JP6585647B2 - 車両用レジスタ装置 - Google Patents
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Description
また、フィンアッセンブリの各構成要素に成形誤差があると、通風路遮断状態においてフィン同士に僅かな隙間が生じたり、並び方向の両端に位置するフィンとレジスタ本体の受面との間に僅かな隙間が生じることがあり、このような隙間からの空気漏れが乗員を不快にすることがある。
通風路を有しこの通風路の下流端が空調装置からの空気を車室へ吹き出すための吹出口として提供されるレジスタ本体と、上記通風路に配置されるとともに複数のフィンと連動リンクを有するフィンアッセンブリとを備え、
上記レジスタ本体は第1方向に対向する一対の第1壁と、上記第1方向と交差する第2方向に対向する一対の第2壁とを有し、
上記複数のフィンは、上記第1方向に延びるとともに上記第2方向に間隔をおいて配置され、その両端の回動軸を介して、上記第1方向に延びる回動軸線を中心にして回動可能に上記第1壁に支持されており、
上記連動リンクは上記複数のフィンに回動可能に連結され、上記連動リンクの移動により上記複数のフィンが同時に回動するようになっており、
上記一対の第2壁の内面には上記第1方向に延びる受面がそれぞれ形成されており、
上記複数のフィンが互いに重なり合って接するとともに、上記複数のフィンのうち上記第2方向の両端に位置するフィンが上記一対の受面にそれぞれ接することにより、上記通風路を遮断するようにした車両用レジスタ装置において、
上記通風路遮断状態において上記複数のフィンから選択された選択フィンの開き方向の回動を制限する回動制限手段を、備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、選択フィンを通風路遮断位置に向かって回動操作だけで、選択フィンを回動制限状態にすることができ、通風路遮断位置から反対方向に回動操作するだけで回動制限状態から脱することができる。また、回動制限手段を選択フィンの回動軸とレジスタ本体により構成するため、新たな部品が不要であり、製造コストを抑制することができる。
上記構成によれば、回動制限手段をレジスタ本体内に配置することができる。
上記構成によれば、選択フィンを遮断位置に向かって回動させる時に要する力に比べて、遮断位置から選択フィンを開き方向へ回動する時に要する力が大きいので、操作性を高めることができるとともに、通風路遮断状態をより一層確実に維持できる。
上記構成によれば、回動制限手段と受面が近い位置にあるので、上記選択フィンを通風路遮断位置で、がたつきなく保持することができる。
上記構成によれば、フィンアッセンブリの各構成要素に成形誤差があっても、隣接するフィン間のオーバーラップ設計により、フィン同士を隙間なく確実に当接させることができ、選択フィンの反対側に位置するフィンと受面との間のオーバーラップ設計により、当該フィンと受面とを隙間なく確実に当接させることができる。これにより、通風路の遮断状態においてフィンアッセンブリからの空気の漏れを最小限にすることができる。
上記オーバーラップ設計により、上記フィン同士の当接箇所や、上記反対側のフィンと受面の当接箇所には、フィン等の弾性変形を伴って押圧力が生じることがある。そのため、選択フィンは隣接するフィンにより受面から離れる方向の回動力を受けることがある。しかし、選択フィンは回動制限手段により回動を制限されているため、受面から離れず、受け面との間に隙間が形成されないので、空気漏れを防ぐことができる。
上記構成によれば、通風路の遮断状態において、成形誤差に起因した各フィンの過剰な回動を抑制することにより、フィン同士の良好な当接状態を確保することができる。
図1に示すように、レジスタ装置はレジスタ本体10を備えており、このレジスタ本体10の上流端はダクトを介して空調装置(図示しない)に接続されている。
レジスタ本体10は、左右の側壁11(第1壁)と、上壁12および下壁13(第2壁)とを有している。
複数のフィン21は、上下方向(第2方向)に延びる細長い板形状をなし、左右方向(車幅方向;第1方向)に間隔をおいて配置されている。複数のフィン21は上下端に回動軸22,23を有し、これら回動軸22,23が、レジスタ本体10の上壁12と下壁13に形成された軸受穴12a,13aに挿入されることにより、フィン21は上下方向に延びる回動軸線L1を中心に回動可能に支持されている。
複数のフィン31a〜31eは、左右方向(第1方向)に延びる細長い板形状をなし、上下方向(第2方向)に間隔をおいて配置されている。
図2、図3に示すように、複数のフィン31a〜31eの左右端の回動軸50は、左右の側壁11に形成された軸受穴11aにそれぞれ回動可能に支持されている。これらフィン31a〜31eの回動軸線L2を図3において符号L2で示す。
レジスタ本体10の下壁13の内面は、吹出側が低くなっており、これにより形成された下流側を向く段差面が後述の作用をなす受面85として提供される。この受面85も左右方向に延びている。
最上位のフィン31aは、受面81への当たりと、係止面91b,95aの係止により、ガタなく遮断位置に維持される。
上記オーバーラップ設計に伴い、フィン31a〜31eにおける隣接するフィン同士は押圧力をもって接し、最下位のフィン31eは押圧力をもって受面85に接する。最上位のフィン31aは、隣接するフィン31bにより受面81から離れる方向の力を受けるが、係止凸部91の係止面91bと係止凸部95の係止面95aの係止により、その回動を阻止され、受面81に接した状態を維持することができる。
例えば、本体側係合凸部がガイド面と第1係止面を有し、フィン側係合凸部が第2係止面を有していてもよい。
本実施形態のようにフィンが5つと比較的多い場合には、一部の隣接するフィン同士は設計上オーバーラップしていなくてもよい。また、中間のフィンの一部だけを規制面で回動規制してもよい。
通風路に1つのフィンアッセンブリだけを配置してもよい。この場合、例えば中央のフィンに取り付けた操作ノブを掴んで、このフィンを回すことにより通風路を遮断してもよい。
11 左右の側壁(第1壁)
12 上壁(第2壁)
13 下壁(第2壁)
15 通風路
15a 吹出口
30 奥側フィンアッセンブリ(フィンアッセンブリ)
31a〜31e フィン
31a 最上位のフィン(選択フィン)
31e 最下位のフィン(反対側のフィン)
35 連動リンク
40 操作ノブ(操作部材)
50 回動軸
51 小径部(第1軸部分)
52 大径部(第2軸部分)
60 段差面
62a〜62e 規制面
70 延長部
81,85 受面
90 回動制限手段
91 係合凸部(フィン側係合凸部)
91a ガイド面
91b 係止面(第1係止面)
95 係合凸部(本体側係合凸部)
95a 係止面(第2係止面)
Claims (7)
- 通風路を有しこの通風路の下流端が空調装置からの空気を車室へ吹き出すための吹出口として提供されるレジスタ本体と、上記通風路に配置されるとともに複数のフィンと連動リンクを有するフィンアッセンブリとを備え、
上記レジスタ本体は第1方向に対向する一対の第1壁と、上記第1方向と交差する第2方向に対向する一対の第2壁とを有し、
上記複数のフィンは、上記第1方向に延びるとともに上記第2方向に間隔をおいて配置され、その両端の回動軸を介して、上記第1方向に延びる回動軸線を中心にして回動可能に上記第1壁に支持されており、
上記連動リンクは上記複数のフィンに回動可能に連結され、上記連動リンクの移動により上記複数のフィンが同時に回動するようになっており、
上記一対の第2壁の内面には上記第1方向に延びる受面がそれぞれ形成されており、
上記複数のフィンが互いに重なり合って接するとともに、上記複数のフィンのうち上記第2方向の両端に位置するフィンが上記一対の受面にそれぞれ接することにより、上記通風路を遮断するようにした車両用レジスタ装置において、
上記通風路遮断状態において上記複数のフィンから選択された選択フィンの開き方向の回動を制限する回動制限手段を、備えたことを特徴とする車両用レジスタ装置。 - 上記回動制限手段は、上記選択フィンの少なくとも一方の回動軸の外周に形成されたフィン側係合凸部と、上記レジスタ本体の上記第1壁に形成された本体側係合凸部とを有し、上記フィン側係合凸部と上記本体側係合凸部の係合により、上記通風路遮断状態において上記選択フィンの開き方向の回動が制限されることを特徴とする請求項1に記載の車両用レジスタ装置。
- 上記一対の第1壁の少なくとも一方の内面には段差面が形成され、この段差面に上記本体側係合凸部が形成され、
上記選択フィンの回動軸は、上記第1壁の軸受穴に挿入される第1軸部分と、上記選択フィンの端と上記第1軸部分と間に配置された第2軸部分とを有し、この第2軸部分の外周に上記フィン側係合凸部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の車両用レジスタ装置。 - 上記フィン側係合凸部と本体側係合凸部のうちの一方の係合凸部が、ガイド面と第1係止面を有し、他方の係合凸部が第2係止面を有し、
上記選択フィンが上記通風路を遮断する遮断位置へ向かう際に上記ガイド面が上記他方の係合凸部を案内し、
上記選択フィンが遮断位置にある時、上記第1係止面と上記第2係止面が当たることにより、上記選択フィンの開き方向への回動が制限されることを特徴とする請求項2または3に記載の車両用レジスタ装置。 - 上記選択フィンは、上記複数のフィンの並び方向において一方の端に配置され、上記通風路遮断状態において、上記一対の受面のうちの一方に接するとともに、上記回動制限手段により上記一方の受面から離れる方向の回動を制限されることを特徴とする請求項1に記載の車両用レジスタ装置。
- 上記フィンアッセンブリは上記通風路遮断状態で、上記複数のフィンのうち少なくとも一部の隣接するフィン同士がオーバーラップするとともに、上記選択フィンとは並び方向の反対側の端に位置するフィンが他方の受面にオーバーラップするように、設計されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用レジスタ装置。
- 複数のフィンが3つ以上のフィンを含み、
上記複数のフィンのうち少なくとも中間の一部のフィンが、その長手方向の端面から上記第1方向に突出する延長部を有しており、
上記レジスタ本体の上記第1壁には段差面が形成され、この段差面は、上記延長部に対向する規制面を有しており、
上記通風路遮断状態において、上記延長部が上記規制面に当たることにより、上記少なくとも中間の一部のフィンの回動が規制されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用レジスタ装置。
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