JP7239890B2 - 空調用レジスタ - Google Patents
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Description
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
図3に示すように、リテーナ11は、空調用レジスタの外殻部分を構成する部材であり、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ11の内部空間は、空調装置から送られてくる空調用空気A1の通風路12を構成している。ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」といい、同空調装置から遠い側を「下流」というものとする。
図3~図5に示すように、バレル作動部21における各側壁部13には、左右方向に延びる軸受孔23が形成されている。軸受孔23は、後述するバレル30のバレル軸34が係合される箇所である。バレル作動部21における上壁部14及び底壁部15は、それぞれ対向壁部24を構成している。両対向壁部24は、上下方向に互いに離間した状態で配置されている。ここで、上下方向は、上記軸受孔23及びバレル軸34に対し交差する交差方向の1つである。上下方向は、軸受孔23及びバレル軸34に対し直交する方向である。
バレル30は、バレル作動部21内に配置されている。バレル30は、一対のバレル軸34によりバレル作動部21に傾動可能に支持されている。より詳しくは、バレル30は、両対向壁部24間において、上下方向へ互いに離間した状態で配置された複数の固定フィンを有している。各固定フィンは、互いに平行な状態で、上記流れ方向及び左右方向に延びている。各固定フィンは、空調用空気A1の上下方向の流れ方向を変更する機能を有している。ここで、複数の固定フィンを区別するために、上下方向における両端に位置する2つをそれぞれ端固定フィン31といい、両端固定フィン31間に位置するものを中間固定フィン32というものとする。本実施形態では、中間固定フィン32は1つ設けられている。中間固定フィン32の上流端は、両端固定フィン31の上流端よりも下流側へずれた箇所に位置している。両端固定フィン31及び中間固定フィン32は、それらの左右方向における両側に配置された一対の側板部33によって連結されている。各側板部33は、左右方向における各側壁部13の内方であって、同側壁部13に接近した箇所において、上記流れ方向及び上下方向に延びている。
複数の可動フィン40のそれぞれの大部分は、バレル作動部21及び接続通路部18に配置されている。複数の可動フィン40は、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
操作ノブ51は、吹出口22からの空調用空気A1の吹き出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。操作ノブ51は、左右方向における中央部分の可動フィン40の下流部であって、上下方向における中央部分に対し一体に形成されている。操作ノブ51は、これが接続された可動フィン40から下流側へ延びている。操作ノブ51の上記流れ方向における中間部分は、上記筒状部35内に配置されている。操作ノブ51の下流部は、筒状部35よりも下流側に位置しており、すなわち、筒状部35から下流側へ露出しており、操作ノブ51の操作の際に、この露出部分に対し力が加えられる。
図4及び図5は、操作ノブ51が、上下方向の可動領域の中央部であり、かつ左右方向の可動領域の中央部に位置するときの空調用レジスタの各部の状態を示している。このときの操作ノブ51の状態を「ノブ中立状態」という。このとき、バレル30はバレル中立状態になっている。ノブ中立状態では、バレル30における上下の両端固定フィン31及び中間固定フィン32が、いずれも上記中心軸線CLと両対向壁部24の平坦部25とに対し平行な状態になっている。また、全ての可動フィン40は、上記中心軸線CLに対し平行な状態、すなわち、リテーナ11の両側壁部13に対し平行な状態になっている。
空調用空気A1は、接続通路部18及びバレル作動部21を通過する際に、各可動フィン40に沿って流れる。また、空調用空気A1は、バレル作動部21内においてバレル30の内外を通過する際に、両端固定フィン31及び中間固定フィン32に沿って流れる。
上記ノブ中立状態の操作ノブ51に対し、これを上方へ移動させるための操作として、上方へ向かう力が加えられると、その力は、同操作ノブ51が接続された可動フィン40と、一対のフィン軸42によってその可動フィン40が支持された両端固定フィン31とを介してバレル30に伝達される。バレル30が全ての可動フィン40を伴って、両バレル軸34を支点として、図5の反時計回り方向へ傾動させられる。この傾動により、主として接続通路部18及びバレル作動部21では、図7に示すように、各可動フィン40の本体部41が下流側ほど高くなるように、中心軸線CLに対し傾斜した状態になる。また、上記傾動により、同図7に示すように、上下の両端固定フィン31及び中間固定フィン32が、下流側ほど高くなるように傾斜した状態になる。空調用空気A1の一部は、上記のように傾斜した可動フィン40の本体部41に沿って流れた後にバレル30内に流入する。空調用空気A1は、両端固定フィン31及び中間固定フィン32に沿って流れることで、吹出口22から斜め上下流へ吹き出される。
・従来の空調用レジスタでは、一対の枠板部が可動フィンを支持する軸受として機能するが、枠板部に相当する部分がない本実施形態では、一対の端固定フィン31が可動フィン40を支持する軸受として機能する。両端固定フィン31が可動フィン40の軸受を兼ねている。そのため、可動フィン40の軸受を別途設けなくてもすむ。
・バレル軸34に対し交差する方向(上下方向)における寸法が、一般通路部16とバレル作動部21とで同一に設定されてもよい。この場合、接続通路部18は不要となる。
・バレル30は、両端固定フィン31間に複数の中間固定フィン32を有するものであってもよい。また、バレル30は、両端固定フィン31間に中間固定フィン32を有さない、すなわち、複数の固定フィンが一対の端固定フィン31のみによって構成されたものであってもよい。
・各可動フィン40における拡張部43,44の一方が省略されてもよい。この場合、全ての可動フィン40における拡張部43が省略されてもよいし、全ての可動フィン40における拡張部44が省略されてもよい。こうした変更がなされた場合でも、拡張部43,44の両方が設けられない場合に比べると、空調用空気A1が流路37を流れる前に、左右方向の流れ方向を変更して、同空調用空気A1の左右方向の指向性を高めることが可能である。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に組付けられる空調用レジスタにも適用可能である。
・空調用レジスタは、吹出口22が縦長となるように配置されるものであってもよい。この場合、バレル30として、左右方向よりも上下方向に細長いものが用いられる。また、複数の可動フィン40としては、それぞれ左右方向及び上記流れ方向へ延びるものが用いられ、これらが互いに上下方向に離間した状態で配置される。
Claims (4)
- 空調用空気の通風路を有し、かつ前記空調用空気の流れ方向における下流部にバレル作動部を有する筒状のリテーナと、バレル軸により前記バレル作動部に傾動可能に支持されるバレルと、フィン軸により前記バレルに傾動可能に支持される可動フィンとを備え、
前記バレル作動部は、前記バレル軸に対し交差する交差方向に互いに離間した状態で配置された一対の対向壁部を有するとともに、前記流れ方向における下流端に吹出口を有しており、
前記バレルは、両対向壁部間において前記交差方向へ互いに離間した状態で配置された複数の固定フィンを有し、
複数の固定フィンのうち、前記交差方向における両端に位置するものは端固定フィンにより構成され、
複数の前記固定フィンは、前記バレル軸に沿う方向における両側に配置された一対の側板部によって連結されて、両端の前記端固定フィンと両側の前記側板部とによって前記バレルの外殻部分が形成され、
各端固定フィンは、同端固定フィンが前記通風路の中心軸線に対し平行となる前記バレルのバレル中立状態では、同端固定フィンの隣の前記対向壁部から離間して、同対向壁部との間に前記空調用空気の流路を形成し、
前記可動フィンのうち、前記流れ方向における前記端固定フィンよりも上流側の部分は、前記端固定フィンよりも隣の前記対向壁部側へ突出する拡張部を有している空調用レジスタ。 - 前記可動フィンの前記流れ方向における下流部は両端固定フィン間に入り込んでおり、
前記フィン軸は前記下流部に設けられ、
前記可動フィンは前記フィン軸により両端固定フィンに傾動可能に支持されている請求項1に記載の空調用レジスタ。 - 前記流れ方向における前記バレル作動部よりも上流には、送風ダクトが接続される一般通路部が形成され、
前記交差方向における前記通風路の寸法は、前記バレル作動部において、前記一般通路部におけるよりも長く設定されている請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。 - 各対向壁部は、前記中心軸線及び前記バレル軸に対し平行な平坦部を有しており、
前記拡張部は、前記バレルが前記バレル中立状態にされたとき、前記流れ方向における下流側ほど前記平坦部に近づくように前記中心軸線に対し傾斜する傾斜部を有している請求項1~3のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
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