JPH06166321A - 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法 - Google Patents

空調用吹出口装置およびその二段射出成形法

Info

Publication number
JPH06166321A
JPH06166321A JP4321960A JP32196092A JPH06166321A JP H06166321 A JPH06166321 A JP H06166321A JP 4321960 A JP4321960 A JP 4321960A JP 32196092 A JP32196092 A JP 32196092A JP H06166321 A JPH06166321 A JP H06166321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
housing
shaft
pivot
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4321960A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hashimoto
一博 橋本
Katsumi Nakagawa
克己 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moriroku KK
Ise Kanagata Kogyo KK
Original Assignee
Moriroku KK
Ise Kanagata Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Moriroku KK, Ise Kanagata Kogyo KK filed Critical Moriroku KK
Priority to JP4321960A priority Critical patent/JPH06166321A/ja
Priority to US08/062,837 priority patent/US5393262A/en
Priority to GB9310367A priority patent/GB2273153B/en
Publication of JPH06166321A publication Critical patent/JPH06166321A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0017Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor moulding interconnected elements which are movable with respect to one another, e.g. chains or hinges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H1/3414Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction
    • B60H1/3421Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction using only pivoting shutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H2001/3464Details of hinges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H2001/3492Manufacturing; Assembling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブレード間隔を狭めた空調用吹出口装置を提
供する。 【構成】 吹出口装置1は、周壁6の両対向壁部9に、
複数対の軸孔10を設けた合成樹脂製ハウジング3と、
そのハウジング3内に配設されるブレード本体4の両端
部に、両軸孔10に回転可能に嵌合する一対の支軸15
を突設した複数の合成樹脂製ブレード5とを備え、各ブ
レード5は、それらを連動させる連動リンク16の枢着
部17を有する。枢着部17は、各ブレード本体4の共
通端部18に支軸15と平行に突設されて連動リンク1
6の枢支孔19を貫通する枢支軸20と、その枢支軸2
0の突出端に在って枢支孔19の口縁に係合する抜止め
突起21とより形成される。これにより枢着部17をブ
レード5の厚さ範囲内に収めてブレード間隔を狭めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用インストルメ
ントパネル等に取付けられる空調用吹出口装置、特に、
周壁の両対向壁部に、同軸に並ぶ複数対の軸孔を設けた
合成樹脂製ハウジングと、そのハウジング内に配設され
るブレード本体の両端部に、両軸孔に回転可能に嵌合す
る一対の支軸を突設した複数の合成樹脂製ブレードとを
備え、各ブレードは、それらを連動させる連動リンクの
枢着部を有する空調用吹出口装置の改良およびその二段
射出成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種装置の前記枢着部は、ブレ
ード本体の一面側に相対向して設けられた一対の突出片
と、両突出片間に架設された枢支軸とより構成され、そ
の枢支軸に連動リンクのC字形枢支部を弾性力を以て係
合させるものである。
【0003】また前記装置は、1次射出工程でハウジン
グを成形し、2次射出工程ではハウジングの各軸孔を各
支軸成形用キャビティとして使用して各ブレードを成形
する、といった二段射出成形法により製造されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、枢着部
を前記のように構成すると、相隣る両ブレード間に突出
片が存在することになるので、その突出片の突出長さに
応じてブレード間隔が決められることになるが、ハウジ
ングの吹出口面積は、外観上自ずと制限されているの
で、ブレードの取付枚数の減少を来たし、その結果風向
調節を期待通りに行うことができず、またブレードの回
転位置によっては、吹出口から枢着部がブレードの一面
より出っ張って見えるため外観が悪い、という問題があ
る。
【0005】その上、二段射出成形法の実施面において
も、前記構成の枢着部に対応して開閉型の構造が複雑に
なるため開閉型コストが上昇し、延いては前記装置の製
造コスト増を招く、といった問題もある。
【0006】本発明は前記に鑑み、前記枢着部をブレー
ドの厚さ範囲内に収めることを可能にして、ブレード間
隔を狭めると共に外観を向上させることができるように
した前記空調用吹出口装置を提供することを目的とす
る。
【0007】また本発明は、前記枢着部構造に対応して
開閉型の構造を単純化し、これにより前記装置を低コス
トで量産することのできる前記二段射出成形法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、周壁の両対向
壁部に、同軸に並ぶ複数対の軸孔を設けた合成樹脂製ハ
ウジングと、そのハウジング内に配設されるブレード本
体の両端部に、両軸孔に回転可能に嵌合する一対の支軸
を突設した複数の合成樹脂製ブレードとを備え、各ブレ
ードは、それらを連動させる連動リンクの枢着部を有す
る空調用吹出口装置において、前記枢着部は、各ブレー
ド本体の共通端部に前記支軸と平行に突設されて前記連
動リンクの枢支孔を貫通する枢支軸と、その枢支軸の突
出端に在って前記枢支孔の口縁に係合する抜止め突起と
より形成されることを特徴とする。
【0009】本発明は、前記空調用吹出口装置を二段射
出成形するに当り、相対向する一対のハウジング成形用
開閉型を閉じると共に複数の軸孔成形用中子を備えて相
対向する複数の第1スライド型を両開閉型間で挟着する
ことにより、前記軸孔成形用中子を含むように、前記ハ
ウジングを成形するキャビティを形成する工程と、前記
キャビティに合成樹脂を1次射出して前記ハウジングを
成形する工程と、相対向する一対のブレード成形用開閉
型を閉じることにより、両開閉型および両開閉型間に挟
着される第2スライド型間で前記ハウジングを挟持する
と共に各ブレード本体を成形する複数のキャビティを形
成し、また一方の前記開閉型および第2スライド型間に
前記枢支軸を成形する複数のキャビティを形成すると共
に前記一方の開閉型に存する複数の抜止め突起成形用キ
ャビティを枢支軸成形用の前記キャビティに臨ませる工
程と、前記ハウジングの各軸孔を支軸成形用キャビティ
として用い、ブレード本体成形用、支軸成形用、枢支軸
成形用および抜止め突起成形用の各キャビティに合成樹
脂を2次射出して各ブレードを成形する工程と、を順次
行うことを特徴とする。
【0010】
【作用】前記装置においては、各ブレードの厚さ範囲内
に枢着部、したがって枢支軸および抜止め突起を収めて
ブレード間隔を狭めることが可能である。
【0011】また前記二段射出成形法においては、前記
枢着部構造に対応して開閉型の構造を単純化することが
可能である。
【0012】
【実施例】図1〜図5は空調用吹出口装置1の一例を示
す。その装置1は、図1,図2に明示するように略長方
形の吹出口2を有する合成樹脂製ハウジング3と、ブレ
ード本体4をハウジング3内に配設されて上下方向の風
向を調節する複数の合成樹脂製ブレード5とより構成さ
れる。ハウジング3は、その周壁6の前端に前部フラン
ジ7を有し、前部フランジ7の前面を自動車のインスト
ルメントパネル8表面に合致させてそのインストルメン
トパネル8内に埋込まれる。
【0013】図2,図3に明示するように、ハウジング
3の周壁6において、その相対向する左右の両対向壁部
9に、その対向壁部9を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔10と、各軸孔10と同軸上に在ってその軸孔10の
対向壁部9内面側の開口を形成する複数対の断面円形の
ボス11とが設けられる。両対向壁部9外面に開口する
凹部12は、装置1の離型過程で用いられたものであ
る。
【0014】各ブレード5において、そのブレード本体
4の前縁部13両端に、一対のボス11に当接すると共
にそのボス11の外径と同一外径を有する一対の突出部
14と、両突出部14端面に同軸上に突設されて両軸孔
10に回転可能に嵌合する一対の支軸15とが設けられ
る。また各ブレード本体4の前縁部13は、図4に明示
するように突出部14の半径と同一半径を有するように
形成され、これによりその前縁部13と両突出部14と
が段差を生じることなく連続する。
【0015】このように各ブレード5の取付部周りを構
成すると、各ブレード5を何れの風向調節位置に回転さ
せても各突出部14と各ボス11とが食違うことがない
ので、前記取付部周りの外観を良好にすることができ
る。
【0016】各ブレード5は連動して回転するようにな
っており、そのために連動リンク16の枢着部17を有
する。その枢着部17は、図3,図5に明示するよう
に、各ブレード本体4の切欠き状共通端部18に支軸1
5と平行に突設されて連動リンク16の枢支孔19を貫
通する枢支軸20と、その枢支軸20の突出端に在って
枢支孔19の口縁に係合する抜止め突起21とより形成
される。抜止め突起21は、ブレード本体4の後縁部2
2外方へ突出しており、連動リンク16の枢支孔19
に、その環状部23の弾性を利用して強制的に挿通され
る。図1,図2に明示するように、1枚のブレード本体
4に操作つまみ24がブレード本体4の長手方向に摺動
自在に取付けられており、その操作つまみ24を上下方
向に回動させると、各ブレード5が連動リンク16を介
して上、下に回転する。
【0017】前記のように構成すると、各ブレード5の
厚さ範囲内に枢着部17、したがって枢支軸20および
抜止め突起21を収めてブレード間隔を狭めることが可
能であり、これによりブレード5の取付枚数を増加させ
て、風向調節を期待通りに行うことができる。またブレ
ード5の何れの回転位置でも枢着部17がブレード5の
一面に出っ張って見えることがないので外観が良好とな
る。
【0018】図1,図2において、ハウジング3の後端
に別の合成樹脂製ハウジング25が接合されており、そ
のハウジング25には左右方向の風向を調節する複数の
合成樹脂製ブレード26が設けられる。各ブレード26
両端の支軸27は、ハウジング25の周壁28を構成す
る上、下の対向壁部29にそれぞれ回転可能に支持さ
れ、各ブレード26に連動リンク30が枢支される。ま
た中央のブレード26に歯形部31が形成され、その歯
形部31は操作つまみ24の歯形部32と噛合する。こ
れにより、操作つまみ24を左右方向に摺動させると、
各ブレード26がその方向へ風向を変えるべく回転す
る。
【0019】次に、前記空調用吹出口装置1の二段射出
成形法について説明する。この成形法においては、1次
射出工程でハウジング3を成形し、2次射出工程ではハ
ウジング3の各軸孔10を各支軸成形用キャビティとし
て使用して各ブレード5を成形する、といった手段が採
用される。
【0020】図6〜図11は、ハウジング3の1次射出
工程および1次射出成形装置33を示す。その装置33
は、可動の第1開閉型34と、その第1開閉型34に対
向する固定の第2開閉型35と、両開閉型34,35間
に挟着される複数、図示例では一対の第1スライド型3
6とを備えている。両第1スライド型36は複数の軸孔
成形用中子37と、各中子37と並ぶ複数の凸形部38
を備え、相対向して第2開閉型35に摺動自在に設けら
れる。 〔第1工程〕図6,図7に示すように、第1開閉型34
を下降させて両開閉型34,35を閉じると共に両開閉
型34,35間で一対の第1スライド型36を挟着す
る。
【0021】これにより両第1スライド型36の各軸孔
成形用中子37の軸線が両開閉型34,35の合せ面3
9,40に合致し、各中子37および各凸形部38を含
む一対の対向壁部対応領域41と、それら対応領域41
と略直交する一対の対向壁部対応領域42とが形成され
る。両領域41,42はハウジング3の周壁6および前
部フランジ7を成形する第1のキャビティ43を構成す
る。
【0022】また第1開閉型34は、その合せ面39に
開口して両端部が第1のキャビティ43に連通する複数
の断面半円形第1凹部44を有する。各第1凹部44両
端側はボス対応領域45であって、ハウジング3におけ
るボス11の半部を成形するために用いられ、また各ボ
ス対応領域45の内側に存する部分は突出部対応領域4
6であって、各ブレード5における突出部14の半部を
成形するために用いられ、さらに両ボス対応領域46間
は前縁部対応領域47であって、各ブレード5の前縁部
13を成形するために用いられる。
【0023】図6,図7,図8に示すように、第1のキ
ャビティ43の形成と同時に、各第1凹部44の各突出
部対応領域46に、第2開閉型35の合せ面40に突設
された複数、図示例では各第1凹部44について一対宛
の断面半円形堰止め突起48が嵌合する。
【0024】これにより、図6,図7,図9に示すよう
に各堰止め突起48端面に当接する各軸孔成形用中子3
7の先端部回りに、第2開閉型35の合せ面40に開口
する各一対の断面半円形凹部49および各第1凹部44
のボス対応領域45の協働でボス11を成形する複数の
第2のキャビティ50が形成される。各第2のキャビテ
ィ50は第1のキャビティ43に連通するが、各第1凹
部44の前縁部対応領域47に対しては堰止め突起48
により遮断されている。 〔第2工程〕図10に示すように、第1のキャビティ4
3および各第2のキャビティ50に、図示しないゲート
より合成樹脂としてのポリプロピレン(PP)系樹脂を
1次射出してハウジング3を成形する。ハウジング3の
両対向壁部9外面には、各凸形部38によって、離型過
程で用いられる複数の凹部12が成形される。この場
合、各第1凹部44の突出部対応領域46が堰止め突起
48により閉鎖されているので、ボス11が明確に成形
される。 〔第3工程〕両第1スライド型36を後退させてその各
軸孔成形用中子37を各軸孔10から抜いた後、第1開
閉型34を上昇させて両開閉型34,35を開くと共
に、図11に示すようにハウジング3を第1開閉型34
に付着させておく。
【0025】以上の各工程を経てハウジング3の成形を
終了する。
【0026】図12〜図17は、各ブレード5の2次射
出工程および2次射出成形装置51を示す。その装置5
1は、共用される第1開閉型34と、その第1開閉型3
4に対向する固定の第3開閉型52と、両開閉型34,
52間に挟着される、複数、図示例では一対の第2スラ
イド型53,54とを備えている。両第2スライド型5
3,54は、ハウジング3の各対向壁部9外面に開口し
た複数の凹部12に対応する複数の凸部55と、各支軸
15をその先端部が各対向壁部9外面に突出するように
成形するための複数の凹部56とを備え、相対向して第
3開閉型52に摺動自在に設けられる。
【0027】一方の第2スライド型54は、各ブレード
5の切欠状共通端部18を成形する複数の突起状成形部
57を有する。 〔第4工程〕図12〜図15に示すように、第1開閉型
34を下降させて両開閉型34,52を閉じると共に両
開閉型34,52間で一対の第2スライド型53,54
を挟着する。
【0028】これにより、両開閉型34,52および各
第2スライド型53,54間でハウジング3の周壁6お
よび前部フランジ7が挟着され、また図14に明示する
ように第2スライド型53,54の各凸部55がハウジ
ング3の各凹部12に嵌合し、また各凹部56がハウジ
ング3の各軸孔10と同軸上に配設され、さらに図1
2,図15に明示するように一方の第2スライド型54
の各成形部57が第3開閉型52の各摺動孔58を貫通
する。
【0029】第3開閉型52は、第1開閉型34の各第
1凹部44に対向する複数の断面半円形の第2凹部59
を有し、各第1および各第2凹部44,59の両ボス対
応領域45,60間に各ボス11が挟着される。また各
第1凹部44および各第2凹部59の両突出部対応領域
46,61間に突出部14を成形する第3のキャビティ
62が形成され、各第3のキャビティ62は、各軸孔1
0に連通すると共に各軸孔10および各ボス11と同軸
上に配設される。
【0030】さらに第1開閉型34における各第1凹部
44の前縁部対応領域47と、第3開閉型52の両第2
凹部59間において合せ面401 に開口する各深い凹部
63との間にブレード本体4を成形する第4のキャビテ
ィ64が形成され、各第4のキャビティ64は両第3の
キャビティ62に連通する。ハウジング3の各軸孔10
は、支軸15を成形するための第5のキャビティとして
機能する。
【0031】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第3開閉型52の摺動面間に枢支軸2
0を成形する第6のキャビティ65が形成され、各第6
のキャビティ65に第3開閉型52に形成されて抜止め
突起21を成形するための第7のキャビティ66が開口
している。このように、枢着部17の構造に対応して第
6,第7のキャビティ65,66の構造は単純化されて
いる。
【0032】第3開閉型52には、複数のエジェクタピ
ン67が設けられ、各一対のエジェクタピン67の当接
面68は、各第4のキャビティ64において、ブレード
本体4の後縁部22を成形する後縁部対応領域69に臨
んでいる。 〔第5工程〕図16に示すように、第3〜第7のキャビ
ティ62,64,10,65,66に、図示しないゲー
トより、合成樹脂としてのポリブチレンテレフタレート
(PBT)系樹脂を2次射出して各ブレード5を成形
し、これにより吹出口装置1を得る。
【0033】この場合、各ブレード5の突出部14を成
形する第3のキャビティ62と各ボス11とが同軸上に
配列されるので、各突出部14と各ボス11とが同軸に
成形される。
【0034】また第1開閉型34を共用して1次および
2次射出工程を行うので、開閉型コストを低減すると共
に、型交換に要するコストおよび作業時間を省いて吹出
口装置1の量産性を向上させることが可能である。 〔第6工程〕第1開閉型34を上昇させて両開閉型3
4,52を開き、図17に示すように、吹出口装置1
を、ハウジング3の各凹部12と各第2スライド型5
3,54の各凸部55との嵌合によって第3開閉型52
に残置する。
【0035】次いで各第2スライド型53,54を後退
させて、その各凸部55をハウジング3の各凹部12か
ら離脱させると共に、各凹部56を各支軸15の先端部
から離脱させた後、各エジェクタピン67を各ブレード
本体4の後縁部22に当接させて吹出口装置1を第3開
閉型52から突出す。
【0036】このように装置離型時においては、各ブレ
ード5をエジェクタピン67により突き出すので、各支
軸15には、ハウジング3を支持する力が作用する程度
であり、この程度の力では各支軸15の損傷は生じな
い。また成形面に密着している各ブレード5に直接突き
出し力を与えるので、各ブレード5の離型性が良く、し
たがって各ブレード本体4を損傷することがない。
【0037】さらに、ハウジング3の各凹部12は各対
向壁部9外面に在り、それら対向壁部9はインストルメ
ントパネル8の内部に配設されることから、吹出口装置
1の外観を損うことがない。一方、各ブレード5のエジ
ェクタピン当接部は、装置1前面から見えないブレード
5の後縁部22に設定されているので、前記同様に吹出
口装置1の外観を損うことがない。
【0038】図18は空調用吹出口装置70の他例を示
す。この装置70は前記吹出口装置1を横方向に2台並
べたものと同様の構造を有し、前記二段射出成形法はこ
のような吹出口装置70の成形にも適用される。この場
合、連動リンク16の枢着部17は、右側の吹出口構造
部71においては各ブレード5の右端側に、左側の吹出
口構造部72においては各ブレード5の左端側にそれぞ
れ設けられる。
【0039】
【発明の効果】本発明装置によれば、各ブレード間隔を
狭めてそのブレードの取付枚数を増加させることが可能
であり、これにより風向調節を期待通りに行うことがで
きる。またブレードの何れの回転位置でも、枢着部がブ
レードの一面から出っ張って見えることがないので外観
が良好である。
【0040】また本発明二段射出成形法によれば、開閉
型構造の単純化に伴い前記装置を低コストで量産するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用吹出口装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3矢示部の拡大図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】各ブレードと連動リンクとの関係を示す斜視図
である。
【図6】1次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図7の6−6線断面図に相当する。
【図7】図6の7−7線示図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】ハウジングを成形した状態を示す1次射出成
形装置の縦断面図である。
【図11】ハウジングを付着した第1開閉型の縦断面図
である。
【図12】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の12−12線断面図に相当する。
【図13】図12の13−13線示図である。
【図14】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の14−14線断面図に相当する。
【図15】図12の15−15線断面図である。
【図16】吹出口装置を成形した状態を示す2次射出成
形装置の縦断面図である。
【図17】第3開閉型に吹出口装置を残置した状態を示
す縦断面図である。
【図18】空調用吹出口装置の他例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 ハウジング 4 ブレード本体 5 ブレード 6 周壁 9 対向壁部 10 軸孔 15 支軸 16 連動リンク 17 枢着部 18 切欠状共通端部 19 枢支孔 20 枢支軸 21 抜止め突起 34 第1開閉型 35 第2開閉型 36 第1スライド型 37 軸孔成形用中子 43 第1のキャビティ 52 第3開閉型 54 第2スライド型 64 第4のキャビティ 65 第6のキャビティ 66 第7のキャビティ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁(6)の両対向壁部(9)に、同軸
    に並ぶ複数対の軸孔(10)を設けた合成樹脂製ハウジ
    ング(3)と、そのハウジング(3)内に配設されるブ
    レード本体(4)の両端部に、両軸孔(10)に回転可
    能に嵌合する一対の支軸(15)を突設した複数の合成
    樹脂製ブレード(5)とを備え、各ブレード(5)は、
    それらを連動させる連動リンク(16)の枢着部(1
    7)を有する空調用吹出口装置において、前記枢着部
    (17)は、各ブレード本体(4)の共通端部(18)
    に前記支軸(15)と平行に突設されて前記連動リンク
    (16)の枢支孔(19)を貫通する枢支軸(20)
    と、その枢支軸(20)の突出端に在って前記枢支孔
    (19)の口縁に係合する抜止め突起(21)とより形
    成されることを特徴とする空調用吹出口装置。
  2. 【請求項2】 周壁(6)の両対向壁部(9)に、その
    対向壁部(9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(1
    0)を設けた合成樹脂製ハウジング(3)と、そのハウ
    ジング(3)内に配設されるブレード本体(4)の両端
    部に、両軸孔(10)に回転可能に嵌合する一対の支軸
    (15)を突設した複数の合成樹脂製ブレード(5)と
    を備え、各ブレード(5)は、それらを連動させる連動
    リンク(16)の枢着部(17)を有し、その枢着部
    (17)を、各ブレード本体(4)の共通端部(18)
    に前記支軸(15)と平行に突設されて前記連動リンク
    (16)の枢支孔(19)を貫通する枢支軸(20)
    と、その枢支軸(20)の突出端に在って前記枢支孔
    (19)の口縁に係合する抜止め突起(21)とより構
    成した空調用吹出口装置を二段射出成形するに当り、 相対向する一対のハウジング成形用開閉型(34,3
    5)を閉じると共に複数の軸孔成形用中子(37)を備
    えて相対向する複数の第1スライド型(36)を両開閉
    型(34,35)間で挟着することにより、前記軸孔成
    形用中子(37)を含むように、前記ハウジング(3)
    を成形するキャビティ(43)を形成する工程と、 前記キャビティ(43)に合成樹脂を1次射出して前記
    ハウジング(3)を成形する工程と、 相対向する一対のブレード成形用開閉型(34,52)
    を閉じることにより、両開閉型(34,52)および両
    開閉型(34,52)間に挟着される第2スライド型
    (54)間で前記ハウジング(3)を挟持すると共に各
    ブレード本体(4)を成形する複数のキャビティ(6
    4)を形成し、また一方の前記開閉型(52)および第
    2スライド型(54)間に前記枢支軸(20)を成形す
    る複数のキャビティ(65)を形成すると共に前記一方
    の開閉型(52)に存する複数の抜止め突起成形用キャ
    ビティ(66)を枢支軸成形用の前記キャビティ(6
    5)に臨ませる工程と、 前記ハウジング(3)の各軸孔(10)を支軸成形用キ
    ャビティとして用い、ブレード本体成形用、支軸成形
    用、枢支軸成形用および抜止め突起成形用の各キャビテ
    ィ(43,10,65,66)に合成樹脂を2次射出し
    て各ブレード(5)を成形する工程と、を順次行うこと
    を特徴とする空調用吹出口装置の二段射出成形法。
JP4321960A 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法 Pending JPH06166321A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4321960A JPH06166321A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法
US08/062,837 US5393262A (en) 1992-12-01 1993-05-18 Air-conditioning blow-out port device and process for two-stage injection molding of the same
GB9310367A GB2273153B (en) 1992-12-01 1993-05-19 Air-conditioning blow-out port device and process for two-stage injection molding of the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4321960A JPH06166321A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06166321A true JPH06166321A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18138352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4321960A Pending JPH06166321A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5393262A (ja)
JP (1) JPH06166321A (ja)
GB (1) GB2273153B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019026172A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 豊田合成株式会社 空調用レジスタ

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5690550A (en) * 1996-04-24 1997-11-25 Manchester Plastics, Inc. Diffuser outlet assembly
KR100296241B1 (ko) * 1999-01-14 2001-07-12 윤종용 공기 조화기의 토출 그릴
US6210266B1 (en) * 1999-03-15 2001-04-03 Sarnamotive Blue Water, Inc. Pressure relief valve and method of manufacturing the same
JP3406284B2 (ja) * 2000-08-30 2003-05-12 森六株式会社 空調用吹出口装置
JP3985637B2 (ja) * 2002-09-05 2007-10-03 株式会社デンソー 車両用空調装置
US6685555B1 (en) 2002-09-11 2004-02-03 Lear Corporation Climate control system outlet
US6959468B1 (en) * 2004-06-28 2005-11-01 Danger Sandra J Vent adjusting apparatus
FR2915136B1 (fr) * 2007-04-20 2009-07-03 Bourbon Automobile Soc Par Act Aerateur de vehicule automobile, et procede de fabrication de cet aerateur.
JP5597423B2 (ja) * 2009-05-29 2014-10-01 豊田合成株式会社 空調用レジスタ
US8752399B2 (en) * 2009-11-24 2014-06-17 Friedrich Air Conditioning Co., Ltd. Room air conditioner and/or heater
DE102010047817A1 (de) * 2010-10-07 2012-04-12 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh Bedienelement für einen Luftausströmer
DE102013109934B3 (de) * 2013-09-10 2014-11-20 Trw Automotive Electronics & Components Gmbh Bedienelement und Baugruppe für einen Luftausströmer sowie Verfahren zur Montage eines Bedienelements
BR102013031648A2 (pt) * 2013-12-09 2015-09-29 Valeo Systemes Thermiques sistema estrutural aperfeiçoado de ventilação, aquecimento, condicionamento de ar para veículos e processo de obtenção do mesmo
CN113650237B (zh) * 2021-07-07 2023-09-08 宁波均胜群英汽车系统股份有限公司 一种用于生产汽车空调叶片组件的模内装配模具

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3680470A (en) * 1970-10-15 1972-08-01 Dynaplastics Inc Louver with a reduced turning radius
US4009648A (en) * 1975-10-03 1977-03-01 General Motors Corporation Air conditioner air flow control mechanism
JPS5918011A (ja) * 1982-07-22 1984-01-30 Nissan Motor Co Ltd ベンチレ−タグリル
JPS61128059A (ja) * 1984-11-26 1986-06-16 Nippon Plast Co Ltd 風向調整装置
JPS61191414A (ja) * 1985-02-19 1986-08-26 Wako Kasei Kogyo Kk 樹脂製の風向調整用グリル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019026172A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 豊田合成株式会社 空調用レジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
GB9310367D0 (en) 1993-06-30
US5393262A (en) 1995-02-28
GB2273153A (en) 1994-06-08
GB2273153B (en) 1996-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3366087B2 (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形法
JPH06166321A (ja) 空調用吹出口装置およびその二段射出成形法
US4702156A (en) Ventilator grill and method for assembling the same
JPH06166053A (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形法
JPH06166322A (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形法
KR100391881B1 (ko) 윈도글라스의 승강용 슬라이더 및 그 제조방법
JPH06114893A (ja) 樹脂成形金型
JPH0845610A (ja) 鎖錠可能な差込みコネクタ
JPH03193320A (ja) 射出成形用金型
JPS6144650B2 (ja)
JP3298742B2 (ja) インストルメントパネル成形時の変形防止方法
JPH07149139A (ja) 空調用吹出口装置
JPH10329176A (ja) プラスチックレンズ用射出成形金型
JP2931254B2 (ja) 回動可能な連結部を有するプラスチック射出成形品の製造方法
JP3803564B2 (ja) 空調用吹出口装置の二段射出成形方法
JPH03184819A (ja) 射出成形用金型
JP3704756B2 (ja) 吹出口グリルの製造方法
JPH10166387A (ja) 中空成形品の製造方法とその成形型装置
JPH02227224A (ja) 合成樹脂製ウインドウの製造方法
CN219768960U (zh) 双色模具第二色滑块合模前提前定位结构
JP2998143B2 (ja) 金型装置
JPH03184818A (ja) 射出成形用金型
JPS593866Y2 (ja) アンダ−カツト部を有する成形品の成形金型
JPH0754819A (ja) クリップ取付座
JPH07205221A (ja) 射出成形金型のアンダーカット処理