JP2018062281A - レジスタのダイヤルノブ装置 - Google Patents

レジスタのダイヤルノブ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018062281A
JP2018062281A JP2016202101A JP2016202101A JP2018062281A JP 2018062281 A JP2018062281 A JP 2018062281A JP 2016202101 A JP2016202101 A JP 2016202101A JP 2016202101 A JP2016202101 A JP 2016202101A JP 2018062281 A JP2018062281 A JP 2018062281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knob
dial knob
support shaft
spring member
leaf spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016202101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6858528B2 (ja
Inventor
晃浩 柴田
Akihiro Shibata
晃浩 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Howa Plastics Co Ltd
Original Assignee
Howa Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Howa Plastics Co Ltd filed Critical Howa Plastics Co Ltd
Priority to JP2016202101A priority Critical patent/JP6858528B2/ja
Publication of JP2018062281A publication Critical patent/JP2018062281A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6858528B2 publication Critical patent/JP6858528B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】ダイヤルノブの取り付け作業性を改善し、ダイヤルノブの回動操作時の操作フィーリングを改善することができるレジスタのダイヤルノブ装置を提供する。【解決手段】ダイヤルノブ装置は、レジスタのリテーナ2側の第1ノブ支持部20と、ダイヤルノブ10のボス部12と、リテーナ2側に板ばね部材40とを備え、ボス部の円周壁部12aが板ばね部材の付勢部42に当接するダイヤルノブ装置である。第1ノブ支持部20に第1支軸部21と、ボス部12に円孔状の軸受部13とが設けられ、第1支軸部21の円筒の直径が軸受部13の円孔の直径より小さく形成され、ダイヤルノブ10の取付け時に、ダイヤルノブ10が遊動可能な隙間C1が設けられる。ノブカバー30の第2支軸部33の支軸受穴33aに第1支軸部21が貫入されることによって、隙間C1が塞がれ、ダイヤルノブ10は、第2支軸部33に回動可能に軸支される。【選択図】図16

Description

本発明は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタにおいて、ダンパプレート、可動ルーバ又はバレルなどを回動操作するためのレジスタのダイヤルノブ装置に関する。
自動車用の空調用レジスタとして、風向等を調整するためにベゼル内に横可動ルーバと縦可動ルーバを配設し、その可動ルーバを設けた通風路の上流側に、送風を止め或は風量を調整するダンパプレートが開閉可能に設けられたレジスタが、使用されている。
このレジスタで使用されるダンパ機構は、通風路内にダンパプレートが軸支されると共に、手動操作用のダイヤルノブがリテーナの前面側部に枢支され、そのダイヤルノブの後部に設けた歯車に、ダンパアームが連係してダンパプレートの軸に連結され、ダイヤルノブの操作によりダンパプレートを回動させて、送風を止め或は風量を調整するように構成されている。
ところで、手動操作によりダイヤルノブを操作してダンパプレートを回動させる場合、あまり軽く動き過ぎると、任意の位置で止めにくい等の操作性の悪さがあり、また、風圧や振動によりダンパプレートが自然に回動してしまう不具合がある。
このような不具合を解消するために、ダイヤルノブの回転軸を軸支する軸受けに、回転軸に対して荷重を付与する荷重付与スプリングを嵌着し、ダイヤルノブの回動操作時に、荷重付与スプリングと回転軸の摩擦抵抗により、操作荷重を付与するようにしたレジスタが、下記特許文献1などで知られている。
特許文献1に係るレジスタは、軸線周りに回転可能な回転軸と、前記回転軸を支持可能な軸受けと、回転軸に対して荷重を付与可能な荷重付与部材とを有し、荷重が軸受けから荷重付与部材(板ばね部材)を介して回転軸に付与されるものである。そして、レジスタの回転軸は、回転軸に設けられた凹部に板ばね部材の付勢部が入っているとき、板ばね部材による荷重が付与されない構成となっている。そして、このレジスタの組付け時に、回転軸の凹部が板ばね部材の付勢部に合わされることによって、回転軸が板ばね部材の付勢部に引っ掛かることがないため、このレジスタは、出来る限り簡便に組み付けることができるものとなっている。
特開2013−252832号公報
しかしながら、上記レジスタは、組付け時において、板ばね部材の荷重が回転軸に付与されないことになる回転軸の凹部を、板ばね部材の付勢部に合わされる位置に調整する工程が必要とされる。換言すると、上記レジスタは、ダイヤルノブの回転軸の凹部と、荷重付与部材である板ばね部材の荷重を付与する付勢部とが、一致するように調整されなければ組付し難いものであり、一致しない場合には、ダイヤルノブの回転軸が板ばね部材の付勢部に引っ掛かり、組付けし難いという問題点があった。
上記板ばね部材は、板ばね部材の取付部への取付けを容易にするため、板ばね部材と取付部との間に隙間が設けられているものである。また、板ばね部材は、帯状金属板のばね本体を曲折して成形され、支点が固定されない状態で、取付部に収容されている。このため、板ばね部材は、ダイヤルノブの回動操作時に受ける応力により弾性変形して撓み易い。ダイヤルノブの使用時、板ばね部材が応力を受けて撓むと、板ばね部材と取付部との間の隙間が拡大し、この隙間の範囲で板ばね部材が移動する。このため、ダイヤルノブは、回動操作の初動時に、板ばね部材が撓むことによって、板ばね部材と取付部の内壁との間の隙間が拡大し、この隙間の範囲で板ばね部材が移動しやすくなる。このため、上記ダイヤルノブは、回動操作の初動時に、僅かながら“ガタツキ”や“モタツキ”感が発生し、ダイヤルノブの操作フィーリングが阻害されるという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ダイヤルノブの取り付け作業性を改善しつつ、ダイヤルノブの回動操作時の操作フィーリングを改善することができるレジスタのダイヤルノブ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るレジスタのダイヤルノブ装置は、レジスタのリテーナ側に設けられた第1ノブ支持部と、ダイヤルノブと、該ダイヤルノブに取り付けられて該第1ノブ支持部を回動可能に嵌合されるボス部と、を備え、
該リテーナ側に設けられたばね収容部に付勢部を備える板ばね部材が収容され、
該ボス部に円周壁部が設けられ、
該ボス部と該第1ノブ支持部とを嵌合させた状態で、該円周壁部の外周面が、該ばね収容部に収容された該板ばね部材の付勢部に当接する、
レジスタのダイヤルノブ装置において、
該第1ノブ支持部の中央に円筒状の第1支軸部が設けられ、該ボス部中央に円孔状の軸受部が設けられ、該第1支軸部の円筒の直径が該軸受部の円孔の直径より小さく形成され、
該ダイヤルノブの該軸受部を該リテーナの該第1支軸部に嵌入する際、該軸受部と該第1支軸部との間に、該ダイヤルノブが遊動可能な隙間が設けられ、
該ダイヤルノブを外側から覆うノブカバーが設けられ、
該ノブカバーに、第2ノブ支持部が設けられ、該第2ノブ支持部の中央に円筒状の第2支軸部が設けられ、該第2支軸部の円筒方向に該第1支軸部が貫入される支軸受穴が設けられ、
該ノブカバーの該第2支軸部が該第1支軸部の外側の該隙間に挿入されることによって、該ダイヤルノブの該ボス部の該円周壁部の該外周面が該板ばね部材の付勢部に当接し、該ダイヤルノブの前記軸受部が該第2支軸部に回動可能に軸支されたことを特徴とする。
本発明のレジスタのダイヤルノブ装置によれば、リテーナの第1ノブ支持部の第1支軸部にダイヤルノブのボス部の軸受部を取付ける際に、軸受部と第1支軸部との間に、ダイヤルノブが遊動可能な隙間があるため、隙間の分だけ、ダイヤルノブを第1ノブ支持部からずらして取付けることができる。このため、ダイヤルノブのボスの円周壁部の外周面が、ばね収容部に収容された板ばね部材の付勢部に接触することなく、ダイヤルノブを取付けることができ、取り付け作業性を改善することができる。
また、ノブカバーの第2支軸部の支軸受穴が第1支軸部の外側の隙間に挿入されることによって、ダイヤルノブが遊動可能な隙間は、第2支軸部によって塞がれる。これにより、ダイヤルノブの軸受部は、第2支軸部によって隙間(ガタツキ)なく回動可能に軸支されるため、ダイヤルノブの回動操作時の操作フィーリングを改善することができる。
ここで、上記レジスタのダイヤルノブ装置において、前記板ばね部材は、帯状金属板のばね本体を曲折して、両端部にコ字状部を設けるとともに、中央部に凸部状の前記付勢部を設けて形成され、前記ばね収容部の両側に、前記板ばね部材の両側の前記コ字状部を収容する第1収容部及び第2収容部が設けられ、該第1収容部又は第2収容部の何れか一方の外側には外側壁面が設けられ、該第1収容部又は第2収容部の他方の外側には切欠部が設けられた構成とすることができる。
これによれば、ばね収容部の両側に設けられた第1収容部又は第2収容部何れか一方の外側には外側壁面が設けられ、他方の外側には切欠部が設けられ、切欠部には壁面がない。このため、本発明のダイヤルノブ装置のばね収容部は、壁面で囲繞された収容部ではないため、板ばね部材の取付けの際に、板ばね部材をばね収容部に対し略垂直方向から挿入して取付けるのみではなく、切欠部からも取付けることができるため、自由度が増し、取り付け作業性をより改善することができる。また、ばね収容部の第1収容部又は第2収容部何れか一方の外側には外側壁面が設けられ、切欠部以外は壁面で囲まれている。このため、本発明のダイヤルノブ装置のばね収容部は、板ばね部材をばね収容部に嵌入する際、容易に板ばね部材がばね収容部から外れず、取り付け作業性をさらに改善することができる。
また、前記第2支軸部の先端内側の角部が面取りされて、面取部が設けられた構成とすることができる。これによれば、ノブカバーの取付けの際に、面取部によって、第2支軸部の先端は、第1ノブ支持部の第1支軸部の先端に引っ掛かることなく取付けることができる。このため、取り付け作業性をより改善することができる。
また、円孔状の前記軸受部の外側外周側の角部が面取りされて、面取部が設けられた構成とすることができる。これによれば、ノブカバーの取付けの際に、第2支軸部の先端が面取部の傾斜によって軸受部と同じ軸上まで誘導されるため、ダイヤルノブの軸受部は、第2支軸部と同じ軸上まで誘導され、回動可能に軸支される。これにより、ダイヤルノブの軸受部の取付位置を調整する必要がなく、取り付け作業性をさらに改善することができる。
また、前記ノブカバーの内側に、前記板ばね部材を外側からばね収容部方向に押えて保持するばね保持面が設けられ、該ばね保持面から該ばね収容部の前記切欠部に伸びるばね当接部が設けられ、前記ばね収容部の中央寄りに、該板ばね部材の前記コ字状部の内側端面が係止可能な内側壁面が設けられ、該ノブカバーが取り付けられた状態で、該ばね当接部が該板ばね部材を該切欠部側から該内側壁面側に押し、該コ字状部の内側端面が該内側壁面に当接している構成とすることができる。これによれば、ノブカバーの取付け時、内側に設けられたばね保持面によって、板ばね部材が保持され、ばね保持面からばね収容部の切欠部に伸びるばね当接部が、板ばね部材のコ字状部の外側端面を切欠部側から内側壁面側に押して、コ字状部の内側端面を内側壁面に当接させる。板ばね部材は、内側端面がばね当接部と内側壁面とに当接されることにより、ばね収容部に遊びがない状態で収容される。これにより、緩く挿入されていた板ばね部材のコ字状部の外側端面と内側端面が、挟まれるように定位置に挟持されるため、板ばね部材の移動によるダイヤルノブの遊び(ガタツキ)がなくなり、ダイヤルノブは、回動操作時の操作フィーリングがより改善されたものとなる。
また、前記板ばね当接部の先端の前記板ばね部材側の角部が面取りされて、面取部が設けられた構成とすることができる。これによれば、ノブカバーの取付けの際に、面取部によって、ノブカバーの板ばね当接部が板ばね部材に引っ掛かることなく取付けることができる。このため、取り付け作業性をより改善することができる。
本発明のレジスタのダイヤルノブ装置によれば、製造時には、ダイヤルノブの取り付け作業性が改善され、使用時には、回動操作の初動時に、“ガタツキ”や“モタツキ”感の発生が抑制され、良好な操作フィーリングで、ダイヤルノブを回動操作することができる。
本発明の実施形態のレジスタの正面図である。 同レジスタの左側面図である。 同レジスタの正面側から見た斜視図である。 同レジスタの背面側から見た斜視図である。 同レジスタの分解斜視図である。 図1のVI−VI断面図である。 リテーナの側部に設けた第1ノブ支持部周辺を示す拡大図付き左側面図である。 板ばね部材を取付けた状態のリテーナの側部に設けた第1ノブ支持部周辺を示す拡大図付き左側面図である。 (a)はダイヤルノブの左側面図、(b)はその斜視図、(c)はその内側から見た斜視図である。 (a)はノブカバーの左側面図、(b)はその斜視図、(c)はその内側から見た斜視図である。 ダイヤルノブとノブカバーとをリテーナに組み付ける際の説明斜視図である。 (a)はダイヤルノブを第1支軸部からずらして取付ける際の説明左側面図、(b)はその際の断面説明図、(c)はダイヤルノブが第2支軸部によって軸支される際の説明左側面図、(d)はその際の断面説明図である。 図1の拡大図付きのIX−IX部分断面図である。 (a)はダイヤルノブ、リンク部材、及びダンパ支持軸と板ばね部材との位置関係を示す、内側から見た側面図、(b)はその斜視図、(c)はその略平面図である。 (a)は板ばね部材の拡大背面図、(b)はその左側面図、(c)はその背面側から見た斜視図である。 (a)はダイヤルノブを第1支軸部からずらして取付ける際の拡大図付きの断面説明図、(b)はダイヤルノブが第2支軸部によって軸支される際の拡大図付きの断面説明図、(c)はノブカバーを取付ける状態を示す(b)のXVI−XVI断面図である。 ノブカバーを取付ける状態を示す斜視図である。 (a)は、ダンパプレートを開放したときの、ダイヤルノブ、リンク部材、及びダンパ支持軸を外側から見た説明左側面図、(b)は、ダンパプレートを閉鎖したときの、ダイヤルノブ、リンク部材、及びダンパ支持軸を外側から見た説明左側面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態では、ダンパプレートを回動操作するためのレジスタのダイヤルノブ装置を例にとり説明するが、本発明のダイヤルノブ装置はこれに限定されるものではなく、回動ルーバ又はバレルなどを回動操作するためのものであっても良い。なお、本明細書において、レジスタの各部の前後は、前がレジスタの吹出口側で、後が吸入口側を意味する。
図1〜図18は、実施形態のレジスタのダイヤルノブ装置を示しており、このレジスタは、略方形断面のダクト状で、内部に通風路2aを有し、筐体となるリテーナ2と、リテーナ2の前部に嵌着されるベゼル1とを備える。図6に示すように、リテーナ2内には通風路2aがベゼル1の空気吹出口1aと連通して設けられる。空気吹出口1aの内側には、クロスフィン型の前可動ルーバ3と後可動ルーバ4が、フィンを相互に直交配置して配設される。
また、ベゼル1の前面部には、図1に示すように、空気吹出口1aとともにダイヤルノブ用のノブ用開口部1bが設けられ、ダンパ操作用のダイヤルノブ10のダイヤル部14がノブ用開口部1bから露出している。
図4〜図6に示すように、リテーナ2内の通風路2aの後部に、送風を止め或は風量を調整するためのダンパプレート8が、リテーナ2の両側の側壁部で回動操作可能に軸支される。ダンパプレート8は、通風路2aを閉鎖可能な板状に形成され、周縁部にスポンジゴム等のゴム状シートからなるシール材が取着される。ダンパプレート8はリテーナ2の通風路2a内で開閉回動するが、そのために、図5に示す如く、ダンパプレート8の一端部側に、軸支部8aが突設され、軸支部8aはリテーナ2の側壁に設けた軸孔2cに回動可能に嵌入される。
図5に示すように、リテーナ2の壁部に、大径の孔部2bが設けられ、レバー部9aを有した大径のダンパ支持軸9が、外側からこの孔部2bに嵌入され、ダンパプレート8の他端部側に設けた嵌着部8bに、ダンパ支持軸9の係止部9cが嵌着される。これにより、ダンパプレート8は、ダンパ支持軸9と軸支部8aとによって、リテーナ2の両側の側壁部で回動可能に軸支され、ダンパ支持軸9と共に回動可能に支持される。ダンパプレート8は、その縁部にスポンジシート等の軟質縁部が取着され、閉鎖時にはその軟質縁部を通風路2aの内周面に接触させて、密閉性を良好にしている。
図5,6に示すように、リテーナ2前部のベゼル1とリテーナ2との間に、前可動ルーバ3が配設され、前可動ルーバ3の後方(上流側)に後可動ルーバ4が配設される。前可動ルーバ3は、3本の前フィン3aを略横方向(水平方向)に間隔をおいて配置し、各前フィン3aは、左右に配設した軸受部に対し、両側の軸を介して回動可能に保持される。
また、各前フィン3aの一端に突設された連結軸には、図示しない1本のリンクバーが連結され、全ての前フィン3aが同期してその向きを上下に変え得る構造となっている。さらに、中央の前フィン3aには、スライドノブ5が左右に摺動可能に外嵌され、スライドノブ5に指を当てて前可動ルーバ3を上下に傾動させるとともに、左右方向にスライドさせて、後述の後可動ルーバ4を左右に傾動させるようになっている。
後可動ルーバ4は、図5,6に示す如く、5本の後フィン4aを縦方向に、間隔をおいて配置し、各後フィン4aは上下に配設した軸受部に対し、上下の軸を介して回動可能に保持される。また、各後フィン4aの一端に突設された連結軸に、図示しない1本のリンクバーが連結され、全ての後フィン4aが同期してその向きを左右に変え得る構造となっている。
後可動ルーバ4には、1本の後フィン4aの前部に、図示しない係合軸部や歯車部などの連係部が設けられ、スライドノブ5の後部に設けた係合脚部、ラック部などの被連係部と係合し、スライドノブ5を左右方向に摺動させたとき、後可動ルーバ4の後フィン4aの向きを左右に調整する構造となっている。
これにより、スライドノブ5は、その上下の回動操作により、前可動ルーバ3の各前フィン3aの向きを上または下に調整し、スライドノブ5の左右方向の摺動操作により、係合部を介して後可動ルーバ4の後フィン4aの左右方向を左または右に調整する。
図2,3に示すように、通風路2a内に配設されたダンパプレート8を開閉操作させるためのダイヤルノブ10が、リテーナ2の前部の左側面に突設された第1ノブ支持部20に嵌め込まれ、回動操作可能に軸支される。図9,14に示す如く、ダイヤルノブ10のボス部12の円周壁部12aの外周面には、所定の2箇所の角度位置(ダイヤルノブ10をダンパ開放位置及びダンパ閉鎖位置に操作したときの角度位置)の2箇所に、凹部12bが設けられる。これにより、ダイヤルノブ10をダンパ開放位置或はダンパ閉鎖位置まで回動操作したとき、凹部12bが後述する板ばね部材40の付勢部42が嵌まり、ダイヤルノブ10の使用者にはクリック感(節度感)が生じるようになっている。図7,8に示すように、リテーナ2の側壁に設けた第1ノブ支持部20の近傍には、板ばね部材40のばね収容部22が設けられ、そのばね収容部22内に、板ばね部材40の付勢部42が突出した状態で収容される。突出した付勢部42は、ダイヤルノブ10とノブカバー30とが取付けられたときに、ダイヤルノブ10のボス部12の円周壁部12aの外周面に当接して付勢し、回動操作の際に、使用者に操作荷重を付与する。
ノブ本体11は、図9に示すように、ダイヤル部14を含めて略円形枠状に形成され、ダイヤル部14と反対側にレバーリンク部15が突設される。図14,18に示すように、レバーリンク部15の先端にはリンク部材7が連結され、リンク部材7の他端はダンパプレート8のダンパ支持軸9のレバー部9aと連結される。これにより、ダイヤルノブ10を回動操作したとき、レバーリンク部15、リンク部材7、レバー部9a及びダンパ支持軸9を介して、ダンパプレート8が回動し、通風路2aを開閉する構造となっている。
図11に示すように、リテーナ2の第1ノブ支持部20の中央に短い円筒状の第1支軸部21が設けられ、ダイヤルノブ10の組付け時に、ダイヤルノブ10の軸受部13に第1ノブ支持部20の第1支軸部21が嵌入され、ダイヤルノブ10は第1支軸部21に遊動可能に取付けられるようになっている。
図12,16に示すように、第1支軸部21の円筒の直径が軸受部13の円孔の直径より小さく形成されている。このため、軸受部13と第1支軸部21との間に、ダイヤルノブ10が遊動可能な隙間C1が生じる。これにより、組付け時、取付作業者は、隙間C1の分だけ、図16(a)のように、ダイヤルノブ10を第1支軸部21からずらして取付けることができる。このため、ダイヤルノブ10のボス部12の円周壁部12aの外周面が、ばね収容部22に収容された板ばね部材40の付勢部42に接触することなく、ダイヤルノブ10を容易に取付けることができる。リテーナ2の側壁に設けた第1ノブ支持部20の近傍には、板ばね部材40のばね収容部22が設けられ、そのばね収容部22内に、板ばね部材40の付勢部42が突出した状態で、板ばね部材40は収容される。突出した付勢部42は、ダイヤルノブ10とノブカバー30とが取付けられた組付け完了時に、図16(b)に示すように、ダイヤルノブ10のボス部12の円周壁部12aの外周面に当接して付勢し、使用者に操作荷重を付与することが可能な状態となる。
板ばね部材40は、図15に示す如く、帯状金属板のばね本体を曲折して形成され、その両側端部には、コ字状部43,44がコ字状に曲げて形成され、その略中央部に凸部形状の付勢部42が突出円弧状に曲げて形成されている。
図7,16に示す如く、第1ノブ支持部20に隣接するばね収容部22内の両側には、板ばね部材40の両側のコ字状部43,44を収容する第1収容部23及び第2収容部24が設けられ、第1収容部23の外側には外側壁面23aが設けられ、第2収容部24の外側には切欠部24cが設けられる。また、ばね収容部22の中央寄りには、板ばね部材40のコ字状部43,44の内側端面43b,44b(図15)が係止可能な内側壁面23b,24bが設けられる。
ノブカバー30は、ダイヤルノブ10を外側から覆い、且つ枢支するように取付けられる。図10に示すように、ノブカバー30は、内側に第2ノブ支持部32が設けられ、第2ノブ支持部32の中央にダイヤルノブ10を軸支する円筒状の第2支軸部33が設けられている。第2支軸部33の円筒方向(軸方向)には、リテーナ2側の第1ノブ支持部20の第1支軸部21が挿入される支軸受穴33aが設けられている。
レジスタの組み立て時、ダイヤルノブ10を第1ノブ支持部20に仮止めした状態で、ノブカバー30を、第2ノブ支持部32の第2支軸部33が第1支軸部21の外側の隙間C1に挿入されることによって、ダイヤルノブ10が遊動可能な隙間C1は、第2支軸部33によって塞がれる構造となっている(図16)。これにより、ダイヤルノブ10の軸受部13は、第2支軸部33によって隙間なく回動可能に軸支される。
第2支軸部33は、その先端内側(支軸受穴33a先端外側)の角部が面取りされて、面取部33bが設けられた構成となっている(図10)。これにより、ノブカバー30の取付けの際に、面取部33bによって、第2支軸部33の先端は、第1ノブ支持部20の第1支軸部21の先端に引っ掛かることがない。また、ダイヤルノブ10の円孔状の前記軸受部13の外側外周側の角部が面取りされて、面取部13aが設けられた構成となっている(図9)。これにより、ノブカバー30の取付けの際に、第2支軸部33の先端が面取部13aの傾斜によって軸受部13と同じ軸上まで誘導されるため、ダイヤルノブ10の軸受部13は、第2支軸部33と同じ軸上まで誘導され、回動可能に軸支される。
また、図10(c)に示すように、ノブカバー30の内側の第2ノブ支持部32の近傍に、板ばね部材40を外側からばね収容部22方向に押えて保持するばね保持面34が設けられ、ばね保持面34からばね収容部22の切欠部24cに伸びるばね当接部35が設けられている。これにより、ノブカバー30が取付けられるとき、板ばね部材40は、ばね保持面34によって外側からばね収容部22方向に押えられ保持される。ばね当接部35が、板ばね部材40のコ字状部44の外側端面44aを切欠部24c側から内側壁面24b側に押して、コ字状部44の内側端面44bを内側壁面24bに当接させる。これにより、図16に示すように、板ばね部材40は、内側端面44bがばね当接部35と内側壁面24bとに当接されることにより、ばね収容部22に遊びがない状態で収容される。これにより、緩く挿入されていた板ばね部材40のコ字状部44の外側端面44aと内側端面44bが、挟まれるように定位置に挟持されるため、板ばね部材40の移動によるダイヤルノブ10の遊び(ガタツキ)がなくなり、ダイヤルノブ10は、回動操作時の操作フィーリングがより改善されたものとなる。
また、図16(c)に示すように、板ばね当接部35の先端の板ばね部材40側の角部が面取りされて、面取部35aが設けられている。これにより、ノブカバー30が取付けられるとき、板ばね当接部35は、面取部35aによって板ばね部材40を内側に誘導するため、板ばね部材40に引っ掛かることがない。
次に、レジスタの組み立てについて述べる。ダイヤルノブ10をリテーナ2に取り付ける場合、先ず、板ばね部材40を、リテーナ2の側壁に設けた第1ノブ支持部20近傍のばね収容部22内に挿入する(図7から図8)。板ばね部材40の両端のコ字状部43,44を、外側壁面23aが設けられた第1収容部23と切欠部24cが設けられた第2収容部24内に挿入し、板ばね部材40が取り付けられる(図8)。板ばね部材40は、ばね収容部22が切欠部24cを有して壁面で囲繞された収容部ではないため、板ばね部材40の取付けの際に、板ばね部材40をばね収容部22に対し略垂直方向から挿入して取付ける必要はなく、切欠部24c側からも挿入することができるため、取り付け作業性を、より改善することができる。また、ばね収容部22の第2収容部24の切欠部24c以外は壁面で囲まれている。このため、本発明のダイヤルノブ装置のばね収容部22は、板ばね部材40をばね収容部22に挿入した際、容易に板ばね部材40がばね収容部22から外れることがない。
次に、ダイヤルノブ10を、図11に示すように、そのボス部12に設けた軸受部13を第1ノブ支持部20に挿入して取付ける。第1ノブ支持部20の中央には短い円柱状の第1支軸部21が設けられるので、ダイヤルノブ10のボス部12の円孔状の軸受部13に第1ノブ支持部20の第1支軸部21が挿入される。このとき、図12,16に示すように、第1支軸部21の直径が軸受部13の円孔の直径の1/2程度に小さく形成されているため、軸受部13と第1支軸部21との間に、ダイヤルノブ10が遊動可能な隙間C1が生じる。これにより、隙間C1の分だけ、取付作業者は、図12(b)に示すように、ダイヤルノブ10を第1支軸部21からずらして取付けることができる。このため、ダイヤルノブ10のボス部12の円周壁部12aの外周面が、ばね収容部22に収容された板ばね部材40の付勢部42に接触することなく、ダイヤルノブ10を挿入することができる。
次に、図11に示すように、ダイヤルノブ10の側面を覆うように、ノブカバー30を、リテーナ2の側面に嵌着させる。このとき、ダイヤルノブ10は、図16に示すように、ノブカバー30の第2支軸部33の支軸受穴33aに第1ノブ支持部20の第1支軸部21が嵌め込まれ、第2支軸部33の外周部がダイヤルノブ10のボス部12の円孔状の軸受部13に嵌入される。このため、ダイヤルノブ10の軸受部13が遊動可能な隙間C1は、第2支軸部33によって塞がれる。これにより、ダイヤルノブ10の軸受部13は、第2支軸部33によって隙間なく回動可能に軸支される。
ノブカバー30の取付け時、図13に示すように、第2支軸部33の先端内側(支軸受穴33a先端外側)の角部が面取りされて、面取部33bが設けられるので、ノブカバー30の第2支軸部33を第1支軸部21に挿入する際、面取部33bによって、第2支軸部33の先端は、第1ノブ支持部20の第1支軸部21の先端に引っ掛かることなく差し込むことができる。また、ダイヤルノブ10の円孔状の軸受部13の内周縁の角部が面取りされて、面取部13aが設けられているので、ノブカバー30の第2支軸部33を嵌入する際、第2支軸部33の先端が面取部13aの傾斜によって軸受部13と同じ軸上まで円滑に誘導される。このため、ダイヤルノブ10の軸受部13は、第1支軸部21及び第2支軸部33と同じ軸上まで自動的に誘導されて、回動可能に軸支される。これにより、ダイヤルノブ10の軸受部13の取付位置を調整することなく、簡単にダイヤルノブ10をリテーナ2の側面の第1ノブ支持部20に取付けることができる。
また、ノブカバー30の内側に、板ばね部材40を外側からばね収容部22方向に押えて保持するばね保持面34が設けられ、ばね保持面34からばね収容部22の切欠部24cに伸びるばね当接部35が設けられる、これにより、ノブカバー30を取付けた状態で、板ばね部材40のコ字状部44は、ばね当接部35によって切欠部24c側から外側壁面23a側に押えられる(図16(c))。さらに、このとき、図17に示すように、ノブカバー30の内側に設けられたばね保持面34が、板ばね部材40を押して、板ばね部材40は定位置に保持される。つまり、図16に示すように、ばね保持面34からばね収容部22の切欠部24cに伸びるばね当接部35が、板ばね部材40のコ字状部44の外側端面44aを切欠部24c側から内側壁面24b側に押える。このため、板ばね部材40は、内側端面44bがばね当接部35と内側壁面24bとに押えられることにより、ばね収容部22に遊びがない状態で収容され、保持される。このため、ダイヤルノブ10は、回動操作時、板ばね部材40によって、安定した操作荷重を付与され、ガタツキなくダイヤルノブ10を操作することができる。
また、このとき、ノブカバー30の取付作業時においても、図16(c)に示すように、板ばね当接部35の先端の板ばね部材40側の角部が面取りされて、面取部35aが設けられているため、ノブカバー30を差し込む際、面取部35aによって、ノブカバー30の板ばね当接部35が板ばね部材40に引っ掛かることなく円滑に差し込み、取付けることができる。なお、ノブカバー30は、図17に示すように、リテーナ2に対し、ノブカバー30の係止爪受37をリテーナ2の係止爪26に係止させて、リテーナ2の側部定位置に嵌着される。
ダンパプレート8は、図4,5に示す如く、リテーナ2の通風路2a内に、その端部に設けた軸支部8aを内側から軸孔2cに嵌めるように挿入され、リテーナ2の側壁の孔部2bから、ダンパ支持軸9の係止部9cを挿入し、ダンパプレート8の嵌着部8bに外側から嵌着させて、ダンパプレート8が通風路2a内に取り付けられる。これにより、ダンパプレート8は、軸支部8aとダンパ支持軸9とによって、通風路2a内で上下に回動可能に軸支される。
次に、ダイヤルノブ10のレバーリンク部15とダンパプレート8のダンパ支持軸9のレバー部9a間に、リンク部材7が連結される。これにより、例えばダイヤルノブ10のダイヤル部14を下側に回動させたとき、図18(b)の如く、ダンパプレート8が通風路2aを閉鎖するように回動し、ダイヤルノブ10のダイヤル部14を上側に回動させたとき、図18(a)の如く、ダンパプレート8が通風路2aを開放するように回動する。このダンパプレート8の閉鎖時と開放時には、ダイヤルノブ10の円周壁部12aの凹部12bが、第1ノブ支持部20側の板ばね部材40の付勢部42に係合し、ダイヤルノブ10を回動操作する使用者には、適度なクリック感(節度感)が閉鎖時と開放時に生じることとなる。図16(c)に示すように、板ばね部材40は、ばね収容部22で、ばね当接部35によって抑えられ、遊びがない状態で収容されるため、ダイヤルノブ10は、回動操作時、ガタツキが生じず、適度な操作荷重が付与され、良好な操作フィーリングでダンパの開閉を行うことができる。
そして、図5に示すように、後可動ルーバ4と前可動ルーバ3とがリテーナ2に組み込まれ、最後に、リテーナ2の前面にベゼル1が嵌着され、図2,3に示す如く、ベゼル1の側面に設けた係止部1cがノブカバー30の係止爪33cに係止されることによって、ダイヤルノブ10を備えたレジスタの組付けが完了する。
上記構成のダイヤルノブ10を備えたレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路2aから空気吹出口1aを通して吹き出される。
空気の吹出向きを上または下に調整する場合、スライドノブ5を上または下に操作すると、前可動ルーバ3の前フィン3aが回動して、その向きが上下に変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。
空気の吹出向きを左右に調整する場合、スライドノブ5を右または左に摺動操作すると、後可動ルーバ4の後フィン4aが、その上下の回動軸を軸に回動し、その左右の向きが所定の角度範囲で変化し、空気の吹出方向が左右に調整される。
送風を止めまたは絞り或は逆に通風路2aを開く場合、ベゼル1の正面左側のダイヤルノブ10を指などで上または下に押して回動させる。このとき、図18に示すように、ダイヤルノブ10は第1ノブ支持部20の第1支軸部21を軸に回動し、その回動力がレバーリンク部15とリンク部材7を介してダンパプレート8に伝達される。
ダイヤルノブ10の回動操作時、ボス部12の円周壁部12aの外周面が第1ノブ支持部20近傍の板ばね部材40の付勢部42に接触し、わずかな押圧荷重が付与されるため、そこに接触による摩擦抵抗が安定して発生し、これにより、ダイヤルノブ10の回動操作には、適度な操作荷重が安定して付与されることとなる。また、板ばね部材40は、ばね収容部22に、ばね当接部35によって遊びがない状態で収容され保持されるため、ダイヤルノブ10は、回動操作時に、ガタツキやモタツキが生じず、良好な操作フィーリングでダイヤルノブ10を操作することができる。
なお、上記実施形態では、ダンパプレートの開閉用のダイヤルノブを上下に回動操作する例について説明したが、レジスタの可動ルーバやバレルの回動操作用のダイヤルノブに適用することもでき、ダイヤルノブを水平横方向に設けて、左右方向に回動操作する形態での適用も可能である。
1…ベゼル、1a…空気吹出口、1b…ノブ用開口部、1c…係止部、2…リテーナ、2a…通風路、2b…孔部、2c…軸孔、3…前可動ルーバ、3a…前フィン、4…後可動ルーバ、4a…後フィン、5…スライドノブ、7…リンク部材、8…ダンパプレート、8a…軸支部、8b…嵌着部、9…ダンパ支持軸、9a…レバー部、9c…係止部、10…ダイヤルノブ、11…ノブ本体、12…ボス部、12a…円周壁部、12b…凹部、13…軸受部、13a…面取部、14…ダイヤル部、15…レバーリンク部、20…第1ノブ支持部、21…第1支軸部、22…ばね収容部、23…第1収容部、23a…外側壁面、23b…内側壁面、24…第2収容部、24b…内側壁面、24c…切欠部、26…係止爪、30…ノブカバー、32…第2ノブ支持部、33…第2支軸部、33a…支軸受穴、33b…面取部、33c…係止爪、34…ばね保持面、35…ばね当接部、35a…面取部、37…係止爪受、40…板ばね部材、42…付勢部、43,44…コ字状部、43a,44a…外側端面、43b,44b…内側端面、C1…隙間。

Claims (6)

  1. レジスタのリテーナ側に設けられた第1ノブ支持部と、ダイヤルノブと、該ダイヤルノブに取り付けられて該第1ノブ支持部を回動可能に嵌合されるボス部と、を備え、
    該リテーナ側に設けられたばね収容部に付勢部を備える板ばね部材が収容され、
    該ボス部に円周壁部が設けられ、
    該ボス部と該第1ノブ支持部とを嵌合させた状態で、該円周壁部の外周面が、該ばね収容部に収容された該板ばね部材の付勢部に当接する、
    レジスタのダイヤルノブ装置において、
    該第1ノブ支持部の中央に円筒状の第1支軸部が設けられ、該ボス部中央に円孔状の軸受部が設けられ、該第1支軸部の円筒の直径が該軸受部の円孔の直径より小さく形成され、
    該ダイヤルノブの該軸受部を該リテーナの該第1支軸部に嵌入する際、該軸受部と該第1支軸部との間に、該ダイヤルノブが遊動可能な隙間が設けられ、
    該ダイヤルノブを外側から覆うノブカバーが設けられ、
    該ノブカバーに、第2ノブ支持部が設けられ、該第2ノブ支持部の中央に円筒状の第2支軸部が設けられ、該第2支軸部の円筒方向に該第1支軸部が貫入される支軸受穴が設けられ、
    該ノブカバーの該第2支軸部が該第1支軸部の外側の該隙間に挿入されることによって、該ダイヤルノブの該ボス部の該円周壁部の該外周面が該板ばね部材の付勢部に当接し、該ダイヤルノブの前記軸受部が該第2支軸部に回動可能に軸支されたことを特徴とするレジスタのダイヤルノブ装置。
  2. 前記板ばね部材は、帯状金属板のばね本体を曲折して、両端部にコ字状部を設けるとともに、中央部に凸部状の前記付勢部を設けて形成され、
    前記ばね収容部の両側に、前記板ばね部材の両側の前記コ字状部を収容する第1収容部及び第2収容部が設けられ、該第1収容部又は第2収容部の何れか一方の外側には外側壁面が設けられ、該第1収容部又は第2収容部の他方の外側には切欠部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載のレジスタのダイヤルノブ装置。
  3. 前記第2支軸部の先端内側の角部が面取りされて、面取部が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のレジスタのダイヤルノブ装置。
  4. 円孔状の前記軸受部の外側外周側の角部が面取りされて、面取部が設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレジスタのダイヤルノブ装置。
  5. 前記ノブカバーの内側に、前記板ばね部材を外側からばね収容部方向に押えて保持するばね保持面が設けられ、該ばね保持面から該ばね収容部の前記切欠部に伸びるばね当接部が設けられ、
    前記ばね収容部の中央寄りに、該板ばね部材の前記コ字状部の内側端面が係止可能な内側壁面が設けられ、
    該ノブカバーが取り付けられた状態で、該ばね当接部が該板ばね部材を該切欠部側から該内側壁面側に押し、該コ字状部の内側端面が該内側壁面に当接していることを特徴とする請求項2に記載のレジスタのダイヤルノブ装置。
  6. 前記板ばね当接部の先端の前記板ばね部材側の角部が面取りされて、面取部が設けられたことを特徴とする請求項5に記載のレジスタのダイヤルノブ装置。
JP2016202101A 2016-10-13 2016-10-13 レジスタのダイヤルノブ装置 Active JP6858528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202101A JP6858528B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 レジスタのダイヤルノブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016202101A JP6858528B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 レジスタのダイヤルノブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018062281A true JP2018062281A (ja) 2018-04-19
JP6858528B2 JP6858528B2 (ja) 2021-04-14

Family

ID=61967402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016202101A Active JP6858528B2 (ja) 2016-10-13 2016-10-13 レジスタのダイヤルノブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6858528B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111572315A (zh) * 2020-05-13 2020-08-25 宁波福尔达智能科技有限公司 一种拨钮驱动内叶片结构

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6454111U (ja) * 1987-09-28 1989-04-04
JPH03115342U (ja) * 1990-03-06 1991-11-28
JPH0628547U (ja) * 1992-09-11 1994-04-15 小島プレス工業株式会社 レジスターバレル
JPH0663411U (ja) * 1993-02-16 1994-09-09 和光化成工業株式会社 車両用レジスタの照明機構
US20060057952A1 (en) * 2004-09-15 2006-03-16 Hyundai Mobis Co., Ltd. Vehicle air-vent
JP2013241110A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Howa Kasei Kk レジスタ
JP3189745U (ja) * 2014-01-16 2014-03-27 豊和化成株式会社 レジスタのダイヤルノブ装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6454111U (ja) * 1987-09-28 1989-04-04
JPH03115342U (ja) * 1990-03-06 1991-11-28
JPH0628547U (ja) * 1992-09-11 1994-04-15 小島プレス工業株式会社 レジスターバレル
JPH0663411U (ja) * 1993-02-16 1994-09-09 和光化成工業株式会社 車両用レジスタの照明機構
US20060057952A1 (en) * 2004-09-15 2006-03-16 Hyundai Mobis Co., Ltd. Vehicle air-vent
JP2013241110A (ja) * 2012-05-21 2013-12-05 Howa Kasei Kk レジスタ
JP3189745U (ja) * 2014-01-16 2014-03-27 豊和化成株式会社 レジスタのダイヤルノブ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111572315A (zh) * 2020-05-13 2020-08-25 宁波福尔达智能科技有限公司 一种拨钮驱动内叶片结构
CN111572315B (zh) * 2020-05-13 2024-03-22 宁波福尔达智能科技股份有限公司 一种拨钮驱动内叶片结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6858528B2 (ja) 2021-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4425076B2 (ja) ルーバ装置
JP3176607U (ja) レジスタの操作ノブ装置
JP2013071616A (ja) 風向調整装置
JP5918552B2 (ja) レジスタ
WO2018008578A1 (ja) 風向調整装置
JP6079655B2 (ja) 空調用レジスタ
JP2018062281A (ja) レジスタのダイヤルノブ装置
JP5903320B2 (ja) レジスタのダンパ装置
JP2018176791A (ja) レジスタ
JP3207710B2 (ja) 自動車用空調吹出し口のダイヤル取付構造
JP2006306323A (ja) 操作ダイヤル装置及びベンチレータ
JP2017213956A (ja) レジスタのダイヤルノブ装置
JP2001219736A (ja) 空調用レジスタの操作機構
JP2008030566A (ja) 空気吹出調整用レジスタ
JP2019084854A (ja) レジスタ
JP3507950B2 (ja) 車両用風向調整装置
JP2021014147A (ja) レジスタ
KR101481916B1 (ko) 자동차용 에어벤트 다이얼
JP2013180708A (ja) レジスタのダンパ装置
JP3290806B2 (ja) ダンパ開閉装置
JP2017193228A (ja) レジスタのダイヤルノブ装置
JP6858918B1 (ja) レジスタの操作ノブ装置
JP2017177980A (ja) レジスタのダイヤルノブ装置
JP4951236B2 (ja) 風向調整装置
JP3189745U (ja) レジスタのダイヤルノブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6858528

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250