JP7239890B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹き出される空調用空気の向きを、バレルを用いて変更する空調用レジスタに関する。
車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきて車室内に吹き出される空調用空気の向きを変更等するための空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの一形態として、例えば、特許文献1には、バレルを用いたタイプが記載されている。このタイプの空調用レジスタは、リテーナ、バレル及び複数の可動フィンを備えている。リテーナは筒状をなし、空調用空気の通風路を有している。リテーナは、空調用空気の流れ方向における下流部にバレル作動部を有している。上記流れ方向におけるバレル作動部の下流端は、空調用空気の吹出口を構成している。バレルの外殻部分は、筒状の枠部により構成されている。バレルは、枠部に設けられたバレル軸によりバレル作動部に傾動可能に支持されている。
バレル作動部は、バレル軸に対し交差する交差方向に互いに離間した状態で配置された一対の対向壁部を有している。バレルの上記枠部は、両対向壁部間において上記交差方向へ互いに離間した状態で配置された一対の枠板部を有している。各枠板部は、同枠板部が通風路の中心軸線に対し平行となるバレルのバレル中立状態では、同枠板部の隣の対向壁部に対し、接触しない程度に接近する。バレルは、両枠板部間に、同枠板部に対し平行であり、かつ枠部と一体で傾動する固定フィンを有している。各可動フィンは、上記バレル軸に対し直交する方向へ延びるフィン軸により、両枠板部に傾動可能に支持されている。
上記空調用レジスタでは、フィン軸を支点として可動フィンが傾動されて傾きが変えられることで、バレル軸に沿う方向における空調用空気の流れ方向が変更される。また、バレル軸を支点としてバレルが傾動されて、固定フィンの傾きが変えられることで、上記交差方向における空調用空気の流れ方向が変更される。
特開2015-63187号公報
ところが、上記従来の空調用レジスタでは、バレルにおける両枠板部が、バレルにおける枠部の一部としての機能しか有しておらず、空調用空気の流れ方向を変更するフィンとしての機能を有していない。そのため、両枠板部の厚みの分、上記交差方向における吹出口の寸法が長くなって、リテーナ、ひいては空調用レジスタが同方向に大きくなってしまう。
また、バレル軸から枠板部までの距離が長く、バレル軸を支点としてバレルを傾動させたときに、同バレルが吹出口から上記流れ方向における下流側へ多く飛び出し、このことが空調用レジスタの見栄えを損なう。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、小型で見栄えのよい空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、空調用空気の通風路を有し、かつ前記空調用空気の流れ方向における下流部にバレル作動部を有する筒状のリテーナと、バレル軸により前記バレル作動部に傾動可能に支持されるバレルと、フィン軸により前記バレルに傾動可能に支持される可動フィンとを備え、前記バレル作動部は、前記バレル軸に対し交差する交差方向に互いに離間した状態で配置された一対の対向壁部を有するとともに、前記流れ方向における下流端に吹出口を有しており、前記バレルは、両対向壁部間において前記交差方向へ互いに離間した状態で配置された複数の固定フィンを有し、複数の固定フィンのうち、前記交差方向における両端に位置するものは端固定フィンにより構成され、各端固定フィンは、同端固定フィンが前記通風路の中心軸線に対し平行となる前記バレルのバレル中立状態では、同端固定フィンの隣の前記対向壁部から離間して、同対向壁部との間に前記空調用空気の流路を形成し、前記可動フィンのうち、前記流れ方向における前記端固定フィンよりも上流側の部分は、前記端固定フィンよりも隣の前記対向壁部側へ突出する拡張部を有している。
上記の構成によれば、リテーナ内の通風路を流れる空調用空気は、可動フィンを通過する際には、その可動フィンに沿って流れる。そのため、フィン軸を支点として可動フィンを傾動させて傾きを変えることで、バレル軸に沿う方向における空調用空気の流れ方向を変更することが可能である。また、空調用空気は、バレル作動部内でバレルの内外を通過する際には、固定フィンに沿って流れる。そのため、バレル軸を支点として、バレルを傾動させて固定フィンの傾きを変えることで、バレル軸に交差する交差方向における空調用空気の流れ方向を変更することが可能である。
ここで、上記の構成では、上記交差方向におけるバレルの両端部分が端固定フィンによって構成される。各端固定フィンは、バレルがバレル中立状態になったとき、同端固定フィンの隣の対向壁部から離れて、同対向壁部との間に空調用空気の流路を形成する。
従来の空調用レジスタでは、上記交差方向におけるバレルの両端部分が、バレル中立状態で対向壁部に対し、接触しない程度に接近した箇所に配置される枠板部によって構成されるが、上記の構成では、この枠板部に相当する部分がない。両枠板部の厚みの分、上記交差方向における吹出口の寸法を従来の空調用レジスタよりも短くすることが可能である。また、バレル軸から、上記交差方向におけるバレルの両端部分、この場合、端固定フィンまでの距離が、上記流路の分、従来の空調用レジスタよりも短くなる。バレル軸を支点としてバレルを傾動させた場合に同バレルが吹出口から上記流れ方向における下流側へ飛び出す量を、従来の空調用レジスタよりも少なくすることが可能である。
なお、上記の構成では、端固定フィンと、その隣の対向壁部との間の上記流路を空調用空気が流れるが、空調用空気がその流路を通過する前に、可動フィンの拡張部によって、バレル軸に沿う方向の流れ方向が変更される。従って、上記流路を通過する空調用空気についても、両端固定フィン間を通過する空調用空気と同様、可動フィンによって適切に流れ方向を変更することが可能である。可動フィンに拡張部が設けられない場合に比べ、空調用空気の指向性が向上する。
上記空調用レジスタにおいて、前記可動フィンの前記流れ方向における下流部は両端固定フィン間に入り込んでおり、前記フィン軸は前記下流部に設けられ、前記可動フィンは前記フィン軸により両端固定フィンに傾動可能に支持されていることが好ましい。
従来の空調用レジスタでは、一対の枠板部が可動フィンを支持する軸受として機能するが、枠板部に相当する部分がない上記の構成では、一対の端固定フィンが可動フィンを支持する軸受として機能する。両端固定フィンが可動フィンの軸受を兼ねている。そのため、可動フィン用の軸受を別途設けなくてもすむ。
上記空調用レジスタにおいて、前記流れ方向における前記バレル作動部よりも上流には、送風ダクトが接続される一般通路部が形成され、前記交差方向における前記通風路の寸法は、前記バレル作動部において、前記一般通路部におけるよりも長く設定されていることが好ましい。
送風ダクトが接続される一般通路部の流路断面積は、送風ダクトから影響を受ける。これに対し、上記流れ方向における一般通路部よりも下流のバレル作動部の流路断面積は、送風ダクトから影響を受けにくい。そのため、両対向壁部の間隔を、一般通路部において、両対向壁部の上流側となる箇所の間隔よりも広くして、吹出口の開口面積を大きく設定することが可能である。一般通路部の流路断面積が小さくても、開口面積の大きな吹出口から空調用空気を吹き出させることが可能となる。
上記空調用レジスタにおいて、各対向壁部は、前記中心軸線及び前記バレル軸に対し平行な平坦部を有しており、前記拡張部は、前記バレルが前記バレル中立状態にされたとき、前記流れ方向における下流側ほど前記平坦部に近づくように前記中心軸線に対し傾斜する傾斜部を有していることが好ましい。
上記の構成によるように、各対向壁部に平坦部が形成され、傾斜部が拡張部に形成されることで、バレルが可動フィンを伴って傾動された場合に、端固定フィンが平坦部と干渉することが抑制されるとともに、可動フィンにおける拡張部が平坦部と干渉することが抑制される。
上記空調用レジスタによれば、小型化及び見栄えの向上を図ることができる。
一実施形態における空調用レジスタの斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの正面図。 一実施形態における空調用レジスタの分解斜視図。 図2の4-4線断面図。 図2の5-5線断面図。 図4の状態から操作ノブが右方へ操作された場合の空調用レジスタの内部の状態を示す平断面図。 図5の状態から操作ノブが上方へ操作された場合の空調用レジスタの内部の状態を示す側断面図。
以下、車両用の空調用レジスタに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その左右方向における中央部、側部等には空調用レジスタが組み込まれている。この空調用レジスタの主な機能の1つに、空調装置から送られてきて、車室内に吹き出される空調用空気の向きを変更することがある。
図1及び図2に示すように、空調用レジスタは、リテーナ11、バレル30、複数の可動フィン40及び操作ノブ51を備えている。次に、空調用レジスタを構成する各部の構成について説明する。
<リテーナ11>
図3に示すように、リテーナ11は、空調用レジスタの外殻部分を構成する部材であり、両端が開放された筒状をなしている。リテーナ11の内部空間は、空調装置から送られてくる空調用空気A1の通風路12を構成している。ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」といい、同空調装置から遠い側を「下流」というものとする。
通風路12は、リテーナ11の4つの壁部によって囲まれている。これらの4つの壁部は、互いに平行な状態で左右方向に相対向する一対の側壁部13と、互いに上下方向に相対向する上壁部14及び底壁部15とからなる。
図3~図5に示すように、リテーナ11は、機能面からは、一般通路部16、接続通路部18及びバレル作動部21を備えている。一般通路部16は、リテーナ11の上流部に位置している。一般通路部16の上流部には、図4及び図5において二点鎖線で示す送風ダクト26が接続される。一般通路部16の上流端は、空調装置から送風ダクト26を介して送られてくる空調用空気A1の流入口17を構成している。
バレル作動部21は、リテーナ11の下流部に位置している。バレル作動部21の下流端は、空調用空気A1の吹出口22を構成している。
図3~図5に示すように、バレル作動部21における各側壁部13には、左右方向に延びる軸受孔23が形成されている。軸受孔23は、後述するバレル30のバレル軸34が係合される箇所である。バレル作動部21における上壁部14及び底壁部15は、それぞれ対向壁部24を構成している。両対向壁部24は、上下方向に互いに離間した状態で配置されている。ここで、上下方向は、上記軸受孔23及びバレル軸34に対し交差する交差方向の1つである。上下方向は、軸受孔23及びバレル軸34に対し直交する方向である。
各対向壁部24は、通風路12の中心軸線CLと、軸受孔23及びバレル軸34とに対し平行な平坦部25を有している。対向壁部24毎の平坦部25は、互いに平行な状態で、上記流れ方向及び左右方向へ延びている。
上下方向における通風路12の寸法は、バレル作動部21において、一般通路部16におけるよりも長く設定されている。表現を変えると、バレル作動部21における上下両対向壁部24の間隔D2は、一般通路部16における上壁部14と底壁部15との間隔D1よりも広く設定されている。
接続通路部18は、一般通路部16及びバレル作動部21の間に位置している。一般通路部16及びバレル作動部21は、接続通路部18を介して接続されている。接続通路部18は、上下方向における両側部に傾斜壁部19を有している。各傾斜壁部19は、対向する傾斜壁部19との間隔D3が下流側ほど拡大するように、表現を変えると、下流側ほど中心軸線CLから遠ざかるように、中心軸線CLに対し傾斜している。
<バレル30>
バレル30は、バレル作動部21内に配置されている。バレル30は、一対のバレル軸34によりバレル作動部21に傾動可能に支持されている。より詳しくは、バレル30は、両対向壁部24間において、上下方向へ互いに離間した状態で配置された複数の固定フィンを有している。各固定フィンは、互いに平行な状態で、上記流れ方向及び左右方向に延びている。各固定フィンは、空調用空気A1の上下方向の流れ方向を変更する機能を有している。ここで、複数の固定フィンを区別するために、上下方向における両端に位置する2つをそれぞれ端固定フィン31といい、両端固定フィン31間に位置するものを中間固定フィン32というものとする。本実施形態では、中間固定フィン32は1つ設けられている。中間固定フィン32の上流端は、両端固定フィン31の上流端よりも下流側へずれた箇所に位置している。両端固定フィン31及び中間固定フィン32は、それらの左右方向における両側に配置された一対の側板部33によって連結されている。各側板部33は、左右方向における各側壁部13の内方であって、同側壁部13に接近した箇所において、上記流れ方向及び上下方向に延びている。
各側板部33には、左右方向における両外側へ延びるバレル軸34が設けられている。各バレル軸34は、バレル作動部21における上記軸受孔23に係合されている。上記係合により、バレル30は、左右の両バレル軸34においてバレル作動部21の左右の両側壁部13に支持されており、両バレル軸34を支点として上下方向へ傾動可能である。
中間固定フィン32の左右方向における中央部分には、上記流れ方向に延びて上流端及び下流端がともに開放された筒状部35が一体に形成されている。筒状部35は、上下方向の寸法に対し左右方向の寸法が長い扁平な形状をなしている。
ここで、各端固定フィン31が上記中心軸線CLに対し平行となるバレル30の状態を、バレル中立状態というものとする。バレル中立状態では、各端固定フィン31は、隣の対向壁部24から大きく離間して、同対向壁部24との間に空調用空気A1の流路37を形成する。上下の各端固定フィン31の上流部であって、左右方向に互いに離間した複数箇所には、それぞれ上下方向へ延びる軸受孔36が形成されている。
<可動フィン40>
複数の可動フィン40のそれぞれの大部分は、バレル作動部21及び接続通路部18に配置されている。複数の可動フィン40は、互いに平行な状態で左右方向に離間している。
各可動フィン40の主要部は、上記流れ方向及び上下方向へ延びる四角板状の本体部41によって構成されている。可動フィン40毎の本体部41の大部分は、両端固定フィン31よりも上流側に位置し、同本体部41の残部は、両端固定フィン31の上流部間であって、中間固定フィン32よりも上流側の空間に入り込んでいる。本体部41の両部分を区別するために、前者の部分を上流部といい、後者の部分を下流部というものとする。
本体部41毎の上記下流部の上下両面には、バレル30の上記バレル中立状態で、上下方向における外方へ延びるフィン軸42が設けられている。本体部41毎の上側の各フィン軸42は、上側の端固定フィン31における軸受孔36に係合されている。本体部41毎の下側の各フィン軸42は、下側の端固定フィン31における軸受孔36に係合されている。これらの係合により、各可動フィン40は、上下の両フィン軸42において両端固定フィン31に支持されている。各可動フィン40は、両フィン軸42を支点として左右方向へ傾動可能である。
各可動フィン40は、本体部41毎の上記上流部から、上側の端固定フィン31よりも上隣の対向壁部24側へ突出する拡張部43を有している。また、各可動フィン40は、本体部41毎の上記上流部から、下側の端固定フィン31よりも下隣の対向壁部24側へ突出する拡張部44を有している。
可動フィン40毎の下側の拡張部44は、上記流れ方向における上流部の略全領域にわたって設けられている。これに対し、可動フィン40毎の上側の拡張部43は、上記流れ方向における上流部の領域のうち、本体部41の上流端近傍を除く領域に形成されている。
可動フィン40毎の拡張部43,44は、上記バレル30のバレル中立状態で、下流側ほど対向壁部24の平坦部25に近づくように、表現を変えると、下流側ほど中心軸線CLから遠ざかるように、上記中心軸線CLに対し傾斜する傾斜部45を有している。
可動フィン40毎の本体部41であって、上側の拡張部43よりも上流、すなわち、本体部41の上記上流端近傍には、上方へ突出する連結ピン46が設けられている。可動フィン40毎の連結ピン46は、略左右方向に延びる連結ロッド47によって相互に連結されている。可動フィン40毎の連結ピン46と連結ロッド47とにより、全ての可動フィン40を機械的に連結し、各可動フィン40を他の可動フィン40と同一傾向の傾きとなるように同期した状態で傾動させるリンク機構LMが構成されている。
<操作ノブ51>
操作ノブ51は、吹出口22からの空調用空気A1の吹き出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。操作ノブ51は、左右方向における中央部分の可動フィン40の下流部であって、上下方向における中央部分に対し一体に形成されている。操作ノブ51は、これが接続された可動フィン40から下流側へ延びている。操作ノブ51の上記流れ方向における中間部分は、上記筒状部35内に配置されている。操作ノブ51の下流部は、筒状部35よりも下流側に位置しており、すなわち、筒状部35から下流側へ露出しており、操作ノブ51の操作の際に、この露出部分に対し力が加えられる。
次に、上記のように構成された本実施形態の作用について説明する。また、作用に伴い生ずる効果についても併せて説明する。
図4及び図5は、操作ノブ51が、上下方向の可動領域の中央部であり、かつ左右方向の可動領域の中央部に位置するときの空調用レジスタの各部の状態を示している。このときの操作ノブ51の状態を「ノブ中立状態」という。このとき、バレル30はバレル中立状態になっている。ノブ中立状態では、バレル30における上下の両端固定フィン31及び中間固定フィン32が、いずれも上記中心軸線CLと両対向壁部24の平坦部25とに対し平行な状態になっている。また、全ての可動フィン40は、上記中心軸線CLに対し平行な状態、すなわち、リテーナ11の両側壁部13に対し平行な状態になっている。
そのため、空調装置から送風ダクト26を介してリテーナ11に送られてくる空調用空気A1は、一般通路部16、接続通路部18及びバレル作動部21の順に流れる。
空調用空気A1は、接続通路部18及びバレル作動部21を通過する際に、各可動フィン40に沿って流れる。また、空調用空気A1は、バレル作動部21内においてバレル30の内外を通過する際に、両端固定フィン31及び中間固定フィン32に沿って流れる。
そのため、空調用空気A1は、左右方向にも上下方向にも流れ方向をほとんど変えられることなく、吹出口22から下流側へ真っ直ぐ吹き出される。
上記ノブ中立状態の操作ノブ51に対し、これを上方へ移動させるための操作として、上方へ向かう力が加えられると、その力は、同操作ノブ51が接続された可動フィン40と、一対のフィン軸42によってその可動フィン40が支持された両端固定フィン31とを介してバレル30に伝達される。バレル30が全ての可動フィン40を伴って、両バレル軸34を支点として、図5の反時計回り方向へ傾動させられる。この傾動により、主として接続通路部18及びバレル作動部21では、図7に示すように、各可動フィン40の本体部41が下流側ほど高くなるように、中心軸線CLに対し傾斜した状態になる。また、上記傾動により、同図7に示すように、上下の両端固定フィン31及び中間固定フィン32が、下流側ほど高くなるように傾斜した状態になる。空調用空気A1の一部は、上記のように傾斜した可動フィン40の本体部41に沿って流れた後にバレル30内に流入する。空調用空気A1は、両端固定フィン31及び中間固定フィン32に沿って流れることで、吹出口22から斜め上下流へ吹き出される。
図5に示す上記ノブ中立状態の操作ノブ51に対し、これを下方へ移動させるための操作として、下方へ向かう力が加えられると、空調用レジスタの各部は、図示はしないが、上記上方へ向かう力が加えられた場合(図7参照)とは逆の動作を行う。空調用空気A1は、吹出口22から斜め下下流へ吹き出される。
なお、本実施形態では、上述したように、各対向壁部24に平坦部25が形成され、各拡張部43,44に傾斜部45が形成されている。そのため、バレル軸34を支点としてバレル30が全ての可動フィン40を伴って上下方向へ傾動された場合に、端固定フィン31の下流端と平坦部25とが干渉するのを抑制することができる。また、各拡張部43,44と接続通路部18の傾斜壁部19とが干渉するのを抑制するとともに、同拡張部43,44と平坦部25とが干渉するのを抑制することができる。操作ノブ51の操作によりバレル30を可動範囲の端まで傾動させると、拡張部43,44の傾斜部45が、平坦部25に対し、接触しない程度に接近した状態で略平行になる(図7参照)。
これに対し、図4に示すノブ中立状態の操作ノブ51に対し、左右方向の一方、例えば右方へ向かう力が加えられると、操作ノブ51に繋がった可動フィン40が、フィン軸42を支点として、同図4における反時計回り方向へ傾動される。上記可動フィン40の傾動は、リンク機構LMを介して、残りの全ての可動フィン40に伝達される。この伝達により、上記の残りの可動フィン40が、上記操作ノブ51に繋がった中央の可動フィン40に同期して、その中央の可動フィン40と同一傾向の方向である反時計回り方向へ傾動させられる。すると、図6に示すように、全ての可動フィン40が、下側ほど右側に位置するように中心軸線CLに対し傾斜した状態となる。空調用空気A1は、上記のように傾斜した可動フィン40に沿って流れることで、流れ方向を変えられて吹出口22から斜め右下流へ向けて吹き出される。
ここで、本実施形態の空調用レジスタでは、上下方向におけるバレル30の両端部分が、一対の端固定フィン31によって構成されている。図5に示すように、バレル30がバレル中立状態にされると、各端固定フィン31は、隣の対向壁部24から大きく離れ、各端固定フィン31と隣の対向壁部24との間に空調用空気A1の流路37が形成される。
上下方向におけるバレルの両端部分が一対の枠板部によって構成された従来の空調用レジスタでは、各枠板部が、バレルのバレル中立状態で対向壁部に対し、接触しない程度に接近する。これに対し、本実施形態では、各端固定フィン31が隣の対向壁部24から大きく離れているため、バレル30の上下方向の寸法(両端固定フィン31間の間隔)を、従来の空調用レジスタにおけるバレルよりも短くし、バレル30を上下方向に小さくする(小型化を図る)ことができる。また、本実施形態では、上記枠板部に相当する部分がないため、両枠板部の厚みの分、上下方向におけるバレル作動部21の寸法を従来の空調用レジスタよりも短くすることができる。その結果、バレル作動部21の上下方向における寸法を短くして、空調用レジスタを上下方向に小さくする(小型化を図る)ことができる。
また、本実施形態では、上述したように、従来の空調用レジスタにおける枠板部に相当する部分がないことから、バレル軸34から上下方向におけるバレル30の両端部分、この場合、端固定フィン31までの距離が、従来の空調用レジスタよりも短くなる。そのため、図7に示すように、バレル軸34を支点としてバレル30を傾動させた場合に同バレル30が吹出口22から下流側へ飛び出す量を、従来の空調用レジスタよりも少なくすることができる。バレル30を上下方向へ傾動させた場合に、そのバレル30が吹出口22から下流側へ飛び出すことに起因する見栄えの低下を抑制し、空調用レジスタの意匠性を向上する(見栄えをよくする)ことができる。
なお、本実施形態では、図5に示すように、端固定フィン31と、その隣の対向壁部24との間の流路37を空調用空気A1が流れることになる。しかし、各可動フィン40を上記のように左右方向へ傾動させることにより、空調用空気A1が流路37を通過する前に、各可動フィン40が有する拡張部43,44によって、左右方向の流れ方向を変更することができる。従って、流路37を通過する空調用空気A1についても、端固定フィン31と中間固定フィン32との間を通過する空調用空気A1と同様、左右方向へ適切に流れ方向を変更することができる。各可動フィン40に拡張部43,44が設けられない場合に比べ、空調用空気A1の左右方向の指向性を向上させることができる。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・従来の空調用レジスタでは、一対の枠板部が可動フィンを支持する軸受として機能するが、枠板部に相当する部分がない本実施形態では、一対の端固定フィン31が可動フィン40を支持する軸受として機能する。両端固定フィン31が可動フィン40の軸受を兼ねている。そのため、可動フィン40の軸受を別途設けなくてもすむ。
・中間固定フィン32の上流端が、両端固定フィン31の上流端よりも下流側にずれた箇所に位置している。そのため、中間固定フィン32の可動フィン40との干渉を回避することができる。
・送風ダクト26が接続される一般通路部16の流路断面積は、その送風ダクト26から影響を受ける。これに対し、一般通路部16よりも下流側の接続通路部18及びバレル作動部21の流路断面積は、送風ダクト26から影響を受けにくい。そのため、両対向壁部24の間隔D2を、一般通路部16において、両対向壁部24の上流側となる箇所の間隔D1よりも広くして、吹出口22の開口面積を大きく設定することができる。一般通路部16の流路断面積が小さくても、開口面積の大きな吹出口22から空調用空気A1を吹き出させることが可能となる。
・従来のバレルタイプの空調用レジスタの問題点である大型化及び見栄えの低下は、クロスフィンタイプの空調用レジスタを採用することで解消可能である。このタイプの空調用レジスタは、吹出口の上流に複数の下流フィンを配置し、さらにそれらの上流に、同下流フィンに対し交差(直交)する上流フィンを複数配置し、下流フィン及び上流フィンをそれぞれリテーナに傾動可能に支持したものである。クロスフィンタイプの空調用レジスタでは、互いに独立した複数の下流フィンと、互いに独立した複数の上流フィンとをそれぞれリテーナに組付けるため、部品点数が多くなる。
この点、本実施形態では、両端固定フィン31、中間固定フィン32及び両側板部33が一体に形成されることにより、バレル30が形成されている。そのため、本実施形態では、空調用レジスタの部品点数が上記クロスフィンタイプの空調用レジスタよりも少なくなる。従って、本実施形態によれば、上記クロスフィンタイプよりも低コストで空調用レジスタを製造することが可能である。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。上記実施形態及び以下の変形例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
<リテーナ11について>
・バレル軸34に対し交差する方向(上下方向)における寸法が、一般通路部16とバレル作動部21とで同一に設定されてもよい。この場合、接続通路部18は不要となる。
・バレル作動部21における一対の対向壁部24は、バレル軸34(軸受孔23)に対し、直交に近い角度で交差する方向に離間してもよい。バレル30における一対の端固定フィン31についても同様である。
<バレル30について>
・バレル30は、両端固定フィン31間に複数の中間固定フィン32を有するものであってもよい。また、バレル30は、両端固定フィン31間に中間固定フィン32を有さない、すなわち、複数の固定フィンが一対の端固定フィン31のみによって構成されたものであってもよい。
<可動フィン40について>
・各可動フィン40における拡張部43,44の一方が省略されてもよい。この場合、全ての可動フィン40における拡張部43が省略されてもよいし、全ての可動フィン40における拡張部44が省略されてもよい。こうした変更がなされた場合でも、拡張部43,44の両方が設けられない場合に比べると、空調用空気A1が流路37を流れる前に、左右方向の流れ方向を変更して、同空調用空気A1の左右方向の指向性を高めることが可能である。
また、可動フィン40から拡張部43,44の一方が省略される場合、一部の可動フィン40については拡張部43が省略され、残りの可動フィン40については拡張部44が省略されてもよい。例えば、互いに隣り合う可動フィン40のうち、一方の可動フィン40については拡張部43が省略され、他方の可動フィン40については拡張部44が省略されてもよい。すなわち、拡張部43が省略された可動フィン40と、拡張部44が省略された可動フィン40とが左右方向に交互に配置されてもよい。こうした変更がなされた場合にも、空調用空気A1が流路37を流れる前に、左右方向の流れ方向を変更して、同空調用空気A1の左右方向の指向性を高めることが可能である。
・可動フィン40の数が変更されてもよい。この場合の可動フィン40の最小数は「1」である。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に組付けられる空調用レジスタにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気A1の向きを、バレルを用いて変更することのできるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
<その他の事項について>
・空調用レジスタは、吹出口22が縦長となるように配置されるものであってもよい。この場合、バレル30として、左右方向よりも上下方向に細長いものが用いられる。また、複数の可動フィン40としては、それぞれ左右方向及び上記流れ方向へ延びるものが用いられ、これらが互いに上下方向に離間した状態で配置される。
11…リテーナ、12…通風路、16…一般通路部、21…バレル作動部、22…吹出口、24…対向壁部、25…平坦部、26…送風ダクト、30…バレル、31…端固定フィン(固定フィン)、32…中間固定フィン(固定フィン)、34…バレル軸、37…流路、40…可動フィン、42…フィン軸、43,44…拡張部、45…傾斜部、A1…空調用空気、CL…中心軸線、D1,D2,D3…間隔。

Claims (4)

  1. 空調用空気の通風路を有し、かつ前記空調用空気の流れ方向における下流部にバレル作動部を有する筒状のリテーナと、バレル軸により前記バレル作動部に傾動可能に支持されるバレルと、フィン軸により前記バレルに傾動可能に支持される可動フィンとを備え、
    前記バレル作動部は、前記バレル軸に対し交差する交差方向に互いに離間した状態で配置された一対の対向壁部を有するとともに、前記流れ方向における下流端に吹出口を有しており、
    前記バレルは、両対向壁部間において前記交差方向へ互いに離間した状態で配置された複数の固定フィンを有し、
    複数の固定フィンのうち、前記交差方向における両端に位置するものは端固定フィンにより構成され、
    複数の前記固定フィンは、前記バレル軸に沿う方向における両側に配置された一対の側板部によって連結されて、両端の前記端固定フィンと両側の前記側板部とによって前記バレルの外殻部分が形成され、
    各端固定フィンは、同端固定フィンが前記通風路の中心軸線に対し平行となる前記バレルのバレル中立状態では、同端固定フィンの隣の前記対向壁部から離間して、同対向壁部との間に前記空調用空気の流路を形成し、
    前記可動フィンのうち、前記流れ方向における前記端固定フィンよりも上流側の部分は、前記端固定フィンよりも隣の前記対向壁部側へ突出する拡張部を有している空調用レジスタ。
  2. 前記可動フィンの前記流れ方向における下流部は両端固定フィン間に入り込んでおり、
    前記フィン軸は前記下流部に設けられ、
    前記可動フィンは前記フィン軸により両端固定フィンに傾動可能に支持されている請求項1に記載の空調用レジスタ。
  3. 前記流れ方向における前記バレル作動部よりも上流には、送風ダクトが接続される一般通路部が形成され、
    前記交差方向における前記通風路の寸法は、前記バレル作動部において、前記一般通路部におけるよりも長く設定されている請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
  4. 各対向壁部は、前記中心軸線及び前記バレル軸に対し平行な平坦部を有しており、
    前記拡張部は、前記バレルが前記バレル中立状態にされたとき、前記流れ方向における下流側ほど前記平坦部に近づくように前記中心軸線に対し傾斜する傾斜部を有している請求項1~3のいずれか1項に記載の空調用レジスタ。
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