JPWO2018016196A1 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2018016196A1
JPWO2018016196A1 JP2018528432A JP2018528432A JPWO2018016196A1 JP WO2018016196 A1 JPWO2018016196 A1 JP WO2018016196A1 JP 2018528432 A JP2018528432 A JP 2018528432A JP 2018528432 A JP2018528432 A JP 2018528432A JP WO2018016196 A1 JPWO2018016196 A1 JP WO2018016196A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
passage
rear seat
vehicle
duct
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018528432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6627976B2 (ja
Inventor
康彦 新美
康彦 新美
優香 田島
優香 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Publication of JPWO2018016196A1 publication Critical patent/JPWO2018016196A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6627976B2 publication Critical patent/JP6627976B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/5628Heating or ventilating devices characterised by convection by air coming from the vehicle ventilation system, e.g. air-conditioning system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00271HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit
    • B60H1/00285HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit for vehicle seats
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H1/3414Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction
    • B60H1/3421Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction using only pivoting shutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/5642Heating or ventilating devices characterised by convection by air with circulation of air through a layer inside the seat
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/56Heating or ventilating devices
    • B60N2/5607Heating or ventilating devices characterised by convection
    • B60N2/5621Heating or ventilating devices characterised by convection by air
    • B60N2/5657Heating or ventilating devices characterised by convection by air blown towards the seat surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00271HVAC devices specially adapted for particular vehicle parts or components and being connected to the vehicle HVAC unit
    • B60H2001/003Component temperature regulation using an air flow

Abstract

本開示は、後席乗員の快適性を向上することを目的とする。
車両の座席に配置され、空調ユニットからの空気を流すダクト(23)と、背もたれ部の背面に形成され、ダクトからの空気を車両の後席へ向けて吹き出す後席吹出口(25)と、後席吹出口を上側の第1領域(25a)と下側の第2領域(25b)とに区画し、ダクトからの空気を第1領域から車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路(230)およびダクトからの空気を第2領域から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路(231)を形成し、第1通路を通って第1領域から流出する空気の流れと第2通路を通って第2領域から流出する空気の流れを切り替える気流偏向部材(26)とを、車両用空調装置が備える。

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2016年7月19日に出願された日本特許出願番号2016−141519号に基づくもので、ここにその記載内容が参照により組み入れられる。
本開示は、車両用空調装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載された車両用シート空調装置がある。この車両用シート空調装置は、運転座席のシートバックの背面側に後席用吹出口を設け、運転座席のシートバックの内部に設けられたダクトを介して送られてくる空調風を運転座席のシートバックの背面に設けられた後席用吹出口から後席側に吹き出すようにしている。
特開2007−186152号公報
発明者の検討によれば、上記特許文献1に記載された装置は、単に空調風が運転座席のシートバックの背面に設けられた後席用吹出口から後席の上半身に向けて吹き出される構成となっているので、乗員の快適性を十分に満たすことができない。
本開示は、乗員の快適性を向上することを目的とする。
本開示の1つの観点によれば、温度調整された空気を送風する空調ユニットと、車両の座席に配置され、空調ユニットからの空気を流すダクトと、車両の座席の背もたれ部の背面に形成され、ダクトからの空気を車両の後席へ向けて吹き出す後席吹出口と、後席吹出口を上側の第1領域と下側の第2領域とに区画し、ダクトからの空気を第1領域から車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路およびダクトからの空気を第2領域から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路を形成し、第1通路を通って第1領域から流出する空気の流れと第2通路を通って第2領域から流出する空気の流れを切り替える気流偏向部材と、を車両用空調装置が備えている。
これによれば、気流偏向部材により、後席吹出口が後席吹出口を上側の第1領域と下側の第2領域とに区画され、ダクトからの空気を第1領域から車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路およびダクトからの空気を第2領域から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路が形成され、第1通路を通って第1領域から流出する空気の流れと第2通路を通って第2領域から流出する空気の流れが切り替えられる。このため、例えば、第1通路を通って第1領域から後席の上半身に向けて空気を吹き出すようにしたり、第2通路を通って第2領域から後席の上半身より下方へ向けて空気を吹き出すようにすることができ、乗員の快適性を向上することができる。
なお、請求の範囲で記載した各要素の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的要素との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置の概略構成を示す図であり、第1気流偏向部材が第2通路を閉じた状態を示した図である。 (a)は、図1中のB部拡大図であり、(b)は、(a)中のA矢視図である。 操作部について説明するための図である。 第1気流偏向部材が第1通路を閉じた状態を示した図である。 助走区間の向きについて説明するための図である。 第1気流偏向部材の角度について説明するための図である。 第1通路の開口面積と第2通路の開口面積について説明するための図である。 後席吹出口における上側の開口縁部と下側の開口縁部の曲率半径について説明するための図である。 変形例について説明するための図であって、後席吹出口に第3気流偏向部材が設けられた状態を表した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る車両用空調装置1について図1〜図8を用いて説明する。図1は、本実施形態の車両用空調装置の概略構成を示した図である。なお、各図面中に示す上下、左右、前後を示す各矢印は、車両搭載時における上下方向、左右方向、前後方向を示している。車両用空調装置1は、室内空調ユニット10、接続ダクト21、座席ダクト23および後席吹出口25を備えている。室内空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤(すなわち、インストルメントパネル)2の内側に配設される。
室内空調ユニット10は、送風ユニットおよび温度調整ユニットを備え、空調風を複数の吹出開口部から吹き出す周知のユニットである。具体的には、送風ユニットは、ブロワを有し、このブロワを駆動することで車室内空気或いは車室外空気を導入して吹き出す。乗員の操作に応じて送風ユニットから吹き出される空気の風量を変更することが可能となっている。温度調整ユニットは、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器、およびエアミックスドア等を備え、送風ユニットから吹き出される空気流を温度調節して空調風として複数の吹出開口部から吹き出す。
ここで、複数の吹出開口部は、フェイス吹出開口部、フット吹出開口部、デフロスタ吹出開口部および後席吹出口25から構成されている。
フェイス吹出開口部は、フェイスダクトを通してフェイス吹出口に空調風を吹き出す。フェイス吹出口は、前部座席の乗員上半身に空調風を吹き出す。
フット吹出開口部は、フットダクトを通してフット吹出口に空調風を吹き出す。フット吹出口は、前部座席の乗員下半身に空調風を吹き出す。
デフロスタ吹出開口部は、デフロスタダクトを通してデフロスタ吹出口に空調風を吹き出す。デフロスタ吹出口は、フロントガラスの内表面に空調風を吹き出す。
本実施形態のフェイス吹出口、フット吹出口、およびデフロスタ吹出口は、それぞれ吹き出す空調風により車室内のうち車両進行方向前方側を空調する。フェイス吹出口、フット吹出口、およびデフロスタ吹出口は、それぞれ、計器盤2に形成されている。
本実施形態の後席吹出口25は、前部座席3に形成されている。前部座席3は、ヘッドレスト31、着座部32および背もたれ部33を備える。
ヘッドレスト31、着座部32、および背もたれ部33は、不図示のシートフレームによって支持されている。ヘッドレスト31は、乗員の頭部を支えるものである。着座部32は、乗員の太股および臀部を支えるものである。背もたれ部33は、乗員の背中を支えるものである。着座部32および背もたれ部33は、ウレタン樹脂等から構成されている。
接続ダクト21は、室内空調ユニット10と前部座席3に設けられた座席ダクト23とを接続している。接続ダクト21は、車室内の床面側に配置されている単一のダクトである。接続ダクト21は、室内空調ユニット10から送風された空調風を座席ダクト23へ導入する。
座席ダクト23は、その空気入口が接続ダクト21に接続されている。また、座席ダクト23は、その空気出口が後席吹出口25に接続されている。座席ダクト23は、前部座席3の着座部32および背もたれ部33内に配置されている。座席ダクト23は、接続ダクト21から導入された空調風を後席吹出口25から吹き出す。
後席吹出口25は、接続ダクト21および座席ダクト23を介して室内空調ユニット10と接続されている。後席吹出口25は、前部座席3の背もたれ部33の背面、すなわち前部座席3の車両進行方向後部側に形成されており、後部座席に向けて開口している。後席吹出口25は、後部座席の乗員へ向けて空調風を吹き出す。
図2は、後席吹出口25の拡大図である。(a)は、図1中のB部拡大図であり、(b)は、(a)中のA矢視図である。
後席吹出口25は、座席ダクト23の空気流れ下流の一端側に設けられている。座席ダクト23は、座席ダクト23の空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる直線状の助走区間232を有している。座席ダクト23の空気流れ下流の一端側の領域に第1気流偏向部材26および第2気流偏向部材27が設けられている。
第1気流偏向部材26は、板状に形成されたドア本体26bと、ドア本体26bより座席ダクト23の空気流れ下流側であってドア本体26bの面方向一端側に配置された回転軸26aとを有している。回転軸26aは、後席吹出口25の上下方向の中央よりも下方に配置され、後席吹出口25における車両の車幅方向の両側面に回動可能に支持されている。ドア本体26bは、回転軸26aを回転中心として回動する。
なお、図2、図4〜9には図示してないが、第1気流偏向部材26には、図3に示すような操作部26cが設けられている。乗員は、この操作部26cを上下に移動させてドア本体26bの向きを変えるよう構成されている。
図2に示すように、第1気流偏向部材26は、後席吹出口25を上側の第1領域25aと下側の第2領域25bとに区画するよう配置されている。第1気流偏向部材26は、ドア本体26bの位置に応じて図2(a)に示す第1通路230および図4(a)に示す第2通路231を形成する。
第1気流偏向部材26は、第1通路230を通って第1領域25aから流出する空気の流れと第2通路231を通って第2領域25bから流出する空気の流れを切り替える。第1気流偏向部材26は、第1通路230に流れる空気の流量と第2通路231に流れる空気の流量の流量割合を変化させることも可能となっている。
第1気流偏向部材26は、第1通路230および第2通路231のいずれかを閉じることが可能となっている。すなわち、第1気流偏向部材26は、ドア本体26bの一面側で第1通路230を閉じるとともにドア本体26bの他面側で第2通路231を閉じることが可能となっている。なお、気流偏向部材で通路を閉じることは、気流偏向部材で通路を完全に閉じることを意味するものではない。
第1通路230は、座席ダクト23からの空気を後席吹出口25の上側の第1領域25aから車両の室内の第1方向へ向けて流出させる流路である。また、第2通路231は、座席ダクト23からの空気を後席吹出口25の下側の第2領域25bから上記第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる流路である。
第1方向は、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じた状態のときに後席吹出口25の上側の第1領域25aから吹き出される空気の向きである。具体的には、第1方向は、フェイスモードにおける空調風の方向であり、後部座席の乗員の顔を含む上半身へ空調風を向ける方向である。
第2方向は、第1気流偏向部材26により第1通路230が閉じた状態のときに後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出される空気の向きである。具体的には、第2方向は、フットモードにおける空調風の方向であり、後部座席の乗員の両膝を含む下半身へ空調風を向ける方向である。
図5に示すように、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたときの第1通路230の高さLupは、第1気流偏向部材26により第1通路230が閉じたときの第2通路231の高さLdownよりも大きくなっている。また、後席吹出口25における第1通路230の通路断面積は、後席吹出口25における第2通路231の通路断面積よりも大きくなっている。
図6に示すように、座席ダクト23は、座席ダクト23の空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる助走区間232を有している。第1気流偏向部材26は、ドア本体26bの一面側で第1通路230が閉じたときに一軸線Jとドア本体26bとのなす角度θdownは、ドア本体26bの他面側で第2通路231が閉じたときに一軸線Jとドア本体26bとのなす角度θupよりも大きくなっている。
つまり、ドア本体26bの他面側で第2通路231が閉じたフェイスモードのときよりも、ドア本体26bの一面側で第1通路230が閉じたフットモードのときの方が空気流れの曲げが大きくドア本体26bによる圧力損失が大きくなっている。
このため、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたフェイスモードのときに後席吹出口25の上側の第1領域25aから吹き出される空気の風速は、第1気流偏向部材26により第1通路230が閉じたフットモードのときに後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出される空気の風速よりも速くなっている。
また、図7に示すように、座席ダクト23は、座席ダクト23の空気流れ上流側から下流側への一軸線Jの向きが、後席吹出口25により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くように形成されている。後席吹出口25により形成された開口面と一軸線Jとのなす角度をθa、後席吹出口25により形成された開口面とこの開口面の法線とのかす角度をθb=90°とすると、θa>θbの関係が成立する。
すなわち、座席ダクト23の助走区間232は、後席吹出口25により形成された開口面の法線方向よりも斜め上方向を向いているので、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたフェイスモードのときに後席吹出口25の上側の第1領域25aから斜め上向きに空気が吹き出される。
また、ドア本体26bの一面側で第1通路230が閉じたフットモードのときよりも、ドア本体26bの他面側で第2通路231が閉じたフェイスモードのときの方が空気流れの曲げが小さいので、フェイスモードのときの通風抵抗が低減される。
さらに、後席吹出口25における第1通路230の通路断面積は、後席吹出口25における第2通路231の開口面積よりも大きくなっているので、フェイスモードのときの通風抵抗が低減される。
上記したように、主に夏期に使用されるフェイスモードの際に、乗員の顔に向けて大風量の空調風を吹き出すことができる。
また、図8に示すように、後席吹出口25における上側の開口縁部250と、後席吹出口25における下側の開口縁部251は、それぞれ車両の車幅方向と直交する断面において断面R形状となっている。これにより、乗員が後席吹出口25における上側の開口縁部250や後席吹出口25における下側の開口縁部251に乗員が触れたときの安全性を確保することができる。
また、後席吹出口25における下側の開口縁部251の曲率半径Rdownは、後席吹出口25における上側の開口縁部250の曲率半径Rupよりも大きくなっている。なお、開口縁部250、251の曲率半径が大きいほど気流は壁面から剥離せずに壁面に沿って流れるため気流は曲がりやすい。
従って、後席吹出口25における下側の開口縁部251の曲率半径Rdownを大きくすることで、フットモードの際に、後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出された気流を大きく曲げて乗員の膝に向かわせることができる。
また、後席吹出口25における上側の開口縁部250の曲率半径Rupを小さくすることで、フェイスモードの際に、後席吹出口25の下側の第1領域25aから吹き出された気流を壁面から剥離させて乗員の顔に向かわせることができ、意匠性を向上することもできる。
主に冬期に使用されるフットモードの際には、ストーブ比を大きくすることが重要である。なお、ストーブ比=暖房能力/風量として表される。つまり、フットモードの際には、ストーブ比を大きくするためには、後席吹出口25から吹き出される風量を小さくすることが重要となる。
しかしながら、送風ユニットに設けられたブロワを安定的に動作させるためには、予め規定された最低回転数以上の回転数で動作させる必要があり、ブロワを最低回転数で動作させたときに後席吹出口25から一定風量の空気が吹き出される。
しかし、本実施形態の車両用空調装置は、上述したようにフットモードの際にフェイスモードの際と比較して圧力損失が大きくなっているので、例えば、フットモード時とフェイスモード時の圧力損失が同等となるよう構成した場合と比較してストーブ比を大きくすることができる。
また、図2(b)に示したように、後席吹出口25における第2通路231には、後席吹出口25から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材27が設けられている。第2気流偏向部材27は、空気拡散部材に相当する。
第2気流偏向部材27は、第2通路231の底部壁面から第2通路231側へ突出する複数のリブにより構成されている。
第2通路231から後席吹出口25の下側の第2領域25bを通って吹き出される空気は、第2気流偏向部材27により車両の車幅方向に広がるため、乗員が足を開いて前部座席3に座っていても、乗員の両膝に気流を向かわせることができる。また、第2通路231により通風抵抗が大きくなるので、第2通路231がない場合と比較してストーブ比を大きくすることもできる。
上記した構成によれば、第1気流偏向部材26により、後席吹出口25が後席吹出口25を上側の第1領域25aと下側の第2領域25bとに区画され、座席ダクト23からの空気を第1領域25aから車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路230および座席ダクト23からの空気を第2領域25bから車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路231が形成され、第1通路230を通って第1領域25aから流出する空気の流れと第2通路231を通って第2領域25bから流出する空気の流れが切り替えられる。このため、例えば、第1通路230を通って第1領域25aから後席の上半身に向けて空気を吹き出すようにしたり、第2通路231を通って第2領域25bから後席の上半身より下方へ向けて空気を吹き出すようにすることができ、乗員の快適性を向上することができる。
また、送風ユニットに設けられたブロワの回転数が一定であっても、第1気流偏向部材により、後席吹出口から吹き出される空気の風速、風向および気流幅を変更することができる。
また、第1気流偏向部材26は、第1通路230および第2通路231のいずれかを閉じ、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたときに第1通路230から吹き出される空気の風速は、気流偏向部材26により第1通路230が閉じたときに第2通路231から吹き出される空気の風速よりも速くなっている。
これによれば、第1通路230から車両の室内の第1方向へ向けて風速の大きな空気を吹き出し、第2通路231から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて風速の小さな空気を吹き出すことができる。
また、座席ダクト23は、該座席ダクト23の空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる助走区間232を有している。また、第1気流偏向部材26は、板状に形成されたドア本体26bと、ドア本体26bより座席ダクト23の空気流れ下流側であってドア本体26bの面方向一端側に配置された回転軸26aとを有し、ドア本体26bの一面側で第1通路230を閉じるとともにドア本体26bの他面側で第2通路231を閉じる。そして、ドア本体26bの一面側で第1通路が閉じたときに一軸線Jとドア本体26bとのなす角度θdownは、ドア本体26bの他面側で第2通路231が閉じたときに一軸線Jとドア本体26bとのなす角度θupよりも大きくなっている。
これによれば、ドア本体26bの他面側で第2通路231が閉じたフェイスモードのときよりも、ドア本体26bの一面側で第1通路230が閉じたフットモードのときの方が空気流れの曲げが大きくドア本体26bによる圧力損失を大きくすることができる。
したがって、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたフェイスモードのときに後席吹出口25の上側の第1領域25aから吹き出される空気の風速を、第1気流偏向部材26により第1通路230が閉じたフットモードのときに後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出される空気の風速よりも速くすることができる。
また、後席吹出口25における第1通路230の通路断面積は、後席吹出口25における第2通路231の通路断面積よりも大きくなっている。これにより、後席吹出口25における第1通路230の通路断面積と第2通路231の通路断面積を等しくした場合と比較して、第1通路230の圧力損失を低減することが
また、後席吹出口25における上側の開口縁部250と、後席吹出口における下側の開口縁部251は、それぞれ車両の車幅方向と直交する断面において断面R形状となっている。また、後席吹出口25における下側の開口縁部251の曲率半径Rdownは、後席吹出口25における上側の開口縁部250の曲率半径Rupよりも大きくなっている。
これによれば、第1気流偏向部材26により第1通路230が閉じたフットモードのときに、後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出された気流を大きく下方に曲げることができる。
また、第1気流偏向部材26により第2通路231が閉じたフェイスモードのときに後席吹出口25の下側の第1領域25aから吹き出された気流を壁面から剥離させて乗員に向かわせることができ、意匠性を向上することもできる。
また、座席ダクト23は、該座席ダクト23の空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる助走区間232を有し、座席ダクト23の空気流れ上流側から下流側への一軸線の向きが、後席吹出口25により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くように形成されている。これによれば、後席吹出口25から後席吹出口25により形成された開口面の法線方向よりも上方向に向けて空気を吹き出すことができる。
また、第2通路231から吹き出される空気を第1通路230から吹き出される空気よりも車両の車幅方向に拡散させる空気拡散部材27、28を備えている。これによれば、第2通路231から吹き出される空気を第1通路230から吹き出される空気よりも車両の車幅方向に拡散させることができる。
また、後席吹出口25における第2通路231に、後席吹出口25から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材27を備えている。これによれば、後席吹出口25の下側の第2領域25bから吹き出される空気を車両の車幅方向に拡散させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る車両用空調装置1について図9を用いて説明する。上記第1実施形態の車両用空調装置1は、後席吹出口25における第2通路231に、後席吹出口25から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材27が設けられている。これに対し、本実施形態の車両用空調装置1は、図9に示すように、後席吹出口25における第1通路230に、後席吹出口25から吹き出す空気を車両の車幅中央方向に集中させる第3気流偏向部材28が設けられている。第3気流偏向部材28は、空気拡散部材に相当する。
第3気流偏向部材28は、第1通路230の天部壁面から第1通路230側へ突出する複数のリブにより構成されている。第1通路230から後席吹出口25の上側の第1領域25aを通って吹き出される空気は、第3気流偏向部材28により車両の車幅中央方向に集中する。
このように、後席吹出口における第1通路230に、後席吹出口25から吹き出す空気を車両の車幅中央方向に集中させる第3気流偏向部材28を備えている。これによれば、第1通路230から後席吹出口25の上側の第1領域25aを通って吹き出される空気を車両の車幅中央方向に集中させることができ、例えば、乗員の顔に集中して気流を向かわせることができる。
本実施形態では、上記第1実施形態と共通の構成から奏される同様の効果を上記第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、第1気流偏向部材により第2通路が閉じたときに第1通路から吹き出される空気の風速が、気流偏向部材により第1通路が閉じたときに第2通路から吹き出される空気の風速よりも速くなっている。これに対し、第1気流偏向部材により第2通路が閉じたときに第1通路から吹き出される空気の風速が、気流偏向部材により第1通路が閉じたときに第2通路から吹き出される空気の風速よりも遅くなるよう構成してもよい。
(2)上記各実施形態では、ドア本体の一面側で第1通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θdownが、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θupよりも大きくなっている、これに対し、ドア本体の一面側で第1通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θdownが、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θupよりも小さくなるよう構成してもよい。
(3)上記各実施形態では、ドア本体の一面側で第1通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θdownが、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θupよりも大きくなっている。これに対し、ドア本体の一面側で第1通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θdownが、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θupよりも小さくなるよう構成してもよい。
(4)上記各実施形態では、後席吹出口における第1通路の通路断面積が、後席吹出口における第2通路の通路断面積よりも大きくなっている。これに対し、後席吹出口における第1通路の通路断面積が、後席吹出口における第2通路の通路断面積よりも小さくなるよう構成してもよい。
(5)上記第1実施形態では、後席吹出口における第2通路に、後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材27を備え、上記第2実施形態では、後席吹出口における第1通路に、後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅中央方向に集中させる第3気流偏向部材28を備えた。
これに対し、後席吹出口における第2通路に、第2気流偏向部材27を備えるとともに、後席吹出口における第1通路に第3気流偏向部材28を備えるよう構成してもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、温度調整された空気を送風する空調ユニットと、車両の座席に配置され、空調ユニットからの空気を流すダクトと、を備えている。また、車両の座席の背もたれ部の背面に形成され、ダクトからの空気を車両の後席へ向けて吹き出す後席吹出口と、後席吹出口を上側の第1領域と下側の第2領域とに区画し、ダクトからの空気を第1領域から車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路およびダクトからの空気を第2領域から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路を形成し、第1通路を通って第1領域から流出する空気の流れと第2通路を通って第2領域から流出する空気の流れを切り替える気流偏向部材と、を備えている。
また、第2の観点によれば、気流偏向部材は、第1通路および第2通路のいずれかを閉じる。そして、気流偏向部材により第2通路が閉じたときに第1通路から吹き出される空気の風速は、気流偏向部材により第1通路が閉じたときに第2通路から吹き出される空気の風速よりも速くなっている。
これによれば、第1通路から車両の室内の第1方向へ向けて風速の大きな空気を吹き出し、第2通路から車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて風速の小さな空気を吹き出すことができる。
また、第3の観点によれば、ダクトは、該ダクトの空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる区間を有している。また、気流偏向部材は、板状に形成されたドア本体と、ドア本体よりダクトの空気流れ下流側であってドア本体の面方向一端側に配置された回転軸とを有している。また、気流偏向部材は、ドア本体の一面側で第1通路を閉じるとともにドア本体の他面側で第2通路を閉じる。そして、ドア本体の一面側で第1通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θdownは、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときに一軸線とドア本体とのなす角度θupよりも大きくなっている。
これによれば、ドア本体の他面側で第2通路が閉じたときよりも、ドア本体26bの一面側で第1通路230が閉じたときの方が空気流れの曲げが大きくドア本体26bによる圧力損失を大きくすることができる。
したがって、気流偏向部材により第2通路が閉じたときに後席吹出口の上側の第1領域から吹き出される空気の風速を、第1気流偏向部材により第1通路が閉じたときに後席吹出口の下側の第2領域から吹き出される空気の風速よりも速くすることができる。
また、第4の観点によれば、後席吹出口における第1通路の通路断面積は、後席吹出口における第2通路の通路断面積よりも大きくなっている。これによれば、第1通路を通って吹き出される空気の通風抵抗を低減することができる。
また、第5の観点によれば、後席吹出口における上側の開口縁部と、後席吹出口における下側の開口縁部は、それぞれ車両の車幅方向と直交する断面において断面R形状となっている。さらに、後席吹出口における下側の開口縁部の曲率半径Rdownは、後席吹出口における上側の開口縁部の曲率半径Rupよりも大きくなっている。
これにより、乗員が後席吹出口25における上側の開口縁部250や後席吹出口25における下側の開口縁部251に乗員が触れたときの安全性を確保することができる。さらに、後席吹出口における下側の開口縁部の曲率半径Rdownと後席吹出口における上側の開口縁部の曲率半径Rupを等しくする場合と比較して、後席吹出口における下側の開口縁部から吹き出される空気を下方に大きく曲げることができる。
また、第6、第7の観点によれば、ダクトは、該ダクトの空気流れ下流の一端側の領域に一軸線Jに沿って伸びる区間を有し、ダクトの空気流れ上流側から下流側への一軸線の向きが、後席吹出口により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くように形成されている。これによれば、後席吹出口から吹き出される空気を、後席吹出口により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くようにすることができる。
また、第8の観点によれば、第2通路から吹き出される空気を第1通路から吹き出される空気よりも車両の車幅方向に拡散させる空気拡散部材を備えている。これによれば、第2通路から吹き出される空気を第1通路から吹き出される空気よりも車両の車幅方向に拡散させることができる。
また、第9の観点によれば、後席吹出口における第2通路に、後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材を備えている。これによれば、第2通路を通って後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅方向に拡散させることができる。
また、第10の観点によれば、後席吹出口における第1通路に、後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅中央方向に集中させる第3気流偏向部材を備えている。これによれば、第1通路を通って後席吹出口から吹き出す空気を車両の車幅中央方向に集中させることができる。
本開示の1つの観点によれば、温度調整された空気を送風する空調ユニットと、車両の座席に配置され、空調ユニットからの空気を流すダクトと、車両の座席の背もたれ部の背面に形成され、ダクトからの空気を車両の後席へ向けて吹き出す後席吹出口と、後席吹出口を上側の第1領域と下側の第2領域とに区画し、ダクトからの空気を第1領域から車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路およびダクトからの空気を第2領域から車両の室内の第1方向よりも下方に傾いている第2方向へ向けて流出させる第2通路を形成し、第1通路を通って第1領域から流出する空気の流れと第2通路を通って第2領域から流出する空気の流れを切り替える気流偏向部材と、を車両用空調装置が備えている。

Claims (10)

  1. 温度調整された空気を送風する空調ユニット(10)と、
    車両の座席に配置され、前記空調ユニットからの前記空気を流すダクト(23)と、
    前記車両の座席の背もたれ部の背面に形成され、前記ダクトからの前記空気を前記車両の後席へ向けて吹き出す後席吹出口(25)と、
    前記後席吹出口を上側の第1領域(25a)と下側の第2領域(25b)とに区画し、前記ダクトからの前記空気を前記第1領域から前記車両の室内の第1方向へ向けて流出させる第1通路(230)および前記ダクトからの前記空気を前記第2領域から前記車両の室内の第1方向より下方の第2方向へ向けて流出させる第2通路(231)を形成し、前記第1通路を通って前記第1領域から流出する前記空気の流れと前記第2通路を通って前記第2領域から流出する前記空気の流れを切り替える気流偏向部材(26)と、を備えた車両用空調装置。
  2. 前記気流偏向部材は、前記第1通路および前記第2通路のいずれかを閉じ、
    前記気流偏向部材により前記第2通路が閉じたときに前記第1通路から吹き出される前記空気の風速は、前記気流偏向部材により前記第1通路が閉じたときに前記第2通路から吹き出される前記空気の風速よりも速くなっている請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記ダクトは、該ダクトの空気流れ下流の一端側の領域に一軸線(J)に沿って伸びる区間(232)を有し、
    前記気流偏向部材は、板状に形成されたドア本体(26b)と、前記ドア本体より前記ダクトの空気流れ下流側であって前記ドア本体の面方向一端側に配置された回転軸(26a)とを有し、前記ドア本体の一面側で前記第1通路を閉じるとともに前記ドア本体の他面側で前記第2通路を閉じ、
    前記ドア本体の一面側で前記第1通路が閉じたときに前記一軸線と前記ドア本体とのなす角度(θdown)は、前記ドア本体の他面側で前記第2通路が閉じたときに前記一軸線と前記ドア本体とのなす角度(θup)よりも大きくなっている請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記後席吹出口における前記第1通路の通路断面積は、前記後席吹出口における前記第2通路の通路断面積よりも大きくなっている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 前記後席吹出口における上側の開口縁部と、前記後席吹出口における下側の開口縁部は、それぞれ前記車両の車幅方向と直交する断面において断面R形状となっており、
    前記後席吹出口における下側の開口縁部の曲率半径(Rdown)は、前記後席吹出口における上側の開口縁部の曲率半径(Rup)よりも大きくなっている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  6. 前記ダクトは、該ダクトの空気流れ下流の一端側の領域に一軸線(J)に沿って伸びる区間(232)を有し、前記ダクトの空気流れ上流側から下流側への前記一軸線の向きが、前記後席吹出口により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くように形成されている請求項1、2、4ないし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  7. 前記ダクトの空気流れ上流側から下流側への前記一軸線の向きが、前記後席吹出口により形成された開口面の法線方向よりも上方向を向くように形成されている請求項3に記載の車両用空調装置。
  8. 前記第2通路から吹き出される前記空気を前記第1通路から吹き出される前記空気よりも前記車両の車幅方向に拡散させる空気拡散部材(27、28)を備えた請求項1ないし7のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  9. 前記流偏向部材は、第1気流偏向部材であり、
    前記空気拡散部材は、前記後席吹出口における前記第2通路に、前記後席吹出口から吹き出す前記空気を前記車両の車幅方向に拡散させる第2気流偏向部材(27)を備えた請求項8に記載の車両用空調装置。
  10. 前記流偏向部材は、第1気流偏向部材であり、
    前記空気拡散部材は、前記後席吹出口における前記第1通路に、前記後席吹出口から吹き出す前記空気を前記車両の車幅中央方向に集中させる第3気流偏向部材(28)を備えた請求項8に記載の車両用空調装置。
JP2018528432A 2016-07-19 2017-05-31 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP6627976B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016141519 2016-07-19
JP2016141519 2016-07-19
PCT/JP2017/020243 WO2018016196A1 (ja) 2016-07-19 2017-05-31 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018016196A1 true JPWO2018016196A1 (ja) 2019-01-17
JP6627976B2 JP6627976B2 (ja) 2020-01-08

Family

ID=60992009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018528432A Expired - Fee Related JP6627976B2 (ja) 2016-07-19 2017-05-31 車両用空調装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11292318B2 (ja)
JP (1) JP6627976B2 (ja)
CN (1) CN109476215A (ja)
WO (1) WO2018016196A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2582663B (en) * 2019-03-29 2021-08-18 Dyson Technology Ltd Vehicle vent assembly
US11642991B2 (en) * 2019-07-26 2023-05-09 Nikola Corporation Vehicle seat with integral air ducting
CN115195412B (zh) * 2022-09-16 2022-12-23 宁波均胜群英汽车系统股份有限公司 一种隐藏式空调出风口的吹风方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57113214U (ja) * 1980-12-29 1982-07-13
JPS6081112U (ja) * 1983-11-11 1985-06-05 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
JPH07246131A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Nippondenso Co Ltd シート用冷暖房装置
JP2005337607A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toyoda Gosei Co Ltd 風向調整装置
JP2007008390A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Howa Kasei Kk 空気吹出調整用レジスタ
JP2008302793A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58194616A (ja) 1982-05-08 1983-11-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車用送風システム
JPS6054618U (ja) * 1983-09-24 1985-04-17 池田物産株式会社 車両用空調装置
JPS6081112A (ja) 1983-10-11 1985-05-09 Mitsuru Tsuchikura 消毒殺菌剤を段ボ−ル被包内に具備する装置
JPS60234017A (ja) 1984-05-04 1985-11-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用空気調和装置
JPH05139143A (ja) 1991-11-19 1993-06-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 車両用空気調和装置
JPH0725226A (ja) 1993-07-08 1995-01-27 Mazda Motor Corp 車両用空調装置
JPH08175157A (ja) 1994-12-27 1996-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd バス用空調装置
JP4325035B2 (ja) 1998-12-16 2009-09-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP4337200B2 (ja) * 1999-12-20 2009-09-30 株式会社デンソー 車両用シート空調システム
US7247088B2 (en) * 2003-09-25 2007-07-24 Mazda Motor Corporation Air conditioner for vehicle
US20050087325A1 (en) 2003-10-27 2005-04-28 Tim Roland Air conditioning apparatus for rear seat arrangement
JP2007186152A (ja) 2006-01-16 2007-07-26 Denso Corp 車両用シート空調装置
JP4670749B2 (ja) * 2006-06-20 2011-04-13 トヨタ自動車株式会社 空調装置の吹出口構造
JP4318054B2 (ja) 2007-01-11 2009-08-19 株式会社デンソー 自動車用局所冷房システム
US8950467B2 (en) 2009-06-10 2015-02-10 Halla Visteon Climate Control Corporation Seat-air conditioning system for automotive vehicles
JP5556619B2 (ja) 2010-11-24 2014-07-23 株式会社デンソー 車両用空調装置
US9073408B2 (en) * 2012-01-09 2015-07-07 Ford Global Technologies, Llc Register vane air deflector and method
US9409461B2 (en) * 2012-06-21 2016-08-09 Mahle International Gmbh Air stream velocity control for ventilation system
JP6086669B2 (ja) * 2012-08-01 2017-03-01 豊和化成株式会社 レジスタ
JP6094373B2 (ja) 2012-10-29 2017-03-15 株式会社デンソー 車両用対流促進装置
JP2014210564A (ja) * 2013-04-05 2014-11-13 株式会社デンソー 空気吹出装置
JP2015089467A (ja) 2013-11-07 2015-05-11 株式会社タチエス 車両用送風シート
US20150140915A1 (en) 2013-11-19 2015-05-21 Atieva, Inc. Vehicle Seat Ventilation System
JP6417188B2 (ja) * 2014-10-31 2018-10-31 ダイキョーニシカワ株式会社 車両のデフロスタ構造
DE112016001567T5 (de) 2015-04-02 2017-12-28 Denso Corporation Klimatisierungseinheit für einen Fahrzeugsitz
DE102016107227A1 (de) * 2016-04-19 2017-10-19 Dr. Schneider Kunststoffwerke Gmbh Luftausströmer mit einer Einrichtung zum Steuern eines Luftstroms
US20180134120A1 (en) * 2016-11-16 2018-05-17 Calin Marginean Vehicle hvac system

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57113214U (ja) * 1980-12-29 1982-07-13
JPS6081112U (ja) * 1983-11-11 1985-06-05 トヨタ自動車株式会社 車両用空調装置
JPH07246131A (ja) * 1994-03-09 1995-09-26 Nippondenso Co Ltd シート用冷暖房装置
JP2005337607A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Toyoda Gosei Co Ltd 風向調整装置
JP2007008390A (ja) * 2005-07-01 2007-01-18 Howa Kasei Kk 空気吹出調整用レジスタ
JP2008302793A (ja) * 2007-06-07 2008-12-18 Japan Climate Systems Corp 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018016196A1 (ja) 2018-01-25
JP6627976B2 (ja) 2020-01-08
US20210276400A1 (en) 2021-09-09
CN109476215A (zh) 2019-03-15
US11292318B2 (en) 2022-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6376282B2 (ja) 車両用シート空調ユニット
US11780288B2 (en) Vehicle cabin airflow forming device
JP5189732B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP6318931B2 (ja) 空気吹出装置
JP6597894B2 (ja) 車両用空調装置
JP6627976B2 (ja) 車両用空調装置
JP2007203794A (ja) 車両用空調装置
JP2014180985A (ja) 車両用空気調和システム
JP2014141236A (ja) 車両用空気調和システム
JP4935515B2 (ja) 車両用空調装置
WO2014103610A1 (ja) 車両用空気調和システム
JP4602839B2 (ja) 自動車用空気調和装置
JP2014196026A (ja) 車両用空気調和システム
WO2020129488A1 (ja) シート空調装置
JP2011162083A (ja) 車室内空調方法および装置
JP2012131308A (ja) 車両用送風装置
JP2018118523A (ja) 車両用空調装置
WO2020230562A1 (ja) 空気吹出部
JP2012121482A (ja) 車両用空気調和システム
JPH07172144A (ja) 車両用空調装置
JP7010793B2 (ja) 車両用空調装置及びそれを用いた空調制御方法
JP2009120079A (ja) 車両用シート空調装置
JP2008049905A (ja) 車両用空調装置および車両
JP2006168675A (ja) 車室用レジスタ
JP2010076477A (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190923

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6627976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees