JPH0594642U - エアアウトレットのダンパ開閉機構 - Google Patents

エアアウトレットのダンパ開閉機構

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JPH0594642U
JPH0594642U JP4026092U JP4026092U JPH0594642U JP H0594642 U JPH0594642 U JP H0594642U JP 4026092 U JP4026092 U JP 4026092U JP 4026092 U JP4026092 U JP 4026092U JP H0594642 U JPH0594642 U JP H0594642U
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opening
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康二郎 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で加工および組み立て作業も容易
であるとともに、ダンパを操作する操作ダイヤルに適度
な荷重を与えて、使用者に快適な節度感を付与し、かつ
ダイヤルの固定位置を確実に保持することのできるエア
アウトレットのダンパ開閉機構を提供する。 【構成】 前面側に操作ダイヤル取付け用の凹所15を
有するエアアウトレット本体10と、ダンパを開閉する
ための連結部21と操作部26を備えた円形本体25よ
りなり、前記円形本体の一方の面側の同一円周上には切
替凹陥部35が形成された操作ダイヤル20と、前記操
作ダイヤルの円形本体に圧接しつつその切替凹陥部に弾
性的に圧嵌する突部46を有する弾性圧接部材40とか
らなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は車両などにおけるエアアウトレットのダンパ開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の前席正面のインストルメントパネルまたはその近傍には車室内の換気 および空調のための通風口が設けられる。この通風口は、通常プラスチック成形 品の筒状体もしくは箱体からなるエアアウトレットを嵌め込むことによって構成 される。
【0003】 このエアアウトレットには、当該通風口における通風の切替または通風量の制 御をなすダンパが個別的に設けられ、エアアウトレット外壁に枢着されたレバー を作動して該ダンパを回動せしめ、もってその通風開度が制御される。
【0004】 ところで、ダンパの通風開度の制御は車室内の条件あるいは乗員の好みにより 任意の角度に自由に調節できることが好ましく、またダンパ操作においてはある 種の操作荷重を伴った快適な節度感と固定位置の確実な保持とが求められている 。
【0005】 たとえば、実開昭60−135218号公報によれば、ダンパを開閉させる操 作ダイヤルをケース体の側部にブッシュを介して回動自在に設けるとともに、こ の操作ダイヤルの周縁の一部をケース体の前部に突出させたダンパ開閉装置にお いて、上記ブッシュを上記ケース体に対して回り止め固定し、このブッシュおよ び上記操作ダイヤルのいずれか一方に凹凸部を設けるとともに、他方に上記凹凸 部に弾性的に当接する係合部を設けたことを特徴とするダンパ開閉装置が提案さ れている。
【0006】 しかしながら、上記の装置にあっては、部品点数も多く構造自体が複雑であり 加工が困難であるという問題があった。
【0007】 また、実開昭57−197312号公報によれば、ケースの内壁に適宜数の凹 部を配設し、ダンパの少なくとも一側面に凸部を設けこの凸部を付勢状態で上記 凹部に順次に係合する構造が提案されている。
【0008】 しかるに、この構造ではケース内側に加工を施す必要があり成形が複雑である とともにケース内にダンパを組み込む作業が煩雑で、作業性に問題があった。
【0009】 加えて、これらの構造にあっては、操作ダイヤルがケースの側面に設けられて いてダンパを端部から操作するようになっているので、当該ダンパを支持するボ スが熱風による膨張、変形、または冷風による収縮などによって芯ずれを生じた 場合では、前記ダンパのスムーズな開閉操作が困難になるおそれがあった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
この考案はこのような状況に鑑みて、簡単な構造で加工および組み立て作業も 容易であるとともに、ダンパを操作する操作ダイヤルに適度な荷重を与えて、使 用者に快適な節度感を付与し、かつダイヤルの固定位置を確実に保持することの できるエアアウトレットのダンパ開閉機構を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案は、内部に通風開度を規定する開閉自在なダンパを有し、 前面側に操作ダイヤル取付け用の凹所を有しかつ該凹所の相対向する側壁には操 作ダイヤル取付け孔部が形成されたエアアウトレット本体と、前記ダンパを開閉 するための連結部と操作部を備えた円形本体よりなり、前記円形本体は前記凹所 側壁の操作ダイヤル取付け孔部へ挟着される回動軸部を有するとともに、前記円 形本体の一方の面側の同一円周上には適宜数の切替凹陥部が形成された操作ダイ ヤルと、前記操作ダイヤルの前記切替凹陥部が形成された面側の前記凹所側壁に 装着され、前記操作ダイヤルの円形本体に圧接しつつその切替凹陥部に弾性的に 圧嵌する突部を有する弾性圧接部材とからなることを特徴とするエアアウトレッ トのダンパ開閉機構に係る。
【0012】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。 図1はこの考案のエアアウトレットのダンパ開閉機構の一例を示すその一部を 切り欠いた斜視図、図2はその2−2線における断面図、図3はその3−3線に おける断面図、図4は弾性圧接部材の一例を示す斜視図、図5は操作ダイヤルの 一例を示す斜視図である。
【0013】 図1および図2に示されるように、この考案のエアアウトレットのダンパ開閉 機構は、エアアウトレット本体10と操作ダイヤル20と弾性圧接部材40とか ら構成されている。
【0014】 エアアウトレット本体10はプラスチックの箱状成形品よりなり、その内部に 通風口を開閉しまたはその通風量を規定する開閉自在なダンパ11を備えている とともに、前記エアアウトレット本体10の前面開口部13中央付近に形成され た取付け用凹所15に操作ダイヤル20が取り付けられている。
【0015】 操作ダイヤル20は前記ダンパ11の開閉量を調節するためのもので、前記ダ ンパ11を開閉する連結部21とダイヤル円周面20a上に目盛り状の操作部2 6が形成された円形本体25とからなる。
【0016】 連結部21は図のようなレバー部材よりなり、その一端を前記ダンパ11の連 結部17と接続され、他端を前記円形本体25に連結されていて、前記操作ダイ ヤル20の回動量によってダンパ11の傾きを変化させて通風量を調節するよう になっている。符号22は前記連結部21と円形本体25とを接続するピン、2 3はそのピン孔、24は前記連結部21とダンパ11との連結ピン、27はその ピン孔、18は前記ダンパ11の回動軸である。
【0017】 円形本体25は、図3に示されるように、その中央部分に形成された回動軸部 28,28を介して、前記取付け用凹所15において向かい合う側壁12,12 に設けられた操作ダイヤル取付け孔部16,16に回動自在に挟着されて取り付 けられる。
【0018】 円形本体25の側面25aの片面側には適宜数の切替凹陥部35が設けられて いる。 この切替凹陥部35は次述する弾性圧接部材40との圧接嵌合により、図のよ うに前記操作ダイヤル20の回動にともなって変化するダンパ11の開閉量を段 階的に切替固定するためのものであって、前記円形本体側面25a上の所定の同 一円周上に前記ダンパ11の切替数に応じた適宜数が形成され、この実施例では 3か所(35a,35b,35c)設けられる。
【0019】 弾性圧接部材40は前記ダンパ11の開閉度を切り替えるとともに、前記操作 ダイヤル20のふらつきを防止し適当な節度感を付与するためのもので、金属あ るいはプラスチックなどの弾性体よりなる。 この弾性圧接部材40は取付け部41と該取付け部41の一端に形成された圧 接部42とから構成されていて、前記取付け部41を前記凹所15において円形 本体25の切替凹陥部35が形成された側と対接する側壁12aに装着されて取 り付けられる。
【0020】 なお、この実施例において、前記凹所側壁12aの所定位置には、図4に示さ れるように、前記弾性圧接部材40を確実に装着するための取付け用切欠19が 形成されている。
【0021】 取付け部41は前記側壁12aを挟んだ状態で取り付けられ、前記凹所15内 側の端部に圧接部42が形成される。 圧接部42は図のような略U字形状に形成されるとともにその中央部に突部4 6が突設されていて、バネ弾性をもって前記円形本体25を圧接して、操作ダイ ヤル20に適度な負荷を与える。
【0022】 突部46は前記円形本体25側面に摺接しかつ、当該円形本体25に形成され た切替凹陥部35に圧嵌され、その切替凹陥部35の切替位置を確実に固定する ことができる。
【0023】 図5は操作ダイヤルの一例を示したものである。符号50は操作ダイヤル、5 1は円形本体、52は操作部、53は前記円形本体51に取り付けられたボス部 、54は回動軸部、55は切替凹陥部、56は連結部が接続されるピン孔である 。
【0024】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案のエアアウトレットのダンパ開閉機構に よれば、ダンパを操作する操作ダイヤルに適度な負荷を与えて使用者に快適な節 度感を付与することができるだけでなく、極めて簡単な構造で加工および組み立 て作業も容易である。 またこの考案機構よれば、ダンパをエアアウトレットの前面で操作するので、 ダイヤルの固定位置が確実に保持されるとともにダンパのスムーズな開閉操作が 可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のエアアウトレットのダンパ開閉機構
の一例を示すその一部を切り欠いた斜視図である。
【図2】その2−2線における断面図である。
【図3】その3−3線における断面図である。
【図4】弾性圧接部材の一例を示す斜視図である。
【図5】操作ダイヤルの一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 エアアウトレット本体 11 ダンパ 12 側壁 15 凹所 16 操作ダイヤル取付け用孔部 20 操作ダイヤル 28 回動軸部 35 切替凹陥部 40 弾性圧接部材 46 突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に通風開度を規定する開閉自在なダ
    ンパ11を有し、前面側に操作ダイヤル取付け用の凹所
    を有しかつ該凹所の相対向する側壁12には操作ダイヤ
    ル取付け孔部が形成されたエアアウトレット本体10
    と、 前記ダンパを開閉するための連結部21と操作部26を
    備えた円形本体25よりなり、前記円形本体は前記凹所
    側壁の操作ダイヤル取付け孔部へ挟着される回動軸部を
    有するとともに、前記円形本体の一方の面側の同一円周
    上には適宜数の切替凹陥部35が形成された操作ダイヤ
    ル20と、 前記操作ダイヤルの前記切替凹陥部が形成された面側の
    前記凹所側壁に装着され、前記操作ダイヤルの円形本体
    に圧接しつつその切替凹陥部に弾性的に圧嵌する突部を
    有する弾性圧接部材40とからなることを特徴とするエ
    アアウトレットのダンパ開閉機構。
JP4026092U 1992-05-19 1992-05-19 エアアウトレットのダンパ開閉機構 Expired - Lifetime JP2513983Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341355A (ja) * 2002-05-23 2003-12-03 Howa Kasei Kk レジスタにおけるダンパの開閉装置
KR100565373B1 (ko) * 2004-06-09 2006-03-28 현대모비스 주식회사 유동제어를 위한 개폐장치
KR200481864Y1 (ko) * 2015-10-26 2016-11-21 (주) 코스텍 차량용 에어벤트

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KR100565373B1 (ko) * 2004-06-09 2006-03-28 현대모비스 주식회사 유동제어를 위한 개폐장치
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JP2513983Y2 (ja) 1996-10-09

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