JPH10166387A - 中空成形品の製造方法とその成形型装置 - Google Patents

中空成形品の製造方法とその成形型装置

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JPH10166387A
JPH10166387A JP33580296A JP33580296A JPH10166387A JP H10166387 A JPH10166387 A JP H10166387A JP 33580296 A JP33580296 A JP 33580296A JP 33580296 A JP33580296 A JP 33580296A JP H10166387 A JPH10166387 A JP H10166387A
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JP
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molding
mold
hole
hollow molded
synthetic resin
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JP33580296A
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Hidekazu Torii
英和 鳥井
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Neox Lab KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0053Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor combined with a final operation, e.g. shaping
    • B29C45/006Joining parts moulded in separate cavities
    • B29C45/0062Joined by injection moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/50General aspects of joining tubular articles; General aspects of joining long products, i.e. bars or profiled elements; General aspects of joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; General aspects of joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
    • B29C66/51Joining tubular articles, profiled elements or bars; Joining single elements to tubular articles, hollow articles or bars; Joining several hollow-preforms to form hollow or tubular articles
    • B29C66/54Joining several hollow-preforms, e.g. half-shells, to form hollow articles, e.g. for making balls, containers; Joining several hollow-preforms, e.g. half-cylinders, to form tubular articles

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用サンバイザの中空軸アームのような貫
通孔を有する合成樹脂製の中空成形品を金属製パイプを
用いることなく容易に製造する。 【解決手段】 貫通孔を有する合成樹脂製の中空成形品
を製造する方法であって、中空成形品10の貫通孔16
の中心部を通る分割面において半分割された第1、第2
の半割孔18、20をそれぞれ有する第1、第2の両半
割体17、19を合成樹脂材料より射出成形すると共
に、これら第1、第2の両半割体17、19の分割面の
外側部に結合溝30、31を凹設する第1射出成形工程
と、第1、第2の両半割体17、19の分割面を合わせ
た状態のもとで、これら第1、第2の両半割体17、1
9の結合溝30、31に対し合成樹脂材料を充填して第
1、第2の両半割体17、19を一体に結合する第2射
出成形工程と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、車両用
サンバイザの中空軸アームのような中空成形品を製造す
る方法とその成形型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用サンバイザに付設された化
粧用ミラーの照明ランプを車載バッテリに接続するため
に、サンバイザの軸アームには、中心部にリード線が挿
通される貫通孔を有する中空軸アームが用いられてい
る。前記従来の中空軸アーム10は、図18に示すよう
に、縦軸部111と横軸部114とを備えて略L字状を
なし、その中心部にはL字状に屈曲した屈曲貫通孔11
6が貫設されている。前記中空軸アーム110の軽量化
やサンバイザの回動操作性を高めるために、中空軸アー
ム110の主体部が合成樹脂材料により射出成形され、
その中空軸アーム110の合成樹脂製主体部の中心部に
屈曲貫通孔116を貫設するために、屈曲貫通孔116
を有するL字状に屈曲した金属製パイプ132が、前記
主体部の射出成形と同時にその主体部の中心部に内設さ
れることで、中空軸アーム110が製造されるのが一般
的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
中空軸アーム110を製造する方法にあっては、予め、
金属製パイプ132をL字状に屈曲加工し、その金属製
パイプ132を一対の成形型のキャビティ内に位置決め
固定しなければならず、中空軸アーム110の製造に多
くの工数が必要となり、コスト高となる。この発明の目
的は、前記従来の問題点に鑑み、車両用サンバイザの中
空軸アームのような貫通孔を有する合成樹脂製の中空成
形品を金属製パイプを用いることなく容易に製造するこ
とができる中空成形品の製造方法とその成形型装置を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る中空成形品の製造方法は、貫
通孔を有する合成樹脂製の中空成形品を製造する方法で
あって、前記中空成形品の貫通孔の中心部を通る分割面
において半分割された第1、第2の半割孔をそれぞれ有
する第1、第2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形
すると共に、これら第1、第2の両半割体の分割面の外
側部に結合溝を凹設する第1射出成形工程と、前記第
1、第2の両半割体の分割面を合わせた状態のもとで、
これら第1、第2の両半割体の結合溝に対し合成樹脂材
料を充填して前記第1、第2の両半割体を一体に結合す
る第2射出成形工程と、を備えていることを特徴とす
る。
【0005】したがって、第1射出成形工程においてそ
れぞれ成形された第1、第2の両半割体の分割面を合わ
せた状態のもとで、第2射出成形工程において第1、第
2の両半割体の結合溝に対し合成樹脂材料を充填して第
1、第2の両半割体を一体に結合することで、貫通孔を
有する合成樹脂製の中空成形品が容易に製造される。
【0006】また、請求項2の発明に係る中空成形品の
製造方法は、請求項1に記載の中空成形品の製造方法に
おいて、中空成形品は、車両用サンバイザの中空軸アー
ムであることを特徴とする。したがって、車両用サンバ
イザの中空軸アームが容易に製造される。
【0007】請求項3の発明に係る中空成形品の成形型
装置は、請求項1又は2に記載の中空成形品の製造方法
に用いる成形型装置であって、型締め・型開き動作する
一対の成形型のうち、一方の成形型の型面には、第1半
割体の外形に対応する第1成形凹部と、第2半割体の第
2半割孔に対応する第2成形凸部とが所定の間隔を隔て
てそれぞれ形成されると共に、前記第2成形凸部の両側
部には、結合溝に対応する突起が形成され、他方の成形
型の型面には、第1半割体の第1半割孔に対応する第1
成形凸部と、第2半割体の外形に対応する第2成形凹部
とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成されると共に、前
記第1成形凸部の両側部には、結合溝に対応する突起が
形成され、前記一対の成形型は、これら一対の成形型の
第1成形凹部と第1成形凸部及び第2成形凸部と第2成
形凹部がそれぞれ合致する第1型締め位置と、前記第1
成形凹部と第2成形凹部とが合致する第2型締め位置
と、に変位可能に構成され、前記一対の成形型が第1型
締め位置にある状態のもとで、第1射出成形工程が行わ
れ、前記一対の成形型が第2型締め位置にある状態のも
とで、第2射出成形工程が行われる構成にしてあること
を特徴とする。
【0008】したがって、一対をなす成形型が第1型締
め位置に型締めされた状態のもとで、第1射出成形工程
が行なわれ、第1半割体と、第2半割体とがそれぞれ成
形される。その後、前記同一の成形型が第2型締め位置
に型締めされた状態のもとで、第2射出成形工程が行わ
れることで、前記第1、第2の半割体がその結合溝に充
填の樹脂材料によって一体に結合され、これによって、
貫通孔を有する合成樹脂製の中空成形品が容易に製造さ
れる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この発明の実施の形態1を図1〜図1
2にしたがって説明する。図10と図11において、中
空成形品としての車両用サンバイザ40の中空軸アーム
10は、縦軸部11と横軸部14とを備えて略L字状を
なし、その中心部には屈曲貫通孔16が貫設され、その
屈曲貫通孔16には、サンバイザ40に組み付けられた
化粧用ミラー41の照明ランプ42と車載バッテリとを
接続するためのリード線43が挿通される。
【0010】なお、中空軸アーム10は、その縦軸部1
1において取付ブラケット44を介して車室天井面の前
端部寄り部分に取り付けられる。すなわち、縦軸部11
の先端部には取付ブラケット44のボス部45に形成さ
れたテーパ孔に回動可能に嵌挿されるテーパ軸部12が
形成され、前記テーパ孔より突出されるテーパ軸部12
の先端寄り部分には取付溝13が形成されている。そし
て、取付溝13に内歯バネ座金状の取付金具46が係合
して嵌め込まれることで、取付ブラケット44に中空軸
アーム10が組み付けられた後、取付ブラケット44が
ビス47によって車室天井面の前端部寄り部分に取り付
けられる。前記中空軸アーム10の横軸部14には、サ
ンバイザ40が車室天井面に沿う格納位置からフロント
ガラスに沿う遮光位置までの範囲において回動可能に装
着される。前記横軸部14の先端寄り部分の外周面に
は、サンバイザ40が格納位置に配置されたときに、そ
のサンバイザ40に内設の軸受け部材に組み付けられた
係止バネに係合してサンバイザ40を格納位置に係止保
持する平坦な係止面15が形成されている(図8参
照)。
【0011】図8と図9の(A)及び(B)に示すよう
に、前記中空軸アーム10は、第1、第2の両半割体1
7、19を主体として構成されている。第1、第2の両
半割体17、19は、屈曲貫通孔16の中心部を通る分
割面において半分割されかつ熱可塑性の合成樹脂材料の
射出成形によってそれぞれ成形されている。そして、こ
れら第1、第2の両半割体17、19には、その分割面
において半分割された第1、第2の両半割孔18、20
がそれぞれ形成されている。さらに、第1、第2の両半
割体17、19の分割面の外側部には、結合溝30、3
1が形成されており、その結合溝30、31に対し、熱
可塑性の合成樹脂材料が充填され、その充填部32によ
って第1、第2の両半割体17、19が一体に結合され
ることで、中空軸アーム10が構成されている。
【0012】次に、前記中空軸アーム10を射出成形す
るための実施の形態1の成形型装置50を図1〜図7に
したがって説明する。図1において、型締め・型開き動
作される一対の成形型のうち、一方のスライド成形型5
3は、固定板51の取付面に上下方向にスライド可能に
組み付けられ、他方の成形型73は可動板71の取付面
に固定状態で組み付けられている。図1に示すように、
固定板51の中央部にはスプル孔52が形成され、スラ
イド成形型53にはスプル孔52に対する第1スプル連
通孔56と第2スプル連通孔57とが所定の間隔を隔て
て形成されている。
【0013】図1と図2に示すように、スライド成形型
53の型面には、第1半割体17の外形に対応する第1
成形凹部54と、第2半割体19の第2半割孔20に対
応する第2成形凸部55とが第1スプル連通孔56を間
に挟んでそれぞれ形成されると共に、第2成形凸部55
の周縁部には、第2半割体19の結合溝31に対する突
起62が形成されている。さらに、スライド成形型53
の型面には、第1スプル連通孔56を第1成形凹部54
に連通する主ランナ溝58及びトンネル状主ゲート口6
0が形成されると共に、第2スプル連通孔57を第1成
形凹部54に連通する副ランナ溝59及び副ゲート口6
1が形成されている。
【0014】図1と図3に示すように、可動板71の取
付面に固定状態で組み付けられ成形型73の型面には、
第1、第2の両スプル連通孔56、57に択一的に通じ
るスプル凹部76が形成され、そのスプル凹部76の底
部には押出ピン77が進退可能に組み付けられている。
前記成形型73の型面には、第1半割体17の第1半割
孔18に対応する第1成形凸部74と、第2半割体19
の外形に対応する第2成形凹部75とが、前記第1成形
凹部54と第2成形凸部55にそれぞれ対応する位置に
形成されると共に、第1成形凸部74の周縁部には、第
1半割体17の結合溝30に対する突起82が形成され
ている。さらに、成形型73には、スプル凹部76を第
2成形凹部75に連通する主ランナ溝78及びトンネル
状主ゲート口80が形成されると共に、スプル凹部76
を第2成形凹部75の反対側に連通する副ランナ溝79
及び副ゲート口81が形成されている。
【0015】前記したように構成されるスライド成形型
53と成形型73は、図4に示すように、これら一対の
成形型の第1成形凹部54と第1成形凸部74及び第2
成形凸部55と第2成形凹部75とがそれぞれ合致する
第1型締め位置と、図7に示すように、第1成形凹部5
4と第2成形凹部75とがそれぞれ合致する第2型締め
位置とに変位されるように、固定板51に対するスライ
ド成形型53の上下方向のスライドストロークが設定さ
れている。また、スライド成形型53の型面には、前記
第1型締め位置にあるときにのみ、成形型73の副ラン
ナ溝79と副ゲート口81とを閉じる閉止凸部63、6
4が形成されている。さらに、成形型73の型面には、
前記第1型締め位置にあるときにのみ、スライド成形型
53の副ゲート口61を閉じる閉止凸部83が形成され
ている。
【0016】次に、前記したように構成されるこの実施
の形態1の成形型装置50の作用と共に、中空軸アーム
10の製造方法を説明する。まず、第1射出成形工程に
おいて、図4に示すように、スライド成形型53と成形
型73とが第1型締め位置に型締めされる。これによっ
て、スライド成形型53と成形型73との第1成形凹部
54と第1成形凸部74との間には、第1半割体17に
対応する型空間が形成され、第2成形凸部55と第2成
形凹部75との間には、第2半割体19に対応する型空
間が形成される。
【0017】ここで、材料押出機から供給された溶融の
合成樹脂材料が、図4に示すように、固定板51のスプ
ル孔52、第1スプル連通孔56、スプル凹部76及び
主ランナ溝58、78を順に経て、トンネル状主ゲート
口60、80から前記各型空間に射出されることで、第
1、第2の両半割体17、19が成形される。前記した
ように、第1、第2の両半割体17、19が成形された
ところで、固定板51に対し、可動板71が型開き方向
に移動され、これに基づいてスライド成形型53に対し
成形型73が型開きされる。
【0018】このとき、図5に示すように、第1半割体
17は、スライド成形型53の第1成形凹部54に保持
され、第2半割体19は、成形型73の第2成形凹部7
5に保持されながら型開きされる。そして、射出成形に
基づく両ゲート部のうち、第1半割体17に対するゲー
ト部が前記型開き動作に基づいて切断される。図6に示
すように、前記スライド成形型53に対し成形型73が
型開きされた後、射出成形に基づくスプル部35が押出
ピン77によって押出されることで、第2半割体19に
対するゲート部37が切断され、前記スプル部35及び
ランナ部36と共にゲート部37が脱型される。
【0019】次に、固定板51に対し、スライド成形型
53が上方に所定ストロークだけスライドされたところ
で、図7に示すように、可動板71が型締め方向に移動
され、スライド成形型53と成形型73とが第2型締め
位置に型締めされ、第2射出成形工程がなされる。すな
わち、第2射出成形工程においては、前記スライド成形
型53と成形型73とが第2型締め位置に型締めされ、
その型締め動作に基づいて第1半割体17と第2半割体
19との分割面が合わせられる。そして、材料押出機か
ら供給された溶融の合成樹脂材料が、図7に示すよう
に、固定板51のスプル孔52、第2スプル連通孔5
7、スプル凹部76及び主ランナ溝78を順に経て、ト
ンネル状主ゲート口80から前記第1、第2の両半割体
17、19の結合溝30、31に充填される。
【0020】このとき、前記溶融の合成樹脂材料がスプ
ル孔52、第2スプル連通孔57、スプル凹部76及び
副ランナ溝59、79を順に経て副ゲート口61、81
からも前記第1、第2の両半割体17、19の結合溝3
0、31に充填されることで、図8と図9の(A)及び
(B)に示すように、第1、第2の両半割体17、19
が結合不良なく一体に結合され、これによって屈曲貫通
孔16を備えた中空軸アーム10が良好に成形される。
【0021】最後に、スライド成形型53に対し成形型
73が型開きされ、前記中空軸アーム10が脱型される
ことで、中空軸アーム10の射出成形の1サイクルが完
了する。したがって、この実施の形態1では、同一のス
ライド成形型53と成形型73とを用い、これら成形型
53、73を、第1型締め位置に型締めした状態のもと
で、第1射出成形工程を行なった後、両成形型53、7
3を、第2型締め位置に型締めした状態のもとで、第2
射出成形工程を行うことで、中空軸アーム10を容易に
製造することができる。
【0022】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図12〜図15にしたがって説明する。この実
施の形態2では、図14に示すように、スライド成形型
53と成形型73とが第1の型締め位置にあり、第1半
割体17と第2半割体19とをその屈曲貫通孔16を中
心として半分割して成形する第1の射出成形工程におい
て、図12と図13に示すように、第2半割体19に
は、中空軸アーム10の縦軸部11のテーパ軸部12
と、横軸部14の係止面15を含む軸端部15aとがそ
れぞれスライドピン90、91によって断面筒状に成形
され、その他の部分は、実施の形態1と略同様にして半
分割されて成形される。また、第1半割体17は、前記
縦軸部11のテーパ軸部12と横軸部14の係止面15
を含む軸端部15aとを除いて半分割されて成形され
る。
【0023】その後の第2射出成形工程においては、実
施の形態1と略同様にして、図15に示すように、スラ
イド成形型53と成形型73とが第2の型締め位置に型
締めされ、第1半割体17と第2半割体19との分割面
が合わせられる。そして、実施の形態1と略同様にし
て、前記第1、第2の両半割体17、19の結合溝3
0、31に溶融の合成樹脂材料が充填されることで、第
1、第2の両半割体17、19が一体に結合され、これ
によって屈曲貫通孔16を備えた中空軸アーム10が良
好に成形される。したがって、この実施の形態2におい
ては、第1の射出成形工程において、図12と図13に
示すように、第2半割体19に対し中空軸アーム10の
縦軸部11のテーパ軸部12と、横軸部14の係止面1
5を含む軸端部15aとがそれぞれ断面筒状に成形され
ることで、これらテーパ軸部12と、横軸部14の係止
面15を含む軸端部15aとが精度よく成形される。
【0024】なお、前記実施の形態1及び2において
は、中空成形品が車両用サンバイザ40の中空軸アーム
10である場合を例示したが、これに限らず、貫通孔を
有する中空成形品であれば、どのような中空成形品でも
実施可能である。また、第1半割体17と第2半割体1
9との結合溝30、31の断面形状は、図16に示すよ
うに、溝の底面側が狭く開口側が広い台形溝であっても
よく、図17に示すように、溝の底面側が広く開口側が
狭いあり溝であってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、貫通孔を有する合成樹脂製の中空成形品を
金属製パイプを用いることなく容易に製造することが
で、コスト低減を図ることができる。また、請求項2に
記載の発明によれば、車両用サンバイザの中空軸アーム
を金属製パイプを用いることなく容易にかつ安価に製造
することがでる。請求項3に記載の発明によれば、第1
射出成形工程と第2射出成形工程において、一対の成形
型を共通して使用することができ、第1射出成形工程専
用の成形型と、第2射出成形工程専用の成形型とをそれ
ぞれ製作する必要性を解消することができ、これに基づ
いてコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の成形型装置のスライ
ド成形型に対し成形型が型開きされた状態を示す断面図
である。
【図2】同じく固定板のスライド成形型を示す正面図で
ある。
【図3】同じく可動板の成形型を示す正面図である。
【図4】同じくをスライド成形型に対し成形型が第1型
締め位置において型締めされた状態を示す断面図であ
る。
【図5】同じく第1射出成形後スライド成形型に対し成
形型が型開きされた状態を示す断面図である。
【図6】同じく第1射出成形後成形型から押出ピンによ
ってスプル部及びランナ部と共にゲート部が脱型される
状態を示す断面図である。
【図7】同じくをスライド成形型に対し成形型が第2型
締め位置において型締めされた状態を示す断面図であ
る。
【図8】この発明の実施の形態1によって製造された中
空軸アームを示す斜視図である。
【図9】同じく図8のIX(A)−IX(A)線及びI
X(B)−IX(B)線にそれぞれ基づく断面図であ
る。
【図10】中空軸アームと車両用サンバイザとの組み付
け状態を示す説明図である。
【図11】同じく中空軸アームの屈曲貫通孔にリード線
が挿通された状態を破断して示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態2の第1射出成形にお
ける成形型を示す正面図である。
【図13】同じく図12のXIII(A)−XIII
(A)線及びXIII(B)−XIII(B)線にそれ
ぞれ基づく断面図である。
【図14】同じくスライド成形型に対し成形型が第1型
締め位置において型締めされた状態を示す図12のXI
V−XIV線に基づく断面図である。
【図15】同じくスライド成形型に対し成形型が第2型
締め位置において型締めされた状態を示す断面図であ
る。
【図16】第1、第2の両半割体の結合溝の断面形状の
変更例を示す断面図である。
【図17】第1、第2の両半割体の結合溝の断面形状の
別の変更例を示す断面図である。
【図18】従来の車両用サンバイザの中空軸アームを一
部破断して示す斜視図である。
【符号の説明】
10 中空軸アーム(中空成形品) 11 縦軸部 14 横軸部 16 屈曲貫通孔(貫通孔) 17 第1半割体 18 第1半割孔 19 第2半割体 20 第2半割孔 30、31 結合溝 40 サンバイザ 50 成形型装置 53 スライド成形型(成形型) 54 第1成形凹部 55 第2成形凸部 73 成形型 74 第1成形凸部 75 第2成形凹部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 23:00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔を有する合成樹脂製の中空成形品
    を製造する方法であって、 前記中空成形品の貫通孔の中心部を通る分割面において
    半分割された第1、第2の半割孔をそれぞれ有する第
    1、第2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形すると
    共に、これら第1、第2の両半割体の分割面の外側部に
    結合溝を凹設する第1射出成形工程と、 前記第1、第2の両半割体の分割面を合わせた状態のも
    とで、これら第1、第2の両半割体の結合溝に対し合成
    樹脂材料を充填して前記第1、第2の両半割体を一体に
    結合する第2射出成形工程と、を備えていることを特徴
    とする中空成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中空成形品の製造方法
    において、中空成形品は、車両用サンバイザの中空軸ア
    ームであることを特徴とする中空成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の中空成形品の製
    造方法に用いる成形型装置であって、 型締め・型開き動作する一対の成形型のうち、一方の成
    形型の型面には、第1半割体の外形に対応する第1成形
    凹部と、第2半割体の第2半割孔に対応する第2成形凸
    部とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成されると共に、
    前記第2成形凸部の両側部には、結合溝に対応する突起
    が形成され、 他方の成形型の型面には、第1半割体の第1半割孔に対
    応する第1成形凸部と、第2半割体の外形に対応する第
    2成形凹部とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成される
    と共に、前記第1成形凸部の両側部には、結合溝に対応
    する突起が形成され、 前記一対の成形型は、これら一対の成形型の第1成形凹
    部と第1成形凸部及び第2成形凸部と第2成形凹部がそ
    れぞれ合致する第1型締め位置と、前記第1成形凹部と
    第2成形凹部とが合致する第2型締め位置と、に変位可
    能に構成され、 前記一対の成形型が第1型締め位置にある状態のもと
    で、第1射出成形工程が行われ、前記一対の成形型が第
    2型締め位置にある状態のもとで、第2射出成形工程が
    行われる構成にしてあることを特徴とする中空成形品の
    成形型装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8361576B2 (en) 2006-09-28 2013-01-29 The Japan Steel Works, Ltd. Hollow moldings having thin film on inner surface
KR101381141B1 (ko) * 2006-06-01 2014-04-14 삼성전자주식회사 사출장치, 사출장치를 이용한 볼밸런서의 제조방법 및 세탁기용 볼밸런서
DE102004023456B4 (de) * 2003-05-22 2019-06-19 Denso Corporation Hohle Komponente mit hoher Festigkeit und Dichtigkeit sowie Verfahren zum Formen der hohlen Komponente

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