JP6791066B2 - 空調用薄型レジスタ - Google Patents

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Description

本発明は、長方形状の吹出口を有し、かつ空調装置から送られてきて吹出口から吹き出す空調用空気の向きをフィンにより変更等する空調用薄型レジスタに関する。
車両のインストルメントパネルには、空調装置から送られてきて吹出口から車室内に吹き出す空調用空気の向きを変更等するための空調用レジスタが組込まれている。この空調用レジスタの一形態として、縦方向と横方向とで吹出口の寸法が大きく異なるタイプ、例えば、横方向の寸法が縦方向の寸法よりも大きな吹出口を有する薄型の空調用レジスタ(以下「空調用薄型レジスタ」という)が従来から種々考えられている。
この空調用薄型レジスタの一態様として、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたものは、リテーナ、フィン及び操作ノブを備える。リテーナは、空調用空気の通風路を有する。通風路は、空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する。吹出口は、相対向する一対の短辺部と、両短辺部に対し交差した状態で相対向する一対の長辺部とからなり、長方形状をなす。リテーナは、上記流れ方向における下流端部に、互いに対向し、かつ下流側ほど間隔が狭くなって両長辺部に繋がる一対の傾斜面を有する。フィンは、上記長辺部に沿って延びる板状をなし、上記流れ方向における両傾斜面よりも上流に配置される。フィンは、上記長辺部に沿う方向へ延びるフィン軸により、リテーナに傾動可能に支持される。操作ノブは、上記流れ方向におけるリテーナの下流部に配置される。
上記構成を有する空調用薄型レジスタでは、操作ノブが操作されて、フィンがリテーナの内壁面に対し傾斜させられると、空調装置から送られてきた空調用空気が、フィンに沿って流れることで上記内壁面に当たって流れ方向を変える。この空調用空気は、一方の傾斜面に沿って流れることで吹出口から斜め方向へ吹き出される。
特開2016−13758号公報 特開2014−91376号公報
ところが、上記特許文献1及び特許文献2に記載された空調用薄型レジスタでは、操作ノブを操作してフィンを傾動させた場合、吹出口から空調用空気が、操作ノブを操作した方向とは反対傾向の方向へ吹き出されるおそれがある。例えば、操作ノブが上下方向へ操作されるものである場合、操作ノブを上方へ操作すると、空調用空気が吹出口から斜め下方へ吹き出されるおそれがある。これとは逆に、操作ノブを下方へ操作すると、空調用空気が吹出口から斜め上方へ吹き出されるおそれがある。このように、操作ノブの操作方向とは反対傾向の方向へ空調用空気が吹き出されると、操作ノブを操作した乗員に違和感を与え、使用感を低下させる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、空調用空気を操作ノブの操作方向と同一傾向の方向へ吹き出させて使用感を向上させることのできる空調用薄型レジスタを提供することにある。
上記課題を解決する空調用薄型レジスタは、空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する通風路が形成されたリテーナを備え、前記吹出口は、相対向する一対の短辺部と、両短辺部に対し交差した状態で相対向する一対の長辺部とからなる長方形状をなし、前記流れ方向における前記リテーナの下流端部には、互いに対向し、かつ下流側ほど間隔が狭くなって両長辺部に繋がる一対の傾斜面が形成され、前記流れ方向における両傾斜面よりも上流には、前記長辺部に沿って延びる板状のフィンが配置され、前記長辺部に沿う方向へ延びるフィン軸により前記フィンが前記リテーナに傾動可能に支持され、前記フィンに沿って流れて前記リテーナの内壁面に当たることで流れ方向を変えられた空調用空気が、一方の前記傾斜面に沿って流れて前記吹出口から斜め方向へ吹き出される空調用薄型レジスタであって、前記流れ方向における前記リテーナの下流部には、操作ノブが前記短辺部に沿う方向へ操作可能に設けられ、前記操作ノブと前記フィンとの間には、同操作ノブの操作方向とは反対傾向の方向へ前記フィンが傾動するように、同操作ノブの動きを前記フィンに伝達する伝達機構が設けられている。
上記の構成によれば、操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、その操作ノブの動きは、伝達機構を介してフィンに伝達される。この伝達により、フィンは、操作ノブの操作方向とは反対傾向の方向へ傾動させられる。このフィンに沿って流れ、リテーナの内壁面に当たって流れ方向を変えられた空調用空気は、最寄りの傾斜面に沿って流れた後に、吹出口から、フィンに沿う方向とは反対傾向の方向である斜め方向へ吹き出される。この吹き出し方向は、短辺部に沿う方向のうち、操作ノブを操作した方向と同一傾向の方向である。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記操作ノブは前記吹出口に配置され、前記伝達機構は、前記流れ方向における前記操作ノブの上流部に設けられ、かつ前記短辺部に沿って複数の歯が配列された駆動ギヤと、前記流れ方向における前記フィンの下流部に設けられ、かつ前記フィン軸を中心とする円弧に沿って複数の歯が配列された従動ギヤと、前記駆動ギヤ及び前記従動ギヤの間に介在された複数の中間ギヤとを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、駆動ギヤにおける複数の歯が同方向へ移動する。この移動は、複数の中間ギヤを介して従動ギヤに伝達される。従動ギヤにおける複数の歯が、フィンのフィン軸を中心とする円弧に沿って移動することで、フィンがフィン軸を支点として、操作ノブの操作方向とは、反対傾向の方向へ傾動する。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記フィンを上流フィンとし、前記フィン軸を上流フィン軸とした場合、前記流れ方向における前記上流フィンよりも下流には、前記短辺部に沿って延びる板状の下流フィンが配置され、前記下流フィンは、前記短辺部に沿う方向へ延びる下流フィン軸により前記リテーナに傾動可能に支持され、前記操作ノブは、前記下流フィンに対し、前記短辺部に沿う方向へ操作可能に装着され、複数の前記中間ギヤは、前記下流フィンに装着されていることが好ましい。
上記の構成によれば、下流フィンに装着された操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、同操作ノブが駆動ギヤを伴って同方向へ移動する。駆動ギヤの上記動きは、中間ギヤを介して従動ギヤに伝達され、上流フィンが上流フィン軸を支点として傾動させられる。
一方、操作ノブに対し、これを吹出口の長辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、下流フィンが、これに装着された中間ギヤを伴って、下流フィン軸を支点として傾動させられる。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記下流フィンは、前記流れ方向における下流端部に、前記短辺部に沿う方向へ延びる下流レール部を有しており、前記操作ノブは、前記短辺部に沿う方向へ延びる溝部を有しており、前記溝部において前記下流レール部に係合されることで、前記下流フィンに装着されていることが好ましい。
上記の構成によれば、自身の溝部において、下流フィンの下流端部における下流レール部に係合された操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、同操作ノブが下流レール部に沿って同方向へスライドさせられる。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記下流フィンは、前記流れ方向における上流端部に、前記短辺部に沿う方向へ延びる上流レール部を有しており、複数の前記中間ギヤは、前記従動ギヤに噛合された状態で前記上流レール部に対し、前記短辺部に沿う方向へスライド可能に装着された上流中間ギヤと、前記駆動ギヤ及び前記上流中間ギヤに噛合された状態で、中間軸により前記下流フィンに対し回動可能に支持された下流中間ギヤとを備えることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされて、駆動ギヤが下流レール部に沿って同方向へスライドさせられると、その駆動ギヤの動きは、下流中間ギヤに伝達される。駆動ギヤと下流中間ギヤとの噛み合い位置が変化し、下流中間ギヤが中間軸を支点として回動させられる。下流中間ギヤの回動は、上流中間ギヤに伝達される。下流中間ギヤと上流中間ギヤとの噛み合い位置が変化し、同上流中間ギヤが、下流フィンの上流端部における上流レール部に沿って、吹出口の短辺部に沿う方向へスライドさせられる。このスライドに伴い、上流中間ギヤと従動ギヤとの噛み合い位置が変化し、従動ギヤにおける複数の歯が、上流フィンの上流フィン軸を中心とする円弧に沿って移動する。上流フィンが上流フィン軸を支点として、操作ノブの操作方向とは反対傾向の方向へ傾動させられる。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記中間軸は、前記上流レール部と前記下流レール部との間において、前記下流フィンから、前記長辺部に沿う方向における両側へ突出しており、前記下流中間ギヤは、前記長辺部に沿う方向における前記下流フィンの両側に配置されて、前記中間軸により前記下流フィンに回動可能に支持されていることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブに対し、これを吹出口の短辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされて、駆動ギヤが同方向へスライドさせられると、その駆動ギヤの動きは、長辺部に沿う方向における下流フィンの両側の下流中間ギヤに伝達される。駆動ギヤと、各下流中間ギヤとの噛み合い位置が変化し、各下流中間ギヤが、下流フィンから、長辺部に沿う方向における両側へ突出する中間軸を支点として回動させられる。各下流中間ギヤの回動は、上流中間ギヤに伝達される。各下流中間ギヤと上流中間ギヤとの噛み合い位置が変化し、同上流中間ギヤが、下流フィンの上流端部の上流レール部に沿って、吹出口の短辺部に沿う方向へスライドさせられる。
このように、下流中間ギヤと中間軸との組み合わせが一対用いられ、しかも、その組み合わせが長辺部に沿う方向における下流フィンの両側に配置されるため、駆動ギヤから上流中間ギヤへの動力伝達が安定して行われる。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記上流フィンは、バレルフィンの一部を構成するものであり、前記バレルフィンでは、前記上流フィンが、前記短辺部に沿う方向に互いに離間した複数箇所に配置され、複数の前記上流フィンのうちの1つが前記従動ギヤを有しており、複数の前記上流フィンの前記長辺部に沿う方向の両端部が、前記短辺部に沿う方向へ延びる側板部により連結され、前記バレルフィンは、各側板部に設けられた前記上流フィン軸により前記リテーナに傾動可能に支持されていることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブの動きが、駆動ギヤ、中間ギヤ及び従動ギヤを介して上流フィンに伝達されると、バレルフィンが一対の上流フィン軸を支点として傾動する。バレルフィンの上記傾動に伴い、複数の上流フィンの傾きが同期した状態で変化する。
上記空調用薄型レジスタにおいて、前記従動ギヤにおける複数の歯は、前記長辺部に沿う方向へ延びており、前記上流中間ギヤは、前記短辺部に沿う方向に配列され、かつ前記下流フィン軸を中心とする円弧に沿う方向に延びる複数の歯を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、操作ノブに対し、これを吹出口の長辺部に沿う方向へ移動させる操作がなされると、下流フィンが、中間ギヤを伴って、下流フィン軸を支点として傾動させられる。このとき、上流中間ギヤにおける複数の歯のうち、従動ギヤにおける歯に噛み合ったものは、その従動ギヤの歯に対し、下流フィン軸を中心とする円弧に沿う方向へ摺動する。この摺動により、上流中間ギヤの歯と、従動ギヤの歯との長辺部に沿う方向の噛み合い位置が変化する。そのため、操作ノブの操作に伴う、下流フィン軸を支点とする下流フィンの傾動は、上流フィンには伝達されない。長辺部に沿う方向における操作ノブの操作に拘わらず、上流フィンの傾きは変化しない。
上記空調用薄型レジスタによれば、空調用空気を操作ノブの操作方向と同一傾向の方向へ吹き出させて使用感を向上させることができる。
一実施形態における空調用薄型レジスタの斜視図。 一実施形態における空調用薄型レジスタの主要な構成部品を示す分解斜視図。 一実施形態における空調用薄型レジスタの構成部品の一部を示す分解斜視図。 一実施形態における空調用薄型レジスタの正面図。 一実施形態における空調用薄型レジスタの平面図。 図4における6−6線に沿った断面図。 図5における7−7線に沿った断面図。 図6の一部を拡大して示す部分平断面図。 (a)は図4における9a−9a線に沿った断面図、(b),(c)は図9(a)の中立状態から操作ノブが上方又は下方へ操作された場合の空調用薄型レジスタの内部の状態を示す側断面図。 図6の中立状態から操作ノブが右方へ操作された場合の空調用薄型レジスタの内部の状態を示す平断面図。
以下、車両用の空調用薄型レジスタに具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
車室内において、車両の前席(運転席及び助手席)の前方にはインストルメントパネルが設けられ、その左右方向における中央部、側部等には空調用薄型レジスタが組込まれている。この空調用薄型レジスタの主な機能は、一般的な非薄型の空調用レジスタと同様、空調装置から送られてきて車室内に吹き出す空調用空気の向きを変更すること等である。
図1及び図2に示すように、空調用薄型レジスタは、リテーナ10、複数の下流フィン、バレルフィン50、操作ノブ60及び伝達機構DMを備えている。次に、空調用薄型レジスタを構成する各部の構成について説明する。
<リテーナ10>
リテーナ10は、空調装置の通風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものである。リテーナ10の内部空間は、空調用空気A1の流路(以下「通風路16」という)を構成している。
ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」といい、同空調装置から遠い側を「下流」というものとする。
リテーナ10は、上流リテーナ11と、その上流リテーナ11の下流側に隣接した状態で配置された下流リテーナ14とを備えている。上流リテーナ11及び下流リテーナ14は、いずれも、上流端と下流端とが開放され、かつ左右方向の寸法が上下方向の寸法よりも大きな四角筒状をなしている。下流リテーナ14は、自身の上下の上流端部に設けられた係止孔15において、上記上流リテーナ11の対応する箇所に設けられた係止突起12(図5参照)に係止されることにより、同上流リテーナ11に連結されている。
下流リテーナ14の最下流部の外周部には、ベゼル17が形成されている。ベゼル17は、空調用薄型レジスタの意匠面を構成しており、横長長方形状の開口を有している。この開口は、通風路16の下流端に位置し、空調用空気A1の吹出口20を構成している。吹出口20は、一対の短辺部21と、各短辺部21よりも長い一対の長辺部22とを備えている。両短辺部21は、互いに平行に離間した状態で上下方向に延びている。両長辺部22は、互いに平行に離間した状態で左右方向へ延びており、両短辺部21に対し直交している。
上記通風路16は、リテーナ10の4つの壁部によって取り囲まれている。これらの4つの壁部は、左右方向に相対向する一対の側壁部23と、互いに上下方向に相対向する上壁部24及び底壁部25とからなる。両側壁部23は、互いに平行な状態又はそれに近い状態で左右方向に対向している。上壁部24及び底壁部25は、互いに平行な状態又はそれに近い状態で上下方向に対向している。
図7及び図9(a)に示すように、下流リテーナ14における上壁部24の下流端部には、下流側ほど低くなるように一定の角度で傾斜する平面からなる傾斜面26が形成されている。傾斜面26は、吹出口20の上側の長辺部22に繋がっている。下流リテーナ14における底壁部25の下流端部には、下流側ほど高くなるように一定の角度で傾斜する平面からなる傾斜面28が形成されている。傾斜面28は吹出口20の下側の長辺部22に繋がっている。上側の傾斜面26と下側の傾斜面28とが上記のように傾斜していることから、リテーナ10の下流端部では、両傾斜面26,28の間隔が下流側ほど狭くなっている。
上壁部24における傾斜面26の上流近傍には、下面において開口する上凹部27が形成されている。底壁部25における傾斜面28の上流近傍には、上面において開口する下凹部29が形成されている。上凹部27及び下凹部29は、いずれも左右方向に細長い形状をなしている(図2参照)。
そして、上記上凹部27及び下凹部29には、軟質の樹脂材料によって形成された下流シム31がそれぞれ、脱落を規制された状態で嵌合されている。各下流シム31において、互いに左右方向に離間した複数箇所には、軸受孔32が上下方向に貫通されている(図2参照)。
図2及び図6に示すように、上流リテーナ11における左右の両側壁部23であって、上記上凹部27及び下凹部29よりも上流には、孔33が左右方向に貫通されており、これらの少なくとも一方(本実施形態では左方)には、軟質の樹脂材料によって形成された上流シム34が装着されている。上流シム34には、軸受孔35が左右方向に貫通されている。
<下流フィン>
図2及び図7に示すように、複数の下流フィンは、下流リテーナ14内において、左右方向へ互いに離間した状態で配置されている。この箇所は、通風路16における吹出口20の上流近傍である。また、複数の下流フィンの配置方向(左右方向)は、上記空調用空気A1の流れ方向に対し交差する方向である。
ここで、複数の下流フィンを区別するために、左右方向における中央部付近に位置するものを「下流フィン36」といい、それ以外のものを「下流フィン37」という。
図3及び図7に示すように、下流フィン36,37は、共通する構成として、板状の下流フィン本体38と、一対の下流フィン軸39と、下流連結ピン41とを備えている。各下流フィン本体38は、空調用空気A1の流れ方向及び上下方向に延びる板状をなしている。下流フィン36,37毎の一対の下流フィン軸39は、下流フィン本体38の上下両端部に設けられて、上下方向に延びており、上記下流シム31の対応する軸受孔32に係合されている。これらの係合により、各下流フィン36,37は、上下の両下流フィン軸39において下流シム31を介して上壁部24及び底壁部25に支持されており、両下流フィン軸39を支点として左右方向へ傾動可能である。
図2及び図3に示すように、下流連結ピン41は、各下流フィン本体38の上端部であって、上側の下流フィン軸39から上流へ偏倚した箇所に設けられて、上方へ延びている。下流フィン36,37毎の下流連結ピン41は、略左右方向へ延びる連結ロッド42(図9(a)参照)によって相互に連結されている。下流フィン36,37毎の下流連結ピン41と連結ロッド42とにより、下流フィン36,37を機械的に連結し、下流フィン37を下流フィン36と同じ傾向の傾きとなるように同下流フィン36に同期した状態で傾動させるリンク機構43が構成されている。
図3及び図8に示すように、下流フィン36は、下流フィン37とは異なる構成として、一対の下流レール部44、一対の上流レール部45、一対の中間軸46及びガイド孔47を備えている。一対の下流レール部44は、下流フィン本体38の下流端部の左右両側において、上下方向へ延びている。一対の上流レール部45は、下流フィン本体38の上流端部の左右両側において、上下方向へ延びている。一対の中間軸46は、下流レール部44と上流レール部45との間において、下流フィン本体38から左右両側へ突出している。両中間軸46は、上下方向については、両下流フィン軸39の中間部に位置している。ガイド孔47は、下流フィン本体38の両下流レール部44の上流近傍において、上下方向に延びる長孔によって構成されている。
<バレルフィン50>
図3及び図9(a)に示すように、バレルフィン50は、上流リテーナ11内であって、下流フィン36,37の上流近傍に配置されている。バレルフィン50は、上下方向へ互いに離間した状態で、それぞれ左右方向に延びる複数(3つ)の板状の上流フィンを備えている。複数の上流フィンの配置方向(上下方向)は、上記流れ方向と、下流フィン36,37の配置方向(左右方向)とに対し交差する方向である。
ここで、複数の上流フィンを区別するために、上下方向における中央部に位置するものを「上流フィン51」といい、それ以外のものを「上流フィン52」という。複数の上流フィン51,52の左端部同士は、上記流れ方向及び上下方向に延びる左側の側板部53によって連結されている。同様に、複数の上流フィン51,52の右端部同士は、上記流れ方向及び上下方向に延びる右側の側板部53によって連結されている。
上下方向に隣り合う上流フィン51,52同士は、上記流れ方向及び上下方向に延びる連結板部54によって連結されている(図6参照)。連結板部54は、両側板部53間であって、左右方向に互いに離間した複数箇所(2箇所)に形成されている。これらの連結板部54は、バレルフィン50の剛性を高め、左右方向に細長い各上流フィン51,52が上下方向へ撓むのを抑制している。
図3及び図6に示すように、各側板部53には、対向する側板部53から遠ざかる側へ突出する上流フィン軸55が設けられている。左側の上流フィン軸55は、上流シム34の軸受孔35に係合されている。右側の上流フィン軸55は、上流リテーナ11の右側の側壁部23における孔33に係合されている。これらの係合により、バレルフィン50は、左右の両上流フィン軸55においてリテーナ10の両側壁部23に支持されており、両上流フィン軸55を支点として上下方向へ傾動可能である。
<操作ノブ60>
図6に示すように、操作ノブ60は、吹出口20からの空調用空気A1の吹き出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。操作ノブ60は、吹出口20において、下流フィン36に対し、上下方向へ操作可能に装着されている。図3及び図8に示すように、操作ノブ60は、ノブ本体部61と、ノブ本体部61に組付けられた一対の伝達部66とを備えている。
ノブ本体部61は、円錐台状をなす摘み部62と、互いに左右方向へ離間した状態で摘み部62から上流側へ突出する一対の腕部63とを備えている。摘み部62は、その上流側の端面において開口して下流側へ凹む収容凹部64を有している。収容凹部64は、両腕部63によって挟まれた空間に繋がっている。各腕部63は、対向する腕部63側の面の上流端部に、係止凹部65を有している。
一対の伝達部66は、左右方向に隣り合った状態で配置されている。両伝達部66の下流部は、互いに左右方向に重ねられた状態で収容凹部64内に収容され、上流部は両腕部63によって左右両側から挟み込まれている。各伝達部66は、対向する伝達部66側の面において開口して上下方向に延びる溝部67を有している。各伝達部66は、溝部67において対応する下流レール部44に対し、上下方向へスライド可能に係合されている。
各伝達部66の対向する伝達部66側の面であって、上記溝部67の上流近傍には、対向する伝達部66へ向けてピン68が突出している。上記のように、各伝達部66が溝部67において下流レール部44に係合された状態では、ピン68がガイド孔47に上下動可能に係入されている。これらのピン68及びガイド孔47は、操作ノブ60の上下方向の可動領域を規定している。すなわち、操作ノブ60の上方への操作に伴い上方へ移動する両ピン68がガイド孔47の上端の内壁面に接触すると、両ピン68を通じ、それよりも上方への操作ノブ60の動きが規制される。これとは逆に、操作ノブ60の下方への操作に伴い下方へ移動する両ピン68がガイド孔47の下端の内壁面に接触すると、両ピン68を通じ、それよりも下方への操作ノブ60の動きが規制される。
また、各伝達部66の対向する伝達部66とは反対側の面の上流部には、係止突起69が形成されている。上記のように、各伝達部66が溝部67において下流レール部44に係合された状態では、係止突起69が腕部63の対応する係止凹部65に係止されている。各係止突起69の係止凹部65に対する係止により、各伝達部66のノブ本体部61からの抜け落ちが規制されている。
各伝達部66は、溝部67よりも下流側に一対の規制突部71を有している。両規制突部71は、各伝達部66の対向する伝達部66側の面の上部及び下部に形成されている。そして、左右の両伝達部66間であって、上側の両規制突部71と下側の両規制突部71との間であり、かつ左右の両溝部67よりも下流には、シム72が配置されている。シム72は軟質の樹脂材料によって形成されており、自身の上流側の端面において、下流フィン本体38の下流端面と、その左右両側の下流レール部44とに対し、弾性的に接触している。この形態の接触により、操作ノブ60が上下方向へ操作されたときに、シム72と、下流フィン本体38及び両下流レール部44との間に摺動抵抗が発生し、適度な荷重が付与される。
<伝達機構DM>
図3、図8及び図9(a)に示すように、伝達機構DMは、操作ノブ60と上流フィン51との間に設けられている。伝達機構DMが担う主要な役割は、上下方向のうち、操作ノブ60の操作方向とは反対傾向の方向へバレルフィン50が傾動するように、同操作ノブ60の動きを上流フィン51に伝達することである。操作ノブ60の操作方向が上方である場合の反対傾向の方向は、下方である。上記操作方向が下方である場合の反対傾向の方向は、上方である。
伝達機構DMは、一対の駆動ギヤ75と、従動ギヤ77と、各駆動ギヤ75及び従動ギヤ77の間に介在されて力を伝達する複数の中間ギヤとを備えて構成されている。
各駆動ギヤ75は、操作ノブ60における各伝達部66の上流端部に形成されている。各駆動ギヤ75は、上下方向に沿って一定間隔毎に配列された複数の歯76を有している。
従動ギヤ77は、上流フィン51の下流部に形成されている。従動ギヤ77は、上流フィン軸55を中心とする円弧に沿って等角度毎に配列され、かつそれぞれが左右方向へ延びる複数の歯78を有している。
複数の中間ギヤは、1つの上流中間ギヤ81と、一対の下流中間ギヤ87とを備えて構成されている。これらの上流中間ギヤ81及び両下流中間ギヤ87は、いずれも下流フィン36に装着されている。
上流中間ギヤ81は、1つの上流ギヤ部82と、一対の下流ギヤ部84とを備えている。上流ギヤ部82は、上流中間ギヤ81の上流部に位置しており、複数の歯83を有している。これらの歯83は、上下方向には一定間隔毎に配列されている。各歯83は、下流フィン36の下流フィン軸39を中心とする円弧に沿って延びることで、上流側へ膨らむように湾曲している。
各下流ギヤ部84は、上記上流ギヤ部82の左右方向における中央部分から、左右方向に互いに離間した状態で下流側へ突出している。各下流ギヤ部84は、上下方向に沿って一定間隔毎に配列された複数の歯85を有している。
上流ギヤ部82と両下流ギヤ部84との境界部分には、上下方向に延びる溝部86が形成されている。上流中間ギヤ81は、この溝部86において、左右の両上流レール部45に対し上下方向へスライド可能に係合されている。
各下流中間ギヤ87は、下流フィン36における下流フィン本体38の左右両側に配置され、対応する中間軸46に係合されており、同中間軸46を支点として回動可能である。各下流中間ギヤ87は、上流ギヤ部88と、その上流ギヤ部88よりも下流側に位置する下流ギヤ部89とを備えている。下流中間ギヤ87毎の上流ギヤ部88及び下流ギヤ部89は、いずれも中間軸46を中心とする円弧に沿って配列された複数の歯91を有している。そして、各下流中間ギヤ87は、上流ギヤ部88において、上流中間ギヤ81の対応する下流ギヤ部84に噛合されている。また、各下流中間ギヤ87は、各下流ギヤ部89において、対応する伝達部66の駆動ギヤ75に噛合されている。
次に、上記のように構成された本実施形態の空調用薄型レジスタの作用及び効果について説明する。
図1、図4〜図8及び図9(a)は、操作ノブ60が、上下方向の可動領域の中央部であり、かつ左右方向の可動領域の中央部に位置するときの、空調用薄型レジスタの各部の状態を示している。このときの操作ノブ60の状態を「中立状態」という。
伝達機構DMでは、ピン68(図3参照)がガイド孔47の上下方向における中央部に位置している。各伝達部66の溝部67は、対応する下流レール部44に対し、上下方向の中央部で係合している(図9(a)参照)。各駆動ギヤ75は、多くの歯76において、下流ギヤ部89の歯91に噛合している。各下流中間ギヤ87の上流ギヤ部88は、その多くの歯91において、上流中間ギヤ81の対応する下流ギヤ部84における略全体の歯85に噛合している。上流中間ギヤ81の溝部86は、上流レール部45に対し、上下方向の中央部で係合している。上流中間ギヤ81の上流ギヤ部82は、その略全体の歯83において、従動ギヤ77における多くの歯78に噛合している。上流ギヤ部82は、左右方向の中央部分において従動ギヤ77に噛合している(図6参照)。
図6及び図9(a)に示すように、バレルフィン50における各上流フィン51,52は、通風路16に導入される前の空調用空気A1の流れ方向に沿う姿勢にされている。各上流フィン51,52は、リテーナ10の上壁部24及び底壁部25に対し略平行となっている。
また、下流フィン36は、通風路16に導入される前の空調用空気A1の流れ方向に沿う姿勢にされている。下流フィン36は、リテーナ10の両側壁部23に対し略平行となっている。連結ロッド42を介して下流フィン36に連結された他の下流フィン37についても同様である。
そのため、リテーナ10に流入した空調用空気A1は、バレルフィン50及び下流フィン36,37を順に通過する。バレルフィン50では、空調用空気A1の多くは、隣り合う上流フィン51,52間を、それらの上流フィン51,52に沿って流れる。
バレルフィン50を通過した空調用空気A1の一部は、隣り合う下流フィン36,37間と、隣り合う下流フィン37間とを、それらの下流フィン36,37に沿って流れる。バレルフィン50を通過した空調用空気A1の他の一部は、左右方向における両端の下流フィン37とリテーナ10の隣接する側壁部23との間を、それらの下流フィン37及び側壁部23に沿って流れる。
その結果、空調用空気A1は、左右方向にも上下方向にも流れ方向をほとんど変えられることなく、吹出口20から下流側へ真っ直ぐ吹き出される。
上記中立状態の操作ノブ60に対し、これを上方へ移動させるための操作として、上方へ向かう力が加えられると、図9(b)に示すように、その力は、両伝達部66に伝達される。伝達部66毎の駆動ギヤ75が、下流レール部44に沿って、ノブ本体部61と一緒になって上方へスライドする。伝達部66毎の駆動ギヤ75と、下流中間ギヤ87毎の下流ギヤ部89との噛み合い位置が変化し、各下流中間ギヤ87が中間軸46を支点として図9(b)の反時計回り方向へ回動する。この回動に伴い、上流ギヤ部88が中間軸46の周りを下方へ向けて旋回する。上流ギヤ部88と上流中間ギヤ81の下流ギヤ部84との噛み合い位置が変化し、同上流中間ギヤ81が上流レール部45に沿って下方へスライドする。このスライドの方向は、操作ノブ60の操作方向(上方)に対し、反対の方向である。上流中間ギヤ81の上記スライドに伴い、上流ギヤ部82と従動ギヤ77との噛み合い位置が変化し、バレルフィン50が一対の上流フィン軸55を支点として、図9(b)の時計回り方向へ傾動する。このバレルフィン50の傾動の方向(下方)は、上下方向のうち、操作ノブ60の操作方向(上方)とは反対傾向の方向である。バレルフィン50の傾動に伴い、複数の上流フィン51,52の傾きが同期した状態で変化し、各上流フィン51,52が下流側ほど低くなるように傾斜する。
上記のように傾斜した上流フィン51,52に沿う方向の下流には、底壁部25と下側の傾斜面28とが位置する。空調用空気A1はバレルフィン50を通過する際に、上流フィン51,52に沿って流れ、底壁部25に当たることで、上記上流フィン51,52に沿う方向とは反対傾向の方向である、下流側ほど高くなる方向へ、流れ方向を変える。この空調用空気A1は、下側の傾斜面28に沿って流れ、吹出口20から斜め上方へ吹き出される。この吹き出し方向は、吹出口20の短辺部21に沿う方向である上下方向のうち、操作ノブ60を操作した方向(上方)と同一傾向の方向である。
これに対し、図9(a)の上記中立状態の操作ノブ60に対し、これを下方へ移動させるための操作として、下方へ向かう力が加えられると、空調用薄型レジスタの各部は、図9(c)に示すように、上記上方へ向かう力が加えられた場合(図9(b)参照)とは逆の動作を行う。
すなわち、伝達部66毎の駆動ギヤ75が、下流レール部44に沿って、ノブ本体部61と一緒になって下方へスライドする。各下流中間ギヤ87が中間軸46を支点として図9(c)の時計回り方向へ回動し、上流ギヤ部88が中間軸46の周りを上方へ向けて旋回する。上流中間ギヤ81が上流レール部45に沿って上方へスライドし、バレルフィン50が一対の上流フィン軸55を支点として、図9(c)の反時計回り方向へ傾動する。バレルフィン50の傾動に伴い、複数の上流フィン51,52の傾きが同期した状態で変化し、各上流フィン51,52が下流側ほど高くなるように傾斜する。
空調用空気A1はバレルフィン50を通過する際に、上流フィン51,52に沿って流れ、上壁部24に当たることで、上記上流フィン51,52に沿う方向とは反対傾向の方向である、下流側ほど低くなる方向へ、流れ方向を変える。この空調用空気A1は、上側の傾斜面26に沿って流れ、吹出口20から斜め下方へ吹き出される。空調用空気A1の吹き出し方向は、吹出口20の短辺部21に沿う方向である上下方向のうち、操作ノブ60を操作した方向(下方)と同一傾向の方向である。
このように、中立状態の操作ノブ60を上方へ操作した場合には、吹出口20から空調用空気A1を斜め上方へ吹き出させ、同操作ノブ60を下方へ操作した場合には、吹出口20から空調用空気A1を斜め下方へ吹き出させることができる。そのため、操作ノブ60の操作方向と空調用空気A1の吹き出し方向とが異なる場合には、操作ノブ60を操作した乗員に違和感を与えるが、本実施形態ではそういった違和感を与えることが少なく、空調用薄型レジスタの使用感を向上させることができる。
これに対し、図6及び図8に示す中立状態の操作ノブ60に対し、吹出口20の長辺部22に沿う方向である左右方向のうち、例えば右方へ向かう力が加えられると、下流フィン36が、左右の両下流中間ギヤ87及び上流中間ギヤ81を伴って、上下の両下流フィン軸39を支点として図6の反時計回り方向へ傾動させられる。下流フィン36の上記傾動は、リンク機構43により他の下流フィン37に伝達される。図10に示すように、各下流フィン37が上下の両下流フィン軸39を支点として、下流フィン36と同方向へ傾動させられる。そのため、バレルフィン50を通過した空調用空気A1は、各下流フィン36,37に沿って流れることで、吹出口20から、操作ノブ60の操作方向と同一傾向の方向である斜め右方へ吹き出す。
なお、このときには、上流中間ギヤ81の上流ギヤ部82における複数の歯83のうち、従動ギヤ77における歯78に噛み合ったものは、その従動ギヤ77の歯78に対し、下流フィン軸39を中心とする円弧に沿う方向へ摺動する。上流中間ギヤ81の歯83と、従動ギヤ77の歯78との左右方向の噛み合い位置が変化する。そのため、操作ノブ60の操作に伴う下流フィン36の傾動は、上流フィン51、ひいてはバレルフィン50には伝達されない。操作ノブ60の左右方向への操作に拘わらず、バレルフィン50の傾きは変化しない。
本実施形態によると、上記以外にも、次の効果が得られる。
・図3及び図8に示すように、中間軸46と、その中間軸46により支持される下流中間ギヤ87との組み合わせが一対用いられ、しかも、その組み合わせが、下流フィン36における下流フィン本体38の左右両側に配置されている。そのため、下流中間ギヤ87及び中間軸46の組み合わせが1つのみの場合に比べ、駆動ギヤ75から上流中間ギヤ81への動力伝達を安定して行うことができる。
・上流中間ギヤ81及び両下流中間ギヤ87を、空調用薄型レジスタの既存の構成部品である下流フィン36の下流フィン本体38に装着している。そのため、上流中間ギヤ81及び両下流中間ギヤ87の装着される箇所を設定するために、新規に部品を追加しなくてもすみ、部品点数の増加を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<リテーナ10について>
・吹出口20では、両短辺部21と両長辺部22とが必ずしも直交していなくてもよく、同吹出口20が長方形状となることを条件に、多少斜めに交差してもよい。
・図9(a)における傾斜面26,28は、下流側ほど間隔が狭くなって両長辺部22に繋がることを条件に、上記平面に代えて、下流側へ凹む湾曲面、又は上流側へ膨らむ湾曲面によって構成されてもよい。
<バレルフィン50について>
・図3のバレルフィン50における3つの上流フィン51,52は、互いに独立した状態で形成されてもよい。この場合、上流フィン軸55は、各上流フィン51,52の左右方向における両端部に設けられる。そして、各上流フィン51,52は、左右の両上流フィン軸55により、リテーナ10の側壁部23に傾動可能に支持される。
また、下流フィン36,37の下流連結ピン41と同様に、上流フィン51,52において、上流フィン軸55から空調用空気A1の流れ方向に偏位した箇所に上流連結ピンが設けられる。上流フィン51,52毎の上流連結ピンが、上下方向へ延びる連結ロッドによって相互に連結される。そして、上流フィン51,52毎の上流連結ピンと連結ロッドとにより、上流フィン51,52を機械的に連結し、上流フィン52を、従動ギヤ77を有する上流フィン51と同じ傾向の傾きとなるように同上流フィン51に同期した状態で傾動させるリンク機構が構成される。
・上流フィン51,52の充分な剛性が得られる場合には、連結板部54の数が減少されてもよいし、場合によっては割愛されてもよい。その逆に、さらなる剛性アップのために連結板部54の数が増加されてもよい。
・バレルフィン50における上流フィン52の数が変更されてもよい。
<操作ノブ60について>
・操作ノブ60が吹出口20の外部に配置されてもよい。この場合、伝達機構DMの構成部品の少なくとも一部は、通風路16の外部に配置される。
・摘み部62として、円錐台状とは異なる形状を有するものが用いられてもよい。
<伝達機構DMについて>
・伝達機構DMに用いられる、下流中間ギヤ87及び中間軸46の組み合わせの数が、「2」から「1」に変更されてもよい。
・1つの中間軸46が下流フィン36の下流フィン本体38に対し回動可能に挿通され、同下流フィン本体38の左右両側に配置された一対の下流中間ギヤ87が、下流フィン本体38から露出する中間軸46の左右両端部に一体回動可能に取付けられてもよい。
<適用箇所について>
・上記空調用薄型レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に組付けられる空調用薄型レジスタにも適用可能である。
・上記空調用薄型レジスタは、空調装置から送られてきて室内に吹き出す空調用空気の向きを調整することのできるものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
<その他>
・上記空調用薄型レジスタは、吹出口20が縦長の長方形状となるように配置されるタイプの空調用薄型レジスタにも適用可能である。この場合、下流フィン36,37として、それぞれ、左右方向及び空調用空気A1の流れ方向へ延びるものが用いられ、これらが上下方向に配置される。上流フィン51,52としては、それぞれ上下方向及び上記流れ方向へ延びるものが用いられ、これらが互いに左右方向に離間した状態で配置される。
10…リテーナ、16…通風路、20…吹出口、21…短辺部、22…長辺部、26,28…傾斜面、36,37…下流フィン、39…下流フィン軸、44…下流レール部、45…上流レール部、46…中間軸、50…バレルフィン、51,52…上流フィン、53…側板部、55…上流フィン軸、60…操作ノブ、67,86…溝部、75…駆動ギヤ、76,78,83,85,91…歯、77…従動ギヤ、81…上流中間ギヤ、87…下流中間ギヤ、A1…空調用空気、DM…伝達機構。

Claims (6)

  1. 空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する通風路が形成されたリテーナを備え、
    前記吹出口は、相対向する一対の短辺部と、両短辺部に対し交差した状態で相対向する一対の長辺部とからなる長方形状をなし、
    前記流れ方向における前記リテーナの下流端部には、互いに対向し、かつ下流側ほど間隔が狭くなって両長辺部に繋がる一対の傾斜面が形成され、
    前記流れ方向における両傾斜面よりも上流には、前記長辺部に沿って延びる板状の上流フィンが配置され、前記長辺部に沿う方向へ延びる上流フィン軸により前記上流フィンが前記リテーナに傾動可能に支持され、
    前記上流フィンに沿って流れて前記リテーナの内壁面に当たることで流れ方向を変えられた空調用空気が、一方の前記傾斜面に沿って流れて前記吹出口から斜め方向へ吹き出される空調用薄型レジスタであって、
    前記流れ方向における前記リテーナの下流部には、操作ノブが、前記吹出口に配置されるとともに前記短辺部に沿う方向へ操作可能に設けられ、前記操作ノブと前記上流フィンとの間には、同操作ノブの操作方向とは反対傾向の方向へ前記上流フィンが傾動するように、同操作ノブの動きを前記上流フィンに伝達する伝達機構が設けられ、
    前記伝達機構は、
    前記流れ方向における前記操作ノブの上流部に設けられ、かつ前記短辺部に沿って複数の歯が配列された駆動ギヤと、
    前記流れ方向における前記上流フィンの下流部に設けられ、かつ前記フィン軸を中心とする円弧に沿って複数の歯が配列された従動ギヤと、
    前記駆動ギヤ及び前記従動ギヤの間に介在された複数の中間ギヤと
    を備え、
    前記流れ方向における前記上流フィンよりも下流には、前記短辺部に沿って延びる板状の下流フィンが配置され、
    前記下流フィンは、前記短辺部に沿う方向へ延びる下流フィン軸により前記リテーナに傾動可能に支持され、
    前記操作ノブは、前記下流フィンに対し、前記短辺部に沿う方向へ操作可能に装着され、
    複数の前記中間ギヤは、前記下流フィンに装着されている空調用薄型レジスタ。
  2. 前記下流フィンは、前記流れ方向における下流端部に、前記短辺部に沿う方向へ延びる下流レール部を有しており、
    前記操作ノブは、前記短辺部に沿う方向へ延びる溝部を有しており、前記溝部において前記下流レール部に係合されることで、前記下流フィンに装着されている請求項に記載の空調用薄型レジスタ。
  3. 前記下流フィンは、前記流れ方向における上流端部に、前記短辺部に沿う方向へ延びる上流レール部を有しており、
    複数の前記中間ギヤは、
    前記従動ギヤに噛合された状態で前記上流レール部に対し、前記短辺部に沿う方向へスライド可能に装着された上流中間ギヤと、
    前記駆動ギヤ及び前記上流中間ギヤに噛合された状態で、中間軸により前記下流フィンに対し回動可能に支持された下流中間ギヤとを備える請求項に記載の空調用薄型レジスタ。
  4. 前記中間軸は、前記上流レール部と前記下流レール部との間において、前記下流フィンから、前記長辺部に沿う方向における両側へ突出しており、
    前記下流中間ギヤは、前記長辺部に沿う方向における前記下流フィンの両側に配置されて、前記中間軸により前記下流フィンに回動可能に支持されている請求項に記載の空調用薄型レジスタ。
  5. 前記上流フィンは、バレルフィンの一部を構成するものであり、
    前記バレルフィンでは、前記上流フィンが、前記短辺部に沿う方向に互いに離間した複数箇所に配置され、
    複数の前記上流フィンのうちの1つが前記従動ギヤを有しており、
    複数の前記上流フィンの前記長辺部に沿う方向の両端部が、前記短辺部に沿う方向へ延びる側板部により連結され、
    前記バレルフィンは、各側板部に設けられた前記上流フィン軸により前記リテーナに傾動可能に支持されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調用薄型レジスタ。
  6. 前記従動ギヤにおける複数の歯は、前記長辺部に沿う方向へ延びており、
    前記上流中間ギヤは、前記短辺部に沿う方向に配列され、かつ前記下流フィン軸を中心とする円弧に沿う方向へ延びる複数の歯を有している請求項3又は4に記載の空調用薄型レジスタ。
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