JP2013241110A - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】可動ルーバ及びダンパプレートを、集約化した操作部の操作によって、円滑に回動操作することができるレジスタを提供する。
【解決手段】ベゼル1の正面に、前可動ルーバ3、後可動ルーバ4及びダンパプレート6を回動操作するための操作部10が1つの円形操作領域内に設けられる。操作部10は、前可動ルーバ3の前フィン31の支軸32を回動させ、且つ支軸32の軸方向に摺動可能に嵌合される操作ノブ5を備える。操作ノブ5にはノブカバー8が設けられ、ノブカバー8は操作ノブ5の摺動に伴い前フィン31の軸方向に摺動して後可動ルーバ4の後フィン41を支軸42の回りで回動させる。操作ノブ5の外周位置にはダイヤルリング66が回動可能に配設され、ダイヤルリング66はダンパプレート6の回動軸61に回動機構30を介して連係され、ダンパプレート6を開閉する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車の車内等の換気や空調の空気吹出部に使用されるレジスタに関し、特に前可動ルーバ、後可動ルーバ及びダンパプレートの回動操作を、操作性良く円滑に行なうことができるレジスタに関する。
空調用のレジスタとして、通風路を形成するリテーナまたはベゼル内に、横可動ルーバと縦可動ルーバを直交形態で且つ前後して配設し、縦可動ルーバの上流側にダンパプレートを配置した構造のレジスタが、自動車の室内の換気や空調の空気吹出部として使用されている。
この種のレジスタでは、通常、操作ノブが、前可動ルーバの中央部のフィン上に、その軸方向(横方向)に摺動可能に嵌合され、さらに、操作ノブの上流側端部に係合部が設けられ、その係合部を上流側に位置する後可動ルーバのフィンの一部または歯車部に係合させ、風の向きを左右に変える場合、操作ノブを前可動ルーバのフィン上で左又は右に摺動させ、風の向きを上下に変える場合、操作ノブを前可動ルーバのフィンと共に上又は下に回動させて風の向きを上下に変えるように動作する。
一方、通風路を開閉するダンパプレートは、支軸を介して回動可能に軸支され、その支軸が、ベゼルの正面の配設されたダンパ用のダイヤルノブに、リンク部材を介して連結され、ダイヤルノブの操作により、ダンパプレートを回動させて通風路を開閉し或いは開度を調整するようになっている。
ところで、可動ルーバ操作用の操作ノブとダンパ用のダイヤルノブを1つの操作ノブに統合させた構造のレジスタとして、直交する2つの可動ルーバとダンパプレートを、1つの操作ノブの操作で回動させる構造のレジスタが、従来、例えば下記特許文献1、特許文献2で知られている。
特開2004−299461号公報 特開2005−9751号公報
上記特許文献1のレジスタは、半球型の操作部を左右に回すことにより、縦可動ルーバの向きを左右に回動させ、同操作部を下側に回すことにより、横可動ルーバの向きを上下に回動させ、同操作部を上側に回すことにより、ダンパプレートを開閉動作させるように構成される。しかし、このレジスタは、1つの半球型操作部を操作して、横可動ルーバ、縦可動ルーバ及びダンパプレートを回動させることはできるものの、歯車部、リンク部材などの回動リンク機構が複雑化し、半球型操作部の操作時、操作対象である、横可動ルーバ、縦可動ルーバ及びダンパプレートに、半球型操作部の回動力が滑らかに伝わりにくく、ルーバやダンパをスムーズに回動させにくいという課題がある。
また、上記特許文献2のレジスタは、操作ノブが前可動ルーバの中央部近傍の横フィン上に左右に摺動可能に外嵌され、操作ノブの上流側端部の係合部が後可動ルーバの縦フィンに一部に係合するとともに、前可動ルーバを下側に大きく回動させたとき、前可動ルーバの各フィンが空気吹出口を閉鎖する、前可動ルーバ閉鎖型のレジスタとして構成される。また、このレジスタでは、前可動ルーバの各横フィンの支軸が、リンク部材、歯車部及びリンク部材を介してダンパプレートの支軸に連係され、操作ノブを下側に回動させて閉鎖したとき、回動リンク機構を介してダンパプレートを回動させ、ダンパを閉鎖するように構成される。
しかし、特許文献2のレジスタは、操作ノブの操作により前可動ルーバとともにダンパプレートを開閉することができるものの、操作ノブが前可動ルーバのフィンに外嵌される構造であるため、操作ノブをフィンに外嵌させない構造のレジスタには採用できず、また、ダンパプレートへのリンク機構が複雑化し、ダンパの開閉を操作性良く円滑に行なうことが難しいという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、可動ルーバ及びダンパプレートを、集約化した操作部の操作によって、円滑に且つ容易に回動操作することができるレジスタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のレジスタは、リテーナの前部に空気吹出口を有するベゼルが嵌着され、該リテーナ内の通風路に、相互に直交方向に且つ前後して前可動ルーバと後可動ルーバとが設けられ、前可動ルーバと後可動ルーバには各々のフィンが支軸により回動可能に軸支され、通風路内にダンパプレートが開閉可能に設けられたレジスタにおいて、該前可動ルーバ、後可動ルーバ及び該ダンパプレートを回動操作するための操作部が、該ベゼルに設けた円形孔の近傍に設けられ、該操作部は、該前可動ルーバの前フィンの支軸を回動させ、且つ該支軸の軸方向に摺動可能に嵌合される操作ノブと、該操作ノブをカバーし、且つ該操作ノブの摺動に伴い該操作ノブとともに該前フィンの軸方向に摺動して、後可動ルーバの後フィンを支軸の回りで回動させるノブカバーと、該操作ノブの外周位置に回動可能に配設され、該ダンパプレートの回動軸に回動機構を介して連係され、該ダンパプレートを開閉操作するダイヤルリングと、を備えたことを特徴とする。なお、この明細書で前とは、レジスタの正面側であるリテーナ内の通風路の下流側を意味し、後とはレジスタの背面側である通風路の上流側を意味する。
この発明によれば、操作部の操作ノブとダイヤルリングが円形孔近傍に集約して配置されるので、前可動ルーバ、後可動ルーバ及びダンパプレートの回動操作を、例えば1本或いは数本の指のみで、簡単に行なうことができ、レジスタの風向を円滑に且つ容易に変えることができる。また、操作部の意匠性も良好に構成することができる。
さらに、操作部の操作ノブは前可動ルーバの前フィンの支軸に直接回動力を与えて回動操作することになるので、前可動ルーバの前フィンの向きを軽く円滑に変えることができる。また、後可動ルーバの後フィンは、操作ノブを前フィンの軸方向に摺動させ、ノブカバーを介して、後フィンの向きを変えるように動作するので、後可動ルーバの後フィンの向きを軽く円滑に変えることができる。さらに、操作部の外周位置に配置されたダイヤルリングを回動操作して、ダンパプレートを開閉操作するので、ダンパプレートの開閉操作を円滑に行うことができる。
ここで、上記回動機構は、該ダイヤルリングとともに回動するリングギヤと、該リングギヤと噛合して該回動軸と直角方向に摺動するダンパ用ラックと、ダンパプレートの回動軸の外周部に突設され、該ダンパ用ラックとは係合ピンと係合部を介して係合するレバー部と、を備え、ダイヤルリングの回動力をリングギヤ、ダンパ用ラック及びレバー部を介してダンパプレートに伝達するように構成することができる。これによれば、ダイヤルリングの回動操作でダンパプレートを一層円滑に開閉することができる。
さらに、上記回動機構のダンパ用ラックは、上記リテーナの一部に設けた操作部取付部のラック保持部内に摺動可能に保持され、該ダンパ用ラックの端部に二股状の係合部が設けられ、上記レバー部の先端近傍に突設された上記係合ピンを該係合部に係合させる構成とすることができる。
さらに、上記ダイヤルリングは、上記操作部に設けた円形孔の外側に、保持リングを介して回動可能に取り付けられ、且つ該保持リングには該円形孔の内側にリングギヤが同心上に取り付けられ、該リングギヤが上記ダンパ用ラックと噛合するように構成することができる。
さらに、上記操作ノブは略円板状のノブ本体を有するとともに、該ノブ本体の軸芯部から外周部にかけて開口部が設けられ、上記前フィンの支軸には異形断面軸が延設され、該操作ノブは該開口部を該異形断面軸に摺動可能に外嵌させて取り付ける構成とすることができる。
さらに、上記ノブカバーは、前面中央に開口部を有し、上記リテーナの一部に設けた操作部取付部のカバー保持部内に摺動可能に保持され、上記操作ノブの前面を該開口部から露出させて、上記前フィン用支軸の軸方向に摺動可能に配設することができる。
本発明のレジスタによれば、前可動ルーバ、後可動ルーバ及びダンパプレートを、集約化した操作部の操作によって、円滑に且つ容易に回動操作することができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタの左側面図である。 同レジスタの平面図である。 同レジスタの斜視図である。 同レジスタの下方から見た斜視図である。 同レジスタの背面図である。 同レジスタの右側面図である。 同レジスタの分解斜視図である。 ベゼルの操作部近傍部品の分解斜視図である。 前可動ルーバ及び後可動ルーバ近傍部品の分解斜視図である。 リテーナ及びダンパプレート近傍部品の分解斜視図である。 図1のXII-XII断面図である。 図1のXIII-XIII断面図である。 背面からみた操作部の部分背面斜視図である。 平面からみた操作部の部分平面斜視図である。 前可動ルーバの回動動作を示す説明斜視図である。 後可動ルーバの回動動作を示す説明斜視図である。 ダンパプレートの回動動作を示す説明斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すように、このレジスタは、概略的には、内部に通風路21を設けたリテーナ2の前部に、空気吹出口11を有するベゼル1が嵌着され、通風路21内に、相互に直交方向に且つ前後して前可動ルーバ3と後可動ルーバ4とが配設され、後可動ルーバ4の上流側に、ダンパプレート6が開閉可能に配設され、リテーナ2内の通風路21の横断面及び空気吹出口11が横に長い薄型の薄型レジスタとして構成される。
レジスタの前部の意匠面を形成するベゼル1には、横方向に長く上下方向に短い横長スリット状の空気吹出口11が形成され、ベゼル1の正面の右側端部には、円形の操作部、つまり前可動ルーバ3、後可動ルーバ4及びダンパプレート6を回動操作するための操作部10が配設される。リテーナ2は、図11のように、横断面を横長の長方形とするダクト状に形成されて、内部に通風路21が形成され、さらにリテーナ2の前部には、後可動ルーバ4の上下の軸受部材46を嵌着する嵌合部が上部と下部に設けられ、且つベゼル1の後部の嵌合部13を嵌着させるための嵌合係止部22が設けられる。
図11に示すように、リテーナ2の前右端部には、ダンパ用ラック9を挿入して摺動可能に保持するラック保持部24と、ノブカバー8を挿入して摺動可能に保持するためのカバー保持部25とからなる操作部取付部23が、リテーナ2と一体に方形枠状に設けられている。ダンパ用ラック9はラック保持部24内で上下に摺動可能に挿入され、ノブカバー8はカバー保持部25内で左右に摺動可能に挿入される。一方、リテーナ2の右側の側壁には、大径の軸孔26が設けられ、この軸孔26には、外側からダンパの回動軸61が挿入され、回動軸61の先端に設けた嵌合係止部61aを、ダンパプレート6の端部の嵌合部68に係止させ、リテーナ2内に配設したダンパプレート6を、回動可能に軸支するようになっている。
なお、図11に示す如く、ダンパプレート6の左側の端部には小形の支軸69が突設され、ダンパプレート6をリテーナ2内の定位置に挿入したとき、支軸69をそのリテーナ2の左側の側壁に設けた軸孔に嵌合させ、回動軸61と支軸69によりダンパプレート6は回動可能に支持される。また、ダンパプレート6の外周部には、クッションシートのシール材6aが覆うように装着される。
図11のように、ダンパプレート6の回動軸61にはレバー部62が突設され、そのレバー部62の先端に係合ピン63が回動軸61と平行に突設される。ダンパプレート6は、この係合ピン63が後述のダンパ用ラック9の係合部92に係合し、ダンパ用ラック9を上下に摺動させることにより、開閉動作を行なう。
ベゼル1は、リテーナ2との間に、前可動ルーバ3及び後可動ルーバ4を配設した状態で、図8等に示すように、その後部の嵌合部13をリテーナ2の前部の嵌合係止部22に嵌合させて、リテーナ2の前部に嵌着される。
図5,10等に示すように、前可動ルーバ3は、1枚の前フィン31を、空気吹出口11の直ぐ内側に水平横方向に向け、右端部のみに延設した支軸32により回動可能に軸支して構成される。前フィン31の左端部は自由端となっており、片持ち式の前フィン31を構成する。
また、図10に示すように、前フィン31の右端部には正面視三角形状の開口部31aが前後に貫通して形成される。さらに、前フィン31の支軸32には、その軸線上に長方形断面を有する異形断面軸33が延設され、異形断面軸33に摺動可能に嵌合させた操作ノブ5を操作して、前フィン31を上下に回動操作する構造である。支軸32と異形断面軸33との間に設けた軸受部は支持板34により支持され、さらに異形断面軸33の先端部は軸受板36の軸孔に挿入され、前フィン31は、支軸32と異形断面軸33を軸に、上下に回動可能に支持される。
また、図10の如く、異形断面軸33の端部偏心位置に、ボールプランジャ35が取り付けられ、ボールプランジャ35の先端のボールが軸受板36に設けた凹凸部に当接し、前フィン31の回動操作時、その回動角度に応じて、節度感(クリック感)が発生するようになっている。ボールプランジャは円筒ケース内にコイルばねと鋼球が配設され、端部から露出する鋼球が荷重を受けたとき、コイルばねの付勢力に抗して内側に移動する構造である。
前可動ルーバ3の前フィン31を回動操作する操作ノブ5は、図10に示すように、略円板状のノブ本体を有して構成され、ノブ本体には開口部5aがその軸芯部から外周部にかけて形成され、その開口部5aを異形断面軸33に摺動可能に嵌合させて装着される。これにより、操作ノブ5を上下に回動させて前フィン31を上下に回動させ、操作ノブ5を異形断面軸33上で左右軸方向に摺動させることにより、ノブカバー8を同方向に摺動させ、ノブカバー8の二股状の係合部82と係合する係合ピン44及び連結レバー47を介して、後可動ルーバ4の各後フィン41を回動させて、後可動ルーバ4の向きを左右に変えるようになっている。
図11に示すように、ノブカバー8は操作部取付部23のカバー保持部25内に、左右に(支軸32の軸方向に)摺動可能に挿入されるが、その前板の中央に縦長の開口部81が形成され、操作ノブ5が開口部81から正面に露出するように被せられ、ノブカバー8は操作ノブ5とともに左右に移動する。また、図11に示す如く、ノブカバー8の上板84には、ボールプランジャ用の凹凸部が設けられ、操作部取付部23の上部内側に、ボールプランジャ83が下向きに取り付けられる。このボールプランジャ83のボールは、上板84の凹凸部に当接し、操作ノブ5を左右に動かして後可動ルーバ4を操作したとき、その操作量に応じて使用者にクリック感が生じるようになっている。
このノブカバー8及び操作ノブ5は、図1等に示すように、ベゼル1の右端に設けた操作部10の円形孔12から正面に露出するように取り付けられる。ベゼル1正面の右端に設けた操作部10には、図9に示すように、円形凹部14が形成され、その円形凹部14の中央に、円形孔12が形成される。そして、ダンパ操作用のダイヤルリング66が保持リング65を介して、その円形孔12の正面側に回動可能に装着され、リングギヤ64がベゼル1の背面側から保持リング65に取り付けられる。ダイヤルリング66の回動力は、保持リング65、リングギヤ64等からなるダンパ用の回動機構30を介してダンパプレート6に伝達され、開閉する。
ダンパ用の回動機構30は、図18に示すように、ダンパプレート6の端部に嵌着される回動軸61、回動軸61に設けられた係合ピン63付きのレバー部62、係合ピン63と係合する二股状の係合部92を設けるとともにラック部91を設けたダンパ用ラック9、ラック部91と噛合するリングギヤ64、及びリングギヤ64を回動操作するためのダイヤルリング66を備えて構成される。
ダイヤルリング66はリング状に形成されるとともに、回動操作が容易にできるように凹凸が設けられ、保持リング65の正面側に嵌着される。図9等に示すように、ダイヤルリング66には、両側の回動時に指をかけるための凹凸が両側方向に設けられ、時計方向或いは反時計方向ともに指を凹凸にかけて回動しやすくしている。
保持リング65には、ボールプランジャ65aが取り付けられ、保持リング65を円形孔12に回動可能に装着した状態で、ボールプランジャ65aのボールが、円形凹部14に設けた凹凸部に当接する。これにより、ダイヤルリング66を回動操作したとき、ボールプランジャ65aのボールが凹凸部を移動し、使用者にはその回動操作に応じたクリック感が得られるようになっている。
さらに、保持リング65の内側(操作部10の内側)に、ダンパ用のリングギヤ64が取り付けられ、リングギヤ64はダイヤルリング66とともに回動する。リングギヤ64には、図18に示すように、ダンパ用ラック9のラック部91が噛合する。ダンパ用ラック9は、図11等に示す如く、前部縦方向にラック部91を設け、後部に二股状の係合部92を設け、その係合部92をダンパプレートの回動軸61のレバー部62の係合ピン63に係合させるように構成される。
ダンパ用ラック9は操作部取付部23のラック保持部24内に挿入されて上下に移動可能となっているため、ラック部91に噛合するリングギヤ64が回動すると、ダンパ用ラック9が上下に移動し、ダンパ用ラック9の後端に設けた係合部92、係合ピン63、及びレバー部62を介して回動軸61を回動させ、ダンパプレート6を回動させる構造である。
つまり、操作部10のダイヤルリング66を回動操作すると、リングギヤ64が回動し、ダンパ用ラック9が上下に移動して、ダンパ用ラック9の後端に設けた係合部92、係合ピン63、及びレバー部62を介して、回動軸61が回動し、ダンパプレート6を回動させてダンパを開閉動作させるようになっている。
なお、ダンパ用ラック9の中間部には、図11のように、ガイド孔93が縦方向に設けられ、操作部取付部23の背面側に設けた凸部をこのガイド孔93に嵌合させ、ダンパ用ラック9の上下動を正確にガイドするようになっている。なお、ガイド孔と凸部との位置関係は、逆にすることもできる。
ダンパプレート6の下流側で、前フィン31の上流側に配設される後可動ルーバ4は、図10に示すように、複数の後フィン41を所定の間隔で並設して構成される。各後フィン41はその上端部と下端部に支軸42が縦方向に突設され、各支軸42は上側の軸受部材46と下側の軸受部材46に設けた軸孔に挿通され、回動可能に保持される。
なお、図11等に示すように、後可動ルーバ4が配設されるリテーナ2の前部は、その高さが、左側に低く、右側に高く形成される。このため、後可動ルーバ4の複数の後フィン41は、その高さが左側ほど低く、右側ほど高くなるように、形成されている。また、後可動ルーバ4の上下の軸受部材46の形状は、そのリテーナ2の前部の高さに応じて、上下に湾曲した形状となっており、その軸受部材46には、支軸42を嵌入するための軸孔が所定の間隔で形成される。
一方、図10、11に示すように、リテーナ2の前縁部の上部と下部には、後可動ルーバ4の後フィン41の支軸42を軸支する軸受部材46が嵌め込まれ、後可動ルーバ4の各後フィン41はリテーナ2の前部に回動可能に配設される。後可動ルーバ4の後フィン41の上端部の偏心位置に偏心軸48が突設され、それらの偏心軸48に1本のリンクバー45が連結される。これにより、後可動ルーバ4の回動操作時、全ての後フィン41が連動して同じ方向に回動する。
さらに、図10のように、後可動ルーバ4は、右端の2本の後フィン41における下側の支軸42に、レバー部43が設けられ、そのレバー部43の先端に係合ピン43aが下向きに突設される。この係合ピン43aが上記連結レバー47に連結される。
これにより、図17に示すように、操作ノブ5を左右に動かして、ノブカバー8を左右に移動させたとき、係合部82、係合ピン44を介して連結レバー47を左右横方向に移動させ、これによって、後可動ルーバ4の各後フィン41を、その支軸42の回りで左右に回動させ、後フィン41の左右方向の向きを変えるようになっている。
なお、図1等に示すように、上記レジスタは正面視で右側に操作部10が位置し、左側に空気吹出口11が配置されるが、上記レジスタとは左右対称形状に形成され別のレジスタを、上記レジスタの左側に配置して結合させた形状とすることもできる。この場合、2個の空気吹出口がレジスタの中央に並設され、その両側に各々の操作部が位置した横幅の広いレジスタとなり、中央の空気吹出口から送風される風の向きを、両側の操作部の操作に応じて変えるように構成することもできる。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、レジスタのリテーナ2内の通風路21から空気吹出口11を通して吹き出される。
空気の吹出方向を上または下に変える場合、操作部10内の操作ノブ5を上または下に回動させる。操作ノブ5に指を当てるなどして上または下に回動させると、図16のように、操作ノブ5の嵌挿された異形断面軸33と支軸32が回動し、前可動ルーバ3の前フィン31がその軸の回りで回動し、上下方向の向きが支軸32を軸に変化して、空気の吹出方向が上下に調整される。
このとき、異形断面軸33の端部のボールプランジャ35に作用により、使用者には操作角度に応じたクリック感が得られ、任意の角度に前フィン31の向きを変えることができる。操作ノブ5は支軸32に延設された異形断面軸33に外嵌され、操作ノブ5の回動力が直接的に支軸32に伝達されるため、操作ノブ5の操作により、前フィン31をスムーズに回動させることができる。
一方、空気の吹出方向を左右方向に変える場合、操作部10の操作ノブ5を左または右に移動させて調整する。上記と同様に、操作ノブ5に指を当てるなどして左または右に移動させると、図17に示すように、操作ノブ5とともにノブカバー8が水平方向(横方向)に移動し、ノブカバー8の係合部82が係合ピン44を介して連結レバー47を横方向に移動させる。
これにより、連結レバー47、ピン43a、レバー部43を介して、支軸42が回動し、これにより、後フィン41が支軸42を軸に回動する。これにより、リンクバー45を介して連結される全ての後フィン41が回動し、後可動ルーバ4の向きが変えられる。
このように、操作ノブ5によりノブカバー8を左右に摺動させて後可動ルーバ4の向きを変え、ノブカバー8は操作部取付部23のカバー保持部25内で安定して摺動するので、後フィン41の向きをスムーズに変えることができる。また、このとき、ノブカバー8の水平移動に伴い、ボールプランジャ83の作用によって、使用者には操作幅に応じたクリック感が生じ、任意の角度に後可動ルーバ4の後フィン41の向きを変えることができる。
一方、ダンパを開閉する場合、操作部10のダイヤルリング66を回動する。ダイヤルリング66は、操作部10の操作ノブ5の周囲に配置されるので、例えば使用者は人差し指で操作ノブ5を操作する姿勢のまま、その親指をまたは中指を或いは親指と中指をダイヤルリング66に当てるなどして、簡単且つ便利にダイヤルリング66を回すことができる。
ダイヤルリング66を回動操作すると、図18に示すように、リングギヤ64が回動し、それに噛合するダンパ用ラック9が上下に摺動し、ダンパ用ラック9の後部に設けた係合部92が係合ピン63、レバー部62を介して回動軸61を回動させ、これにより、ダンパプレート6が回動して、通風路21が開閉される。
このとき、リングギヤ64により上下動するダンパ用ラック9は操作部取付部23のラック保持部24内に上下摺動可能に安定して保持されるので、ダイヤルリング66の回動力をリングギヤ64、ダンパ用ラック9、係合部92、係合ピン63、及びレバー部62を介してダンパプレート6の回動軸61に伝達することができ、ダンパプレート6をスムーズに回動することができる。
またこのとき、ダイヤルリング66の回動に伴い、ボールプランジャ65aの作用によって、使用者には回動角度に応じたクリック感が生じ、任意の角度にダンパプレート6を回動して、開閉角度の調整も行うことができる。
例えば、図1の時計方向にダイヤルリング66を回すと、ダンパ用ラック9が上昇し、回動軸61とダンパプレート6は図12の反時計方向に回動し、通風路21を閉鎖する方向に回動する。一方、図1の反時計方向にダイヤルリング66を回すと、ダンパ用ラック9が下降し、回動軸61とダンパプレート6は図12の時計方向に回動して、通風路21を開放することとなる。
このように、操作ノブ5とダイヤルリング66が操作部10内に集約して配置されるので、前可動ルーバ3、後可動ルーバ4及びダンパプレート6の回動操作が例えば1本の指のみで簡単に行なうことができ、操作部の意匠性も良好に構成することができる。
また、操作部10の操作ノブ5は前可動ルーバ3の前フィン31の支軸32に直接回動力を与えて回動操作することになるので、前可動ルーバ3の前フィン31の向きを軽く円滑に変えることができる。
さらに、操作ノブ5を前フィン31の軸方向に摺動させ、ノブカバー8を介して、後可動ルーバ4の後フィン41の向きを変えるので、後可動ルーバ4の後フィン41の向きを軽く円滑に変えることができる。
さらに、ダンパ操作は、フィン操作と同じ操作部10内のダイヤルリング66を回動操作して行なうので、フィンの回動操作を行ないつつ、ダンパプレート6の開閉操作も簡便に行うことができる。
1 ベゼル
2 リテーナ
3 前可動ルーバ
4 後可動ルーバ
5 操作ノブ
5a 開口部
6 ダンパプレート
8 ノブカバー
9 ダンパ用ラック
10 操作部
11 空気吹出口
12 円形孔
13 嵌合部
14 円形凹部
21 通風路
22 嵌合係止部
23 操作部取付部
24 ラック保持部
25 カバー保持部
26 軸孔
30 回動機構
31 前フィン
31a 開口部
32 支軸
33 異形断面軸
34 支持板
35 ボールプランジャ
36 軸受板
41 後フィン
42 支軸
43 レバー部
43a 係合ピン
44 係合ピン
45 リンクバー
46 軸受部材
47 連結レバー
48 偏心軸
61 回動軸
61a 嵌合係止部
62 レバー部
63 係合ピン
64 リングギヤ
65 保持リング
65a ボールプランジャ
66 ダイヤルリング
68 嵌合部
69 支軸
81 開口部
82 係合部
83 ボールプランジャ
84 上板
91 ラック部
92 係合部
93 ガイド孔

Claims (6)

  1. リテーナの前部に空気吹出口を有するベゼルが嵌着され、該リテーナ内の通風路に、相互に直交方向に且つ前後して前可動ルーバと後可動ルーバとが設けられ、前可動ルーバと後可動ルーバには各々のフィンが支軸により回動可能に軸支され、通風路内にダンパプレートが開閉可能に設けられたレジスタにおいて、
    該前可動ルーバ、後可動ルーバ及び該ダンパプレートを回動操作するための操作部が、該ベゼルに設けた円形孔の近傍に設けられ、
    該操作部は、該前可動ルーバの前フィンの支軸を回動させ、且つ該支軸の軸方向に摺動可能に嵌合される操作ノブと、
    該操作ノブをカバーし、且つ該操作ノブの摺動に伴い該操作ノブとともに該前フィンの軸方向に摺動して、後可動ルーバの後フィンを支軸の回りで回動させるノブカバーと、
    該操作ノブの外周位置に回動可能に配設され、該ダンパプレートの回動軸に回動機構を介して連係され、該ダンパプレートを開閉操作するダイヤルリングと、を備えたことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記回動機構は、前記ダイヤルリングとともに回動するリングギヤと、該リングギヤと噛合して前記ダンパプレートの回動軸と直角方向に摺動するダンパ用ラックと、該ダンパプレートの回動軸の外周部に突設され、該ダンパ用ラックとは係合ピンと係合部を介して係合するレバー部と、を備え、該ダイヤルリングの回動力を該リングギヤ、該ダンパ用ラック及び該レバー部を介して該ダンパプレートに伝達することを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記回動機構の前記ダンパ用ラックは、前記リテーナの一部に設けた操作部取付部内に摺動可能に保持され、該ダンパ用ラックの端部に二股状の係合部が設けられ、前記レバー部の先端近傍に突設された前記係合ピンを該係合部に係合させることを特徴とする請求項1または2記載のレジスタ。
  4. 前記ダイヤルリングは、前記操作部に設けた円形孔の外側に、保持リングを介して回動可能に取り付けられ、且つ該保持リングには該円形孔の内側にリングギヤが同心上に取り付けられ、該リングギヤが前記ダンパ用ラックと噛合することを特徴とする請求項2または3記載のレジスタ。
  5. 前記操作ノブは略円板状のノブ本体を有するとともに、該ノブ本体の軸芯部から外周部にかけて開口部が設けられ、前記前フィンの支軸には異形断面軸が延設され、該操作ノブは該開口部を該異形断面軸に摺動可能に外嵌させて取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  6. 前記ノブカバーは、前面中央に開口部を有し、前記操作ノブの前面を該開口部から露出させ、且つ前記前フィンの支軸の軸方向に摺動可能に配設されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
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