JP3176136U - レジスタ - Google Patents

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正晃 山本
健太郎 金田
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Abstract

【課題】前フィンのノブ収容長孔内に操作ノブを収容してスライド操作する構造のレジスタにおいて、ノブ収容長孔の両壁の反り変形を防止し、操作ノブの操作荷重の設定管理を容易に行うことができるレジスタを提供する。
【解決手段】前可動ルーバ3の前フィン31の一部にフィン膨出部34が形成される。フィン膨出部34にノブ収容長孔33が前後に貫通して形成される。ノブ収容長孔33内に操作ノブ5がその前部を露出して摺動可能に挿入される。操作ノブ5の後部に設けた係合脚部が後可動ルーバ4の後フィン41に設けた係合部に係合可能とされる。ノブ収容長孔33の壁部に開口部が設けられ、開口部に閉鎖用の蓋板7が嵌着される。操作ノブ5のノブ本体内に操作荷重付与材が配設される。蓋板7の一部が操作荷重付与材の前部または後部に接触するようなっている。
【選択図】図3

Description

本考案は、自動車の車内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタに関し、特に通風路内に相互に直交方向に且つ前後して配設された前可動ルーバと後可動ルーバの向きを、1つの操作ノブを用いて調整するレジスタに関する。
従来、この種のレジスタとして、通風路を形成するベゼル内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを前後して配設し、前方に位置する横可動ルーバの中央部のフィンに、操作ノブ(把手)を可動的に取り付けてなるレジスタが、下記特許文献1などで知られている。
このレジスタは、操作ノブが、横可動ルーバの中央部のフィン上に、その軸方向(横方向)に摺動可能に嵌合されると共に、その横可動ルーバのフィンと共に上下に回動可能に設けられ、操作ノブの先端に係合部が形成され、その係合部が後方に位置する縦可動ルーバのフィンの縦軸(フィンの支軸とは偏位した軸)に係合する構造である。そして、風の向きを左右に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィン上で左又は右に摺動させて、後の縦可動ルーバの向きを左右に変え、風の向きを上下に調整する場合、操作ノブを横可動ルーバのフィンと共に上又は下に回動させて風の向きを調整する。
特開2003−276428号公報 特開2009−18634号公報
このレジスタは、適度な操作荷重を有した1個の操作ノブによって、左右の摺動操作時には横可動ルーバのフィンを右または左に回動させて風の向きを左右に変え、上下の回動操作時には縦可動ルーバのフィンを上下に回動させて、風向を上下に変えることができる。
しかしながら、ノブ本体をフィンの外周部を囲うように、フィンに摺動可能に外嵌させ、操作ノブをフィン上で摺動させるために、フィンの上面と下面にビード(凸条)を摺動方向に設けてガイド部とし、ノブ本体の摺動をガイドしている。このため、ビードが比較的長くなり、操作ノブを右端または左端まで摺動させた場合、ビードがフィン上に現れ、外観が悪化する問題があった。このために、フィン上のビードの長さを短くして、操作ノブの端への摺動時に露出しないようにしているが、ビードを短くすると、操作ノブにガタツキが生じやすく、操作性も悪化する課題があった。
また、フィンの外周部に外嵌して装着される操作ノブは、その形状が必然的に大型化し、操作ノブを小型化するために、フィンの厚さを薄くした場合、フィンの剛性を低下させる問題があった。
そこで、本出願人は、上記特許文献2において、前可動ルーバのフィンの内部にノブ収容長孔を貫通して形成し、そのノブ収容長孔内に操作ノブをフィンの長手方向に沿って摺動可能に挿入した構造のレジスタを提案した。
このレジスタは、操作ノブがフィンの内部に収容されるため、操作ノブをフィンの外周部に外嵌させたものに比べ、フィン及びフィンに装着される操作ノブの外観を良好にし、操作ノブの操作性も良好であるものの、操作ノブをノブ収容長孔内で摺動させる構造のため、フィンの厚さを薄くした場合、必然的に操作ノブを収容するノブ収容長孔の上壁と下壁の厚さが薄くなり、このために、ノブ収容長孔の上壁と下壁に、反り変形が生じやすいという課題があった。また、従来の構造のものは、操作ノブの操作荷重を適正な値に設定管理することが、比較的難しいという課題があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、前フィンのノブ収容長孔内に操作ノブを収容してスライド操作する構造のレジスタにおいて、ノブ収容長孔の壁部の反り変形を防止し、操作ノブの操作荷重の設定管理を容易に行うことができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の請求項1のレジスタは、通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが直交して配設され、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが装着され、該前フィンの長手方向に沿った該操作ノブの摺動操作により、該後可動ルーバの後フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、該前可動ルーバの該前フィンの一部にフィン膨出部が形成され、該フィン膨出部にノブ収容長孔が前後に貫通して形成され、該ノブ収容長孔内に該操作ノブがその前部を露出して摺動可能に挿入され、該操作ノブの後部に設けた係合脚部が前記後可動ルーバの後フィンに設けた係合部に係合可能とされ、該ノブ収容長孔の壁部に開口部が設けられ、該開口部に閉鎖用の蓋板が嵌着され、該操作ノブのノブ本体内に操作荷重付与材が配設され、該操作荷重付与材の前部または後部が該蓋板の一部に接触することを特徴とする。ここで、上記の前、後は、レジスタの通風路の下流側を前とし、その上流側を後としている。
この考案によれば、上記ノブ収容長孔の壁部に開口部を設け、開口部に別部材の蓋板を嵌着しているため、前フィンの厚さが薄い場合でも、ノブ収容長孔の壁部の反り変形を防止することができる。また、操作ノブのノブ本体内に操作荷重付与材が配設され、操作荷重付与材の前部または後部が蓋板の一部に接触して、操作ノブの操作荷重を付与するので、前フィンの厚さ方向の変形が操作ノブの操作荷重に影響することはなく、操作ノブの操作荷重の設定管理を容易に行うことができる。これにより、一定の操作荷重を操作ノブに安定して付与して、常に良好な操作性で後可動ルーバの調整操作を行うことができる。
ここで、上記操作ノブのノブ本体における、上記ノブ収容長孔の内面と接触する両面に、操作ノブの摺動方向に沿って突条を設けることが好ましい。これによれば、操作ノブのガタツキをなくし、操作ノブの摺動操作性を向上させることができる。
また、上記ノブ本体内に配設された操作荷重付与材の前部または後部に1対の凸部を設け、この凸部を蓋板の一部に接触させることが好ましい。これによれば、操作荷重付与材の上下面ではなく、前部または後部に設けた1対の凸部が蓋板の一部に接触するので、前フィンのフィン膨出部の薄肉部に反り変形が生じた場合でも、蓋板と作荷重付与材の前部または後部との間で適正な摩擦抵抗を生じさせ、操作ノブの操作荷重の設定管理を、さらに容易に行うことができる。
また、上記前フィンにおける上記ノブ収容長孔の前縁部には曲線状凹部を設け、その曲線状凹部から上記操作ノブの前部を露出させることが好ましい。これによれば、前フィンの意匠性を向上させ、使用者の操作ノブに対する操作性を向上させることができる。
本考案のレジスタによれば、前フィンのノブ収容長孔内に操作ノブを収容してスライド操作する構造のレジスタにおいて、ノブ収容長孔の壁部の反り変形を低減することができるとともに、操作ノブの操作荷重の設定管理を容易に行うことができる。
本考案の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの斜視図である。 同レジスタの斜め下方から見た斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 操作ノブ付き前フィンの正面図である。 操作ノブ付き前フィンの底面図である。 操作ノブ付き前フィンの右側面図である。 操作ノブ付き前フィンの左側面図である。 操作ノブ付き前フィンの斜視図である。 操作ノブ付き前フィンの斜め下方から見た斜視図である。 操作ノブ付き前フィンの分解斜視図である。 操作ノブを前フィンに組み付ける際の斜視図である。 操作ノブ付き前フィンの蓋板を嵌着する際の断面図である。 操作ノブ付き前フィンの長手方向に沿った横断面図である。 操作ノブ付き前フィンの長手方向に沿った縦断面図である。 操作ノブ付き前フィンの中央縦断面図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。このレジスタは、自動車のインストルメントパネルなどに取り付けられる、空調の空気吹き出し用の空気吹出口8を備えたレジスタであり、概略的には、ベゼル1及びリテーナ2内に通風路9が形成され、通風路9内に前可動ルーバ3と後可動ルーバ4が前後して且つ直交して配設され、前可動ルーバ3の前フィン31に装着した1個の操作ノブ5により、前可動ルーバ3及び後可動ルーバ4の向きを調整する構造である。なお、この明細書において、レジスタの前後とは、空気が流れる通風路9の下流側を前とし、その上流側を後としている。
前可動ルーバ3は、1枚の前フィン31と、その前フィン31のフィン膨出部34に設けたノブ収容長孔33内に摺動可能に挿入された操作ノブ5とを備え、前フィン31の長手方向に沿った操作ノブ5の摺動操作により、後可動ルーバ4の後フィン41、42を回動させて、空気の吹出方向を左右方向に調整し、操作ノブ5を上下に操作して前フィン31をその支軸32を軸に上下に回動させ、吹出方向を上下に変えるように構成される。
このレジスタは、図1,2,3などに示す如く、水平横方向に細長の薄型レジスタとして構成され、ベゼル1の正面に開口された空気吹出口8とそれに続く通風路9の横断面形状は横長の長方形状に形成され、ベゼル1の空気吹出口8の直ぐ内側に、1枚の前フィン31からなる前可動ルーバ3が水平横方向に配設される。ベゼル1の後部(背面側)には、空気吹出口8と同様の長方形断面を有するダクト状に形成されたリテーナ2が嵌合・接続される。
図4に示すように、リテーナ2の前部に突設された左右側壁には、前可動ルーバ3支持用の軸受部36を嵌着するための嵌着部2aが形成されるとともに、前可動ルーバ3の前フィン31の支軸32を通すための溝が設けられる。また、リテーナ2の前部の下壁には、後フィン軸支持板46を嵌着するための嵌着部2bが形成され、後フィン軸支持板46に所定間隔で設けた軸孔には、後可動ルーバ4の下の支軸43が軸支される。また、下部の嵌着部2bには、後可動ルーバ4の後フィン41、42の下の支軸43を通すための溝が設けられる。一方、リテーナ2の上前縁部には、後可動ルーバ4の後フィン41,42の上部の支軸44を支持するための支持溝2cが所定間隔で設けられている。
前可動ルーバ3は、上記の如く、水平横方向に配設される1枚の前フィン31と、前フィン31のノブ収容長孔33内に配設された操作ノブ5とを備えて構成される。前フィン31は、両端に支軸32を突設し、中間部右寄りに上下に膨出してフィン膨出部34を設けて形成され、そのフィン膨出部34の内部に、操作ノブ5を摺動可能に収容するためのノブ収容長孔33が、その前部から後部に貫通して形成されている。また、図4,10などに示すように、前フィン31の右端部にはピン状のガイドストッパ35が突設され、右側の軸受部36の対応位置にガイド孔が設けられ、前フィン31を軸受部36に支持させたとき、ガイドストッパ35がガイド孔に挿入され、前フィン31を所定の角度範囲内で回動させるようになっている。
後可動ルーバ4は、図4に示すように、7本の後フィン41,42を、水平横方向に所定の間隔をおいて縦に軸支して構成され、各後フィン41,42はその支軸43を軸に左右に回動可能とされる。各後フィン41、42の上部と下部に、支軸43が突設され、下部の支軸43は、リテーナ2の下前部に嵌着される後フィン軸支持板46に嵌合され、上部の支軸43は、上記リテーナ2の支持溝2cに嵌合されて回動可能に支持される。
また、図4に示すように、各後フィン41、42の上部の支軸43にはクランク45が設けられ、これらのクランク45に偏位して突設された連結軸47に、1本のリンクバー48が連結される。このリンク機構により、後可動ルーバ4の各後フィン41,42はその方向を左右に一斉に変えるように回動する。
さらに、後可動ルーバ4の略中央位置の1本の後フィン42には、その前部に切欠が形成される一方、切欠の前部に軸状の係合部42aが縦に設けられている。この係合部42aは、その前方に位置する前フィン31に装着された、操作ノブ5の二股状の係合脚部52と係合し、操作ノブ5の左右への摺動操作に伴い、係合脚部52、係合部42aを介して、後フィン42に回動力を伝達し、後フィン41、42を左右に回動させる構造である。
操作ノブ5は、図9〜図12に示すように、前部に操作用把時部を設けたノブ本体51、ノブ本体51内に取り付けられる操作荷重付与材56、及び後部に突出する係合脚部52を備えて構成され、前フィン31のノブ収容長孔33内に摺動可能に挿入される。ノブ収容長孔33内には、操作ノブ5がその前部を露出し、係合脚部52を後部に突出して、摺動可能に挿入され、操作ノブ5の係合脚部52は後可動ルーバ4の後フィン42に設けた係合部42aに係合可能とされる。図12に示すように、フィン膨出部34におけるノブ収容長孔33の下側の壁部に、長方形の開口部38が設けられ、開口部38には閉鎖用の蓋板7が嵌着される。
操作ノブ5のノブ本体51内に、適度な弾性と摩擦抵抗を有する高分子弾性体などの操作荷重付与材56が、操作ノブ5の摺動操作時、操作荷重を付与するように配設される。ノブ本体51の下側に、操作荷重付与材56用の収納部53が設けられ、この収納部53内に操作荷重付与材56が収納される。図11に示すように、操作荷重付与材56の後部には1対の凸部56aが設けられ、凸部56aは蓋板7の収容枠71の一部に接触するようになっている。操作荷重付与材56の前部にも1対の凸部56bが設けられ、この凸部56bはノブ本体51の内側に当接し、荷重を付与する。
蓋板7は、図11,12に示すように、開口部38に嵌着可能な長方形の板状に形成され、蓋板7の内側には、上記操作荷重付与材56を収容するための長方形の収容枠71が設けられる。この収容枠71は、蓋板7を前フィン31の開口部38に嵌着したとき、操作荷重付与材56がこの収容枠71に収容されるように形成され、その際、蓋板7の収容枠71の一部が接触部として、操作荷重付与材56の後部の凸部56aに接触し、操作荷重を付与するように構成される。なお、操作荷重付与材56の前部に設けた凸部を蓋板7の収容枠71の一部に接触するようにしてもよい。
蓋板7の内側3箇所には、係止爪72が突設され、図13に示すように、蓋板7はこれらの係止爪72を前フィン3の開口部38の縁部に係止させて嵌着される構造である。また、蓋板7の収容枠71の内側に、図11、13に示す如く、長手方向に沿って突条73が設けられ、蓋板7を嵌着した状態で、操作荷重付与材56の平面に接触する。
一方、操作ノブ5のノブ本体51の上面には、図11の如く、2本の突条54が水平横方向(摺動方向)に向けて形成され、その下面にも、図12に示すように、2本の突条54が水平横方向(摺動方向)に向けて形成される。また、前フィン31のノブ収容長孔33内に、図12の如く、2本の突条37が前後方向に向けて形成され、操作ノブ5をノブ収容長孔33に挿入して蓋板7を嵌着したとき、操作ノブ5のノブ本体51の上面の突条54がノブ収容長孔33内の突条37に当接し、ノブ本体51の下面の突条54が蓋板7の内側面に当接する構造である。
これにより、操作ノブ5の摺動時のガタツキを防止しつつ、且つ良好なスライド性を確保している。また、操作ノブ5の上下面の突条54は、ノブ収容長孔33の中央を外して前後縁部近傍に形成され、前フィン31のフィン膨出部34の薄肉部に、反り変形が生じた場合でも、操作ノブ5の操作性に影響を与えないようにしている。
操作ノブ5を、前フィン31のノブ収容長孔33内に組み付ける場合、図12に示すように、まず、操作荷重付与材56をノブ本体51の下側の収納部53内に収納し、次に、その操作ノブ5をノブ収容長孔33内の定位置に挿入する。この状態で、操作ノブ5のノブ本体51の上下面に設けた突条54が、ノブ収容長孔33の内面の突条37に接触し、操作ノブ5は、前フィン31の長手方向に、ガタツキなく摺動可能な状態となる。
次に、図12,13のように、前フィン31のフィン膨出部34の底部に設けた開口部38に、蓋板7を嵌め込み、蓋板7の係止爪72を開口部38の縁部に係止させて、蓋板7を嵌着する。そのとき、図13のように、蓋板7の内側に設けた収容枠71が操作荷重付与材56を囲う位置に進入し、収容枠71の一部が操作荷重付与材56の凸部56aに接触する。
これにより、操作ノブ5は、前フィン31のフィン膨出部34のノブ収容長孔33内に摺動可能に配置され、図9,10のように、その前部を前フィン31の曲線状凹部34aから前に露出させ、その係合脚部52を前フィン31の後方に突出させ、適正な操作荷重を生じさせながら、左右に摺動可能な状態で装着される。
また、ノブ収容長孔33内の操作ノブ5は、図13などに示すように、そのノブ本体51の上面及ぶ下面に設けた突条54を、ノブ収容長孔33の内面に摺動可能に接触させて装着されるため、ガタツキなく取り付けることができ、操作ノブ5内に収納された操作荷重付与材56の凸部56aが蓋板7の収容枠71の一部に接触して、適度な操作荷重を付与することができる。
ベゼル1及びリテーナ2内に前可動ルーバ3及び後可動ルーバ4を組み付ける場合、図4に示すように、先ず、リテーナ2の前部に後可動ルーバ4を取り付ける。後可動ルーバ4は、上述のように、複数の後フィン41、42をリテーナ2内に一定の間隔で回動可能に縦に配置して構成され、それら後フィン41,42の下部に突設した各支軸43は、後フィン軸支持板46の軸孔に嵌合されて支持される。
上部の各支軸43は、リテーナ2の上前部に設けた支持溝2cに嵌合して支持され、各支軸43の上部に設けられたクランク45及び偏位した連結軸47には、1本のリンクバー48が連結される。後フィン軸支持板46がリテーナ2の下前部の嵌着部2bに嵌め込まれ、各後フィン41,42の上部の支軸43がリテーナ2の上前部の支持溝2cに嵌合して組み付けられる。
前可動ルーバ3は、リテーナ2の前部における、後可動ルーバ4の前側位置に装着される。前フィン31の両側の支軸32には軸受部36が取り付けられており、前可動ルーバ3は、この両側の軸受部36をリテーナ2の両側の嵌着部2aに嵌着して、リテーナ2の前部に装着される。このとき、操作ノブ5の後部の係合脚部52が後フィン42の係合部42aと係合する。そして、このような状態のリテーナ2の前部に、空気吹出口8を有したベゼル1が、係止爪などを用いて被せるように嵌着される。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネル或いはダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路9から空気吹出口8を通して吹き出される。
空気の吹出方向を上または下に変える場合、前可動ルーバ3の操作ノブ5を上または下に回動させて調整する。操作ノブ5を持って上または下に回動させると、操作ノブ5が装着された前フィン31がその支軸32を軸に上下に回動し、前フィン31の上下方向の向きが支軸32を軸にして変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。
一方、空気の吹出方向を左右に変える場合、前フィン31のノブ収容長孔33内の操作ノブ5を、左または右に摺動操作して調整する。操作ノブ5を持って左または右にスライドさせると、係合脚部52から係合部42aを介して後フィン42に回動力が伝達され、後可動ルーバ4の後フィン42はその支軸43を軸に左右に回動し、その回動力が、クランク45、リンクバー48を介して他の後フィン41に伝達され、各後フィン41、42がその支軸43を軸に回動し、後フィン41、42の左右方向の向きが支軸43を軸にして変化し、空気の吹出方向が左右に調整される。
このように、ノブ収容長孔33の下壁部に開口部38を設け、開口部38に別部材の蓋板7を嵌着し開口部38を閉じるため、前フィン3のフィン膨出部34の壁部の肉厚が薄い場合でも、ノブ収容長孔33の壁部の反り変形を低減することができる。また、操作ノブ5のノブ本体51内に操作荷重付与材56が配設され、操作荷重付与材56の前部または後部が蓋板7の収容枠71の一部に接触して、操作ノブ5の操作荷重を付与するので、前フィン3の厚さ方向の変形が操作ノブ5の操作荷重に影響することはなく、操作ノブ5の操作荷重の設定管理を容易に行うことができる。これにより、安定した操作荷重を操作ノブ5に付与して、常に良好な操作性で操作ノブ5を摺動操作して、後可動ルーバ4の調整操作を行うことができる。
なお、上記実施形態では、前可動ルーバ3に1本の前フィン31を水平横方向に設けたが、2本以上の前フィンを横方向に並設し、そのうちの1本の前フィンにノブ収容長孔を設け、そのノブ収容長孔に操作ノブを回動可能に装着することもできる。
また、上記実施形態では、前可動ルーバ3に前フィン31を水平横方向に配設し、後可動ルーバ4に後フィン41、42を縦方向に配設したが、それらを90度回転させた状態とし、前可動ルーバに縦方向の前フィンを設け、後可動ルーバに横方向の後フィンを設けるように構成することもできる。この場合、操作ノブは縦方向に摺動操作して、風の吹出し方向を上下に変えることになる。
1 ベゼル
2 リテーナ
2a 嵌着部
2b 嵌着部
2c 支持溝
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 操作ノブ
7 蓋板
8 空気吹出口
9 通風路
31 前フィン
32 支軸
33 ノブ収容長孔
34 フィン膨出部
34a 曲線状凹部
35 ガイドストッパ
36 軸受部
37 突条
38 開口部
41 後フィン
42 後フィン
42a 係合部
43 支軸
44 支軸
45 クランク
46 後フィン軸支持板
47 連結軸
48 リンクバー
51 ノブ本体
52 係合脚部
53 収納部
54 突条
56 操作荷重付与材
56a 凸部
56b 凸部
71 収容枠
72 係止爪
73 突条

Claims (4)

  1. 通風路内に前可動ルーバと後可動ルーバが直交して配設され、該前可動ルーバの前フィンに操作ノブが装着され、該前フィンの長手方向に沿った該操作ノブの摺動操作により、該後可動ルーバの後フィンを回動させて、空気の吹出方向を調整するレジスタにおいて、
    該前可動ルーバの該前フィンの一部にフィン膨出部が形成され、該フィン膨出部にノブ収容長孔が前後に貫通して形成され、該ノブ収容長孔内に該操作ノブがその前部を露出して摺動可能に挿入され、該操作ノブの後部に設けた係合脚部が前記後可動ルーバの後フィンに設けた係合部に係合可能とされ、
    該ノブ収容長孔の壁部に開口部が設けられ、該開口部に閉鎖用の蓋板が嵌着され、該操作ノブのノブ本体内に操作荷重付与材が配設され、該操作荷重付与材の前部または後部が該蓋板の一部に接触することを特徴とするレジスタ。
  2. 前記操作ノブのノブ本体には、前記ノブ収容長孔の内面に摺動可能に接触する突条が該操作ノブの摺動方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記ノブ本体内に配設された操作荷重付与材の前部または後部に、1対の凸部が設けられ、該凸部が前記蓋板の一部に接触することを特徴とする請求項2記載のレジスタ。
  4. 前記前フィンにおける前記ノブ収容長孔の前縁部に、前記操作ノブの前部を露出させるための、曲線状凹部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のレジスタ。
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US11358441B2 (en) 2020-05-04 2022-06-14 Faurecia Interior Systems, Inc. Vehicle air vent manual control assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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