JPH10193972A - 車両用サンバイザの製造方法とその成形型装置 - Google Patents

車両用サンバイザの製造方法とその成形型装置

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JPH10193972A
JPH10193972A JP9000152A JP15297A JPH10193972A JP H10193972 A JPH10193972 A JP H10193972A JP 9000152 A JP9000152 A JP 9000152A JP 15297 A JP15297 A JP 15297A JP H10193972 A JPH10193972 A JP H10193972A
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molding
sun visor
mold
halves
vehicle
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JP9000152A
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Hidekazu Torii
英和 鳥井
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Neox Lab KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ本体
において、サンバイザ本体の外殻部の肉厚を所要とする
肉厚に精度よく成形する。 【解決手段】 中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ
本体を製造する車両用サンバイザの製造方法であって、
サンバイザ本体10の中空室11の略中央部を通る分割
面において半分割された第1、第2の半割室16、18
をそれぞれ有する第1、第2の両半割体15、17を合
成樹脂材料より射出成形すると共に、これら第1、第2
の両半割体15、17の分割面の外側部に結合溝19、
20を凹設する第1射出成形工程と、第1、第2の両半
割体15、17の分割面を合わせた状態のもとで、これ
ら第1、第2の両半割体15、17の結合溝19、20
に対し合成樹脂材料を充填して第1、第2の両半割体1
5、17を一体に結合することでサンバイザ本体10を
成形する第2射出成形工程と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用サンバイ
ザにおいて、中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ本
体を製造方法とその成形型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サンバイザ本体の軽量化やコスト
低減を図るために、図11に示すように、サンバイザ本
体110は合成樹脂のブロー成形によって中空に成形さ
れることが知られている。また、ブロー成形によって中
空に成形されたサンバイザ本体110を所要とする強度
に保つために、サンバイザ本体110の相対する内壁面
の間には補強用リブ121、122がブロー成形と同時
に成形され、その補強用リブ121、122の成形に基
づいて、サンバイザ本体110の外側面には凹み12
8、128が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブロー成形
によって中空に成形されたサンバイザ本体110におい
ては、そのサンバイザ本体110の外殻部の肉厚を所要
とする肉厚に成形することが困難であり、サンバイザ本
体110の外殻部に厚肉部分と薄肉部分とが不測に発生
する場合がある。そして、サンバイザ本体110の外殻
部の厚肉部分と薄肉部分によって、サンバイザ本体11
0の表面には凹凸の歪み発生し、見栄えや手触り感が悪
化するという問題点があった。また、サンバイザ本体1
10を所要とする強度に保つために、サンバイザ本体1
10の内部に対する補強用リブ121、122の成形に
基づいて、サンバイザ本体110の外側面には凹み12
8、129が形成されるため、その凹み128、129
の部分においても見栄えや手触り感が悪化するという問
題点があった。この発明の目的は、前記従来の問題点に
鑑み、サンバイザ本体の外殻部の肉厚を所要とする肉厚
寸法に精度よく成形することができる車両用サンバイザ
の製造方法とその成形型装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る車両用サンバイザの製造方法
は、中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ本体を製造
する車両用サンバイザの製造方法であって、前記サンバ
イザ本体の中空室の略中央部を通る分割面において半分
割された第1、第2の半割室をそれぞれ有する第1、第
2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形すると共に、
これら第1、第2の両半割体の分割面の外側部に結合溝
を凹設する第1射出成形工程と、前記第1、第2の両半
割体の分割面を合わせた状態のもとで、これら第1、第
2の両半割体の結合溝に対し合成樹脂材料を充填して前
記第1、第2の両半割体を一体に結合することでサンバ
イザ本体を成形する第2射出成形工程と、を備えている
ことを特徴とする。
【0005】したがって、第1射出成形工程において、
第1、第2の両半割体が射出成形されることで、これら
第1、第2の両半割体が所要とする肉厚に過不足なくか
つ精度よく成形されるため、その表面に凹凸の歪みが発
生する不具合が解消される。その後、第1、第2の両半
割体の分割面を合わせた状態のもとで、第2射出成形工
程において第1、第2の両半割体の結合溝に対し合成樹
脂材料を充填して第1、第2の両半割体を一体に結合す
ることで、中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ本体
が容易に製造される。
【0006】また、請求項2の発明に係る車両用サンバ
イザの製造方法は、請求項1に記載の車両用サンバイザ
の製造方法であって、第1射出成形工程において、第
1、第2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形すると
同時に、これら第1、第2の両半割体の第1、第2の両
半割室の内壁面に対し、補強用リブと、支軸に対応する
第1、第2の両半割軸受部とをそれぞれ一体成形するこ
とを特徴とする。したがって、中空室を有する合成樹脂
製のサンバイザ本体の表面に凹みが生じることなく、そ
のサンバイザ本体の中空室に補強用リブ及び支軸の軸受
部が成形される。
【0007】請求項3の発明に係る車両用サンバイザの
成形型装置は、請求項1に記載の中空成形品の製造方法
に用いる成形型装置であって、型締め・型開き動作する
一対の成形型のうち、一方の成形型の型面には、第1半
割体の外形に対応する第1成形凹部と、第2半割体の第
2半割孔に対応する第2成形凸部とが所定の間隔を隔て
てそれぞれ形成されると共に、前記第2成形凸部の周縁
部には、結合溝に対応する突起が形成され、他方の成形
型の型面には、第1半割体の第1半割孔に対応する第1
成形凸部と、第2半割体の外形に対応する第2成形凹部
とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成されると共に、前
記第1成形凸部の周縁部には、結合溝に対応する突起が
形成され、前記一対の成形型は、これら一対の成形型の
第1成形凹部と第1成形凸部及び第2成形凸部と第2成
形凹部がそれぞれ合致する第1型締め位置と、前記第1
成形凹部と第2成形凹部とが合致する第2型締め位置
と、に変位可能に構成され、前記一対の成形型が第1型
締め位置にある状態のもとで、第1射出成形工程が行わ
れ、前記一対の成形型が第2型締め位置にある状態のも
とで、第2射出成形工程が行われることでサンバイザ本
体を成形する構成にしてあることを特徴とする。
【0008】したがって、一対をなす成形型が第1型締
め位置に型締めされた状態のもとで、第1射出成形工程
が行なわれ、第1半割体と、第2半割体とがそれぞれ成
形される。その後、前記同一の成形型が第2型締め位置
に型締めされた状態のもとで、第2射出成形工程が行わ
れることで、前記第1、第2の半割体がその結合溝に充
填の樹脂材料によって一体に結合され、これによって、
中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ本体が容易に製
造される。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1〜図
10にしたがって説明する。図9と図10において、車
両用サンバイザ1は、サンバイザ本体10と支軸41と
を備えている。前記支軸41は、縦軸部42と横軸部4
3とを備えて略L字状をなし、その縦軸部42において
取付ブラケット40を介して車室天井面の前端部寄り部
分に取り付けられる。前記サンバイザ本体10は、合成
樹脂材料によって中空に成形され、外装表皮13により
被覆されている。前記サンバイザ本体10の中空室11
の内部には、支軸41の横軸部43が回動可能に嵌挿さ
れる軸受部12が設けられている。そして、サンバイザ
本体10は支軸41の横軸部43の軸回りに回動操作さ
れることで、車室天井面に沿う格納位置とフロントガラ
スに沿う遮光位置とに配置切り替えされるようになって
いる。
【0010】さらに、サンバイザ本体10の軸受部12
の中央部は、所定長さだけ除去されており、その除去部
には、サンバイザ本体10を格納位置に保持するための
係止バネ30が組み付けられている。係止バネ30は、
板バネ材よりなり、弾性的に拡開可能に一端が開口され
た係止筒部31と、その係止筒部31の両端開口部から
延出された一対の脚片32とを備えている。そして、前
記係止筒部31には支軸41の横軸部43が回動可能に
嵌挿され、サンバイザ本体10が格納位置に配置された
状態にあるときには、その横軸部43の係止面44が係
止筒部31の係合面が係合することで、サンバイザ本体
10が格納位置に係止保持されるようになっている。
【0011】なお、前記係止バネ30の一対の脚片32
は、クリップ35によって拘束されておりこれによって
係止筒部31には所要とするバネ力が付与される。さら
に、係止バネ30の一対の脚片32には位置決め孔33
が貫設され、サンバイザ本体10の中空室11に設けら
れた係止突起25が前記位置決め孔33に嵌挿されるこ
とで、サンバイザ本体10の軸受部12の中央部に係止
バネ30が位置ずれすることなく組み付けられるように
なっている。
【0012】さて、前記サンバイザ本体10は、第1、
第2の両半割体15、17を主体として構成されてい
る。これら第1、第2の両半割体15、17は、中空室
11の略中央部を通る分割面において半分割されかつ熱
可塑性の合成樹脂材料の射出成形によってそれぞれ成形
されている。そして、第1、第2の両半割体15、17
には、その分割面において半分割された第1、第2の両
半割室16、18がそれぞれ形成されている。前記第
1、第2の両半割体15、17の分割面の外側周縁部に
は、結合溝19、20が形成されており、その結合溝1
9、20に対し、熱可塑性の合成樹脂材料が充填され、
その充填部27によって第1、第2の両半割体15、1
7が一体に結合されることで、サンバイザ本体10が構
成されている。
【0013】また、第1、第2の両半割体15、17の
第1、第2の両半割室16、18の内壁面には、サンバ
イザ本体10に所要とする強度をもたせるための複数の
補強用リブ21、22と、軸受部12を構成する第1半
割軸受部23と第2半割軸受部24とが、第1、第2の
両半割体15、17の射出成形と同時に成形されてい
る。さらに、第1、第2の両半割体15、17の射出成
形と同時に、第2半割室18の内壁面には、第2半割軸
受部24の中央部に位置して係止突起25が成形される
と共に、第1半割室16の内壁面には、前記係止突起2
5の先端部が係止バネ30の位置決め孔33を通して嵌
め込まれる係止凹部26が成形されている。
【0014】次に、前記サンバイザ本体10を射出成形
するための実施の形態の成形型装置50を図1〜図8に
したがって説明する。図1において、型締め・型開き動
作される一対の成形型のうち、一方のスライド成形型5
3は、固定板51の取付面に上下方向にスライド可能に
組み付けられ、他方の成形型73は可動板71の取付面
に固定状態で組み付けられている。前記固定板51の中
央部にはスプル孔52が形成され、スライド成形型53
にはスプル孔52に対する第1スプル連通孔59と第2
スプル連通孔60とが所定の間隔を隔てて形成されてい
る。
【0015】図1と図2に示すように、スライド成形型
53の型面には、第1半割体15の外形に対応する第1
成形凹部54と、第2半割体17の第2半割室18に対
応する第2成形凸部55とが第1スプル連通孔59を間
に挟んでそれぞれ形成されると共に、第2成形凸部55
の周縁部には、第2半割体17の結合溝20に対する突
起63が形成されている。さらに、第2成形凸部55の
所定位置には、第2半割体17の補強用リブ22に対応
するリブ成形凹部56と、第2半割軸受部24に対応す
る軸受成形部57と、係止突起25に対応する係止突起
成形部58とがそれぞれ形成されている。また、スライ
ド成形型53の型面には、第1スプル連通孔59を第1
成形凹部54に連通するランナ溝61及びトンネルゲー
ト口62が形成されている。
【0016】図1と図3に示すように、可動板71の取
付面に固定状態で組み付けられ成形型73の型面には、
第1、第2の両スプル連通孔59、60に択一的に通じ
るスプル凹部79が形成され、そのスプル凹部79の底
部には押出ピン90が進退可能に組み付けられている。
前記成形型73の型面には、第1半割体15の第1半割
室16に対応する第1成形凸部74と、第2半割体17
の外形に対応する第2成形凹部75とが、前記第1成形
凹部54と第2成形凸部55にそれぞれ対応する位置に
形成されると共に、第1成形凸部74の周縁部には、第
1半割体15の結合溝19に対する突起83が形成され
ている。
【0017】さらに、第1成形凸部74の所定位置に
は、第1半割体15の補強用リブ21に対応するリブ成
形凹部76と、第1半割軸受部23に対応する軸受成形
部77と、係止凹部26に対応する係止凹部成形部78
とがそれぞれ形成されている。また、成形型73には、
スプル凹部79を第2成形凹部75に連通するランナ溝
81及びトンネルゲート口82が形成されている。
【0018】前記したように構成されるスライド成形型
53と成形型73は、図4に示すように、これら一対の
成形型の第1成形凹部54と第1成形凸部74及び第2
成形凸部55と第2成形凹部75とがそれぞれ合致する
第1型締め位置と、図8に示すように、第1成形凹部5
4と第2成形凹部75とがそれぞれ合致する第2型締め
位置とに変位されるように、固定板51に対するスライ
ド成形型53の上下方向のスライドストロークが設定さ
れている。
【0019】次に、前記したように構成されるこの実施
の形態の成形型装置50の作用と共に、サンバイザ本体
10の製造方法を説明する。まず、第1射出成形工程に
おいて、図4に示すように、スライド成形型53と成形
型73とが第1型締め位置に型締めされる。これによっ
て、スライド成形型53と成形型73との第1成形凹部
54と第1成形凸部74との間には、第1半割体15に
対応する型空間が形成され、第2成形凸部55と第2成
形凹部75との間には、第2半割体17に対応する型空
間が形成される。
【0020】ここで、材料押出機から供給された溶融の
合成樹脂材料が、図4に示すように、固定板51のスプ
ル孔52、第1スプル連通孔59、スプル凹部79及び
ランナ溝61、81を順に経て、トンネルゲート口6
2、82から前記各型空間に射出されることで、第1、
第2の両半割体15、17が成形される。前記第1、第
2の両半割体15、17の射出成形と同時に、第1半割
体15の第1半割室16の内壁面には、複数の補強用リ
ブ21と、第1半割軸受部23とと、係止凹部26とが
それぞれ成形されている。さらに、第2半割体17の第
2半割室18の内壁面には、複数の補強用リブ22と、
第2半割軸受部24と、係止突起25とがそれぞれ成形
される。
【0021】前記したように、第1、第2の両半割体1
5、17が成形されたところで、固定板51に対し、可
動板71が型開き方向に移動され、これに基づいてスラ
イド成形型53に対し成形型73が型開きされる。この
とき、図5に示すように、第1半割体15は、スライド
成形型53の第1成形凹部54に保持され、第2半割体
17は、成形型73の第2成形凹部75に保持されなが
ら型開きされる。そして、射出成形に基づく両ゲート部
のうち、第1半割体15に対するゲート部93が前記型
開き動作に基づいて切断される。図6に示すように、前
記スライド成形型53に対し成形型73が型開きされた
後、射出成形に基づくスプル部91が押出ピン90によ
って押出されることで、第2半割体17に対するゲート
部94が切断され、前記スプル部91及びランナ部92
と共にゲート部93、94が脱型される。
【0022】前記スライド成形型53に対し成形型73
が型開きされた後、固定板51に対しスライド成形型5
3が上方に所定ストロークだけスライドされる。その
後、スライド成形型53と成形型73とが第2型締め位
置に型締めされる間において、図7に示すように、成形
型73の第2成形凹部75に保持された第2半割体17
の係止突起25には、クリップ35を備えた係止バネ3
0が、その位置決め孔33において嵌挿されて組み付け
られる。この係止バネ30の組み付けはロボット等によ
って行うこともでき、手作業によって行うこともでき
る。
【0023】その後、図8に示すように、スライド成形
型53と成形型73とが第2型締め位置に型締めされ、
第2射出成形工程がなされる。すなわち、第2射出成形
工程においては、前記スライド成形型53と成形型73
とが第2型締め位置に型締めされ、その型締め動作に基
づいて第1半割体15と第2半割体17との分割面が合
わせられると共に、第2半割体17の係止突起25の先
端部が第1半割体15の係止凹部26に嵌め込まれる。
ここで、材料押出機から供給された溶融の合成樹脂材料
が、図8に示すように、固定板51のスプル孔52、第
2スプル連通孔60、スプル凹部79及びランナ溝81
を順に経て、トンネルゲート口82から前記第1、第2
の両半割体15、17の結合溝19、20に充填される
ることで、中空室11を備えたサンバイザ本体10が成
形される。
【0024】最後に、スライド成形型53に対し成形型
73が型開きされ、前記サンバイザ本体10が脱型され
ることで、サンバイザ本体10の射出成形の1サイクル
が完了する。したがって、この実施の形態では、同一の
スライド成形型53と成形型73とを用い、これら成形
型53、73を、第1型締め位置に型締めした状態のも
とで、第1射出成形工程を行なった後、両成形型53、
73を、第2型締め位置に型締めした状態のもとで、第
2射出成形工程を行うことで、サンバイザ本体10を容
易に製造することができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、サンバイザ本体の外殻部、すなわち、第
1、第2の両半割体を所要とする肉厚に過不足なくかつ
精度よく成形することができるため、表面に凹凸の歪み
がなく、かつ見栄えや手触りのよいサンバイザ本体を容
易に成形することができる。また、請求項2に記載の発
明によれば、サンバイザ本体の表面に凹みを生じること
なく、そのサンバイザ本体の中空室に補強用リブを容易
に成形することができ、サンバイザ本体を所要とする強
度に成形することができる。請求項3に記載の発明によ
れば、第1射出成形工程と第2射出成形工程において、
一対の成形型を共通して使用することができ、第1射出
成形工程専用の成形型と、第2射出成形工程専用の成形
型とをそれぞれ製作する必要性を解消することができ、
これに基づいてコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の成形型装置のスライド
成形型に対し成形型が型開きされた状態を示す断面図で
ある。
【図2】同じく固定板のスライド成形型を示す正面図で
ある。
【図3】同じく可動板の成形型を示す正面図である。
【図4】同じくをスライド成形型に対し成形型が第1型
締め位置において型締めされた状態を示す断面図であ
る。
【図5】同じく第1射出成形後スライド成形型に対し成
形型が型開きされた状態を示す断面図である。
【図6】同じく第1射出成形後成形型から押出ピンによ
ってスプル部及びランナ部と共にゲート部が脱型される
状態を示す断面図である。
【図7】同じく第2半割体の係止突起に係止バネを組み
付ける状態を順に示す説明図である。
【図8】同じくをスライド成形型に対し成形型が第2型
締め位置において型締めされた状態を示す断面図であ
る。
【図9】この発明の実施の形態によって製造された車両
用サンバイザを一部破断して示す斜視図である。
【図10】同じく図9のX−X線に基づく断面図であ
る。
【図11】従来のブロー成形によって成形されたサンバ
イザ本体を示す断面図である。
【符号の説明】
1 車両用サンバイザ 10 サンバイザ本体 11 中空室 12 軸受部 15 第1半割体 16 第1半割室 17 第2半割体 18 第2半割室 19、20 結合溝 21、22 補強用リブ 30 係止バネ 50 成形型装置 53 スライド成形型 54 第1成形凹部 55 第2成形凸部 56 リブ成形凹部 57 軸受成形部 73 成形型 74 第1成形凸部 75 第2成形凹部 76 リブ成形凹部 77 軸受成形部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 31:58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空室を有する合成樹脂製のサンバイザ
    本体を製造する車両用サンバイザの製造方法であって、 前記サンバイザ本体の中空室の略中央部を通る分割面に
    おいて半分割された第1、第2の半割室をそれぞれ有す
    る第1、第2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形す
    ると共に、これら第1、第2の両半割体の分割面の外側
    部に結合溝を凹設する第1射出成形工程と、 前記第1、第2の両半割体の分割面を合わせた状態のも
    とで、これら第1、第2の両半割体の結合溝に対し合成
    樹脂材料を充填して前記第1、第2の両半割体を一体に
    結合することでサンバイザ本体を成形する第2射出成形
    工程と、を備えていることを特徴とする車両用サンバイ
    ザの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用サンバイザの製
    造方法であって、第1射出成形工程において、第1、第
    2の両半割体を合成樹脂材料より射出成形すると同時
    に、これら第1、第2の両半割体の第1、第2の両半割
    室の内壁面に対し、補強用リブと、支軸に対応する第
    1、第2の両半割軸受部とをそれぞれ一体成形すること
    を特徴とする車両用サンバイザの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の中空成形品の製造方法
    に用いる成形型装置であって、 型締め・型開き動作する一対の成形型のうち、一方の成
    形型の型面には、第1半割体の外形に対応する第1成形
    凹部と、第2半割体の第2半割孔に対応する第2成形凸
    部とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成されると共に、
    前記第2成形凸部の周縁部には、結合溝に対応する突起
    が形成され、 他方の成形型の型面には、第1半割体の第1半割孔に対
    応する第1成形凸部と、第2半割体の外形に対応する第
    2成形凹部とが所定の間隔を隔ててそれぞれ形成される
    と共に、前記第1成形凸部の周縁部には、結合溝に対応
    する突起が形成され、 前記一対の成形型は、これら一対の成形型の第1成形凹
    部と第1成形凸部及び第2成形凸部と第2成形凹部がそ
    れぞれ合致する第1型締め位置と、前記第1成形凹部と
    第2成形凹部とが合致する第2型締め位置と、に変位可
    能に構成され、 前記一対の成形型が第1型締め位置にある状態のもと
    で、第1射出成形工程が行われ、前記一対の成形型が第
    2型締め位置にある状態のもとで、第2射出成形工程が
    行われることでサンバイザ本体を成形する構成にしてあ
    ることを特徴とする車両用サンバイザの成形型装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102285310A (zh) * 2011-03-07 2011-12-21 宁波市阳光汽车配件有限公司 汽车遮阳板的包覆方法以及包覆装置
WO2023008721A1 (en) * 2021-07-29 2023-02-02 Lg Electronics Inc. Hollow component,hollow component manufacturing method, and hollow component manufacturing device

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