JP6500234B2 - 空調用薄型レジスタ - Google Patents
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Description
従って、空調用空気は、第2フィンと第3フィンとの間を流れた後、第2フィンに沿って流れることで、傾斜面に沿って傾斜する方向へ向きを変えられる。その後、空調用空気は、第1フィンに沿って流れることで、傾斜面に対し直交する方向又は直交に近い状態で交差する方向へ向きを変えられる。そして、空調用空気は、吹出口から傾斜面に対し直交する方向又は直交に近い状態で交差する方向へ吹き出される。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
リテーナ10は、空調装置の通風ダクト(図示略)と、インストルメントパネルに設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものであり、上流リテーナ11、下流リテーナ15及びベゼル20を備えている。このリテーナ10の内部空間は、空調用空気A1の流路(以下「通風路30」という)を構成している(図6参照)。ここで、空調用空気A1の流れ方向に関し、空調装置に近い側を「上流」、「上流側」等といい、同空調装置から遠い側を「下流」、「下流側」等というものとする。
ベゼル20における吹出口22の周りには傾斜壁部26が形成されている。傾斜壁部26における下流側の面は、上記流れ方向に対し傾斜する傾斜面26aとなっている。傾斜面26aは、空調用薄型レジスタの意匠面の一部を構成している。ここでは、傾斜面26aは、下流側ほど高くなるように傾斜している(図8等参照)。
ベゼル20において、吹出口22に対し左右方向(車幅方向)の一方(右方)へ僅かに離れた箇所には、矩形状をなす孔からなる窓部27が形成されている。
軸受部41は、下流リテーナ15の下流端部とベゼル20との間であって、長辺部25の上流であり、かつ同長辺部25に接近した箇所に設けられている。軸受部42は、下流リテーナ15であって、長辺部24の上流であり、かつ同長辺部24に接近した箇所に設けられている。軸受部43は、下流リテーナ15であって、上記軸受部41から上流へ離間した箇所に設けられている。
図2(a),(b)及び図8に示すように、下流フィン群は、吹出口22から吹き出す空調用空気A1の短辺部23に対しなす角度α(図8参照)を変更する3つの部材からなる。これらの部材は、第1フィン50、第2フィン54及び第3フィン58からなる。3つのフィン50,54,58のそれぞれの主要部は、長辺部24,25に沿って左右方向(車幅方向)に延びる板状をなしている。
図6に示すように、上流フィン群は、吹出口22から吹き出す空調用空気A1の長辺部24,25に対しなす角度βを変更するためのものである。図4(a),(b)及び図9に示すように、上流フィン群は、通風路30内の第2フィン54よりも上流に配置された複数の上流フィン62からなる。各上流フィン62は互いに同一の構成を有している。各上流フィン62は、それぞれ通風路30内で上下方向へ延びる板状体によって構成されている。複数の上流フィン62は、左右方向(車幅方向)には略等間隔で互いに略平行に離間した状態で配置されている。
図1及び図3に示すように、操作部材65は、吹出口22からの空調用空気A1の吹き出し方向を変更する際に乗員によって操作される部材である。
操作部材65の多くの部分は、平面視で半円盤状をなす操作本体部66によって構成されている。操作本体部66の一部は、ベゼル20の窓部27を通じ下流側へ露出しており(図1参照)、車両の乗員がこの露出部分に触れて操作部材65を操作することが可能である。
図2(a),(b)及び図11に示すように、伝達機構80は、操作部材65の短辺部23に沿う方向の傾動を、上記3つのフィン50,54,58にそれぞれ伝達して、傾動させるための機構である。
図3及び図4(a),(b)に示すように、上流伝達機構85は、操作部材65の長辺部24,25に沿う方向の動き(左右方向の回動)を、複数の上流フィン62にそれぞれ伝達して、フィン軸63を支点として各上流フィン62を傾動させるための機構である。
リテーナ10の上壁部33において、一般壁部34の上膨出壁部35との境界部分には、左右方向(車幅方向)に細長いギヤ部材86が配置されている(図10参照)。ギヤ部材86の一方の端部(右端部)は上記横壁部72上に位置している。ギヤ部材86の上記右端部には、左右方向(車幅方向)に延びる規制孔87が形成されており、この規制孔87に上記規制突部78が挿通されている(図7(a),(b)参照)。これらの規制孔87及び規制突部78は、ギヤ部材86が空調用空気A1の流れ方向へ動くのを規制しつつ、左右方向(車幅方向)へスライド移動するのを許容する。
図8〜図13は、操作部材65が、通風路30に導入される空調用空気A1の流れ方向に沿う姿勢(水平状態)にされたときの、各部の状態を示している。このときには、図11に示すように、連結ピン82が支持孔76の上流に位置、表現を変えると、長孔81の上下方向における中央部に位置している。伝達部材83の下流端部は、第1フィン50のフィン軸51の上流に位置し、伝達部材83の上流端部は第3フィン58のフィン軸59の上流に位置している。
第3フィン58は、フィン軸59を支点として図11の反時計回り方向へ傾動する。この傾動により、第3フィン58は、下傾動空間SBにおいて、上記第1フィン50と同様に、上流側ほど低くなるように傾斜した状態となる。
(1)リテーナ10の吹出口22は、傾斜壁部26の傾斜面26aにおいて互いに離間した状態で傾斜方向に対し直交する方向へ延びる一対の長辺部24,25と、互いに離間した状態で同傾斜方向に沿って延びる一対の短辺部23とにより構成される(図1、図5)。
(2)操作部材65は、長辺部24,25に沿って延びる支軸75により、リテーナ10に対し傾動可能に支持される(図1、図3)。
(3)操作部材65が、傾斜面26aに沿って傾斜する姿勢となるように傾動されたとき、第1フィン50及び第3フィン58は、伝達機構80により、傾斜面26aに沿って傾斜する姿勢となるように傾動される。第2フィン54は、伝達機構80により、同第2フィン54の下流端が第3フィン58を指向する姿勢になるように傾動される(図15)。
そのため、第2フィン54と第3フィン58との間にも、第3フィン58と第1フィン50との間にも、空調用空気A1の流路を好適に形成することができる。このようにして、3つのフィン50,54,58間に空調用空気A1の流路を好適に形成することができる。
(6)第1〜第3フィン50,54,58を傾動させる際に操作される操作部材65と、複数の上流フィン62を傾動させる際に操作される操作部材65とが、共通の部材によって構成されている。
<下流フィン群について>
・第3フィン58についても、第1フィン50及び第2フィン54と同様に、補強リブが設けられてもよい。
<傾斜壁部26について>
・傾斜壁部26は、下流側(後側)ほど高くなるよう一定の角度で傾斜する単一の平らな壁部によって構成されてもよい。
・傾斜壁部26は、後側ほど傾斜角度が徐々に大きくなる湾曲した壁部によって構成されてもよい。
・操作部材65は、リテーナ10において、吹出口22の外部であることを条件に、上記実施形態とは異なる箇所に設けられてもよい。
・第3フィン58の傾動に連動して第2フィン54を、同第3フィン58とは反対方向へ傾動させるために、ギヤ機構を用いた上記実施形態とは異なる機構、例えばリンク機構が採用されてもよい。
・上記空調用薄型レジスタは、車室内においてインストルメントパネルとは異なる箇所に設けられる空調用薄型レジスタにも適用可能である。
・上記空調用薄型レジスタは、上記実施形態とは逆に、傾斜壁部26の傾斜面26aが下流側ほど低くなるように傾斜するタイプの空調用薄型レジスタにも適用可能である。このタイプの空調用薄型レジスタは、上記実施形態よりも高い位置に配置され、かつ空調用空気A1の吹き出し方向を斜め上方に対するよりも斜め下方へ大きく変更したい場合に適している。
Claims (5)
- 空調用空気の流れ方向の下流端に吹出口を有する通風路が形成され、同吹出口の周りに、前記流れ方向に対し傾斜した傾斜面を有する傾斜壁部が形成されたリテーナを備え、
前記吹出口は、前記傾斜面において互いに離間した状態で傾斜方向に対し直交する方向へ延び、かつ同傾斜方向に沿って延びる一対の短辺部よりも長い一対の長辺部を備え、
前記吹出口から吹き出す空調用空気の前記短辺部に対しなす角度を変更する部材は、それぞれ前記長辺部に沿って延びる第1フィン、第2フィン及び第3フィンの3つのフィンからなり、
前記第1フィンは、前記吹出口における下流側の長辺部よりも上流に配置され、かつ自身の下流端のフィン軸により前記リテーナに支持され、前記第2フィンは、前記第1フィンよりも前記流れ方向に沿った上流に配置され、かつ自身の上流端のフィン軸により前記リテーナに支持され、前記第3フィンは、前記吹出口における上流側の長辺部よりも上流に配置され、かつ自身の下流端のフィン軸により前記リテーナに支持され、
前記リテーナにおける前記第1フィン及び前記第2フィンが配置された側の壁部には、前記通風路から遠ざかる側へ膨出する膨出壁部が形成され、
前記膨出壁部は、前記第1フィン及び前記第2フィンの傾動を許容する傾動空間を構成し、
前記吹出口の外部の操作部材と前記3つのフィンとの間には、同操作部材の操作に応じ、前記第1フィン及び前記第3フィンを同一方向へ傾動させ、前記第2フィンを第1及び第3フィンとは反対方向へ傾動させる伝達機構が設けられ、
前記第2フィンが前記第1フィンとは反対方向に傾動されて前記第1フィンの下流端及び前記第2フィンの上流端が前記膨出壁部側に移動したとき、前記第1フィンの下流端は前記第2フィンの上流端とともに前記傾動空間内に収容される空調用薄型レジスタ。 - 前記操作部材は、前記長辺部に沿って延びる支軸により、前記リテーナに対し傾動可能に支持されており、
前記操作部材が、通風路に導入される空調用空気の流れ方向に沿う姿勢になるように傾動されたとき、前記第1フィン、前記第2フィン及び前記第3フィンは、前記伝達機構により、前記流れ方向に沿う姿勢になるように傾動される請求項1に記載の空調用薄型レジスタ。 - 前記操作部材は、前記長辺部に沿って延びる支軸により、前記リテーナに対し傾動可能に支持されており、
前記操作部材が、前記傾斜面に沿って傾斜する姿勢となるように傾動されたとき、前記第1フィン及び前記第3フィンは、前記伝達機構により、前記傾斜面に沿って傾斜する姿勢となるように傾動され、前記第2フィンは、前記伝達機構により、同第2フィンの下流端が前記第3フィンを指向する姿勢になるように傾動される請求項1又は2に記載の空調用薄型レジスタ。 - 前記操作部材は、前記長辺部に沿って延びる支軸により、前記リテーナに対し傾動可能に支持されており、
前記操作部材が、前記傾斜面に対し直交又は直交に近い状態で交差する姿勢となるように傾動されたとき、前記第1フィン及び前記第3フィンは、前記伝達機構により、前記傾斜面に対し直交又は直交に近い状態で交差する姿勢となるように傾動され、前記第2フィンは、前記伝達機構により、前記傾斜面に沿って傾斜する姿勢となるように傾動される請求項1〜3のいずれか1項に記載の空調用薄型レジスタ。 - 前記第3フィンは、前記流れ方向における前記第1フィンの下流端と、前記第2フィンの上流端との中間部分に配置されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の空調用薄型レジスタ。
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