JP3329670B2 - レジスタ - Google Patents

レジスタ

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JP3329670B2
JP3329670B2 JP30310596A JP30310596A JP3329670B2 JP 3329670 B2 JP3329670 B2 JP 3329670B2 JP 30310596 A JP30310596 A JP 30310596A JP 30310596 A JP30310596 A JP 30310596A JP 3329670 B2 JP3329670 B2 JP 3329670B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に自動車の空調
用吹出口に用いられるレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例1,2について説明する。 〔従来例1〕従来例1のレジスタが図11〜図13に示
されている。図11はレジスタの外観斜視図、図12は
同側断面図、図13は同平断面図である。図11〜図1
3において、空気吹出口を形成する樹脂製枠体6は、そ
の前後端面を開口するほぼ四角筒状に形成されている。
枠体6の後面開口部には、図示されない空調ダクトが接
続される。前記ダクトを通じて供給される空気(風とも
いう)を吹き出す枠体6の前面開口部は、樹脂製の横ブ
レード2及び縦ブレード3を前後に交差状に備えてい
る。なお横ブレード2は本発明でいう前部ブレードに相
当し、縦ブレード3は本発明でいう後部ブレードに相当
している。
【0003】横ブレード2は枠体6に相互に等間隔で複
数枚(図は7枚を示す。)配置され、その両端面の中央
部に設けられた左右の回動軸21が枠体6の左右壁部に
回動可能に支持されている(図13参照)。複数枚の横
ブレード2は、各後側右端部の連結軸22をそれぞれ回
動可能に連係する樹脂製連結棒4を介して同期回動す
る。
【0004】縦ブレード3は、枠体6に前記横ブレード
2の後方に隣接して、相互に等間隔で複数枚(図は5枚
を示す。)配置され、その両端面の中央部に設けられた
回動軸31が枠体6の上下壁部に回動可能に支持されて
いる(図12参照)。複数枚の縦ブレード3は、各前側
下端部の連結軸32をそれぞれ回動可能に連係する樹脂
製連結棒5を介して同期回動する。
【0005】前記複数枚の横ブレード2における中央の
横ブレード2には、前端部にノブ部11を有する樹脂製
ブレード操作ノブ(単に操作ノブともいう)1がスライ
ド可能に設けられている。図13に示すように、操作ノ
ブ1の後部には、二股状をなす左右2本のガイド突片1
a,1bが後方に向けて平行状に突出されており、その
両ガイド突片1a,1bの間にガイド溝12が形成され
ている。
【0006】一方、前記複数枚の縦ブレード3における
中央の縦ブレード3には、前記操作ノブ1のガイド溝1
2と係合する円柱状のガイド柱部3aが形成されてい
る。ガイド柱部3aは、縦ブレード3のブレード中心線
L上に位置する軸線をもって形成されている。また縦ブ
レード3には、操作ノブ1のスライド操作時のガイド突
片1a,1bとの干渉を避けるためのほぼ半円形状の切
欠部3cが開口されている(図12参照)。なお縦ブレ
ード3はその前後方向の中央部から前後端部に向かって
肉厚を次第に薄くする形状をなしており、またガイド柱
部3aは縦ブレード3の前端部の肉厚よりも大きい軸径
をもって形成されている。また、ガイド柱部3aの上下
端は、縦ブレード3に上下の支え板部3dを介して連結
されている。
【0007】前記レジスタにおいて、ブレード操作ノブ
1を左右方向(図11及び図13中、矢印X方向参照)
にスライド操作することにより、ガイド溝12とガイド
柱部3aとの係合を介して縦ブレード3が回動し、それ
と同時に連結棒5を介して他の縦ブレード3が回動し、
これにより横方向の風向きの調整がなされる。また操作
ノブ1を上下方向(図11及び図12中、矢印Y方向参
照)に操作することにより、横ブレード2が回動し、そ
れと同時に連結棒4を介して他の横ブレード2が回動
し、これにより縦方向の風向きの調整がなされる。この
とき操作ノブ1はガイド柱部3aに沿って空動作する。
【0008】前記従来例1のレジスタによると、縦ブレ
ード3は、枠体6と別個に樹脂成形された後、枠体6に
1枚1枚組付けられている。従って、部品点数が多く、
組付け工数が多いといった問題がある。
【0009】上記のような従来例1の問題を改善するた
め、枠体6と縦ブレード3とを例えば二色成形や同一金
型内で成形と組付けを行う成形法によって形成すること
が提案されている(例えば特公昭59−48745号公
報、特公平4−69542号公報参照)。
【0010】前記成形法の場合、従来例1のように縦ブ
レード3のブレード中心線L上にガイド柱部3aと切欠
部3cが位置していると、成形型に型開き可能なパーテ
ーションラインを設定することが困難であるため、次の
従来例2で述べるように縦ブレード3のガイド柱部3a
の位置変更を余儀なくされる。
【0011】〔従来例2〕従来例2のレジスタが図14
の側断面図及び図15の縦断面図に示されている。従来
例2は、従来例1の一部を変更したものであるからその
変更部分について詳述し、従来例1と同一もしくは実質
的に同一構成と考えられる部分には同一符号を付して重
複する説明は省略する。すなわち縦ブレード3における
ガイド柱部3aが縦ブレード3のブレード中心線Lの一
側方へオフセットした位置例えば従来例1のものに比し
右方(図15において上方)へオフセットした位置に設
けられている。
【0012】従来例2によると、縦ブレード3における
ガイド柱部3aをブレード中心線Lに対しオフセットさ
せることにより、図16の説明図に示すように縦ブレー
ド3の前後方向(図16において上下方向)への成形型
8,9の型開きが可能なパーテーションラインPLを設
定でき、したがって枠体6と縦ブレード3を例えば二色
成形によって形成することが可能であり、従来例1と比
べて縦ブレード3と枠体6との組付け工数の削減が図れ
る。なお図16中、太線矢印は成形型8,9の各型開き
方向を示す。またガイド柱部3aの従来位置が二点鎖線
で示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
例2によると、縦ブレード3のガイド柱部3aのオフセ
ット配置によって、図15に二点鎖線で示すように操作
ノブ1をオフセット側にスライドさせたときにガイド柱
部3aが操作ノブ1から離れたところに位置する。この
ため、操作ノブ1のガイド突片1aを長くする必要があ
り、これに伴い切欠部3cの拡大を余儀なくされる結
果、縦ブレード3による風の指向性が低下する。また、
縦ブレード3のガイド柱部3aに対する操作ノブ1の各
ガイド突片1a,1bの操作荷重の変動が大きくなって
操作フィーリングが低下するといった問題が残る。
【0014】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、後部ブレードによる風の指向性及び操作ノブの操作
フィーリングを向上することのできるレジスタを提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する請求
項1の発明は、前部ブレード及び後部ブレードを交差状
に備え、前記前部ブレードには後方に突出する複数のガ
イド突片を有する操作ノブをスライド可能に設け、また
後部ブレードには前記操作ノブのガイド突片の間のガイ
ド溝と係合するガイド柱部を設け、前記操作ノブのスラ
イド操作によって前記ガイド突片とガイド柱部との係合
を介して後部ブレードを回動操作する形式のレジスタで
あって、前記ガイド柱部を後部ブレードのブレード中心
線の両側方にオフセットした位置にそれぞれ設け、前記
各ガイド柱部の断面を前後方向に長円をなす楕円形に形
成したことを特徴とするレジスタである。前記請求項1
記載のレジスタによると、後部ブレードのブレード中心
線の両側方にオフセットした位置にそれぞれガイド柱部
を設けたことにより、操作ノブのスライド操作時にいず
れかのガイド突片によって一方のガイド柱部を押動する
関係が維持できればよいため、操作ノブのガイド突片の
突出量を短くすることが可能となる。従って、操作ノブ
のガイド突片との干渉を避けるための後部ブレードの切
欠部の開口面積を削減することにより後部ブレードによ
る風の指向性を向上するとともに、ガイド柱部とガイド
突片との係合ストロークが短くなるにともなって操作荷
重変動が小さくなることにより操作ノブの操作フィーリ
ングが向上する。
【0016】請求項2の発明は、前部ブレード及び後部
ブレードを交差状に備え、前記前部ブレードには後方に
突出する複数のガイド突片を有する操作ノブをスライド
可能に設け、また後部ブレードには前記操作ノブのガイ
ド突片の相互間のガイド溝と係合するガイド柱部を設
け、前記操作ノブのスライド操作によって前記ガイド突
片とガイド柱部との係合を介して後部ブレードを回動操
作する形式のレジスタであって、前記ガイド柱部を後部
ブレードのブレード中心線の両側方にオフセットした位
置にそれぞれ設け、前記両ガイド柱部を1つの前記ガイ
ド溝内に係合し、前記各ガイド柱部の断面を前記各ガイ
ド突片にそれぞれ当接可能でかつ真円形状に倣った円弧
面を有する割円形に形成したことを特徴とするレジスタ
である。前記請求項2記載のレジスタによると、後部ブ
レードのブレード中心線の両側方にオフセットした位置
にそれぞれガイド柱部を設けたことにより、操作ノブの
スライド操作時にいずれかのガイド突片によって一方の
ガイド柱部を押動する関係が維持できればよいため、操
作ノブのガイド突片の突出量を短くすることが可能とな
る。従って、操作ノブのガイド突片との干渉を避けるた
めの後部ブレードの切欠部の開口面積を削減することに
より後部ブレードによる風の指向性を向上するととも
に、ガイド柱部とガイド突片との係合ストロークが短く
なるにともなって操作荷重変動が小さくなることにより
操作ノブの操作フィーリングが向上する。
【0017】
〔実施の形態1〕
実施の形態1について図1から図8を参照して説明す
る。実施の形態1は従来例2の一部を変更したものであ
るからその変更部分について詳述し、従来例2と同一も
しくは実質的に同一構成と考えられる部分には同一符号
を付して重複する説明は省略する。なお以下の実施の形
態についても同様の考えて重複する説明は省略する。
【0018】レジスタの側断面図を示した図1及び同平
断面図を示した図2において、複数枚の縦ブレード3に
おける中央の縦ブレード3には、ガイド柱部3aと左右
対称状をなすガイド柱部3bが形成されている。すなわ
ち縦ブレード3には、2本のガイド柱部3a,3bがブ
レード中心線Lの両側方にオフセットした位置にそれぞ
れ設けられている。このような2本のガイド柱部3a,
3bを備えた縦ブレード3が図3に斜視図でまた図4に
説明図でそれぞれ示されている。図4において、(a)
は平面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は
(b)のA−A線断面図、(e)は(b)のB−B線断
面図である。また図4(d)によく示されるように、前
記ガイド柱部3a,3bの断面は、前後方向に(図にお
いて左右方向)に長円をなす楕円形に形成されている。
【0019】前記縦ブレード3に両ガイド支柱3a,3
bを設けることに対応し、操作ノブ1には両ガイド柱部
3a,3bとそれぞれ係合するガイド溝12a,12b
を形成するために、両ガイド柱部3a,3bの外側に位
置する左右のガイド突片1a,1bと、両ガイド柱部3
a,3bの間に位置する中央のガイド突片1cが設けら
れている。なお操作ノブ1が図3に斜視図でまた図6に
説明図でそれぞれ示されている。図6において、(a)
は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のA−A線
断面図、(d)は(a)のB−B線断面図、(e)は
(a)のC−C線断面図、(f)は(b)のD−D線断
面図である。
【0020】操作ノブ1のガイド突片1a,1b,1c
は、それぞれ縦ブレード3の回動に必要な最小限の突出
量をもって形成されており、中央のガイド突片1cは左
右のガイド突片1a,1bよりも短くなっている。また
操作ノブ1のノブ部11の背面には横ブレード2の前縁
と弾性をもって当接するエラストマ、シリコンゴム等か
らなる軟質弾性体15が取り付けられており、操作ノブ
1の操作フィーリングの向上が図られている。
【0021】前記操作ノブ1をスライド可能に取り付け
る横ブレード2が図5に説明図で示されている。なお図
5において、(a)は左側面図、(b)は平面図、
(c)は右側面図、(d)は(b)のA−A線断面図、
(e)は(b)のG−G線断面図、(f)は(b)のJ
−J線断面図である。なお、横ブレード2の後縁部には
スライド溝23が形成されている。またスライド溝23
の溝底部には、操作ノブ1に設けた左右の掛止片14
(図6(f)参照)が掛止されている。左右の掛止片1
4とスライド溝23の左右の当該壁面との当接によっ
て、操作ノブ1のスライド範囲が規制される。
【0022】前記レジスタにおいて、ブレード操作ノブ
1を左右方向にスライド操作することにより、ガイド溝
12a,12bとガイド柱部3a,3b,3cとの係合
を介して縦ブレード3が回動し、それと同時に連結棒5
を介して他の縦ブレード3が回動し、これにより横方向
の風向きの調整がなされる。このときの縦ブレード3と
操作ノブ1との関係が図7に説明図で示されている。図
7(a)は操作ノブ1の中央位置の状態を示し、同
(b)は操作ノブ1の右動作位置の状態を示している。
図7(a)の状態では風は枠体6の前方へ真っ直ぐに吹
き出される(図中、白抜き矢印参照)。また図7(b)
の状態では風は枠体6の前右方へ斜めに吹き出される
(図中、白抜き矢印参照)。なお操作ノブ1の左動作位
置では右動作位置の状態と対称となる。また図7(b)
中、二点鎖線は操作ノブ1の中央位置が示されている。
【0023】この点について詳述すると、例えば操作ノ
ブ1を図7(a)に示される中央位置から図7(b)に
示される右動作位置にスライドさせると、操作ノブ1の
左側のガイド突片1aが縦ブレード3の左側のガイド柱
部3bを押動し、縦ブレード3が右向きに回動する。こ
のとき、縦ブレード3の右側のガイド柱部3aは操作ノ
ブ1の右側のガイド溝12aより後方に抜け出し、縦ブ
レード3の左側のガイド柱部3bは操作ノブ1の左側の
ガイド溝12b内に一段と深く入る。また、操作ノブ1
を図7(b)に示される右動作位置から前記中央位置に
スライドさせると、操作ノブ1の中央のガイド突片1c
が縦ブレード3の左側のガイド柱部3bを押動し、縦ブ
レード3が前向きに回動する。このとき縦ブレード3の
右側のガイド柱部3aは操作ノブ1の右側のガイド溝1
2aに入る。なお操作ノブ1の中央位置から左動作位置
へのスライド及び左動作位置から中央位置へのスライド
に係る左動作は、前記操作ノブ1の右動作の場合と左右
対称の動作であるから、その詳しい説明は省略する。
【0024】前記レジスタによると、縦ブレード3のブ
レード中心線Lの両側方にオフセットした位置にそれぞ
れガイド柱部3a,3bを設けたことにより、操作ノブ
1のスライド操作時にいずれかのガイド突片1a,1
b,1cによって一方のガイド柱部3aを押動する関係
が維持できればよいため、操作ノブ1のガイド突片1
a,1b,1cの突出量を短くすることが可能となる。
従って、操作ノブ1のガイド突片1cとの干渉を避ける
ための縦ブレード3の切欠部3cの開口面積を削減する
ことにより縦ブレード3による風の指向性を向上すると
ともに、ガイド柱部3a,3bとガイド突片1a,1
b,1cとの係合ストロークが短くなるにともなって操
作荷重変動が小さくなることにより操作ノブ1の操作フ
ィーリングが向上する。
【0025】また本形態によると、縦ブレード3におけ
るガイド柱部3a,3bをブレード中心線Lに対しオフ
セットさせることにより、図8の説明図に示すように縦
ブレード3の前後方向(図8において左右方向)への成
形型8,9の型開きが可能なパーテーションラインPL
を設定できる。図8において、(a)は図4(a)にお
けるA−A線断面におけるパーテーションラインPLを
示し、(b)は図4(a)におけるC−C線断面におけ
るパーテーションラインPLを示し、(c)は図4
(a)におけるB−B線断面におけるパーテーションラ
インPLを示している。したがって枠体6と縦ブレード
3を例えば二色成形によって形成することが可能であ
り、従来例1と比べて縦ブレード3と枠体6との組付け
工数の削減が図れる。
【0026】また本形態によると、縦ブレード3のその
ガイド柱部3a,3bの断面を楕円形に設定したことに
より、その断面を真円形に設定した場合と比べて操作ノ
ブ1のガイド溝12a,12bとガイド柱部3a,3b
との間の遊びを小さくすることができる。
【0027】〔実施の形態2〕実施の形態2について図
9の縦ブレード3と操作ノブ1との関係を示す説明図を
参照して説明する。本形態は、実施の形態1における操
作ノブ1の中央のガイド突片1cを排除し、一つのガイ
ド溝12としたもので、そのガイド溝12に縦ブレード
3の左右のガイド柱部3a,3bが係合されている。ま
た図9中、二点鎖線は操作ノブ1の中央位置が示されて
いる。
【0028】本形態のレジスタによると、操作ノブ1の
ガイド突片1a,1bが縦ブレード3と干渉しないこと
により、縦ブレード3に前記干渉を避けるための切欠部
3cを形成しなくても済み、よって後部ブレードによる
風の指向性を一段と向上することができる。なお本形態
の場合、操作ノブ1のガイド突片1a,1bの長さが実
施の形態1のものよりも長くなることは否めない。また
本形態の場合、左右のガイド柱部3a,3bの断面を、
図9に示すように一点鎖線で示す真円形状に倣った円弧
面を有する割円形に設定することにより、操作ノブ1の
ガイド溝12とガイド柱部3a,3bとの間の遊びを小
さくすることが可能である。
【0029】〔参考例なお、参考例 について図10の縦ブレード3と操作ノブ
1との関係を示す説明図を参照して説明する。図10
(a)は操作ノブ1の中央位置の状態を示し、同(b)
は操作ノブ1の右動作位置の状態を示している。本参考
は、実施の形態1における縦ブレード3のガイド柱部
3a,3bの断面を真円形に形成したものである。な
お、図10(b)中、二点鎖線は操作ノブ1の中央位置
が示されている。
【0030】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば本発明は、実施の形態で示したよ
うな縦横クロスフィンタイプのレジスタに限らず、バレ
ル型のレジスタに適用することが可能である。また枠体
6と縦ブレード3とは、二色成形に限らず、他の成形方
法によって別々に成形されたものを組付けるものであっ
てもよい。また後部ブレードを横ブレード2とし、前部
ブレードを縦ブレード3としてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明のレジスタによれば、操作ノブの
ガイド突片の突出量を短くすることが可能であるため、
操作ノブのガイド突片との干渉を避けるための後部ブレ
ードの切欠部の開口面積を削減することにより後部ブレ
ードによる風の指向性を向上するとともに、ガイド柱部
とガイド突片との係合ストロークが短くなるにともなっ
て操作荷重変動が小さくなることにより操作ノブの操作
フィーリングが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1のレジスタの側断面図である。
【図2】同平断面図である。
【図3】縦ブレードと操作ノブとの斜視図である。
【図4】縦ブレードの説明図である。
【図5】横ブレードの説明図である。
【図6】操作ノブの説明図である。
【図7】縦ブレードと操作ノブとの係合関係を示す説明
図である。
【図8】成形型のパーテーションラインの説明図であ
る。
【図9】実施の形態2の縦ブレードと操作ノブとの係合
関係を示す説明図である。
【図10】参考例の縦ブレードと操作ノブとの係合関係
を示す説明図である。
【図11】従来例1のレジスタを示す外観斜視図であ
る。
【図12】同側断面図である。
【図13】同平断面図である。
【図14】従来例2のレジスタの側断面図である。
【図15】同平断面図である。
【図16】成形型のパーテーションラインの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 操作ノブ 1a,1b,1c ガイド突片 2 横ブレード(前部ブレード) 3 縦ブレード(後部ブレード) 12,12a,12b ガイド溝 3a,3b ガイド柱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−65534(JP,A) 実開 平2−20043(JP,U) 実開 平4−29758(JP,U) 実開 昭58−86714(JP,U) 実開 昭59−11244(JP,U) 実開 平3−57343(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/34 F24F 13/14 F24F 13/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部ブレード及び後部ブレードを交差状
    に備え、前記前部ブレードには後方に突出する複数のガ
    イド突片を有する操作ノブをスライド可能に設け、また
    後部ブレードには前記操作ノブのガイド突片の相互間の
    ガイド溝と係合するガイド柱部を設け、前記操作ノブの
    スライド操作によって前記ガイド突片とガイド柱部との
    係合を介して後部ブレードを回動操作する形式のレジス
    タであって、前記ガイド柱部を後部ブレードのブレード
    中心線の両側方にオフセットした位置にそれぞれ設け
    前記各ガイド柱部の断面を前後方向に長円をなす楕円形
    に形成したことを特徴とするレジスタ。
  2. 【請求項2】 前部ブレード及び後部ブレードを交差状
    に備え、前記前部ブレードには後方に突出する複数のガ
    イド突片を有する操作ノブをスライド可能に設け、また
    後部ブレードには前記操作ノブのガイド突片の相互間の
    ガイド溝と係合するガイド柱部を設け、前記操作ノブの
    スライド操作によって前記ガイド突片とガイド柱部との
    係合を介して後部ブレードを回動操作する形式のレジス
    タであって、前記ガイド柱部を後部ブレードのブレード
    中心線の両側方にオフセットした位置にそれぞれ設け、
    前記両ガイド柱部を1つの前記ガイド溝内に係合し、前
    記各ガイド柱部の断面を前記各ガイド突片にそれぞれ当
    接可能でかつ真円形状に倣った円弧面を有する割円形に
    形成したことを特徴とするレジスタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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