JP5903320B2 - レジスタのダンパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出に使用されるレジスタのダンパ装置に関し、特に、ダンパプレートの軸支部に起因した送風時の圧力損失を低減できるレジスタのダンパ装置に関する。
自動車用の空調用レジスタとして、風向等を調整するためにベゼル内に前後して前可動ルーバと後可動ルーバを相互にフィンを直交させて配置し、その可動ルーバを設けた通風路の上流部に、送風を止め或は風量を調整するダンパプレートが開閉可能に設けられたレジスタが使用されている。
この種のレジスタで使用される、送風停止用或いは風量調整用のダンパ装置として、従来、下記特許文献1に記載される構造のものが知られている。このダンパ装置は、ダンパプレートの両側端部が通風路内で回動軸により軸支されると共に、手動操作用のダイヤルノブがリテーナまたはベゼルの前面側部に枢支され、そのダイヤルノブの後部に設けたレバーに、ピンと長孔を介して、ダンパプレートの回動軸に設けたレバー部を連係させ、ダイヤルノブの操作力を、リンク機構を介してダンパプレートに伝達し、ダンパプレートを回動させる。
実用新案登録第3144602号公報
ダンパ装置のダンパプレートは、リテーナの通風路内で、ダンパプレートの中央長手方向に沿った回転軸の回りで回転可能に軸支されるが、その軸支形態は、ダンパプレートの一端に突設した軸部を、リテーナの側壁に設けた軸孔に嵌入させ、さらに、ダンパプレートの他方の端部に設けた嵌入部に回動軸をリテーナの外側から嵌め込んで軸支するものである。
つまり、ダンパプレートの他端に、比較的大形の嵌入部が設けられ、リテーナの側壁の対応位置に設けた大径孔の外側から、大径の回動軸を大径孔に挿入し、回動軸の内側に突設した爪部をダンパプレートの嵌入部に嵌入しながら回動軸をダンパプレートに結合させ、これにより、ダンパプレートは、一端の軸部と他端の回動軸とを軸に、回動可能に軸支される。
ところで、近年、自動車のインストルメントパネルなどに装着されるレジスタは、インストルメントパネルの前面形状に合わせるように、且つデザイン性の向上のために、空気吹出口の形状を、例えば横長で細長い長方形状としたものが使用される場合があり、そのような横長で細長形状の空気吹出口を有するレジスタは、通風路のダクト部となるリテーナの形状も、横断面を横長で細長な長方形状とされ、所謂、薄型レジスタを構成する。
薄型レジスタにおいても、通風路内の上流部にダンパプレートが配設され、ダンパプレートの開放時、通風路を通してレジスタ前面の空気吹出口側に送風が行なわれるが、薄型レジスタの場合、通風路の横断面が、開放状態のダンパプレートと平行な薄い長方形状となっているため、ダンパプレートの嵌入部や回動軸の大径部が大形となると、リテーナ内の通風路の空間断面積が減少し、送風時の圧力損失が増大しやすい。

つまり、従来のダンパプレートは、リテーナの外側から回動軸がプレートの端部に嵌入される構造であり、その回動軸には、中心部に2本の係止爪が突設され、且つその周囲の4箇所に4本の嵌入軸部が設けられ、その係止爪及び嵌入軸部をダンパプレートの端部に設けた嵌入部に嵌入し、ダンパプレートを支持する。ダンパプレートを回動可能に組み付ける場合には、回動軸をリテーナの側壁の軸孔に外側から、回動軸の2本の係止爪と4本の嵌入軸部を、ダンパプレートの嵌入部に嵌入してリテーナ内にダンパプレートを回動可能に軸支する。
しかし、このようなダンパプレート側の嵌入部と、その嵌入部に外側から軸孔を通して嵌入される回動軸とは、上記の如く、比較的大径部として通風路内に配置されるため、特に薄型レジスタでは、この大径の軸部によって、通風路の空間断面積が非常に減少し、ダンパプレートの周辺部で送風時の圧力損失が発生しやすい。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ダンパプレートを軸支する軸支部に起因した送風時の圧力損失を低減することができるレジスタのダンパ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本願発明のレジスタのダンパ装置は、リテーナ内の通風路内にダンパプレートが、一端の第1軸支部と他端の第2軸支部により、回動可能に軸支されるレジスタのダンパ装置において
該第1軸支部には該ダンパプレートの端部に1対の係止爪が突設され、該係止爪の中間外周部に、該リテーナ側の軸孔に嵌合する嵌合支持部が設けられ、
該第2軸支部には該リテーナ側の他方の軸孔に嵌合する小径嵌合支持部が設けられ、
該第1軸支部の該1対の係止爪には係止嵌合穴を有する嵌合軸が該リテーナの外側から嵌合され、該嵌合軸には該1対の係止爪が係止される係止開口部が設けられ、
該嵌合軸の係止嵌合穴内には、該1対の係止爪が該係止嵌合穴に嵌入されて該係止開口部に係止されたとき、該係止爪の両側端部に当接して保持する当接保持部が設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、嵌合軸がリテーナの外側で第1軸支部の係止爪に嵌合し、第2軸支部はリテーナの軸孔に小径嵌合支持部が嵌合するので、通風路内に位置するダンパプレートの第1軸支部、第2軸支部の部分を極めて小形化することができ、ダンパプレートの軸支部の大型化に伴う通風路の空間断面積の減少を防止して、ダンパプレートの周辺部における送風時の圧力損失を低減することができる。さらに、ダンパプレートの軸支部に起因した風切り音を小さくし、騒音の低減を図ることができる。
また、ダンパプレートの第1軸支部をリテーナの軸孔に挿入したとき、係止爪の中間部の嵌合支持部が軸孔の縁部に接触し、嵌合軸の係止嵌合穴をリテーナの外側から係止爪の外周部に嵌合させたとき、1対の係止爪が嵌合軸の係止嵌合穴の係止開口部に係止され、且つ1対の挟持片が1対の係止爪の間に嵌入し、さらに1対の係止爪の両側が嵌合軸の係止嵌合穴内の当接保持部に当接するので、軸支されたダンパプレートの軸方向及びラジアル方向へのガタツキを防止して、ダンパプレートを適正に回動可能に軸支することができる。また、製造時の各部品の寸法のばらつきによる、ダンパプレートの軸支部のガタツキ防止の管理を容易に行うことができる。
また、上記第2軸支部の小径嵌合支持部はリテーナ側の他方の軸孔にリテーナの板厚のみで嵌合するので、ダンパプレートをリテーナ内に取り付ける場合、第1軸支部の係止爪をリテーナの軸孔に挿入した状態で、第2軸支部をリテーナの内側から軸孔に簡単に嵌入して、取り付けることができる。
ここで、上記嵌合軸の係止嵌合穴内に、山形当て部が設けられ、上記第1軸支部の1対の係止爪を該係止嵌合穴に嵌入させたとき、該山形当て部の鋭角先端部が該1対の係止爪の先端部に嵌入して当接するように構成することが好ましい。
これによれば、ダンパプレートの軸方向及びラジアル方向へのガタツキを一層防止して、ダンパプレートを適正に回動可能に軸支することができる。
また、上記嵌合軸の先端には1対の挟持片を突設し、上記当接保持部は挟持片の内側に形成され、上記1対の係止爪を上記係止嵌合穴に嵌入したとき、該挟持片が当接保持部を当接させ、該係止爪を両側から挟持する構造とすることが好ましい。これによれば、嵌合軸の係止嵌合穴に1対の係止爪が嵌入したとき、突出した1対の挟持片が当接保持部により係止爪を挟持する状態となるため、製造時の部品の寸法公差などに起因した、ダンパプレートの軸方向及びラジアル方向へのガタツキを一層防止して、ダンパプレートを適正に回動可能に軸支することができる。
本発明のレジスタのダンパ装置によれば、ダンパプレートの端部の第1軸支部、第2軸支部を小径化して、ダンパプレートの軸支部に起因した送風時の圧力損失を低減することができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの斜視図である。 同レジスタの正面図である。 同レジスタの右側面図である。 同レジスタの平面図である。 図2のV-V断面図である。 図2のVI-VI断面図である。 図4のVII-VII断面図である。 レジスタの分解斜視図である。 嵌合軸付きダンパプレートの平面図(a)とその嵌合軸の拡大断面図(b)である。 ダンパプレートと嵌合軸の底面図である。 ダンパプレートと嵌合軸の右側面図である。 ダンパプレートの平面図である。 ダンパプレートの正面図である。 嵌合軸の正面図である。 嵌合軸の左側面図である。 嵌合軸の背面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。図1〜図8に示すように、本実施形態のレジスタは、自動車の室内のインストルメントパネルなどに取り付けられ、空調装置の空気吹出部として使用されるレジスタであり、内部に通風路7を設けたダクト状のリテーナ2の前部に、空気吹出口5を有するベゼル1が嵌着される。
図2に示すように、ベゼル1の正面形状は正方形に近い長方形状に形成されるが、図7に示すように、リテーナ2の通風路7の横断面形状は、横長の長方形状となっており、リテーナ2の形状から見た場合、薄型レジスタを構成している。
リテーナ2の通風路7内には、複数の横フィン31を並設した前可動ルーバ3が配設され、その上流側には前可動ルーバ3と直交する複数の縦フィン41を並設した後可動ルーバ4が配設され、さらに後可動ルーバ4の上流側に、ダンパプレート10が配設されている。なお、この明細書で、前、後とは、レジスタの正面側を前、その背面側を後とし、通風路7内では下流側を前、上流側を後としている。
図5、8に示すように、ベゼル1の上下後部の両側に、嵌合部1bが設けられ、リテーナ2の前縁部の対応する上部の両側及び下部の両側に、嵌合部2aが設けられ、ベゼル1は、その後部の嵌合部1bをリテーナ2の前縁部の嵌合部2aに嵌入して、リテーナ2の前部に嵌着される。また、リテーナ2の前縁部の左右両側部の内側には、前可動ルーバ3の軸受部材34を嵌入するための嵌入部が設けられ、リテーナ2の前縁部の左右両側の外側には、後可動ルーバ4の軸受部材44を嵌合させるための嵌合部2cが設けられる。
リテーナ2の前縁部にベゼル1を嵌着する場合、リテーナ2の前部に、後可動ルーバ4及び前可動ルーバ3を装着した状態で、ベゼル1がリテーナ2の前部に嵌合されて装着される。ベゼル1の後部の嵌合部1b及びリテーナ2前部の嵌合部2aには、係止部とその係止部に係止される係止爪が設けられ、ベゼル1はリテーナ2の前部定位置に嵌着される。
図8のように、ベゼル1の前部には空気吹出口5が設けられ、空気吹出口5の右側のダイヤルノブ用の開口部1aが設けられる。開口部1aの内側には、ダンパ装置用のダイヤルノブ6が露出して配設され、ダイヤルノブ6はそのボス部6cがリテーナ2の右側前縁部に突設した支軸2dに嵌入され、回動可能に軸支される。ダイヤルノブ6のボス部6cには、図8のように、ゴム状弾性体などの操作荷重付与材6dが嵌着され、その操作荷重付与材6dの軸孔にリテーナ2の側部の支軸2dが嵌入され、ダイヤルノブ6は回動可能に軸支される。
図1,3に示すように、ダンパプレート10を回動させて通風路7を開閉操作するダイヤルノブ6は、ホイール状に形成されたノブ本体を有し、ノブ本体の前半径部分には、指などで操作するための操作部が形成され、ノブ本体の後部にアーム部6aが突設され、アーム部6aの先端近傍には係合ピン6bが支軸2dと平行に突設されている。図3のように、アーム部6aの係合ピン6bは、ダンパプレート10の嵌合軸20のレバー部29の長孔29aに係合する。
ダイヤルノブ6近傍のリテーナ2の側壁部には、図3に示すように、ダイヤルノブ6の操作回動範囲を制限する円弧状の制限部19が設けられ、ダイヤルノブ6の操作回動範囲を所定の角度範囲(例えば約60°)に設定するとともに、ダイヤルノブ6を図3の反時計方向の端部まで回動操作したとき、ダンパプレート10を閉鎖位置で停止させる。また、ダイヤルノブ6はそれを閉鎖位置から上方に回動操作したとき、制限部19はダンパプレート10を開放位置で停止させるようになっている。このようなダイヤルノブ6の回動操作に対応したダンパプレート10の開閉動作は、上記アーム部6aとダンパプレート10の嵌合軸20のレバー部29のリンクによって行なわれる。
図5,6,8に示すように、空気吹出口5の内側に配設される前可動ルーバ3は、5枚の横フィン31を上下に一定の間隔をおいて横方向に並設し、各横フィン31を上下に回動可能に軸支して構成される。各横フィン31の左右端部に突設した支軸32には、それらを軸支するように軸受部材34,34が組み付けられ、前可動ルーバ3の両側部に取り付けられる。各横フィン31を軸支した軸受部材34,34は、リテーナ2の前部両側部の内側に嵌着され、前可動ルーバ3の各横フィン31はリテーナ2内の前部で上下に回動可能に軸支される。
図6,8に示す如く、各横フィン31の右側端部の偏心位置に、連結軸35が突設され、1本のリンクバー36がこれらの連結軸35に連結され、前可動ルーバ3の各横フィン31は連動して同じ方向に回動するように動作する。また、前可動ルーバ3の中央位置の横フィン31には操作ノブ8が左右水平方向に摺動可能に外嵌され、操作ノブ8の後本体8bに設けた脚状の連係部8dが、後可動ルーバ4の中央に位置する、縦フィン41の係合部43に係合するようになっている。なお、連係部と係合部は扇形歯車とそれと噛合するラックとから構成することもできる。
図8に示すように、操作ノブ8は、ノブ本体8a内に横フィン31を挿通させるスリット状の挿通部を設けて構成され、ノブ本体8a内には、操作荷重付与材8cが横フィン31の縁部に接触するように配設される。操作ノブ8を横フィン31に装着する場合、横フィン31をノブ本体8a内に挿通させた状態で、その後に後本体8bを嵌着して取り付けられる。このとき、後本体8bの後方に突設される連係部8dが後可動ルーバ4の縦フィン41の係合部43と係合可能となる。
これにより、操作ノブ8を左右横方向に摺動操作したとき、連係部8dが後可動ルーバ4の縦フィン41を左右に回動させ、左右方向の向きを調整することができる。前可動ルーバ3の各横フィン31を上下に回動操作する場合、横フィン31に外嵌された操作ノブ8を持って回動操作することとなる。
後可動ルーバ4は、図5,6,8に示すように、リテーナ2の通風路7内における前可動ルーバ3の上流側に配設され、5枚の縦フィン41が上下に所定の間隔をおいて縦に並設され、縦フィン41の上下端部に突設された支軸42には、上下部に配設された軸受部材44,44の各軸孔が嵌合され、上下部の軸受部材44,44によって後可動ルーバ4の各縦フィン41は、左右に所定の間隔をおいて、左右に回動可能に軸支される。上下の軸受部材44,44は、各々、リテーナ2の前縁部における上部と下部の内側所定位置に、水平に嵌着される。
後可動ルーバ4の各縦フィン41も前可動ルーバ3と同様に、上端部に連結軸45が設けられ、1本のリンクバー46がそれらの連結軸45に連結され、各縦フィン41は同期して同じ方向に回動するようになっている。また、中央位置の縦フィン41には係合部43が設けられ、係合部43は操作ノブ8の連係部8dに係合可能とされる。これにより、上記の如く、操作ノブ8を左右横方向に摺動操作したとき、連係部8dが係合部43と係合し、後可動ルーバ4の縦フィン41を左右に回動させて、風向を左右方向に調整可能とする。
上記のようにリテーナ2の通風路7内に、下流側と上流側に前後して配設された前可動ルーバ3と後可動ルーバ4は、図2に示すように、各々の横フィン31及び縦フィン41を直交方向に配設して、クロスフィンを構成し、上下左右に風向を調整できるようになっている。
図5,6,8に示す如く、リテーナ2の通風路7内における後可動ルーバ4の上流側には、ダンパ装置のダンパプレート10が、通風路7を開閉可能に且つ風量を調整可能に配設される。ダンパプレート10は、横長の長方形状に形成され、中央横軸の軸芯を中心軸として、第1軸支部11と第2軸支部12により回動可能に軸支される。ダンパプレート10の外周部にはスポンジシート状のシール材10aが嵌め込まれ、閉鎖時に通風路7を密閉可能としている。
図9〜図13に示すように、ダンパプレート10には、その右端部に第1軸支部11が設けられ、左端部に第2軸支部12が設けられ、第1軸支部11、第2軸支部12によりダンパプレート10は回動可能に支持される。第1軸支部11には、ダンパプレート10の端部から突出する1対の係止爪13,14が、軸芯位置の間隙を介して、内側に弾性変形可能に突設される。1対の係止爪13,14はリテーナ2に穿設した軸孔2eに挿通可能とされ、通風路7内に位置するプレート上には、略砲弾型の軸支部が設けられ、この砲弾型の軸支部は左右両側ともに、小径で小形化して形成されている。
また、1対の係止爪13,14の中間外周部には、リテーナ2の軸孔2eに嵌合する嵌合支持部15が、段差を付けた小径部として設けられ、係止爪13,14を軸孔2eに挿通されたとき、嵌合支持部15が軸孔2eの縁部で回動可能に支持されるようになっている。装着時、リテーナ2の外側に突出する係止爪13,14には、レバー部29を有した嵌合軸20が外側から嵌着される。
ダンパプレート10の左端部の第2軸支部12は、図12に示すように、リテーナ2の軸孔2fに嵌合する小径嵌合支持部12aを設けて形成され、小径嵌合支持部12aに続くプレート側の軸支基部は、上記第1軸支部11と同様に、略砲弾型で小形に形成されている。ダンパプレート10の左端部に突設される小径嵌合支持部12aはその幅がリテーナ2の側壁の厚さ程度と非常に短く形成され、ダンパプレート10をリテーナ2の内側に嵌め込む際、容易にその軸孔2fに小径嵌合支持部12aを嵌入できるようになっている。
図7に示すように、ダンパプレート10は、リテーナ2の内部に装着された状態で、第1軸支部11の係止爪13,14の外側に、レバー部29を設けた嵌合軸20が嵌着される。嵌合軸20は、図7などに示すように、内側に係止嵌合穴21を設け、外側にレバー部29の基部を一体に形成して構成され、係止嵌合穴21は内側に開口し、1対の係止爪13,14を嵌入可能とされる。
また、1対の係止爪13,14が係止嵌合穴21に嵌入されたとき、係止爪13,14が係止される係止開口部22,23が、係止嵌合穴21の外周部つまり嵌合軸20の円周壁部に開口形成される。さらに、図7に示すように、嵌合軸20の係止嵌合穴21内には、山形当て部28が略軸芯位置に軸方向を向けて設けられ、係止嵌合穴21内に1対の係止爪13,14を嵌入させたとき、山形当て部28が係止爪13と係止爪14間に進入し、係止爪13,14の内側面(背面)に当接するようになっている。これにより、山形当て部28によって係止爪13,14の係止状態が保持され、嵌合軸20を係止爪13、14に対しガタツキなく嵌着することができる。
さらに、図14〜図16に示すように、嵌合軸20には、その内側に1対の挟持片24,25が軸方向に突出して形成される。1対の挟持片24,25は、嵌合軸20の係止嵌合穴21に、1対の係止爪13,14を外側から嵌入したとき、係止爪13と係止爪14の間に進入する位置に突設され、さらに、1対の挟持片24,25の基部には、図9bのように、係止爪13,14の両側面に当接する当接保持部26,27が形成される。
これにより、係止爪13,14に対しその外側から嵌合軸20を嵌め込んだとき、1対の挟持片24,25が係止爪13,14間に進入し、当接保持部26,27を係止爪13,14の両側部に当接させてこれを保持するようになっている。なお、当接保持部26,27は、1対の挟持片24,25の長さ方向全体に設けることができるが、挟持片24,25の係止嵌合穴21内の基部のみに設けることもできる。
これにより、リテーナ2の軸孔2eに挿通され、その外側に突出した1対の係止爪13,14に、嵌合軸20の係止嵌合穴21を外側から嵌合させたとき、図9bのように、係止爪13,14の両側に当接保持部26,27が当接して保持する。
製造時にダンパプレート10を通風路7内に取り付ける場合、先ず、シール材10aを取り付けたダンパプレート10を通風路7内に挿入しながら、第1軸支部11の係止爪13,14を、リテーナ2の右側の軸孔2eに挿入し、その状態で、突出長の非常に短い第2軸支部12をリテーナ2の内側に入れ、左側の軸孔2fに小径嵌合支持部12aを嵌入して、通風路7内に装着する。これにより、ダンパプレート10はリテーナ2内で、係止爪13,14の中間部の嵌合支持部15が軸孔2eに嵌合し、反対側の軸孔2fに小径嵌合支持部12aが嵌合して、回動可能に支持される。
次に、リテーナ2の外側に突出した状態の1対の係止爪13,14に対し、嵌合軸20の係止嵌合穴21を被せるように嵌め込む。このとき、図9〜図11に示すように、係止爪13,14が嵌合軸20の係止嵌合穴21に嵌入するとともに、嵌合軸20側の1対の挟持片24,25が係止爪13と係止爪14の間の所定位置に進入し、当接保持部26,27が係止爪13,14の両側部に当接してこれを保持する。
これにより、嵌合軸20を外側から所定の角度位置で嵌め込むのみで、レバー部29を有した嵌合軸20がダンパプレート10に対して適正な角度で嵌着され、且つ部品に寸法公差内の寸法のばらつきがあった場合でも、ガタツキなくダンパプレート10の第1軸支部11に嵌着できる。
また、図7のように、ダンパプレート10の第1軸支部11は、その小径の嵌合支持部15が軸孔2e内で回動可能に支持され、嵌合軸20の先端部との間で、リテーナ2の軸孔2eの縁部を挟むように保持され、適正な回動負荷でガタツキなく回動可能に軸支される。
そして、図1,8に示すように、リテーナ2の軸孔2eの近傍に設けた2箇所の金属線支持部9a間に、ばね金属線9が嵌合軸20の外周部を押圧するように掛け渡され、ばね金属線9の押圧によって、嵌合軸20のガタツキを防止すると共に、第1軸支部11に適度の回動負荷(操作荷重)が付与される。
次に、上記構成のレジスタの動作を説明すると、レジスタは、自動車の車内の例えばインストルメントパネル部分に装着され、リテーナ2の末端は図示しない通風ダクトに接続される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2の通風路7内のダンパプレート10、後可動ルーバ4、及び前可動ルーバ3を通り、空気吹出口5を通して吹き出される。
空気の吹出方向を左右に調整する場合、前可動ルーバ3の操作ノブ8を上または下に回動させて調整する。操作ノブ8を持って上または下に回動させると、図5に示すように、操作ノブ8が装着された横フィン31がその支軸32を軸に上下に回動し、横フィン31の左右方向の向きが支軸32を軸にして変わり、空気の吹出方向が左右方向に調整される。
一方、空気の吹出方向を左右に調整する場合、操作ノブ8を左または右にスライド摺動させて調整する。操作ノブ8を持って左または右にスライドさせると、図6のように、操作ノブ8の後部の連係部8dが縦フィン41の係合部43に係合し、これにより、後可動ルーバ4の縦フィン41が左または右に回動し、送風方向が左右に調整される。
送風を止めまたは風量を調整する場合、ベゼル1の右部に位置するダイヤルノブ6を指などで押して下または上に回動操作し、図5のように、ダンパプレート10を開閉回動させる。このとき、ダイヤルノブ6は支軸2dを中心に回動し、その回動がアーム部6aから係合ピン6bを介してレバー部29に伝達され、レバー部29に伝達された回動操作力がダンパプレート10の第1軸支部11の嵌合軸20に伝達され、ダンパプレート10が回動する。
例えば、ダンパプレート10が図5のように開放状態にあるとき、ダイヤルノブ6を下に回動操作すると、ダイヤルノブ6のアーム部6a、係合ピン6b及びレバー部29を介して嵌合軸20が図3の時計方向に回動し、図5のように、ダンパプレート10が所定の開閉角度だけ回動して、通風路7が閉鎖される。
一方、ダンパプレート10が閉鎖した状態から、ダイヤルノブ6を上側に回動操作すると、ダイヤルノブ6のアーム部6a、係合ピン6bを介してその回動力がレバー部29に伝達され、嵌合軸20が図3の反時計方向に回動する。これにより、ダンパプレート10の第1軸支部11が所定の開閉角度範囲だけ回動し、ダンパプレート10は図5ように通風路7を開放した状態となる。
このように、本発明のレジスタによれば、嵌合軸20がリテーナ2の外側で第1軸支部11の係止爪13,14に嵌合し、第2軸支部12はリテーナ2の軸孔2fに小径嵌合支持部12aが嵌合するので、通風路7内に位置するダンパプレート10の第1軸支部11、第2軸支部12の部分を極めて小形化することができ、ダンパプレート10の軸支部の大型化に伴う通風路7の空間断面積の減少を防止して、ダンパプレート10の周辺部における送風時の圧力損失を低減することができる。また、ダンパプレート10の軸支部に起因した風切り音を小さくし、騒音の低減を図ることができる。特に、このレジスタの通風路7のように、薄型の通風路7を有する薄型レジスタにおいて、送風時の圧力損失や騒音を低減する効果は大きい。
さらに、ダンパプレート0の第1軸支部11をリテーナ2の軸孔2eに挿入したとき、係止爪13,14の中間部の嵌合支持部15が軸孔2eの縁部に接触し、嵌合軸20の係止嵌合穴21をリテーナ2の外側から係止爪13,14の外周部に嵌合させたとき、1対の係止爪13,14が嵌合軸20の係止嵌合穴21の係止開口部22,23に係止され、且つ1対の挟持片24,25が1対の係止爪13,14の間に嵌入し、さらに1対の係止爪13,14の両側が嵌合軸20の係止嵌合穴21内の当接保持部26,27に当接するので、軸支されたダンパプレート10の軸方向及びラジアル方向へのガタツキを防止して、ダンパプレート10を適正に回動可能に軸支することができる。また、製造時の各部品の寸法のばらつきによる、ダンパプレート0の軸支部のガタツキ防止の管理を容易に行うことができる。
さらに、第2軸支部12の小径嵌合支持部12aはリテーナ2の軸孔2fにリテーナ2の板厚のみで嵌合するので、ダンパプレート10をリテーナ2内に取り付ける場合、第1軸支部11の係止爪13,14をリテーナ2の軸孔2eに挿入した状態で、第2軸支部12をリテーナ2の内側から軸孔2fに簡単に嵌入して、取り付けることができる。
さらに、嵌合軸20の係止嵌合穴21内に、山形当て部28が設けられ、第1軸支部11の1対の係止爪13,14を係止嵌合穴21に嵌入させたとき、山形当て部28の鋭角先端部が1対の係止爪13,14の先端部に嵌入して当接するので、ダンパプレート10の軸方向及びラジアル方向へのガタツキを一層防止して、ダンパプレート10を適正に回動可能に軸支することができる。
さらに、記嵌合軸20の先端に、1対の挟持片24,25を突設し、当接保持部26,27は挟持片24,25の内側に形成され、1対の係止爪13,14を係止嵌合穴21に嵌入したとき、挟持片24,25が当接保持部26,27を当接させ、係止爪13,14を両側から挟持するので、嵌合軸20の係止嵌合穴21に1対の係止爪13,14が嵌入したとき、突出した1対の挟持片24,25が当接保持部26、27により係止爪13,14を挟持する状態となるため、製造時の部品の寸法公差などに起因した、ダンパプレート10の軸方向及びラジアル方向へのガタツキを一層防止して、ダンパプレート10を適正に回動可能に軸支することができる。
なお、上記の実施態様では、正方形に近い長方形の空気吹出口5を有するレジスタに適用したが、リテーナ2の横断面形状と同様に、横長の長方形状の空気吹出口を有する薄型レジスタに適用することもできる。
また、上記実施形態では、ダンパプレート10が横長の長方形状に形成され、同様の長方形状の横断面形状を有するリテーナ2内に、ダンパプレート10を装着したが、正方形に近い方形の断面形状を有するリテーナのレジスタに、本発明のダンパ装置を適用することもできる。その場合、レジスタは薄型ではなく通常のレジスタとなるが、この場合においても、ダンパプレート10の第1軸支部11の通風路7内の形状を小径で小形化することができるので、その部分における送風時の圧力損失を低減することができる。
また、レジスタは、その空気吹出口を縦長形状とし、その内側に配置される前可動ルーバには縦フィンを装着し、その上流側に横フィンを有する後可動ルーバを配設し、その上流側のリテーナ内には、縦長の長方形状のダンパプレートを配設する構造の縦型レジスタとすることもできる。
1 ベゼル
1a 開口部
1b 嵌合部
2 リテーナ
2a 嵌合部
2c 嵌合部
2d 支軸
2e 軸孔
2f 軸孔
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 空気吹出口
6 ダイヤルノブ
6a アーム部
6b 係合ピン
6c ボス部
6d 操作荷重付与材
7 通風路
8 操作ノブ
8a ノブ本体
8b 後本体
8c 操作荷重付与材
8d 連係部
9 金属線
9a 金属線支持部
10 ダンパプレート
10a シール材
11 第1軸支部
12 第2軸支部
12a 小径嵌合支持部
13 係止爪
14 係止爪
15 嵌合支持部
19 制限部
20 嵌合軸
21 係止嵌合穴
22 係止開口部
24 挟持片
26 当接保持部
28 山形当て部
29 レバー部
29a 長孔
31 横フィン
32 支軸
34 軸受部材
35 連結軸
36 リンクバー
41 縦フィン
42 支軸
43 係合部
44 軸受部材
45 連結軸
46 リンクバー

Claims (3)

  1. リテーナの通風路内にダンパプレートが、一端の第1軸支部と他端の第2軸支部により、回動可能に軸支されるレジスタのダンパ装置において
    該第1軸支部には該ダンパプレートの端部に1対の係止爪が突設され、該係止爪の中間外周部に、該リテーナ側の軸孔に嵌合する嵌合支持部が設けられ、
    該第2軸支部には該リテーナ側の他方の軸孔に該リテーナの板厚のみで嵌合する小径嵌合支持部が設けられ、
    該第1軸支部の該1対の係止爪には、係止嵌合穴を有する嵌合軸が該リテーナの外側から嵌合され、該嵌合軸には該1対の係止爪が係止される係止開口部を有する係止孔が設けられ、
    該嵌合軸の係止嵌合穴内には、該1対の係止爪が該係止嵌合穴に嵌入されて該係止開口部に係止されたとき、該係止爪の両側端部に当接して保持する当接保持部が設けられたことを特徴とするレジスタのダンパ装置。
  2. 前記嵌合軸の係止嵌合穴の内部に、山形当て部が設けられ、前記1対の係止爪を該係止嵌合穴に嵌入したとき、該山形当て部を1対の係止爪の間に進入させ、該係止爪の内側に当接させることを特徴とする請求項1記載のレジスタのダンパ装置。
  3. 前記嵌合軸の先端に、1対の挟持片が突設され、前記当接保持部は該挟持片の内側に形成され、前記1対の係止爪を前記係止嵌合穴に嵌入したとき、該挟持片が該当接保持部を当接させて該係止爪を両側から挟持することを特徴とする請求項1または2記載のレジスタのダンパ装置。
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