JP6800465B2 - 空調用レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置から送られてきて室内に吹出す空調用空気の向きをフィンにより変更等する空調用レジスタに関する。
車両のインストルメントパネル等には、空調装置から送られてきた空調用空気を吹出す空調用レジスタが組込まれている(例えば、特許文献1参照)。この空調用レジスタは、図20に示すように、空調用空気の通風路131を有するリテーナ132を備えている。リテーナ132は、筒状のリテーナ本体133と、空調用空気の流れ方向における通風路131の下流端に配置されたベゼル等の加飾パネル141とを備えている。
リテーナ本体133の左右の壁部134の通風路131側の面には、凹部からなる被係止部135が設けられている。リテーナ本体133内には、それぞれ左右方向に延びる複数のフィン136が互いに上下方向に離間した状態で配置されている。各フィン136の左右方向における両端部にはフィン軸137が設けられている。上記複数のフィン136は、それらの左右両側に配置された一対のシム138を介して、両壁部134に対し傾動可能に支持されている。両シム138は、リテーナ132よりも軟質の材料によって形成されている。各シム138の通風路131とは反対側の面には、突起からなる係止部139が設けられている。そして、係止部139が上記被係止部135に係止されることにより、フィン136を挟み込んだ状態の左右一対のシム138がリテーナ本体133に組付けられている。
加飾パネル141は、リテーナ本体133に対し、上記流れ方向における下流側から爪嵌合等により組付けられている。加飾パネル141は、空調用空気の吹出口142を有している。また、加飾パネル141の上記流れ方向における下流端面143は、空調用レジスタの意匠面の一部を構成している。
上記空調用レジスタによれば、空調用空気は、フィン136に沿って流れた後に吹出口142から吹出される。そのため、フィン136を傾動させることにより、吹出口142から吹出す空調用空気の向きを変更することができる。
また、各フィン136を傾動させる際には、シム138から各フィン軸137に摺動抵抗が付与される。そのため、フィン136を傾動させる際の荷重が適切な大きさに調整される。また、フィン136が左右方向へ動いた場合にシム138に当たることで、壁部134に直接当たる場合よりも、打音の発生を抑制することができる。
特許第3999153号公報
ところで、上記従来の空調用レジスタは、2箇所の製造拠点(第1の製造拠点及び第2の製造拠点)で製造されることがある。第1の製造拠点では、加飾パネル141をリテーナ本体133に組付ける前の形態の製品(中間製品)が製造される。第2の製造拠点では、上記中間製品のリテーナ本体133に加飾パネル141が組付けられる。
この場合、第1の製造拠点から第2の製造拠点に中間製品を搬送することになるが、その中間製品を積み降ろす際の衝撃等によって、シム138が撓み、係止部139が被係止部135から外れ、両シム138がフィン136を伴ってリテーナ本体133から脱落するおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、リテーナ本体からのシムの脱落を抑制することのできる空調用レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用レジスタは、空調用空気の通風路を有するリテーナの主要部を構成し、かつ前記通風路を取り囲む4つの壁部として、相対向する一対の第1壁部、及び相対向する一対の第2壁部を備えるリテーナ本体と、前記通風路に面し、かつ各第1壁部に隣接した状態で配置される一対の第1シムと、前記通風路に面し、かつ各第2壁部に隣接した状態で配置される一対の第2シムと、両第1シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第1シムに傾動可能に支持される下流フィンと、前記空調用空気の流れ方向における前記下流フィンよりも上流で両第2シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第2シムに傾動可能に支持される上流フィンとを備える空調用レジスタであって、両第1シム及び両第2シムが四角枠体をなすように配置され、前記四角枠体の少なくとも3つの角部の各々には、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を連結する連結構造が設けられ、前記四角枠体における両第1シムの外面及び両第2シムの外面のうち少なくとも一方に設けられた係止部が、両第1壁部及び両第2壁部のうち前記外面に隣接する壁部に設けられた被係止部に係止される。
上記の構成によれば、四角枠体は、4つの角部を有するところ、そのうちの少なくとも3つの角部にそれぞれ設けられた連結構造によって、隣り合う第1シム及び第2シムの端部同士が連結される。これらの連結により、四角枠体は初期の形状を維持しやすい。そして、四角枠体における両第1シムの外面及び両第2シムの外面のうち少なくとも一方に設けられた係止部が、両第1壁部及び両第2壁部のうち上記外面に隣接する壁部に設けられた被係止部に係止される。この係止により、上流フィン及び下流フィンの支持された四角枠体がリテーナ本体内に組付けられる。この際、四角枠体が初期の形状を維持しやすいため、上流フィン及び下流フィンが支持された四角枠体をリテーナ本体内に組付ける作業がしやすい。
四角枠体がリテーナ本体内に組付けられた状態では、各第1シムの通風路から遠ざかる側には、第1壁部が隣接して位置している。四角枠体は、第1壁部に当接することにより、それ以上通風路から遠ざかる側へ撓むことを規制される。
また、上記の状態では、各第2シムの通風路から遠ざかる側には、第2壁部が隣接して位置している。四角枠体は、第2壁部に当接することにより、それ以上通風路から遠ざかる側へ撓むことを規制される。
また、四角枠体のうち連結構造の設けられた角部では、隣り合う第1シム及び第2シムの端部同士が連結されている。そのため、隣り合う第1シムの端部及び第2シムの端部の一方又は双方は、他方の端部に近づく側へ撓むことを規制される。これに伴い、各第1シムの長さ方向における中間部分が通風路側へ撓んだり、各第2シムの長さ方向における中間部分が通風路側へ撓んだりすることを規制される。
さらに、四角枠体のうち連結構造の設けられていない角部があったとしても、隣り合う第1シムの端部及び第2シムの端部の一方又は双方は、他方の端部に近づく側へ撓むことを規制される。これは、第1シムにおいて、一方の端部が連結構造によって連結されていなくても、他方の端部が連結構造によって第2シムに連結されているからである。また、第2シムにおいて、一方の端部が連結構造によって連結されていなくても、他方の端部が連結構造によって第1シムに連結されているからである。
このように、四角枠体では、一対の第1シム及び一対の第2シムのいずれもが撓みにくく、四角枠体の初期の形状が維持されやすい。四角枠体の係止部がリテーナ本体の被係止部に係止された状態は、維持されやすい。その結果、リテーナ本体内に組付けられた四角枠体が、そのリテーナ本体から脱落することが規制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記連結構造は、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を、前記第1シム及び前記第2シムの各長さ方向と前記流れ方向とへ撓むのを規制した状態で連結する主連結構造を備えることが好ましい。
上記の構成によれば、互いに隣り合い、かつ端部同士を主連結構造により連結された両第1シム及び両第2シムは、それらの長さ方向にも、空調用空気の流れ方向にも撓むことを規制される。この規制により、互いに隣り合い、かつ主連結構造によって連結された第1シム及び第2シムは、いずれの方向にも分離することを規制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記主連結構造により、前記第1シムにおいて前記第2シムに連結される端部と、前記第2シムにおいて前記第1シムに連結される端部との一方を連結側端部とし、他方を被連結側端部とするとともに、前記第1シム及び前記第2シムのうち、前記連結側端部を有するものを連結側シムとし、前記被連結側端部を有するものを被連結側シムとした場合において、前記主連結構造は、前記連結側端部に設けられた連結部と、前記被連結側端部に設けられた被連結部とを備え、前記連結部は、前記連結側端部から前記連結側シムの長さ方向へ延びる延出部と、前記連結側端部に対し離間した状態で前記延出部の先端から前記流れ方向に延びる腕部と、前記腕部から前記連結側端部に向けて突出する爪部とを備え、前記被連結部は、前記被連結側端部から前記被連結側シムの長さ方向へ突出する突出部と、前記突出部の前記爪部に対向する面において開口し、かつ前記腕部及び前記連結側端部の間に前記突出部が入り込んだ状態で前記爪部が係合される被係合部とを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、四角枠体において主連結構造の設けられた角部では、連結部の腕部が延出部を介して連結側端部に繋がっている。腕部は延出部の先端から空調用空気の流れ方向へ延びている。腕部は、延出部の長さの分、連結側端部から離間している。
そして、被連結部における突出部は、連結部における腕部と連結側端部との間に入り込ませられることで、腕部と連結側端部とによって、連結側シムの長さ方向における両側から挟み込まれる。この挟み込みにより、互いに隣り合う端部間に主連結構造の設けられた第1シム及び第2シムの一方は他方に対し、連結側シムの長さ方向へ撓むことを規制される。
さらに、上記腕部から連結側端部に向けて突出する爪部が、突出部の爪部に対向する面において開口する被係合部に係合される。この係合により、互いに隣り合う端部間に主連結構造の設けられた第1シム及び第2シムの一方は他方に対し、被連結側シムの長さ方向へも空調用空気の流れ方向へも撓むことを規制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記主連結構造は、前記四角枠体における3つの角部に設けられ、前記主連結構造の設けられていない1つの角部には、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を、前記第1シム及び前記第2シムの各長さ方向へ撓むのを規制した状態で連結する補助連結構造が設けられており、前記主連結構造及び前記補助連結構造により前記連結構造が構成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、四角枠体において補助連結構造の設けられた角部では、互いに隣り合い、かつ端部同士を補助連結構造により連結された第1シム及び第2シムの一方が他方に対し、第1シム及び第2シムの各長さ方向へ撓むことを規制される。
従って、主連結構造が、四角枠体における3つの角部にのみ設けられ、1つの角部に補助連結構造が設けられない場合に比べ、両第1シム及び両第2シムの撓みがより規制される。四角枠体が初期の形状に維持されやすく、係止部が被係止部に係止した状態に維持されやすい。リテーナ本体内に組付けられた四角枠体がそのリテーナ本体から脱落することがより一層規制される。
上記空調用レジスタにおいて、前記補助連結構造は、前記第1シムにおいて前記第2シムに連結される端部と、前記第2シムにおいて前記第1シムに連結される端部との一方の端部から他方の端部に向けて延びて、同他方の端部に対し、前記流れ方向における上流又は下流において重なる突片と、前記他方の端部に設けられ、かつ前記突片に設けられた被嵌合部に対し、前記流れ方向における上流側又は下流側から嵌合される嵌合部とを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、四角枠体において補助連結構造の設けられた角部では、隣り合う第1シム及び第2シムの一方の端部から他方の端部に向けて延びる突片が、上記他方の端部に対し、空調用空気の流れ方向における上流又は下流において重なる。
そして、上記他方の端部に設けられた嵌合部が、上記突片に設けられた被嵌合部に対し、上記流れ方向における上流側又は下流側から嵌合される。この嵌合により、互いに隣り合う端部間に補助連結構造の設けられた第1シム及び第2シムの一方は、他方に対し、それらの長さ方向へ撓むことを規制される。
上記空調用レジスタによれば、リテーナ本体からのシムの脱落を抑制することができる。
一実施形態において加飾パネルが組付けられる前の空調用レジスタの正面図。 図1の空調用レジスタの側面図。 図1の空調用レジスタの平面図。 図1の4−4線に沿った断面図。 図1の5−5線に沿った部分断面図。 図1の6−6線に沿った部分断面図。 図2の7−7線に沿った部分断面図。 一実施形態における空調用レジスタの一部の構成部材を示す斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの一部の構成部材を示す斜視図。 一実施形態における空調用レジスタの一部の構成部材を示す斜視図。 一実施形態における両第1シム及び両第2シムを示す斜視図。 一実施形態における左側の第1シムと上側の第2シムとが主連結構造により連結される前の状態を示す部分斜視図。 一実施形態における右側の第1シムと上側の第2シムとが主連結構造により連結される前の状態を示す部分斜視図。 一実施形態における左側の第1シムと下側の第2シムとが補助連結構造により連結される前の状態を示す部分斜視図。 一実施形態における右側の第1シムと下側の第2シムとが主連結構造により連結される前の状態を示す部分斜視図。 図15の第1シムと第2シムとが主連結構造により連結された状態を示す部分斜視図。 一実施形態における左側の第1シムの斜視図。 図8の18−18線に沿った断面図。 図1の19−19線に沿った断面図。 従来の空調用レジスタの構成部材を示す斜視図。
以下、車両用の空調用レジスタに具体化した一実施形態について、図1〜図19を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられている。インストルメントパネルの車幅方向における中央部には、図1に示す一対の空調用レジスタ10が、同方向に並べられた状態で組込まれている。なお、図1では、空調用レジスタ10は加飾パネル25が組付けられる前の状態で図示されている。
各空調用レジスタ10の主な機能は、空調装置から送られてきて車室内に吹出す空調用空気A1(図2、図3等参照)の向きを調整すること、同空調用空気A1の吹出し量を調整すること等である。吹出し量の調整には、吹出しを遮断することが含まれる。
両空調用レジスタ10は、線対称の関係となる構成を有している。そのため、左方の空調用レジスタ10について説明し、右方の空調用レジスタ10については説明を省略する。
図3〜図5に示すように、空調用レジスタ10は、リテーナ11、風向き変更モジュール30、シャットダンパ110及びダンパ駆動機構114を備えている。次に、空調用レジスタ10の上記構成要素について説明する。
<リテーナ11>
リテーナ11は、空調装置の送風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものである。リテーナ11の内部空間は、空調用空気A1の流路(以下「通風路20」という)を構成している。ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」、「上流側」等といい、同空調装置から遠い側を「下流」、「下流側」等というものとする。
リテーナ11は、リテーナ本体12及び加飾パネル25を備えている。リテーナ本体12は、リテーナ11の主要部を構成するものであり、上流端と下流端とが開放された筒状をなしている。リテーナ本体12の下流部は略水平方向に延びている。これに対し、リテーナ本体12の上流部は、上流側ほど低くなるように傾斜している。
リテーナ本体12の上記通風路20は、4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、左右方向に相対向する一対の第1壁部13,14と、上下方向に相対向する一対の第2壁部15,16とからなる。
ここで、各第1壁部13,14及び各第2壁部15,16における通風路20側の面を「内面」とし、通風路20とは反対側の面を「外面」とする。
図10に示すように、左側の第1壁部13の下流部であって、互いに上下方向に離間した複数箇所(2箇所)には、同第1壁部13の内面及び下流端面において開口する凹部からなる被係止部17が形成されている。右側の第1壁部14の下流部であって、互いに上下方向に離間した複数箇所(2箇所)には、同第1壁部14を左右方向に貫通する孔からなる被係止部18が形成されている。各第1壁部13,14の下流端面であって、上下方向における中央部分には、下流側へ向けて突出する係合突起19が形成されている。各第1壁部13,14の上流部には、それぞれ軸孔21が左右方向へ貫通されている。右側の第1壁部14の外面であって、上記被係止部18の上流近傍には、右方へ向けて軸部22が突設されている。
各第2壁部15,16の下流部であって、互いに左右方向に離間した複数箇所(2箇所)には、被係止部23が形成されている(図3参照)。各被係止部23は、平面視でU字状をなす切込みが入れられることにより形成され、かつ上下方向に貫通する孔を有する弾性片によって構成されている。各第2壁部15,16の下流端面であって、左右方向における中間部分には、下流側へ向けて突出する係合突起24が形成されている。
図4〜図6に示すように、加飾パネル25は、その複数箇所に設けられた係止孔(図示略)において、リテーナ本体12の対応する箇所に設けられた係止突起27(図3、図10参照)に係止されることにより、同リテーナ本体12に組付けられている。加飾パネル25において、通風路20の下流端となる箇所には、空調用空気A1が吹出される吹出口28が形成されている。加飾パネル25の下流端面であって、吹出口28の周りの部分は、空調用レジスタ10の意匠面を構成している。
<風向き変更モジュール30>
風向き変更モジュール30は、複数のシム、複数のフィン、操作ノブ65及びフォーク68を備えている。
図1及び図11に示すように、複数のシムは、一対の第1シム31,32と、一対の第2シム33,34とからなる。両第1シム31,32及び両第2シム33,34は、リテーナ11よりも軟質の材料によって形成されており、四角枠体35をなすように配置されている。
ここで、各第1シム31,32及び各第2シム33,34における通風路20側の面を「内面」とし、通風路20とは反対側の面を「外面」とする。
両第1シム31,32は、上記流れ方向よりも上下方向の寸法の大きな縦長の板状をなしている。両第1シム31,32は、通風路20に面し、かつ各第1壁部13,14に隣接した状態で配置されている。各第1シム31,32の下流部であって、上下方向に互いに離間した箇所には、軸孔36が左右方向に貫通されている。図11及び図17に示すように、各第1シム31,32の外面であって、互いに上下方向に離間した複数箇所には、突起からなる係止部37が形成されている。各第1シム31,32の外面の下流端部であって、上下方向における略中央部分には突部38が設けられ、ここに係合孔39が上記流れ方向に貫通されている。さらに、左側の第1シム31において軸孔36よりも上流側には、円弧状のガイド孔41が、左右方向に貫通されている。
図1及び図11に示すように、上側の第2シム33は、略矩形の板状をなしている。下側の第2シム34は、上記流れ方向よりも左右方向の寸法の大きな横長の板状をなしている。両第2シム33,34は、通風路20に面し、かつ各第2壁部15,16に隣接した状態で配置されている。上側の第2シム33の上流部であって、互いに左右方向に離間した複数箇所には、軸孔42が上下方向に貫通されている。下側の第2シム34の互いに左右方向に離間した複数箇所にも、上記と同様に、軸孔42が上下方向に貫通されている。上側の第2シム33の外面であって、互いに左右方向に離間した複数箇所には、上方へ向けて突出する突起からなる係止部43が形成されている。下側の第2シム34の外面であって、互いに左右方向に離間した複数箇所には、下方へ向けて突出する突起からなる係止部44が形成されている(図18参照)。各第2シム33,34の外面の下流端部であって、左右方向における中間部分には突部45が設けられ、ここに係合孔46が上記流れ方向に貫通されている。
図1、図8及び図9に示すように、複数のフィンは、複数(4つ)の下流フィン51,52と、その上流側に配置された複数(3つ)の上流フィン56,57とを備えている。
各下流フィン51,52は、吹出口28から吹出す空調用空気A1の上下方向における向きを変更するためのものであり、左右方向及び流れ方向に延びる板状をなしている。複数の下流フィン51,52は、上下方向には略等間隔で互いに略平行に離間した状態で配置されている。各下流フィン51,52の左右方向の両端部には、フィン軸53がそれぞれ設けられている。そして、各フィン軸53が、対応する軸孔36に係入されることにより、各下流フィン51,52が、両第1シム31,32に対し傾動可能に支持されている。
各下流フィン51,52の左端部において、上記フィン軸53よりも上流へ偏倚した箇所には、同フィン軸53に平行に延びる連結ピン54が設けられている。下流フィン51,52毎の連結ピン54は、略上下方向へ延びる長尺板状の縦連結ロッド55によって連結されている。上記連結ピン54及び縦連結ロッド55により、全ての下流フィン51,52を機械的に連結し、下流フィン52が下流フィン51と同じ傾向の傾きとなるように同期した状態で傾動させるリンク機構LM1が構成されている。
図5及び図6に示すように、特定の下流フィン51における連結ピン54は、他の下流フィン52における連結ピン54よりも長く形成されており、左側の第1シム31におけるガイド孔41に係入されている。この連結ピン54が、ガイド孔41内でのみ移動することを許容されることで、下流フィン51が所定の傾動範囲で傾動可能である。
図1及び図8に示すように、各上流フィン56,57は、吹出口28から吹出す空調用空気A1の左右方向における向きを変更するためのものであり、上下方向及び流れ方向に延びる板状をなしている。複数の上流フィン56,57は、左右方向には略等間隔で互いに略平行に離間した状態で配置されている。各上流フィン56,57の上下方向の両端部には、フィン軸58がそれぞれ設けられている。そして、各フィン軸58が、対応する軸孔42に係入されることにより、各上流フィン56,57が、両第2シム33,34に対し傾動可能に支持されている。
図4及び図8に示すように、左右方向における中央部分の上流フィン56は、他の上流フィン57とは異なり、切欠き部59及び伝達軸部61を備えている。切欠き部59は、上流フィン56の下流部に形成されている。伝達軸部61は、切欠き部59の下流端において上下方向へ延びている。
各上流フィン56,57の上端部において、上記フィン軸58よりも上流へ偏倚した箇所には、同フィン軸58に平行に延びる連結ピン62が設けられている。上流フィン56,57毎の連結ピン62は、略左右方向へ延びる長尺板状の横連結ロッド63によって連結されている。上記連結ピン62及び横連結ロッド63により、全ての上流フィン56,57を機械的に連結し、上流フィン57が上流フィン56と同じ傾向の傾きとなるように同期した状態で傾動させるリンク機構LM2が構成されている。
図1及び図2に示す操作ノブ65は、吹出口28からの空調用空気A1の吹出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。図5及び図9に示すように、操作ノブ65は、その主要部を構成するノブ本体66と、ノブ本体66に対し下流側から装着されるノブカバー67と、シム73とを備えている。操作ノブ65は、下流フィン51に対し左右方向へスライド可能に装着されている。操作ノブ65は、下流フィン51と一緒に、フィン軸53を支点として傾動可能であり、また、下流フィン51上をスライドすることで、左右方向へ変位可能である。シム73は、ノブ本体66に装着されており、下流フィン51に弾性的に接触されている。この形態の接触により、操作ノブ65がスライドされたときにシム73と下流フィン51との間に摺動抵抗が発生し、適度な荷重が付与される。
フォーク68は、操作ノブ65のスライド動作を上流フィン56に伝達して、両フィン軸58を支点として同上流フィン56を傾動させるための部材である。フォーク68の下流端には一対の支軸69が設けられており、これらの支軸69が、ノブ本体66の上流端に設けられた支持孔71に挿入されている。フォーク68は、両支軸69を支点として傾動可能である。フォーク68は、上流へ延びる一対の伝達片72を自身の上流部に備えており、両伝達片72によって上記上流フィン56の伝達軸部61を左右両側から挟み込んでいる。そのため、操作ノブ65が下流フィン51に沿って左右方向へスライドされると、伝達軸部61がフォーク68の一方の伝達片72によって押され、上流フィン56が両フィン軸58を支点として傾動させられる。これに対し、下流フィン51の厚み方向(上下方向)へ向かう力が操作ノブ65に加えられても、その力は伝達軸部61に伝達されず、上流フィン56は傾動されない。
図1及び図11に示すように、上記風向き変更モジュール30における四角枠体35は、4つの角部C1〜C4を有している。これらの角部C1〜C4のうちの少なくとも3つの角部(本実施形態では4つの角部C1〜C4)の各々には、隣り合う第1シム31,32及び第2シム33,34の端部同士を連結する連結構造が設けられている。連結構造は、3つの角部C1,C2,C4に設けられた主連結構造75,85,95と、1つの角部C3に設けられた補助連結構造105とからなる。
各主連結構造75,85,95は、隣り合う第1シム31,32及び第2シム33,34の端部同士を、分離を規制した状態で連結するものである。ここで、「分離を規制した状態で連結する」とは、両第1シム31,32及び両第2シム33,34が、それらの長さ方向へ撓むのを規制した状態で連結するとともに、空調用空気A1の流れ方向へ撓むのを規制した状態で連結することをいう。
次に、左上の角部C1に設けられた主連結構造75について説明する。図11、図12及び図17に示すように、左上の角部C1では、左側の第1シム31の上端部と、上側の第2シム33の左端部とが主連結構造75による連結の対象とされる。
上側の第2シム33は連結側シムとされている。第2シム33の左端部は連結側端部33Lとされ、ここに連結部76が設けられている。連結部76は、延出部77、腕部78及び爪部79を備えている。延出部77は、連結側端部33Lであって、下流端面から若干上流側へ離間した箇所から左方へ延びている。腕部78は、連結側端部33Lに対し左方へ離間した状態で、延出部77の先端から下流側へ延びている。爪部79は、腕部78の下流端から、連結側端部33Lに向けて突出している。爪部79の下流端面79Aは、連結側端部33Lに近づくに従い上流側に位置するように、上記流れ方向に対し傾斜している。
左側の第1シム31は被連結側シムとされている。第1シム31の上端部は被連結側端部31Tとされ、ここに被連結部81が設けられている。被連結部81は、突出部82及び被係合部83を備えている。突出部92は、被連結側端部31Tから上方へ突出している。被係合部83は、突出部82の爪部79に対向する面である左側の面において開口する凹部によって構成されている。
そして、上記突出部82が、腕部78と連結側端部33Lとの間隙に対し、下流側から嵌合により入り込ませられている。この嵌合の際、下流端面79Aは突出部82を上記間隙に導く。さらに、爪部79が被係合部83内に左方から入り込むことにより、爪部79が被係合部83に係合されている。
次に、右上の角部C2に設けられた主連結構造85について説明する。図11及び図13に示すように、右上の角部C2では、右側の第1シム32の上端部と、上側の第2シム33の右端部とが主連結構造85による連結の対象とされる。
上側の第2シム33は連結側シムとされている。第2シム33の右端部は連結側端部33Rとされ、ここに連結部86が設けられている。連結部86は、延出部87、腕部88及び爪部89を備えている。延出部87は、連結側端部33Rであって、下流端面から若干上流側へ離間した箇所から右方へ延びている。腕部88は、連結側端部33Rに対し右方へ離間した状態で、延出部87の先端から下流側へ延びている。爪部89は、腕部88の下流端から、連結側端部33Rに向けて突出している。爪部89の下流端面89Aは、連結側端部33Rに近づくに従い、上流側に位置するように、上記流れ方向に対し傾斜している。
右側の第1シム32は被連結側シムとされている。右側の第1シム32の上端部は被連結側端部32Tとされ、ここに被連結部91が設けられている。被連結部91は、突出部92及び被係合部93を備えている。突出部92は、被連結側端部32Tから上方へ突出している。被係合部93は、突出部92の右側の面において開口する凹部によって構成されている。
そして、突出部92が、腕部88と連結側端部33Rとの間隙に対し、下流側から嵌合により入り込ませられている。この嵌合の際、下流端面89Aは突出部92を上記間隙に導く。さらに、爪部89が被係合部93内に右方から入り込むことにより、爪部89が被係合部93に係合されている。
次に、右下の角部C4に設けられた主連結構造95について説明する。図11及び図15に示すように、右下の角部C4では、右側の第1シム32の下端部と、下側の第2シム34の右端部とが主連結構造95による連結の対象とされる。
下側の第2シム34は連結側シムとされている。第2シム34の右端部は連結側端部34Rとされ、ここに連結部96が設けられている。連結部96は、延出部97、腕部98及び爪部99を備えている。延出部97は、連結側端部34Rであって、下流端面から若干上流側へ離間した箇所から右方へ延びている。腕部98は、連結側端部34Rに対し右方へ離間した状態で、延出部97の先端から下流側へ延びている。爪部99は、腕部98の下流端から、連結側端部34Rに向けて突出している。爪部99の下流端面99Aは、連結側端部34Rに近づくに従い、上流側に位置するように、上記流れ方向に対し傾斜している。
右側の第1シム32は被連結側シムとされている。第1シム32の下端部は被連結側端部32Bとされ、ここに被連結部101が設けられている。被連結部101は、突出部102及び被係合部103を備えている。突出部102は、被連結側端部32Bから下方へ突出している。被係合部103は、突出部102の右側の面において開口する凹部によって構成されている。
そして、図16に示すように、上記突出部102が、腕部98と連結側端部34Rとの間隙に対し、下流側から嵌合により入り込ませられている。この嵌合の際、下流端面99Aは突出部102を上記間隙に導く。さらに、爪部99が被係合部103内に右方から入り込むことにより、爪部99が被係合部103に係合されている。
図11及び図14に示すように、四角枠体35における左下の角部C3に設けられた補助連結構造105は、左側の第1シム31と下側の第2シム34の端部同士を、同第1シム31及び同第2シム34の各長さ方向へ撓むのを規制した状態で連結するものである。
左下の角部C3では、左側の第1シム31の下端部と、下側の第2シム34の左端部とが補助連結構造105による連結の対象とされる。
補助連結構造105は、突片106及び嵌合部108を備えている。突片106は、左側の第1シム31の下端部から下側の第2シム34に向けて延びて、同第2シム34の左端部に対し下流側から重なっている。嵌合部108は、第2シム34の左端部から下流側へ突出する横長の突部によって構成されている。突片106には、被嵌合部として孔107が、上記流れ方向に貫通されている。孔107は、上記第2シム34の左端部に面して開口している。そして、この孔107に嵌合部108が上流側から嵌合されている。
上記のようにして構成された風向き変更モジュール30では、図10及び図11に示すように、第1シム31,32毎の複数の係止部37が、隣接する第1壁部13,14の被係止部17,18に係止されている。また、各第2シム33,34の係止部43,44が、隣接する第2壁部15,16の被係止部23に係止されている。さらに、両第1壁部13,14の係合突起19が、対応する第1シム31,32の係合孔39に対し上流側から係入されている。また、各第2壁部15,16の係合突起24が、対応する第2シム33,34の係合孔46に対し上流側から係入されている。上記係止及び係入により、風向き変更モジュール30がリテーナ本体12内の下流部に組付けられている。
<シャットダンパ110>
図4、図7及び図10に示すように、シャットダンパ110は略矩形の平板状をなし、リテーナ本体12内の上流フィン56,57よりも上流に配置されている。シャットダンパ110の左端部であって、上記流れ方向における中央部分には、ダンパ軸111が形成されている。また、右側の第1壁部14の軸孔21にはダンパ軸112が挿通されており、これがシャットダンパ110の右端部であって、上記流れ方向における中央部分に装着されている。このダンパ軸112は、右隣の空調用レジスタ10におけるダンパ軸113と一体となっている。シャットダンパ110は、両ダンパ軸111,112により、両第1壁部13,14に支持されている。シャットダンパ110は、両ダンパ軸111,112を支点として、開位置と閉位置との間で傾動可能である。シャットダンパ110は、開位置では、両第2壁部15,16間の中央部分で、同両第2壁部15,16に対し平行又はそれに近い状態(図4の実線参照)となって、通風路20を全開にする。シャットダンパ110は、閉位置では、両第2壁部15,16に対し傾斜した状態(図4の二点鎖線参照)となって、通風路20を閉鎖する。
<ダンパ駆動機構114>
図3、図5及び図10に示すように、ダンパ駆動機構114は、操作ダイヤル115及び回動伝達部116を備えている。操作ダイヤル115は、上記軸部22により回動可能に支持されている。操作ダイヤル115にはシム120が装着されており、このシム120が軸部22に弾性的に接触されている。この形態の接触により、操作ダイヤル115が回動操作されたときにシム120と軸部22との間に摺動抵抗が発生し、適度な荷重が付与される。
回動伝達部116は、操作ダイヤル115の回動をダンパ軸112に伝達するためのものであり、リンク機構によって構成されている。すなわち、ダンパ軸112が、径方向外方へ突出する突出部117を有している。また、操作ダイヤル115も、径方向外方へ突出する突出部118を有している。両突出部117,118は、リンク部材119によって連結されている。
なお、上記操作ダイヤル115は、右隣の空調用レジスタ10における操作ダイヤルを兼ねている。
上記のように構成された本実施形態の空調用レジスタ10では、図4において二点鎖線で示すように、シャットダンパ110が閉位置にあるときには、通風路20が同シャットダンパ110によって閉塞される。通風路20での空調用空気A1の流通が遮断され、吹出口28からの空調用空気A1の吹出しが停止される。
これに対し、図4において実線で示すように、シャットダンパ110が開位置にあるときには、各通風路20が全開となり、空調用空気A1がシャットダンパ110を境として、上下両側に分かれて流れる。シャットダンパ110を通過した空調用空気A1は、通風路20を上流から下流に向けて流れる。空調用空気A1は、上流フィン56,57に沿って流れた後に下流フィン51,52に沿って流れ、吹出口28から吹出される。
シャットダンパ110の閉位置から開位置への切替え、及び開位置から閉位置への切替えは、操作ダイヤル115の回動操作を通じて行なわれる。操作ダイヤル115が乗員によって回動操作されると、その回動は、回動伝達部116を介してダンパ軸112に伝達され、シャットダンパ110がダンパ軸111,112を支点として傾動させられる。
図4及び図5において、操作ノブ65が下流フィン51に沿って左方又は右方へスライド操作されると、その操作ノブ65の動きがフォーク68及び伝達軸部61を通じて上流フィン56に伝達される。上流フィン56が両フィン軸58を支点として操作ノブ65のスライド方向と同方向へ傾動させられる。上流フィン56の傾動は、リンク機構LM2を介して他の全ての上流フィン57に伝達される。その結果、上流フィン56に連動して、他の全ての上流フィン57が両フィン軸58を支点として上流フィン56と同方向へ傾動させられる。空調用空気A1は、傾動した上流フィン56,57によって流れ方向を変えられる。
一方、操作ノブ65の下流端部に対し、上方又は下方へ向かう力が加えられると、その力が、操作ノブ65の装着された下流フィン51に伝達される。下流フィン51がフィン軸53を支点として傾動させられる。下流フィン51の上記傾動は、リンク機構LM1を介して残りの全ての下流フィン52に伝達される。その結果、操作ノブ65を通じて操作された下流フィン51に連動して、残りの全ての下流フィン52がフィン軸53を支点として、操作された下流フィン51と同一方向へ傾動させられる。空調用空気A1は、傾動した下流フィン51,52によって流れ方向を変えられる。
空調用空気A1は、上流フィン56,57及び下流フィン51,52の各傾きに応じた方向へ流れて吹出口28から吹出す。このようにして、上流フィン56,57及び下流フィン51,52の少なくとも一方が傾動されることにより、吹出口28から吹出される空調用空気A1の向きが変更される。
ここで、下流フィン51,52が傾動される際には、各フィン軸53と軸孔36の内壁面との間に摺動抵抗が生ずる。この摺動抵抗により、下流フィン51,52を傾動させる際の荷重(操作荷重)が作り出される。また、下流フィン51,52は、左方又は右方へ動いた場合には、第1シム31,32に当たる。両第1シム31,32は、第1壁部13,14よりも軟質の材料によって形成されている。そのため、下流フィン51,52が第1壁部13,14に直接当たる場合よりも、打音の発生が抑制される。
また、上流フィン56,57が傾動される際には、一対のフィン軸58と軸孔42の内壁面との間に摺動抵抗が生ずる。この摺動抵抗により、上流フィン56,57を傾動させる際の荷重(操作荷重)が作り出される。また、上流フィン56,57は、上方又は下方向へ動いた場合には、第2シム33,34に当たる。両第2シム33,34は、第2壁部15,16よりも軟質の材料によって形成されている。そのため、上流フィン56,57が第2壁部15,16に直接当たる場合よりも、打音の発生が抑制される。
次に、上記のように構成された本実施形態の空調用レジスタ10の作用及び効果について説明する。
風向き変更モジュール30のリテーナ本体12への組付けは、例えば、次のようにして行なわれる。図10及び図11に示すように、風向き変更モジュール30を、右側の第1シム32が左側の第1シム31よりも上流側に位置するように、上記流れ方向に対し傾斜させた状態で、リテーナ本体12に対し、下流側から挿入する。右側の第1シム32における係止部37を、右側の第1壁部14の被係止部18(孔)に係入させ、その係入箇所を支点として、左側の第1シム31が上流側へ移動するように、風向き変更モジュール30の全体を回動させる。この回動が進むにつれて、左側の第1シム31における係止部37(図17参照)が、左側の第1壁部13の被係止部17に近づくとともに、両第2シム33,34の係止部43,44がリテーナ本体12内の下流部に入り込む。
各被係止部17が、右側の面に加え下流端において開口している。そのため、上記のように風向き変更モジュール30が回動されていくと、第1シム31における係止部37が被係止部17に対し、下流端の開口部分から係入していく。また、上記回動に伴い、係止部43,44が被係止部23を弾性変形させながらリテーナ本体12内に入り込んでいき、孔に係入していく。さらに、各第1壁部13,14の係合突起19が、対応する第1シム31,32の係合孔39に嵌合される。また、各第2壁部15,16の係合突起24が、対向する第2シム33,34の係合孔46に嵌合される。すると、図1に示すように、風向き変更モジュール30がリテーナ本体12内の下流部に組付けられた状態となる。
ここで、図1及び図11に示すように、一対の第1シム31,32と一対の第2シム33,34とを備える四角枠体35は、4つの角部C1〜C4を有するところ、そのうちの3つの角部C1,C2,C4にはそれぞれ主連結構造75,85,95が設けられ、1つの角部C3には補助連結構造105が設けられている。これらの主連結構造75,85,95及び補助連結構造105によって、隣り合う第1シム31,32及び第2シム33,34の端部同士が連結されている。
すなわち、図12及び図19に示すように、四角枠体35における左上の角部C1では、被連結部81における突出部82は、連結部76における腕部78と連結側端部33Lとによって、左右両側から挟み込まれる。この挟み込みにより、第1シム31及び第2シム33の一方は他方に対し、左右方向へ撓むことを規制される。また、上記爪部79が被係合部83に係合されることにより、第1シム31及び第2シム33の一方は他方に対し、上下方向や空調用空気A1の流れ方向へ撓むことを規制される。
図11及び図13に示すように、四角枠体35における右上の角部C2では、被連結部91における突出部92は、連結部86における腕部88と連結側端部33Rとによって、左右両側から挟み込まれる。この挟み込みにより、第1シム32及び第2シム33の一方は他方に対し、左右方向へ撓むことを規制される。また、上記爪部89が被係合部93に係合されることにより、第1シム32及び第2シム33の一方は他方に対し、上下方向や空調用空気A1の流れ方向へ撓むことを規制される。
図11、図15及び図16に示すように、四角枠体35における右下の角部C4では、被連結部101における突出部102は、連結部96における腕部98と連結側端部34Rとによって、左右両側から挟み込まれる。この挟み込みにより、第1シム32及び第2シム34の一方は他方に対し、左右方向へ撓むことを規制される。また、爪部99が被係合部103に係合されることにより、第1シム32及び第2シム34の一方は他方に対し、上下方向や空調用空気A1の流れ方向へ撓むことを規制される。
図11及び図14に示すように、四角枠体35における左下の角部C3では、嵌合部108が突片106の孔107に嵌合されることにより、第1シム31及び第2シム34の一方が他方に対し、左右方向及び上下方向へ撓むことを規制される。ただし、第1シム31及び第2シム34の一方は他方に対し、空調用空気A1の流れ方向へ撓むことは可能である。
従って、四角枠体35は、3つの角部C1,C2,C4に加え、角部C3にも主連結構造が設けられる場合ほどではないものの、初期の形状を維持しやすい。そのため、風向き変更モジュール30をリテーナ本体12内に組付ける上記作業がしやすい。
風向き変更モジュール30がリテーナ本体12内に組付けられた状態では、各第1シム31,32の通風路20から遠ざかる側には、第1壁部13,14が隣接して位置している。四角枠体35は、第1壁部13,14に当接することにより、それ以上通風路20から遠ざかる側へ撓むことを規制される(図19参照)。
また、上記の状態では、各第2シム33,34の通風路20から遠ざかる側には、第2壁部15,16が隣接して位置している。四角枠体35は、第2壁部15,16に当接することにより、それ以上通風路20から遠ざかる側へ撓むことを規制される。
また、四角枠体35のうち、主連結構造75,85,95及び補助連結構造105の設けられた角部C1〜C4では、隣り合う第1シム31,32及び第2シム33,34の端部同士が連結されている。そのため、隣り合う第1シム31,32の端部及び第2シム33,34の端部の一方又は双方は、他方の端部に近づく側(左側、右側、上側、下側)へ撓むことを規制される。これに伴い、各第1シム31,32の上下方向における中間部分が通風路20側へ撓んだり、各第2シム33,34の左右方向における中間部分が通風路20側へ撓んだりすることを規制される。
特に、四角枠体35のうち主連結構造75,85,95の設けられた角部C1,C2,C4では、上述したように、爪部79,89,99が、被係合部83,93,103に係合される。この係合により、第1シム31,32及び第2シム33,34の一方が他方に対し、上下方向や空調用空気A1の流れ方向へ撓むことを規制される。この規制により、互いに隣り合い、かつ主連結構造75,85,95によって連結された第1シム31,32及び第2シム33,34は、いずれの方向にも分離することを規制される。
従って、一対の第1シム31,32及び一対の第2シム33,34のいずれもが撓みにくい。四角枠体35が初期の形状を維持しやすい。四角枠体35の係止部37,43,44がリテーナ本体12の被係止部17,18,23に係止された状態は、維持されやすい。その結果、加飾パネル25がリテーナ本体12に組付けられる前の中間製品が搬送され、その中間製品に対し、積み降ろし等の際に衝撃等が加わっても、従来技術とは異なり、係止部37,43,44が被係止部17,18,23から外れにくい。両第1シム31,32及び両第2シム33,34がリテーナ本体12から脱落するのを抑制することができる。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・主連結構造75,85,95の設けられていない角部C3に補助連結構造105が設けられている。
そのため、主連結構造75,85,95が、四角枠体35における3つの角部C1,C2,C4にのみ設けられ、角部C3に補助連結構造105が設けられない場合に比べ、両第1シム31,32及び両第2シム33,34の撓みをより規制することができる。四角枠体35の初期の形状を維持しやすくし、係止部37,43,44が被係止部17,18,23に係止された状態を維持しやすくすることができる。両第1シム31,32及び両第2シム33,34がリテーナ本体12から脱落するのをより一層抑制することができる。
・孔107を有する突片106と、嵌合部108といった簡単な構成でありながら、補助連結構造105を構成し、第1シム31及び第2シム34の一方が他方に対し、それらの長さ方向(左右方向及び上下方向)へ撓むのを規制することができる。
・両第1シム31,32、両第2シム33,34、上流フィン56,57、下流フィン51,52等によって風向き変更モジュール30を構成し、これをリテーナ本体12に組付けるようにしている。
そのため、風向き変更モジュール30がリテーナ本体12に組付けられる前に、操作ノブ65を下流フィン51に装着することができ、また、操作ノブ65に支持されたフォーク68によって上流フィン56の伝達軸部61を左右両側から挟み込むことができる。従って、上流フィン56,57が第2シム33,34によって支持されたものと、下流フィン51,52が第1シム31,32によって支持されたものとを別々にリテーナ本体12に組付ける場合に比べて、操作ノブ65及びフォーク68の組付け作業が容易になる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
・上流フィンとして、空調用空気A1の流れ方向及び左右方向に延びるものが用いられ、下流フィンとして、空調用空気A1の流れ方向及び上下方向に延びるものが用いられてもよい。
・四角枠体35の4つの角部C1〜C4のうちの3つの角部にのみ連結構造が設けられてもよい。
なお、3つの連結構造は、全てが主連結構造75,85,95によって構成されてもよいし、全てが補助連結構造105によって構成されてもよい。また、3つの連結構造は、その一部が、補助連結構造105によって構成され、残部が主連結構造75,85,95の少なくとも1つによって構成されてもよい。
この場合、連結構造の設けられていない角部でも、隣り合う第1シム31,32の端部及び第2シム33,34の端部の一方又は双方は、他方の端部に近づく側へ移動することを規制される。これは、第1シム31,32において、一方の端部が連結構造によって連結されていなくても、他方の端部が連結構造によって第2シム33,34に連結されているからである。また、第2シム33,34において、一方の端部が連結構造によって連結されていなくても、他方の端部が連結構造によって第1シム31,32に連結されているからである。従って、四角枠体35は初期の形状を維持しやすい。
・主連結構造75,85,95を構成する部材が、上記実施形態とは異なるものに変更されてもよい。
例えば、第1シム31,32が連結側シムとされ、第2シム33,34が被連結側シムとされてもよい。この場合には、第1シム31,32の端部が連結側端部とされ、同連結側端部に連結部(延出部、腕部、爪部)が設けられる。第2シム33,34の端部が被連結側端部とされ、同被連結側端部に突出部及び被係合部が設けられる。
・上記実施形態において、補助連結構造105として、第2シム33,34に突片が設けられ、第1シム31,32に嵌合部が設けられてもよい。
・上記実施形態において、孔107に代えて凹部が被嵌合部とされてもよい。この場合、凹部としては、突片106において、嵌合部108の設けられた第2シム34に面して開口するものが採用される。
・係止部が、四角枠体35における両第1シム31,32の外面にのみ設けられてもよいし、両第2シム33,34の外面にのみ設けられてもよい。
前者の場合、被係止部は両第1壁部13,14にのみ設けられ、後者の場合、被係止部は両第2壁部15,16にのみ設けられてもよい。
・四角枠体35においては、両第1シム31,32が互いに平行となるように配置されてもよいし、平行に近い状態となるように配置されてもよい。両第2シム33,34についても同様である。
・補助連結構造105として、突片106が第2シム34の上流側において重なるものが採用されてもよい。
・被係合部83,93,103が凹部に代えて、左右方向に貫通する孔によって構成されてもよい。
<適用箇所について>
・上記空調用レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に設けられる空調用レジスタにも適用可能である。
・上記空調用レジスタは、空調装置から送られてきて室内に吹出す空調用空気の向きをフィンによって変更することのできるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
10…空調用レジスタ、11…リテーナ、12…リテーナ本体、13,14…第1壁部、15,16…第2壁部、17,18,23…被係止部、20…通風路、31,32…第1シム(被連結側シム)、31T,32B,32T…被連結側端部、33,34…第2シム(連結側シム)、33L,33R,34R…連結側端部、35…四角枠体、37,43,44…係止部、51,52…下流フィン、53,58…フィン軸、56,57…上流フィン、75,85,95…主連結構造、76,86,96…連結部、77,87,97…延出部、78,88,98…腕部、79,89,99…爪部、81,91,101…被連結部、82,92,102…突出部、83,93,103…被係合部、105…補助連結構造、106…突片、107…孔(被嵌合部)、108…嵌合部、A1…空調用空気、C1,C2,C3,C4…角部。

Claims (3)

  1. 空調用空気の通風路を有するリテーナの主要部を構成し、かつ前記通風路を取り囲む4つの壁部として、相対向する一対の第1壁部、及び相対向する一対の第2壁部を備えるリテーナ本体と、
    前記通風路に面し、かつ各第1壁部に隣接した状態で配置される一対の第1シムと、
    前記通風路に面し、かつ各第2壁部に隣接した状態で配置される一対の第2シムと、
    両第1シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第1シムに傾動可能に支持される下流フィンと、
    前記空調用空気の流れ方向における前記下流フィンよりも上流で両第2シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第2シムに傾動可能に支持される上流フィンとを備える空調用レジスタであって、
    両第1シム及び両第2シムが四角枠体をなすように配置され、前記四角枠体の少なくとも3つの角部の各々には、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を連結する連結構造が設けられ、前記四角枠体における両第1シムの外面及び両第2シムの外面のうち少なくとも一方に設けられた係止部が、両第1壁部及び両第2壁部のうち前記外面に隣接する壁部に設けられた被係止部に係止され、
    前記連結構造は、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を、前記第1シム及び前記第2シムの各長さ方向と前記流れ方向とへ撓むのを規制した状態で連結する主連結構造を備え、
    前記主連結構造により、前記第1シムにおいて前記第2シムに連結される端部と、前記第2シムにおいて前記第1シムに連結される端部との一方を連結側端部とし、他方を被連結側端部とするとともに、前記第1シム及び前記第2シムのうち、前記連結側端部を有するものを連結側シムとし、前記被連結側端部を有するものを被連結側シムとした場合において、
    前記主連結構造は、前記連結側端部に設けられた連結部と、前記被連結側端部に設けられた被連結部とを備え、
    前記連結部は、前記連結側端部から前記連結側シムの長さ方向へ延びる延出部と、前記連結側端部に対し離間した状態で前記延出部の先端から前記流れ方向に延びる腕部と、前記腕部から前記連結側端部に向けて突出する爪部とを備え、
    前記被連結部は、前記被連結側端部から前記被連結側シムの長さ方向へ突出する突出部と、前記突出部の前記爪部に対向する面において開口し、かつ前記腕部及び前記連結側端部の間に前記突出部が入り込んだ状態で前記爪部が係合される被係合部とを備える空調用レジスタ。
  2. 空調用空気の通風路を有するリテーナの主要部を構成し、かつ前記通風路を取り囲む4つの壁部として、相対向する一対の第1壁部、及び相対向する一対の第2壁部を備えるリテーナ本体と、
    前記通風路に面し、かつ各第1壁部に隣接した状態で配置される一対の第1シムと、
    前記通風路に面し、かつ各第2壁部に隣接した状態で配置される一対の第2シムと、
    両第1シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第1シムに傾動可能に支持される下流フィンと、
    前記空調用空気の流れ方向における前記下流フィンよりも上流で両第2シムの対向する方向へ延び、かつ両端のフィン軸により両第2シムに傾動可能に支持される上流フィンとを備える空調用レジスタであって、
    両第1シム及び両第2シムが四角枠体をなすように配置され、前記四角枠体の4つの角部の各々には、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を連結する連結構造が設けられ、前記四角枠体における両第1シムの外面及び両第2シムの外面のうち少なくとも一方に設けられた係止部が、両第1壁部及び両第2壁部のうち前記外面に隣接する壁部に設けられた被係止部に係止され、
    前記連結構造は、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を、前記第1シム及び前記第2シムの各長さ方向と前記流れ方向とへ撓むのを規制した状態で連結する主連結構造を備え、
    前記主連結構造は、前記四角枠体における3つの角部に設けられ、
    前記主連結構造の設けられていない1つの角部には、隣り合う前記第1シム及び前記第2シムの端部同士を、前記第1シム及び前記第2シムの各長さ方向へ撓むのを規制した状態で連結する補助連結構造が設けられており、
    前記主連結構造及び前記補助連結構造により前記連結構造が構成されている空調用レジスタ。
  3. 前記補助連結構造は、
    前記第1シムにおいて前記第2シムに連結される端部と、前記第2シムにおいて前記第1シムに連結される端部との一方の端部から他方の端部に向けて延びて、同他方の端部に対し、前記流れ方向における上流又は下流において重なる突片と、
    前記他方の端部に設けられ、かつ前記突片に設けられた被嵌合部に対し、前記流れ方向における上流側又は下流側から嵌合される嵌合部とを備える請求項に記載の空調用レジスタ。
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