JP4487436B2 - 空調装置のリンクプレート構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置のドア等の連動を行なうリンク機構のリンクプレート構造に関し、特に空調装置の仕様によって一部の構成が変わるリンク機構に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
車両用空調装置の空調ユニット等において、仕様によってドア等の連動を行なうリンク機構の構成が一部変わるような場合がある。図4はそのような実例で、空調ユニットの温度調節関係のリンク部の概略構成を示し、(a)と(b)とで異なる車種に対応するうえでの構成を示す。
【0003】
まず、図4(a)の車種Aで構成を説明すると、30はこのリンク機構を駆動するアクチュエータである。このアクチュエータ30に、31aを回転軸とした駆動用の第1リンクプレート31が付いている。次に、この第1リンクプレート31で駆動される1つの系として、16aを回転軸とした第2リンクプレート32Aがある。これら第1リンクプレート31と第2リンクプレート32Aはピン・溝連結で連動がとられている。また、第2リンクプレート32Aは実際にはドアのレバープレートであり、回転軸16aに連結した図示しないドアを回動させる。
【0004】
次に、第1リンクプレート31で駆動されるもう1つの系として、34aを回転軸とした第3リンクプレート34と、29aを回転軸とした第4リンクプレート35がある。第1リンクプレート31と第3リンクプレート34は連結ロッド33Aで連動がとられており、第3リンクプレート34と第4リンクプレート35はピン・溝連結で連動がとられている。また、第3リンクプレート34は実際には第1リンクプレート31の動きを拡大して第4リンクプレート35に伝えるための中間プレートであり、第4リンクプレート35は実際にはドアのレバープレートであり、回転軸29aに連結した図示しないドアを回動させる。
【0005】
そして、このような構成で連結されたリンク機構がアクチュエータ30の駆動により、それぞれ実線位置から破線位置までを回動する。但し、11aの部分に構造物があり、それとの干渉を避けるため、連結ロッド33Aは略への字形に曲げた形状としている。
【0006】
次に、図4(b)は、同じ空調ユニットで違う車種Bに対応した構成である。(a)の車種Aと異なるのは、構造物11aがない代わりに、連動機器37を駆動するようになっている。この連動機器37とは実際はウォーターバルブ等であり、第2リンクプレート32から駆動ケーブル36を介して38aを回転軸としたレバープレート38を回動させて連動がとられている。そのため、第2リンクプレートは駆動ケーブル36の端部を留めるためのピン32Baが形成された32Bを用いている。
【0007】
また、連結ロッド33は車種Aと同じ略への字形に曲げた33Aでは第2リンクプレート32Bのピン32Baと干渉するため、直線形状とした33Bを用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
同一の第2リンクプレート32と、同一の連結ロッド33で構成し、駆動ケーブル36を連結するかしないかだけで異なる車種に対応できることが望ましいが、車種Aでは構造物11aに干渉しないよう略への字形に曲げた連結ロッド33Aと、その連結ロッド33Aに干渉しないようピン32Baのない第2リンクプレート32Aが必要となり、車種Bでは駆動ケーブル36連結するためピン32Baが形成された第2リンクプレート32Bと、そのピン32Baに干渉しないよう直線形状とした連結ロッド33Bが必要となる。
【0009】
このように、基本的には同じリンク機構でありながら仕様によって一部の構成が変わることにより、構成するリンク部品を複数種類(上記の例では第2リンクプレートの32Aと32B、連結ロッドの33Aと33B)作らねばならず、一部の形状が違うだけなのに型が複数必要となって型費等のコストがかさむという問題がある。また、類似形状であるため判別が難しく、組み立て時に誤組み付けを起こし易いという問題もある。
【0010】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、空調装置の仕様によってリンク機構に係わる一部の形状の違いがあっても容易に対応でき、コストを抑えることのできる空調装置のリンクプレート構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では以下の技術的手段を採用する。
【0012】
請求項1記載の発明では、空調ユニット(10)の複数の開口部(15、28)を開閉する複数のドア(16、29)を、駆動手段(30)からの出力に応じて連動させるリンク機構を成す複数のリンクプレート(31、32C、34、35)を有する空調装置のリンクプレート構造において、リンクプレート(31、32C、34、35)の一つは連結部材(39)が組み付けられた連結部材付きリンクプレート(32C)から成り、連結部材(39)を介して他の連動機器(37)を連動させる構造とされており、かつ、連結部材(39)付きリンクプレート(32C)は、複数のドア(16、29)の一つである被駆動ドア(16)を駆動するドアーレバー(32C)から成り、ドアーレバー(32C)に、該ドアーレバー(32C)とは別体の連結部材(39)が嵌合によって一体的に組み付けられており、連結部材(39)には、駆動ケーブル(36)の端部が留められており、連結部材(39)と他の連動機器(37)とが駆動ケーブル(36)を介して連動するように構成されており、ドアーレバー(32C)は、空調ユニット(10)の空調ケース(11)に回動自在に結合されて被駆動ドア(16)にボス部(32a)と回り止めを介して一体化されており、ドアーレバー(32C)に対して、ボス部(32a)の軸方向から連結部材(39)が嵌合されて、ドアーレバー(32C)と連結部材(39)とが、回り止めを介して一体化されており、かつドアーレバー(32C)と連結部材(39)が軸方向に2層に重ねられ、この重ねられたドアーレバー(32C)と連結部材(39)との層間に駆動ケーブル(36)が通されていることを特徴としている。
【0013】
これにより、リンクプレートは1種類で良くなり、連結部材を組み付けるだけで一部の形状の違いに容易に対応でき、コストも抑えることができる。また、今迄部品が類似形状であるため判別が難しく、組み立て時に誤組み付けを起こし易いという問題もなくなる。
【0014】
また、ドアーレバー(32C)と連結部材(39)とを重ねて2層とし、その間に駆動ケーブルを通すことが出来るため、駆動ケーブルと他部品の干渉を避けながら層方向の厚さの薄いコンパクトな構成にすることが出来る。
【0015】
請求項2記載の発明では、ドアーレバー(32C)を除く複数のリンクプレート(31、34、35)のうちの一対(31、34)の相互間が連結ロッド(33A)を介して連結されており、ドアーレバー(32C)と連結部材(39)との層間に、駆動ケーブル(36)と共に連結ロッド(33A)が通されていることを特徴としている。
【0016】
これにより、ドアーレバー(32C)と連結部材(39)とを重ねて2層とし、その間に駆動ケーブル及び連結ロッド(33A)を通すことが出来るため、駆動ケーブル及び連結ロッド(33A)と他部品の干渉を避けながら、更に層方向の厚さの薄いコンパクトな構成にすることが出来る。
【0017】
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を、図面に基づき説明する。
【0019】
図1は車両用空調装置の空調ユニット部の概要を模式的に示す断面図である。本実施形態の空調装置はいわゆるセミセンター置きレイアウトのものであって、車室内前方の計器盤内部のうち車両左右方向の略中央部に空調ユニット10を配置している。図1の矢印は車両の上下・前後方向に対する空調ユニット10の搭載方向を示している。
【0020】
そして、この空調ユニット10に空調空気を送風する図示しない送風機ユニットが、空調ユニット10側方(助手席側)にオフセットして配置されている。この送風機ユニットは、周知の如く内気又は外気を切替導入する内外切替箱と、この内外切替箱から吸入した空気(内気又は外気)を空調ユニット10に向けて送風する遠心式の電動送風ファンとを備えている。
【0021】
空調ユニット10は樹脂製の空調ケース11を有し、この空調ケース11の内部に、送風空気が蒸発器12とヒータコア13を通過して、車両前方側から車両後方側へ向かって流れる空気通路を形成している。
【0022】
空調ケース11内の空気通路において、車両前方側に蒸発器12が配置され、車両後方側にヒータコア13が配置されている。蒸発器12は周知の如く冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して空調空気を冷却する冷房用熱交換器である。ヒータコア13は車両エンジンの温水(冷却水)を熱源流体として空調空気を加熱する暖房用熱交換器である。空調ケース11において、最も車両前方側(蒸発器12の前方位置)で、且つ、助手席側の側面部には図示しない送風機ユニットからの送風空気が流入する空気入口部14が形成してある。
【0023】
ヒータコア13の上方部に冷風バイパス通路15を形成し、そして、蒸発器12の直ぐ下流側(車両後方側)には板状のエアミックスドア16が回転軸16aを中心として回動可能に配置されている。このエアミックスドア16は冷風バイパス通路15を通過する冷風とヒータコア13のコア部13aを通過する温風との風量割合を調整して車室内への吹出空気温度を所望温度に制御できるもので、吹出空気温度の温度制御手段を構成する。
【0024】
ヒータコア13直後の部位には上方に向かう温風通路17が形成され、この温風通路17からの温風と冷風バイパス通路15からの冷風が空気混合部18で混合される。
【0025】
空調ケース11の空気通路下流側には複数の吹出開口部が形成されており、この吹出開口部のうち、デフロスタ開口部19は空調ケース11の上面部において車両前後方向の略中央部位で、空調ケース11内部に開口している。そして、このデフロスタ開口部19からは図示しないデフロスタダクトを介して車両窓ガラスの内面に向けて空調空気を吹き出すようになっている。デフロスタ開口部19は回転軸20aを中心として回動可能な板状のデフロスタドア20により開閉される。
【0026】
次に、フェイス開口部22は空調ケース11の上面部において、デフロスタ開口部19よりも車両後方側の部位に開口している。このフェイス開口部22からは図示しないフェイスダクトを介して車室内の乗員頭部へ向けて空気を吹き出すようになっている。フェイス開口部22は回転軸23aを中心として回動可能な板状のフェイスドア23により開閉される。
【0027】
次に、フット開口部24は空調ケース11において、フェイス開口部22の下方側に開口しており、フット開口部24の下流側は空調ケース11の左右両側に開口したフロントフット吹出口25と、空調ケース11の車両後方側下方に開口したリヤフット吹出口27とに連通している。フロントフット吹出口25からは前席乗員の足元部に温風を吹き出すようになっており、リヤフット吹出口27からは図示しないリヤフットダクトを介して後席乗員の足元部に温風を吹き出すようになっている。フット開口部24は回転軸26aを中心として回動可能な板状のフットドア26により開閉される。
【0028】
また、本実施形態では、ヒータコア13の直ぐ下流側(車両後方側)の空調ケース11内の仕切り壁21に温風バイパス開口部28を設けている。温風バイパス開口部28は回転軸29aを中心として回動可能な板状の温風バイパスドア29により開閉される。
【0029】
エアミックスドア16と温風バイパスドア29とは空調ケース11の外側面に配置される後述のリンク機構で連動するようになっており、エアミックスドア16が冷風バイパス通路15をふさいで(図1中の実線位置)送風空気の全てがヒータコア13を通過するマックスホット状態の時に温風バイパスドア29が開いて(図1中の実線位置)、温風バイパス開口部28からリヤフット吹出口27へ温風が流れて後席乗員の足元部に吹き出す温風量を増やすようになっている。
【0030】
尚、図1の例では、上記各開口部19、22、24、28をそれぞれ専用の計4枚のドア20、23、26、29により開閉する構成としているが、周知の如くデフロスタ開口部19とフェイス開口部22を共通の1枚のドアにより切替開閉したり、フェイス開口部22とフット開口部24を共通の1枚のドアにより切替開閉するようにしても良い。
【0031】
空調ユニット10において、エアミックスドア16の回転軸16a、デフロスタドア20の回転軸20a、フェイスドア23の回転軸23a、フットドア26の回転軸26a、及び温風バイパスドア29の回転軸29aの一端部は空調ケース11の外部に突出させ、吹出モード切替用ドア20、23、26は図示しないモード部リンク機構を介して図示しないモード用アクチュエータに連結し、温度調節用ドア16、29は後述する温調部リンク機構を介して駆動手段である温調用アクチュエータ30に連結し、この2つのアクチュエータで各ドアを開閉駆動するようになっている。
【0032】
ここで、アクチュエータ30として、本例では、モータ回転位置を検出する位置検出部を持ち、モータ回転位置を所定の回転位置に制御できると共に、正逆両方向に回転可能な直流モータ(サーボモータ)を用いている。アクチュエータ30として、入力パルス数によりモータ回転位置を所定の回転位置に制御できるステップモータ等を用いても良い。
【0033】
次に、アクチュエータ30によるエアミックスドア16と温風バイパスドア29の連動リンク機構を、図2を用いて説明する。図2は図4の従来構成と対応しており、(a)と(b)とで異なる車種の異なる仕様での構成を示す。
【0034】
まず、図2(a)の車種Aで構成を説明すると、30はこのリンク機構を駆動するアクチュエータとしてのサーボモータである。このサーボモータ30に、31aを回転軸とした駆動用の第1リンクプレートとしてモータレバー31が付いている。次に、このモータレバー31で駆動される1つの系として、16aを回転軸とした第2リンクプレートとしてのエアミックスドアレバー32Cがある。
【0035】
これらモータレバー31とエアミックスドアレバー32Cはピン・溝連結で連動がとられている。また、エアミックスドアレバー32Cは回転軸16aに連結した図示しないエアミックスドア16を回動させる。
【0036】
次に、モータレバー31で駆動されるもう1つの系として、34aを回転軸とした第3リンクプレートとしての中間プレート34と、29aを回転軸とした第4リンクプレートとしての温風バイパスドアレバー35がある。モータレバー31と中間プレート34は連結ロッド33Aで連動がとられており、中間プレート34と温風バイパスドアレバー35はピン・溝連結で連動がとられている。
【0037】
中間プレート34はモータレバー31の動きを拡大して温風バイパスドアレバー35に伝えるためのものであり、温風バイパスドアレバー35は回転軸29aに連結した図示しない温風バイパスドア29を回動させる。
【0038】
そして、このような構成で連結されたリンク機構がサーボモータ30の駆動により、それぞれ実線位置から破線位置までを回動する。但し、11aの部分に構造物があり、それとの干渉を避けるため、連結ロッド33Aは略への字形に曲げた形状としている。
【0039】
次に、図2(b)は、同じ空調ユニット10で違う車種Bに対応した構成である。(a)の車種Aと異なるのは、構造物11aがない代わりに、連動機器37を駆動するようになっている。この連動機器37とは図示しないリヤヒータのウォーターバルブであり、エアミックスドアレバー32Cから駆動ケーブル36を介して38aを回転軸としたバルブレバー38を回動させて連動がとられている。
【0040】
ここで本発明の要部であるが、駆動ケーブル36の端部を留めるためのピン39dを形成した連結部材39を、エアミックスドアレバー32Cに組み付けて構成している。その組み付け構造を図3に示す。
【0041】
図3の(a)は図2(b)中A−A部の断面図である。空調ケース11に設けた孔に対して外面からエアミックスドアレバー32Cを挿入し、ケース11内部のエアミックスドア16の軸穴16bとエアミックスドアレバー32Cのボス部32aとに設けた図示しない回り止め形状を合せて圧入し、ケース11に係合爪32bで回動自由に係合する。
【0042】
このエアミックスドアレバー32Cに対して、更に軸方向外側から連結部材39を、エアミックスドアレバー32Cの軸穴32cと連結部材39のボス部39aとに設けた図示しない回り止め形状を合せて圧入し、エアミックスドアレバー32Cの鍔部32dに連結部材39の係合爪39bで係合する。
【0043】
図3の(b)は(a)の構造に対する別案の断面図であり、(a)との違いはエアミックスドアレバー32Cと連結部材39との係合で、エアミックスドアレバー32C側に係合爪32eを形成して、連結部材39の係合爪孔39cに挿入して係合している。
【0044】
このように、基本的には同じリンク機構でありながら仕様によって一部の構成が変わることにより、構成するリンク部品を複数種類作らねばならず、一部の形状が違うだけなのに型が複数必要となって型費等のコストがかさむという問題に対し、空調ユニット10の仕様によって要・不要となる部分をリンクプレート32とは別の連結部材39として構成し、連結部材39部分が必要な仕様の空調ユニット10にはリンクプレート32に連結部材39を組み付ける構造とした。
【0045】
つまり、空調ユニット10の仕様に応じてリンク構造を容易に変更可能とするため、リンクプレート32の途中部分に連結部材39を組み付け可能な構造とした。そこで、他の連動機器37を連結し、連動させる仕様の空調ユニット10を製造する場合には、リンクプレート32に連結部材39を組み付け、この連結部材39及び駆動ケーブル36を介して他の連動機器37を連動させる構造に変更、対応できる。
【0046】
これにより、図4の従来の対応構造と比べて第2リンクプレートとしてのエアミックスドアレバー32C連結ロッド33Aは1種類で良くなり、連結部材39を組み付けるだけで一部の形状の違いに容易に対応でき、コストも抑えることができるうえ、今迄のような問題、つまり部品が類似形状であるため判別が難しく、組み立て時に誤組み付けを起こし易いという問題が解消される。
【0047】
また、図2(b)に示すような1つのリンクプレートとなる第2リンクプレートとしてのエアミックスドアレバー32C上に連結部材(39)を重ねて2層とし、その間に連結ロッド33Aや駆動ケーブル36等を通す構造は、別の連結部材39をエアミックスドアレバー32Cに組み付ける構造とすることにより実現が容易となる。
【0048】
また、リンクプレート32と連結部材39とを、いずれか一方に設けた係合爪32e、39bによって結合する構造とすることにより、位置を合せて押し込むだけで容易に組み付けることができる。
【0049】
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、エアミックスドアレバー32に駆動ケーブル36用ピン39dを形成した連結部材39を組み付けているが、本発明の対象とするリンクプレートはドアレバーに限らず他のリンクプレートであっても良い。また、仕様によって要・不要となり別連結部材の対象となる部分もケーブル用ピン部に限らず、ピン・溝連結のピン部や溝部や連結ロッドの連結孔等であっても良い。
【0050】
また、リンク機構の駆動は、サーボモータ等のアクチュエータによる駆動に限るものではなく、空調操作パネルから取り廻される駆動ケーブル等による駆動であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車両用空調装置の概略断面図である。
【図2】本発明の一実施形態における温度調節関係のリンク部の概略構成図であり、(a)と(b)は異なる車種での構成を示す。
【図3】(a)は図2(b)中A−A部の断面図であり、(b)は(a)の構造に対する別案の断面図である。
【図4】図2に対して従来の温度調節関係のリンク部の概略構成図であり、(a)と(b)は異なる車種での構成を示す。
【符号の説明】
10 空調ユニット
15 冷風バイパス通路(開口部)
16 エアミックスドア(ドア)
28 温風バイパス開口部(開口部)
29 温風バイパスドア(ドア)
30 温調用アクチュエータ(駆動手段)
32 エアミックスドアレバー(リンクプレート)
32e、39b 係合爪
37 ウォーターバルブ(連動機器)
39 連結部材

Claims (2)

  1. 空調ユニット(10)の複数の開口部(15、28)を開閉する複数のドア(16、29)を、駆動手段(30)からの出力に応じて連動させるリンク機構を成す複数のリンクプレート(31、32C、34、35)を有する空調装置のリンクプレート構造において、
    前記リンクプレート(31、32C、34、35)の一つは連結部材(39)が組み付けられた連結部材付きリンクプレート(32C)から成り、前記連結部材(39)を介して他の連動機器(37)を連動させる構造とされており、
    かつ、前記連結部材(39)付きリンクプレート(32C)は、前記複数のドア(16、29)の一つである被駆動ドア(16)を駆動するドアーレバー(32C)から成り、
    前記ドアーレバー(32C)に、該ドアーレバー(32C)とは別体の前記連結部材(39)が嵌合によって一体的に組み付けられており、
    前記連結部材(39)には、駆動ケーブル(36)の端部が留められており、前記連結部材(39)と前記他の連動機器(37)とが前記駆動ケーブル(36)を介して連動するように構成されており、
    前記ドアーレバー(32C)は、前記空調ユニット(10)の空調ケース(11)に回動自在に結合されて前記被駆動ドア(16)にボス部(32a)と回り止めを介して一体化されており、
    前記ドアーレバー(32C)に対して、前記ボス部(32a)の軸方向から前記連結部材(39)が嵌合されて、前記ドアーレバー(32C)と前記連結部材(39)とが、回り止めを介して一体化されており、
    かつ前記ドアーレバー(32C)と前記連結部材(39)が前記軸方向に2層に重ねられ、この重ねられた前記ドアーレバー(32C)と前記連結部材(39)との層間に前記駆動ケーブル(36)が通されていることを特徴とする空調装置のリンクプレート構造。
  2. 前記ドアーレバー(32C)を除く前記複数のリンクプレート(31、34、35)のうちの一対(31、34)の相互間が連結ロッド(33A)を介して連結されており、
    前記ドアーレバー(32C)と前記連結部材(39)との前記層間に、前記駆動ケーブル(36)と共に前記連結ロッド(33A)が通されていることを特徴とする請求項1に記載の空調装置のリンクプレート構造。
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