JP6798444B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹出す空調用空気の向きをフィンにより変更等する空調用レジスタに関する。
例えば、車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきた空調用空気を吹出す空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタは、空調用空気の流路を有するリテーナを備えている。リテーナには、複数のフィンが、空調用空気の流れ方向に対し交差する方向へ配列されている。
各フィンは、上記流れ方向を変更するための板状のフィン本体と、フィン本体から突出し、かつフィン本体をリテーナに傾動可能に支持するフィン軸と、フィン本体の端面からフィン軸に対し平行に突出する連結ピンとを備えている。そして、フィン毎の連結ピンが、フィンの配列方向へ延びる連結ロッドの連結孔に回動可能に挿通されている。フィン毎の連結ピンと連結ロッドとにより、リンク機構が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
そのため、所定のフィンを傾動させることで、その傾動をリンク機構により他の全てのフィンに伝達し、これらのフィンを所定のフィンと同じ傾向の傾きとなるように同期させた状態で傾動させ、空調用空気の流れ方向を変えることができる。
上記タイプの空調用レジスタとして、二色成形法により、複数のフィンを、それらの連結ピンを連結ロッドの連結孔に挿通させた状態で成形するものがある。この空調用レジスタでは、連結ロッドの厚み方向の一方の面を各フィン本体の上記端面に接触させた状態で、フィン及び連結ロッドが成形される。
特許第4643056号明細書
ところで、上述したように、フィン本体と連結ロッドとが接触すると、両者の間に摩擦が生ずる。この摩擦の大きさは、フィン本体と連結ロッドとの接触面積に応じて異なる。
この点、従来の空調用レジスタでは、フィンの傾動に伴い接触面積が変化し、フィン本体と連結ロッドとの間に生ずる摺動抵抗が変化する。その結果、フィンを傾動させるための操作を行った場合の操作荷重がフィンの傾きに応じて異なり、このことが操作フィーリングの低下を招く。
こうした問題は、連結ロッド本体がフィンの端面に接触した状態で、複数のフィンが連結ロッドによって連結されたものであれば、共通して起こり得る。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、フィンを傾動させる際の操作フィーリングの向上を図ることのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、空調用空気の流路を有するリテーナ内において、同空調用空気の流れ方向に対し交差する方向へ配列された複数のフィンを備え、各フィンは、前記流れ方向を変更するための板状のフィン本体と、前記フィン本体から突出し、かつ前記フィン本体を前記リテーナに傾動可能に支持するフィン軸と、前記フィン本体の端面から前記フィン軸に対し平行に突出する連結ピンとを備え、前記フィン毎の前記連結ピンが、前記フィンの配列方向へ延びる連結ロッドの連結孔に回動可能に挿通され、さらに、前記連結ロッドが各フィン本体の前記端面に接触されている空調用レジスタであって、前記連結ロッドの主要部は、前記配列方向へ延びるロッド本体により構成され、前記連結ロッドは、前記ロッド本体の幅よりも大きな直径を有する円盤部を各連結孔の回りに有しており、前記ロッド本体の幅方向における前記円盤部の両側部は、前記ロッド本体から同幅方向における両側へ突出している。
上記の構成を有する空調用レジスタでは、連結ロッドが各フィン本体の端面に接触しているため、各フィンが傾動される際には、フィン本体と連結ロッドとの間で摩擦が発生する。この摩擦の大きさは、フィン本体と連結ロッドとの接触面積に応じて異なる。
この点、上記の構成によれば、連結ロッドが各連結孔の回りに円盤部を有している。各円盤部は、ロッド本体の幅よりも大きな直径を有している。しかも、ロッド本体の幅方向における円盤部の両側部は、ロッド本体から同幅方向における両側へ突出している。そのため、フィン本体と連結ロッドとの接触面積は、フィン本体がロッド本体に対しなす角度に拘わらず略一定となる。すなわち、フィンが傾動された場合、接触面積は変化しにくく、フィン本体と連結ロッドとの間に生ずる摺動抵抗は略一定となる。その結果、フィンを傾動させる際の操作荷重がフィンの傾きに応じて大きく変化する現象が起こりにくい。
上記空調用レジスタにおいて、全ての前記フィンと前記連結ロッドとは、互いに異なる種類の樹脂材料により、前記連結ロッドの厚み方向における一方の面を各フィン本体の前記端面に接触させた状態で形成されており、前記ロッド本体における隣り合う前記円盤部の間には、空洞部が形成されていることが好ましい。
上記の構成を有する空調用レジスタでは、全てのフィン及び連結ロッドは、互いに異なる種類の樹脂材料を用いて形成される。しかも、その形成は、連結ロッドの厚み方向における一方の面を、各フィン本体の端面に接触させた状態で行われる。
一方で、連結ロッドは、フィンの配列方向へ延びている。そのため、金型により、連結ロッドの形状に成形された溶融樹脂は、冷却及び硬化する際に、同連結ロッドの長さ方向に、他の方向よりも多く収縮する。この収縮量が、隣り合う連結孔間で異なり、連結孔間の間隔がばらつくと、連結ピンの軸線が、複数のフィン間で非平行となり、フィン本体と連結ロッドとの間の摺動抵抗にばらつきが生じ、フィンを傾動させる際の操作フィーリングを低下させる。
この点、上記の構成によるように、ロッド本体における隣り合う円盤部の間に空洞部が形成されると、その空洞部が、溶融樹脂の冷却及び硬化の際の長さ方向の収縮を吸収する。この吸収により、隣り合う連結孔間での溶融樹脂の収縮量のばらつきが抑制される。隣り合う連結孔間の間隔のばらつきが小さくされ、フィン本体と連結ロッドとの間の摺動抵抗のばらつきが小さくされ、フィンを傾動させる際の操作フィーリングが、空洞部のないものよりも向上する。
上記空調用レジスタにおいて、前記空洞部は、前記ロッド本体における前記円盤部に隣接する箇所に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、空洞部が溶融樹脂の収縮を抑制する作用が、ロッド本体において円盤部に隣接する箇所で行われる。そのため、連結孔間の間隔のばらつきが小さくされる。フィン本体と連結ロッドとの間の摺動抵抗のばらつきが抑制され、フィンを傾動させる際の操作フィーリングが、空洞部が円盤部から離れた箇所に形成された場合よりも向上する。
また、溶融樹脂の収縮抑制が円盤部の近くで行われ、収縮が円盤部の形状に及ぼす影響が小さくされ、円盤部がより円形に近い形状に形成される。そのため、フィン本体と連結ロッドとの接触面積は、フィン本体がロッド本体に対しなす角度に拘わらず、さらに一定に近づけられる。すなわち、フィンが傾動された場合、接触面積はより変化しにくく、フィン本体と連結ロッドとの間に生ずる摺動抵抗はより一定に近づく。その結果、フィンを傾動させる際の操作荷重がフィンの傾きに応じて変化する現象は、一層起こりにくくなる。
上記空調用レジスタにおいて、前記空洞部は、前記ロッド本体において前記配列方向に延びる仮想直線の上に位置していることが好ましい。
上記の構成によれば、空洞部が溶融樹脂の収縮を抑制する作用は、ロッド本体において、フィンの配列方向に延びる仮想直線の上で行われる。そのため、連結孔間の間隔のばらつきが小さくされる。フィン本体と連結ロッドとの間の摺動抵抗のばらつきが抑制される。ロッド本体の幅方向における空洞部の位置が、隣り合う連結孔間でばらつく場合に比べ、フィンを傾動させる際の操作荷重が安定する。
上記空調用レジスタにおいて、前記配列方向における中間部分の円盤部は、同方向の両側から一対の前記空洞部により挟み込まれており、一対の前記空洞部は、前記連結孔から等距離離れた箇所に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、上記配列方向における中間部分の円盤部は、同方向の両側から一対の空洞部により挟み込まれる。両空洞部が溶融樹脂の収縮を抑制する作用は、連結孔から等距離離れた箇所で行われる。そのため、連結孔間の間隔のばらつきが小さくされる。フィン本体と連結ロッドとの間の摺動抵抗のばらつきが抑制される。円盤部を挟む一対の空洞部の連結孔からの距離が互いに異なる場合に比べ、フィンを傾動させる際の操作荷重が安定する。
上記空調用レジスタによれば、フィンを傾動させる際の操作フィーリングの向上を図ることができる。
一実施形態における空調用レジスタの全体を示す斜視図。 図1の空調用レジスタから上流フィン、一部の下流フィン、ノブ及びフォークを抜き出して示す斜視図。 図1の空調用レジスタから上流フィン及び上流連結ロッドを抜き出して、斜め上方から見た斜視図。 図3の上流フィン及び上流連結ロッドを斜め下方から見た斜視図。 図3及び図4における上流フィン及び上流連結ロッドの正面図。 図6(a)は図5における6a−6a線に沿った断面図、図6(b)は図6(a)の一部を拡大して示す部分断面図。 図7(a)は、図3及び図4における上流フィン及び上流連結ロッドの底面図、図7(b)は図7(a)の一部を拡大して示す部分底面図。 一実施形態における上流連結ロッドの部分底面図。 図7(b)における9−9線に沿った断面図。 図7(b)の状態から上流フィンが傾動されたときの上流フィン及び上流連結ロッドの部分底面図。
以下、車両に組込まれて使用される空調用レジスタに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネル(図示略)が設けられ、その左右方向における中央部、側部等には空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの主な機能は、空調装置から送られてきて車室内に吹出す空調用空気(温風や冷風)の向き(風向き)を変更等することである。
図1及び図2に示すように、空調用レジスタは、リテーナ10、複数のフィン、ノブ41及びフォーク45を基本的な構成要素として備えている。次に、これら各部の構成について説明する。
<リテーナ10>
リテーナ10は、空調装置の送風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものである。リテーナ10は、硬質の樹脂材料によって形成された複数の部材からなり、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ10の内部空間は、空調装置から送られてくる空調用空気A1の流路(以下「通風路11」という)を構成している。ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」といい、同空調装置から遠い側を「下流」というものとする。通風路11の下流端は、空調用空気A1の吹出口12を構成している。
通風路11は、リテーナ10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、左右方向に相対向する一対の縦壁部13と、上下方向に相対向する一対の横壁部14とを備えている。
<フィン>
フィンは、複数の下流フィン及び複数の上流フィンを備えている。
複数の下流フィンは、通風路11であって吹出口12の上流近傍において、上下方向へ互いに離間した状態で配列されている。この方向は、上記流れ方向に対し交差する方向である。
ここで、複数の下流フィンを区別するために、上下方向における中央部付近に位置するものを「下流フィン15」といい、それ以外のものを「下流フィン16」というものとする。
各下流フィン15,16は、板状の下流フィン本体21と、一対の下流フィン軸22と、下流連結ピン23とを備えている。各下流フィン本体21は、空調用空気A1の流れ方向よりも左右方向に細長い板状をなしている。下流フィン15,16毎の一対の下流フィン軸22は、下流フィン本体21の左右方向の両方の端面から、同左右方向のうち、下流フィン本体21から遠ざかる方向へ突出している。各下流フィン15,16は、左右の両下流フィン軸22において左右の両縦壁部13に支持されており、両下流フィン軸22を支点として上下方向へ傾動可能である。下流連結ピン23は、各下流フィン本体21の右方の端面であって、下流フィン軸22から上流へ偏倚した箇所から、下流フィン軸22に対し平行に右方へ突出している。
下流フィン15,16毎の下流連結ピン23は、略上下方向へ延びる下流連結ロッド(図示略)によって相互に連結されている。下流フィン15,16毎の下流連結ピン23及び下流連結ロッドにより、複数の下流フィン15,16を機械的に連結し、下流フィン16を下流フィン15と同じ傾向の傾きとなるように同下流フィン15に同期した状態で傾動させるリンク機構(図示略)が構成されている。
複数の上流フィンは、通風路11の下流フィン15,16よりも上流近傍において、左右方向へ互いに離間した状態で配列されている。この方向は、上記流れ方向及び上記下流フィン15,16の配列方向(上下方向)に対し交差する方向である。
ここで、複数の上流フィンを区別するために、左右方向における中央部分に位置するものを「上流フィン24」といい、それ以外のものを「上流フィン25」というものとする。
図3及び図4に示すように、各上流フィン24,25は、板状の上流フィン本体26と、上下一対の上流フィン軸32と、上流連結ピン33とを備えている。上流フィン本体26は、空調用空気A1の流れ方向及び上下方向に延びる板状をなしている。上流フィン24,25毎の一対の上流フィン軸32は、上流フィン本体26の上下の両端面26aのうち、上記流れ方向における中央部付近から、同上下方向のうち、上流フィン本体26から遠ざかる方向へ突出している。各上流フィン24,25は、上下の両上流フィン軸32において上下の両横壁部14(図1参照)に支持されており、両上流フィン軸32を支点として左右方向へ傾動可能である。上流連結ピン33は、上流フィン本体26の下側の端面26aであって、上流フィン軸32から上流へ偏倚した箇所、より正確には、上流フィン軸32と上流フィン本体26の上流端との間の中間部分から、上流フィン軸32に対し平行に下方へ突出している(図6(a),(b)参照)。
上流フィン24,25毎の上流連結ピン33は、上流連結ロッド34によって相互に連結されている。より詳しくは、上流連結ロッド34の主要部は、左右方向へ延びるロッド本体35によって構成されている。図6(b)及び図8に示すように、ロッド本体35には、同ロッド本体35をそれぞれ上下方向に貫通する複数の連結孔36が、左右方向に略等間隔毎に形成されている。左右方向における両端の連結孔36は、ロッド本体35の同方向における両端部に位置している。各連結孔36の内壁面36aは、下側ほど拡径するテーパ状に形成されている。
図7(a),(b)に示すように、上記流れ方向におけるロッド本体35の寸法を「幅W1」というものとすると、上流連結ロッド34は、幅W1よりも大きな直径D1を有する円盤部37を各連結孔36の回りに有している。ロッド本体35の幅方向における各円盤部37の両側部37aは、ロッド本体35から同幅方向における両側へ突出している。
上記上流フィン24,25と上流連結ロッド34とは、互いに異なる種類の樹脂材料(例えば、PPとABS)によって形成されている。
そして、図6(b)に示すように、上流フィン24,25毎の上流連結ピン33が、対応する連結孔36に回動可能に挿通されている。各上流連結ピン33の上流フィン本体26との境界部分には、下側ほど拡径するテーパ部33aが形成されている。各上流連結ピン33は、このテーパ部33aにおいて連結孔36に挿通されている。各上流連結ピン33においてテーパ部33aよりも下側の部分は、連結孔36よりも下方に露出している。各上流連結ピン33の連結孔36に対する挿通は、上流連結ロッド34の上面34aが各上流フィン本体26の下側の端面26aに接触した状態でなされている。ここで、上流連結ロッド34の上面34aが接触される端面26aは、上流フィン本体26の下側の端面26aのうち、上流連結ピン33が突出する箇所の端面26aである。各連結孔36が内壁面36aにおいて各上流連結ピン33のテーパ部33aに係合することで、上流連結ロッド34の上流連結ピン33からの落下が規制されている。
図7(a),(b)に示すように、ロッド本体35において隣り合う円盤部37の間には、空洞部38が形成されている。左右方向における中間部分の円盤部37に対応する空洞部38は、同円盤部37を同方向の両側から挟み込む箇所に形成されている。これに対し、左右方向における両端部分の円盤部37に対応する空洞部38は、同円盤部37に対し、隣の円盤部37側に隣接する箇所に形成されている。いずれの空洞部38も、ロッド本体35の幅方向における中央部を通り、左右方向に延びる仮想直線L1の上であって、円盤部37に隣接する箇所に位置している。特に、左右方向における中間部分の円盤部37を挟み込む一対の空洞部38については、その空洞部38における連結孔36の軸線から等距離D2ずつ離れた箇所に位置している。図9に示すように、各空洞部38は、上流連結ロッド34の下面34bにおいて開口し、かつ下方ほど拡径する凹部によって構成されている。
図4に示すように、上記上流フィン24,25毎の上流連結ピン33及び上流連結ロッド34により、複数の上流フィン24,25を機械的に連結し、上流フィン25を上流フィン24と同じ傾向の傾きとなるように同上流フィン24に同期した状態で傾動させるリンク機構39が構成されている。
図3、図5及び図6(a),(b)に示すように、上流フィン24は、上流フィン本体26における上下方向の中間部分に、他の上流フィン25とは異なる構成を有している。この構成として、上流フィン24の上流フィン本体26の一部は、一対の横板部27、一対の縦板部28及び伝達軸部29に置き換えられている。一対の横板部27は、上下の両上流フィン軸32間であって、互いに上下方向に離間した箇所において、同上流フィン軸32の軸線に対し直交又は直交に近い状態で交差している。両横板部27は、空調用空気A1の流れ方向の寸法よりも、上流フィン本体26の厚み方向(左右方向)の寸法の小さな平板状をなしている。一対の縦板部28は、互いに平行又は平行に近い状態で、上下の両横板部27の上流部において、上下方向へ延びている。左側の縦板部28は、両横板部27の左縁部同士を連結し、右側の縦板部28は、両横板部27の右縁部同士を連結している。伝達軸部29は上下方向に延びて、両横板部27の下流端部同士を連結している(図4参照)。伝達軸部29の上下方向における中間部分には、係止部30が設けられている。係止部30は、上側ほど拡径するテーパ面30aと、テーパ面30aの下方近傍に形成され、かつ下側ほど拡径するテーパ面30bとを有している。
上下の両横板部27間であって、両縦板部28と伝達軸部29との間の空洞部分は、各縦板部28の下流部を切欠いたような形状をなしていることから、この部分を以下、切欠き部31というものとする。
<ノブ41及びフォーク45>
図1及び図2に示すように、ノブ41は、吹出口12からの空調用空気A1の吹出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材であり、下流フィン15に左右方向へスライド可能に装着されている。ノブ41の左右の各側壁部42であって、下流フィン15よりも上流には、軸受孔43が設けられている。
フォーク45は、ノブ41のスライド動作を上流フィン24に伝達するための部材である。フォーク45の下流部は、左右方向へ延びる長尺板状の本体部46によって構成されている。本体部46の左右両端部にはフォーク軸(図示略)が形成されている。各フォーク軸は、ノブ41の対応する軸受孔43に回動可能に挿通されている。フォーク45は、本体部46の左右方向に互いに離間した箇所から上流側へ互いに平行な状態で延びる一対の伝達片47を備えている。両伝達片47は、上記伝達軸部29の係止部30を左右両側から挟み込んでいる。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用及び効果について、状況毎に分けて説明する。
<上流フィン24,25及び上流連結ロッド34の形成について>
図3及び図4に示すように、上流連結ピン33がそれぞれ連結孔36に挿通された状態の複数の上流フィン24,25と上流連結ロッド34とは、二色成形法を行なうことによって形成される。二色成形法は、樹脂材料の成形方法の一態様であり、異種材料同士を組合わせて一体に成形するものである。二色成形法では、金型が数種類用意され、基本となる金型が回転され、多段階の樹脂注入処理が行われることで、1回の成形で2種類の樹脂が注入される。一次側となる部分(上流連結ロッド34)が成形されてから、二次側となる部分(上流フィン24,25)が、同一金型内で上記一次側となる部分と一体で成形される。この二色成形法により、各上流フィン本体26において上流連結ピン33が突出する下側の端面26aに対し、上流連結ロッド34の上面34aが接触した状態で連結された上流フィン24,25及び上流連結ロッド34が成形される。そのため、複数の上流フィン24,25と上流連結ロッド34とを別々に形成した後に、上流フィン24,25毎の上流連結ピン33を連結孔36に挿入して、上流連結ロッド34に連結する工程が不要となり、製造コストを低減するうえで有利である。
ここで、上流連結ロッド34は、左右方向に細長い形状をなしている。そのため、上流連結ロッド34の形状に賦形された溶融樹脂は、冷却及び硬化する際に、同上流連結ロッド34の長さ方向(左右方向)に、他の方向よりも多く収縮する。この収縮量が、隣り合う連結孔36間で異なり、連結孔36間の間隔P1(図7(a)参照)がばらつくと、上流連結ピン33の軸線が、複数の上流フィン24,25間で非平行となり、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間の摺動抵抗にばらつきが生ずる。上流フィン24,25を傾動させる際の操作荷重がばらつき、操作フィーリングを低下させる。
この点、本実施形態では、ロッド本体35において隣り合う円盤部37の間に空洞部38が形成される。この空洞部38は、溶融樹脂が冷却及び硬化する際のロッド本体35の長さ方向(左右方向)における収縮を吸収する。この吸収により、隣り合う連結孔36間での溶融樹脂の収縮量のばらつきが抑制され、隣り合う連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。
特に、各空洞部38が、円盤部37に隣接する箇所に形成される本実施形態では、空洞部38が溶融樹脂の収縮を抑制する作用が、ロッド本体35において円盤部37に隣接する箇所で行われる。そのため、連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。
また、各空洞部38が円盤部37に隣接する箇所に形成されることで、収縮が円盤部37の形状に及ぼす影響が小さくされ、各円盤部37がより円形に近い形状に形成される。
さらに、各空洞部38が溶融樹脂の収縮を抑制する作用が、ロッド本体35に設定された仮想直線L1の上で行われる。そのため、連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。
左右方向における中間部分の円盤部37を挟み込む一対の空洞部38が溶融樹脂の収縮を抑制する作用は、連結孔36から等距離D2ずつ離れた箇所で行われる。そのため、上記間隔P1のばらつきがより一層小さくされる。
<ノブ41の操作時>
空調用空気A1の左右の吹出し方向を変更する際には、図1及び図2におけるノブ41が、下流フィン15に沿って左右方向へスライド操作される。上記操作に伴い、ノブ41の動きがフォーク45及び伝達軸部29を通じて上流フィン24に伝達される。伝達軸部29がノブ41のスライド方向後側の伝達片47によって押される。上流フィン24が、上下の両上流フィン軸32を支点として、ノブ41のスライド方向と同方向へ傾動させられる。図3及び図4に示すように、上記傾動に伴い、上流フィン24における上流連結ピン33が上流フィン軸32の回りを旋回する。この旋回は、上流連結ロッド34を介して他の上流フィン25における上流連結ピン33に伝達され、各上流連結ピン33が上流フィン軸32の回りを旋回する。このようにして、上流フィン24の傾動が、リンク機構39を介して他の全ての上流フィン25に伝達される。その結果、上流フィン24に連動して、他の全ての上流フィン25が上流フィン24と同方向へ傾動させられる(図10参照)。空調用空気A1は、通風路11を通過する過程で、傾動した各上流フィン24,25に沿って流れることで流れ方向を変えられる。
このとき、上流フィン24がフォーク45の伝達片47となす角が変化するが、その変化は切欠き部31において行われるため、縦板部28と伝達片47との干渉が抑制される。
ここで、本実施形態の空調用レジスタでは、図6(a),(b)に示すように、上流連結ロッド34の上面34aが、各上流フィン本体26において上流連結ピン33が突出する下側の端面26aに接触しているため、各上流フィン24,25が傾動される際には、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間で摩擦が発生する。この摩擦の大きさは、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との接触面積が小さいときには小さいが、接触面積の増大に伴い大きくなる。
この点、本実施形態によれば、図7(a),(b)に示すように、上流連結ロッド34が各連結孔36の回りに円盤部37を有している。各円盤部37は、ロッド本体35の幅W1よりも大きな直径D1を有している。しかも、ロッド本体35の幅方向における円盤部37の両側部37aが、ロッド本体35から同幅方向における両側へ突出している。そのため、図7(b)及び図10において二点鎖線で示すように、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との接触面C1の大きさ(接触面積)は、上流フィン本体26がロッド本体35に対しなす角度に拘わらず略一定となる。すなわち、上流フィン24,25が傾動された場合、接触面積は変化しにくく、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間に生ずる摺動抵抗は略一定となる。その結果、上流フィン24,25を傾動させる際の操作荷重が上流フィン24,25の傾きに応じて大きく変化する現象は、起こりにくくなる。
また、上述したように、上流連結ロッド34の成形時には、空洞部38が併せて形成されることで、隣り合う連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。そのため、この点においても、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間の摺動抵抗のばらつきが抑制され、上流フィン24,25を傾動させる際の操作フィーリングが、空洞部38のないものよりも向上する。
特に、本実施形態では、上述したように、空洞部38による溶融樹脂の収縮抑制が、ロッド本体35において円盤部37に隣接する箇所で行われ、連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。そのため、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間の摺動抵抗のばらつきが抑制され、上流フィン24,25を傾動させる際の操作フィーリングが、空洞部38が円盤部37から離れた箇所に形成された場合よりも向上する。
また、上述したように、空洞部38が円盤部37に隣接する箇所に形成されることで、円盤部37がより円形に近い形状に形成されることから、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との接触面積は、上流フィン本体26がロッド本体35に対しなす角度に拘わらず、一定に近づけられる。すなわち、上流フィン24,25が傾動された場合、接触面積はより変化しにくく、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間に生ずる摺動抵抗はより一定に近づく。その結果、上流フィン24,25を傾動させる際の操作荷重が上流フィン24,25の傾きに応じて変化する現象は、一層起こりにくくなる。
さらに、上述したように、空洞部38による溶融樹脂の収縮抑制が、仮想直線L1上で行われて、連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされることから、上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間の摺動抵抗のばらつきが効果的に抑制される。ロッド本体35の幅方向における空洞部38の位置が、隣り合う連結孔36間でばらつく場合に比べ、上流フィン24,25を傾動させる際の操作荷重が安定する。
さらに、上述したように、両空洞部38による溶融樹脂の収縮抑制が、連結孔36から等距離D2ずつ離れた箇所で行われることから、連結孔36間の間隔P1のばらつきが小さくされる。上流フィン本体26と上流連結ロッド34との間の摺動抵抗のばらつきが抑制される。円盤部37を挟む一対の空洞部38の連結孔36からの距離D2が互いに異なる場合に比べ、上流フィン24,25を傾動させる際の操作荷重が安定する。
一方、空調用空気A1の上下の吹出し方向を変更する際には、図1及び図2において、ノブ41に対し厚み方向(上下方向)へ向かう力が加えられる。この力は、ノブ41の装着された下流フィン15に伝達される。下流フィン15が左右の両下流フィン軸22を支点として傾動させられる。下流フィン15の上記傾動は、リンク機構を介して全ての下流フィン16に伝達される。その結果、ノブ41を通じて操作された下流フィン15に連動して、全ての下流フィン16が左右の両下流フィン軸22を支点として、操作されたノブ41と同一方向へ傾動させられる。各上流フィン24,25を通過した空調用空気A1は、傾動した下流フィン15,16に沿って流れることで流れ方向を変えられる。
なお、このときには、フォーク45がフォーク軸においてノブ41に対し回動するとともに、両伝達片47が係止部30に対し摺動することで、その力は伝達軸部29に伝達されず、上流フィン24は傾動されない。
空調用空気A1は、上流フィン24,25及び下流フィン15,16の各傾きに応じた方向へ流れて吹出口12から吹出す。このようにして、上流フィン24,25及び下流フィン15,16の少なくとも一方がノブ41の操作を通じて傾動されることにより、吹出口12から吹出される空調用空気A1の向きが変更される。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<リンク機構39について>
・上流連結ピン33が、上流フィン24,25毎の上流フィン本体26における下側の端面26aに代えて、上側の端面26aに設けられ、同上流フィン24,25よりも上側に配置された上流連結ロッドによって連結されてもよい。
・円盤部37及び空洞部38を有する上流連結ロッド34によって上流フィン24,25の上流連結ピン33を連結する上流側のリンク機構39の構成は、下流フィン15,16の下流連結ピン23を下流連結ロッドによって連結する下流側のリンク機構にも適用可能である。
・各空洞部38が、ロッド本体35を貫通する孔によって構成されてもよい。
・円盤部37を挟み込む一対の空洞部38は、連結孔36の軸線からの距離D2が必ずしも同一の箇所に形成されなくてもよく、互いに異なる箇所に形成されてもよい。
・空洞部38の断面形状が非円形に変更されてもよい。
・空洞部38が、円盤部37の外部であることを条件に、同円盤部37に隣接する箇所よりも離れた箇所に形成されてもよい。
・連結孔36及び円盤部37は、それらの軸線が、ロッド本体35の幅方向における中央部から外れた箇所に位置するように形成されてもよい。その場合には、円盤部37が、ロッド本体35から幅方向へ突出する量が、一対の側部37a間で異なる。
・複数の空洞部38のうちの少なくとも1つが、仮想直線L1からロッド本体35の幅方向へ外れた箇所に形成されてもよい。
・連結孔36の軸線からの空洞部38の距離D2は、円盤部37を挟み込む一対の空洞部38間で異なってもよい。
・上流連結ロッド34として、ロッド本体35が直線状をなすものに代えて、湾曲しているものが用いられてもよい。
<フィンについて>
・上記実施形態とは逆に、各上流フィン24,25として左右方向へ延びる板状をなすものが用いられ、各下流フィン15,16として上下方向へ延びる板状をなすものが用いられてもよい。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、上流連結ロッド34の上面34aが、各上流フィン本体26において上流連結ピン33が突出する下側の端面26aに接触していることを条件に、上流フィン24,25及び上流連結ロッド34が、二色成形法以外の成形方法で形成されたものにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に組込まれる空調用レジスタにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置から送られてきて吹出口から室内に吹出す空調用空気の向きを変更するものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
10…リテーナ、15,16…下流フィン、21…下流フィン本体、22…下流フィン軸、23…下流連結ピン、24,25…上流フィン、26…上流フィン本体、26a…端面、32…上流フィン軸、33…上流連結ピン、34…上流連結ロッド、34a…上面、35…ロッド本体、36…連結孔、37…円盤部、37a…側部、38…空洞部、A1…空調用空気、D1…直径、D2…距離、L1…仮想直線、W1…幅。

Claims (4)

  1. 空調用空気の流路を有するリテーナ内において、同空調用空気の流れ方向に対し交差する方向へ配列された複数のフィンを備え、
    各フィンは、前記流れ方向を変更するための板状のフィン本体と、前記フィン本体から突出し、かつ前記フィン本体を前記リテーナに傾動可能に支持するフィン軸と、前記フィン本体の端面から前記フィン軸に対し平行に突出する連結ピンとを備え、
    前記フィン毎の前記連結ピンが、前記フィンの配列方向へ延びる連結ロッドの連結孔に回動可能に挿通され、
    さらに、前記連結ロッドが各フィン本体の前記端面に接触されている空調用レジスタであって、
    前記連結ロッドの主要部は、前記配列方向へ延びるロッド本体により構成され、
    前記連結ロッドは、前記ロッド本体の幅よりも大きな直径を有する円盤部を各連結孔の回りに有しており、前記ロッド本体の幅方向における前記円盤部の両側部は、前記ロッド本体から同幅方向における両側へ突出しており、
    前記ロッド本体における隣り合う前記円盤部の間には、空洞部が形成されており、
    前記空洞部は、前記ロッド本体における前記円盤部に隣接する箇所に、前記連結孔とは独立して形成されている空調用レジスタ。
  2. 全ての前記フィンと前記連結ロッドとは、互いに異なる種類の樹脂材料により、前記連結ロッドの厚み方向における一方の面を各フィン本体の前記端面に接触させた状態で形成されている請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記空洞部は、前記ロッド本体において前記配列方向に延びる仮想直線の上に位置している請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
  4. 前記配列方向における中間部分の円盤部は、同方向の両側から一対の前記空洞部により挟み込まれており、一対の前記空洞部は、前記連結孔から等距離離れた箇所に形成されている請求項に記載の空調用レジスタ。
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