記遊星歯車50の支軸51を回転自在
に軸受けする軸受53と、上記上側支持枠40および下側支
持枠41の組付け時に上記遊星歯車50とともに装着され上
記軸受53を放射方向の外方に押圧し上記遊星歯車50を上
記上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28
に弾力的に付勢支持するトーションタイプの弾性体60と
を具備したものである。
（作用） 本発明のステアリング装置は、上記支持枠40および下側
支持枠41をスポーク芯金５に上下より挟持するように固
定する際、この上側支持枠40および下側支持枠41の軸受
53を介して遊星歯車50を上下から回転自在に支持するこ
とができるとともに弾性体60は支持枠40および下側支持
枠41の組付け時に遊星歯車50とともに装着できる。
支持枠41をスポーク芯金５に上下より挟持するように固
定する際、この上側支持枠40および下側支持枠41の軸受
53を介して遊星歯車50を上下から回転自在に支持するこ
とができるとともに弾性体60は支持枠40および下側支持
枠41の組付け時に遊星歯車50とともに装着できる。
また、上記支持枠40および下側支持枠41に対して摺動可
能とした軸受53を弾性体60により外方へ押圧し、その軸
受53によって回転自在に支持された遊星歯車50を上側筒
状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28に弾力的
に圧接噛合させるようにしているため、遊星歯車50の支
軸51を回転自在に軸架する軸受53を弾性体60により押圧
し、遊星歯車50を上側筒状部材20および下側筒状部材25
の内歯車23，28に弾力的に付勢支持して噛合させること
ができ、遊星歯車50の支軸51の摩耗がない。
能とした軸受53を弾性体60により外方へ押圧し、その軸
受53によって回転自在に支持された遊星歯車50を上側筒
状部材20および下側筒状部材25の内歯車23，28に弾力的
に圧接噛合させるようにしているため、遊星歯車50の支
軸51を回転自在に軸架する軸受53を弾性体60により押圧
し、遊星歯車50を上側筒状部材20および下側筒状部材25
の内歯車23，28に弾力的に付勢支持して噛合させること
ができ、遊星歯車50の支軸51の摩耗がない。
（実施例） 以下、本発明のステアリング装置の一実施例の構成を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
１はステアリングホイール本体で、このステアリングホ
イール本体１は、リム芯金２の外側を被覆材３で覆った
円環状のリム部４、上記リム芯金２に溶接連結したスポ
ーク芯金５の外側を被覆材６で覆った板状のスポーク部
７および上記スポーク芯金５の中央部に溶接固着したボ
ス８を有している。このボス８は、中間部に円環状のフ
ランジ部９が一体に設けられているとともに、このフラ
ンジ部９の上下部に円環部10，11が設けられ、この両円
筒部10，11の外端外周部にリング溝12，13が形成されて
いる。そして、ボス８の中心部をステアリングシャフト
14の上端部に嵌合してナット15で締着固定されている。
イール本体１は、リム芯金２の外側を被覆材３で覆った
円環状のリム部４、上記リム芯金２に溶接連結したスポ
ーク芯金５の外側を被覆材６で覆った板状のスポーク部
７および上記スポーク芯金５の中央部に溶接固着したボ
ス８を有している。このボス８は、中間部に円環状のフ
ランジ部９が一体に設けられているとともに、このフラ
ンジ部９の上下部に円環部10，11が設けられ、この両円
筒部10，11の外端外周部にリング溝12，13が形成されて
いる。そして、ボス８の中心部をステアリングシャフト
14の上端部に嵌合してナット15で締着固定されている。
20は合成樹脂で一体に形成した円筒状の上側筒状部材
で、この上側筒状部材20は、内側の嵌合筒部21および外
周の円環状部22を有し、この円環状部22の内側に内歯車
23が形成されている。そして、内側の嵌合筒部21が上記
ボス８の円筒部10の外周に回転自在に嵌合されていると
ともに、ボス８のリング溝12に嵌合筒部21の上面に当接
した抜け止め用のスナップリング24が嵌着されている。
で、この上側筒状部材20は、内側の嵌合筒部21および外
周の円環状部22を有し、この円環状部22の内側に内歯車
23が形成されている。そして、内側の嵌合筒部21が上記
ボス８の円筒部10の外周に回転自在に嵌合されていると
ともに、ボス８のリング溝12に嵌合筒部21の上面に当接
した抜け止め用のスナップリング24が嵌着されている。
25は合成樹脂で一体に形成した円筒状の下側筒状部材
で、この下側筒状部材25は、内側の嵌合筒部26および外
周の円環状部27を有し、この円環状部27の内側に内歯車
28が形成されている。そして、内側の嵌合筒部26が上記
ボス８の円筒部11の外周に回転自在に嵌合されていると
ともに、ボス８のリング溝13に嵌合筒部26の下面に当接
した抜け止め用のスナップリング29が嵌着されている。
また、この下側筒状部材25に上記ステアリングシャフト
14を挿通した車体側の固定部となるステアリングコラム
31側に対して実質的に固定する固定機構35が設けられて
いる。この固定機構35は、下側筒状部材25の下面に複数
個の回転防止用の突起36を一体に突設するとともに、ス
テアリングコラム31に固定されたコンビネーションスイ
ッチケース37に各突起36に対応する係合孔38を形成し、
各突起36を各係合孔38内に係合して下側筒状部材25を回
り止めする。
で、この下側筒状部材25は、内側の嵌合筒部26および外
周の円環状部27を有し、この円環状部27の内側に内歯車
28が形成されている。そして、内側の嵌合筒部26が上記
ボス８の円筒部11の外周に回転自在に嵌合されていると
ともに、ボス８のリング溝13に嵌合筒部26の下面に当接
した抜け止め用のスナップリング29が嵌着されている。
また、この下側筒状部材25に上記ステアリングシャフト
14を挿通した車体側の固定部となるステアリングコラム
31側に対して実質的に固定する固定機構35が設けられて
いる。この固定機構35は、下側筒状部材25の下面に複数
個の回転防止用の突起36を一体に突設するとともに、ス
テアリングコラム31に固定されたコンビネーションスイ
ッチケース37に各突起36に対応する係合孔38を形成し、
各突起36を各係合孔38内に係合して下側筒状部材25を回
り止めする。
40および41はそれぞれ円環状に形成された上側支持枠お
よび下側支持枠である。この一方の上側支持枠40は、下
面に一対の支柱42が複数組突設され、この一対の支柱42
間に後述する遊星歯車50が装着される取付空所43が設け
られているとともに、この取付空所43の上方に矩形状の
支持孔44が開口形成されている。また、前記下側支持枠
41は、上面に上側支持枠40の各一対の支柱42を嵌合する
とともに遊星歯車50の取付空所43と連通する取付凹部45
が設けられ、その取付空所43に臨む取付凹部45の下部に
矩形状の支持孔46が上側支持枠40の支持孔44と同一形状
にかつ対向して開口形成されている。そして、上側支持
枠40の各一対の支柱42を上記スポーク芯金５のボス８の
周囲に扇状に開口された各窓孔5aに上方から挿入して下
側支持枠41の各取付凹部45に嵌合し、上側支持枠40の上
面から挿入しスポーク芯金５を挿通した固定ねじ47を下
側支持枠41に螺合することにより、上側支持枠40および
下側支持枠41は上記ボス８の同心円上にスポーク芯金５
を挾持した状態に固定される。
よび下側支持枠である。この一方の上側支持枠40は、下
面に一対の支柱42が複数組突設され、この一対の支柱42
間に後述する遊星歯車50が装着される取付空所43が設け
られているとともに、この取付空所43の上方に矩形状の
支持孔44が開口形成されている。また、前記下側支持枠
41は、上面に上側支持枠40の各一対の支柱42を嵌合する
とともに遊星歯車50の取付空所43と連通する取付凹部45
が設けられ、その取付空所43に臨む取付凹部45の下部に
矩形状の支持孔46が上側支持枠40の支持孔44と同一形状
にかつ対向して開口形成されている。そして、上側支持
枠40の各一対の支柱42を上記スポーク芯金５のボス８の
周囲に扇状に開口された各窓孔5aに上方から挿入して下
側支持枠41の各取付凹部45に嵌合し、上側支持枠40の上
面から挿入しスポーク芯金５を挿通した固定ねじ47を下
側支持枠41に螺合することにより、上側支持枠40および
下側支持枠41は上記ボス８の同心円上にスポーク芯金５
を挾持した状態に固定される。
また、この上側支持枠40および下側支持枠41のスポーク
芯金５への固定時に上側支持枠40および下側支持枠41間
の各取付空所43内に上記上側筒状部材20および下側筒状
部材25の内歯車23，28に噛合する遊星歯車50が支軸51で
回転自在に軸架される。この遊星歯車50は、例えばナイ
ロンエラストマー樹脂などの合成樹脂で形成され、この
遊星歯車50に嵌入固定された金属材からなる支軸51が遊
星歯車50の両端に突出するとともに、この支軸51に円環
状に設けられた縁部52が遊星歯車50の両端面に当接して
いる。
芯金５への固定時に上側支持枠40および下側支持枠41間
の各取付空所43内に上記上側筒状部材20および下側筒状
部材25の内歯車23，28に噛合する遊星歯車50が支軸51で
回転自在に軸架される。この遊星歯車50は、例えばナイ
ロンエラストマー樹脂などの合成樹脂で形成され、この
遊星歯車50に嵌入固定された金属材からなる支軸51が遊
星歯車50の両端に突出するとともに、この支軸51に円環
状に設けられた縁部52が遊星歯車50の両端面に当接して
いる。
また、この遊星歯車50の支軸51を、例えばオイルを含有
したポリアセタール樹脂などの含油樹脂で形成された軸
受53が回転自在に支持する。この軸受53は上記支軸51を
回転自在に嵌合する軸孔54を有し、この軸孔54の一方の
開口側には支軸51の縁部52に接触するフランジ部55が設
けられ、また、軸孔54の他方の開口側には上記上側支持
枠40および下側支持枠41の支持孔44，46に嵌入される矩
形状の係合部56が設けられ、この係合部56は支持枠44，
46内を上記ボス８に対する放射方向にのみ移動すること
ができるようになっている。
したポリアセタール樹脂などの含油樹脂で形成された軸
受53が回転自在に支持する。この軸受53は上記支軸51を
回転自在に嵌合する軸孔54を有し、この軸孔54の一方の
開口側には支軸51の縁部52に接触するフランジ部55が設
けられ、また、軸孔54の他方の開口側には上記上側支持
枠40および下側支持枠41の支持孔44，46に嵌入される矩
形状の係合部56が設けられ、この係合部56は支持枠44，
46内を上記ボス８に対する放射方向にのみ移動すること
ができるようになっている。
また、上側支持枠40および下側支持枠41に遊星歯車50を
装着する際に弾性体としてのばね60が遊星歯車50ととも
に装着される。このばね60は、第２図に示すようにトー
ションタイプの線材にて形成され、中間部を略コ字状に
折曲形成して上側支持枠40の一対の支柱42の一方の外側
に設けられた保持溝42aに挿入保持される固定部61と、
この固定部61の両端から先端が略コ字状に折曲されて上
記軸受53のフランジ部55と上側支持枠40および下側支持
枠41との間の軸受53の係合部56に内側から引っ掛けられ
る押圧部62とからなり、このばね60の装着により軸受53
は上記ボス８に対する放射方向の外方に押圧されて、遊
星歯車50を上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯
車23，28に対して弾性的に付勢支持する。
装着する際に弾性体としてのばね60が遊星歯車50ととも
に装着される。このばね60は、第２図に示すようにトー
ションタイプの線材にて形成され、中間部を略コ字状に
折曲形成して上側支持枠40の一対の支柱42の一方の外側
に設けられた保持溝42aに挿入保持される固定部61と、
この固定部61の両端から先端が略コ字状に折曲されて上
記軸受53のフランジ部55と上側支持枠40および下側支持
枠41との間の軸受53の係合部56に内側から引っ掛けられ
る押圧部62とからなり、このばね60の装着により軸受53
は上記ボス８に対する放射方向の外方に押圧されて、遊
星歯車50を上側筒状部材20および下側筒状部材25の内歯
車23，28に対して弾性的に付勢支持する。
上記上側筒状部材20上に電気ユニット65が取付片66を介
してねじ67で取付けられ、この電気ユニット65の上面に
複数個の操作ボタン68が並設されている。そして、上記
電気ユニット65を被ってかつ各操作ボタン68を突出した
状態でパッド69が被嵌されている。
してねじ67で取付けられ、この電気ユニット65の上面に
複数個の操作ボタン68が並設されている。そして、上記
電気ユニット65を被ってかつ各操作ボタン68を突出した
状態でパッド69が被嵌されている。
そして、ステアリングホイール本体１を回転すると、遊
星歯車50が下側筒状部材25の内歯車28との噛合を介して
自転しつつ公転し、かつ、遊星歯車50と上側筒状部材20
の内歯車23との噛合を介して上側筒状部材20を相対的に
逆方向に回転させ、見掛上は上側筒状部材20とともに電
気ユニット65およびパッド69が静止状態に保持される。
星歯車50が下側筒状部材25の内歯車28との噛合を介して
自転しつつ公転し、かつ、遊星歯車50と上側筒状部材20
の内歯車23との噛合を介して上側筒状部材20を相対的に
逆方向に回転させ、見掛上は上側筒状部材20とともに電
気ユニット65およびパッド69が静止状態に保持される。
この際、遊星歯車50はばね60により上側筒状部材20およ
び下側筒状部材25の内歯車23，28に押圧されているの
で、遊星歯車50と内歯車23，28との間のがたが生じるこ
となく噛合され、また、遊星歯車50の軸受53は上側支持
枠40および下側支持枠41の支持孔44，46の範囲内でボス
８に対する放射方向に移動可能であるため、上側筒状部
材20および下側筒状部材25が温度変化によつて変形して
も、これに遊星歯車50が追随して進退し、内歯車23，28
に常に一定の力で噛合する。
び下側筒状部材25の内歯車23，28に押圧されているの
で、遊星歯車50と内歯車23，28との間のがたが生じるこ
となく噛合され、また、遊星歯車50の軸受53は上側支持
枠40および下側支持枠41の支持孔44，46の範囲内でボス
８に対する放射方向に移動可能であるため、上側筒状部
材20および下側筒状部材25が温度変化によつて変形して
も、これに遊星歯車50が追随して進退し、内歯車23，28
に常に一定の力で噛合する。
また、ばね60は軸受53を介して遊星歯車50の支軸51を押
圧するので、ばね60が摩耗することはなく、しかも、支
軸51は軸受53内を摺接回動しているので摩耗は少ない。
圧するので、ばね60が摩耗することはなく、しかも、支
軸51は軸受53内を摺接回動しているので摩耗は少ない。
（発明の効果） 本発明によれば、上側筒状部材および下側筒状部材の内
歯車に噛合する遊星歯車を、スポーク芯金に上下より挟
持するように固定される上側支持枠および下側支持枠で
上下から嵌合支持する構造とし、その上側支持枠および
下側支持枠に遊星歯車を回転自在に支持する軸受をボス
に対して放射方向に摺動可能に設け、この軸受を弾性体
によつて外方へ押圧することにより、遊星歯車を上側筒
状部材および下側筒状部材の内歯車に弾力的に圧接噛合
させることができるため、上側筒状部材および下側筒状
部材の寸法バラツキ、温度による寸法変化にも追随で
き、パッドのがたがなく、ステアリングホイール本体を
円滑に操作することができ、また、遊星歯車の支軸の摩
耗を少なくすることができるとともに、弾性体の摩耗を
ほをしすることができ、しかも、上側支持枠および下側
支持枠をスポーク芯金に上下より挟持するように固定す
る際に遊星歯車を同時に支持することができるとともに
弾性体は上側支持枠および下側支持枠の組付け時に上記
遊星歯車とともに装着でき、遊星歯車の組付作業を容易
に行え、組立て作業性が向上され、遊星歯車を精度よく
確実に支持することができる。
歯車に噛合する遊星歯車を、スポーク芯金に上下より挟
持するように固定される上側支持枠および下側支持枠で
上下から嵌合支持する構造とし、その上側支持枠および
下側支持枠に遊星歯車を回転自在に支持する軸受をボス
に対して放射方向に摺動可能に設け、この軸受を弾性体
によつて外方へ押圧することにより、遊星歯車を上側筒
状部材および下側筒状部材の内歯車に弾力的に圧接噛合
させることができるため、上側筒状部材および下側筒状
部材の寸法バラツキ、温度による寸法変化にも追随で
き、パッドのがたがなく、ステアリングホイール本体を
円滑に操作することができ、また、遊星歯車の支軸の摩
耗を少なくすることができるとともに、弾性体の摩耗を
ほをしすることができ、しかも、上側支持枠および下側
支持枠をスポーク芯金に上下より挟持するように固定す
る際に遊星歯車を同時に支持することができるとともに
弾性体は上側支持枠および下側支持枠の組付け時に上記
遊星歯車とともに装着でき、遊星歯車の組付作業を容易
に行え、組立て作業性が向上され、遊星歯車を精度よく
確実に支持することができる。
第１図は本発明の装置の一実施例を示す断面図、第２図
は同上分解斜視図、第３図は同上要部の拡大斜視図であ
る。 １……ステアリングホイール本体、４……リム部、５…
…スポーク芯金、７……スポーク部、８……ボス、14…
…ステアリングシャフト、20……上側筒状部材、22……
上側筒状部材20の円環状部、23……上側筒状部材の内歯
車、25……下側筒状部材、27……下側筒状部材25の円環
状部、28……下側筒状部材の内歯車、40……上側支持
枠、41……下側支持枠、50……遊星歯車、51……支軸、
53……軸受、60……弾性体としてのばね、69……パッ
ド。
は同上分解斜視図、第３図は同上要部の拡大斜視図であ
る。 １……ステアリングホイール本体、４……リム部、５…
…スポーク芯金、７……スポーク部、８……ボス、14…
…ステアリングシャフト、20……上側筒状部材、22……
上側筒状部材20の円環状部、23……上側筒状部材の内歯
車、25……下側筒状部材、27……下側筒状部材25の円環
状部、28……下側筒状部材の内歯車、40……上側支持
枠、41……下側支持枠、50……遊星歯車、51……支軸、
53……軸受、60……弾性体としてのばね、69……パッ
ド。
Claims (1)
- 【請求項１】リム部、スポーク部およびボスを有しその
ボスによってステアリングシャフトに固着するステアリ
ングホイール本体と、 上記ボスが固定されるスポーク部のスポーク芯金の上方
においてそのボスの外周に回転自在に嵌合され、外周円
環状部の内側に内歯車を有するとともに上部にパッドを
設けた上側筒状部材と、 上記スポーク芯金の下方においてそのボスの外周に回転
自在に嵌合され、外周円環状部の内側に内歯車を有する
とともに車体側の固定部に固定された下側筒状部材と、 上記上側筒状部材および下側筒状部材の内歯車に噛合す
る遊星歯車と、 上記上側筒状部材および下側筒状部材の内方において上
記スポーク芯金を上下から挟持するように固定され、そ
の上下より挟持する際に上記遊星歯車を上下から嵌合し
て回転自在に支持する上側支持枠および下側支持枠と、 この上側支持枠および下側支持枠に上記ボスに対して放
射方向に摺動可能に設けられ、上記遊星歯車の支軸を回
転自在に軸受けする軸受と、 上記上側支持枠および下側支持枠の組付け時に上記遊星
歯車とともに装着され上記軸受を放射方向の外方に押圧
し上記遊星歯車を上記上側筒状部材および下側筒状部材
の内歯車に弾力的に付勢支持するトーションタイプの弾
性体と を具備したことを特徴とするステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59217146A JPH0657518B2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59217146A JPH0657518B2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | ステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6194851A JPS6194851A (ja) | 1986-05-13 |
| JPH0657518B2 true JPH0657518B2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=16699573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59217146A Expired - Lifetime JPH0657518B2 (ja) | 1984-10-16 | 1984-10-16 | ステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657518B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6416459U (ja) * | 1987-07-22 | 1989-01-26 | ||
| WO2009072943A1 (en) * | 2007-12-05 | 2009-06-11 | Autoliv Development Ab | A steering wheel arrangement |
| JP5439773B2 (ja) * | 2008-09-16 | 2014-03-12 | パナソニック株式会社 | 回転角度検出装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59106346A (ja) * | 1982-12-10 | 1984-06-20 | Nissan Motor Co Ltd | ステアリング装置 |
| JPS59118547A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-09 | Toyoda Gosei Co Ltd | ステアリングホイ−ル |
| JPS6080951A (ja) * | 1983-10-11 | 1985-05-08 | Nissan Motor Co Ltd | ステアリング装置 |
-
1984
- 1984-10-16 JP JP59217146A patent/JPH0657518B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6194851A (ja) | 1986-05-13 |
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