JP3980796B2 - 風向調整装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自動車の空調装置の吹出し口に備えられる風向調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の空調用などの風を吹き出す吹出口に備えられる風向調整装置が用いられている。そして、この種の風向調整装置は、例えば、筒状のケース体の内部に、互いに連結された複数の水平な水平可動羽根と、互いに連結された複数の垂直な垂直可動羽根とを、それぞれ回動可能に軸支し、いずれかの可動羽根に連結された操作ノブを操作して、各可動羽根を回動操作するように構成されている。
【0003】
しかしながら、合成樹脂製のケース体に形成した孔部に、合成樹脂製の可動羽根から突設した軸部を嵌合して可動羽根を回動可能に支持する構成では、所定の摺動抵抗すなわち操作トルクを長期にわたり維持することが困難で、操作感の向上が困難な問題を有している。
【0004】
この点、例えば、特開平4−148号公報に記載されたように、可動羽根の軸部をケースで支持するとともに、このケースの内側に流動性のあるトルク発生材料を注入して硬化させ、軸部の周囲にトルク発生部材を形成する構成が知られている。しかしながら、この構成では、ケースの内側に注射器などを用いてトルク発生材料を注入する製造工程が必要であり、また、例えば−40℃から+90℃まで変化しうる車室内の温度下で一定の摺動抵抗を確保しうるトルク発生部材は必ずしも安価でなく、製造コストの低減が容易でない問題を有している。
【0005】
また、例えば、実用新案登録第2595402号公報に記載されたように、コイルスプリングの付勢力を利用して、摺動抵抗を調整する構成が知られている。しかしながら、この構成では、コイルスプリングを収納するクラッチ機構が必要で、装置が大型化し、通気抵抗が増大する問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のように、可動羽根の軸部をケースで支持するとともに、このケースの内側に流動性のあるトルク発生材料を注入して硬化させ、軸部の周囲にトルク発生部材を形成する構成では、製造コストの低減が容易でない問題を有している。また、コイルスプリングの付勢力を利用して、摺動抵抗を調整する構成では、コイルスプリングを収納するクラッチ機構が必要で、装置が大型化し、通気抵抗が増大する問題を有している。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、簡略な構成で、所定の摺動抵抗を確保できる風向調整装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の風向調整装置は、軸部を設けた可動羽根と、この可動羽根の軸部を回動可能に軸支する軸受部を設けた取付部材と、前記可動羽根及び取付部材の一方に支持された作動板部、及び、前記可動羽根及び取付部材の他方に支持され前記作動板部を摺接可能に挟持する一対の摺接板部を備えたトルク発生機構とを具備し、このトルク発生機構は、前記可動羽根の軸部から一体に延設された結合部に結合され、前記摺接板部を支持する結合軸部と、前記作動板部から一体に延設され、前記取付部材に連結される連結部とを備えたものである。
【0009】
そして、この構成では、板材を重ね合わせて摺接させる構造により、温度依存が少なく、所定の摺動抵抗が安定して確保され、操作感が向上する。さらに、少ない構成部品で製造コストが低減されるとともに小型化が可能になり、設計の自由度が高まる。さらに、トルク発生機構が可動羽根と同軸上に連結され、他の部材を介することなく摺動抵抗が確保される。そこで、構成部品が削減され、組み付け作業を容易にして、製造コストが低減される。
【0010】
請求項2記載の風向調整装置は、請求項1記載の風向調整装置において、作動板部及び摺接板部は、金属製であるものである。
【0011】
そして、この構成では、金属板を重ね合わせて摺接させる構造により、温度依存なく、所定の摺動抵抗が安定して確保され、操作感が向上する。さらに、少ない構成部品で製造コストが低減されるとともに小型化が可能になり、設計の自由度が高まる
【0012】
請求項記載の風向調整装置は、請求項1または2記載の風向調整装置において、結合部は、筒状部と、この筒状部の軸方向に沿って形成されたスリット部と、前記筒状部の内側に形成された当接部及び係止爪部とを備え、結合軸部は、前記筒状部に挿入して嵌合され、当接部に当接して周方向に回り止めされる当接受部と、係止爪部に係止され軸方向に抜け止めされる係止受部とを備え、連結部は、取付部材から突設した固定部に係止される連結受部を備えたものである。
【0013】
そして、この構成では、トルク発生機構が嵌合及び係止により容易に取り付けられ、組み立て作業が容易になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の風向調整装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1及び図2において、1は風向調整装置としてのベンチレータで、このベンチレータ1は、例えば、乗用車のインスツルメントパネルなどに取り付けられ、空調装置に接続されて、車室内に風を吹き出し、空調を行う車両用空調装置を構成している。なお、以下、風が吹き出す下流側すなわち乗員側を前側、風の上流側を後側として説明する。
【0016】
そして、このベンチレータ1は、取付部材を構成する一対のケース体11を備えている。そして、各ケース体11は、合成樹脂などにて、上板部12、下板部14、及び両側の側板部15,16を設けた略角筒状に一体に形成され、内側が通風路17、前側が吹出口18、後側が空調装置のエアダクトに接続される接続口19となっている。また、上板部12及び下板部14には、それぞれケース体11を固定するケース体固定部として、弾性変形可能な鉄板製のクリップ20が熱かしめなどして固着されている。なお、両ケース体11は、互いに対称に形成されている。
【0017】
また、各ケース体11の前面には、2個のケース体11を接続するように、取付部材を構成するフィニッシャ22が取り付けられている。そして、このフィニッシャ22には、各ケース体11に対して、吹出口18に連通する開口部23と、ダイヤル操作口24とが形成されている。
【0018】
さらに、各ケース体11の下板部14とフィニッシャ22との間には、それぞれ取付部材を構成するスペーサ26が嵌合して取り付けられている。そして、このスペーサ26に、軸受部としての円孔状のトルク用軸孔27が形成されている。また、このスペーサ26には、トルク用軸孔27の両側に位置して、所定間隔で図示しない複数の軸孔が形成されている。
【0019】
そして、各ケース体11の上板部12には、トルク用軸孔27及び軸孔に対向して、それぞれ円孔状の軸孔29が形成されている。
【0020】
また、各ケース体11には、通風路17の後側に位置して、バルブシャッタ33が収納されている。このバルブシャッタ33は、板状のバルブシャッタ本体部34と、このバルブシャッタ本体部34の外周部に取り付けられたゴム製などのシール材35とを備え、両側の側板部15,16に設けたバルブシャッタ用軸孔36に回転可能に軸支され、各ケース体11の前側部に回動可能に軸支された操作ダイヤル37に、リンクロッド38,39を介して接続されている。そして、この操作ダイヤル37は、フィニッシャ22のダイヤル操作口24から前側に突出し、この操作ダイヤル37を回動操作することにより、バルブシャッタ33がほぼ水平になる全開状態から、バルブシャッタ33がほぼ垂直状になり通風路17が閉塞される全閉状態まで、空気の流量が連続的に調整されるようになっている。
【0021】
さらに、各ケース体11の通風路17には、バルブシャッタ33の前側に位置して、可動羽根としての操作用縦ルーバ41を含む複数の縦ルーバ42が配置されるとともに、これら縦ルーバ42の前側に位置して、操作用横ルーバ44を含む複数の横ルーバ45が配置されている。そして、各縦ルーバ42は、略板状をなし、互いに平行に所定間隔で垂直状に配置され、操作用縦ルーバ41を除く縦ルーバ42は、上下に突設した回動軸47をそれぞれ軸孔29に回動可能に嵌合して軸支されている。また、操作用縦ルーバ41の下側部には、回動軸47よりも径寸法の大きい軸部48が突設され、この軸部48をスペーサ26のトルク用軸孔27に回動可能に嵌合して軸支されている。そして、各縦ルーバ42は、後部下側に突設したリンク軸51を縦ルーバ用リンク体52に回動自在に接続して、例えば互いに平行な状態を保ったまま、連動して左右に回動されるようになっている。また、各横ルーバ45も、略板状をなし、互いに平行に所定間隔で垂直状に配置され、両側の後端部に突設した図示しない回動軸をそれぞれ軸受部に回動可能に嵌合して軸支されている。なお、軸受部は、各ケース体11の両側の側板部15,16に形成され、あるいは、各ケース体11とフィニッシャ22との間に形成されている。さらに、各横ルーバ45は、図示しないリンク軸を横ルーバ用リンク体に回動自在に接続して、例えば互いに平行な状態を保ったまま、連動して上下に回動されるようになっている。
【0022】
また、操作用縦ルーバ41には、前側部に、弧状の切欠部54が設けられ、この切欠部54に操作用軸部55が設けられている。一方、操作用横ルーバ44には、両側方向の中央部に位置して、操作ノブ案内部57が設けられ、この操作ノブ案内部57に、操作ノブ58が両側方向すなわち操作用横ルーバ44の長手方向に沿って摺動可能に嵌合されている。そして、この操作ノブ58の前側部には、前側に突出する操作部59が設けられ、後側部には、操作用縦ルーバ41の操作用軸部55の両側に当接する一対の連接部60が設けられている。
【0023】
そこで、この操作部59を把持し、上下に回動操作することにより、操作用横ルーバ44が上下に回動されるとともに、この操作用横ルーバ44に連結された各横ルーバ45が連動して上下に回動され、風向が上下に調節される。また、この操作部59を把持し、操作用横ルーバ44の操作ノブ案内部57に沿って左右に摺動させることにより、連接部60が操作用縦ルーバ41の操作用軸部55を左右に押動して操作用縦ルーバ41が左右に回動され、この操作用縦ルーバ41に連結された各縦ルーバ42が左右に回動され、風向が左右に調節される。
【0024】
次に、操作用縦ルーバ41の下側を所定の摺動抵抗をもってすなわち所定の操作トルクで回動可能に支持するトルク発生機構63を説明する。
【0025】
まず、このトルク発生機構63は、操作用縦ルーバ41の軸部48から、下側に向かい一体に同軸上に突設された結合部65、及び各ケース体11の下板部14の下面にトルク用軸孔27の後側に位置して下側に向かい一体に突設された、固定部としての円柱状のピン66を備えているとともに、結合部65に結合され、かつ、ピン66に係止されるクラッチ装置71を備えている。
【0026】
そして、結合部65は、略円筒状をなす筒状部72を備え、この筒状部72の内側には、相対向する一対の平面状の当接部73が形成されている。また、この筒状部72には、当接部73同士の間に位置し、筒状部72の軸方向に沿って下端部である先端部から上側に向かい、筒状部72の内側と外側とを連通する一対のスリット部75が形成されている。さらに、筒状部72の内側には、各当接部73の上側に位置し、内側に向かってすなわち軸方向と直交する方向に向かって、下面すなわち挿入側を傾斜面として爪状に突設された一対の係止爪部76と、この係止爪部76の上側に位置する成型用の孔部77とが設けられている。
【0027】
一方、クラッチ装置71は、金属製の結合軸部81と、この結合軸部81に一体または別体をなし回り止めした状態で取り付けられた一対の金属製の摺接板部82(摺動板)と、この摺接板部82に挟持されるとともに結合軸部81に回動可能に軸支された金属製の作動板84とを予め組み付けて構成されている。そして、結合軸部81は、先端部に傾斜面86が形成され、基端部に摺接板部82及び作動板84が取り付けられているとともに、長手方向に沿って一対の平面状の当接受部87が切り欠き形成され、さらに、長手方向の中間位置に、径寸法の小さい係止受部88が形成されている。また、各摺接板部82は、それぞれ略円筒状などをなしている。さらに、作動板84は、メタルクラッチとも呼び得るもので、結合軸部81に回転可能に軸支され各摺接板部82に挟持される本実施の形態では平面半円板状の作動板部91と、この作動板部91から一体に延設された断面略L字状をなす連結部92とを備えている。さらに、この連結部92には、長孔状をなす連結受部93が形成されている。
【0028】
そして、ケース体11の上側の軸孔29に縦ルーバ42の回動軸47を回動自在に嵌合させるとともに、下側の回動軸にスペーサ26の軸孔を回動自在に嵌合してフィニッシャ22をケース体11に取り付けた状態で、操作用縦ルーバ41の結合部65の筒状部72にクラッチ装置71の結合軸部81を圧入するとともに、連結部92の連結受部93にピン66を挿入することにより、トルク発生機構63の組付けが完了する。
【0029】
すなわち、この状態で、結合軸部81の係止受部88が筒状部72内の係止爪部76に係止して、クラッチ装置71が抜け止めされるとともに、結合軸部81の当接受部87が筒状部72内の当接部73に当接して、この結合軸部81及び摺接板部82が操作用縦ルーバ41に対して一体に回動する、すなわち回り止めされる。一方、作動板84は、結合軸部81により抜け止めされ、すなわち軸方向が位置決めされるとともに、連結部92の連結受部93がピン66に挿入され、ケース体11に対して回り止めされる。
【0030】
そこで、操作ノブ58を左右にスライドさせて操作用縦ルーバ41を回動させることにより、操作用縦ルーバ41とともに回転する摺接板部82が、ケース体11に対して回り止めされた作動板84の作動板部91に摺接し、摺動抵抗すなわち操作トルクを発生させる。
【0031】
このように、本発明の、いわば車両用ベンチレータのメタルクラッチ固着方法によれば、摺接板部82と作動板84との金属板を重ね合わせ一方を他方で挟持して摺接させる構造により、樹脂を用いた場合より温度依存が小さく、例えば、−40℃から+90℃まで変化しうる車室内の温度下で、温度依存なく、所定の摺動抵抗すなわち操作トルクを安定して確保でき、操作感を向上できる。
【0032】
また、ベンチレータ1の組み立ての際は、予め構成したクラッチ装置71を一方向から押し込むのみで良く、クラッチ装置71も、スプリングなどを用いない簡略な構成であり、製造工程の簡略化、部品点数の削減により、製造コストを低減できるとともに、小型化も可能になり、通気抵抗の低減や設計の自由度の向上を実現できる。
【0033】
すなわち、クラッチ装置71には、ケース体11に一体に形成したピン66に係止されて作動板84を回り止めする連結部92も一体に形成され、クラッチ装置71を嵌合及び係止により容易に取り付けでき、組み立て作業を容易にできる。
【0034】
さらに、クラッチ装置71を支持する筒状部72は、操作用縦ルーバ41の回転軸に同軸上に形成し、他の部材を介することなくクラッチ装置71が操作用縦ルーバ41に連結され、トルク発生機構63が操作用縦ルーバ41の同軸上に配置されるため、構成部品を削減でき、組み付け作業を容易にして、製造コストを低減できる。
【0035】
また、金属製の結合軸部81の回り止めを行う当接受部87は、切欠加工により容易に形成でき、例えば結合軸部を樹脂で形成しスライド金型を用いて結合軸部に穴状のスリットを形成する構成に較べて、製造コストを低減できる。
【0036】
そして、結合軸部81の脱落防止用の係止爪部76は合成樹脂製の部材である筒状部72の内側に設けたため、爪を金属製の部材に切削加工で設ける構成に較べ、加工を容易にして、製造コストを低減でき、また、爪を金属製の部材に鋳造で設ける構成に較べ、バリや寸法精度の影響を小さくでき、容易に所定の操作トルクを実現できる。
【0037】
また、クラッチ装置71の結合軸部81は、傾斜面86が係止爪部76を乗り越える際は、スリット部75により筒状部72をたわめて拡開させながら、容易に圧入でき、組み付け作業を容易にして、製造コストを低減できる。
【0038】
なお、本発明のトルク発生機構は、操作用縦ルーバ41に適用したが、操作用縦ルーバ41に代えて、あるいは操作用縦ルーバ41とともに、他の単数あるいは複数の縦ルーバ42に適用することもできる。
【0039】
さらに、本発明のトルク発生機構は、縦ルーバ42のみならず、操作用横ルーバ44あるいはバルブシャッタ33の摺動抵抗の確保に適用することもできる。
【0040】
【発明の効果】
請求項1記載の風向調整装置によれば、板材を重ね合わせて摺接させる構造により、温度依存が少なく、所定の摺動抵抗を安定して確保でき、操作感を向上できる。さらに、少ない構成部品で製造コストを低減できるとともに小型化が可能になり、設計の自由度を向上できる。さらに、トルク発生機構が可動羽根と同軸上に連結され、他の部材を介することなく摺動抵抗を確保できる。そこで、構成部品を削減でき、組み付け作業を容易にして、製造コストを低減できる。
【0041】
請求項2記載の風向調整装置によれば、請求項1記載の効果に加え、金属板を重ね合わせて摺接させる構造により、温度依存がなく、所定の摺動抵抗を安定して確保でき、操作感を向上できる。さらに、少ない構成部品で製造コストを低減できるとともに小型化が可能になり、設計の自由度を向上できる
【0042】
請求項記載の風向調整装置によれば、請求項1または2記載の効果に加え、トルク発生機構を嵌合及び係止によりワンタッチで可動ばねに容易に取り付けでき、組み立て作業を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の風向調整装置の一実施の形態を示す図2のI−I断面図である。
【図2】 同上風向調整装置の斜視図である。
【図3】 同上風向調整装置のトルク発生機構の分解斜視図である。
【図4】 同上風向調整装置のトルク発生機構の結合部を示す一部の断面図である。
【図5】 同上風向調整装置のトルク発生機構の結合部に結合軸部を嵌合した状態を示す一部の断面図である。
【符号の説明】
1 風向調整装置としてのベンチレータ
11 取付部材を構成するケース体
27 軸受部としてのトルク用軸孔
31 固定部としてのピン
41 可動羽根としての操作用縦ルーバ
48 軸部
63 トルク発生機構
65 結合部
66 固定部としてのピン
72 筒状部
73 当接部
75 スリット部
76 係止爪部
81 結合軸部
82 摺接板部
87 当接受部
88 係止受部
91 作動板部
92 連結部
93 連結受部

Claims (3)

  1. 軸部を設けた可動羽根と、
    この可動羽根の軸部を回動可能に軸支する軸受部を設けた取付部材と、
    前記可動羽根及び取付部材の一方に支持された作動板部、及び、前記可動羽根及び取付部材の他方に支持され前記作動板部を摺接可能に挟持する一対の摺接板部を備えたトルク発生機構とを具備し、
    このトルク発生機構は、
    前記可動羽根の軸部から一体に延設された結合部に結合され、前記摺接板部を支持する結合軸部と、
    前記作動板部から一体に延設され、前記取付部材に連結される連結部とを備えた
    ことを特徴とする風向調整装置。
  2. 作動板部及び摺接板部は、金属製である
    ことを特徴とする請求項1記載の風向調整装置。
  3. 結合部は、筒状部と、この筒状部の軸方向に沿って形成されたスリット部と、前記筒状部の内側に形成された当接部及び係止爪部とを備え、
    結合軸部は、前記筒状部に挿入して嵌合され、当接部に当接して周方向に回り止めされる当接受部と、係止爪部に係止され軸方向に抜け止めされる係止受部とを備え、
    連結部は、取付部材から突設した固定部に係止される連結受部を備えた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の風向調整装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104729046A (zh) * 2013-12-20 2015-06-24 三菱电机株式会社 室内机以及空调机

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