JP2016013758A - レジスタ - Google Patents

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Koji Sawada
耕二 澤田
健太郎 金田
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健太郎 金田
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Abstract

【課題】固定フィンの強度の低下を防止し、正面形状の自由度を向上させ、送風の指向性の改善を図ることができるレジスタを提供する。【解決手段】可動フィン5が通風路7の略中央に、固定フィン10の長手方向と平行な支軸6により回動可能に軸支される。固定フィン10は、空気吹出口7の上方側に位置する第1固定フィン11と空気吹出口7の下方側に位置する第2固定フィン12とからなる。第1固定フィン11と第2固定フィン12は、その前縁部11b、12bの上流側に、フィン部11a,12aが略くの字に曲げて一体に形成される。第1固定フィン11のフィン部11aは通風路7の上方の内壁18側に曲げて形成され、第2固定フィン12のフィン部12aは通風路7の下方の内壁19側に曲げて形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の空調装置の空気吹出口に使用される空気吹出調整用のレジスタに関し、特に空気吹出口に固定フィンを設けた構造のレジスタに関する。
従来、空調装置の空気吹出調整用のレジスタとして、レジスタの正面(意匠面)を形成するベゼルに空気吹出口が設けられ、空気吹出口の内側に、ベゼルと一体に複数の横格子状の固定フィンが並設された構造のレジスタが、下記特許文献1により提案されている。
このレジスタは、空気吹出口に設けた横格子状の固定フィンの直ぐ上流側に、可動フィンが固定フィンと略平行に配置され、可動フィンは、その前縁部の両側に設けた支軸を介して回動可能に軸支され、可動フィンの前縁部と固定フィンの後縁部間は、非常に接近した状態で配置される。この構造によって、可動フィンを回動操作したとき、固定フィンの直後で可動フィンがその前縁部を支点に回動するようにし、レジスタを正面から見た場合、可動フィンの動きが固定フィンの陰に隠れて見えにくくなり、意匠性の向上を図るようにしている。
特開2006−170509号公報
しかしながら、この従来のレジスタは、送風時の圧力損失の低減や正面視の意匠性の改善のために、固定フィンの幅を細く形成するため、固定フィンの強度が低下しやすい課題があった。
また、このレジスタは、上述のように、横格子状の固定フィンの直ぐ上流側に、可動フィンが固定フィンと略平行に配置され、且つ前縁部の両側に設けた支軸を介して回動可能に軸支され、可動フィンの前縁部と固定フィンの後縁部間が、非常に接近した状態で配置される。
このため、デザイン上の要請から、ベゼルの正面形状が固定フィン、可動フィンの長手方向に沿って湾曲する曲面で形成される場合、固定フィン及び可動フィンも同様に湾曲して形成される。両側の支軸を支点に回動する可動フィンの前縁部が円弧状に湾曲して形成されると、前縁部の両側の支軸を介して回動する固定フィンは、支軸間の軸線を中心に回動する前縁部と固定フィンの後縁部との間隔が長手方向において大きく変わる。このために、可動フィンを回動させたとき、可動フィンの前縁部の位置が固定フィンの後縁部から大きく外れて回動し、圧力損失の増大や見栄えの悪化を招く不具合がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、固定フィンの強度の低下を防止し、正面形状の自由度を向上させ、送風の指向性の改善を図ることができるレジスタを提供することを目的とする。
本発明に係るレジスタは、空気吹出口がケース本体の前部に設けられ、該空気吹出口の内側に、複数の固定フィンが並設され、該固定フィンの上流側の通風路内に可動フィンが両側の支軸を介して軸支されたレジスタにおいて、
該可動フィンが1枚のみ該通風路の略中央に、該固定フィンの長手方向と平行な支軸により回動可能に軸支され、
該固定フィンは、該空気吹出口の一方の側に位置する第1固定フィンと該空気吹出口の他方の側に位置する第2固定フィンとからなり、該第1固定フィンと該第2固定フィンは、前縁部の上流側にフィン部が略くの字に曲げて一体に形成され、
該第1固定フィンの該フィン部は、該通風路の一方の内壁側に向けて傾斜して形成され、該第2固定フィンの該フィン部は、該通風路の他方の内壁側に向けて傾斜して形成され、
該可動フィンの前縁部を該第1固定フィン側に振ったとき、送風時の空気流は、該可動フィンの前縁部付近で該第1固定フィン側に縮流された後、該第1固定フィンの該フィン部に沿った方向に向けて送風され、該可動フィンの前縁部を該第2固定フィン側に振ったとき、送風時の空気流は、該可動フィンの前縁部付近で該第2固定フィン側に縮流された後、該第2固定フィンの該フィン部に沿った方向に向けて送風されることを特徴とする。
この発明によれば、可動フィンは、固定フィンから離れた上流側に配置されるので、固定フィンを含むケース本体の正面形状を、平面に代えて円弧状曲面で形成することができ、レジスタ正面のデザインの自由度を向上させることができる。
また、第1固定フィン、第2固定フィンは、前縁部から上流側に続くフィン部が略くの字に曲げて一体に形成されるので、空気吹出口内の固定フィンの前縁部を正面に向けて良好な意匠性を確保しつつ、前縁部の上流側に続くフィン部で送風時の風向を良好にガイドすることができ、且つ第1固定フィン、第2固定フィンの曲げ強度を向上させることができる。
さらに、1枚の可動フィンのみを備えた簡単な構造のレジスタであっても、可動フィンを振った際、空気吹出口の内側の固定フィンと可動フィンの協働作用によって、固定フィンのフィン部の向きに応じた方向に、指向性の良好な送風を行なうことができる。
ここで、上記固定フィンは、上記空気吹出口内に略均等な間隔で平行に配置された2本の第1固定フィンと2本の第2固定フィンからなり、2本の第1固定フィンのフィン部の後縁部は通風路の一方の内壁側を向き、2本の第2固定フィンのフィン部の後縁部は通風路の他方の内壁側を向くように傾斜して構成することが好ましい。
また、上記2本の第1固定フィンと2本の第2固定フィンは、空気吹出口の中央横断線を境に一方の側と他方の側に分かれて配置され、該2本の第1固定フィンの全体の方向は該空気吹出口から他方の側を向き、該2本の第2固定フィンの全体の方向は該空気吹出口から一方の側を向くように構成することが好ましい。
またここで、上記可動フィンは、そのフィン本体が上記固定フィンの長手方向と平行に且つその軸線位置が上記中央横断線と平行に配設されるとともに、フィン本体の両側に突設された支軸が該通風路内の側壁に設けた軸受部に軸支され、該支軸が回動操作手段と連係される構成とすることができる。
本発明のレジスタによれば、空気吹出口の内側に設けた固定フィンの強度の低下を防止し、正面形状の自由度を向上させ、送風の指向性の改善を図ることができる。
本発明の一実施形態を示すレジスタの正面図である。 同レジスタのII-II断面図である。 同レジスタのIII-III断面図である。 風向を真直ぐ正面に向けたときの縦断面説明図である。 風向を下側に向けたときの縦断面説明図である。 風向を上側に向けたときの縦断面説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図6に示すレジスタは、自動車等の車室内の空調装置に使用される空気吹出調整用のレジスタであり、ダクト状のケース本体1を備え、ケース本体1の正面に、意匠面を形成するベゼル2が設けられる。
ベゼル2の正面には、長方形状の空気吹出口3が形成され、ケース本体1内の通風路7を通して送られる風を、空気吹出口3から吹き出す構造である。図2に示すように、ケース本体1の通風路7から空気吹出口3に連通する部分は、ケース本体1内の上下の内壁18,19から空気吹出口3にかけて僅かに狭窄され、狭窄部1aが形成されている。
ベゼル2正面の空気吹出口3には、図1に示すように、4本の固定フィン10が水平横方向に所定の間隔をおいて並設されている。4本の固定フィン10は、空気吹出口3の一方の側である上方に位置する2本の第1固定フィン11と、空気吹出口3の他方の側である下方に位置する2本の第2固定フィン12とから構成される。
2本の第1固定フィン11は、その前縁部11bが真直ぐ正面を向き、その上流側に一体に形成されるフィン部11aが上側に湾曲して内壁18側を向き、全体としてフィンが斜め下側を向くように形成される。一方、2本の第2固定フィン12は、その前縁部12bが真直ぐ正面を向き、その上流側に一体に形成されるフィン部12aが下側に湾曲して内壁19側を向き、全体としてフィンが斜め上側を向くように形成される。このように、固定フィン10の上側2本の第1固定フィン11が全体として斜め下方を向き、下側2本の第2固定フィン12が全体として斜め上方を向くことにより、図4に示す如く、可動フィン5が水平ニュートラル状態(非傾斜状態)にあるとき、送風時、空気吹出口3から送風される空気流は、上下に広がることなく中央近傍に絞られて送風されるようになっている。
また、固定フィン10の2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12は、図2に示すように、その横断面形状が、前縁部11b、12bからフィン部11a,12aにかけて略くの字状に湾曲するため、細く薄い形状であっても、充分な曲げ強度を持たせることができる。
ベゼル2の正面形状は、図2に示すように、縦方向に沿って前方に膨出する形態で湾曲し、且つ図3に示す如く左右横方向に沿って前方に膨出する形態で湾曲している。また、固定フィン10の2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12の正面形状も、図3に示す如く、ベゼル2の正面形状と同様に左右横方向に湾曲して形成されている。さらに、図2に示すように、空気吹出口3の上部は後方に僅かに後退し、その下部は前方に僅かに突き出すように、傾斜して形成される。
なお、ベゼル2の正面形状は、デザイン上の要請から各種の形状に設計され、ここでは、その正面形状を湾曲させ且つ傾斜して形成されるが、ベゼル2の正面形状を平坦な垂直面(通風路の軸に対し)とし、空気吹出口3も同様に垂直面内に形成することもできる。
2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12は、図1に示すように、空気吹出口3の水平方向の中央横断線Sを境としてその両側に位置し、第1固定フィン11は中央横断線Sの上側に、第2固定フィン12は中央横断線Sの下側に配置される。また、2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12は、各々、上流側に延設されるフィン部11aとフィン部12aが、前縁部11b、12bから略くの字に曲がる形状に一体に形成され、図2に示すように、フィン部11aとフィン部12aは相互に反対方向に湾曲し傾斜している。
つまり、フィン部11aとフィン部12aの前縁部11b、12bは空気吹出口3上で正しく正面を向き、上側の2本の第1固定フィン11のフィン部11aは、前縁部11bから通風路7の上方の内壁18側に向けて傾斜して形成され、下側の2本の第2固定フィン12のフィン部12aは、前縁部12bから通風路7の下方の内壁19側に向けて傾斜して形成される。
固定フィン10を構成する2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12は、空気吹出口3内において、略均等な間隔で平行に配置される。2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12の前縁部11b、12bは、各々前方を向いて配置されるが、上側の2本の第1固定フィン11のフィン部11aの後縁部は、通風路7の一方つまり上側の内壁18側を向き、下側の2本の第2固定フィン12のフィン部12aの後縁部は、通風路7の他方つまり下側の内壁19側を向くように湾曲している。
また、2本の第1固定フィン11と2本の第2固定フィン12は、空気吹出口3の中央横断線Sを境に上側と下側に分かれて配置され、上側の2本の第1固定フィン11の全体方向は、正面に向かって下方に傾斜し、下側の2本の第2固定フィン12の全体方向は、正面に向かって上方に傾斜して配置される。
一方、図2に示すように、固定フィン10の上流側の通風路7内には、可動フィン5が略中央位置に、固定フィン10の長手方向と平行の支軸6により回動可能に軸支される。可動フィン5は、図3に示すように、フィン本体5aが大型の平板状フィンとして形成され、1枚のみの可動フィン5は通風路7内の略中央に、上記中央横断線Sと平行に軸支される。
両端部を支軸6により軸支された可動フィン5は、その前縁部5bを上下に回動(傾動)可能に軸支され、可動フィン5を図5,6のように回動(傾動)させると、送風時、その前縁部5b近傍で縮流部が形成され、縮流部の内壁18または内壁19の近傍で空気流が絞られる。このような可動フィン5の前縁部5bと固定フィン10との間で生じる縮流部では、空気流が内壁18または内壁19の近傍で圧縮され、縮流を生じさせた状態で、空気流を固定フィン10の第1固定フィン11側に、または第2固定フィン12側に送るようになっている。
また、図5,6に示すように、可動フィン5は、送風方向を下または上方向に変えるように可動フィン5の前縁部5bを上側または下側に振ったとき、可動フィン5の後縁部が通風路7の内壁19または内壁18に接近して、可動フィン5の後縁部と内壁19または内壁18との隙間が最少となるように、可動フィン5の大きさ、形状が形成される。
これにより、可動フィン5の前縁部5bを上側に最大角度まで振ったとき、縮流を生じさせる側と反対側の、通風路7の下側を流れる空気流を遮断して縮流部に向かう空気流を多くし、可動フィン5の前縁部5bを下側に振ったとき、縮流を生じさせる側と反対側の、通風路7の上側を流れる空気流を遮断して縮流部に向かう空気流を多くし、縮流部に続く変流部の変流作用を良好にしている。
また、可動フィン5は、そのフィン本体5aが固定フィン10の長手方向(左右横方向)と平行に且つその支軸6が中央横断線Sと平行に配置され、フィン本体5aの回動軸として両側に突設された支軸6は、通風路7内の側壁に設けた軸受部8に軸支される。
さらに、図3に示すように、可動フィン5の一方の支軸6には回動操作手段20が連結され、回動操作手段20の操作により回動操作される。回動操作手段20にはダイヤルノブ9がベゼル2の左部に露出して回動操作可能に設けられ、複数の歯車或いはリンクレバーを介してダイヤルノブ9と支軸6は、連係される。これにより、ダイヤルノブ9を操作して1枚の可動フィン5をその両側の支軸6を支点に上下に回動(傾動)させたとき、送風方向を上下方向に変えるようになっている。
なお、回動操作手段は、モータ駆動による可変風向装置に支軸6を連係させることもでき、この場合、可変風向装置の動作により、可動フィン5が回動操作され、風向を上下に変えることとなる。
このように、上記レジスタは、可動フィン5の前縁部5bを上方側の第1固定フィン11側に振ったとき、送風時の空気流は、可動フィン5の前縁部5b付近で第1固定フィン11側に縮流された後、変流され、第1固定フィン11のフィン部11aに沿った方向に向けて送風される。逆に、可動フィン5の前縁部5bを下方側の第2固定フィン12側に振ったとき、送風時の空気流は、可動フィン5の前縁部5b付近で第2固定フィン12側に縮流された後、変流され、第2固定フィン12のフィン部12aに沿った方向に向けて送風される構造である。
上記構成のレジスタは、空気吹出口3の正面方向に真直ぐ送風する場合、図4に示すように、通風路7内の可動フィン5を、通風と平行の水平方向(非傾斜状態)とする。このとき、図4に示すように、通風路7内の空気流は、水平な可動フィン5の平面と平行に空気吹出口3へと進む。そして、吹出口の手前で内壁の狭窄部1aにより上下に僅かに狭窄されるとともに、固定フィン10の第1固定フィン11と第2固定フィン12の間を通過して、さらに中央近傍に狭窄され、空気吹出口3の正面方向に真直ぐ送風される。このように、正面への送風は、内壁の狭窄部1aと固定フィン10によって空気流が中央に集まるように絞られ、良好な指向性で正面方向に送風が行われる。
送風方向を下方に変える場合、図5のように、可動フィン5の前縁部5bを斜め上方に向くように回動させる。このとき、可動フィン5のフィン本体5aの後縁部は内壁19に接近した状態となる。これにより、通風路7を流れる空気流は、図5のように、可動フィン5により上方に集められて縮流され、縮流された状態の空気流は空気吹出口3の上部に配置された2本の第1固定フィン11の間を曲げられて通過し、空気吹出口3から第1固定フィン11の向きである斜め下方に向けて送風される。このとき、可動フィン5の前縁部5b近傍が縮流部となり、その下流側の第1固定フィン11近傍が変流部となるが、縮流部で増した空気流の流速は変流部で低下することとなる。このため、縮流部から変流部に入り流速の低下した空気流は、第1固定フィン11の向きに沿って良好に曲げられ、斜め下方に向けて良好な指向性で送風が行なわれる。
送風方向を上方に変える場合、図6のように、可動フィン5の前縁部5bを斜め下方に向くように回動させる。このとき、可動フィン5のフィン本体5aの後縁部は内壁18に接近した状態となる。これにより、通風路7を流れる空気流は、図6のように、可動フィン5により下方に集められて縮流され、縮流された状態の空気流は空気吹出口3の下部に配置された2本の第2固定フィン12の間を曲げられて通過し、空気吹出口3から第2固定フィン12の向きである斜め上方に向けて送風される。このとき、可動フィン5の前縁部5b近傍が縮流部となり、その下流側の第2固定フィン12近傍が変流部となるが、縮流部で増した空気流の流速は変流部で低下することとなる。このため、縮流部から変流部に入り流速の低下した空気流は、第2固定フィン12の向きに沿って良好に曲げられ、斜め上方に向けて良好な指向性で送風が行なわれる。
このように、可動フィン5は、固定フィン10の第1固定フィン11と第2固定フィン12から離れた上流側に配置されるので、固定フィン10を含むケース本体1の正面形状を、平面に代えて円弧状曲面で形成することができ、レジスタ正面のデザインの自由度を向上させることができる。
また、第1固定フィン11と第2固定フィン12は、フィン部11a,12aを略くの字に曲げて一体に形成されるので、空気吹出口3内の第1固定フィン11、第2固定フィン12の前縁部11b、12bを正面に向けて良好な意匠性を確保しつつ、前縁部11b、12bの上流側に続くフィン部11a,12aで風向をガイドすることができ、且つ第1固定フィン11、第2固定フィン12の曲げ強度を向上させることができる。さらに、1枚の可動フィン5のみを設けた簡単な構造のレジスタであっても、可動フィン5を振った際、空気吹出口3の内側の固定フィン10と可動フィン5の協働作用によって、第1固定フィン11または第2固定フィン12のフィン部11a,12aの向かう方向に、指向性の良好な送風を行なうことができる。
なお、上記実施形態のレジスタは、空気吹出口3の正面形状を横長の長方形状とし、空気吹出口3内に複数の固定フィン10を水平横方向に配置したが、その正面形状を90°回転させて、空気吹出口を縦長形状とし、複数の固定フィンを垂直縦方向に配置することもできる。その場合、可動フィン及びその支軸は垂直縦方向に配置され、可動フィンを回動操作して、風向を左右に振ることとなる。
また、上記実施形態では、固定フィン10の第1固定フィン11と第2固定フィン12の枚数は各々2枚としたが、空気吹出口の高さ(幅)に応じて、各々1枚づつとし、或いは3枚づつ、4枚づつとその枚数を増やすこともできる。
1 ケース本体
1a 狭窄部
2 ベゼル
3 空気吹出口
5 可動フィン
5a フィン本体
5b 前縁部
6 支軸
7 通風路
8 軸受部
9 ダイヤルノブ
10 固定フィン
11 第1固定フィン
11a フィン部
11b 前縁部
12 第2固定フィン
12a フィン部
12b 前縁部
18 内壁
19 内壁
20 回動操作手段

Claims (4)

  1. 空気吹出口がケース本体の前部に設けられ、該空気吹出口の内側に、複数の固定フィンが並設され、該固定フィンの上流側の通風路内に可動フィンが両側の支軸を介して軸支されたレジスタにおいて、
    該可動フィンは1枚のみ該通風路の略中央に、該固定フィンの長手方向と平行の支軸により回動可能に軸支され、
    該固定フィンは、該空気吹出口の一方の側に位置する第1固定フィンと該空気吹出口の他方の側に位置する第2固定フィンとからなり、該第1固定フィンと該第2固定フィンは、前縁部の上流側にフィン部が略くの字に曲げて一体に形成され、
    該第1固定フィンの該フィン部は、該通風路の一方の内壁側に向けて傾斜して形成され、該第2固定フィンの該フィン部は、該通風路の他方の内壁側に向けて傾斜して形成され、
    該可動フィンの前縁部を該第1固定フィン側に振ったとき、送風時の空気流は、該可動フィンの前縁部付近で該第1固定フィン側に縮流された後、該第1固定フィンの該フィン部に沿った方向に向けて送風され、該可動フィンの前縁部を該第2固定フィン側に振ったとき、送風時の空気流は、該可動フィンの前縁部付近で該第2固定フィン側に縮流された後、該第2固定フィンの該フィン部に沿った方向に向けて送風されることを特徴とするレジスタ。
  2. 前記固定フィンは、前記空気吹出口内に略均等な間隔で平行に配置された2本の第1固定フィンと2本の第2固定フィンからなり、該2本の第1固定フィンのフィン部の後縁部は前記通風路の一方の内壁側を向き、該2本の第2固定フィンのフィン部の後縁部は該通風路の他方の内壁側を向くように傾斜して配設されたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記2本の第1固定フィンと2本の第2固定フィンは、前記空気吹出口の中央横断線を境に一方の側と他方の側に分かれて配置され、該2本の第1固定フィンの全体の方向が該空気吹出口から他方の側を向き、該2本の第2固定フィンの全体の方向は該空気吹出口から一方の側を向くように構成されたことを特徴とする請求項2記載のレジスタ。
  4. 前記可動フィンは、フィン本体が前記固定フィンの長手方向と平行に且つ軸線位置が前記中央横断線と平行に配設されるとともに、該フィン本体の両側に突設された支軸が前記通風路内の側壁に設けた軸受部に軸支され、該支軸が回動操作手段と連係されたことを特徴とする請求項3記載のレジスタ。
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