JP2017177979A - レジスタ - Google Patents

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大江 広行
Hiroyuki Oe
広行 大江
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Abstract

【課題】センターコンソールに配設され、空調装置からの空気を後部座席に送風するレジスタにおいて、コンパクトな構造でありながら、送風を閉止可能とするとともに送風方向の調整を可能にするレジスタを提供すること。
【解決手段】レジスタは、後部に1個の吸入口13、前部に第1吹出口15と第2吹出口16とを有する筐体11と、吸入口13の下流側の通風路14を左右2つに仕切り、第1通風路17及び第2通風路18を形成する仕切部19と、第1通風路17を開閉する第1ダンパープレート31と、第2通風路18を開閉する第2ダンパープレート32と、を備える。送風時には、回動操作によって、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、第1吹出口15と第2吹出口16に対する角度を変えるように傾動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車などの車両の運転席と助手席との間に配置されるセンターコンソールに配設される、空調装置からの空気を後部座席に送風するレジスタに関する。
自動車の車室内の運転席と助手席との間には、センターコンソールが配設されるが、そのセンターコンソールの内部にダクトを設け、後部に配設されるレジスタとしては、ベンチレータ装置が下記特許文献1で知られている。このベンチレータ装置は、基体内に傾動可能なルーバを左右両側に備え、上部に取り付けた制御ダイヤルを操作して、風向を変えるように構成される。
特開2015−042534号公報
近年、燃費効率向上の観点からコンパクトカーなどの小型車種の需要が高まっている。小型車種は車幅に制限があり、後部座席用に、センターコンソールの後部に取付けられるレジスタは、センターコンソールの横幅が小さいために車幅方向(左右方向)の長さの小さいものが要求される。しかしながら、従来のレジスタである上記ベンチレータ装置は、筐体内の左右両側にルーバを設け、両側のルーバを制御ダイヤルにより傾動させて風向を変える構造のため、構造が複雑化し、上記ベンチレータ装置をコンパクトな構造とすることができない。また、上記ベンチレータ装置は、基体内に風向調整用のルーバを設けたのみであり、吹出口を閉止して送風を止めることができず、さらに、風向調整用のルーバは部品数が多く、製造コストが増大しやすいという課題があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、コンパクトに構成することができ、送風の閉止と送風方向の調整を可能としたレジスタを提供することを目的とする。
本発明のレジスタは、車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールに配設され、空調装置からの空気を後部座席に送風するレジスタにおいて、
後部に1個の吸入口、前部に第1吹出口と第2吹出口とを有する筐体と、
吸入口の下流側の通風路を左右2つに仕切り、第1吹出口に通じる第1通風路及び第2吹出口に通じる第2通風路を形成する仕切部と、
第1通風路を開閉する第1ダンパープレートと、第2通風路を開閉する第2ダンパープレートと、を備え、
第1通風路は、第1吹出口側に斜めに導風するように、仕切部の側壁に傾斜面と筐体の側壁に傾斜面とが形成され、第2通風路は、第2吹出口側に斜めに導風するように、仕切部の側壁に傾斜面と筐体の側壁に傾斜面とが形成され、
第1ダンパープレートと第2ダンパープレートは、通風方向と直交する回動軸により回動可能に軸支され、
回動軸に操作ダイヤルの回動力を伝達する回動伝達機構が設けられた、ことを特徴とする。
本発明のレジスタによれば、吸入口の下流側の通風路を左右2つに仕切る仕切部によって、第1通風路と第2通風路とが形成される。そして、第1通風路と第2通風路とを開閉する第1ダンパープレートと第2ダンパープレートとが設けられている。そして、第1ダンパープレートと第2ダンパープレートは、操作ダイヤルの回動操作に応じて、送風の閉止位置に回動操作されたとき、送風を閉止し、送風時には、第1吹出口または第2吹出口に対する角度を変えるように傾動する。これにより、第1吹出口及び第2吹出口からの送風方向が変えられる。このように、ダンパープレートが送風を閉止することができ、且つ、空気の送風方向を調整することができるので、筐体内に複数の可動フィンを設けたルーバを配する構造に比して、コンパクトに構成することができ、且つ、レジスタを構成する部品数を減らすことができる。
ここで、上記レジスタにおいて、第1ダンパープレートと第2ダンパープレートは、上端部と下端部とが回動軸を介して左右に回動可能に筐体内に軸支され、筐体の前面に操作ダイヤルが軸支され、
回動伝達機構は、操作ダイヤルと、第1ダンパープレート又は第2ダンパープレートとを、連係し、
第1ダンパープレートの回動軸と第2ダンパープレートの回動軸とが、歯車を介して噛合して構成されたものとすることができる。
これによれば、左右2つのダンパープレートの回動軸が、歯車を介して噛合していることより、左右2つのダンパープレートが左右対称の動きをする。また、回動伝達機構が、操作ダイヤルと、第1ダンパープレート又は第2ダンパープレートとを、連係していることにより、一つの操作ダイヤルによって左右2つのダンパープレートを操作することができる。
また、上記レジスタにおいて、回動伝達機構には、カムリンク機構が設けられ、カムリンク機構は、操作ダイヤルにカム溝が設けられ、第1ダンパープレート又は第2ダンパープレートの回動軸にアーム部を介してカム係合ピンが設けられ、該カム係合ピンが該カム溝と係合して構成されたものとすることができる。
これによれば、回動伝達機構にカムリンク機構を設け、カムリンク機構は、操作ダイヤルにカム溝が設けられ、ダンパープレートの回動軸にアーム部を介してカム係合ピンが設けられているため、操作ダイヤルの動きがスムーズとなり、カムリンク機構をコンパクトに構成することができる。
また、上記レジスタにおいて、操作ダイヤルは、筐体の前上部又は前底部に突設された支軸に上側又は下側から嵌合して軸支され、筐体の前部に操作ダイヤル用開口を設けたベゼルが嵌着され、
ベゼルの上部又は下部には、操作ダイヤル及び支軸を上側又は下側から支持する支持板が設けられた、構成とすることができる。
これによれば、ベゼルに設けた支持板によって、操作ダイヤルと支軸とが下側から支持されるので、別途に軸支部材を設ける場合に比して、レジスタはコンパクトな構成とすることができる。
また、上記レジスタにおいて、第1ダンパープレートの回動軸に第1歯車が一体形成され、第2ダンパープレートの回動軸に第2歯車が一体形成され、第1歯車と第2歯車とが噛合する構成とすることができる。
これによれば、回動軸と歯車とが一体に形成されているため、部品点数を少なくすることができ、且つ、レジスタをコンパクトな構成とすることができる。
本発明のレジスタによれば、コンパクトな構造として、狭小横幅のセンターコンソールに設置することができ、後部座席に効率よく送風し、且つ、送風方向の調整と閉止を操作ダイヤルにより容易に行うことができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 レジスタの背面図である。 レジスタの左側面図である。 レジスタの斜視図である。 図1のA−A概略断面図である。 図1のB−B概略断面図である。 レジスタの分解斜視図である。 レジスタのベゼルを外した状態の斜視図である。 筐体を下側から見た斜視図である。 レジスタを下側から見た斜視図である。 レジスタの底面図である。 第1ダンパープレートの分解斜視図(a)と第2ダンパープレートの分解斜視図(b)である。 操作ダイヤルの斜視図及び平面図である。 送風閉止時の操作ダイヤル(a)とダンパープレート(b)を示す概略断面説明図である。 閉止状態からダンパープレートを約45°回動させた状態の送風時の操作ダイヤル(a)とダンパープレート(b)を示す概略断面説明図である。 閉止状態からダンパープレートを約65°回動させた状態の送風時の操作ダイヤル(a)とダンパープレート(b)を示す概略断面説明図である。 閉止状態からダンパープレートを約85°回動させた状態の送風時の操作ダイヤル(a)とダンパープレート(b)を示す概略断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本明細書において、レジスタの各部の前後は、前がレジスタの吹出口側で、後が吸入口側とする。また、左右は、“第1”が付されたものを左側とし、“第2”が付されたものを右側とする。
図4,7,8に示すように、本発明のレジスタは、図示しない車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールに配設され、空調装置からの空気を後部座席に送風するレジスタとして構成され、
後部に1個の吸入口13、前部に第1吹出口15と第2吹出口16とを有する筐体11と、
図6に示すように、吸入口13の下流側の通風路14を左右2つに仕切り、第1吹出口15に通じる第1通風路17及び第2吹出口16に通じる第2通風路18を形成する仕切部19と、
第1通風路17を開閉する第1ダンパープレート31と、第2通風路18を開閉する第2ダンパープレート32と、を備えている。
また、第1通風路17は、第1吹出口15側に斜めに導風するように、仕切部19の側壁に傾斜面19aと筐体11の側壁に傾斜面17aとが形成され、第2通風路18は、第2吹出口16側に斜めに導風するように、仕切部19の側壁に傾斜面19bと筐体11の側壁に傾斜面18aとが形成され、
図4,7,8に示すように、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、通風方向と直交する回動軸(上下回動軸33〜36)により回動可能に軸支され、
図10,11に示すように、回動軸に操作ダイヤル41の回動力を伝達する回動伝達機構50が設けられた構成となっている。
筐体11は、図6に示すように、内部に通風路14と、後部に1個の吸入口13と、前部に第1吹出口15と第2吹出口16とを有し、後部から前部に向けて左右方向に拡幅する部分を有する略角筒状の筒状体として形成されている。筐体11内部には、後部から前部に向けて左右方向に拡幅する側壁が形成され、左右方向に拡幅する側壁は、それぞれ斜めに導風する傾斜面17aと傾斜面18aとを形成している。
筐体11内部(通風路)には第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32が回動軸を介して軸支されるが、図9に示すように、その軸支のために、上回動軸穴11a,11cが筐体11の上部に設けられ、下回動軸穴11b,11dが筐体11の下部に設けられる。また、筐体11の第1吹出口15と第2吹出口16の前部にはベゼル80が嵌着されるが、図8,9に示すように、その嵌着のために係止爪11eが筐体11の前部に設けられる。
吸入口13は、図5,6に示すように、ダクトを介して空調装置から送られた空気を吸入する部分であり、レジスタの後部に開口部として設けられ、吸入口13から吸入された空気は、通風路14を通り、前方の第1吹出口15と第2吹出口16とから送風される。
図5,6に示すように、筐体11内には、前部中央に仕切部19が設けられ、仕切部19は、吸入口13の下流側の通風路14を左右2つに仕切り、第1吹出口15に通じる第1通風路17と第2吹出口16に通じる第2通風路18とを、筐体11内に形成している。
仕切部19は、図6,7に示すように、略三角柱状に形成され、筐体11内部を左右に二分する中央位置に上下に一体成形されている。仕切部19は、その横断面形状が二等辺三角形状に形成され、上頂点を吸入口13側に向け、側部頂点を左右両側に向け、左側の面に第1吹出口15側に斜めに導風する傾斜面19aが形成され、右側の面に第2吹出口16側に斜めに導風する傾斜面19bが形成されている。つまり、仕切部19の傾斜面19aは、第1通風路17側の傾斜面17aに対向して形成され、傾斜面19bは、第2通風路18側の傾斜面18aに対向して形成される。
上記構成により、吸入口13から吸入され、通風路14を通過した空気は、仕切部19の傾斜面19a,19bと側壁部の傾斜面17a,18a、及び第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32によって、左右方向に分けられる。左方向に分けられた空気は、仕切部19の傾斜面19aと筐体11の傾斜面17a間の第1通風路17を通り、第1吹出口15側に斜めに導風され、右方向に分割された空気は、仕切部19の傾斜面19bと筐体11の傾斜面18a間の第2通風路18を通り、第2吹出口16側に斜めに導風されることになる。
第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、それぞれ、第1通風路17と第2通風路18とをそれぞれ開閉と共に送風方向を調整するもので、第1通風路17と第2通風路18を閉止可能な大きさの、略長方形に形成されている。
図12に示すように、ダンパープレートは、組み立て時に、上回動軸33と嵌合するように、第1ダンパープレート31の上側中央に嵌合部31aが設けられ、上,下回動軸35,36と嵌合するように、第2ダンパープレート32の上,下側中央に嵌合部32a,32bが設けられている。図7に示す、筐体11の下回動軸穴11bに挿通するように、第1ダンパープレート31の下側中央には下回動軸34が形成されている。なお、送風閉止時に、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32が、第1通風路17と第2通風路18との内周に隙間なく当接することができるように、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32の外周に弾性部材のシート状シール材等が装着される。
図7,8に示すように、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、筐体11内の第1通風路17と第2通風路18内に、通風方向と直交する回動軸(上下回動軸33〜36)により回動可能に軸支されている。
そして、送風閉止時、回動操作により、第1ダンパープレート31は、第1通風路17の側壁の傾斜面17aと仕切部19の側壁の傾斜面19aとを結ぶ内周に当接し、第1通風路17を閉止する。第2ダンパープレート32は、第2通風路18の側壁の傾斜面18aと仕切部19の側壁の傾斜面19bとを結ぶ内周に当接し、第2通風路18を閉止する。
また、送風時、回動操作により、第1ダンパープレート31は、第1吹出口15に対する角度を変えるように傾動し、第2ダンパープレート32は、第2吹出口16に対する角度を変えるように傾動することによって、空気の送風方向を調整することが可能なものになっている。
このように、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、通風路を開閉するとともに、空気の送風方向を調整することができるものであるため、フィン(風向調整板)としても作用するため、可動フィン型のレジスタに比して、レジスタを構成する部品数を減らすことができ、レジスタはコンパクトな構造とすることができるものとなっている。
第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、図7,8に示すように、上端部が上回動軸33,35を介して、下端部が下回動軸34,36を介して左右に回動可能に筐体11内に軸支されている。
図5に示すように、上回動軸33,35は、筐体11の上部に設けられた上回動軸穴11a,11cに上方から回動可能に嵌着され、筐体11の内部で、第1ダンパープレート31の嵌合部31aと第2ダンパープレート32の嵌合部32aとに、それぞれ嵌合される。また、下回動軸34は、筐体11の下部に設けられた下回動軸穴11bに筐体11の内部から回動可能に嵌着される。下回動軸36は、筐体11の下部に設けられた下回動軸穴11dに下方から回動可能に嵌着され、筐体11の内部で第2ダンパープレート32の嵌合部32bに嵌合される。これにより、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、筐体11内で、各々、上回動軸33,35と下回動軸34,36を介して、回動可能に軸支される。図7に示すように、下回動軸36には、操作ダイヤル41の回動力を伝達する回動伝達機構50のカムリンク機構51が設けられている。
第1ダンパープレート31の上回動軸33と第2ダンパープレート32の上回動軸35は、筐体11から突出し、筐体11の外側にそれぞれ、第1歯車55と第2歯車56とが設けられ、第1歯車55と第2歯車56は噛合する。これにより、上回動軸33と上回動軸35は、第1歯車55と第2歯車56とを介して噛合して構成され、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32とが連係される。
図12に示すように、第1歯車55は第1ダンパープレート31の上回動軸33に一体形成され、第2歯車56は第2ダンパープレート32の上回動軸35に一体形成されている。回動軸に歯車が一体形成されることによって、レジスタは、部品点数を少なくすることができ、コンパクトな構成とすることができる。図12に示すように、第1歯車55と第2歯車56は、上回動軸33と上回動軸35の上部に扇型形状に一体形成され、上回動軸33と上回動軸35の下部には、係止爪33aと係止爪35aが設けられ、係止爪33aと係止爪35aは、第1ダンパープレート31の嵌合部31aと第2ダンパープレート32の嵌合部32aに、各々係止される。第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、第1歯車55と第2歯車56が連動することにより、図14〜17に示すように、左右対称の動きをし、いわゆる観音開き状に回動する。これにより、図14に示す第1ダンパープレート31が送風閉止状態にある時は、第2ダンパープレート32も送風閉止状態にある。また、図17に示す第1ダンパープレート31が送風開放状態にある時は、第2ダンパープレート32も送風開放状態にある。
操作ダイヤル41は、図13に示すように、略円形の平板形状に形成され、中央に軸孔42が形成され、軸孔42の近傍に、カムリンク機構51としてのカム溝46が円弧状に形成されている。さらに、軸孔42の外周部には同軸上に円弧状のガイド孔43が設けられ、このガイド孔43に突き出すように突部45が弾性部44を介して、ばね状弾性を有して設けられる。一方、操作ダイヤル41は、図9に示す筐体11の前底部に突設された支軸12に下側から嵌合して、図10に示すように軸支されるが、このとき、ガイドレール61がガイド孔43内に進入し、突部45がガイドレール61の内周面に接触する。
回動伝達機構50は、図7に示すように、操作ダイヤル41の回動力をカムリンク機構51を介して、第2ダンパープレート32に伝達し、第1歯車55、第2歯車56を介して、第1ダンパープレート31に操作ダイヤル41の回動力が伝達されるように構成される。図10,11,13に示すように、カムリンク機構51は、操作ダイヤル41にカム溝46が設けられ、第1ダンパープレート31又は第2ダンパープレート32の回動軸(図中では下回動軸36)にアーム部52を介してカム係合ピン53が設けられ、カム係合ピン53がカム溝46と係合して構成されている。
そして、図14〜17に示すように、操作ダイヤル41が送風閉止から送風開放させる方向に回動操作されたとき、操作ダイヤル41のカム溝46に係合するカム係合ピン53とアーム部52が回動し、第1ダンパープレート31及び第2ダンパープレート32は、第1通風路17及び第2通風路18を閉止から開放する方向に回動し、第1通風路17及び第2通風路18が開放されることになる。
図9,11に示すように、筐体11下部の底部に突設された支軸12近傍に円弧状のガイドレール61が設けられ、ガイドレール61の略両端の2か所に突状のストッパー62が設けられる。一方、図13に示すように、操作ダイヤル41に突部45を設けている。図14〜17に示すように、操作ダイヤル41が回動操作されたとき、突部45がガイドレール61に接触しながらガイドされて回動し、図14に示すように送風閉止状態となったとき及び図17に示すように送風開放状態になったとき、突部45がストッパー62を乗り超えてクリック感を発生させる。このように、突部45は弾性部44を介して軸孔42近傍に設けられ、操作ダイヤル41の突部45がストッパー62を乗り超えた際、クリック感が指に伝わり、レジスタが送風閉止状態又は送風開放状態になったことを、使用者は節度感によって認識することができる。
筐体11の前部にはベゼル80が嵌着されている。ベゼル80の下部には、操作ダイヤル用開口85が設けられると共に、操作ダイヤル41及び支軸12を下側から支持する支持板81が設けられている。操作ダイヤル41は、回動操作が可能なように、その一部分がベゼル80の操作ダイヤル用開口85から前方に突出するように配設されている。
図1,4に示すように、ベゼル80は、空気吹出口82と、空気吹出口82に設けられた3つの固定フィン83と、操作ダイヤル41が突出する操作ダイヤル用開口85とを備えている。本レジスタにおいて、3枚の固定フィン83は、空気吹出口82の左右方向に固定され、前縁部が上方を向き、空気を後部座席乗員の上半身方向に送風することができるような構成になっている。なお、設置する固定フィン83は、空気を後部座席乗員の上半身方向に送風することができる数であれば1枚或は複数枚でもよい。
次に、本レジスタの組付け工程の概略を図7に基づいて説明する。第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、筐体11の内側に配置され、回動軸33〜36が嵌着されることによって、筐体11に回動可能に軸支される。この時、先ず、第1ダンパープレート31は、下回動軸34が筐体11の内側から下回動軸穴11dに回動可能に軸支され、上回動軸33が筐体11の外側から上回動軸穴11aを貫通し、係止爪33aが第1ダンパープレート31の嵌合部31aと嵌合されることによって筐体11に組み付けられる。なお、上回動軸33が上回動軸穴11aに回動可能に軸支されているため、第1ダンパープレート31は、回動可能に軸支されることになる。第2ダンパープレート32は、筐体11の内側に配置された状態で、上回動軸35が筐体11の外部から上回動軸穴11cに挿通され、係止爪35aが嵌合部32aと嵌合され、下回動軸36が筐体11の外部から下回動軸穴11dに挿通され、係止爪36aが嵌合部32bと嵌合されて、第2ダンパープレート32は、筐体11に回動可能に軸支される。また、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32とが観音開き状に回動するように、上回動軸33の第1歯車55と上回動軸35の第2歯車56は噛合わされる。
次に、操作ダイヤル41が、筐体11の支軸12に、下側からその軸孔42を嵌入するように嵌め込まれ、回動可能に軸支される。このとき、下回動軸36のカム係合ピン53が操作ダイヤル41のカム溝46と係合し、カムリンク機構51が形成される。
次に、ベゼル80が、筐体11の前面に係止爪11eを介して嵌着され、ベゼル80に設けられた支持板81が操作ダイヤル41と支軸12とを下側から支持することになる。操作ダイヤル41は、操作可能となるように、ベゼル80の操作ダイヤル用開口85から一部が突出している。
本レジスタは、空調装置からの空気を後部座席に送風するものであり、コンパクトに構成されているため、センターコンソールが狭小横幅であるコンパクトカーなどの小型車種でも、運転席シートや助手席シートに干渉することなく、センターコンソールに装着することができる。
次に、本レジスタの使用形態を図15〜17等に基づいて説明する。送風を止める場合、図14に示すように、操作ダイヤル41が左方向(図14(a)の時計方向)に回動操作されると、カムリンク機構51を介して、第2ダンパープレート32は、第2通風路18を閉止する方向(図14(a)の時計方向)に回動し、第2通風路18を閉止する。そして、第2ダンパープレート32と歯車を介して噛合する第1ダンパープレート31は、観音開き状に回動し、第1通風路17を閉止する方向(図14(a)の反時計方向)に回動し、第1通風路17を閉止する。
送風を開放する場合、図15〜17に示すように、操作ダイヤル41を図16(a),17(a)の反時計方向に回動操作すると、カムリンク機構51を介して、第2ダンパープレート32は、第2通風路18を開放する方向に回動し、第2通風路18を開放する。観音開き状に回動する第1ダンパープレート31は、第1通風路17を開放する方向に回動し、第1通風路17を開放する。このとき、第1吹出口15と第2吹出口16から送風される送風方向は、図15〜17の如く、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32の回動角度に応じて変わり、図15に示すようにダンパープレートの回動の角度(回動角)が閉止位置から約45°のときの送風では、後部座席の乗員の略正面に向けて送風され、図16に示すように回動角が65°の送風では、送風方向が左右に分けられて送風される。第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32が、図17に示すように回動角が85°の送風では、送風方向は大きく左右に分けられ、最も効率良く送風されることになる。このように、第1通風路17と第2通風路18の通風方向と平行になったとき、本レジスタによれば、後部座席に効率よく送風し、且つ、送風方向の調整と閉止を、操作ダイヤル41により容易に行うことができる。
以上から、本発明のレジスタによれば、吸入口13の下流側の通風路14を左右2つに仕切る仕切部19によって、第1通風路17と第2通風路18とが形成される。そして、第1通風路17と第2通風路18とを開閉する第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32とが設けられている。そして、第1ダンパープレート31と第2ダンパープレート32は、操作ダイヤル41の回動操作に応じて、送風の閉止位置に回動操作されたとき、送風を閉止し、送風時には、第1吹出口15または第2吹出口16に対する角度を変えるように傾動する。これにより、第1吹出口15及び第2吹出口16からの送風方向が変えられる。このように、ダンパープレートが送風を閉止するとともに、空気の送風方向を調整することができるので、筐体内に複数の可動フィンを設けたルーバを配する構造に比して、コンパクトに構成することができ、且つ、レジスタを構成する部品数を減らすことができる。
なお、上記レジスタでは、操作ダイヤルを筐体の下部に設けたものを例にとり説明したが、本発明のレジスタはこれに限定されるものではない。例えば、操作ダイヤルは筐体の前上部に突設された支軸に軸支することもできる。この場合、レジスタは、上記実施形態と、操作ダイヤルと回動伝達機構の上下関係が反対の構成になる。筐体の前上部に操作ダイヤルが配置されることによって、操作ダイヤルは、センターコンソールの上部に配置されることになり、運転席や助手席の乗員から容易に操作可能な位置に配置されることになる。そして、運転席や助手席の乗員は、座りながらにして、操作ダイヤルを容易に操作することが可能となる。
また、上記レジスタにおいて、吸入口が筐体の後底部に開口形成され、センターコンソールの内部のダクトが屈曲部を有することにより上方に延設され、延設されたダクトと筐体の後底部に開口形成された吸入口とが接続される構造としてもよい。これによれば、ダクトの配置された位置より上方にレジスタを設置することができるため、レジスタは、後部座席の乗員の上半身の方向に送風可能なものとなる。
11…筐体、12…支軸、13…吸入口、14…通風路、15…第1吹出口、16…第2吹出口、17…第1通風路、17a…傾斜面、18…第2通風路、18a…傾斜面、19…仕切部、19a…傾斜面、19b…傾斜面、31…第1ダンパープレート、32…第2ダンパープレート、33,35…上回動軸、34,36…下回動軸、41…操作ダイヤル、46…カム溝、50…回動伝達機構、51…カムリンク機構、52…アーム部、53…カム係合ピン、55…第1歯車、56…第2歯車、80…ベゼル、81…支持板、85…ダイヤル用開口。

Claims (5)

  1. 車両の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールに配設され、空調装置からの空気を後部座席に送風するレジスタにおいて、
    後部に1個の吸入口、前部に第1吹出口と第2吹出口とを有する筐体と、
    前記吸入口の下流側の通風路を左右2つに仕切り、第1吹出口に通じる第1通風路及び第2吹出口に通じる第2通風路を形成する仕切部と、
    前記第1通風路を開閉する第1ダンパープレートと、前記第2通風路を開閉する第2ダンパープレートと、を備え、
    前記第1通風路は、前記第1吹出口側に斜めに導風するように、前記仕切部の側壁に傾斜面と筐体の側壁に傾斜面とが形成され、前記第2通風路は、前記第2吹出口側に斜めに導風するように、前記仕切部の側壁に傾斜面と前記筐体の側壁に傾斜面とが形成され、
    前記第1ダンパープレートと前記第2ダンパープレートは、通風方向と直交する回動軸により回動可能に軸支され、
    該回動軸に操作ダイヤルの回動力を伝達する回動伝達機構が設けられた、ことを特徴とするレジスタ。
  2. 前記第1ダンパープレートと第2ダンパープレートは、上端部と下端部とが回動軸を介して左右に回動可能に前記筐体内に軸支され、該筐体の前部に前記操作ダイヤルが軸支され、
    前記回動伝達機構は、該操作ダイヤルと、該第1ダンパープレート又は該第2ダンパープレートとを、連係し、
    該第1ダンパープレートの回動軸と該第2ダンパープレートの回動軸とが、歯車を介して噛合して構成された、ことを特徴とする請求項1に記載のレジスタ。
  3. 前記回動伝達機構には、カムリンク機構が設けられ、該カムリンク機構は、前記操作ダイヤルにカム溝が設けられ、前記第1ダンパープレート又は前記第2ダンパープレートの回動軸にアーム部を介してカム係合ピンが設けられ、該カム係合ピンが該カム溝と係合して構成されたことを特徴とする請求項2に記載のレジスタ。
  4. 前記操作ダイヤルは、前記筐体の前上部又は前底部に突設された支軸に上側又は下側から嵌合して軸支され、該筐体の前部に操作ダイヤル用開口を設けたベゼルが嵌着され、
    該ベゼルの上部又は下部には、該操作ダイヤル及び該支軸を上側又は下側から支持する支持板が設けられた、
    ことを特徴とする請求項3に記載のレジスタ。
  5. 前記第1ダンパープレートの前記回動軸に第1歯車が一体形成され、前記第2ダンパープレートの前記回動軸に第2歯車が一体形成され、該第1歯車と該第2歯車とが噛合することを特徴とする請求項2又は3に記載のレジスタ。
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