JPH10230734A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

Info

Publication number
JPH10230734A
JPH10230734A JP9149417A JP14941797A JPH10230734A JP H10230734 A JPH10230734 A JP H10230734A JP 9149417 A JP9149417 A JP 9149417A JP 14941797 A JP14941797 A JP 14941797A JP H10230734 A JPH10230734 A JP H10230734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
passage
air passage
foot
defroster
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9149417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3584681B2 (ja
Inventor
Tsunesato Takahashi
恒吏 高橋
Hideaki Inasawa
秀明 稲澤
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Tetsuya Takechi
哲也 武知
Tatsuo Kadooka
辰夫 角岡
Toshiaki Nomura
俊彰 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP14941797A priority Critical patent/JP3584681B2/ja
Priority to US08/944,448 priority patent/US6016967A/en
Priority to DE19744276A priority patent/DE19744276A1/de
Publication of JPH10230734A publication Critical patent/JPH10230734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3584681B2 publication Critical patent/JP3584681B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00821Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being ventilating, air admitting or air distributing devices
    • B60H1/00835Damper doors, e.g. position control
    • B60H1/00849Damper doors, e.g. position control for selectively commanding the induction of outside or inside air
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H1/00064Air flow details of HVAC devices for sending air streams of different temperatures into the passenger compartment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00078Assembling, manufacturing or layout details
    • B60H2001/00107Assembling, manufacturing or layout details characterised by the relative position of the heat exchangers, e.g. arrangements leading to a curved airflow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00114Heating or cooling details
    • B60H2001/00128Electric heaters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00021Air flow details of HVAC devices
    • B60H2001/00114Heating or cooling details
    • B60H2001/00135Deviding walls for separate air flows

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内気と外気とを仕切って流すことができる内
外気2層流モードを設定することができる車両空調装置
において、窓ガラスの防曇性の向上を図る。 【解決手段】 乗員足元に向けて風を吹き出すフット開
口部29、33と窓ガラスに向けて風を吹き出すデフロ
スタ開口部25の両方から同時に風を吹き出す吹出モー
ドにおいて最大暖房状態が設定されたときは、空調空気
の通路を、内気側の第1空気通路8と外気側の第2空気
通路9とに区画形成して、第1空気通路8をフット開口
部29、33に連通させ、第2空気通路9をデフロスタ
開口部25に連通させる。2層流モード時に、暖房用熱
交換器13の空気下流側にて、第1、第2空気通路8、
9を連通させる連通路36を形成し、2層流モード時
に、第1空気通路8側の内気量に比して第2空気通路9
側の外気量の割合を大とし、第2空気通路9の外気が連
通路36を通って第1空気通路8側に流入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調ケース内通路
を内気側の第1空気通路と外気側の第2空気通路とに区
画形成することにより、フット吹出口からは暖められた
高温内気を再循環して吹き出し、一方、デフロスタ吹出
口からは低湿度の外気を吹き出すようにして、暖房能力
の向上と窓ガラスの防曇性との両立を図った車両用空調
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような車両用空調装置の従来技術
として、特開平5−124426号公報に開示されたも
のがある。この従来技術の概要を説明すると、車両用空
調装置の空調ケースは、その一端側に内気吸入口および
外気吸入口が形成され、他端側にフット吹出口、デフロ
スタ吹出口、およびフェイス吹出口がそれぞれ形成され
ている。
【0003】そして、この空調ケース内に、上記内気吸
入口から上記フェイス吹出口およびフット吹出口にかけ
ての第1空気通路と、上記外気吸入口から上記デフロス
タ吹出口にかけての第2空気通路とを区画形成する仕切
り板が設けられている。さらに、上記両空気通路内に
は、暖房用熱交換器、この暖房用熱交換器をバイパスす
るバイパス通路、およびエアミックスドアがそれぞれ設
けられた構成となっている。なお、上記エアミックスド
アは、上記両空気通路にわたって回転可能に設けられた
1本の回転軸に、第1空気通路側のドアと第2空気通路
側のドアとがそれぞれ一体的に設けられた構成となって
いる。
【0004】そして、吹出モードとしてフェイスモー
ド、バイレベルモード、およびフットモードのいずれか
が選択されたときは、そのときの内外気モードが内気循
環モードであれば、上記両空気通路内に内気を導入し、
外気導入モードであれば、上記両空気通路内に外気を導
入する。また、吹出モードとしてデフロスタモードが選
択されたときは、上記両空気通路内に外気を導入する。
【0005】さらに、吹出モードとしてフットデフロス
タモードが選択されたときは、第1空気通路内に内気を
導入し、第2空気通路内に外気を導入する2層流モード
とする。こうすることによって、既に温められている内
気をフット吹出口から吹き出して車室内を暖房できるの
で、暖房性能が向上できる。これと同時に、デフロスタ
吹出口からは低湿度の外気を窓ガラスへ吹き出すので、
窓ガラスの防曇性能を確保できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吹出モード
としてフットデフロスタモードが選択されたときは通
常、フット吹出口からの吹出風量を50%程度とし、デ
フロスタ吹出口からの吹出風量を50%程度としてい
る。これに対し、フットモードが選択されたときは通
常、フット吹出口からの吹出風量を80%程度とし、デ
フロスタ吹出口からの吹出風量を20%程度としてい
る。
【0007】このように、フットデフロスタモードとフ
ットモードとでは、その吹出風量の割合が大きく変化す
る。そこで、本発明者らは2層流モード時に、暖房用熱
交換器の空気下流側において、内気側の第1空気通路と
外気側の第2空気通路とを連通させる連通路を設け、こ
の連通路を通過する風量の変化によって、風量割合の変
化を成立させる空調装置の開発を試みている。
【0008】しかし、この連通路を有する空調装置を実
際に試作検討してみると、上記連通路を通って、第1空
気通路の内気が第2空気通路の外気中に混入して、窓ガ
ラスの防曇性を悪化させ、窓ガラスに曇りを発生する場
合があった。そこで、本発明は上記点に鑑みて、内気と
外気とを仕切って流すことができる2層流モードを設定
するとともに、この2層流モード時に暖房用熱交換器の
空気下流側にて、内気側の第1空気通路と外気側の第2
空気通路とを連通させる連通路を形成する車両空調装置
において、窓ガラスの防曇性の向上を図ることを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、フット開口部(29、3
3)とデフロスタ開口部(25)の両方を同時に開口す
る吹出モードにおいて、少なくとも最大暖房状態が設定
されたときには、空調空気の通路を、内気が流れる第1
空気通路(8)と外気が流れる第2空気通路(9)とに
区画形成して、第1空気通路(8)をフット開口部(2
9、33)に連通させるとともに、第2空気通路(9)
をデフロスタ開口部(25)に連通させ、第1空気通路
(8)と第2空気通路(9)とを区画形成する2層流モ
ード時に、暖房用熱交換器(13)の空気下流側におい
て、第1空気通路(8)と第2空気通路(9)とを連通
させる連通路(36)を形成し、さらに、2層流モード
時に、第1空気通路(8)側を流れる内気量に比して第
2空気通路(9)側を流れる外気量の割合が大となるよ
うに設定し、第2空気通路(9)の外気が連通路(3
6)を通って第1空気通路(8)側に流入するようにし
たことを特徴としている。
【0010】また、請求項2記載の発明では、フット開
口部(29、33)とデフロスタ開口部(25)の両方
を同時に開口する吹出モードにおいて、少なくとも最大
暖房状態が設定されたときには、空調空気の通路を、内
気が流れる第1空気通路(8)と外気が流れる第2空気
通路(9)とに区画形成して、第1空気通路(8)をフ
ット開口部(29、33)に連通させるとともに、第2
空気通路(9)をデフロスタ開口部(25)に連通さ
せ、第1空気通路(8)と第2空気通路(9)とを区画
形成する2層流モード時に、暖房用熱交換器(13)の
空気下流側において、第1空気通路(8)と第2空気通
路(9)とを連通させる連通路(36)を形成し、さら
に、2層流モード時に、連通路(36)のうち、第1空
気通路(8)側の部位よりも第2空気通路(9)側の部
位の方が圧力が高くなるように設定し、第2空気通路
(9)の外気が連通路(36)を通って第1空気通路
(8)側に流入するようにしたことを特徴としている。
【0011】請求項1、2記載の発明によると、2層流
モード時に、フット側、デフロスタ側への吹出風量割合
の成立のために内外気を連通させる連通路(36)を形
成しても、この連通路(36)に第2空気通路(9)→
第1空気通路(8)への外気流れを発生させて、デフロ
スタ開口部(25)側への内気混入を良好に抑制でき、
窓ガラスの防曇性の向上を図ることができる。
【0012】請求項1による内気量と外気量の設定、あ
るいは請求項2による内気側と外気側の圧力の設定は、
請求項3のように、第1ファン(6)の送風能力に比し
て第2ファン(7)の送風能力を大きくしたり、請求項
4のように2層流モード時に、第1空気通路(8)側の
通風抵抗に比して第2空気通路(9)側の通風抵抗を小
さくすることにより、達成できる。
【0013】特に、請求項5記載の発明では、第1空気
通路(8)内に補助電気ヒータ(41)を設置して、こ
の補助電気ヒータ(41)により第1空気通路(8)側
の通風抵抗を第2空気通路(9)側の通風抵抗より大き
くしたことを特徴としている。これより、暖房用熱交換
器(13)の暖房効果が十分立ち上がるまでに、補助電
気ヒータ(41)により即効的に暖房を行うことができ
るとともに、この補助電気ヒータ(41)自身を用い
て、第1空気通路(8)側の通風抵抗を増加させること
ができ、デフロスタ開口部(25)側への内気混入を防
止できる。
【0014】また、請求項6記載の発明では、暖房用熱
交換器(13)を内蔵する空調ケース(11)と、この
空調ケース(11)内に、第1空気通路(8)および第
2空気通路(9)を区画形成する仕切り板(15、4
1、42)とを備え、この仕切り板(15、41、4
2)のうち、暖房用熱交換器(13)の空気下流側に位
置する仕切り板(42)に、連通路(36)において第
2空気通路(9)の外気を第1空気通路(8)側に向か
うように案内する空気ガイド板(42a)を設けたこと
を特徴としている。
【0015】これによると、空気ガイド板(42a)の
外気案内作用により、デフロスタ開口部(25)側への
内気混入を良好に抑制でき、窓ガラスの防曇性の向上を
図ることができる。また、請求項7記載の発明では、フ
ット開口部(29、33)への空気流れを制御するフッ
ト側ドア手段(22、31、312)およびデフロスタ
開口部(25)への空気流れを制御するデフロスタ側ド
ア手段(26)を備え、2層流モード時に、前記両ドア
手段(22、26、31、312)によりフット開口部
(29、33)からの吹出風量と、デフロスタ開口部
(25))からの吹出風量とを略同等とするフットデフ
ロスタ吹出モード、およびフット開口部(29、33)
からの吹出風量を、デフロスタ開口部(25)からの吹
出風量よりも大幅に大とするフット吹出モードのいずれ
か一方を設定し、2層流モード時に、フットデフロスタ
吹出モードを設定するときは、デフロスタ側ドア手段
(26)により連通路(36)を閉塞し、2層流モード
時に、フット吹出モードを設定するときはデフロスタ側
ドア手段(26)により連通路(36)を開放すること
を特徴としている。
【0016】これにより、請求項1、2による、2層流
モードの実現と、吹出風量が大きく異なるフット吹出モ
ードとフットデフロスタ吹出モードという2つの吹出モ
ードの実現を具体的に達成できる。また、請求項8記載
の発明では、2層流モード時における、フット吹出モー
ドではデフロスタ側ドア手段(26)により、第2空気
通路(9)の外気の動圧が連通路(36)の方向に向く
ように案内することを特徴としており、これにより、デ
フロスタ開口部(25)側への内気混入の抑制効果を一
層高めることができる。
【0017】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜2は本発明の第1実施形態を示
すものであり、本実施形態は、ディーゼルエンジンを搭
載する車両、電気自動車、ハイブリッド車等のように、
暖房用として十分な熱源の確保が困難な車両における空
調装置に適用されるものである。
【0019】図1は本実施形態における空調装置通風系
の全体構成を示す概要図で、図2はその中の空調ユニッ
ト部の縦断面図である。図1において、空調装置通風系
は、大別して、送風機ユニット1と空調ユニット100
の2つの部分に分かれている。最初に、送風機ユニット
1部を説明すると、送風機ユニット1部は車室内の計器
盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして
配置されており、そして、送風機ユニット1には内気
(車室内空気)を導入する第1、第2内気導入口2、2
aと、外気(車室外空気)を導入する外気導入口3が備
えられている。これらの導入口2、2a、3はそれぞれ
第1、第2の内外気切替ドア4、5によって開閉可能に
なっている。
【0020】この両内外気切替ドア4、5は、それぞれ
回転軸4a、5aを中心として回動操作されるものであ
って、図示しないリンク機構およびサーボモータのよう
なアクチュエータによって、空調装置の内外気導入モー
ド制御信号に応じて連動操作される。そして、上記導入
口2、2a、3からの導入空気を送風する第1(内気
側)ファン6および第2(外気側)ファン7が、送風機
ユニット1内に配置されている。この両ファン6、7は
周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)からなるもの
であって、図示しない1つの共通の電動モータにて同時
に回転駆動される。
【0021】図1は後述する2層流モードの状態を示し
ており、第1内外気切替ドア4は第1内気導入口2を開
放して外気導入口3からの外気通路3aを閉塞している
ので、第1(内気側)ファン6の吸入口6aに内気が吸
入され、一方、第2内外気切替ドア5は第2内気導入口
2aを閉塞して外気導入口3からの外気通路3bを開放
しているので、第2(外気側)ファン7の吸入口7aに
外気が吸入される。
【0022】従って、この状態では、第1ファン6は、
内気導入口2からの内気を第1(内気側)通路8に送風
し、第2ファン7は、外気導入口3からの外気を第2
(外気側)通路9に送風するようになっており、第1、
第2通路8、9は、第1ファン4と第2ファン5との間
に配置された仕切り板10により仕切られている。この
仕切り板10は、両ファン6、7を収納する樹脂製のス
クロールケーシング10aに一体成形できる。
【0023】また、本実施形態では、2層流モードにお
いて、暖房能力の向上と窓ガラスの防曇性の確保とを両
立させるために、2層流モード時に第1ファン6の送風
する内気量よりも第2ファン7の送風する外気量の方が
大きくなるように設定してある。すなわち、2層流モー
ド時における、第1通路8側の通風抵抗(圧損)と第2
通路9側の通風抵抗(圧損)とを考慮して、第1ファン
6の送風する内気量よりも第2ファン7の送風する外気
量の方が大きくなるように、第1ファン6の送風能力お
よび第2ファン7の送風能力が設定されている。
【0024】具体的は、第1通路8側の通路断面積より
も第2通路9側を大きくして、第1通路8側に比して第
2通路9側の通風抵抗(圧損)を小さくしたり、あるい
はファン単体の状態における送風能力を第1ファン6よ
りも第2ファン7を大きくしたり、この通風抵抗と送風
能力の大小関係を両方組み合わせて、2層流モード時に
内気量よりも外気量の割合の方を大きくする。
【0025】本発明者らの実験検討によると、2層流モ
ード時における内気量と外気量の割合は具体的には、
4.5対5.5程度が上記暖房能力と窓ガラス防曇性の
両立のために好ましい。次に、空調ユニット100部は
空調ケース11内に蒸発器(冷房用熱交換器)12とヒ
ータコア(暖房用熱交換器)13とを両方とも一体的に
内蔵するタイプのものである。以下、空調ユニット10
0部の具体的構造を図2により詳述する。
【0026】空調ケース11はポリプロピレンのよう
な、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成
形品からなり、図2の上下方向(車両上下方向)に分割
面を有する左右2分割のケースからなる。この左右2分
割のケースは、上記熱交換器12、13、後述するドア
等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の
締結手段により一体に結合されて、空調ケース11を構
成する。
【0027】空調ユニット100部は、車室内の計器盤
下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されるも
のであり、そして、空調ケース11の、最も車両前方側
の部位には、空気流入口14が配設されており、この空
気流入口14には、送風機ユニット1から送風される空
調空気が流入する。この空気流入口14は助手席前方の
部位に配置される送風機ユニット1の空気出口部に接続
するために、空調ケース11のうち、助手席側の側面に
開口している。
【0028】空調ケース11内において、空気流入口1
4直後の部位に蒸発器12が第1、第2空気通路8、9
の全域を横切るように配置されている。この蒸発器12
は周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空
気から吸熱して、空調空気を冷却するものである。ここ
で、蒸発器12は図2に示すように、車両前後方向には
薄型で、車両上下方向に長手方向が向く形態で空調ケー
ス11内に設置されている。
【0029】また、空気流入口14から蒸発器12に至
る空気通路は、仕切り板15により車両下方側の第1空
気通路8と車両上方側の第2空気通路9とに仕切られて
いる。この仕切り板15は空調ケース11に樹脂にて一
体成形され、水平方向に延びる固定仕切り部材である。
そして、蒸発器12の空気流れ下流側(車両後方側)
に、所定の間隔を開けてヒータコア13が隣接配置され
ている。このヒータコア13は、蒸発器12を通過した
冷風を再加熱するものであって、その内部に高温のエン
ジン冷却水(温水)が流れ、この冷却水を熱源として空
気を加熱するものである。このヒータコア13も蒸発器
12と同様に、車両前後方向には薄型で、車両上下方向
に長手方向が向く形態で空調ケース11内に設置されて
いる。但し、ヒータコア13は垂直より若干の角度だけ
車両前方側へ傾斜して配置されている。
【0030】また、空調ケース11内で、ヒータコア1
3の上方部位には、このヒータコア13をバイパスして
空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路16が形成され
ている。空調ケース11内で、ヒータコア13と蒸発器
12との間には、ヒータコア13で加熱される温風とヒ
ータコア13をバイパスする冷風(すなわち、冷風バイ
パス通路16を流れる冷風)との風量割合を調整する平
板状の主エアミックスドア17、および補助エアミック
スドア18が配置されている。ここで、この両エアミッ
クスドア17、18は、それぞれ水平方向に配置された
回転軸17a、18aと一体に結合されており、この回
転軸17a、18aとともに車両上下方向に回動可能に
なっている。
【0031】回転軸17a、18aは、空調ケース11
に回転自在に支持され、かつ回転軸17a、18aの一
端部は空調ケース11の外部に突出して、後述のリンク
機構に結合されている。両エアミックスドア17、18
は、このリンク機構およびサーボモータのようなアクチ
ュエータを介して、空調装置の吹出空気温度制御信号に
応じて、連動操作されるようになっている。
【0032】主エアミックスドア17の回転軸17aは
補助エアミックスドア18の回転軸18aよりも所定間
隔をあけて上方側に配置され、主、補助の両エアミック
スドア17、18は、互い干渉しないようにして任意の
回動位置に操作可能になっており、最大冷房時には、両
エアミックスドア17、18は図2の2点鎖線に示すよ
うに互いにラップした位置に回動操作されて、両エアミ
ックスドア17、18が空調ケース11側の突出リブに
圧着し、ヒータコア13への空気流入路を全閉する。
【0033】一方、最大暖房時には、両エアミックスド
ア17、18は図2の実線位置に回動操作されて、主エ
アミックスドア17が冷風バイパス通路16の入口穴1
6aを全閉すると同時に、補助エアミックスドア18の
先端部が蒸発器12直後の位置で、かつ仕切り板15の
延長線A近傍に位置することにより、補助エアミックス
ドア18は、蒸発器12とヒータコア13との間の空気
通路を第1空気通路8と第2空気通路9とに区画形成す
る可動仕切り部材として作用する。
【0034】特に、本例では、補助エアミックスドア1
8の先端部が仕切り板15の延長線Aよりも第2空気通
路9側に所定量シフトするように設定してある。なお、
蒸発器12は周知の積層型のものであって、アルミニュ
ウム等の金属薄板を2枚張り合わせて構成した偏平チュ
ーブをコルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一
体ろう付けしたものである。蒸発器12内部はコルゲー
トフィンのフィン面または偏平チューブの偏平面によっ
て前記延長線A上で空気通路を仕切ることができ、これ
により蒸発器12内部でも第1空気通路8と前記第2空
気通路9とを区画形成することができる。
【0035】そして、空調ケース11内において、ヒー
タコア13の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒ
ータコア13との間に所定間隔を開けて上下方向に延び
る仕切り壁19が空調ケース11に一体成形されてお
り、この仕切り壁19によりヒータコア13の直後から
上方に向かう温風通路19aが形成されている。この温
風通路19aの下流側(上方側)はヒータコア13の上
方部において冷風バイパス通路16と合流し、冷風と温
風の混合を行う冷温風混合空間20を形成している。
【0036】また、仕切り壁19の下端部には、ヒータ
コア13の空気下流側の面と対向するようにして、温風
バイパス入口部21が開口しており、この温風バイパス
入口部21は温風バイパスドア22により開閉される。
この温風バイパスドア22は温風バイパス入口部21の
上端部に回動自在に配置された回転軸23に連結され、
この回転軸23と一体に図2の実線位置と2点鎖線位置
との間で回動操作される。
【0037】本例では、温風バイパスドア22は図示し
ないリンク機構およびサーボモータのようなアクチュエ
ータを介して、空調装置の吹出空気温度制御信号および
吹出モード制御信号に応じて操作されるようになってい
る。この温風バイパスドア22は、後述のフット吹出モ
ードおよびフットデフロスタ吹出モードにおいて、最大
暖房状態が設定されたとき(2層流モード)には、図2
の実線位置(ヒータコア13の仕切り線B近傍位置)に
操作されてヒータコア13直後の温風通路19aを第1
空気通路8と第2空気通路9とに区画形成する可動仕切
り部材として作用する。2層流モードにおける温風バイ
パスドア22の停止位置は、補助エアミックスドア18
と同様に、ドア22の先端部が仕切り線Bよりも第2空
気通路9側に所定量シフトするように設定してある。
【0038】なお、ヒータコア13は周知のものであっ
て、アルミニュウム等の金属薄板を溶接等により断面偏
平状に接合してなる偏平チューブをコルゲートフィンを
介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものであ
る。ヒータコア13内部はコルゲートフィンのフィン面
または偏平チューブの偏平面によって仕切り線B上で空
気通路を仕切ることができ、これにより、ヒータコア1
3内部でも第1空気通路8と前記第2空気通路9とを区
画形成することができる。
【0039】また、ヒータコア13の空気上流側には、
その仕切り線Bと補助エアミックスドア18の回転軸1
7aとの間を仕切る固定仕切り板24が空調ケース11
に一体成形されている。空調ケース11の上面部におい
て、車両前方側の部位にはデフロスタ開口部25が開口
している。このデフロスタ開口部25は冷温風混合空間
20から温度制御された空調空気が流入するものであっ
て、図示しないデフロスタダクトおよびデフロスタ吹出
口を介して、車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出す。
デフロスタ開口部25に至る通路に設けられた入口穴2
5aはデフロスタドア26により開閉される。このデフ
ロスタドア26は回転軸27により回動自在になってい
る。
【0040】空調ケース11の上面部において、デフロ
スタ開口部25よりも車両後方側(乗員寄り)の部位に
はフェイス開口部28が開口している。このフェイス開
口部28も冷温風混合空間20から温度制御された空調
空気が連通路36を通って流入するものであって、図示
しないフェイスダクトを介して計器盤上方部のフェイス
吹出口より乗員頭部に向けて風を吹き出す。
【0041】また、空調ケース11のうち、車両後方側
の側面の上部側には、前席用フット開口部29が開口し
ている。この前席用フット開口部29は冷温風混合空間
20から温度制御された空調空気が連通路36を通って
流入するとともに、最大暖房時には、温風バイパス入口
部21の開口により、このバイパス入口部21からの温
風が温風通路30を通して流入するようになっている。
そして、前席用フット開口部29は図示しない前席用フ
ットダクトを介して前席用フット吹出口から前席側の乗
員足元に温風を吹き出す。
【0042】前席用フット開口部29の入口穴29a
と、フェイス開口部28との間に、フット・フェイス切
替用ドア31が回転軸32により回動自在に設置され、
このドア31により前席用フット開口部29の入口穴2
9aとフェイス開口部28が切替開閉される。また、空
調ケース11のうち、車両後方側(乗員寄り)の側面の
下部側には、後席用フット開口部33が温風バイパス入
口部21の直後に対向するように開口している。この後
席用フット開口部33は、温風バイパス入口部21およ
び温風通路30からの温風が流入し、この温風を図示し
ない後席用フットダクトを介して後席用フット吹出口か
ら後席側の乗員足元に温風を吹き出す。
【0043】また、温風バイパス入口部21の下端部に
は、温風を温風通路30側に向くように案内する温風ガ
イド板34が設けられている。本実施形態では、フット
吹出モードにおける2層流モード時に、ヒータコア13
の空気下流側で、温風バイパスドア22が実線位置に操
作されて、第1、第2空気通路8、9を仕切るが、デフ
ロスタドア26が連通路36を開放することにより、こ
の連通路36を介して第1、第2空気通路8、9が前席
用フット開口部29近傍位置にて連通するようにしてあ
る。
【0044】デフロスタドア26とフット・フェイス切
替用ドア31は、吹出モード切替用のドア手段であっ
て、図示しないリンク機構に連結されて、サーボモータ
のようなアクチュエータにより、空調装置の吹出モード
制御信号に応じて、連動操作されるようになっている。
なお、上述した各ドア4、5、17、18、22、2
6、31は、いずれも単体の状態では同一構造であり、
各回転軸4a、5a、17a、18a、23、27、3
2と一体に結合された樹脂または金属製のドア基板を有
し、この基板の表裏両面にウレタンフォームのような弾
性シール材を貼着した構造である。
【0045】また、本実施形態では、温風バイパスドア
22とフット・フェイス切替用ドア31とによりフット
側ドア手段を構成している。次に、上記構成において本
実施形態の作動を説明すると、車両用空調装置は、周知
のように、空調操作パネルに設けられた各種操作部材か
らの操作信号および空調制御用の各種センサからのセン
サ信号が入力される電子制御装置(図示せず)を備えて
おり、この制御装置の出力信号により各ドア4、5、1
7、18、22、26、31の位置が制御される。
【0046】図3は、フット吹出モードにおいて、最大
暖房状態が設定されて、2層流モードが設定された状態
を示しており、図1、2も同じ状態を示している。この
状態では、送風機ユニット1において、第1内気導入口
2が第1(内気側)ファン6の吸入口6aに連通し、ま
た、外気導入口3が第2(外気側)ファン7の吸入口7
aに連通する。従って、この状態では、第1ファン6
は、内気導入口2からの内気を第1(内気側)通路8に
送風し、第2ファン7は、外気導入口3からの外気を第
2(外気側)通路9に送風する。
【0047】また、空調ユニット100においては、両
エアミックスドア17、18は図示の実線位置に回動操
作されて、主エアミックスドア17が冷風バイパス通路
16の入口穴16aを全閉すると同時に、補助エアミッ
クスドア18の先端部が蒸発器12直後の位置で、かつ
仕切り板15の延長線Aよりも第2空気通路9側に所定
量シフトするように設定してある。これにより、補助エ
アミックスドア18は、蒸発器12とヒータコア13と
の間の空気通路を第1空気通路8と第2空気通路9とに
区画形成する可動仕切り部材として作用する。
【0048】また、温風バイパスドア22は、図示の実
線位置に操作されてヒータコア13直後の温風通路19
aを第1空気通路8と第2空気通路9とに区画形成する
可動仕切り部材として作用するとともに、温風バイパス
入口部21を開放する。また、デフロスタドア26は連
通路36とデフロスタ開口部25の入口穴25aとの中
間位置に操作されて、この両者25a、36をともに開
口している。フット・フェイス切替用ドア31はフェイ
ス開口部28を閉塞し、前席用フット開口部29を開口
している。
【0049】従って、ファン6、7を作動させることよ
り、内気導入口2からの内気と外気導入口3からの外気
は、仕切り部材10、15、18、22により仕切られ
て、第1空気通路8と第2空気通路9とをそれぞれ区分
されたまま流れる。この内気と外気はすべてヒータコア
13を通過し、最大限加熱される。内気はヒータコア1
3で加熱された後に、温風バイパス入口部23を通って
温風通路30を経由して、前席用、後席用フット開口部
29、33に至る。これに対して、外気はヒータコア1
3で加熱された後に、温風バイパスドア22上方側の温
風通路19aを経て、冷温風混合空間20に至り、さら
に、ここから外気は2つの流れに分岐して、その一方の
外気はデフロスタ開口部25に流入し、残余の外気は連
通路36を通って前席用フット開口部29に流入する。
【0050】以上の結果、デフロスタ開口部25には低
湿度の外気を加熱した温風が流れて、窓ガラス内面にこ
の低湿度の温風が吹き出すので、窓ガラスの防曇性を良
好に確保できる。しかも、前席用、後席用フット開口部
29、33には主に内気を加熱した温度の高い温風を吹
き出して、暖房効果を向上させることができる。図2に
おいて、矢印Cは内気の流れを示し、矢印Dは外気の流
れを示している。
【0051】このとき、デフロスタ開口部25への吹出
風量と、フット開口部29、33への吹出風量の割合
は、デフロスタドア26の中間位置への操作により、第
2空気通路9側の外気を前席用フット開口部29側へ流
入させることにより、フット開口部29、33への吹出
風量を80%程度、デフロスタ開口部25への吹出風量
を20%程度に設定できる。
【0052】さらに、上記2層流モードにおいて注目す
べきことは、第1空気通路8と第2空気通路9とをヒー
タコア13下流側にて連通させる連通路36を形成して
いるにもかかわらず、デフロスタ開口部25側への内気
混入を効果的に防止している点である。すなわち、前述
したように、2層流モード時に内気量よりも外気量の割
合を大きくしていること(具体的には、4.5対5.5
程度の割合に設定)、さらには冷温風混合空間20の位
置まで到達した外気の動圧が連通路36の方向に向くよ
うにデフロスタドア26により外気を案内しているとと
もに、デフロスタ開口部25側の空気通路の通風抵抗に
比して、前席用、後席用フット開口部29、33側の通
風抵抗が十分小さいため、前席用フット開口部29の部
位まて到達した内気の動圧が前席用フット開口部29へ
抜けることにより低下してしまい、内気が連通路36を
逆流してデフロスタ開口部25側の外気中に混入するこ
とはない。
【0053】次に、フット吹出モードにおいて、両エア
ミックスドア17、18を最大暖房状態から吹出空気温
度の制御のために中間開度位置に操作すると、空調ユニ
ット100は図4の通常モードの状態となる。この通常
モード状態では、両エアミックスドア17、18が中間
開度位置に操作されて、主エアミックスドア17が冷風
バイパス通路16を開放するので、この冷風バイパス通
路16を通って冷風がヒータコア13をバイパスして直
接、冷温風混合空間20に至る。
【0054】この両エアミックスドア17、18の操作
に連動して、温風バイパスドア22が図4の実線位置に
操作されて温風バイパス入口部21を閉塞するととも
に、ヒータコア13直後の温風通路19aに対する仕切
り作用を消滅する。従って、ヒータコア13を通過して
加熱された温風はすべて温風通路19aを上昇した後に
空間20にて冷風バイパス通路16からの冷風と混合し
て所望の温度となる。この温風は、その大部分は連通路
36を通って前席用、後席用フット開口部29、33側
に至り、乗員足元に吹き出す。
【0055】また、空間20の温風の残余はデフロスタ
開口部25側に至り、窓ガラス内面に吹き出す。図4に
示す温度制御域におけるフット吹出モードでは、最大暖
房能力を必要としていないため、内外気導入モードは、
通常、第1、第2の内気導入口2、2aをともに閉塞
し、外気導入口3のみを開放する全外気モードに設定す
る。しかし、乗員の手動操作よる設定にて、外気導入口
3を閉塞して、第1、第2の内気導入口2、2aをとも
に開放する全内気モードとしたり、前述のように内気と
外気とを同時に導入する内外気混入モードとすることも
できる。
【0056】また、この温度制御域におけるフット吹出
モードでは、温風バイパス入口部21の閉塞により前席
用、後席用フット開口部29、33側への吹出風量が減
少しようとするので、デフロスタドア26の位置を図4
のモードでは図3よりも連通路36の開口面積が大とな
る位置に変更して、上記吹出風量の減少を防止するよう
にしている。
【0057】次に、図5は前席用、後席用フット開口部
29、33からの吹出風量と、デフロスタ開口部25か
らの吹出風量とを略同等とするフットデフロスタ吹出モ
ードにおいて、最大暖房状態が設定されて、2層流モー
ドが設定された状態を示している。このフットデフロス
タ吹出モードにおける2層流モード時は、前述の図3と
の比較から理解されるように、デフロスタドア26の位
置が連通路36を閉塞する位置に操作される。
【0058】これにより、連通路36から前席用フット
開口部29側へ流入する空気流れがなくなるので、前席
用、後席用フット開口部29、33からの吹出風量と、
デフロスタ開口部25からの吹出風量とを略同等にする
ことが可能となる。他の点はフット吹出モードにおける
2層流モードと同じである。なお、空調ユニット100
における各部の通風抵抗は製品ごとに変化するので、フ
ットデフロスタ吹出モードにおける2層流モード時に、
デフロスタドア26を連通路36が若干量開放される位
置に操作してもよいことはもちろんである。このように
すると、2層流モードではフット吹出モードだけでな
く、フットデフロスタ吹出モードでも、前席用フット開
口部29に連通路36を通って第2空気通路9側から外
気が流入するようになる。
【0059】次に、図6はフットデフロスタ吹出モード
において、両エアミックスドア17、18を最大暖房状
態から吹出空気温度の制御のために中間開度位置に操作
した、通常モード状態を示す。この通常モード状態で
は、両エアミックスドア17、18の操作に連動して、
温風バイパスドア22が図6の実線位置に操作されて温
風バイパス入口部21を閉塞する。そこで、前席用、後
席用フット開口部29、33側への空気流れ通路を確保
するために、デフロスタドア26を図6に示す中間位置
に操作して、フット開口部29、33側への吹出風量
と、デフロスタ開口部25側への吹出風量とを略同等に
する、という風量割合を維持する。
【0060】図7はフェイス吹出モードの状態を示して
おり、ドア22、26、31がそれぞれ実線位置に操作
されてフェイス開口部28への空気通路のみを開放して
いる。両エアミックスドア17、18はヒータコア13
への空気流入路を全閉する最大冷房状態を示している。
従って、蒸発器12で冷却された冷風はすべてバイパス
通路16を通過して、フェイス開口部28側へ吹き出
す。
【0061】そして、両エアミックスドア17、18を
最大冷房状態から最大暖房側へ回動操作することによ
り、フェイス吹出モードにおける吹出空気温度を任意に
調整できる。図8はバイレベル吹出モードの状態を示し
ており、上記フェイス吹出モードに対して、フットフェ
イス切替用ドア32を中間位置に操作して、フェイス開
口部28側への空気通路とフット開口部29、33側へ
の空気通路を同時に開放する。これにより、冷風バイパ
ス通路16からの冷風が主にフェイス開口部28側へ流
れ、温風通路19aからの温風が主にフット開口部2
9、33側へ流れるので、フェイス開口部28側の吹出
温度がフット開口部29、33側の吹出温度より低くな
り、頭寒足熱の吹出温度分布が得られる。
【0062】図9はデフロスタ吹出モードの状態を示し
ており、ドア22、26、31がそれぞれ実線位置に操
作されてデフロスタ開口部25への空気通路のみを開放
している。両エアミックスドア17、18は冷風バイパ
ス通路16を全閉する最大暖房状態を示しているが、両
エアミックスドア17、18を最大暖房状態から最大冷
房側へ回動操作することにより、デフロスタ吹出モード
における吹出空気温度を任意に調整できる。また、デフ
ロスタ吹出モードでは最大暖房状態であっても、温風バ
イパスドア22が温風バイパス入口部21を閉塞する位
置に操作されて、温風が温風通路30側へ流出するのを
防止する。
【0063】なお、上記した第1実施形態において、2
層流モードを設定する最大暖房時とは、エアミックスド
ア17、18が冷風のバイパスを完全に防止する位置に
操作されている場合に厳格に限定されるものでなく、若
干量の冷風のバイパスを許容するエアミックスドア位置
の場合をも含むものである。また、上記第1実施形態で
は、ヒータコア13による空調空気の加熱量を調整して
空気温度を調整する温度調整手段として、冷風と温風の
風量割合を調整するエアミックスドア17、18を使用
しているが、エアミックスドア17、18の代わりに、
ヒータコア13に流入する温水の流量または温水の温度
を調整する温水弁を用いて、この温水弁の温水流量(ま
たは温水温度)の調整作用により空気温度を調整するタ
イプの空調装置にも同様に本発明を適用できる。
【0064】また、上記第1実施形態では、温風バイパ
スドア22をエアミックスドア17、18の駆動機構
(リンク機構および駆動用サーボモータ)とは独立に設
けた駆動機構により駆動する場合について説明したが、
温風バイパスドア22をエアミックスドア17、18と
共通の駆動機構を用いて駆動することも可能である。例
えば、温風バイパスドア22の回転軸23を、適宜のリ
ンク機構を介して、エアミックスドア17、18駆動用
サーボモータの出力軸に連結するとともに、フット吹出
モードおよびフットデフロスタ吹出モード以外のモー
ド、例えば、デフロスタ吹出モードでは両エアミックス
ドア17、18が最大暖房状態となっても、温風バイパ
スドア22は、温風バイパス入口部21の閉塞位置(図
2の2点鎖線位置)に維持されたままとし、フット吹出
モードおよびフットデフロスタ吹出モードにおける最大
暖房時のみに温風バイパスドア22を温風バイパス入口
部21の閉塞位置から第1空気通路8と第2空気通路9
の仕切り位置に切り替えるようにする。
【0065】このためには、フット吹出モードおよびフ
ットデフロスタ吹出モードにおける最大暖房時には、他
の吹出モードにおける最大暖房時よりも、エアミックス
ドア駆動用サーボモータの回転量を増加させ、このサー
ボモータ回転量の増加によって、両エアミックスドア1
7、18を最大暖房状態に維持したまま、温風バイパス
ドア22を温風バイパス入口部21の閉塞位置から第1
空気通路8と第2空気通路9の仕切り位置に切り替える
ようにすればよい。
【0066】また、上記第1実施形態における後席用フ
ット開口部33を廃止した空調装置にも同様に本発明を
適用できることはいうまでもない。また、上記第1実施
形態では1つの温風バイパスドア22に2層流モードに
おける可動仕切り部材としての機能と温風バイパス入口
部21を開閉する機能とを兼務させているが、空調ユニ
ットにおける温風通路30の形態の変更等に応じて、温
風バイパスドア22を、2層流モードにおける可動仕切
り部材としての機能を果たすドアと、温風バイパス入口
部21を開閉するドアとの2つのドアに分割してもよ
い。
【0067】(第2実施形態)図10は第2実施形態を
示すものであり、第1実施形態と同一もしくは均等部分
には同一符号を付して説明を省略する。送風機ユニット
1部分は第1実施形態とほぼ同じであり、7bは第1、
第2ファン6、7を回転駆動する電動モータを示す。ま
た、第2実施形態では、第1ファン6の外径を小とし、
第2ファン7の外径を大にしている。これは、第2ファ
ン7においては、電動モータ7bの存在により吸入口7
aの開口面積が減少するのを防止するためである。
【0068】なお、図10では、図作成上の便宜のため
に、送風機ユニット1を空調ユニット100の車両前方
側に配置する状態を図示しているが、第1実施形態と同
様に、送風機ユニット1を車室内において空調ユニット
100の側方にオフセット配置してもよい。また、空調
ユニット100を車室内に配置し、送風機ユニット1は
エンジンルーム内に配置するレイアウトとしてもよい。
【0069】一方、空調ユニット100は、第1実施形
態と大きく異なっており、以下その相違点について詳述
する。まず、吹出空気温度を調整する温度調整手段とし
て、冷風と温風の風量割合を調整するエアミックスドア
17、18を廃止して、その代わりに、ヒータコア13
に流入する温水の流量(または温水の温度)を調整する
温水弁40を設けて、この温水弁40の温水流量(また
は温水温度)の調整作用により空気温度を調整するタイ
プにしてある。
【0070】ここで、ヒータコア13はその下方の入口
タンク13aから上方の出口タンク13bに向かって、
温水が一方向に流れる一方向流れタイプ(全パスタイ
プ)である。そして、上記のように、エアミックスドア
17、18の廃止に伴って、空調ユニット100内で、
蒸発器12とヒータコア13との間、およびヒータコア
13の空気下流側部位にそれぞれ仕切り板41、42が
設置されている。この仕切り板41、42は、仕切り板
15と同様に、空調ケース11に一体成形された固定仕
切り部材である。仕切り板42の空気下流側には後述す
る空気ガイド板42aが形成してあり、この空気ガイド
板42aと、フェイス開口部28の入口部との間に、第
1、第2空気通路8、9の間を常時、連通する連通路3
6が設けてある。
【0071】そして、第1空気通路8側において、ヒー
タコア13の空気下流側の直後の部位には、補助電気ヒ
ータ43が設置されている。この補助電気ヒータ43
は、エンジン始動直後のように温水温度の低いときに車
室内を即効暖房するためのもので、所定温度にて抵抗値
が急激に増加する正の抵抗温度特性を有する電気抵抗体
(PTCヒータ)で構成することが好ましい。
【0072】本例では、この補助電気ヒータ43の設置
により第1空気通路8側の通風抵抗を増加させ、これに
より、2層流モード時に、第1空気通路8側の通風抵抗
が第2空気通路9側の通風抵抗より大きくなるようにし
ている。空調ケース11内の第1空気通路8において、
ヒータコア13の下方側には、ヒータコア13をバイパ
スして空気(冷風)が流れる冷風バイパス通路44が形
成され、この冷風バイパス通路44は最大冷房時に冷風
バイパスドア45により開放される。
【0073】また、空調ケース11の上面部には第2空
気通路9に直接連通するようにデフロスタ開口部25が
開口している。このデフロスタ開口部25は回転軸27
により回動自在なバタフライ状のデフロスタドア26に
より開閉される。空調ケース11の最も車両後方側(乗
員寄り)の部位には第1空気通路8と直接連通するよう
にフェイス開口部28が開口している。このフェイス開
口部28はフェイスドア310により開閉され、このフ
ェイスドア310は回転軸311により回動自在なバタ
フライ状になっている。
【0074】また、空調ケース11の下面のうち、車両
後方側の部位には、第1空気通路8と直接連通するよう
にフット開口部29が開口している。このフット開口部
29はフットドア312により開閉され、このフットド
ア312は回転軸313により回動自在なバタフライ状
になっている。なお、デフロスタドア26、フェイスド
ア310、およびフットドア312は吹出モード切替用
のドア手段であって、図示しないリンク機構に連結され
て、サーボモータのようなアクチュエータにより、空調
装置の吹出モード制御信号に応じて、連動操作されるよ
うになっている。
【0075】また、温水弁40および冷風バイパスドア
45は温度調整手段であって、図示しないリンク機構に
連結されて、サーボモータのようなアクチュエータによ
り、空調装置の温度制御信号に応じて、連動操作される
ようになっている。次に、上記構成において本実施形態
の作動を吹出モード別に説明する。 「フット吹出モード」暖房始動時のごとく、最大暖房状
態を設定するときは、2層流モードを設定する。この場
合は、フットドア312はフット開口部29を開放し、
フェイスドア310はフェイス開口部28を閉塞する。
デフロスタドア26はデフロスタ開口部25を少量開放
する小開度位置cに操作される。
【0076】また、最大暖房状態であるため、温水弁4
0が全開して、ヒータコア13に最大流量の温水が流れ
るとともに、冷風バイパスドア45は冷風バイパス路4
4を閉塞する。一方、送風機ユニット1において、第1
内外気切替ドア4が図示のb位置に操作されて、第1内
気導入口2を開放し、外気導入口3の外気通路3aを閉
塞する。また、第2内外気切替ドア5が図示のa位置に
操作されて、第2内気導入口2aを閉塞し、外気導入口
3の外気通路3bを開放する。
【0077】これにより、第1ファン6が第1内気導入
口2から内気を吸入すると同時に、第2ファン7が外気
導入口3の外気通路3bを経て外気を吸入する。そし
て、第1ファン6により送風される内気は空調ユニット
100の第1空気通路8を通って流れ、また、第2ファ
ン7により送風される外気は、空調ユニット100の第
2空気通路9を通って流れる。
【0078】従って、内気は、第1空気通路8の蒸発器
12を通過した後、ヒータコア13にて加熱されて、温
風となり、フット開口部29を経て車室内の乗員足元に
吹き出す。これと同時に、外気は、第2空気通路9の蒸
発器12を通過した後、ヒータコア13にて加熱され
て、温風となり、デフロスタ開口部25を経て車両窓ガ
ラス内面に吹き出す。これにより、暖房効果の向上と、
窓ガラスの防曇性確保との両立を図る。
【0079】また、第1空気通路8側に補助電気ヒータ
43を設置することにより、第1空気通路8側の通風抵
抗を第2空気通路9側の通風抵抗より大きくするととも
に、デフロスタドア26をデフロスタ開口部25を少量
開放する小開度位置cに操作しているので、補助電気ヒ
ータ43下流側の部位では、第1空気通路8側の内圧よ
り第2空気通路9側の内圧が高くなる。
【0080】その結果、第2空気通路9側の外気温風が
連通路36を通して第1空気通路8側の内気温風の中に
混入することにより、フット吹出モードにおける、デフ
ロスタ開口部25からの吹出風量(20%程度)とフッ
ト開口部29からの吹出風量(80%程度)の風量割合
を達成することができる。しかも、上記のことから、連
通路36を閉塞する仕切りドアを設置しなくても、第1
空気通路8側の内気が連通路36を通ってデフロスタ開
口部25に混入することがない。そのため、デフロスタ
吹出風への内気混入による窓ガラスの曇り発生という心
配がない。
【0081】次に、車室内温度が上昇して、暖房負荷が
減少すると、吹出空気温度制御のため、温水弁40を全
開位置(最大暖房状態)から中間開度位置に操作し、ヒ
ータコア13に流入する温水流量を減少させる。中間温
度制御域では、最大暖房能力を必要としていないため、
内外気吸入モードは、通常、第1、第2の内気導入口
2、2aをともに閉塞し、外気導入口3の第1、第2外
気通路3a、3bをともに開放する全外気モードに設定
する。しかし、乗員の手動操作よる設定にて、外気導入
口3の第1、第2外気通路3a、3bを閉塞して、第
1、第2の内気導入口2、2aをともに開放する全内気
モードとしたり、前述のように内気と外気とを同時に導
入する内外気2層流モードとすることもできる。
【0082】「フットデフロスタ吹出モード」フットデ
フロスタ吹出モードでは、フット開口部29からの吹出
風量と、デフロスタ開口部25からの吹出風量とを略同
等(50%づつ)とするため、デフロスタドア26がデ
フロスタ開口部25を全開する位置dに操作される。こ
れにより、連通路36を通ってフット開口部29側へ流
れる外気温風の量が減少するので、フット開口部29か
らの吹出風量と、デフロスタ開口部25からの吹出風量
とを略同等にすることが可能となる。
【0083】温水弁40を全開する最大暖房時には、内
外気の2層流モードを設定し、暖房効果の向上と窓ガラ
スの防曇性の確保との両立を図ることができるという点
はフット吹出モードと同じである。フットデフロスタ吹
出モードでも、内外気の2層流モード時には、第1空気
通路8の外気温風が連通路36を通ってフット開口部2
9側へ流れるように、第1、第2空気通路8、9の通風
抵抗が設定されているので、デフロスタ開口部25への
内気混入が発生することはない。
【0084】また、温水弁40の開度を中間開度に調整
して、最大暖房状態から中間温度制御域に移行した後
は、通常、全外気モードに設定するが、乗員の手動操作
よる設定にて、全内気モードとしたり、内外気2層流モ
ードとすることもできる。 「フェイス吹出モード」フェイス吹出モードにおいて
は、フェイスドア310がフェイス開口部28を全開
し、デフロスタドア26がデフロスタ開口部25を、ま
たフットドア312がフット開口部29をそれぞれ全閉
する。従って、第1、第2空気通路8、9はいずれもフ
ェイス開口部28のみに連通する。
【0085】そのため、蒸発器12により冷却された冷
風がヒータコア13により再加熱されて、温度調整され
た後、すべてフェイス開口部28側へ吹き出す。このと
きも、内外気吸入モードは第1、第2内外気切替ドア
4、5により、全内気、全外気、内外気2層流のいずれ
も選択可能となる。なお、最大冷房状態では、全内気吸
入モードとし、また、温水弁40が全閉状態となり、ヒ
ータコア13への温水循環が遮断されるとともに、冷風
バイパスドア45が冷風バイパス通路44を開くので、
冷風の送風量を増加でき、冷房能力が最大となる。
【0086】「バイレベル吹出モード」バイレベル吹出
モードにおいては、フェイスドア310がフェイス開口
部28を全開するとともに、フットドア312がフット
開口部29を全開する。デフロスタドア26はデフロス
タ開口部25を全閉する。従って、フェイス開口部28
とフット開口部29を通して、車室12の上下両方へ同
時に風を吹き出すことができる。
【0087】なお、上記バイレベル吹出モードにおい
て、デフロスタ開口部25を微小開度開いて窓ガラス内
面に微少風量を吹き出したり、あるいは上下の吹出風量
割合の調整のために、フェイス開口部28とフット開口
部29のいずれか一方を全開でなく、若干量だけ閉じた
開口状態としてもよいことはもちろんである。 「デフロスタ吹出モード」デフロスタ吹出モードにおい
ては、フェイスドア310がフェイス開口部28を、ま
た、フットドア312がフット開口部29をそれぞれ全
閉する。また、デフロスタドア26がデフロスタ開口部
25を全開する。従って、第1、第2空気通路8、9か
らの風をすべてデフロスタ開口部25を通して窓ガラス
内面に吹き出して、窓ガラスの曇り止めを行う。このと
きは、窓ガラスの防曇性確保のために、全外気吸入モー
ドとする。
【0088】なお、上記第2実施形態では、第1空気通
路8内に補助電気ヒータ43を設置して、この補助電気
ヒータ43の設置により第1空気通路8側の通風抵抗を
第2空気通路9側の通風抵抗より大きくしているが、補
助電気ヒータ43は主に寒冷地向けの車両に搭載される
ものであって、補助電気ヒータ43を搭載しない場合も
ある。このような場合には、例えば、仕切り板15、4
1、42の位置をそれぞれ図10の一点鎖線位置15
a、41a、42aに示すごとく第1空気通路8側に移
行して、第1空気通路8側の通風抵抗を補助電気ヒータ
43なしで増加させてもよい。
【0089】また、デフロスタドア26の開度位置(図
10のc、d)を、c、d位置より小開度側に調整する
ことにより、ヒータコア13下流側における第2空気通
路9の内圧を高くすることができる。従って、補助電気
ヒータ43なしでも、ヒータコア13下流側における、
第1空気通路8の内圧に比して第2空気通路9の内圧を
高くすることができる。
【0090】このように、仕切り板15、41、42の
位置調整やデフロスタドア26の開度位置調整により、
第1空気通路8の内圧に比して第2空気通路9の内圧を
高くして、2層流モード時におけるデフロスタ開口部2
5側への内気混入を防止できる。また、連通路36にお
ける、第1空気通路8側の内圧に比して第2空気通路9
側の内圧を高くするために、上述した第1空気通路8内
への補助電気ヒータ43の設置、仕切り板15、41、
42の設置位置の第1空気通路8側への移行、およびデ
フロスタドア26の開度位置の小開度側への移行とい
う、3つの手段を必要に応じて、2つまたは3つ組み合
わせて実施してもよい。
【0091】なお、図10に示す第2実施形態では、ヒ
ータコア13の空気下流側に位置する仕切り板42に空
気ガイド板42aを一体に形成している。この空気ガイ
ド板42aは、連通路36において第2空気通路9側の
外気流れが第1空気通路8側に向かうように下方へ案内
するものである。より具体的に述べると、空気ガイド板
42aはデフロスタ開口部25の下方部位から斜め下方
に向かって傾斜配置されており、これにより、第2空気
通路9側の外気は空気ガイド板42aの傾斜面に沿って
下方へ向かい、第1空気通路8側へ流れる。
【0092】これに対し、図11は第2実施形態に対す
る比較品を示しており、この比較品ではヒータコア13
の空気下流側に位置する仕切り板42の終端を補助電気
ヒータ43の部位に設定し、第2実施形態の空気ガイド
板42aを廃止している。そのため、この比較品では、
本発明者の実験検討によると、補助電気ヒータ43の直
後にて、第1空気通路8側の空気流れと第2空気通路9
側の空気流れの案内作用がなくなるので、補助電気ヒー
タ43の直後で第1空気通路8側の内気が第2空気通路
9側の外気と合流し、この合流部にて空気流れの乱れが
発生して、内気が外気中に混合するという現象が発生す
ることが判明した。
【0093】この第1空気通路8側の内気と第2空気通
路9側の外気との混合現象は、第1空気通路8側の内圧
に比して第2空気通路9側の内圧が高くなっていても、
ある程度発生し、湿度の高い内気混入により窓ガラスの
防曇性を悪化させることが分かった。そこで、第2実施
形態では、ヒータコア13の空気下流側の仕切り板42
に空気ガイド板42aを備えて、連通路36において第
2空気通路9側の外気が第1空気通路8側に向くように
下方へ案内するようにしている。これにより、第1空気
通路8側の湿度の高い内気が第2空気通路9側の外気中
に混入することをより一層確実に防止できる。
【0094】(他の実施形態)上記第1、第2実施形態
では、各ドア4、5、17、18、22、26、31、
36、310、312の操作をリンク機構を介してサー
ボモータのようなアクチュエータにより行う場合につい
て説明したが、空調操作パネルに設けられた内外気導入
設定レバー、温度制御レバー、吹出モードレバー等の手
動操作部材に加えられる手動操作力にて、上記各ドアを
操作するようにしてもよい。
【0095】また、空調ユニット100内に蒸発器(冷
房用熱交換器)12を配設しないタイプの空調装置にも
同様に本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の通風系の全体構成図で
ある。
【図2】図1の空調ユニット部の断面図である。
【図3】第1実施形態のフット吹出モードにおける2層
流モードの状態を示す断面図である。
【図4】第1実施形態のフット吹出モードにおける通常
モードの状態を示す断面図である。
【図5】第1実施形態のフットデフロスタ吹出モードに
おける2層流モードの状態を示す断面図である。
【図6】第1実施形態のフットデフロスタ吹出モードに
おける通常モードの状態を示す断面図である。
【図7】第1実施形態のフェイスモードの状態を示す断
面図である。
【図8】第1実施形態のバイレベルモードの状態を示す
断面図である。
【図9】第1実施形態のデフロスタ吹出モードの状態を
示す断面図である。
【図10】第2実施形態の通風系の全体構成を示す概略
断面図である。
【図11】第2実施形態に対する比較品の通風系の全体
構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…送風機ユニット、2、2a…内気導入口、3…外気
導入口、4、5…第1、第2内外気切替ドア、6、7…
第1、第2ファン、8、9…第1、第2空気通路、11
…空調ケース、12…蒸発器、13…ヒータコア、16
…冷風バイパス通路、17…主エアミックスドア、18
…補助エアミックスドア、21…温風バイパス入口部、
22…温風バイパスドア、25…デフロスタ開口部、2
6…デフロスタドア、28…フェイス開口部、29…前
席用フット開口部、30…温風通路、31…フットフェ
イス切替用ドア、33…後席用フット開口部、36…連
通路、40…温水弁、15、41、42…仕切り板、4
2a…空気ガイド板、43…補助電気ヒータ、100…
空調ユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武知 哲也 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 角岡 辰夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 野村 俊彰 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調空気を加熱する暖房用熱交換器(1
    3)と、 この暖房用熱交換器(13)による空調空気の加熱量を
    調整して空気温度を調整する温度調整手段(17、1
    8、40)と、 車室内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット吹出口に
    接続されるフット開口部(29、33)と、 車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出すデフロスタ吹出
    口に接続されるデフロスタ開口部(25)とを備え、 前記フット開口部(29、33)と前記デフロスタ開口
    部(25)の両方を同時に開口する吹出モードにおい
    て、前記加熱量が最大となる位置に前記温度調整手段
    (17、18、40)が操作される最大暖房状態が設定
    されたときには、少なくとも、前記空調空気の通路を、
    内気が流れる第1空気通路(8)と外気が流れる第2空
    気通路(9)とに区画形成して、 前記第1空気通路(8)を前記フット開口部(29、3
    3)に連通させるとともに、前記第2空気通路(9)を
    前記デフロスタ開口部(25)に連通させるようになっ
    ており、 さらに、前記第1空気通路(8)に内気を送風する第1
    ファン(6)と、前記第2空気通路(9)に外気を送風
    する第2ファン(7)とを備え、 前記第1空気通路(8)と前記第2空気通路(9)とを
    区画形成する2層流モード時に、前記暖房用熱交換器
    (13)の空気下流側において、前記第1空気通路
    (8)と前記第2空気通路(9)とを連通させる連通路
    (36)を形成し、 前記2層流モード時に、前記第1空気通路(8)側を流
    れる内気量に比して前記第2空気通路(9)側を流れる
    外気量の割合が大となるように設定し、前記第2空気通
    路(9)の外気が前記連通路(36)を通って前記第1
    空気通路(8)側に流入するようにしたことを特徴とす
    る車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 空調空気を加熱する暖房用熱交換器(1
    3)と、 この暖房用熱交換器(13)による空調空気の加熱量を
    調整して空気温度を調整する温度調整手段(17、1
    8、40)と、 車室内乗員の足元に向けて風を吹き出すフット吹出口に
    接続されるフット開口部(29、33)と、 車両窓ガラス内面に向けて風を吹き出すデフロスタ吹出
    口に接続されるデフロスタ開口部(25)とを備え、 前記フット開口部(29、33)と前記デフロスタ開口
    部(25)の両方を同時に開口する吹出モードにおい
    て、前記加熱量が最大となる位置に前記温度調整手段
    (17、18、40)が操作される最大暖房状態が設定
    されたときには、少なくとも、前記空調空気の通路を、
    内気が流れる第1空気通路(8)と外気が流れる第2空
    気通路(9)とに区画形成して、 前記第1空気通路(8)を前記フット開口部(29、3
    3)に連通させるとともに、前記第2空気通路(9)を
    前記デフロスタ開口部(25)に連通させるようになっ
    ており、 さらに、前記第1空気通路(8)に内気を送風する第1
    ファン(6)と、前記第2空気通路(9)に外気を送風
    する第2ファン(7)とを備え、 前記第1空気通路(8)と前記第2空気通路(9)とを
    区画形成する2層流モード時に、前記暖房用熱交換器
    (13)の空気下流側において、前記第1空気通路
    (8)と前記第2空気通路(9)とを連通させる連通路
    (36)を形成し、 前記2層流モード時に、前記連通路(36)のうち、前
    記第1空気通路(8)側の部位よりも前記第2空気通路
    (9)側の部位の方が圧力が高くなるように設定し、前
    記第2空気通路(9)の外気が前記連通路(36)を通
    って前記第1空気通路(8)側に流入するようにしたこ
    とを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ファン(6)の送風能力に比し
    て前記第2ファン(7)の送風能力を大としたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記2層流モード時に、前記第1空気通
    路(8)側の通風抵抗に比して前記第2空気通路(9)
    側の通風抵抗を小としたことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記第1空気通路(8)内に補助電気ヒ
    ータ(41)が設置されており、この補助電気ヒータ
    (41)により前記第1空気通路(8)側の通風抵抗を
    前記第2空気通路(9)側の通風抵抗より大きくしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記暖房用熱交換器(13)を内蔵する
    空調ケース(11)と、 この空調ケース(11)内に、前記第1空気通路(8)
    および前記第2空気通路(9)を区画形成する仕切り板
    (15、41、42)とを備え、 この仕切り板(15、41、42)のうち、前記暖房用
    熱交換器(13)の空気下流側に位置する仕切り板(4
    2)に、前記連通路(36)において前記第2空気通路
    (9)の外気を前記第1空気通路(8)側に向かうよう
    に案内する空気ガイド板(42a)を設けたことを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の車両用
    空調装置。
  7. 【請求項7】 前記フット開口部(29、33)への空
    気流れを制御するフット側ドア手段(22、31、31
    2)および前記デフロスタ開口部(25)への空気流れ
    を制御するデフロスタ側ドア手段(26)を備え、 前記2層流モード時に、前記両ドア手段(22、26、
    31、312)により前記フット開口部(29、33)
    からの吹出風量と、前記デフロスタ開口部(25)から
    の吹出風量とを略同等とするフットデフロスタ吹出モー
    ド、および前記フット開口部(29、33)からの吹出
    風量を、前記デフロスタ開口部(25)からの吹出風量
    よりも大幅に大とするフット吹出モードのいずれか一方
    を設定し、 前記2層流モード時に、前記フットデフロスタ吹出モー
    ドを設定するときは、前記デフロスタ側ドア手段(2
    6)により前記連通路(36)を閉塞し、 前記2層流モード時に、前記フット吹出モードを設定す
    るときは前記デフロスタ側ドア手段(26)により前記
    連通路(36)を開放することを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記2層流モード時における、前記フッ
    ト吹出モードでは前記デフロスタ側ドア手段(26)に
    より、前記第2空気通路(9)の外気の動圧が前記連通
    路(36)の方向に向くように案内することを特徴とす
    る請求項7に記載の車両用空調装置。
JP14941797A 1996-10-07 1997-06-06 車両用空調装置 Expired - Fee Related JP3584681B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14941797A JP3584681B2 (ja) 1996-10-07 1997-06-06 車両用空調装置
US08/944,448 US6016967A (en) 1996-10-07 1997-10-06 Air conditioning apparatus for vehicle
DE19744276A DE19744276A1 (de) 1996-10-07 1997-10-07 Klimaanlage für ein Fahrzeug

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26637596 1996-10-07
JP8-337242 1996-12-17
JP33724296 1996-12-17
JP8-266375 1996-12-17
JP14941797A JP3584681B2 (ja) 1996-10-07 1997-06-06 車両用空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10230734A true JPH10230734A (ja) 1998-09-02
JP3584681B2 JP3584681B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=27319745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14941797A Expired - Fee Related JP3584681B2 (ja) 1996-10-07 1997-06-06 車両用空調装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6016967A (ja)
JP (1) JP3584681B2 (ja)
DE (1) DE19744276A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6874575B2 (en) 2001-03-27 2005-04-05 Halla Climate Control Corp. Air conditioning housing for an air conditioner of an automobile
JP2011068296A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置
WO2012049997A1 (ja) * 2010-10-14 2012-04-19 サンデン株式会社 車両用空気調和装置
JP2013052750A (ja) * 2011-09-03 2013-03-21 Denso Corp 車両用空調装置
WO2018139033A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2018139032A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2018122847A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 株式会社デンソー 車両用空調装置
US10625569B2 (en) 2015-09-15 2020-04-21 Denso Corporation Engine controller, air conditioning system, and program for air-conditioning controller

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19835286B4 (de) * 1998-08-05 2007-05-10 Behr Gmbh & Co. Kg Heizungs- oder Klimaanlage eines Fahrzeuges
KR100723812B1 (ko) * 2001-12-21 2007-05-31 한라공조주식회사 이층기류 공급을 위한 공조유니트
DE10101700A1 (de) * 2001-01-15 2002-07-18 Behr Gmbh & Co Verfahren und Anordnung zur Mischluftregelung in einer Heizungs-oder Klimaanlage eines Kraftfahrzeuges
JP4661011B2 (ja) * 2001-09-10 2011-03-30 株式会社デンソー 車両用空調装置
US7222406B2 (en) * 2002-04-26 2007-05-29 Battelle Memorial Institute Methods for making a multi-layer seal for electrochemical devices
KR20120051826A (ko) * 2010-11-15 2012-05-23 현대자동차주식회사 냉각수 폐열을 이용하는 연료전지 자동차의 난방시스템
DE102011017731A1 (de) * 2011-04-28 2012-10-31 Behr Gmbh & Co. Kg Ventil zur Regulierung eines Durchflusses eines Mediums durch einen Wärmetauscher, insbesondere für einen Heizer eines Klimagerätes
WO2012160735A1 (ja) 2011-05-26 2012-11-29 パナソニック株式会社 車両用空調装置
US9228760B2 (en) 2012-04-27 2016-01-05 Mac, Inc. Flameless heating system
JP2015199488A (ja) * 2014-04-01 2015-11-12 株式会社デンソー 車両用空調装置
EP3081409B1 (en) * 2014-09-01 2019-07-24 Hanon Systems Heat pump system for vehicle
FR3026351B1 (fr) * 2014-09-25 2018-03-23 Valeo Systemes Thermiques Dispositif de generation d'un flux d'air
FR3035192B1 (fr) * 2015-04-15 2018-11-09 Valeo Systemes Thermiques Dispositif de generation d'un flux d'air et installation de chauffage, ventilation et/ou climatisation
JP6592466B2 (ja) * 2016-01-18 2019-10-16 ハンオン システムズ 車両用空調システム
CN112484555A (zh) * 2020-11-30 2021-03-12 安徽江淮汽车集团股份有限公司 暖风芯体、汽车空调系统及其控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61263822A (ja) * 1985-05-17 1986-11-21 Nippon Denso Co Ltd 自動車用空気調和装置
JPH05124426A (ja) * 1991-11-07 1993-05-21 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置
US5309731A (en) * 1991-12-27 1994-05-10 Nippondenso Co., Ltd. Air conditioning apparatus
JP3446231B2 (ja) * 1993-03-05 2003-09-16 株式会社デンソー 電気自動車用空気調和装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6874575B2 (en) 2001-03-27 2005-04-05 Halla Climate Control Corp. Air conditioning housing for an air conditioner of an automobile
JP2011068296A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Calsonic Kansei Corp 車両用空調装置
WO2012049997A1 (ja) * 2010-10-14 2012-04-19 サンデン株式会社 車両用空気調和装置
JP2012081909A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Sanden Corp 車両用空気調和装置
JP2013052750A (ja) * 2011-09-03 2013-03-21 Denso Corp 車両用空調装置
US10625569B2 (en) 2015-09-15 2020-04-21 Denso Corporation Engine controller, air conditioning system, and program for air-conditioning controller
WO2018139033A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
WO2018139032A1 (ja) * 2017-01-30 2018-08-02 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2018122847A (ja) * 2017-01-30 2018-08-09 株式会社デンソー 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6016967A (en) 2000-01-25
JP3584681B2 (ja) 2004-11-04
DE19744276A1 (de) 1998-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3584681B2 (ja) 車両用空調装置
JP4134479B2 (ja) 車両用空調装置
JP3309779B2 (ja) 車両用空調装置
JP3269467B2 (ja) 車両用空調装置
JP3750255B2 (ja) 車両用空調装置
JPH10230733A (ja) 車両用空調装置
JP3893661B2 (ja) 車両用空調装置
JP3978826B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000326721A (ja) 空気調和ユニット及び車両用空気調和装置
JP3823531B2 (ja) 車両用空調装置
JP4310905B2 (ja) 車両用空調装置
JP3906530B2 (ja) 車両用空調装置
JP3791126B2 (ja) 車両用空調装置
JP3906529B2 (ja) 車両用空調装置
JP3752757B2 (ja) 車両用空調装置
JP3840718B2 (ja) 空気通路用ドア装置および車両用空調装置
JPH11180128A (ja) 車両用空調装置
JP3772471B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11208240A (ja) 車両用空調装置
JP3684712B2 (ja) 車両用空調装置
JP4075206B2 (ja) 車両用空調装置
JPH11227448A (ja) 車両用空調装置
JP4380051B2 (ja) 車両用空調装置
JP2000158931A (ja) 車両用空調装置
JP3896670B2 (ja) 車両用空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees