JP4380450B2 - 空気通路開閉装置および車両用空調装置 - Google Patents

空気通路開閉装置および車両用空調装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転可能なドアにより空気通路を開閉する空気通路開閉装置およびそれを用いた車両用空調装置に関するもので、より詳細には、車両用空調装置における吹出モード切替機構として好適なものである。
本発明者は、先に、特願2003−122281号の特許出願にて、図13に示す吹出モード切替機構を備えた車両用空調装置を提案している。この先願では、デフロスタ開口部20、フェイス開口部21およびフット開口部22を開閉する吹出モード切替機構に2個のロータリドア25、26を設けている。
この2個のロータリドア25、26は、それぞれ回転軸25b、26bを中心として回転するものであって、この回転軸25b、26bの中心から径外方側へ所定量離れた部位に外周ドア面25e、26eを配置し、この外周ドア面25e、26eの軸方向の両端部を回転軸25b、26bに連結している。
これにより、外周ドア面25e、26eが回転軸25b、26bと一体に回転する。2個のロータリドア25、26のうち、空気流れの上流側に位置する第1ロータリドア25は、フロントフット開口部22およびリアフット開口部(図示せず)の入口流路を開閉する。
また、空気流れの下流側に位置する第2ロータリドア26によりデフロスタ開口部20とフェイス開口部21を開閉する。更に、第1ロータリドア25はフット開口部22の開閉と連動して第2ロータリドア26の上流部の連通路開口部27を開閉するようになっている。
図13はフェイスモード時を示しており、第1ロータリドア25はフット開口部22の入口流路を全閉すると同時に、連通路開口部27を全開している。第2ロータリドア26はデフロスタ開口部20を全閉すると同時に、フェイス開口部21を全開している。これにより、ケース11内の送風空気は矢印Yのように連通路開口部27およびフェイス開口部21を通過して車室内の乗員上半身側へ吹き出す。
ところで、図13に示す第1、第2ロータリドア25、26の回転位置におけるそれぞれの重心位置はG1、G2であり、この重心位置G1、G2に対してそれぞれドア自重の荷重W1、W2が下方へ作用する。この結果、第1、第2ロータリドア25、26にはその回転軸25b、26bを中心とする軸モーメントM1、M2が作用する。
従って、この軸モーメントM1、M2の方向と逆方向D、Eに第1、第2ロータリドア25、26を回転作動させる際には、この軸モーメントM1、M2の影響でドア操作力が大きくなるという問題が生じる。
この問題を解決するために、本発明者は、図13に示すように各ドア25、26の回転軸25b、26bに結合された駆動用レバー38、39に、それぞれ上記軸モーメントM1、M2と逆方向のばね荷重P1、P2を作用させるコイル状の引っ張りばね51、52を設定することを検討してみた。
また、図14に示すように、各レバー38、39にそれぞれ対応して二股状のコイルばね53、54を設定することにより、上記軸モーメントM1、M2と逆方向のばね荷重P1、P2を各ドア25、26の各レバー38、39に作用させることを検討してみた。
しかし、これらの検討例は、いずれも各ドア25、26に対応してそれぞれ専用のばねを追加することになるので、部品点数の増加、組み付け性の悪化等の不具合を生じる。
なお、図13、図14では、回転軸25b、26bの中心から径外方側へ所定量離れた部位に位置する外周ドア面25e、26eが空気流れと直交する方向に回転するロータリドア25、26を風路開閉用のドア手段として用いているが、板ドア本体部の端部に回転軸を配置する片持ち板ドアを風路開閉用のドア手段として用いる場合は、空気流れの風圧に逆らって板ドア本体部を回転させるので、風圧によるドア操作力の増大という問題が生じる。
本発明は、上記点に鑑み、ドア自重や空気流れの風圧の影響によるドア操作力の増大を1つのばね手段にて抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、複数の空気通路(20〜23、27)と、
回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)を中心として回転可能に構成され、前記複数の空気通路(20〜23、27)を開閉する2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)とを有する空気通路開閉装置において、
前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)の回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)にそれぞれ結合され、前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)を回転駆動する2つのレバー(38、39)と、
前記2つのレバー(38、39)にそれぞれ設けられた2つのピン(38b、39b)と、
前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)の回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)の中間位置付近に配置された二股状ばね手段(41)とを有し、
前記二股状ばね手段(41)の一方の腕部(41b)が前記2つのピンの一方(38b)に接触し、前記二股状ばね手段(41)の他方の腕部(41c)が前記2つのピンの他方(38b)に接触しており、
前記2つのレバー(38、39)の回転に伴って前記2つのピン(38b、39b)が回転することにより前記一方および他方の腕部(41b、41c)が押圧されて弾性変形し、これにより、前記一方および他方の腕部(41b、41c)がばね荷重を発生するようになっており、
前記二股状ばね手段(41)の一方の腕部(41b)のばね荷重が、前記2つの風路開閉ドアの一方(25、250)に対してドア自重もしくは風圧による荷重を相殺するように作用し、
前記二股状ばね手段(41)の他方の腕部(41c)のばね荷重が、前記2つの風路開閉ドアの他方(26、260)に対してドア自重もしくは風圧による荷重を相殺するように作用することを特徴としている。
これによると、2つの腕部(41b、41c)を持った二股状ばね手段(41)を1個用いるだけで、2つの風路開閉ドアのドア自重や風圧による荷重を相殺することができる。従って、ドア自重や風圧の影響によるドア操作力の増大を簡素な構成で抑制できるので、空気通路開閉装置の部品点数の低減、組付工数の低減等の実用上の効果が大である。
また、請求項1に記載の発明によると、各腕部(41b)が各ピン(38b、39b)に接触しているだけで、各ピン(38b、39b)により押圧されて弾性変形する。つまり、各腕部(41b)を各ピン(38b、39b)に固定しないから、各ピン(38b、39b)の回転変位に伴って各腕部(41b)が無理な変形を強いられることがなく、各腕部(41b)と各ピン(38b、39b)との接点で相対的な摺動変位が可能である。これにより、各腕部(41b)のばね荷重発生をレバー(38、39)の作動不良を生じることなく円滑に行うことができる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の空気通路開閉装置において、前記2つのレバー(38、39)に対して回転操作力を与える共通のリンクプレート(42)を有し、
前記リンクプレート(42)の回転軸(42a)を、前記二股状ばね手段(41)の円形コイル部(41a)と同心状に配置することを特徴とする。
これによると、リンクプレート(42)の配置スペース内に二股状ばね手段(41)を省スペース的に配置できる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の空気通路開閉装置において、前記複数の空気通路(20〜23、27)を形成するとともに前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)を内蔵するケース(11)に、円筒状の取付ボス部(40)を設け、
前記取付ボス部(40)の内周に前記リンクプレート(42)の回転軸(42a)を回転可能に取り付けるとともに、前記取付ボス部(40)の外周に前記円形コイル部(41a)を取り付けることを特徴とする。
これによると、ケース(11)に設けた1個の円筒状の取付ボス部(40)をリンクプレート(42)と二股状ばね手段(41)の両者の取り付け部として共用できる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の空気通路開閉装置において、前記ケース(11)は樹脂製であり、前記取付ボス部(40)が一体成形されていることを特徴とする。
これによると、樹脂の一体成形にて取付ボス部(40)を簡単に形成できる。しかも、リンクプレート(42)と二股状ばね手段(41)の両者の取り付け部として共用できる取付ボス部(40)を1個形成するだけであるから、樹脂製ケース(11)の形状を簡素化して、成形金型の製造コストを低減できる。
請求項に記載の発明では、請求項またはに記載の空気通路開閉装置において、前記円形コイル部(41a)の軸方向一端側を前記取付ボス部(40)の付け根部で支持し、前記円形コイル部(41a)の軸方向他端側を前記リンクプレート(42)に形成したばね押さえ部(42c)で支持することを特徴とする。
これによると、リンクプレート(42)を二股状ばね手段(41)の取り付け手段として兼用できる。従って、二股状ばね手段(41)のための専用の取り付け手段を廃止できる。
請求項に記載の発明では、請求項ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置において、前記円形コイル部(41a)の軸方向長さによる前記両腕部(41b、41c)の引き出し位置のずれを矯正する段差部(41d)を前記両腕部(41b、41c)の一方(41c)に形成することを特徴とする。
これによると、円形コイル部(41a)の軸方向(換言するとドア回転軸の軸方向)に対して同一位置で両腕部(41b、41c)をレバー(38、39)のピン(38b、39b)に接触させることが可能である。これにより、2つのレバー(38、39)を請求項のように同一形状にできる。
請求項に記載の発明のように、請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置において、前記2つの風路開閉ドアは、前記回転軸(25a、25b、26a、26b)の中心から径外方側へ所定量離れた部位に位置する外周ドア面(25e、26e)を有し、前記外周ドア面(25e、26e)が空気流れと直交する方向に回転するロータリドア(25、26)で構成できる。
このように外周ドア面(25e、26e)が空気流れと直交する方向に回転するロータリドア(25、26)で風路開閉ドアを構成する場合は、2つのロータリドア(25、26)の自重による操作力増加を二股状ばね手段(41)により効果的に抑制できる。
請求項に記載の発明のように、請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置において、前記2つの風路開閉ドアを、前記回転軸(252、262)を板ドア本体部(251、262)の端部に配置する片持ち板ドア(250、260)で構成してもよい。
このように片持ち板ドアを用いる場合は、後述の図12に例示するように風圧とドア自重の両方の影響でドア操作力が増大するが、この風圧とドア自重の両方によるドア操作力増加を二股状ばね手段(41)により効果的に抑制できる。
請求項10に記載の発明では、請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置を備え、
前記複数の空気通路として、車室内の異なる部位に空気を吹き出す複数の吹出開口部(20〜23)を包含しており、
前記2つの風路開閉ドアは、前記複数の吹出開口部(20〜23)を開閉する吹出モードドアとして構成される車両用空調装置を特徴としている。
これにより、車両用空調装置の吹出モードドアの操作力増加を二股状ばね手段(41)により効果的に抑制できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態の車両用空調装置における室内ユニット部のうち、熱交換器部を収容している空調ユニット10を示す。なお、図1は吹出モード切替機構部のみを外観図示した断面図である。
この空調ユニット10は車室内前部の計器盤(図示せず)内側において、車両左右(幅)方向の略中央部に配置される。なお、図1の上下前後の矢印は車両搭載状態における方向を示す。
車両用空調装置の室内ユニット部は、上記略中央部の空調ユニット10と、計器盤内側において助手席側にオフセット配置される図示しない送風機ユニットとに大別される。
送風機ユニットは、外気(車室外空気)または内気(車室内空気)を切替導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱に導入された空気を送風する遠心式送風機とを備えている。この送風機ユニットの送風空気は、空調ユニット10のケース11内のうち、最下部の空気流入空間12に流入するようになっている。
ケース11は、ポリプロピレンのような弾性を有し、機械的強度も高い樹脂にて成形されている。ケース11は、成形上の型抜きの都合、ケース内への空調機器の組付上の理由等から具体的には複数の分割ケースに分割して成形した後に、この複数の分割ケースを一体に締結する構成になっている。
空調ユニット10のケース11内において空気流入空間12の上方には冷房用熱交換器をなす蒸発器13が小さな傾斜角度でもって略水平方向に配置されている。従って、送風機ユニットの送風空気は空気流入空間12に流入した後、この空間12から蒸発器13を下方から上方へと通過する。蒸発器13は周知のように車両空調用冷凍サイクルの膨張弁等の減圧装置により減圧された低圧冷媒が流入し、この低圧冷媒が送風空気から吸熱して蒸発するようになっている。
そして、蒸発器13の上方(空気流れ下流側)にはエアミックスドア14および暖房用熱交換器をなす温水式ヒータコア15が配置されている。ここで、エアミックスドア14は回転軸14aを中心として回転する片持ち板ドアにより構成されている。
ヒータコア15は周知のように車両エンジンの温水(冷却水)を熱源として空気を加熱するものであって、このヒータコア15も略水平方向、すなわち、蒸発器13と略平行に配置されている。
但し、ヒータコア15はケース11内の通路断面積より小さくして、ケース11内のうち車両前方側に偏って配置してある。これにより、ヒータコア15の車両後方側(乗員座席寄りの部位)に、ヒータコア15をバイパスして空気(冷風)が流れる冷風通路16を形成している。
エアミックスドア14は、蒸発器13とヒータコア15との間にて車両前後方向に回転して、ヒータコア15の入口通風路15aと冷風通路16を開閉する。これにより、ヒータコア入口通風路15aを通過して加熱される温風(矢印A)と冷風通路16を通過する冷風(矢印B)との風量割合を調整して、車室内への吹出空気温度を調整することができる。従って、エアミックスドア14により車室内への吹出空気の温度調整手段が構成される。
なお、エアミックスドア14の回転軸14aはケース11左右の側壁部の軸受け穴(図示せず)により回転自在に支持されるとともに、回転軸14aの一端部をケース11外へ突出させてエアミックスドア操作機構に連結される。このエアミックスドア操作機構としては、乗員により手動操作される手動操作機構、あるいはモータを用いたアクチュエータ機構のいずれを使用してもよい。
ヒータコア15の上方部には所定間隔を隔てて温風ガイド壁17がケース11と一体に成形され、この温風ガイド壁17とヒータコア15の上面部との間に温風通路18が形成される。ヒータコア15を通過した温風は温風ガイド壁17によりガイドされて温風通路18を矢印Aのように車両後方側へ向かって流れる。
この温風通路18を車両後方側へ向かって流れる温風Aと冷風通路16を上昇する冷風Bとを混合する空気混合部19が冷風通路16の上方部に形成される。
ケース11の上面部のうち車両前方側部位にデフロスタ開口部20が開口しており、ケース11の上面部のうちデフロスタ開口部20の車両後方側部位にフェイス開口部21が開口している。このデフロスタ開口部20とフェイス開口部21はともに矩形状の形状であり、より具体的には、車両左右方向が長辺となり、車両前後方向が短辺となる長方形の形状になっている。
ここで、デフロスタ開口部20は空気混合部19からの空調空気を図示しないデフロスタダクトを介して車両前面ガラス内面に向けて吹き出すためのものである。また、フェイス開口部21は図示しないフェイスダクトを介して空気混合部19からの空調空気を乗員の上半身に向けて吹き出すためのものである。
ケース11の車両左右両側の側壁部にフロントフット開口部22が開口している。より具体的には、ケース11の左右両側の側壁部のうち、車両後方側壁面11aに隣接する部位で、かつ車両上下方向に対しては空気混合部19近傍の位置にフロントフット開口部22が開口している。この左右両側のフロントフット開口部22は空気混合部19からの空調空気を前席側乗員(運転者および助手席乗員)の足元部に向けて吹き出すためのものである。
フロントフット開口部22よりも下方側で、かつ、ケース11の車両後方側の壁面11aにリアフット開口部23が配置されている。リアフット開口部23は空気混合部19からの空調空気を後席側乗員の足元部に向けて吹き出すためのものである。
このリアフット開口部23とフロントフット開口部22との間をリアフット通路24により常時連通させている。このリアフット通路24は、ケース11の車両後方側の壁面11aと、この壁面11aの内側(車両前方側)に位置する冷風通路壁面11bとの間に形成される。
本実施形態では、吹出モード切替機構を第1、第2の2つのロータリドア25、26により構成している。そして、第1ロータリドア25によりフロントフット開口部22およびリアフット開口部23の入口流路を開閉し、第2ロータリドア26によりデフロスタ開口部20およびフェイス開口部21を開閉するようになっている。
なお、ケース11の内部には、フロントフット開口部22の車両前方側に隣接して連通路開口部27が形成され、デフロスタ開口部20およびフェイス開口部21はこの連通路開口部27を介して空気混合部19に連通するようになっている。第1ロータリドア25は両フット開口部22、23の入口流路の開閉に伴って連通路開口部27も開閉するようになっている。
第1、第2ロータリドア25、26は外形寸法等が異なるものの、ドア構成は基本的に同一構成である。そこで、第1ロータリドア25を例にとって、ロータリドア構成の具体例を図2により説明する。なお、図2では第2ロータリドア26の符号を括弧内に示しているので、第2ロータリドア26の具体的説明を省略する第1ロータリドア25は、左右の回転軸25a、25bと、左右の扇形の側板部25c、25dと、外周ドア面25eとを一体に構成している。
左右の回転軸25a、25bは左右の側板部25c、25dの扇形の要の位置において左右外側へ突き出すように成形され、ケース11の左右両側の側壁部11cに回転自在に支持される。
そして、左右の扇形の側板部25c、25dの外周端部に外周ドア面25eを結合することにより、左右の扇形の側板部25c、25dと外周ドア面25eが門形の形状(コの字形状)を構成する。この門形の形状の内側空間はそのまま常時、ケース11内の空間に開口しているので、門形形状の内側空間を空気が矢印C方向(回転軸方向と直交方向)に自由に流通できるようになっている。
外周ドア面25eは、回転軸25a、25bの中心から回転軸25a、25bの半径方向(径外方側)に所定量離れた部位に位置し、かつ、ドア回転方向に延びて所定の壁面積を形成している。より具体的には、本実施形態の外周ドア面25eは回転軸25a、25bを中心とする円弧状の断面形状(図1参照)に形成してあり、外周ドア面25eの上面形状は、車両左右方向が長辺となり、車両前後方向が短辺となる略長方形の形状になっている。
なお、外周ドア面25eの断面形状を円弧状とせずに、平板状に形成しても通路開閉機能を発揮できる。
第1ロータリドア25は、上述した回転軸25a、25b、扇形の側板部25c、25dおよび外周ドア面25eを含む全体形状を例えば、ポリプロピレンのような機械的強度が高く、しかも、ある程度の弾性を有する樹脂にて一体成形されている。
次に、第1ロータリドア25におけるシール構造を説明する。ドアシール構造はドア操作力低減のためにリップシールタイプになっている。そして、ドア基板部をなす外周ドア面25eおよび側板部25c、25dの周縁部表面のうちフロントフット開口部22側の部位に第1シール部25fを、また、連通路開口部27側の部位に第2シール部25gをそれぞれ固着している。
この両シール部25f、25gは弾性体からなり、ドア周縁部表面から外方側へ略V字状の断面形状でリップ状(薄板状)に突き出すようになっている。図2に示すように、ロータリドア内側の空気流れ方向Cから見ると、両シール部25f、25gの全体形状は、ロータリドア25の全体形状と同様の門形形状(コの字形状)を構成する。
また、両シール部25f、25gの具体的材質として、高温では熱可塑性樹脂のように成形可能であり、一方、常温ではゴム弾性を示す熱可塑性エラストマを用いることにより、第1ロータリドア25のドア基板部の成形時に両シール部25f、25gを一体成形できる。
本実施形態の第2ロータリドア26も上記した第1ロータリドア25の各部25a〜25gに対応した各部26a〜26gを有し、第1ロータリドア25と同一構成になっている。
次に、第1、第2ロータリドア25、26のシール部25f、25g、26f、26gが圧接するケース側のシール面28〜35を説明する。ケース11の内壁のうち、フロントフット開口部22の上下の位置にフット側シール面28、29が設けられ、また、連通路開口部27の前後の位置に連通路側シール面30、31が設けられている。
また、ケース11の内壁のうち、デフロスタ開口部20の前後の位置にデフロスタ側シール面32、33が設けられ、また、フェイス開口部21の前後の位置にフェイス側シール面34、35が設けられている。
上記したフット側および連通路側のシール面28、29、30、31は、第1ロータリドア25のシール部25f、25gの門形形状に対応する門形形状に形成され、これらのシール面28〜31に第1ロータリドア25のシール部25f、25gが弾性変形して圧接するようになっている。
同様に、デフロスタ側およびフェイス側シール面32、33、34、35は、第2ロータリドア26のシール部26f、26gの門形形状に対応する門形形状に形成され、これらのシール面32〜35に第2ロータリドア26のシール部26f、26gが弾性変形して圧接するようになっている。
次に、本実施形態の特徴部分をなす吹出モード切替機構の具体的構成を図3〜図5により説明する。図3は吹出モード切替機構部の分解斜視図、図4は図3の要部の組付状態の斜視図、図5は吹出モード切替機構部の組付状態の断面図である。
図3、図5に示すケース11の側壁部11cは図1に外観図示する車両右側の側壁部11cであり、このケース側壁部11cには第1、第2ロータリドア25、26の回転軸25b、26bにそれぞれ対応して軸受け穴36、37が開けてある。回転軸25b、26bはこの軸受け穴36、37にそれぞれ回転可能に支持されるとともに、回転軸25b、26bの先端部はケース側壁部11cの外側へ突き出している。
回転軸25b、26bの先端部にはそれぞれ非円形形状からなる同一の回り止め形状が形成してある。レバー38、39には、この回転軸25b、26bの先端回り止め形状に対応する非円形形状の軸固定穴38a、39aが形成してある。この軸固定穴38a、39aに回転軸25b、26bの先端部を回り止め嵌合して、回転軸25b、26bとレバー38、39とを一体に固定する。
この両レバー38、39はともに三角状の板形状からなる樹脂製の部材であって、本例ではこの両レバー38、39を同一の形状に成形している。両レバー38、39は三角状の板形状における1つの頂点付近に軸固定穴38a、39aを形成し、他の2つの頂点付近にばね押圧ピン38b、39bと駆動ピン38c、39cとを一体に成形している。これらのピン38b、39b、38c、39cはすべて両レバー38、39からケース側壁部11cの外側方向へ突き出すように成形されている。
一方、ケース側壁部11cにおいて、2つの軸受け穴36、37(2つのドア回転軸25b、26b)の中間位置付近に取付ボス40が設けられている。この取付ボス40は円筒形状にてケース側壁部11cの外側方向へ突き出すようにケース側壁部11cに一体成形されている。
この取付ボス40は、二股状のばね41の取付部としての役割と吹出モードリンクプレート42の取付部としての役割とを兼務するものである。
二股状のばね41は取付ボス40の円筒外周面に嵌合する円形コイル部41aと、ピン押さえ用の腕部41b、41cとから構成される。この腕部41b、41cは円形コイル部41aから互いに逆方向へ突き出している。そして、一方の腕部41bは円形コイル部41aの接線方向へ直線的に引き出しているが、他方の腕部41cは後述の段差部41dを介在して曲折した形状にて引き出している。
取付ボス40の外周面には円筒形状の軸方向に延びるリブ40aが円筒形状の円周方向に多数個均等に形成されている。この多数個のリブ40aは円形コイル部41aの内径を取付ボス40の外径よりも所定量大きい値に設定するためのもので、多数個のリブ40a相互間の凹部は樹脂成形の肉盗み空間を形成する。なお、リブ40aはL形状に形成され、L形状の底辺部(付け根部)40bにより円形コイル部41aの軸方向一端部(図4、図5の下端部)を支持する。
二股状のばね41の円形コイル部41aを図4の2点鎖線位置から矢印Xのように取付ボス40の円筒外周面上に嵌合する。このときに、円形コイル部41aの両端部の腕部41b、41cは、両レバー38、39のばね押圧ピン38b、39bの外周面に対して接触する(当たる)だけである。
これは、両レバー38、39の回転変位に伴ってばね押圧ピン38b、39bと腕部41b、41cとの接触位置が変動できるようにするためである。
一方、吹出モードリンクプレート42は樹脂製の円板状の部材であり、その中心部に回転軸42aを一体成形し、この回転軸42aを円筒状取付ボス40の内周に回転可能に嵌合するようになっている。
回転軸42aの先端部には複数本(例えば3本)の係止爪42bが突出しており、この係止爪42bを取付ボス40の穴部端面40cに弾性的に係止することにより、吹出モードリンクプレート42を取付ボス40に取り付けるようになっている。
また、吹出モードリンクプレート42において回転軸42aの付け根部に、回転軸42aよりも外径寸法を一段と大きくした環状のばね押さえ部42cを一体成形している。この環状のばね押さえ部42cにより二股状のばね41の円形コイル部41aの軸方向他端部(図4、図5の上端部)を支持する。従って、二股状のばね41は、専用の取付部材を必要とすることなく吹出モードリンクプレート42自体を利用して取付ボス40に取り付けることができる。
また、二股状のばね41では、図5に示すように円形コイル部41aの軸方向寸法によって、右側の腕部41cの引き出し位置が左側の腕部41bの引き出し位置より低くなる。そこで、右側の腕部41cにこの引き出し位置のずれを矯正(解消)する段差部41dを形成して、左右の両腕部41b、41cの先端側の位置をばね軸方向に対して同一位置にしている。これにより、レバー38、39を同一形状にできる。
また、吹出モードリンクプレート42には第1、第2カム溝42d、42eが形成されている。この第1、第2カム溝42d、42eは図5に示すようにケース側壁部11cに向かって開口する凹形状の断面形状を有している。また、第1、第2カム溝42d、42eは図3に示すように吹出モードリンクプレート42の外縁部付近を概略円周方向に細長く延びるように形成されている。
第1カム溝42dの内側にはレバー38の駆動ピン38cが摺動可能に嵌合し、第2カム溝42eの内側にはレバー39の駆動ピン39cが摺動可能に嵌合している。駆動ピン38c、39cの付け根部には、駆動ピン38c、39cよりも外径寸法が大きい円柱状の支持部38d、38eが形成されている。吹出モードリンクプレート42は、この支持部38d、38e上に支持されて回転する。
ここで、レバー38、39のばね押圧ピン38b、39bの高さを図5に示すように支持部38d、38eの高さより若干量低くすることにより、ばね押圧ピン38b、39bが吹出モードリンクプレート42の回転の妨げとならない。
吹出モードリンクプレート42の外周縁部にはギヤ42fが形成されている。このギヤ42fに、図示しない吹出モードドア操作機構のギヤを噛み合わせて吹出モードリンクプレート42に回転操作力を与えるようになっている。この吹出モードドア操作機構として、本例では、乗員の手動操作により操作力が与えられる手動操作機構を使用している。なお、吹出モードドア操作機構として、手動操作機構の代わりにモータを用いたアクチュエータ機構を使用してもよい。
次に、上記構成において第1実施形態の作動を説明する。最初に、空調ユニット10全体としての作動の概要を説明する。図1および後述の図6はフェイスモード時を示しており、第1ロータリドア25の第1、第2シール部25f、25gがケース側のシール面28、30にそれぞれ弾性的に圧接する。
これにより、第1ロータリドア25の門形形状の内側空間と第1ロータリドア25の外側空間との連通が遮断されるので、両フット開口部22、23は第1ロータリドア25によりドア上流側の流路と遮断状態となる。
このとき、第1ロータリドア25は連通路開口部27を全開するとともに、第1ロータリドア25の門形形状の内側空間が空気混合部19側の空間と連通路開口部27とを連通する役割も果たす。
一方、第2ロータリドア26においてはその第1、第2シール部26f、26gがケース側のシール面34、32にそれぞれ弾性的に圧接する。これにより、第2ロータリドア26によりデフロスタ開口部20が全閉され、フェイス開口部21が全開する。
以上により、空気混合部19側の空気(蒸発器13の冷却空気)は連通路開口部27に直接流入するとともに、第1ロータリドア25の内側空間を通過して連通路開口部27に流入する。そして、この連通路開口部27の空調空気がフェイス開口部21のみから車室内の乗員上半身側へ吹き出す。フェイスモード時は、蒸発器13により冷却された冷風を乗員上半身側へ吹き出すことにより車室内を冷房する。
次に、図7はバイレベルモード時を示しており、第1ロータリドア25が図1、図6の位置から所定角度時計方向に回転して、両フット開口部22、23の入口流路と、連通路開口部27の両方を同時に開口する。一方、第2ロータリドア26はフェイスモード時と同一位置に維持されてフェイス開口部21のみを開口する。
従って、空気混合部19側の空気を両フット開口部22、23を通して車室内の乗員足元側へ吹き出すと同時に、フェイス開口部21を通して車室内の乗員上半身側へ吹き出すことができる。
次に、図8はフットモード時を示しており、第1ロータリドア25が図7の位置から更に所定角度だけ時計方向に回転して、第1ロータリドア25の第1、第2シール部25f、25gがケース側のシール面29、31にそれぞれ弾性的に圧接する。これにより、第1ロータリドア25は両フット開口部22、23の入口流路を全開し、連通路開口部27を全閉する。
従って、空気混合部19側の空気の全量を両フット開口部22、23を通して車室内の乗員足元側へ吹き出すことができる。フットモード時は、ヒータコア15により加熱された温風を乗員足元側へ吹き出すことにより車室内を暖房する。
なお、フットモード時には第2ロータリドア26が図1、図6、図7の位置から所定角度反時計方向に回転して、第2ロータリドア26の第1、第2シール部26f、26gがケース側のシール面35、33にそれぞれ弾性的に圧接する。これにより、第2ロータリドア26によりフェイス開口部21が全閉され、デフロスタ開口部20が全開する。しかし、連通路開口部27が全閉されているので、デフロスタ開口部20から空気は吹き出さない。
次に、図9はフットデフロスタモード時を示しており、第1ロータリドア25が図8の位置から反時計方向に所定角度だけ回転して、図7と同一位置に戻る。これにより、両フット開口部22、23の入口流路と、連通路開口部27の両方を同時に開口する。
一方、第2ロータリドア26は図8と同一位置を維持するので、フェイス開口部21が全閉され、デフロスタ開口部20が全開する。
従って、空気混合部19側の空気、具体的には、ヒータコア15により加熱された温風を両フット開口部22、23を通して車室内の乗員足元側へ吹き出すと同時に、デフロスタ開口部20を通して車両前面窓ガラスの内側へ吹き出すことができる。この結果、フットデフロスタモード時には車室内の暖房を行うと同時に、車両前面窓ガラスの曇り止めを行うことができる。
次に、図10はデフロスタモード時を示しており、第1ロータリドア25が図9の位置から更に反時計方向に所定角度だけ回転して、図1、図6と同一位置に戻る。これにより、両フット開口部22、23の入口流路を全閉して、連通路開口部27を全開する。一方、第2ロータリドア26は図8、図9と同一位置を維持するので、フェイス開口部21が全閉され、デフロスタ開口部20が全開する。
従って、空気混合部19側の空気の全量をデフロスタ開口部20を通して車両前面窓ガラスの内側へ吹き出すことができる。この吹出空気は、蒸発器13により冷却された除湿空気またはヒータコア15により加熱された温風である。この結果、車両前面窓ガラスの曇り止め作用を最大限行うことができる。
なお、上記した各吹出モードのいずれにおいても、エアミックスドア14の回転位置を調整して温風と冷風との風量割合を調整することにより、車室内吹出空気温度を任意に調整できる。
上記したフェイスモードないしデフロスタモードの吹出モード切替は、図示しない吹出モードドア操作機構により吹出モードリンクプレート42の回転位置を選択することにより行うことができる。すなわち、吹出モードリンクプレート42の回転位置の変化に伴って、第1カム溝42dとレバー38の駆動ピン38cとの嵌合位置、および第2カム溝42eとレバー39の駆動ピン39cとの嵌合位置が変化し、それにより、レバー38、39の回転位置、ひいては、第1、第2ロータリドア25の回転位置が変化して、吹出モードを上記のごとく切り替えることができる。
本実施形態では、二股状のばね41を1個使用するだけで、2個のロータリドア25、26の自重によるドア操作力の増大を良好に抑制できるようにしている。以下、この二股状ばね41によるドア操作力の抑制作用を図6(a)(b)に基づいて詳述する。
図6(a)は、図1に示すフェイスモード時における2個のロータリドア25、26の自重による荷重W1、W2と、二股状のばね41の荷重P1、P2との関係を示す図で、図6(b)は図6(a)のドア自重による荷重W1、W2と、ばね荷重P1、P2との関係のみを拡大図示する図である。
図6(b)に示すように、第1、第2ロータリドア25、26の回転軸25b、26bの中間位置近傍に、二股状ばね41の円形コイル部41aの中心位置aを設定し、二股状ばね41の両端部の腕部41b、41cの先端部付近をレバー38、39のばね押圧ピン38b、39bに接触させている。
図6(b)において、ばね押圧ピン38b、39bの実線位置はフェイスモード時の位置であり、フェイスモード時には第1、第2ロータリドア25、26の重心位置はG1、G2であり、この重心位置G1、G2にそれぞれドア自重による荷重W1、W2が作用する。
このため、第1ロータリドア25には、その回転軸中心bと重心位置G1との軸間距離L1と、水平面からの角度θ1とにより軸モーメントM1が発生する。同様に、第2ロータリドア26には、その回転軸中心cと重心位置G2との軸間距離L2と、水平面からの角度θ2とにより軸モーメントM2が発生する。
従って、第1ロータリドア25が軸モーメントM1と逆方向Dに回転するときは軸モーメントM1の影響でドア操作力が増大する。同様に、第2ロータリドア26が軸モーメントM2と逆方向Eに回転するときは軸モーメントM2の影響でドア操作力が増大する。
そこで、第1ロータリドア25に対しては、軸モーメントM1と逆方向に作用するばね荷重P1を設定し、また、第2ロータリドア26に対しては、軸モーメントM2と逆方向に作用するばね荷重P2を設定することにより、ドア自重の影響に基づく軸モーメントM1、M2を相殺して、ドア操作力の増大を抑制することができる。
図6(b)において、レバー38、39のばね押圧ピン38b、39bの2点鎖線位置はフットモード時の位置であり、d、fはこのフットモード時におけるばね腕部41b、41cとばね押圧ピン38b、39bとの接点(ばね作用点)である。そして、e、gはフェイスモード時におけるばね腕部41b、41cとばね押圧ピン38b、39bとの接点(ばね作用点)である。
本実施形態では、フットモード時(図8参照)に第1、第2ロータリドア25、26の円周方向の中心が鉛直線近傍に位置するので、第1、第2ロータリドア25、26の重心位置G1、G2がともに鉛直線近傍に位置する。このため、フットモード時にはドア自重の影響に基づく軸モーメントM1、M2がともにほぼ零となる。
そこで、フットモード時における接点d、fでは、二股状ばね41をばね初期状態(ばね自由状態)となるように設計して、ばね荷重P1、P2が接点d、fでは零となるようにしている。
そして、ばね押圧ピン38b、39bが2点鎖線位置から実線位置に向かって所定角度回転すると、接点d、fが接点e、gに移行してばね押圧ピン38b、39bによりばね腕部41b、41cが押圧される。これにより、ばね腕部41b、41cが弾性変形して上記ばね荷重P1、P2を発生する。
ここで、ばね荷重P1、P2は、接点e、gにおけるばね腕部41b、41cの長さL3、L4、回転角θ3、θ4、ばね常数等に応じて決まるので、ばね荷重P1と前述のドア自重の荷重W1が、また、ばね荷重P2と前述のドア自重の荷重W2とがほぼ一致するように、長さL3、L4、回転角θ3、θ4、ばね常数等を決定する。
また、2つのドア駆動用レバー38、39を同一形状に設計しているので、このレバー形状同一という前提条件を満足するように長さL3、L4および回転角θ3、θ4を決定している。
以上により、二股状のばね41を1個使用するだけの簡素な構成でもって、2個のロータリドア25、26の自重によるドア操作力の増大を良好に抑制できる。
この際に、二股状のばね41の両端部の腕部41b、41cは、両レバー38、39のばね押圧ピン38b、39bの外周面に対して接触する(当たる)だけで、固定していない。
従って、両レバー38、39の回転変位に伴ってばね押圧ピン38b、39bと腕部41b、41cとの間で相対的な摺動接触が可能となり、両者間の接触位置を変動できる。
これにより、両レバー38、39の回転変位に伴って腕部41b、41cが無理な変形を起こすことなく、ドア自重の相殺作用を円滑に発揮できる。
図11は本実施形態によるドア自重相殺作用と吹出モード切替との関係を説明するグラフであって、横軸は前述したフェイスモードないしデフロスタモードの吹出モードであり、縦軸は荷重である。
図11において、2点鎖線で示す「ドア自重による合計荷重」は前述のドア自重による荷重W1、W2の合計値、破線で示すばね合計荷重は前述のばね荷重P1、P2の合計値、実線で示す「ばね荷重とドア自重のキャンセル荷重」は、ドア自重による合計荷重とばね合計荷重との相殺後の荷重である。
フェイスモード時には2個のロータリドア25、26の重心位置G1、G2がともに水平面に最も近接した位置に移動して、ドア自重による合計荷重(W1+W2)が最大となる。そして、フットモード時には前述のごとく2個のロータリドア25、26の重心位置G1、G2がともに鉛直線近傍位置に移動して、ドア自重による合計荷重(W1+W2)が最小となる。
そこで、ばね合計荷重(P1+P2)をフェイスモード時にはW1+W2と同一値(最大値)となるように設定し、フットモード時にはばね初期状態を設定してばね合計荷重(P1+P2)を零にしている。
バイレベルモード、フットデフロスタモードおよびデフロスタモードでは、2個のロータリドア25、26の回転位置がフェイスモードとフットモードとの中間位置となり、それに伴って、ドア自重による合計荷重(W1+W2)も中間値となる。そして、これらの吹出モードではばね合計荷重(P1+P2)も中間値となるので、ドア自重による合計荷重をうまく相殺できる。
この結果、図11の実線に示すようにドア自重による合計荷重とばね合計荷重との相殺後の荷重を、全吹出モードを通じて十分小さな値(半減ないしは微少量)に抑制できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、回転軸25a、25b、26a、26bの中心から径外方側へ所定量離れた部位に外周ドア面25e、26eを配置し、この外周ドア面25e、26eを空気流れと直交する方向に回転させるロータリドア25、26により吹出モードドアを構成しているが、第2実施形態では図12に示すように片持ち板ドア250、260により吹出モードドアを構成している。
片持ち板ドア250、260は平板状の板ドア本体部251、261を有し、この板ドア本体部251、261の端部に回転軸252、262を一体に構成するものであって、板ドア本体部251と回転軸252、および板ドア本体部261と回転軸262はそれぞれ樹脂で一体成形できる。
第1片持ち板ドア250が第1実施形態の第1ロータリドア25に対応し、両フット開口部22、23の入口流路と連通路開口部27を開閉する。また、第2片持ち板ドア260が第1実施形態の第2ロータリドア26に対応し、フェイス開口部21とデフロスタ開口部20とを開閉する。
片持ち板ドア250、260は回転軸252、262を中心として平板状の板ドア本体部251、261を空気流れに抗して回転変位させるため、ロータリドア25、26に比較して風圧の影響を大きく受けるという特性がある。
図12では第1片持ち板ドア250により両フット開口部22、23の入口流路を全閉するとともに連通路開口部27を全開し、また、第2片持ち板ドア260によりデフロスタ開口部20を全閉するとともにフェイス開口部21を全開している。すなわち、図12はフェイスモード時を示している。
このフェイスモード状態では、空気混合部19からフェイス開口部21へ向かう空気流れの風圧Vaにより第1片持ち板ドア250には押し付け荷重W1が作用する。このため、第1片持ち板ドア250にはこの押し付け荷重W1によりドア長さL1に対して軸モーメントM1が発生する。
従って、第1片持ち板ドア250を図12の実線位置から2点鎖線位置に向かって回転させるときには、軸モーメントM1が第1片持ち板ドア250の回転方向と逆方向に作用するので、第1片持ち板ドア250の操作力が増大する。
そこで、第1片持ち板ドア250の回転軸252に結合されたレバー38(第1実施形態のレバー38と同等のもの)のばね押圧ピン38bにより二股状のばね41の腕部41bを押圧して弾性変形させ、押し付け荷重W1と逆方向のばね荷重P1を腕部41bの接点eに発生する。
これにより、第1片持ち板ドア250の操作力に対する風圧Vaの影響をばね荷重P1で相殺することが可能となる。
一方、第2片持ち板ドア260は第1片持ち板ドア250に対して空気流れの下流側に配置され、図12のフェイスモード時の操作位置では第2片持ち板ドア260の板面と空気流れとがほぼ平行になって、第2片持ち板ドア260に風圧が影響しない。
その代わりに、第2片持ち板ドア260ではその重心位置G2に対して自重による荷重W2が作用し、この自重による荷重W2に基づいて軸モーメントM2が発生する。従って、第2片持ち板ドア260を図12の実線位置から2点鎖線位置に向かって回転させるときには、軸モーメントM2が第2片持ち板ドア260の回転方向と逆方向に作用するので、第2片持ち板ドア260の操作力が増大する。
そこで、第2片持ち板ドア260の回転軸262に結合されたレバー39(第1実施形態のレバー39と同等のもの)のばね押圧ピン39bにより二股状のばね41の腕部41cを押圧して弾性変形させ、自重による荷重W2と逆方向のばね荷重P2を腕部41cの接点gに発生する。
これにより、第2片持ち板ドア260の操作力に対する自重の影響をばね荷重P2で相殺することが可能となる。
なお、第1片持ち板ドア250が連通路開口部27を全閉する2点鎖線位置に操作されるときは、レバー38のばね押圧ピン38bが2点鎖線位置(接点d側の位置)に移動する。このドア位置では、第1片持ち板ドア250に作用する風圧による押し付け荷重とドア自重による荷重とが相殺される。
従って、第1片持ち板ドア250の2点鎖線位置では、二股状のばね41の腕部41bが初期状態(自由状態)に設定されて、ばね荷重P1が零となるようにしている。
また、第2片持ち板ドア260がフェイス開口部21を全閉する2点鎖線位置に操作されるときは、レバー39のばね押圧ピン39bが2点鎖線位置(接点f側の位置)に移動する。このドア位置では、第2片持ち板ドア250に作用する風圧による押し付け荷重とドア自重による荷重とが相殺される。
従って、第2片持ち板ドア260の2点鎖線位置では、二股状のばね41の腕部41cが初期状態(自由状態)に設定されて、ばね荷重P2が零となるようにしている。
このように、第2実施形態では片持ち板ドア250、260により吹出モードドアを構成するに伴って、ドア操作力に対する風圧とドア自重の両方の影響をばね荷重により相殺して、ドア操作力を低減できる。
(他の実施形態)
(1)第1実施形態のロータリドア25、26と第2実施形態の片持ち板ドア250、260とを組み合わせる構成に対して本発明を適用してもよい。
(2)第1、第2実施形態では、車両用空調装置における吹出開口部を開閉する吹出モードドアに本発明を適用しているが、本発明は、複数の風路開閉ドア手段を有する空気通路開閉装置であれば、車両用空調装置に限定されることなく種々な用途に適用できる。
本発明の第1実施形態を示す空調ユニット部の一部のみ外観図示した断面図で、フェイスモード時を示す。 第1実施形態におけるロータリドア構造を例示する斜視図である。 第1実施形態における吹出モード切替機構部の分解斜視図である。 図3の要部の組付状態の斜視図である。 第1実施形態における吹出モード切替機構部の組付状態の断面図である。 (a)は図1に示すフェイスモード時におけるロータリドア自重による荷重とばね荷重との関係を示す説明図で、(b)は(a)のドア自重による荷重とばね荷重との関係のみを拡大図示する説明図である。 第1実施形態のバイレベルモード時を示す空調ユニット部の要部側面図である。 第1実施形態のフットモード時を示す空調ユニット部の要部側面図である。 第1実施形態のフットデフロスタモード時を示す空調ユニット部の要部側面図である。 第1実施形態のデフロスタモード時を示す空調ユニット部の要部側面図である。 第1実施形態によるドア自重相殺効果を示すグラフである。 第2実施形態による空調ユニット部の要部断面図で、フェイスモード時を示す。 本発明者の検討例を示す空調ユニット部の要部断面図である。 本発明者の別の検討例を示す空調ユニット部の要部断面図である。
符号の説明
11…ケース、13…蒸発器、15…ヒータコア、20…デフロスタ開口部(空気通路)、21…フェイス開口部(空気通路)、22、23…フット開口部(空気通路)、
25、26…ロータリドア(風路開閉ドア)、27…連通路開口部(空気通路)、
250、260…片持ち板ドア(風路開閉ドア)、
25a、25b、26a、26b、252、262…回転軸、41…二股状ばね手段、
41b、41c…腕部。

Claims (10)

  1. 複数の空気通路(20〜23、27)と、
    回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)を中心として回転可能に構成され、前記複数の空気通路(20〜23、27)を開閉する2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)とを有する空気通路開閉装置において、
    前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)の回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)にそれぞれ結合され、前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)を回転駆動する2つのレバー(38、39)と、
    前記2つのレバー(38、39)にそれぞれ設けられた2つのピン(38b、39b)と、
    前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)の回転軸(25a、25b、26a、26b、252、262)の中間位置付近に配置された二股状ばね手段(41)とを有し、
    前記二股状ばね手段(41)の一方の腕部(41b)が前記2つのピンの一方(38b)に接触し、前記二股状ばね手段(41)の他方の腕部(41c)が前記2つのピンの他方(38b)に接触しており、
    前記2つのレバー(38、39)の回転に伴って前記2つのピン(38b、39b)が回転することにより前記一方および他方の腕部(41b、41c)が押圧されて弾性変形し、これにより、前記一方および他方の腕部(41b、41c)がばね荷重を発生するようになっており、
    前記二股状ばね手段(41)の一方の腕部(41b)のばね荷重が、前記2つの風路開閉ドアの一方(25、250)に対してドア自重もしくは風圧による荷重を相殺するように作用し、
    前記二股状ばね手段(41)の他方の腕部(41c)のばね荷重が、前記2つの風路開閉ドアの他方(26、260)に対してドア自重もしくは風圧による荷重を相殺するように作用することを特徴とする空気通路開閉装置。
  2. 前記2つのレバー(38、39)に対して回転操作力を与える共通のリンクプレート(42)を有し、
    前記リンクプレート(42)の回転軸(42a)を、前記二股状ばね手段(41)の円形コイル部(41a)と同心状に配置することを特徴とする請求項に記載の空気通路開閉装置。
  3. 前記複数の空気通路(20〜23、27)を形成するとともに前記2つの風路開閉ドア(25、26、250、260)を内蔵するケース(11)に、円筒状の取付ボス部(40)を設け、
    前記取付ボス部(40)の内周に前記リンクプレート(42)の回転軸(42a)を回転可能に取り付けるとともに、前記取付ボス部(40)の外周に前記円形コイル部(41a)を取り付けることを特徴とする請求項に記載の空気通路開閉装置。
  4. 前記ケース(11)は樹脂製であり、前記取付ボス部(40)が一体成形されていることを特徴とする請求項に記載の空気通路開閉装置。
  5. 前記円形コイル部(41a)の軸方向一端側を前記取付ボス部(40)の付け根部で支持し、前記円形コイル部(41a)の軸方向他端側を前記リンクプレート(42)に形成したばね押さえ部(42c)で支持することを特徴とする請求項またはに記載の空気通路開閉装置。
  6. 前記円形コイル部(41a)の軸方向長さによる前記両腕部(41b、41c)の引き出し位置のずれを矯正する段差部(41d)を前記両腕部(41b、41c)の一方(41c)に形成することを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
  7. 前記2つのレバー(38、39)は同一形状であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
  8. 前記2つの風路開閉ドアは、前記回転軸(25a、25b、26a、26b)の中心から径外方側へ所定量離れた部位に位置する外周ドア面(25e、26e)を有し、前記外周ドア面(25e、26e)が空気流れと直交する方向に回転するロータリドア(25、26)であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
  9. 前記2つの風路開閉ドアは、前記回転軸(252、262)を板ドア本体部(251、262)の端部に配置する片持ち板ドア(250、260)であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置。
  10. 請求項1ないしのいずれか1つに記載の空気通路開閉装置を備え、
    前記複数の空気通路として、車室内の異なる部位に空気を吹き出す複数の吹出開口部(20〜23)を包含しており、
    前記2つの風路開閉ドアは、前記複数の吹出開口部(20〜23)を開閉する吹出モードドアとして構成されることを特徴とする車両用空調装置。
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