JP6079655B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、リテーナ内の通風路を開放及び閉鎖するシャットダンパが設けられた空調用レジスタに関する。
例えば、車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきた空調用空気を、リテーナ内の通風路の吹出口から吹き出す空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタでは、リテーナにおいて通風路の吹出口よりも上流に配置されたフィンが傾動させられることで、吹出口から吹き出される空調用空気の向きが調整される。また、リテーナにおいて通風路のフィンよりも上流側にはシャットダンパが配置されている。シャットダンパは、軸を支点として、通風路を大きく開放する開位置と、通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動させられる。
上記構成の空調用レジスタでは、シャットダンパによる通風路閉鎖時の密閉性を高める工夫が種々なされている。
例えば、特許文献1に記載されたシャットダンパは、ダンパ本体及びシール体の2部品によって構成されている。ダンパ本体は、硬質材料により板状に形成されている。シール体は、ウレタン等の軟質材料により環状に形成され、ダンパ本体の周縁に装着されている。そして、シャットダンパによる通風路閉鎖時には、シール体がリテーナの内壁面に当接して、シャットダンパよりも下流側への空調用空気の流通を規制する。ところが、シャットダンパが、ダンパ本体とシール体との2部品構成となるため、シール体の部品費や組み付け工数が増えて製造コストの上昇を招く。
そこで、シール体をダンパ本体に一体に形成してなるシャットダンパが種々提案されている(例えば、特許文献2参照)。この場合、シャットダンパが一部品により構成されるため、製造コストを低減することが可能である。
実用新案登録第2570855号公報 特開2013−39924号公報
ところが、シャットダンパを閉位置まで傾動させたとき、そのシャットダンパやリテーナの寸法のばらつきにより、同シャットダンパの一対の端縁部をともにリテーナの内壁面に当接させることができない場合が起こり得る。この場合には、シャットダンパの片方の端縁部とリテーナの内壁面との間に生じた隙間から空調用空気が漏れる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、シャットダンパが閉位置まで傾動させられたときの通風路の密閉性を高めることのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、相対向する一対の対向壁部、及び前記両対向壁部の対向する側縁部同士を繋ぎ、かつ孔を有する一対の連結壁部を備え、内部空間を空調用空気の通風路とするリテーナと、前記通風路に配置され、支軸により前記孔に係合されたシャットダンパとを備え、前記シャットダンパが、空調用空気の流通方向に対し平行又は平行に近い状態になって前記通風路を開放する開位置と、前記流通方向に対し交差し、一対の端縁部において前記両対向壁部に当接して前記通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動させられる空調用レジスタであって、前記閉位置に接近した閉直前位置では、前記シャットダンパの両端縁部の片方のみが前記対向壁部に当接するように構成され、前記孔は、前記流通方向に延びる長孔により構成され、前記支軸を前記孔の延びる方向の一方へ付勢するための弾性部がさらに設けられ、前記閉直前位置から前記閉位置への傾動に際し、前記支軸を前記弾性部に抗して前記孔内で移動させることで、片方の前記端縁部を支点として前記シャットダンパを傾動させて他方の端縁部を前記対向壁部に当接させるように構成されている。
上記の構成によれば、シャットダンパは、開位置では、空調用空気の流通方向に対し平行又は平行に近い状態になって通風路を大きく開放する。そのため、空調用空気はシャットダンパよりも下流側へ流れることが可能である。
上記開位置からシャットダンパが支軸を支点として閉位置側へ傾動させられると、同シャットダンパが流通方向に対し交差する。シャットダンパの傾動が進むにつれて、同シャットダンパの流通方向に対する傾斜角が増加していく。そして、シャットダンパが、閉位置に接近した閉直前位置まで傾動させられると、シャットダンパの両端縁部の片方のみがリテーナの対向壁部に当接する。しかし、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパの傾動に際し、支軸が弾性部に抗して孔内で移動させられる。片方の端縁部を支点としてシャットダンパが傾動させられ、他方の端縁部が対向壁部に当接させられる。すなわち、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパの傾動に際しては、その傾動の支点が支軸から片方の端縁部に切り替わる。そして、閉直前位置では存在していた他方の端縁部と対向壁部との隙間は、シャットダンパが閉位置へ向けて傾動させられる際に吸収され、閉位置では、この隙間が小さくなる。上記隙間は、シャットダンパやリテーナの寸法のばらつきに起因して生じたものであっても吸収される。そして、シャットダンパよりも上流側の空調用空気は、各端縁部と対向壁部との隙間を通ってシャットダンパよりも下流側へ流れることを規制される。
また、支軸が孔内でがたつくことは、その支軸が弾性部によって付勢されることで抑制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記弾性部は前記支軸に一体回動可能に設けられ、前記連結壁部において前記孔に接近した箇所には、前記弾性部が弾性変形した状態で当接する支持壁が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、シャットダンパが傾動させられる際には、弾性部はそのシャットダンパの支軸と一体で回動させられる。弾性部は、支軸の回動に伴い弾性変形しながら支持壁に対し摺接することで、支軸を孔の延びる方向の一方へ付勢する。
そして、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパの傾動に際しては、弾性部の付勢力に抗して支軸が孔内で移動させられることで、片方の端縁部を支点としてシャットダンパが傾動させられる。閉位置では、片方の端縁部だけでなく他方の端縁部も対向壁部に当接させられる。
上記空調用レジスタにおいて、前記連結壁部において前記孔を挟んで前記支持壁と対向する箇所には規制壁が設けられ、前記支軸と前記弾性部との間には、前記弾性部及び前記支軸と一体で回動させられるとともに、前記シャットダンパの前記開位置では、前記弾性部により前記規制壁に押付けられ、かつ前記シャットダンパの開位置とは異なる傾動位置では、前記支持壁及び前記規制壁のうち、前記連結壁部から突出する本体壁部から離間するカムが設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、シャットダンパの開位置では、弾性部によって付勢されたカムが規制壁に押付けられる。この押付けにより、カムの動きが規制される。
シャットダンパが開位置とは異なる領域で傾動させられる際には、カムは弾性部とともに、そのシャットダンパの支軸と一体で回動させられる。弾性部は、支軸の回動に伴い弾性変形しながら支持壁に対し摺接することで、支軸を孔の延びる方向の一方へ付勢する。このとき、カムは支持壁及び規制壁の各本体壁部から離間するため、弾性部の動作の支障となりにくい。
上記空調用レジスタにおいて、前記弾性部は、前記連結壁部に取付けられたばねからなり、弾性変形した状態で前記支軸に直接又は間接的に当接することで、前記支軸を前記孔の延びる方向の一方へ常に付勢していることが好ましい。
上記の構成によれば、連結壁部に取付けられたばねからなり、弾性変形した状態で支軸に直接又は間接的に当接した弾性部は、自身の復元力により、支軸を孔の延びる方向の一方へ常に付勢する。そして、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパの傾動に際しては、弾性部に抗して支軸が孔内で移動させられることで、片方の端縁部を支点としてシャットダンパが傾動させられて他方の端縁部が対向壁部に当接させられる。
上記空調用レジスタにおいて、前記支軸は前記両対向壁部間の中央部に位置し、前記シャットダンパにおいて、前記閉直前位置で前記対向壁部に当接される端縁部の前記支軸からの長さは、前記閉直前位置で前記対向壁部に当接されない端縁部の前記支軸からの長さよりも長く設定されていることが好ましい。
上記の構成によれば、シャットダンパが支軸を支点として傾動させられた場合、両端縁部が支軸の周りを旋回する量は、支軸から端縁部までの長さに応じて異なる。端縁部は、支軸からの長さの長い方が、短い方よりも多くの量旋回する。そのため、支軸が両対向壁部間の中央部に位置しているという条件のもとでは、シャットダンパが閉直前位置まで傾動させられると、支軸からの長さの長い側の端縁部が対向壁部に当接し、長さの短い側の端縁部が対向壁部に当接しないという状況が生ずる。
上記空調用レジスタによれば、シャットダンパが閉位置まで傾動させられたときの通風路の密閉性を高めることができる。
空調用レジスタの第1実施形態を示す図であり、シャットダンパが開位置まで傾動させられた空調用レジスタの斜視図。 第1実施形態におけるシャットダンパ及びその周辺部品の部分分解斜視図。 図1の空調用レジスタの側面図。 図3の空調用レジスタにおいて、シャットダンパの支軸とその周辺部品との位置関係を示す部分側断面図。 (a)は、図3の5a−5a線に沿った空調用レジスタ側部の構造を示す部分平断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す部分平断面図。 図3の空調用レジスタの側断面図。 シャットダンパが閉直前位置まで傾動させられた第1実施形態の空調用レジスタの側面図。 図7の空調用レジスタにおいて、シャットダンパの支軸とその周辺部品との位置関係を示す部分側断面図。 (a)は、図7の9a−9a線に沿った空調用レジスタ側部の構造を示す部分平断面図、(b)は(a)の一部を拡大して示す部分平断面図。 第1実施形態におけるシャットダンパが閉直前位置から閉位置へ傾動させられる様子を示す部分側断面図。 空調用レジスタの第2実施形態を示す図であり、シャットダンパが開位置まで傾動させられた空調用レジスタの斜視図。 第2実施形態におけるシャットダンパ及びその周辺部品の部分分解斜視図。 図11の空調用レジスタの側面図。 図13の空調用レジスタにおいて、シャットダンパの支軸とその周辺部品との位置関係を示す部分側断面図。 図13の空調用レジスタの側断面図。 シャットダンパが閉直前位置まで傾動させられた第2実施形態の空調用レジスタの側面図。 第2実施形態における孔をシャットダンパの支軸とともに示す部分側断面図。 第2実施形態におけるシャットダンパが閉直前位置から閉位置へ傾動させられる様子を示す部分側断面図。 シャットダンパが閉直前位置まで傾動させられた第2実施形態の空調用レジスタにおいて、シャットダンパの支軸とその周辺部品との位置関係を示す部分側断面図。 シャットダンパが閉位置まで傾動させられた第2実施形態の空調用レジスタにおいて、シャットダンパの支軸とその周辺部品との位置関係を示す部分側断面図。 第2実施形態における孔の変形例を、シャットダンパの支軸とともに示す部分側断面図。 第1実施形態におけるシャットダンパ及びリテーナの変形例を示す部分側断面図。 第2実施形態におけるシャットダンパ及びリテーナの変形例を示す部分側断面図。
(第1実施形態)
以下、車両のインストルメントパネルに組込まれる空調用レジスタに具体化した第1実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その車幅方向についての中央部、両側部等には第1実施形態の空調用レジスタが組込まれている。
図1及び図6に示すように、空調用レジスタは、リテーナ10及びフィンを基本的な構成要素として備える。次に、これら各部の構成について説明する。
<リテーナ10>
リテーナ10は、硬質の樹脂材料によって形成された複数の部材からなり、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ10の内部空間は、空調装置(図示略)から送られてくる空調用空気A1の流路(以下「通風路11」という)を構成している。ここで、通風路11での空調用空気A1の流れ方向について、空調装置に近い側(図6では左側)を上流側とし、同空調装置から遠い側(図6では右側)を下流側とする。通風路11の下流端は、空調用空気A1の吹出口12を構成している。
通風路11は、リテーナ10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部を区別するための、上下方向に相対向する一対の壁部を「対向壁部13,14」といい、車幅方向に相対向して、両対向壁部13,14の対向する側縁部同士を繋ぐ一対の壁部を「連結壁部15」というものとする。上側の対向壁部13の上流部には上段差部13aが設けられている。上側の対向壁部13において、上段差部13aよりも上流側の部分は下流側の部分よりも僅かに高所に位置している。これに対し、下側の対向壁部14の上流部において、上記上段差部13aよりも僅かに上流側の箇所には下段差部14aが設けられている。下側の対向壁部14において、下段差部14aよりも上流側の部分は下流側の部分よりも僅かに高所に位置している。なお、両連結壁部15の内壁面は、両対向壁部13,14とは異なり平らに形成されている。
図2及び図4に示すように、各連結壁部15の上流部であって、上下両対向壁部13,14間の中央部分には、孔16が貫通した状態で設けられている。連結壁部15毎の孔16は、通風路11での空調用空気A1の流通方向に延びる長孔によって構成されている。ここでは、長孔の開口形状は長円をなしている。長円は、円を、その中心を通る分割線によって2つの半円に分割し、それらの半円を分割線に対して直交する方向へ離間させ、離間させた半円の端部同士を2本の直線で結ぶことにより形成される形状である。第1実施形態では、両半円が僅かに離間させられており、長円は比較的円に近い形状をなしている。
<フィン>
図5(a)及び図6に示すように、フィンは、複数の下流側フィン23及び複数の上流側フィン21からなる。複数の下流側フィン23は、通風路11において吹出口12の上流側近傍において、上下方向へ互いに離間した状態で配設されている。各下流側フィン23の車幅方向についての両方の端面からは、支軸24がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各下流側フィン23は、両支軸24において両連結壁部15に支持されている。そのため、各下流側フィン23は、両支軸24を支点として上下方向へ傾動可能である。
複数の上流側フィン21は、通風路11の下流側フィン23よりも上流側において、車幅方向へ互いに離間した状態で配設されている。各上流側フィン21の上下方向についての両方の端面からは、支軸22がそれぞれ同方向についての外方に向けて突出している。各上流側フィン21は、両支軸22において両対向壁部13,14に支持されている。そのため、各上流側フィン21は、両支軸22を支点として車幅方向へ傾動可能である。
上記空調用レジスタでは、空調用空気A1は、通風路11を通過する過程で、各上流側フィン21及び各下流側フィン23に沿って流れる。各上流側フィン21が支軸22を支点として車幅方向へ傾動させられると、同上流側フィン21の同方向についての傾きが変えられる。各下流側フィン23が支軸24を支点として上下方向へ傾動させられると、同下流側フィン23の同方向についての傾きが変えられる。空調用空気A1は、各上流側フィン21及び各下流側フィン23の傾きに応じた方向へ流れて吹出口12から吹出す。
図2、図5及び図6に示すように、空調用レジスタは、上記基本構成に加え、シャットダンパ30を備えている。次に、このシャットダンパ30について説明する。
<シャットダンパ30>
シャットダンパ30は、硬質の樹脂材料によって形成され、通風路11の各上流側フィン21よりも上流側に配置されている。シャットダンパ30の主要部は、厚みの均一な矩形の板状をなし、4つの縁部を備えている。これらの4つの縁部を区別するために、互いに対向した状態で車幅方向へ延びる一対の縁部を「端縁部31,32」といい、互いに対向した状態で連結壁部15に沿う方向へ延びる一対の縁部を「側縁部33」というものとする。両端縁部31,32は、シャットダンパ30の両端縁部31,32間の部分に対し若干屈曲させられている。これは、両端縁部31,32を上段差部13a及び下段差部14aに面で当接させるためである。
シャットダンパ30の各側縁部33には、非円筒状、ここでは直方体状をなす結合凹部34が形成されている。各連結壁部15の上記孔16には、車幅方向に延びる支軸35が回動可能、かつ孔16の延びる方向へ移動可能に係合されている。支軸35は、硬質の樹脂材料によって形成されている。支軸35の一方の端部には、非円柱状、ここでは直方体状をなす結合突部36が設けられており、この結合突部36が上記結合凹部34に嵌入されることで、支軸35がシャットダンパ30に一体回動可能に結合されている。なお、シャットダンパ30には、特許文献1とは異なり、軟質材料からなるシール体は用いられていない。
シャットダンパ30は、開位置と閉位置との間で傾動可能である。シャットダンパ30は、開位置では、図6に示すように、両対向壁部13,14間の中央部分で、空調用空気A1の流通方向に対し平行に近い状態、ここでは、下流側ほど若干低くなるように水平面に対し若干傾斜した状態となって、通風路11を大きく開放する。シャットダンパ30は、閉位置では、図10において二点鎖線で示すように、両対向壁部13,14に対し直交に近い状態で傾斜し、通風路11を閉鎖する。このとき、シャットダンパ30の端縁部31が上段差部13aに当接し、端縁部32が下段差部14aに当接する。
さらに、シャットダンパ30が図10において実線で示すように、閉位置に接近した閉直前位置まで傾動させられたときに、片方の端縁部31のみが上段差部13aに当接するように、上段差部13a、下段差部14a、孔16等の位置関係が設定されている。この設定は、シャットダンパ30及びリテーナ10の各寸法のばらつきを考慮したうえでなされている。
図2及び図5(b)に示すように、一方の連結壁部15の車幅方向についての外側の面において、孔16よりも上流側でその孔16に接近した箇所には、支持壁37が設けられている。支持壁37は、連結壁部15から車幅方向についての外方へ突出する本体壁部37aと、同本体壁部37aの外端部から支軸35側へ延びる補助壁部37bとを備えている。本体壁部37aは、後述する弾性部42が弾性変形した状態で当接される役割を担っている。補助壁部37bは、後述するカム39の車幅方向についての外方への動きを規制し、同カム39、支軸35及びレバー51の連結壁部15からの脱落を抑制する役割を担っている。
空調用空気A1の流通方向であって、連結壁部15において孔16を挟んで支持壁37と対向する箇所、すなわち、孔16の下流側の箇所には、規制壁38が設けられている。規制壁38は、連結壁部15から車幅方向についての外方へ突出する本体壁部38aと、同本体壁部38aの外端部から支軸35側へ延びる補助壁部38bとを備えている。本体壁部38aは、シャットダンパ30の開位置ではカム39が押付けられる役割を担っている。補助壁部38bは、カム39の上記車幅方向についての外方への動きを規制し、同カム39、支軸35及びレバー51の連結壁部15からの脱落を抑制する役割を担っている。
また、支軸35には、偏心カムからなる板状のカム39が一体回動可能に設けられている。図4に示すように、カム39は、円弧状の面を外周部に有している。この外周部には、径方向外方へ突出する突起部41が形成されている。カム39(突起部41を含む)の径方向の寸法は、最も大きな箇所では、支持壁37及び規制壁38における両本体壁部37a,38aの間隔と同程度に設定されている。
突起部41の突出端には、支軸35を孔16の延びる方向の一方(第1実施形態では下流側)へ付勢するための弾性部42が設けられている。弾性部42の付勢方向は、シャットダンパ30の閉直前位置から閉位置への傾動に際し、後述するリンク部材53が移動させられる方向に対向する方向(リンク部材53の移動方向とは逆方向)である。
弾性部42は、上記突起部41の突出端を起点とし、支軸35の回動方向についての一方(図4では反時計回り方向)へ向けて、カム39の外面から離間した状態で同カム39の円弧状の面に沿って延びている。弾性部42は、支軸35の中心から同弾性部42の外面までの距離D1が、突起部41との境界部分で最小となり、突起部41から周方向へ離れるに従い徐々に大きくなるように形成されている。
上記カム39及び弾性部42は、上記支軸35と一体で回動させられる。シャットダンパ30の開位置(図4)では、カム39(突起部41を含む)の径方向の寸法が最大となる箇所が、上記両本体壁部37a,38aの間に位置する。このとき、弾性部42の突起部41との境界部分は本体壁部37aと当接し、弾性部42の上記境界部分以外の大部分は、本体壁部37aからカム39の周方向へ離間する。
また、シャットダンパ30が開位置とは異なる傾動位置で傾動する際には、図8に示すように、カム39が両本体壁部37a,38aから離間した状態となって、弾性部42が弾性変形しながら本体壁部37aに対し摺接する。
空調用レジスタには、シャットダンパ30を傾動させるためのダンパ駆動機構45が設けられている。
<ダンパ駆動機構45>
図1及び図3に示すように、ダンパ駆動機構45は、操作ダイヤル46及び回動伝達部50を備えている。操作ダイヤル46は起立した状態で配置され、支軸47によりリテーナ10の連結壁部15に回動可能に支持されている。操作ダイヤル46の一部は、リテーナ10の下流端よりも下流側へ露出している。
回動伝達部50は、操作ダイヤル46の回動をシャットダンパ30の支軸35に伝達するためのものであり、連結壁部15よりも車幅方向についての外方であって、操作ダイヤル46と支軸35との間に設けられている。回動伝達部50は、リンク機構、ギヤ機構等によって構成されている。第1実施形態では、操作ダイヤル46上であって、支軸47よりも下側の箇所には、車幅方向についての外方へ突出するピン48が設けられている。また、シャットダンパ30の一方の支軸35上には、レバー51が一体回動可能に設けられている。レバー51の先端部は支軸35よりも下側に位置しており、この先端部には、車幅方向についての外方へ突出するピン52が設けられている。そして、上記両ピン48,52が、操作ダイヤル46の支軸47及びシャットダンパ30の支軸35よりも下側に配置されて、空調用空気A1の略通風方向に延びる長尺状のリンク部材53によって連結されている。
図3に示すように、シャットダンパ30が開位置にあるときには、操作ダイヤル46のピン48は支軸47よりも下流側に位置し、レバー51のピン52は、シャットダンパ30の支軸35よりも下流側に位置する。これに対し、図7に示すように、シャットダンパ30が閉直前位置にあるときには、操作ダイヤル46のピン48は支軸47よりも上流側に位置し、レバー51のピン52は、シャットダンパ30の支軸35よりも上流側に位置する。上記開位置及び閉位置のいずれの位置でも、リンク部材53は下流側ほど僅かに低くなるように傾斜した状態となる。
次に、上記のように構成された第1実施形態の空調用レジスタの作用について説明する。
図3及び図6は、シャットダンパ30が開位置にあるときの状態を示している。この状態では、シャットダンパ30が両対向壁部13,14間の中央部分で、空調用空気A1の流通方向に対し平行に近い状態となる。通風路11が大きく開放され(全開となり)、空調用空気A1はシャットダンパ30よりも下流側へ流れることが可能である。空調用空気A1は、シャットダンパ30の上側と下側とに分かれて流れる。シャットダンパ30を通過した空調用空気A1は、各上流側フィン21及び各下流側フィン23に沿って流れた後、吹出口12から吹き出す。
このときには、図4に示すように、カム39の突起部41が支軸35の上流側に位置し、カム39(突起部41を含む)の径方向に寸法の最も大きな箇所が支持壁37及び規制壁38の両本体壁部37a,38a間に位置している。カム39(突起部41を含む)の径方向の最大寸法は、両本体壁部37a,38aの間隔と同程度である。弾性部42の突起部41との境界部分が、支持壁37の本体壁部37aと当接して弾性変形することで、カム39を下流側へ付勢し、同カム39を規制壁38の本体壁部38aに押付けている。そのため、空調用空気A1の流通方向についてのカム39の動きが規制され、カム39のガタが抑制されている。
また、上記規制に伴い支軸35が、空調用空気A1の流通方向については、孔16の内壁面の上流端16aに接近した箇所に保持(位置決め)され、支軸35のガタが抑制されている。孔16の内壁面の下流端16bと支軸35との間には隙間G1が生じている。
シャットダンパ30を開位置から閉位置へ傾動させるために、操作ダイヤル46が下方へ回動操作されると、その回動は、ピン48、リンク部材53、ピン52、レバー51及び支軸35を介してシャットダンパ30に伝達される。ピン48が操作ダイヤル46の支軸47の周りを図3の時計回り方向へ旋回するとともに、ピン52がシャットダンパ30の支軸35の周りを同図の時計回り方向へ旋回し、リンク部材53が傾斜状態を維持しながら上流側へ移動させられる。
また、支軸35がカム39及び弾性部42と一体となって図3の時計回り方向へ回動させられ、シャットダンパ30が支軸35を支点として同方向へ傾動させられ始め、流通方向に対し交差する。この回動に伴い、カム39が支持壁37の本体壁部37aに加え、規制壁38の本体壁部38aから離間する。
支軸35の回動が進むにつれて、弾性部42の本体壁部37aとの当接箇所が変化する。支軸35の中心から弾性部42の外面までの距離D1が、突起部41から周方向へ離れるに従い徐々に大きくなることから、カム39に対し、これを下流側へ押圧する力が増大し、支軸35が孔16内を下流側へ移動させられる。この移動は、図8に示すように支軸35が、孔16の内壁面の下流端16bに当接することにより止まる。このときには、支軸35と孔16の内壁面の上流端16aとの間に隙間G2が生ずる。支軸35は、弾性部42により付勢されていることから、孔16内で空調用空気A1の流通方向へがたつきにくい。この際、カム39は両本体壁部37a,38aから離間するため、弾性部42の動作の支障となりにくい。
シャットダンパ30の傾動が進むにつれて、空調用空気A1の流通方向に対する同シャットダンパ30の傾斜角が増加していく。そして、図9(a),(b)に示すように、シャットダンパ30が、閉位置に接近した閉直前位置まで傾動させられると、図10において実線で示すように、シャットダンパ30の両端縁部31,32のうち片方の端縁部31のみがリテーナ10(上段差部13a)に当接する。
なお、このときには、図7に示すように、ピン48が操作ダイヤル46の支軸47よりも上流側に位置し、ピン52がシャットダンパ30の支軸35よりも上流側に位置する。
しかし、この場合には、操作ダイヤル46をさらに下方へ回動操作してリンク部材53を上流側へ移動させることで、弾性部42をその付勢力に抗して図8に示す状態よりも撓ませて(弾性変形させて)、支軸35を孔16内で上流側へ移動させることが可能である。この移動により、図10に示すように、片方の端縁部31の角部を支点としてシャットダンパ30が同図10の時計回り方向へ傾動させられる。そして、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられると、同図10において二点鎖線で示すように、端縁部32がリテーナ10(下段差部14a)に対し、面で当接させられる。すなわち、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパ30の傾動に際しては、その傾動の支点が支軸35から片方の端縁部31の角部に切り替わる。そして、閉直前位置で存在していた端縁部32と下段差部14aとの隙間は、シャットダンパ30が閉位置へ向けて傾動させられる際に吸収され、閉位置ではこの隙間が小さくなる。上記隙間は、シャットダンパ30やリテーナ10の寸法のばらつきに起因して生じたものであっても吸収される。そして、シャットダンパ30よりも上流側の空調用空気A1は、端縁部31と上段差部13aとの隙間や、端縁部32と下段差部14aとの隙間を通って、シャットダンパ30よりも下流側へ流れることを規制される。
上記の状態からシャットダンパ30を開位置まで傾動させる場合には、上記とは逆に、操作ダイヤル46が上方へ回動操作される。この回動操作に伴い、空調用レジスタでは、上記とは逆の動作が行なわれる。すなわち、上記回動操作に伴い、ピン48が操作ダイヤル46の支軸47の周りを反時計回り方向へ旋回し、ピン52がシャットダンパ30の支軸35の周りを反時計回り方向へ旋回し、リンク部材53が傾斜状態を維持しながら下流側へ移動させられる。
リンク部材53の上記移動により、弾性部42を弾性変形させようとする力が減少する。そのため、弾性部42が上流側(支軸35及びカム39から遠ざかる側)へ弾性復元し、支軸35が孔16内で下流側へ移動させられる。この支軸35の移動に伴い、端縁部31の角部を支点としてシャットダンパ30が図10の反時計回り方向へ傾動させられる。閉直前位置では、図10において実線で示すように、端縁部32が下段差部14aから離間する。支軸35の下流側への移動は、図8に示すように、同支軸35が孔16の内壁面の下流端16bに当接することで止まる。
操作ダイヤル46がさらに上方へ回動操作されることで、支軸35は弾性部42の付勢力によって孔16の内壁面の下流端16bに押付けられながら、カム39及び弾性部42を伴って図8の反時計回り方向へ回動させられる。また、この支軸35を支点として、シャットダンパ30が同方向へ傾動させられ、同シャットダンパ30の流通方向に対する傾斜角が減少していく。ただし、弾性部42が支軸35を孔16の内壁面の下流端16bに押付けようとする力は、支軸35の回転が進むにつれて減少していく。
そして、図4に示すように、突起部41が支軸35の上流側に位置し、カム39の径方向の寸法が最も大きい箇所が両本体壁部37a,38a間に位置するまで同カム39が回動させられる。すると、カム39の回動に伴い、シャットダンパ30が開位置まで傾動させられる。このときには、カム39が規制壁38の本体壁部38aに当接し、支軸35が孔16内の上流側へ移動させられる。孔16の内壁面の下流端16bと支軸35との間には隙間G1が生ずる。
なお、夏期等において車室内の温度が高くなったときには、樹脂製の弾性部42が熱により変形して、同弾性部42の弾性力及び弾性復元力が低下することも考えられる。しかし、弾性部42は、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられたときに最も大きく変形する。弾性部42は、これよりも大きく変形することはない。従って、このように弾性部42が熱により変形した場合であっても、閉位置ではシャットダンパ30の端縁部32がリテーナ10(下段差部14a)に当接させられる。端縁部32と下段差部14aとの隙間が小さく、通風路11の密閉性が確保される。
以上詳述した第1実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)閉位置に接近した閉直前位置では、シャットダンパ30の両端縁部31,32の片方(端縁部31)のみがリテーナ10(上段差部13a)に当接するように構成する(図10の実線)。シャットダンパ30の支軸35が係合される孔16を、空調用空気A1の流通方向に延びる長孔により構成する(図4)。支軸35を孔16の延びる方向の一方(下流側)へ付勢する弾性部42を設ける。そして、閉直前位置から閉位置への傾動に際し、支軸35を弾性部42に抗して孔16内で上流側へ移動させることで、片方の端縁部31の角部を支点としてシャットダンパ30を上流側へ傾動させて、他方の端縁部32をリテーナ10(下段差部14a)に当接させるようにしている(図10の二点鎖線)。
そのため、シャットダンパ30やリテーナ10に寸法のばらつきがあっても、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられたときには、端縁部31を上段差部13aに当接させることに加え、端縁部32を下段差部14aに当接させて、通風路11の密閉性を高めることができる。
また、シャットダンパ30の傾きに拘らず、支軸35を弾性部42によって付勢することで、同支軸35が孔16内でがたつくのを抑制することができる。
(2)弾性部42を支軸35に一体回動可能に設ける。連結壁部15において孔16に接近した箇所には、弾性部42が弾性変形した状態で当接する本体壁部37aを有する支持壁37を設けている(図8)。
そのため、シャットダンパ30が傾動させられる際には、弾性部42を支軸35と一体で回動させつつ、弾性変形させながら本体壁部37aに対し摺接させることで、支軸35を孔16の下流側へ付勢することができる。そして、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパ30の傾動に際しては、弾性部42の付勢力に抗して支軸35を孔16内で上流側へ移動させることで、端縁部31の角部を支点としてシャットダンパ30を上流側へ傾動させて、端縁部32を下段差部14aに当接させることができる。
(3)連結壁部15において孔16を挟んで支持壁37の本体壁部37aと対向する箇所に、規制壁38の本体壁部38aを設ける。支軸35と弾性部42との間には、弾性部42とともに支軸35と一体で回動させられるとともに、シャットダンパ30の開位置では、弾性部42により本体壁部38aに押付けられ、かつシャットダンパ30の開位置とは異なる傾動位置では両本体壁部37a,38aから離間するカム39を設けている(図4)。
そのため、シャットダンパ30の開位置では、弾性部42によってカム39を本体壁部38aに押付け、同カム39、ひいては支軸35の動きを規制することができる。
また、シャットダンパ30が開位置とは異なる領域で傾動させられる際には、カム39を弾性部42とともに支軸35と一体で回動させる。弾性部42を、支軸35の回動に伴い弾性変形させながら本体壁部37aに対し摺接させることで、支軸35を孔16の下流側へ付勢することができる。
また、上記傾動に際し、カム39を両本体壁部37a,38aから離間させることで、同カム39が弾性部42の動作の支障とならないようにすることができる。
(第2実施形態)
次に、空調用レジスタの第2実施形態について、図11〜図20を参照して説明する。
<リテーナ>
図11及び図15に示すように、リテーナ10は、第1実施形態と同様に、一対の対向壁部13,14と一対の連結壁部15とを備えている。ただし、上側の対向壁部13には上段差部13aが設けられておらず、下側の対向壁部14には下段差部14aが設けられていない。両対向壁部13,14の内壁面は、両連結壁部15と同様に、平らに形成されている。
各連結壁部15の上流部であって、両対向壁部13,14間の中央部には、空調用空気A1の流通方向に延びる孔16が設けられている。図17及び図18に示すように、この孔16は、第1実施形態よりも長く形成されている。そして、孔16は、シャットダンパ30が、図18において実線で示す閉直前位置と、同図において二点鎖線で示す閉位置との間で傾動させられる際に支軸35が移動する軌跡T1に沿った形状に形成されている。軌跡T1は、端縁部32の角部(図18においてドット(・)の付された部分)を中心とし、かつ下流側ほど高くなる円弧にて表現される。このことを考慮して、孔16は、下流側ほど高くなるように傾斜させられている。なお、第2実施形態では、孔16の開口形状は、軌跡T1の接線に沿って真っ直ぐに延びているが、軌跡T1に沿って湾曲させられてもよい。
図12及び図14に示すように、連結壁部15の孔16よりも僅かに下流側で、かつ孔16よりも下方には係止孔17が連結壁部15を貫通した状態で設けられている。さらに、連結壁部15の車幅方向について外側の面であって、係止孔17と規制壁38との中間部分には、支持突部18が設けられている。
<シャットダンパ30>
第2実施形態では、第1実施形態と異なり、シャットダンパ30の両端縁部31,32が屈曲されておらず、同シャットダンパ30の全体が矩形の平板状をなしている。シャットダンパ30に、軟質材料からなるシール体が用いられていない点は第1実施形態と同様である。
図15に示すように、シャットダンパ30は、開位置では、両対向壁部13,14間の中央部で、空調用空気A1の流通方向に平行な状態となる。また、両対向壁部13,14から上段差部13a及び下段差部14aがなくなったことで、シャットダンパ30は、閉位置では、図18において二点鎖線で示すように、上記流通方向に対し第1実施形態よりも若干緩く(小さく)傾斜した状態となる。
さらに、第2実施形態では、閉直前位置で、シャットダンパ30の両端縁部31,32の片方(端縁部32)のみがリテーナ10(対向壁部14)に当接するように構成されている。そのために、シャットダンパ30において、閉直前位置で下側に位置する端縁部32の支軸35からの長さL2が、上側に位置する端縁部31の支軸35からの長さL1よりも長く設定されている。
また、図14に示すように、シャットダンパ30の支軸35には、板状のカム39が一体に設けられているが、カム39の外周部には突起部41や弾性部42は設けられていない。カム39は、円弧状の面を外周部に有している。この面の少なくとも一部には、溝部39aがその円弧状の面に沿って湾曲した状態で形成されている(図12参照)。
第2実施形態では、金属製の線ばねによって構成された弾性部55が、第1実施形態での樹脂製の弾性部42に代えて用いられている。この弾性部55は、連結壁部15において、車幅方向についての外側に、上下方向に延びる姿勢で配置されている。そして、弾性部55の下端部が、車幅方向についての内方へ向けて折り曲げられて係止孔17に挿入及び係止されている。弾性部55は、係止孔17から上方へ向けて延び、上記支持突部18の上流側に位置している。弾性部55において支持突部18よりも上側の部分は、下流側へ撓ませられた(弾性変形させられた)状態でカム39の溝部39aに対し下流側から当接しており、支軸35を孔16の延びる方向の一方である上流側へ常に付勢している。弾性部55の付勢方向は、シャットダンパ30の閉直前位置から閉位置への傾動に際し、リンク部材53が移動させられる方向に対向する方向(リンク部材53の移動方向とは逆方向)である。
<ダンパ駆動機構45>
図11及び図13に示すように、操作ダイヤル46から車幅方向についての外方へ突出するピン48は、支軸47よりも上側の箇所に位置している。レバー51から車幅方向についての外方へ突出するピン52は、シャットダンパ30の支軸35よりも上側に位置している。空調用空気A1の略通風方向に延びて両ピン48,52を連結するリンク部材53は、両支軸47,35よりも上側に位置している。
シャットダンパ30が開位置にあるときには、操作ダイヤル46のピン48は支軸47よりも上流側に位置し、レバー51のピン52は、シャットダンパ30の支軸35よりも上流側に位置する。これに対し、図16に示すように、シャットダンパ30が閉直前位置にあるときには、操作ダイヤル46のピン48は支軸47よりも下流側に位置し、レバー51のピン52は、シャットダンパ30の支軸35よりも下流側に位置する。上記開位置及び閉直前位置のいずれの位置でも、リンク部材53は水平に近い状態となる。
なお、第1実施形態で説明したものと同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
次に、上記のように構成された第2実施形態の空調用レジスタの作用について説明する。
図13及び図15は、シャットダンパ30が開位置にあるときの状態を示している。この状態では、シャットダンパ30が両対向壁部13,14間の中央部で、空調用空気A1の流通方向に対し平行な状態となる。通風路11が大きく開放され(全開となり)、空調用空気A1はシャットダンパ30よりも下流側へ流れることが可能である。そのため、空調用空気A1はシャットダンパ30の上側と下側とに分かれて流れる。シャットダンパ30を通過した空調用空気A1は、各上流側フィン21及び各下流側フィン23に沿って流れた後、吹出口12から吹き出す。
このときには、図14に示すように、カム39が弾性部55によって上流側へ付勢されていて、支軸35が孔16の内壁面の上流端16aに押付けられることで、空調用空気A1の流通方向についての支軸35の位置決めがなされるとともに、支軸35が孔16内で流通方向へ動くことを規制されている。孔16の内壁面の下流端16bと支軸35との間には隙間G1が生じている。
シャットダンパ30を開位置から閉位置へ傾動させるために、操作ダイヤル46が下方へ回動操作されると、その回動は、図13に示すようにピン48、リンク部材53、ピン52、レバー51及び支軸35を介してシャットダンパ30に伝達される。ピン48が操作ダイヤル46の支軸47の周りを図13の時計回り方向へ旋回し、ピン52がシャットダンパ30の支軸35の周りを同図の時計回り方向へ旋回し、リンク部材53が水平に近い姿勢を維持しながら下流側へ移動させられる。
また、支軸35がカム39と一体となって図13の時計回り方向へ回動させられ、シャットダンパ30が支軸35を支点として同図の時計回り方向へ傾動させられ始め、空調用空気A1の流通方向に対し交差する。シャットダンパ30が、開位置と閉直前位置との間で傾動させられる際には、図19に示すように、弾性部55の付勢力により、支軸35が孔16の内壁面の上流端16aに押付けられ続ける。支軸35は、弾性部55により付勢されていることから、孔16内でがたつきにくい。
シャットダンパ30の傾動が進むにつれて、同シャットダンパ30の流通方向に対する傾斜角が増加していく。そして、図18において実線で示すように、シャットダンパ30が閉直前位置まで傾動させられると、同シャットダンパ30の両端縁部31,32のうち片方の端縁部32のみがリテーナ10(対向壁部14)に当接する。すなわち、シャットダンパ30が支軸35を支点として傾動させられた場合、両端縁部31,32が支軸35の周りを旋回する量は、支軸35から端縁部31,32までの長さL1,L2に応じて異なる。端縁部31,32は、長い長さL2を有するものが短い長さL1を有するものよりも多くの量旋回する。そのため、支軸35が両対向壁部13,14間の中央部に位置している第2実施形態では、シャットダンパ30が閉直前位置まで傾動させられると、支軸35から長い長さL2だけ離れた端縁部32が、短い長さL1だけ離れた端縁部31が対向壁部13に当接するタイミングよりも早いタイミングで対向壁部14に当接する。片方の端縁部32のみがリテーナ10(対向壁部14)に当接するという状況が生ずる。
なお、このときには、図16に示すように、ピン48が操作ダイヤル46の支軸47よりも下流側に位置し、ピン52がシャットダンパ30の支軸35よりも下流側に位置する。
しかし、この場合には、操作ダイヤル46をさらに下方へ回動操作してリンク部材53を下流側へ移動させることで、図20に示すように、弾性部55をその付勢力に抗して下流側へ撓ませて(弾性変形させて)、支軸35を孔16内で下流側へ移動させることが可能である。このように支軸35を下流側へ移動させることで、図18において二点鎖線で示すように、端縁部32の角部を支点としてシャットダンパ30が時計回り方向へ傾動させられる。このとき、図17に示すように、孔16が、支軸35の軌跡T1に沿って、下流側ほど高くなるように傾斜しているため、支軸35が軌跡T1に沿って移動させられる際に孔16の内壁面と干渉しにくい。そして、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられると、端縁部32の対向壁部14との当接に加え、端縁部31が対向壁部13に当接させられる。すなわち、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパ30の傾動に際しては、その傾動の支点が支軸35から片方の端縁部32の角部に切り替わる。そして、閉直前位置では存在していた端縁部31と対向壁部13との隙間は、シャットダンパ30が閉位置へ向けて傾動させられる際に吸収され、閉位置ではこの隙間が小さくなる。上記隙間は、シャットダンパ30やリテーナ10の寸法のばらつきに起因して生じたものであっても吸収される。そして、シャットダンパ30よりも上流側の空調用空気A1は、端縁部31と対向壁部13との隙間や、端縁部32と対向壁部14との隙間を通って、シャットダンパ30よりも下流側へ流れることを規制される。
上記のように、連結壁部15に取付けられたばねからなり、弾性変形した状態でカム39に当接した弾性部55、表現を変えると、カム39を介して支軸35に間接的に当接した弾性部55は、自身の復元力により、支軸35を孔16の延びる方向の一方(上流側)へ常に付勢する。そして、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパ30の傾動に際しては、弾性部55に抗して支軸35が孔16内で下流側へ移動させられることで、端縁部32の角部を支点としてシャットダンパ30が時計回り方向へ傾動させられて端縁部31が対向壁部13に当接させられる。
上記の状態からシャットダンパ30を開位置まで傾動させる場合には、上記とは逆に、操作ダイヤル46が上方へ回動操作される。この回動操作に伴い、空調用レジスタでは、上記とは逆の動作が行なわれる。すなわち、上記回動操作に伴い、ピン48が操作ダイヤル46の支軸47の周りを反時計回り方向へ旋回し、ピン52がシャットダンパ30の支軸47の周りを反時計回り方向へ旋回し、リンク部材53が姿勢を略水平に維持しながら上流側へ移動させられる。
ピン48が操作ダイヤル46の支軸47の周りを反時計回り方向へ旋回することで、弾性部55を下流側へ撓ませようとする(弾性変形させようとする)力が減少する。そのため、弾性部55が弾性復元し、支軸35が孔16内で上流側へ移動させられる。この支軸35の移動に伴い、図18に示すように、片方の端縁部32の角部を支点としてシャットダンパ30が図18の反時計回り方向へ傾動させられ、端縁部31が対向壁部13から僅かに離間する。支軸35の上流側への移動は、同支軸35が孔16の内壁面の上流端16aに当接することにより止まる。このとき、孔16が、支軸35の軌跡T1に沿って、上流側ほど低くなるように傾斜しているため、支軸35が移動させられる際に孔16の内壁面と干渉しにくい。
操作ダイヤル46がさらに上方へ回動操作されることで、弾性部55の付勢力によって支軸35が孔16の内壁面の上流端16aに押付けられながら、カム39を伴って図19の反時計回り方向へ回動させられる。また、この支軸35を支点として、シャットダンパ30が図18の反時計回り方向へ傾動させられ、同シャットダンパ30の流通方向に対する傾斜角が減少していく。
そして、図13に示すように、操作ダイヤル46のピン48が支軸47よりも上流側に位置し、レバー51のピン52がシャットダンパ30の支軸35よりも上流側に位置するまで、操作ダイヤル46が上方へ回動操作されると、シャットダンパ30が開位置まで傾動させられる。このときにも、図14に示すように、弾性部55によって上流側へ付勢された支軸35が孔16の内壁面の上流端16aに押付けられた状態が維持され、空調用空気A1の流通方向についての支軸35の位置決めがなされ、支軸35の孔16内でのがたつきが抑制される。
従って、第2実施形態によると、上記(1)と同様の効果が得られるほか、次の効果が得られる。
(4)支軸35を両対向壁部13,14間の中央部に位置させる。シャットダンパ30において、端縁部32の支軸35からの長さL2を、端縁部31の同支軸35からの長さL1よりも長く設定している(図18)。
そのため、シャットダンパ30が閉直前位置まで傾動させられた場合に、支軸35から長い長さL2だけ離れた端縁部32を対向壁部14に当接させ、同支軸35から短い長さL1だけ離れた端縁部31を対向壁部13に当接させないようにすることができる。
(5)弾性部55を、連結壁部15に取付けられたばねによって構成する。そして、弾性部55を弾性変形させた状態でカム39を介して支軸35に間接的に当接させることで、同支軸35を孔16の延びる方向の一方である上流側へ常に付勢している(図14)。
そのため、シャットダンパ30の傾動に際し、支軸35が孔16内でがたつくのを抑制することができる。そして、閉直前位置から閉位置へのシャットダンパ30の傾動に際しては、弾性部55に抗して支軸35を孔16内で下流側へ移動させる(図20)ことで、片方の端縁部32の角部を支点としてシャットダンパ30を図18の時計回り方向へ傾動させて、端縁部31を対向壁部13に当接させることができる。
(6)孔16を、シャットダンパ30が閉直前位置と閉位置との間で傾動させられる際に支軸35が移動する軌跡T1に沿った形状(下流側ほど高くなるように傾斜した形状)に形成している(図17)。
そのため、支軸35が移動させられる際に孔16の内壁面と干渉するのを抑制し、孔16内での支軸35の移動をよりスムーズに行なえるようにすることができる。
なお、上記各実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<孔16について>
・第2実施形態における孔16の開口形状が、図21に示すように、上流側の部分と下流側の部分とで異なる径の円弧を合成したものに変更されてもよい。図21は、下流側の部分が上流側の部分よりも径の大きな円弧によって構成された例を示している。
この場合にも、第2実施形態と同様に、支軸35が移動させられる際に孔16の内壁面と干渉しにくくなり、孔16内での支軸35の移動がよりスムーズに行なわれる。
・第2実施形態では、孔16が軌跡T1に沿うように、空調用空気A1の流通方向に対し傾斜させられたが、孔16内での支軸35の移動が可能であれば、孔16は同流通方向に沿って延びる(平行に延びる)形状に変更されてもよい。
<リテーナ10及びシャットダンパ30について>
・図22に示すように、第1実施形態における対向壁部13の上段差部13aに、下流側へ向けて窪む凹部56が形成されるとともに、対向壁部14の下段差部14aに、上流側へ向けて窪む凹部57が形成されてもよい。また、同図22において実線で示すように、シャットダンパ30の端縁部31に、閉位置で凹部56に係合し得る突部58が形成されるとともに、端縁部32に、閉位置で凹部57に係合し得る突部59が形成されてもよい。
この変形例によると、閉位置では、端縁部31と上段差部13aとの隙間を通過しようとする空調用空気A1は、凹部56の奥部まで入り込んだ後に向きを大きく変えなければならなくなり、上段差部13aよりも下流側へ流れにくくなる。同様に、端縁部32と下段差部14aとの隙間を通過しようとする空調用空気A1は、凹部57の奥部まで入り込んだ後に向きを大きく変えなければならなくなり、下段差部14aよりも下流側へ流れにくくなる。
従って、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられたときの通風路11の密閉性をさらに高めることが可能となる。
・図23に示すように、第2実施形態における対向壁部13の内壁面に、下流側へ向けて窪む凹部61を有する係止突起62が形成されるとともに、対向壁部14の内壁面に、上流側に向けて窪む凹部63を有する係止突起64が形成されてもよい。また、同図23において実線で示すように、シャットダンパ30の端縁部31に、閉位置で凹部61に係合し得る突部65が形成されるとともに、端縁部32に、閉位置で凹部63に係合し得る突部66が形成されてもよい。
この変形例によっても、上記図22と同様に、閉位置では、端縁部31と係止突起62との隙間を通過しようとする空調用空気A1も、端縁部32と係止突起64との隙間を通過しようとする空調用空気A1も、凹部61,63の奥部まで入り込んだ後に向きを大きく変えなければならなくなり、係止突起62,64よりも下流側へ流れにくくなる。その結果、シャットダンパ30が閉位置まで傾動させられたときの通風路11の密閉性をさらに高めることが可能となる。
・支軸35を両対向壁部13,14間の中央部に配置することと、シャットダンパ30において、端縁部32の支軸35からの長さL2と端縁部31の支軸35からの長さL1とを異ならせることは、閉直前位置で、長さL1,L2の長い方の端縁部31,32のみを対向壁部13,14に当接させるための構成の1つである。
この構成は、リテーナ10の対向壁部13,14が、閉直前位置でシャットダンパ30の端縁部31,32の角部が当接させられる箇所を有している場合に有効である。従って、この構成は、第2実施形態に限らず、上記の条件を満たすリテーナ10が用いられた空調用レジスタに広く採用可能である。
<弾性部42,55について>
・第2実施形態における弾性部55は、弾性変形した状態で支軸35に直接当接することで、同支軸35を孔16の延びる方向の一方(上流側)へ常に付勢する構成に変更されてもよい。
<フィンについて>
・上流側フィン21及び下流側フィン23の少なくとも一方が省略されてもよい。また、上流側フィン21及び下流側フィン23に対し、他のフィンが加えられてもよい。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所、例えばダッシュボードに組込まれるタイプにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置から送られてきて吹出口から室内に吹き出す空調用空気の向きを変更することに加え、通風路を開放及び閉鎖するシャットダンパを有するものであれば、車両用に限らず他の分野用の空調用レジスタとして広く適用可能である。
10…リテーナ、11…通風路、13,14…対向壁部、15…連結壁部、16…孔、22、24,35,47…支軸、30…シャットダンパ、31,32…端縁部、37…支持壁、37a,38a…本体壁部、38…規制壁、39…カム、42,55…弾性部、A1…空調用空気、L1,L2…長さ。

Claims (5)

  1. 相対向する一対の対向壁部、及び前記両対向壁部の対向する側縁部同士を繋ぎ、かつ孔を有する一対の連結壁部を備え、内部空間を空調用空気の通風路とするリテーナと、前記通風路に配置され、支軸により前記孔に係合されたシャットダンパとを備え、前記シャットダンパが、空調用空気の流通方向に対し平行又は平行に近い状態になって前記通風路を開放する開位置と、前記流通方向に対し交差し、一対の端縁部において前記両対向壁部に当接して前記通風路を閉鎖する閉位置との間で傾動させられる空調用レジスタであって、
    前記閉位置に接近した閉直前位置では、前記シャットダンパの両端縁部の片方のみが前記対向壁部に当接するように構成され、
    前記孔は、前記流通方向に延びる長孔により構成され、
    前記支軸を前記孔の延びる方向の一方へ付勢するための弾性部がさらに設けられ、
    前記閉直前位置から前記閉位置への傾動に際し、前記支軸を前記弾性部に抗して前記孔内で移動させることで、片方の前記端縁部を支点として前記シャットダンパを傾動させて他方の端縁部を前記対向壁部に当接させるように構成された空調用レジスタ。
  2. 前記弾性部は前記支軸に一体回動可能に設けられ、
    前記連結壁部において前記孔に接近した箇所には、前記弾性部が弾性変形した状態で当接する支持壁が設けられている請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記連結壁部において前記孔を挟んで前記支持壁と対向する箇所には規制壁が設けられ、
    前記支軸と前記弾性部との間には、前記弾性部及び前記支軸と一体で回動させられるとともに、前記シャットダンパの前記開位置では、前記弾性部により前記規制壁に押付けられ、かつ前記シャットダンパの開位置とは異なる傾動位置では、前記支持壁及び前記規制壁のうち、前記連結壁部から突出する本体壁部から離間するカムが設けられている請求項2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記弾性部は、前記連結壁部に取付けられたばねからなり、弾性変形した状態で前記支軸に直接又は間接的に当接することで、前記支軸を前記孔の延びる方向の一方へ常に付勢している請求項1に記載の空調用レジスタ。
  5. 前記支軸は前記両対向壁部間の中央部に位置し、
    前記シャットダンパにおいて、前記閉直前位置で前記対向壁部に当接される端縁部の前記支軸からの長さは、前記閉直前位置で前記対向壁部に当接されない端縁部の前記支軸からの長さよりも長く設定されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
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