JP3406284B2 - 空調用吹出口装置 - Google Patents

空調用吹出口装置

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JP3406284B2 JP2000265989A JP2000265989A JP3406284B2 JP 3406284 B2 JP3406284 B2 JP 3406284B2 JP 2000265989 A JP2000265989 A JP 2000265989A JP 2000265989 A JP2000265989 A JP 2000265989A JP 3406284 B2 JP3406284 B2 JP 3406284B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/34Nozzles; Air-diffusers
    • B60H1/3414Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction
    • B60H1/3428Nozzles; Air-diffusers with means for adjusting the air stream direction using a set of pivoting shutters and a pivoting frame

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に好適に
用いられる空調用吹出口装置に関し、特に、複数の第1
ブレードの後方側で、それらの第1ブレードの配列方向
とは直交する方向に並ぶとともに共通なリンク部材に連
結される複数の第2ブレードが回動可能にしてハウジン
グに支承され、第2ブレードの配列方向にスライド可能
な操作ノブで第2ブレードを回動し得るようにした空調
用吹出口装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる空調用吹出口装置は、たと
えば実公平6−41851号公報等により既に知られて
おり、このものでは、第1ブレードでスライド可能にガ
イドされる操作ノブに形成されるラックを、第2ブレー
ドの1つに設けられた扇形のピニオンに噛合させるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来のも
のでは、複数の第2ブレードの回動範囲すなわち各第2
ブレードによる吹出方向調節範囲を比較的大きくするた
めには、ラックの長さ、ならびに1つの第2ブレードの
両側面からの扇形のピニオンの突出量を比較的大きく設
定しなければならず、吹出口の横断面積中で前記ラック
およびピニオンの占める面積が比較的大きくなり、吹出
口からの空気吹出量が減少する原因ともなる。またブレ
ード相互の間隔が小さくなるほど配風性能が向上するこ
とが知られているが、上記従来のものでは、1つの第2
ブレードに一体に設けられるピニオンが、そのピニオン
の両側にある第2ブレードと干渉することを回避する必
要があるので、第2ブレード相互の間隔を小さく設定す
ることが困難である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、空気吹出量の増大を可能とするとともに第2
ブレード相互の間隔を比較的大として配風性能を向上し
得るようにした空調用吹出口装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、吹出口を形成するハウジン
グに、相互に平行に並んで前記吹出口に配置される複数
の第1ブレードが設けられ、それらの第1ブレードより
も後方側で前記吹出口に配置されて第1ブレードの配列
方向とは直交する方向に並ぶとともに共通なリンク部材
に連結される複数の第2ブレードが、相互に平行な軸線
まわりの回動を可能として前記ハウジングに支承され、
各第2ブレードの配列方向にスライド可能として第1ブ
レード側に配置される操作ノブが、前記複数の第2ブレ
ードの1つに回動可能に連結される空調用吹出口装置に
おいて、第2ブレードの1つには、第1ブレード側に開
口した切欠き凹部と、その切欠き凹部の両側で該1つの
第2ブレードの両側面にそれぞれ沿うように配置されて
該切欠き凹部の両側を覆う一対のカバー部が設けら
れ、前記操作ノブに設けられた係合腕部の後端部が前記
両カバー部の一方への係合を可能として前記切欠き凹部
に挿入されると共に、前記各カバー部には、これに前記
係合腕部の後端部を係合させて前記第2ブレードを回動
した時にその係合腕部の中間部を配置させるための切欠
きが形成されることを特徴とする。
【0006】このような構成によれば、操作ノブを各第
2ブレードの配列方向にスライドさせると、複数の第2
ブレードの1つに設けられた切欠き凹部に挿入された係
合腕部の後端部が、切欠き凹部の両側を塞ぐようにして
前記1つの第2ブレードに設けられた一対のカバー部の
一方に係合して前記1つの第2ブレードを回動せしめる
ことになり、前記1つの第2ブレードに共通なリンク部
材を介して連結された他の第2ブレードも回動すること
になる。しかも前記切欠き凹部の両側で該1つの第2ブ
レードの両側面にそれぞれ沿うように配置されて切欠き
凹部を両側から塞ぐ一対のカバー部の前記第2ブレー
ドの両側面からの突出量は、従来の扇形のピニオンに比
べて小さなものであり、吹出口の横断面積中で操作ノブ
および第2ブレードの係合、連結部の占める面積を比較
的小さくして空気吹出量の増大を図ることができ、また
第2ブレード相互の間隔を比較的小さくして配風性能を
向上することが可能となる。さらに第2ブレードを左、
右いずれか一方に回動したときに、切欠き凹部の両側が
カバー部で覆われるので、前記切欠き凹部を通過してし
まう空気量を最小とし、切欠き凹部を空気が通過するこ
とによる配風性能の低下を最少限に抑えることができ
る。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記ハウジングの少なくと
も一部が、前記各第2ブレードに一体に設けられる軸部
を嵌合せしめる軸孔を有して第1の合成樹脂の1次射出
により成形され、第1の合成樹脂よりも低融点である第
2の合成樹脂から成る前記各第2ブレードが、前記少な
くとも一部のハウジング内での2次射出により成形され
ることを特徴とし、かかる構成によれば、ハウジングの
少なくとも一部および各第2ブレードの2段射出成形が
完了した時点で各第2ブレードがハウジングの少なくと
も一部に支承された状態となり、部品点数および組付工
数の低減を図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図5は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1は空調用吹出口装置の斜視図、図2は空
調用吹出口装置の分解斜視図、図3は図1の3−3線断
面図、図4は第2ブレードの非回動操作状態での図3の
4−4線断面図、図5は第2ブレードの回動操作状態で
の図4に対応した断面図である。
【0010】先ず図1〜図3において、この空調用吹出
口装置のハウジング11Aは、合成樹脂により矩形の筒
状に形成される前部ハウジング12Aと、合成樹脂によ
り矩形の筒状に形成される後部ハウジング13とが連結
されて成るものであり、横断面矩形の吹出口14を形成
する。
【0011】このハウジング11Aは、その後端開放部
を空調装置の送風ダクトに接続するようにして、たとえ
ば乗用車両のインストルメントパネルに上下に回動可能
に取付けられる。
【0012】図4を併せて参照して、前部ハウジング1
2Aの両側面には、支持孔15,15が同軸に設けられ
ており、前部ハウジング12Aおよび後部ハウジング1
3の両側面には、前端を前記支持孔15,15に連なら
せた溝16,16が後端を開放するようにして設けられ
る。しかも各溝16,16における前端部の深さは、支
持孔15,15に近接するにつれて浅くなるように形成
されている。一方、前記インストルメントパネルには支
軸17,17が設けられており、それらの支軸17,1
7を前記各溝16,16の後端に嵌合せしめた状態でハ
ウジング11を後方に押し込むと、支軸17,17が溝
16,16の浅い部分を乗り越えて支持孔15,15に
嵌合することになり、これによりハウジング11Aがイ
ンストルメントパネルに上下に回動可能に取付けられ
る。しかも支軸17,17および前部ハウジング12A
間で生じる摩擦力でハウジング11Aの上下回動位置が
保持される。
【0013】前部ハウジング12Aには、横方向に延び
る複数の第1ブレード18,18…が、上下方向に並ん
で吹出口14に配置されるようにして一体に形成されて
おり、各第1ブレード18,18…による配風方向は、
ハウジング11Aすなわち前部ハウジング12Aの上下
回動位置により定まる。
【0014】前記各第1ブレード18,18…よりも後
方側の吹出口14には、各第1ブレード18,18…の
配列方向とは直交する上下方向に並ぶ複数の第2ブレー
ド19,19…が配置されており、これらの第2ブレー
ド19,19…は、相互に平行な軸線まわりの回動を可
能として後部ハウジング13に支承され、各第2ブレー
ド19,19…は共通なリンク部材20に連結される。
【0015】第2ブレード19,19…の上下両端には
対をなす同軸の軸部21,22がそれぞれ一体に設けら
れている。而して後部ハウジング13の上部側壁に設け
られた有底の軸孔23…に第2ブレード19,19…の
上端側の軸部21…がそれぞれ嵌合され、また後部ハウ
ジング13の下部側壁に設けられた軸孔24…に第2ブ
レード19,19…の下端側の軸部22…がそれぞれ嵌
合されることにより、各第2ブレード19,19…が後
部ハウジング13すなわちハウジング11Aに回動可能
に支承される。
【0016】ところで、ハウジング11Aのうち少なく
とも後部ハウジング13は、たとえばABS樹脂等の第
1の合成樹脂により形成されるのに対し、前記各第2ブ
レード19,19…は、第1の合成樹脂よりも低融点で
ある第2の合成樹脂たとえばポリプロピレン樹脂により
形成されるものであり、第1の合成樹脂の1次射出によ
り成形された後部ハウジング13に設けられた軸孔2
3,24…に嵌合する軸部21,22…が、第1の合成
樹脂よりも低融点である第2の合成樹脂の後部ハウジン
グ13内での2次射出により成形される第2ブレード1
9,19…に一体に設けられる。
【0017】すなわち後部ハウジング13および第2ブ
レード19,19…は、2段射出成形方法により成形さ
れることになり、第2ブレード19,19…を形成する
合成樹脂が、後部ハウジング13を形成する合成樹脂よ
りも低融点であることから、第2ブレード19,19…
および後部ハウジング13の接触部が融着することはな
い。むしろ2次射出成形後の熱収縮により、各第2ブレ
ード19,19…の軸部21,22…が、後部ハウジン
グ13における軸孔23,24…の内面から剥離し、軸
部21,22…の外面および軸孔23,24…の内面が
適度に摩擦接触することになる。
【0018】第2ブレード19,19…の後方側下部に
は、後方に向けて開口した凹部25…がそれぞれ設けら
れ、それらの凹部25…を上下に横断するリンク軸26
…が第2ブレード19,19…にそれぞれ設けられる。
一方、リンク部材20には、第2ブレード19,19…
の前記リンク軸26…に後方側から弾発嵌合する略C字
状の嵌合部20a…が設けられており、それらの嵌合部
20a…を対応の前記リンク軸26…に嵌合することに
より、各第2ブレード19,19…にリンク部材20が
共通に連結される。
【0019】各第2ブレード19,19…は、それらの
第2ブレード19,19…の配列方向すなわち横方向に
スライド可能な操作ノブ28Aにより回動操作されるも
のであり、ハウジング11Aにおける上下方向の中央寄
りで上下に隣接した一対の第1ブレード18,18間に
は、前記操作ノブ28Aのスライド作動をガイドするた
めに、第1ブレード18,18の長手方向すなわち横方
向に長く延びるガイド孔29を有するガイド壁30が設
けられる。
【0020】操作ノブ28Aは、前記ガイド壁30より
も前方側に配置される前部ノブ31と、該前部ノブ31
に連結される後部ノブ32とから成るものである。後部
ノブ32は、前記ガイド孔29をスライド可能に貫通す
る首部32aと、該首部32aの前端に連設されて前部
ノブ31に挿入、係合される係合部32bと、該係合部
32bに係合、連結された前部ノブ31との間に前記ガ
イド壁30を挟むようにして前記首部32aの後端に連
設される挟持板部32cと、該挟持板部32cから第2
ブレード19,19…側に突出する略L字状の係合腕部
32dとを一体に備える。
【0021】一方、複数の第2ブレード19,19…の
うち、その配列方向の中央寄りに配置された1つの第2
ブレード19には、第1ブレード18,18…側に開口
した切欠き凹部33が設けられるとともに、該切欠き凹
部33の両側を覆う一対のカバー部34,34が一体に
設けられており、前記操作ノブ28Aが備える係合腕部
32dが両カバー部34,34の一方に後端部を係合す
ることを可能として切欠き凹部33に挿入される。しか
も両カバー部34,34には、前記係合腕部32dの中
間部を配置するための切欠き35,35が形成される。
【0022】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、第1ブレード18,18…の後方側で吹出口14
に配置されるとともに第1ブレード18,18…の配列
方向とは直交する方向に並ぶ複数の第2ブレード19,
19…が、相互に平行な軸線まわりの回動を可能として
ハウジング11Aに支承されるとともに共通なリンク部
材20に連結されており、各第2ブレード19,19…
の配列方向すなわち横方向にスライド可能として第1ブ
レード18,18…側に配置される操作ノブ28Aに設
けられる係合腕部32dが、第2ブレード19,19…
の1つに設けられる切欠き凹部33に挿入され、前記1
つの第2ブレード19には、切欠き凹部33を両側から
覆うカバー部34,34が、それらのカバー部34,3
4の一方に前記係合腕部32dを係合させるようにして
一体に設けられている。
【0023】したがって操作ノブ28Aを、図5で示す
ように、各第2ブレード19,19…の配列方向にスラ
イドさせると、切欠き凹部33に挿入された係合腕部3
2dが、切欠き凹部33の両側を塞ぐ一対のカバー部3
4,34の一方に係合して1つの第2ブレード19を回
動せしめることになり、その第2ブレード19に共通な
リンク部材20を介して連結された他の第2ブレード1
9,19…も回動することになる。
【0024】しかも切欠き凹部33を両側から塞ぐ一対
のカバー部34,34が第2ブレード19の両側面から
突出する突出量は、第2ブレードに扇形のピニオンが設
けられていた従来のものに比べて小さなものであり、吹
出口14の横断面積中で操作ノブ28Aおよび第2ブレ
ード19の係合、連結部の占める面積を比較的小さくす
ることが可能であり、それにより空気吹出量の増大を図
ることができる。また第2ブレード19,19…相互の
間隔を比較的小さくして配風性能を向上することも可能
となる。
【0025】さらに第2ブレード19,19…を、図5
で示すように、左、右いずれか一方に回動したときに、
切欠き凹部33の両側がカバー部34,34で覆われる
ので、前記切欠き凹部33を通過してしまう空気量を最
小とすることができ、切欠き凹部33を空気が通過する
ことによる配風性能の低下を最少限に抑えることができ
る。
【0026】しかもハウジング11Aのうち少なくとも
後部ハウジング13が第1の合成樹脂による1次射出に
より成形されるものであり、その後部ハウジング13に
設けられた軸孔23,24…に嵌合する軸部21,22
…が、第1の合成樹脂よりも低融点である第2の合成樹
脂の後部ハウジング13内での2次射出により成形され
る第2ブレード19,19…に一体に設けられるので、
後部ハウジング13および第2ブレード19,19…の
2段射出成形が完了した時点で第2ブレード19,19
…が後部ハウジング13に支承された状態となり、部品
点数および組付工数の低減を図ることができる。
【0027】図6および図7は本発明の第2実施例を示
すものであり、図6は空調用吹出口装置の斜視図、図7
は図6の7−7線断面図であり、上記第1実施例に対応
する部分には同一の参照符号を付す。
【0028】この空調用吹出口装置のハウジング11B
は、合成樹脂により矩形の筒状に形成される前部ハウジ
ング12Bと、合成樹脂により矩形の筒状に形成される
後部ハウジング13とが連結されて成るものであり、横
断面矩形の吹出口14を形成する。
【0029】前部ハウジング12Bには、横方向に延び
る複数の第1ブレード18,18…が、上下方向に並ん
で吹出口14に配置されるようにして一体に形成されて
おり、各第1ブレード18,18…よりも後方側の吹出
口14で上下方向に並ぶ複数の第2ブレード19…が後
部ハウジング13に支承され、各第2ブレード19…は
共通なリンク部材20に連結される。
【0030】各第2ブレード19…は、それらの第2ブ
レード19…の配列方向すなわち横方向にスライド可能
な操作ノブ28Bにより回動操作されるものであり、操
作ノブ28Bは、上下方向に並ぶ複数の第1ブレード1
8,18…の配列方向に沿うほぼ中央に配置される第1
ブレード18に、第2ブレード19…の配列方向にスラ
イドすることを可能として嵌合、装着される。
【0031】しかも操作ノブ28Bには、第2ブレード
19…側に突出する略L字状の係合腕部36が一体に設
けられており、この係合腕部36は、1つの第2ブレー
ド19に設けられた切欠き凹部33に、その切欠き凹部
33の両側を覆うようにして前記1つの第2ブレード1
9に設けられた一対のカバー部34,34の一方に係合
することを可能として挿入される。
【0032】この第2実施例によっても、上記第1実施
例と同様の効果を奏することができる。
【0033】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0034】たとえば上記実施例では、前部ハウジング
12A,12Bおよび後部ハウジング13を連結するこ
とで、ハウジング11A,11Bを構成するようにした
が、ハウジング全体を一体成形するようにしてもよく、
その場合、一次射出により成形されたハウジング全体内
での2次射出により、第2ブレード19,19…が成形
されるようにすればよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、吹出口の横断面積中で操作ノブおよび第2ブレード
の係合、連結部の占める面積を比較的小さくして空気吹
出量の増大を図ることができ、また第2ブレード相互の
間隔を比較的小さくして配風性能を向上することが可能
となる。さらに第2ブレードを左、右いずれか一方に回
動したときに、第2ブレードの切欠き凹部両側で同ブレ
ードの両側面にそれぞれ沿うように配置したカバー部で
切欠き凹部の両側が覆われので、切欠き凹部を通過し
てしまう空気量を最小として、切欠き凹部を空気が通過
することによる配風性能の低下を最少限に抑えることが
できる。
【0036】また請求項2記載の発明によれば、ハウジ
ングの少なくとも一部および各第2ブレードの2段射出
成形が完了した時点で各第2ブレードがハウジングの少
なくとも一部に支承された状態として、部品点数および
組付工数の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の空調用吹出口装置の斜視図であ
る。
【図2】空調用吹出口装置の分解斜視図である。
【図3】図1の3−3線断面図である。
【図4】第2ブレードの非回動操作状態での図3の4−
4線断面図である。
【図5】第2ブレードの回動操作状態での図4に対応し
た断面図である。
【図6】第2実施例の空調用吹出口装置の斜視図であ
る。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【符号の説明】
11A,11B・・・ハウジング 14・・・吹出口 18・・・第1ブレード 19・・・第2ブレード 20・・・リンク部材 21,22・・・軸部 23,24・・・軸孔 28A,28B・・・操作ノブ 32d,36・・・係合腕部 33・・・切欠き凹部 34・・・カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 F24F 13/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出口(14)を形成するハウジング
    (11A,11B)に、相互に平行に並んで前記吹出口
    (14)に配置される複数の第1ブレード(18)が設
    けられ、それらの第1ブレード(18)よりも後方側で
    前記吹出口(14)に配置されて第1ブレード(18)
    の配列方向とは直交する方向に並ぶとともに共通なリン
    ク部材(20)に連結される複数の第2ブレード(1
    9)が、相互に平行な軸線まわりの回動を可能として前
    記ハウジング(11A,11B)に支承され、各第2ブ
    レード(19)の配列方向にスライド可能として第1ブ
    レード(18)側に配置される操作ノブ(28A,28
    B)が、前記複数の第2ブレード(19)の1つに回動
    可能に連結される空調用吹出口装置において、 第2ブレード(19)の1つには、第1ブレード(1
    8)側に開口した切欠き凹部(33)と、その切欠き凹
    部(33)の両側で該1つの第2ブレード(19)の両
    側面にそれぞれ沿うように配置されて該切欠き凹部(3
    3)の両側を覆う一対のカバー部(34)が設けら
    れ、 前記操作ノブ(28A,28B)に設けられた係合腕部
    (32d,36)の後端部が前記両カバー部(34)の
    一方への係合を可能として前記切欠き凹部(33)に挿
    入されると共に、前記各カバー部(34)には、これに
    前記係合腕部(32d,36)の後端部を係合させて前
    記第2ブレード(19)を回動した時にその係合腕部
    (32d,36)の中間部を配置させるための切欠き
    (35)が形成されることを特徴とする、空調用吹出口
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(11A,11B)の少
    なくとも一部が、前記各第2ブレード(19)に一体に
    設けられる軸部(21,22)を嵌合せしめる軸孔(2
    3,24)を有して第1の合成樹脂の1次射出により成
    形され、第1の合成樹脂よりも低融点である第2の合成
    樹脂から成る前記各第2ブレード(19)が、前記少な
    くとも一部のハウジング(11A,11B)内での2次
    射出により成形されることを特徴とする請求項1記載の
    空調用吹出口装置。
JP2000265989A 2000-08-30 2000-08-30 空調用吹出口装置 Expired - Fee Related JP3406284B2 (ja)

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