JP5173565B2 - ダンパ装置および車両用空調装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明にかかるダンパ装置は、バタフライ式のダンパを備え、該ダンパが流体流路中に回転自在に設けられているダンパ装置において、前記バタフライ式ダンパが、ダンパ板の両端にフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記ダンパ板から離れた位置から外方に延長された回転軸を備えたダンパとされ、前記ダンパの回転軸の中心が、前記流体流路の中央部よりも一方側に偏倚されて配設されているとともに、前記ダンパのダンパ板が、前記ダンパ全開時において前記流体流路の中央部よりも他方側に位置されるように前記回転軸中心に対しオフセットされて配設されていることを特徴とする。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1および図5を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係るダンパ装置の縦断面図が示され、図5には、それに適用するバタフライ式ダンパの斜視図が示されている。
ダンパ装置1は、図1に示されるように、流速分布が中央部よりも外周側流域で大きくなる湾曲された流体流路2を備えており、この流体流路2中には、該流路2を開閉するためのバタフライ式ダンパ10が回転自在に設けられている。
流体流路2に沿って上流側から圧送されてくる流体は、流体流路2が湾曲されていることから、図1に示されるように、流体流路2の中央部よりも外周側(一方側)の流域において流速分布が最大とされ、バタフライ式ダンパ10に流通される。
次に、本発明の第2実施形態について、図2および図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、第1実施形態に係るダンパ装置を車両用空調装置(HVACユニット)20に適用した場合の実施形態を示す点が異なる。バタフライ式ダンパ10の構成は、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態において、車両用空調装置(HVACユニット)20は、空気流路22を形成するケーシング21を備えている。
ケーシング21の空気流入口23から空気流路22に流入された空気は、エバポレータ27を流通される間に冷却された後、エアミックスダンパ30の開度に応じてヒータ29側に流通される割合が調整される。ヒータ29側に分流された冷風は、ヒータ29を流通する間に加熱される。この温風とヒータ29をバイパスした冷風とがエアミックスダンパ30下流のエアミックス域で混合され、設定温度にコントロールされた後、フット吹き出し流路24、フェース吹き出し流路25、デフ吹き出し流路26の少なくとも1つを経て車室内へと吹き出される。なお、最大冷房(マックスクール)時は、ヒータ29側が全閉とされ、最大暖房(マックスホット)時は、バイパス側が全閉とされることになる。
次に、本発明の第3実施形態について、図3および図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第2実施形態に対して、第1実施形態に係るダンパ装置を車両用空調装置(HVACユニット)20のデフダンパ33に適用している点が異なる。その他の点については、第1および第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、デフ吹き出し流路26に設けられているデフダンパ33が、上述した図5に示されているバタフライ式ダンパ10によって構成されている。
次に、本発明の第4実施形態について、図4および図5を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第2および第3実施形態に対して、第1実施形態に係るダンパ装置を車両用空調装置(HVACユニット)20のフェースダンパ32およびデフダンパ33の双方に適用している点が異なる。その他の点については、第1ないし第3実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、フェース吹き出し流路25およびデフ吹き出し流路26に設けられているフェースダンパ32およびデフダンパ33の双方が、上述した図5に示されているバタフライ式ダンパ10によって構成されている。
また、各ダンパ板11のフェース吹き出し流路25およびデフ吹き出し流路26の一方側(外周側)に面する表面に設けられる第1シール部材14の表面が、各ダンパ板11の表面と略同一平面を成すように構成されているため、風速分布が大きくなる各吹き出し流路25,26側に面するダンパ板11の表面に、シール部材14を設けることによる凹凸が生じないようにすることができる。従って、これによっても各吹き出し流路25,26中での温調風の乱れや圧力損失を低減し、送風騒音や送風ファンの消費動力を低減することが可能となる。
2 流体流路
3,4 シール面
10 バタフライ式ダンパ
11 ダンパ板
13 回転軸
14 第1シール部材
15 第2シール部材
20 車両用空調装置
21 ケーシング
22 空気流路
24 フット吹き出し流路
25 フェース吹き出し流路
26 デフ吹き出し流路
27 エバポレータ
29 ヒータ
31 フットダンパ
32 フェースダンパ(バタフライ式ダンパ10)
33 デフダンパ(バタフライ式ダンパ10)
34,35,36,37 シール面
Claims (8)
- バタフライ式のダンパを備え、該ダンパが流体流路中に回転自在に設けられているダンパ装置において、
前記バタフライ式ダンパが、ダンパ板の両端にフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記ダンパ板から離れた位置から外方に延長された回転軸を備えたダンパとされ、
前記ダンパの回転軸の中心が、前記流体流路の中央部よりも一方側に偏倚されて配設されているとともに、前記ダンパのダンパ板が、前記ダンパ全開時において前記流体流路の中央部よりも他方側に位置されるように前記回転軸中心に対しオフセットされて配設されていることを特徴とするダンパ装置。 - 前記ダンパ板には、その回転軸方向に沿う両端縁の表面と裏面とに前記流体流路側のシール面に当接される第1シール部材と第2シール部材とが設けられ、前記ダンパ板の前記流体流路の一方側に面する表面に設けられる前記第1シール部材の表面が、前記ダンパ板の表面と略同一平面を成すように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンパ装置。
- 前記流体流路の流路面には、前記ダンパ板の回転軸方向に沿う両端縁の表面と裏面とが当接するシール面が設けられ、該シール面のうち、前記ダンパ板の前記流体流路の一方側に面する表面の端縁が当接するシール面は、前記流路面をバックステップ形状とすることにより形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のダンパ装置。
- ケーシング内の空気流路に沿って上流側からエバポレータ、ヒータが順次配設され、該エバポレータ、ヒータを流通して温調された空気がその下流側に設けられているフット吹き出し流路、フェース吹き出し流路、デフ吹き出し流路の少なくとも1つから、各吹き出し流路に設けられているバタフライ式ダンパの開閉動作に応じて選択的に車室内へと吹き出される車両用空調装置において、
前記ケーシング内には、前記エバポレータを流通後の空気を前記フェース吹き出し流路に導く温調風流路が形成され、該温調風流路に連なる前記フェース吹き出し流路に設けられている前記バタフライ式ダンパが、ダンパ板の両端にフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記ダンパ板から離れた位置から外方に延長された回転軸を備えたダンパとされ、前記ダンパの回転軸中心が、その流路の中央部よりも一方側に偏倚されて配設されているとともに、前記ダンパのダンパ板が、前記ダンパ全開時において前記吹き出し流路の他方側に位置されるように前記回転軸中心に対しオフセットされて配設されていることを特徴とする車両用空調装置。 - ケーシング内の空気流路に沿って上流側からエバポレータ、ヒータが順次配設され、該エバポレータ、ヒータを流通して温調された空気がその下流側に設けられているフット吹き出し流路、フェース吹き出し流路、デフ吹き出し流路の少なくとも1つから、各吹き出し流路に設けられているバタフライ式ダンパの開閉動作に応じて選択的に車室内へと吹き出される車両用空調装置において、
前記ケーシング内には、前記ヒータを流通後の空気を前記デフ吹き出し流路に導く温調風流路が形成され、該温調風流路に連なる前記デフ吹き出し流路に設けられている前記バタフライ式ダンパが、ダンパ板の両端にフランジ部が設けられ、該フランジ部の前記ダンパ板から離れた位置から外方に延長された回転軸を備えたダンパとされ、前記ダンパの回転軸中心が、前記デフ吹き出し流路の中央部よりも一方側に偏倚されて配設されているとともに、前記ダンパのダンパ板が、前記ダンパ全開時において前記デフ吹き出し流路の中央部よりも他方側に位置されるように前記回転軸中心に対しオフセットされて配設されていることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記フェース吹き出し流路および前記デフ吹き出し流路に設けられているバタフライ式ダンパの回転軸中心が、それぞれ各吹き出し流路の中央部よりも一方側に偏倚されて配設されているとともに、前記ダンパのダンパ板が、それぞれ前記各ダンパ全開時において前記各吹き出し流路の中央部よりも他方側に位置されるように前記回転軸中心に対しオフセットされて配設されていることを特徴とする請求項4または5に記載の車両用空調装置。
- 前記ダンパ板には、その回転軸方向に沿う両端縁の表面と裏面とに前記フェース吹き出し流路および/または前記デフ吹き出し流路側のシール面に当接される第1シール部材と第2シール部材とが設けられ、前記ダンパ板の前記フェース吹き出し流路および/または前記デフ吹き出し流路の一方側に面する表面に設けられる前記第1シール材の表面が、前記ダンパ板の表面と略同一平面を成すように構成されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の車両用空調装置。
- 前記フェース吹き出し流路および/または前記デフ吹き出し流路の流路面には、前記ダンパ板の回転軸方向に沿う両端縁の表面と裏面とが当接するシール面が設けられ、該シール面のうち、前記ダンパ板の前記フェース吹き出し流路および/または前記デフ吹き出し流路の一方側に面する表面の端縁が当接するシール面は、前記流路面をバックステップ形状とすることにより形成されていることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載の車両用空調装置。
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