JP3517779B2 - 空調用レジスタの操作機構 - Google Patents
空調用レジスタの操作機構Info
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Description
気や空調の空気吹出口に使用される空調用レジスタに関
し、特に、ダンパプレート、可動ルーバ或はバレルを回
動操作する際の操作荷重を適正に付与する空調用レジス
タの操作機構に関する。
て、風向等を調整するためにベゼル内に横可動ルーバと
縦可動ルーバを配設し、その可動ルーバを設けた通風路
の後部に、送風を止め或は風量を調整するダンパプレー
トが開閉可能に設けられた空調用レジスタが知られてい
る(例えば、実開平1−148553号公報等参照)。
構は、図9、図10に示すように、通風路内にダンパプ
レート32が軸支されると共に、手動操作用のダンパノ
ブ30がリテーナの前面側部に枢支され、そのダンパノ
ブ30の後部に設けた歯部に、ダンパアーム31が連係
してダンパプレート32の軸に連結され、ダンパノブ3
0の操作によりダンパプレート32を回動させて、送風
を止め或は風量を調整するように構成される。
を操作してダンパプレート32を回動させる場合、あま
り軽く動き過ぎると、任意の位置で止めにくい等の操作
性の悪さがあり、また、風圧や振動によりダンパプレー
トが自然に回動してしまう不具合がある。そこで、図
9、図10の従来例では、ダンパノブ30の軸支部にゴ
ム或は軟質のボス部材33を嵌着して、ダンパノブ30
の回動操作時に、ある程度の操作荷重を付与するように
している。
する際、ゴムまたは軟質でフランジ付きのボス部材33
を軸部34とダンパノブ30の軸孔間には嵌め込み、軸
部34の先端にスプリングワッシャ35を押圧しながら
嵌着して取り付けることにより、ゴムまたは軟質合成樹
脂製のボス部材33の摺動摩擦抵抗によって、ダンパノ
ブ30の回動に適度な操作荷重を生じるようにしてい
る。
作荷重を出すために使用しているボス部材が、ゴム製或
は高分子エラストマー等の軟質合成樹脂で形成されるた
め、車内の温度が高くなると、ボス部材が熱劣化をおこ
して操作荷重が低下し、さらに、ある程度長期に使用さ
れた場合、ボス部材が摩耗して、操作荷重が低下する不
具合があった。さらに、寒冷地等で車内の温度が大きく
低下した場合、ボス部材が硬化し、これによって、操作
荷重が極端に低下したり、或は逆に操作荷重が増大し、
異音を発生する等の問題があった。
ルばねの押圧力により操作荷重を与える操作機構も従来
提案されているが、これは、ダンパノブの軸部に装着し
たコイルばねによりダンパノブを固定部に対し押圧して
操作荷重を付与する構造であるが、このコイルばねを使
用した構造は、コイルばねの他に固定ボス部やコイルば
ねのばね座、コイルばねのばね力を調整するナット等を
必要とするため、部品点数が多くなり、また、組み付け
工数も多くなる等の問題があった。
で、使用環境に係らず安定した操作荷重を付与すること
ができ、比較的簡単な構造で構成可能な空調用レジスタ
の操作機構を提供することを目的とする。
に、本発明の請求項1の空調用レジスタの操作機構は、
リテーナの通風路内にダンパプレートが開閉回動可能に
軸支され、操作用のダンパノブがリテーナに回動可能に
枢支され、ダンパプレートの軸が連係部材を介してダン
パノブの一部に連係されてなる空調用レジスタの操作機
構において、軸部を軸にして回動可能なダンパノブの内
側とリテーナの静止部との間に、磁石板と磁性金属板が
対向して且つ間に紙或いは合成樹脂製の非磁性体シート
を介して配設され、磁石板がダンパノブ或は静止部側に
取り付けられ、磁性金属板が静止部側或はダンパノブに
取り付けられ、ダンパノブの回動操作時に磁石板と磁性
金属板間が非磁性体シートを介して摺動することを特徴
とする。
路内に複数のフィンを一定間隔で軸支した可動ルーバが
配設され、可動ルーバのフィンを回動させて可動ルーバ
の向きを変えるための操作ノブが設けられてなる空調用
レジスタの操作機構において、回動可能な可動ルーバの
フィンの軸部とリテーナの静止部との間に、磁石板と磁
性金属板が対向して且つ間に紙或いは合成樹脂製の非磁
性体シートを介して配設され、磁石板がフィンの軸部或
は静止部側に取り付けられ、磁性金属板が静止部側或は
フィンの軸部に取り付けられ、フィンの回動操作時に磁
石板と磁性金属板間が非磁性体シートを介して摺動する
ことを特徴とする。
一定間隔で軸支した可動ルーバがバレル内に配設され、
バレルがリテーナの通風路内に回動可能に軸支され、バ
レルを回動させて可動ルーバの向きを変えるための操作
ノブが設けられてなる空調用レジスタの操作機構におい
て、回動可能なバレルの軸部とリテーナの静止部との間
に、磁石板と磁性金属板が対向して且つ間に紙或いは合
成樹脂製の非磁性体シートを介して配設され、磁石板が
バレルの軸部或は静止部側に取り付けられ、磁性金属板
が静止部側或はバレルの軸部に取り付けられ、バレルの
回動操作時に磁石板と磁性金属板間が非磁性体シートを
介して摺動することを特徴とする。
は、ダンパを開閉操作する場合、ダンパノブを回動操作
する。このダンパノブの回動操作時に、磁石板と磁性金
属板間が非磁性体シートを介して摺動するが、磁石板と
磁性金属板間には磁気による吸引力が作用しているた
め、適度な操作荷重が付与され、その操作荷重を伴って
通風路内のダンパプレートが回動し、通風路内の通風量
の調整や遮断を行なう。
構では、可動ルーバの角度を変える場合、操作ノブを回
動操作する。この操作ノブの操作時に、磁石板と磁性金
属板間が非磁性体シートを介して摺動するが、磁石板と
磁性金属板間には磁気による吸引力が作用しているた
め、適度な操作荷重が付与され、その操作荷重を伴って
通風路内の可動ルーバのフィンが回動し、風の方向が調
整される。
構では、バレルの角度を変える場合、操作ノブを操作し
てバレルを回動させる。この操作ノブの操作によるバレ
ルの回動時に、磁石板と磁性金属板間が非磁性体シート
を介して摺動するが、磁石板と磁性金属板間には磁気に
よる吸引力が作用しているため、適度な操作荷重が付与
され、その操作荷重を伴ってリテーナ内のバレルが回動
し、バレル内の可動ルーバのフィンが同方向に回動する
ことにより風の方向が調整される。
たはバレル用の操作ノブの回動操作時、操作荷重が磁石
板と磁性金属板間に作用する磁気吸引力により生じるた
め、温度等の変化に対し安定した磁気吸引力によって、
使用環境に影響されない安定した操作荷重を長期間にわ
たり付与することができる。また、磁石板と磁性金属板
は、ダンパノブ、可動ルーバのフィン、またはバレルの
軸部の周囲に簡単に取り付けることができるから、従来
の軟質のボス部材やコイルばねを用いて操作荷重を付与
する場合に比べ、簡単に且つ煩雑な調整なしに取り付け
ることができる。
に基づいて説明する。図1は空調用レジスタの斜視図を
示し、図2はその横断面図を、図3はその縦断面図を示
している。これらの図において、1は、レジスタの前面
に設けられ、空気吹出口1aを正面に有したベゼルであ
り、ベゼル1の内側に、後述のダクト状のリテーナ2が
取り付けられる。更に、ベゼル1正面の左側に、ノブ用
開口部1bが形成され、その開口部1b内にダンパノブ
10が配設される。
れ、内部に通風路6が形成される。通風路6内の前部
に、バレル3が、その両側部に突設した軸部3aを、リ
テーナ2の側部に設けた軸孔に嵌合させて、上下に回動
可能に配設される。そのバレル3の本体内には、水平横
方向に前可動ルーバ3bが固定され、その後部に縦方向
の後可動ルーバ4が回動可能に配設される。前可動ルー
バ3bは、複数の横フィンを一定の間隔でバレル3内に
配置・固定して形成される。更に、通風路6内のバレル
3の後方に、送風を止め或は風量を調整するために、ダ
ンパ機構5のダンパプレート8が配設される。
数の縦フィン4aを一定の間隔で回動可能に配置し、そ
れらをリンクバー4cで相互に連結して構成される。各
縦フィン4aの上下に回動軸4bが突設され、それらの
回動軸4bはバレル3の上下壁部に設けた軸孔に回動可
能に嵌合される。更に、各縦フィン4aの後上部には連
結軸4dが突設され、それらの連結軸4dにリンクバー
4cが連結され、各後可動ルーバ4はこのリンクバー4
cによって相互に連結され、同一左右方向に回動可能で
ある。
aの前部中央に、操作ノブ7がベゼル1から前方に突き
出すように突設され、この操作ノブ7を左右に動かすこ
とにより、バレル3内の後可動ルーバ4が左右方向にそ
の向きを変え、操作ノブ7を上下に動かすことにより、
バレル3自体が左右の軸部3aを支点に上下に回動し、
前可動ルーバ3bの向きを上下に変える。
ンパプレート8が配設される。図2〜図4に示すよう
に、このダンパプレート8は、両側に軸受部8aを設け
て板状に形成され、その軸受部8aにリテーナ2の側壁
に設けた軸孔から軸12aが嵌入されて回動可能に支持
される。ダンパプレート8の軸受部8aに嵌入される軸
12aは、扇形の扇形歯車12の内側に突設され、扇形
歯車12はリテーナ2の側壁の軸孔にその軸12aを嵌
入して回動可能に装着される。ダンパプレート8は、そ
の縁部にスポンジシート等の軟質縁部8bが取着され、
閉鎖時の密閉性を良好にしている。
ダンパプレート8を、ダンパノブ10の手動操作に応じ
て、ノブ歯車11、扇形歯車12を介して回動させ、通
風路6を開閉するように構成される。図4(a)に示す
ように、ダンパノブ10は、略円形に形成され、その前
部に操作部が、その後部にノブ歯車11が形成され、中
央に軸孔が穿設され、その内側には、図4(b)に示す
ように、2本のボス10aが突設される。
設され、その軸部14の周囲には保持枠15が形成さ
れ、この保持枠15内に磁性金属板16が回動を阻止さ
れた状態で挿入される。磁性金属板16は略方形に形成
され、中央に軸孔が上記軸部14を挿通させるように形
成され、その周囲に円弧状の長孔16aが形成される。
この円弧状の長孔16aには、上述のダンパ機構5のダ
ンパノブ10の内側に突設したボス10aが嵌入可能で
ある。
が嵌着され、非磁性体シート18を介して、ダンパノブ
10がリテーナ2の側部に突設された軸部14に回動可
能に嵌め込まれる。非磁性体シート18は、紙或は合成
樹脂製のシートであり、磁石板17と磁性金属板16の
吸着を阻止するために介装される。即ち、磁石板17と
非磁性体シート18は略同じ円形状に形成され、その中
央に軸孔が形成され、軸孔の外側に2個の孔17a,1
8aがダンパノブ10のボス10aに対応した位置に形
成される。磁石板17と非磁性体シート18は、このボ
ス10aに各々の孔17a,18aを嵌め込んで、ダン
パノブ10の内側に嵌められ、その状態で、リテーナ2
の軸部14に嵌め込まれる。
に、磁性金属板16が保持枠15に保持された状態で取
り付けられているから、ダンパノブ10は、その内側の
磁石板17と非磁性体シート18を介して、リテーナ2
側に取り付けられる。このとき、ダンパノブ10のボス
10aの先端は、磁性金属板16の長孔16aに進入
し、ダンパノブ10と磁石板17及び非磁性体シート1
8は、長孔16aの範囲内で軸部14を軸に回動可能で
ある。
がダンパノブ10側に取り付けられ、磁性金属板16が
リテーナ2側の保持枠15に回動を阻止して装着される
から、ダンパノブ10を回動操作した時、磁性金属板1
6の表面と非磁性体シート18の外側面の接触面が、摺
動面となる。このように、リテーナ2の側部の軸部14
に回動可能に軸支されたダンパノブ10は、その後部の
ノブ歯車11が扇形歯車12に噛合し、その前部がベゼ
ル1のノブ用開口部1aから少し突出した状態で装着さ
れる。
内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分
に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接
続するようにして装着される。通風ダクトから送られる
空気は、リテーナ2内の通風路6から空気吹出口1aを
通して吹き出される。
合、操作ノブ7を上または下に操作すると、バレル3が
その軸部3aを軸に回動し、同時にバレル3内の前可動
ルーバ3bが回動して、その横フィンの向きが上下に変
化し、空気の吹出方向が上下に調整される。
作ノブを右または左に操作すると、後可動ルーバ4の縦
フィン4aが、その上下の回動軸4bを軸に回動力を受
けて回動し、その左右の向きが所定の角度範囲で変化
し、空気の吹出方向が左右に調整される。
は絞り或は逆に通風路6を開く場合、ベゼル1の正面左
端に位置するダンパノブ10を上または下に回動させ
る。このとき、ダンパノブ10が軸部14を軸に回動す
るが、この際、ダンパノブ10と共に磁石板17、非磁
性体シート18が回動し、磁性金属板16はリテーナ2
の保持枠15に保持され、静止している。また、磁石板
17と磁性金属板16との間には磁気吸引力が作用して
いるから、ダンパノブ10を回す際の回動トルクには、
この磁気吸引力が付加され、ダンパノブ10の回動操作
に、この磁気吸引力の操作荷重が加えられる。
ることにより、適正な操作荷重をダンパノブ10に付与
することができる。ダンパノブ10の回動力は、ノブ歯
車11と扇形歯車12を介してダンパプレート8に伝達
され、ダンパプレート8は、通風路6の閉鎖方向に、或
は開放方向に回動する。
りダンパノブ10の操作荷重が決められ、磁石の磁気吸
引力は、製造段階で任意に設定することができ、また、
自動車の使用環境の温度変化に対し安定であるから、組
み付け時の調整を行う必要がなく、容易にダンパノブの
操作荷重を設定することができる。
り、操作荷重を生じさせている非磁性体シート18と磁
性金属板16間は面で摺動し、摩耗を少なくできるか
ら、従来のゴムや軟質合成樹脂製のボス部材により操作
荷重を設定するものに比べ、長期の期間その操作荷重を
安定して保持することができる。
16を用いて操作荷重を付与する構造では、組み付け時
に調整する箇所がないこともあって、磁石板17、磁性
金属板16、保持枠15、及びそれらと軸部14との組
み付けや嵌め合い関係は、ラフで良く、各部品の寸法精
度は高精度を必要としないから、低コストで製造するこ
とができる。
板17を可動的に設け、リテーナ2側に磁性金属板16
を静止して設けたが、これとは逆に、ダンパノブ10側
に磁性金属板16を可動的に設け、リテーナ2側に磁石
板17を静止して設けることもできる。また、上記では
扇形歯車12とノブ歯車11を噛合させて使用したが、
扇形歯車12をダンパアームとしてダンパノブの一部に
リンク結合させることもできる。
の例では、後可動ルーバ44の回動操作に、上記と同様
の磁石板27と磁性金属板26を用いて、操作荷重を付
与している。即ち、後可動ルーバ44における中央位置
の縦フィン44aに操作ノブ47が前方に突出して設け
られ、その縦フィン44aの上部の回動軸44bに、磁
性金属板26が嵌着する矩形断面の嵌着部と、磁石板2
7の中央孔に緩く嵌る挿通部とが形成される。可動ルー
バ44の縦フィン44aは、その嵌着部と挿通部がバレ
ル33の上に突出するように、その回動軸44bがバレ
ル33の軸受部33aに回動可能に支持される。
持枠25が形成され、この保持枠25内に磁石板27が
嵌着される。磁石板27上には非磁性体シート28を介
して磁性金属板26が配設され、磁性金属板26の中央
に矩形孔が穿設され、その矩形孔に、縦フィン44aの
回動軸44bの先端の嵌着部が嵌め込まれ、磁性金属板
26は、縦フィン44aと共に回動し、その下の磁石板
27は保持枠25内で静止状態で保持される。この中央
位置の縦フィン44aと他の縦フィン44a間には、図
7のように、リンクバー44cが連結軸44dを介して
連結され、全ての縦フィン44aが同じ方向を向くよう
に回動操作される。
作ノブ47を左右に動かすと、縦フィン44aがその回
動軸44bを軸にして回動し、縦フィン44aの向きが
左右に変えられるが、中央の縦フィン44aの回動時、
その回動軸44bに設けられた磁性金属板26が、非磁
性体シート28を介して、静止する磁石板27との間で
磁気吸引力を生じさせながら、回動する。このため、磁
石板27の磁力を適度に設定することにより、後可動ル
ーバ44の回動操作に、適度な操作荷重を付与すること
ができる。
の例では、バレル33の回動操作に、上記と同様の磁石
板37と磁性金属板36を用いて、操作荷重を付与して
いる。即ち、図8に示すように、バレル33の一方の軸
部33aの先端に、矩形断面を有し磁性金属板36を嵌
着させる嵌着部が設けられ、その嵌着部の内側に磁石板
37を緩く挿通させる挿通部が形成され、その嵌着部と
挿通部がリテーナ32の外側に突出するように、軸部3
3aが軸受部32aに回動可能に支持される。る。そし
て、バレル33の軸部33aを支持する軸受部32aの
外側周囲に、保持枠35が形成され、この保持枠35内
に磁石板37が嵌着される。磁石板37の外側には非磁
性体シート38を介して磁性金属板36が配設され、磁
性金属板36の中央に矩形孔が穿設され、その矩形孔
に、バレル33の軸部33aの先端の嵌着部が嵌め込ま
れ、磁性金属板36は、バレル33と共に回動し、その
内側の磁石板37は保持枠35内で静止状態で保持され
る。
例と同様に、その後可動ルーバに設けた操作ノブを上下
に動かすことにより、バレル自体が軸部33aを軸に回
動し、その内部の横フィン33bの向きが上下に変えら
れるが、バレル33が回動する際、その軸部33aに設
けられた磁性金属板36が、非磁性体シート38を介し
て、静止する磁石板37との間で磁気吸引力を生じさせ
ながら、回動する。このため、磁石板37の磁力を適度
に設定することにより、バレル33の回動操作に、適度
な操作荷重を付与することができる。
れるものではなく、以下のような態様でも実施可能であ
る。
6、36を後可動ルーバ44側或はバレル33側に可動
的に設け、これと対向して磁石板27、37を、バレル
33側またはリテーナ2側に静止して設けたが、勿論、
これとは逆に、磁石板27、37を後可動ルーバ44側
或はバレル33側に可動的に設け、磁性金属板26、3
6をバレル33側またはリテーナ2側に静止して設ける
こともできる。
設け、バレル内に前可動ルーバと後可動ルーバを配設す
る構造のレジスタについて説明したが、バレルを使用せ
ずに、前可動ルーバと後可動ルーバをリテーナ内に直接
を取り付ける構造のレジスタについても、可動ルーバの
縦フィンまたは横フィンの軸部に磁石板と磁性金属板を
設けて、本発明を適用することができる。
ジスタによれば、ダンパノブ、可動ルーバ用またはバレ
ル用の操作ノブの回動操作時、操作荷重が磁石板と磁性
金属板間に作用する磁気吸引力により生じるため、温度
等の変化に対し安定した磁気吸引力によって、使用環境
に影響されない安定した操作荷重を長期間にわたり付与
することができる。また、磁石板と磁性金属板は、ダン
パノブ、可動ルーバのフィン、またはバレルの軸部の周
囲に簡単に且つ調整を必要とせずに取り付けることがで
きるから、従来の軟質のボス部材やコイルばねを用いて
操作荷重を付与する場合に比べ、煩雑な調整なし容易に
取り付けることができる。
視図である。
図、(b)はダンパノブの背面斜視図である。
ある。
視図である。
である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 リテーナの通風路内にダンパプレートが
開閉回動可能に軸支され、操作用のダンパノブが該リテ
ーナに回動可能に枢支され、該ダンパプレートの軸が連
係部材を介して該ダンパノブに連係されてなる空調用レ
ジスタの操作機構において、 軸部を軸にして回動可能な該ダンパノブの内側と該リテ
ーナの静止部との間に、磁石板と磁性金属板が対向して
且つ間に紙或いは合成樹脂製の非磁性体シートを介して
配設され、該磁石板が該ダンパノブ或は該静止部側に取
り付けられ、該磁性金属板が該静止部側或は該ダンパノ
ブに取り付けられ、該ダンパノブの回動操作時に該磁石
板と該磁性金属板間が非磁性体シートを介して摺動する
ことを特徴とする空調用レジスタの操作機構。 - 【請求項2】 通風路内に複数のフィンを一定間隔で軸
支した可動ルーバが配設され、該可動ルーバのフィンを
回動させて該可動ルーバの向きを変えるための操作ノブ
が設けられてなる空調用レジスタの操作機構において、 回動可能な該可動ルーバのフィンの軸部と静止部との間
に、磁石板と磁性金属板が対向して且つ間に紙或いは合
成樹脂製の非磁性体シートを介して配設され、該磁石板
が該フィンの軸部或は該静止部側に取り付けられ、該磁
性金属板が該静止部側或は該フィンの軸部に取り付けら
れ、該フィンの回動操作時に該磁石板と該磁性金属板間
が非磁性体シートを介して摺動することを特徴とする空
調用レジスタの操作機構。 - 【請求項3】 複数のフィンを一定間隔で軸支した可動
ルーバがバレル内に配設され、該バレルがリテーナの通
風路内に回動可能に軸支され、該バレルを回動させて該
可動ルーバの向きを変えるための操作ノブが設けられて
なる空調用レジスタの操作機構において、 回動可能な該バレルの軸部と該リテーナの静止部との間
に、磁石板と磁性金属板が対向して且つ間に紙或いは合
成樹脂製の非磁性体シートを介して配設され、該磁石板
が該バレルの軸部或は該静止部側に取り付けられ、該磁
性金属板が該静止部側或は該バレルの軸部に取り付けら
れ、該バレルの回動操作時に該磁石板と該磁性金属板間
が非磁性体シートを介して摺動することを特徴とする空
調用レジスタの操作機構。
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