JPH06166053A - 空調用吹出口装置の二段射出成形法 - Google Patents

空調用吹出口装置の二段射出成形法

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JPH06166053A
JPH06166053A JP4321959A JP32195992A JPH06166053A JP H06166053 A JPH06166053 A JP H06166053A JP 4321959 A JP4321959 A JP 4321959A JP 32195992 A JP32195992 A JP 32195992A JP H06166053 A JPH06166053 A JP H06166053A
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JP
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opening
closing
molding
housing
mold
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Kazuhiko Tsuda
和彦 津田
Kazuhiro Hashimoto
一博 橋本
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Moriroku KK
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Moriroku KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ブレードの取付部周りの外観を向上させた
空調用吹出口装置を成形する。 【構成】 周壁6の両対向壁部9に、複数対の軸孔10
および複数対の断面円形のボス11を設けたハウジング
3と、ハウジング3内に配設されるブレード本体4の両
端部に、一対のボス11に当接すると共に、そのボス1
1の外径と同一の外径を有する一対の突出部14および
両突出部14端面に突設されて両軸孔10に回転可能に
嵌合する一対の支軸15を備えた複数のブレード5とを
有する吹出口装置1を合成樹脂を用いて二段射出成形す
るに当り、1次射出工程でハウジング3を成形し、次い
でハウジング3の各軸孔10を各支軸成形用キャビティ
とする2次射出工程で各ブレード5を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のインストルメ
ントパネル等に取付けられる空調用吹出口装置の二段射
出成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種吹出口装置としては、周壁
の両対向壁部に、同軸に並ぶ複数対の軸孔および各軸孔
の対向壁部内面側の開口を形成する複数対のボスとを設
けたハウジングと、そのハウジング内に配設されるブレ
ード本体の両端部に、一対のボスに当接する一対の当接
フランジおよび両当接フランジ面に突設されて両軸孔に
回転可能に嵌合する一対の支軸を備えた複数のブレード
とを有するものが知られている。この空調用吹出口装置
は、合成樹脂を用い、1次射出工程でハウジングを成形
し、2次射出工程ではハウジングの各軸孔を各支軸成形
用キャビティとして使用して各ブレードを成形する、と
いった二段射出成形法により製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来法に
よると、開閉型の合せ面から各支軸の軸線がずれている
ため、ハウジングの各ボスおよびブレードの各当接フラ
ンジを断面円形に成形することができず、その結果、風
向調節時にブレードを回転させると、各ボスと各当接フ
ランジとが食違って各当接フランジの一部が各ボスから
出っ張ることがあり、外観が悪い、という問題があっ
た。
【0004】そこで、空調用吹出口装置を、周壁の両対
向壁部に、その対向壁部を貫通して同軸に並ぶ複数対の
軸孔および各軸孔と同軸上に在ってその軸孔の対向壁部
内面側の開口を形成する複数対の断面円形のボスを設け
たハウジングと、そのハウジング内に配設されるブレー
ド本体の両端部に、一対のボスに当接すると共にそのボ
スの外径と同一の外径を有する一対の突出部および両突
出部端面に同軸上に突設されて両軸孔に回転可能に嵌合
する一対の支軸を備えた複数のブレードとより構成すれ
ば、各ブレードを回転させても各突出部と各ボスとが食
違うことがないので、前記問題を解決して各ブレードの
取付部周りの外観を向上させることができる。
【0005】本発明は前記のような空調用吹出口装置を
低コストで量産することが可能な前記二段射出成形法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空調用吹出
口装置の二段射出成形法は、相対向する第1および第2
開閉型を閉じると共に複数の軸孔成形用中子を備えて相
対向する複数の第1スライド型を両開閉型間で挟着する
ことにより、両開閉型の合せ面に軸線を合致させた前記
軸孔成形用中子の基端部側を含むように、前記ハウジン
グの前記周壁を成形する第1のキャビティを形成し、ま
た前記第1開閉型の合せ面に開口して、相隣るボスおよ
び突出部の両半部の成形に共用される複数の断面半円形
第1凹部において、それら第1凹部の各突出部対応領域
に、前記第2開閉型の合せ面に突設された複数の断面半
円形堰止め突起を嵌合して、各堰止め突起端面に当接す
る各軸孔成形用中子の先端部側回りに、前記第2開閉型
の合せ面に開口する複数の断面半円形凹部および各第1
凹部のボス対応領域の協働で前記ボスを成形する複数の
第2のキャビティを形成する工程と、前記第1および第
2のキャビティに合成樹脂を1次射出して前記ハウジン
グを成形する工程と、両第1スライド型の各軸孔成形用
中子を各軸孔から抜いた後、前記第1および第2開閉型
を開くと共に前記ハウジングをその第1開閉型に付着さ
せておく工程と、前記第1開閉型を第3開閉型に対向さ
せて両開閉型を閉じることにより、両開閉型によって前
記ハウジングの前記周壁を挟持し、また前記第3開閉型
の合せ面に開口して前記第1開閉型の各第1凹部に対向
する複数の断面半円形第2凹部および前記第1凹部の両
ボス対応領域間に各ボスを挟着すると共にそれら第1お
よび第2凹部の両突出部対応領域間に前記突出部を成形
する複数の第3のキャビティを形成し、さらに相対向す
る両第3キャビティ間に前記ブレード本体を成形する複
数の第4のキャビティを形成する工程と、前記ハウジン
グの各軸孔を各支軸を成形する第5キャビティとして用
い、前記第3,第4および第5のキャビティに合成樹脂
を2次射出して各ブレードを成形する工程と、を順次行
うことを特徴とする。
【0007】
【作用】ハウジングを成形する1次射出工程では、各第
1凹部の突出部対応領域が堰止め突起により閉鎖されて
いるので、ボスが明確に成形される。
【0008】一方、各ブレードを成形する2次射出工程
では、各ブレードの突出部を成形する第3のキャビティ
と、各ボスとが同軸上に配列されるので、各突出部と各
ボスとが同軸に成形される。
【0009】また第1開閉型を共用して1次および2次
射出工程を行うので、開閉型コストを低減すると共に、
型交換に要するコストおよび作業時間を省いて吹出口装
置の量産性を向上させることが可能である。
【0010】
【実施例】図1〜図5は空調用吹出口装置1の一例を示
す。その装置1は、図1,図2に明示するように略長方
形の吹出口2を有する合成樹脂製ハウジング3と、ブレ
ード本体4をハウジング3内に配設されて上下方向の風
向を調節する複数の合成樹脂製ブレード5とより構成さ
れる。ハウジング3は、その周壁6の前端に前部フラン
ジ7を有し、前部フランジ7の前面を自動車のインスト
ルメントパネル8表面に合致させてそのインストルメン
トパネル8内に埋込まれる。
【0011】図2,図3に明示するように、ハウジング
3の周壁6において、その相対向する左右の両対向壁部
9に、その対向壁部9を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸
孔10と、各軸孔10と同軸上に在ってその軸孔10の
対向壁部9内面側の開口を形成する複数対の断面円形の
ボス11とが設けられる。両対向壁部9外面に開口する
凹部12は、装置1の離型過程で用いられたものであ
る。
【0012】各ブレード5において、そのブレード本体
4の前縁部13両端に、一対のボス11に当接すると共
にそのボス11の外径と同一外径を有する一対の突出部
14と、両突出部14端面に同軸上に突設されて両軸孔
10に回転可能に嵌合する一対の支軸15とが設けられ
る。また各ブレード本体4の前縁部13は、図4に明示
するように突出部14の半径と同一半径を有するように
形成され、これによりその前縁部13と両突出部14と
が段差を生じることなく連続する。
【0013】このように各ブレード5の取付部周りを構
成すると、各ブレード5を何れの風向調節位置に回転さ
せても各突出部14と各ボス11とが食違うことがない
ので、前記取付部周りの外観を良好にすることができ
る。
【0014】各ブレード5は連動して回転するようにな
っており、そのために連動リンク16の枢着部17を有
する。その枢着部17は、図3,図5に明示するよう
に、各ブレード本体4の切欠き状共通端部18に支軸1
5と平行に突設されて連動リンク16の枢支孔19を貫
通する枢支軸20と、その枢支軸20の突出端に在って
枢支孔19の口縁に係合する抜止め突起21とより形成
される。抜止め突起21は、ブレード本体4の後縁部2
2外方へ突出しており、連動リンク16の枢支孔19
に、その環状部23の弾性を利用して強制的に挿通され
る。図1,図2に明示するように、1枚のブレード本体
4に操作つまみ24がブレード本体4の長手方向に摺動
自在に取付けられており、その操作つまみ24を上下方
向に回動させると、各ブレード5が連動リンク16を介
して上、下に回転する。
【0015】前記のように構成すると、各ブレード5の
厚さ範囲内に枢着部17、したがって枢支軸20および
抜止め突起21を収めてブレード間隔を狭めることが可
能であり、これによりブレード5の取付枚数を増加させ
て、風向調節を期待通りに行うことができる。またブレ
ード5の何れの回転位置でも枢着部17がブレード5の
一面に出っ張って見えることがないので外観が良好とな
る。
【0016】図1,図2において、ハウジング3の後端
に別の合成樹脂製ハウジング25が接合されており、そ
のハウジング25には左右方向の風向を調節する複数の
合成樹脂製ブレード26が設けられる。各ブレード26
両端の支軸27は、ハウジング25の周壁28を構成す
る上、下の対向壁部29にそれぞれ回転可能に支持さ
れ、各ブレード26に連動リンク30が枢支される。ま
た中央のブレード26に歯形部31が形成され、その歯
形部31は操作つまみ24の歯形部32と噛合する。こ
れにより、操作つまみ24を左右方向に摺動させると、
各ブレード26がその方向へ風向を変えるべく回転す
る。
【0017】次に、前記空調用吹出口装置1の二段射出
成形法について説明する。この成形法においては、1次
射出工程でハウジング3を成形し、2次射出工程ではハ
ウジング3の各軸孔10を各支軸成形用キャビティとし
て使用して各ブレード5を成形する、といった手段が採
用される。
【0018】図6〜図11は、ハウジング3の1次射出
工程および1次射出成形装置33を示す。その装置33
は、可動の第1開閉型34と、その第1開閉型34に対
向する固定の第2開閉型35と、両開閉型34,35間
に挟着される複数、図示例では一対の第1スライド型3
6とを備えている。両第1スライド型36は複数の軸孔
成形用中子37と、各中子37と並ぶ複数の凸形部38
を備え、相対向して第2開閉型35に摺動自在に設けら
れる。 〔第1工程〕図6,図7に示すように、第1開閉型34
を下降させて両開閉型34,35を閉じると共に両開閉
型34,35間で一対の第1スライド型36を挟着す
る。
【0019】これにより両第1スライド型36の各軸孔
成形用中子37の軸線が両開閉型34,35の合せ面3
9,40に合致し、各中子37および各凸形部38を含
む一対の対向壁部対応領域41と、それら対応領域41
と略直交する一対の対向壁部対応領域42とが形成され
る。両領域41,42はハウジング3の周壁6および前
部フランジ7を成形する第1のキャビティ43を構成す
る。
【0020】また第1開閉型34は、その合せ面39に
開口して両端部が第1のキャビティ43に連通する複数
の断面半円形第1凹部44を有する。各第1凹部44両
端側はボス対応領域45であって、ハウジング3におけ
るボス11の半部を成形するために用いられ、また各ボ
ス対応領域45の内側に存する部分は突出部対応領域4
6であって、各ブレード5における突出部14の半部を
成形するために用いられ、さらに両ボス対応領域46間
は前縁部対応領域47であって、各ブレード5の前縁部
13を成形するために用いられる。
【0021】図6,図7,図8に示すように、第1のキ
ャビティ43の形成と同時に、各第1凹部44の各突出
部対応領域46に、第2開閉型35の合せ面40に突設
された複数、図示例では各第1凹部44について一対宛
の断面半円形堰止め突起48が嵌合する。
【0022】これにより、図6,図7,図9に示すよう
に各堰止め突起48端面に当接する各軸孔成形用中子3
7の先端部回りに、第2開閉型35の合せ面40に開口
する各一対の断面半円形凹部49および各第1凹部44
のボス対応領域45の協働でボス11を成形する複数の
第2のキャビティ50が形成される。各第2のキャビテ
ィ50は第1のキャビティ43に連通するが、各第1凹
部44の前縁部対応領域47に対しては堰止め突起48
により遮断されている。 〔第2工程〕図10に示すように、第1のキャビティ4
3および各第2のキャビティ50に、図示しないゲート
より合成樹脂としてのポリプロピレン(PP)系樹脂を
1次射出してハウジング3を成形する。ハウジング3の
両対向壁部9外面には、各凸形部38によって、離型過
程で用いられる複数の凹部12が成形される。この場
合、各第1凹部44の突出部対応領域46が堰止め突起
48により閉鎖されているので、ボス11が明確に成形
される。 〔第3工程〕両第1スライド型36を後退させてその各
軸孔成形用中子37を各軸孔10から抜いた後、第1開
閉型34を上昇させて両開閉型34,35を開くと共
に、図11に示すようにハウジング3を第1開閉型34
に付着させておく。
【0023】以上の各工程を経てハウジング3の成形を
終了する。
【0024】図12〜図17は、各ブレード5の2次射
出工程および2次射出成形装置51を示す。その装置5
1は、共用される第1開閉型34と、その第1開閉型3
4に対向する固定の第3開閉型52と、両開閉型34,
52間に挟着される、複数、図示例では一対の第2スラ
イド型53,54とを備えている。両第2スライド型5
3,54は、ハウジング3の各対向壁部9外面に開口し
た複数の凹部12に対応する複数の凸部55と、各支軸
15をその先端部が各対向壁部9外面に突出するように
成形するための複数の凹部56とを備え、相対向して第
3開閉型52に摺動自在に設けられる。
【0025】一方の第2スライド型54は、各ブレード
5の切欠状共通端部18を成形する複数の突起状成形部
57を有する。 〔第4工程〕図12〜図15に示すように、第1開閉型
34を下降させて両開閉型34,52を閉じると共に両
開閉型34,52間で一対の第2スライド型53,54
を挟着する。
【0026】これにより、両開閉型34,52および各
第2スライド型53,54間でハウジング3の周壁6お
よび前部フランジ7が挟着され、また図14に明示する
ように第2スライド型53,54の各凸部55がハウジ
ング3の各凹部12に嵌合し、また各凹部56がハウジ
ング3の各軸孔10と同軸上に配設され、さらに図1
2,図15に明示するように一方の第2スライド型54
の各成形部57が第3開閉型52の各摺動孔58を貫通
する。
【0027】第3開閉型52は、第1開閉型34の各第
1凹部44に対向する複数の断面半円形の第2凹部59
を有し、各第1および各第2凹部44,59の両ボス対
応領域45,60間に各ボス11が挟着される。また各
第1凹部44および各第2凹部59の両突出部対応領域
46,61間に突出部14を成形する第3のキャビティ
62が形成され、各第3のキャビティ62は、各軸孔1
0に連通すると共に各軸孔10および各ボス11と同軸
上に配設される。
【0028】さらに第1開閉型34における各第1凹部
44の前縁部対応領域47と、第3開閉型52の両第2
凹部59間において合せ面401 に開口する各深い凹部
63との間にブレード本体4を成形する第4のキャビテ
ィ64が形成され、各第4のキャビティ64は両第3の
キャビティ62に連通する。ハウジング3の各軸孔10
は、支軸15を成形するための第5のキャビティとして
機能する。
【0029】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第3開閉型52の摺動面間に枢支軸2
0を成形する第6のキャビティ65が形成され、各第6
のキャビティ65に第3開閉型52に形成されて抜止め
突起21を成形するための第7のキャビティ66が開口
している。このように、枢着部17の構造に対応して第
6,第7のキャビティ65,66の構造は単純化されて
いる。
【0030】第3開閉型52には、複数のエジェクタピ
ン67が設けられ、各一対のエジェクタピン67の当接
面68は、各第4のキャビティ64において、ブレード
本体4の後縁部22を成形する後縁部対応領域69に臨
んでいる。 〔第5工程〕図16に示すように、第3〜第7のキャビ
ティ62,64,10,65,66に、図示しないゲー
トより、合成樹脂としてのポリブチレンテレフタレート
(PBT)系樹脂を2次射出して各ブレード5を成形
し、これにより吹出口装置1を得る。
【0031】この場合、各ブレード5の突出部14を成
形する第3のキャビティ62と各ボス11とが同軸上に
配列されるので、各突出部14と各ボス11とが同軸に
成形される。
【0032】また第1開閉型34を共用して1次および
2次射出工程を行うので、開閉型コストを低減すると共
に、型交換に要するコストおよび作業時間を省いて吹出
口装置1の量産性を向上させることが可能である。 〔第6工程〕第1開閉型34を上昇させて両開閉型3
4,52を開き、図17に示すように、吹出口装置1
を、ハウジング3の各凹部12と各第2スライド型5
3,54の各凸部55との嵌合によって第3開閉型52
に残置する。
【0033】次いで各第2スライド型53,54を後退
させて、その各凸部55をハウジング3の各凹部12か
ら離脱させると共に、各凹部56を各支軸15の先端部
から離脱させた後、各エジェクタピン67を各ブレード
本体4の後縁部22に当接させて吹出口装置1を第3開
閉型52から突出す。
【0034】このように装置離型時においては、各ブレ
ード5をエジェクタピン67により突き出すので、各支
軸15には、ハウジング3を支持する力が作用する程度
であり、この程度の力では各支軸15の損傷は生じな
い。また成形面に密着している各ブレード5に直接突き
出し力を与えるので、各ブレード5の離型性が良く、し
たがって各ブレード本体4を損傷することがない。
【0035】さらに、ハウジング3の各凹部12は各対
向壁部9外面に在り、それら対向壁部9はインストルメ
ントパネル8の内部に配設されることから、吹出口装置
1の外観を損うことがない。一方、各ブレード5のエジ
ェクタピン当接部は、装置1前面から見えないブレード
5の後縁部22に設定されているので、前記同様に吹出
口装置1の外観を損うことがない。
【0036】図18は空調用吹出口装置70の他例を示
す。この装置70は前記吹出口装置1を横方向に2台並
べたものと同様の構造を有し、前記二段射出成形法はこ
のような吹出口装置70の成形にも適用される。この場
合、連動リンク16の枢着部17は、右側の吹出口構造
部71においては各ブレード5の右端側に、左側の吹出
口構造部72においては各ブレード5の左端側にそれぞ
れ設けられる。
【0037】図19,図20は前記空調用吹出口装置1
およびその二段射出成形法の他例を示す。その装置1
は、両対向壁部9に、その対向壁部9を貫通して同軸に
並ぶ複数対の軸孔10を設けたハウジング3と、そのハ
ウジング3内に配設されるブレード本体4の両端部に、
前記両対向壁部9に当接する一対の断面円形の突出部1
4、両突出部14端面に同軸上に突設されて両軸孔10
に回転可能に嵌合する一対の支軸15および前記同様の
枢着部17を備えた複数のブレード5とより構成され
る。
【0038】この空調用吹出口装置1を合成樹脂を用い
て二段射出成形する場合は次のような各工程が用いられ
る。 〔第1工程〕図19に示すように、相対向する第1およ
び第2開閉型34,35を閉じると共に複数の軸孔成形
用中子37を備えて相対向する複数(図示例では一対)
の第1スライド型36を両開閉型34,35間で挟着す
る。これにより、両開閉型34,35の合せ面39,4
0に軸線を合致させた軸孔成形用中子37を含むよう
に、ハウジング3を成形する第1のキャビティ43を形
成する。また第1開閉型34の合せ面39に開口して、
突出部14の半部の成形に用いられる複数の断面半円形
第1凹部44に、第2開閉型35の合せ面40に突設さ
れた複数の断面半円形堰止め突起48を嵌合する。 〔第2工程〕第1のキャビティ43に合成樹脂を1次射
出してハウジング3を成形する。 〔第3工程〕両第1スライド型36の各軸孔成形用中子
37を各軸孔10から抜いた後、第1および第2開閉型
34,35を開くと共にハウジング3をその第1開閉型
34に付着させておく。 〔第4工程〕図20に示すように、第1開閉型34を第
3開閉型52に対向させて両開閉型34,52を閉じる
ことにより、両開閉型34,52によって一対の第2ス
ライド型53,54を挟着すると共に両開閉型34,5
2および両第2スライド型53,54によってハウジン
グ3を挟持する。また第3開閉型52の合せ面401
開口して第1開閉型34の各第1凹部44に対向する複
数の断面半円形第2凹部59および第1凹部44間に突
出部14を成形する複数の第2のキャビティ62を形成
する。さらに相対向する両第2のキャビティ62間にブ
レード本体4を成形する複数の第3のキャビティ64を
形成する。
【0039】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第3開閉型52の摺動面間に枢支軸2
0を成形する第4のキャビティ65を形成し、各第4の
キャビティ65に第3開閉型52に形成されて抜止め突
起21を成形するための第5のキャビティ66を開口さ
せる。 〔第5工程〕ハウジング3の各軸孔10を各支軸15を
成形する第6キャビティとして用い、第2〜第6のキャ
ビティ62,64,65,66,10に合成樹脂を2次
射出して各ブレード5を成形する。
【0040】図21,図22は、空調用吹出口装置1お
よびその二段射出成形法の他例を示す。その装置1は、
両対向壁部9に、その対向壁部9を貫通して同軸に並ぶ
複数対の軸孔10を有する周壁6およびその周壁6に各
軸孔10と同軸上に設けられて軸孔10の対向壁部9内
面側の開口を形成する複数対の断面円形のボス11を有
するハウジング3と、そのハウジング3内に配設される
と共にハウジング3の前面側に位置する前縁部13をボ
ス11の半径と同一の半径を有するように形成されて両
端面4aを一対のボス11に当接させたブレード本体
4、ブレード本体4の両端面4aに前縁部13と同軸上
に突設されて両軸孔10に回転可能に嵌合する一対の支
軸15および前記同様の枢着部17を有する複数のブレ
ード5とより構成される。
【0041】この空調用吹出口装置1を合成樹脂を用い
て二段射出成形する場合は次のような各工程が用いられ
る。 〔第1工程〕図21に示すように、相対向する第1およ
び第2開閉型34,35を閉じると共に複数の軸孔成形
用中子37を備えて相対向する複数、図示例では一対の
第1スライド型36を両開閉型34,35間で挟着す
る。これにより、両開閉型34,35の合せ面39,4
0に軸線を合致させた前記軸孔成形用中子37の基端部
側を含むように、ハウジング3の周壁6および前部フラ
ンジ7を成形する第1のキャビティ43を形成する。ま
た第1開閉型34の合せ面39に開口して、相隣るボス
11および前縁部13の両半部の成形に共用される複数
の断面半円形第1凹部44において、それら第1凹部4
4の各前縁部対応領域46に、第2開閉型35の合せ面
40に突設された複数の断面半円形堰止め突起48を嵌
合して、各堰止め突起48端面に当接する各軸孔成形用
中子37の先端部側回りに、第2開閉型35の合せ面4
0に開口する複数の断面半円形凹部49および各第1凹
部44のボス対応領域45の協働でボス11を成形する
複数の第2のキャビティ50を形成する。 〔第2工程〕第1および第2のキャビティ43,50に
合成樹脂を1次射出してハウジング3を成形する。 〔第3工程〕両第1スライド型36の各軸孔成形用中子
37を各軸孔10から抜いた後、第1および第2開閉型
34,35を開くと共にハウジング3をその第1開閉型
34に付着させておく。 〔第4工程〕第1開閉型34を第3開閉型52に対向さ
せて両開閉型34,52を閉じることにより、両開閉型
34,52によって一対の第2スライド型53,54を
挟着すると共に両開閉型34,52および両第2スライ
ド型53,54によってハウジング3の周壁6および前
部フランジ7を挟持する。また第3開閉型52の合せ面
401 に開口して第1開閉型34の各第1凹部44に対
向する複数の断面半円形第2凹部59および第1凹部4
4のボス対応領域45間に各ボス11を挟着する。さら
に相対向する両ボス11間に前記ブレード本体4を成形
する複数の第3のキャビティ64を形成する。
【0042】また一方の第2スライド型54における各
成形部57および第3開閉型52の摺動面間に枢支軸2
0を成形する第4のキャビティ65を形成し、各第4の
キャビティ65に第3開閉型52に形成されて抜止め突
起21を成形するための第5のキャビティ66を開口さ
せる。 〔第5工程〕ハウジング3の各軸孔10を各支軸15を
成形する第6のキャビティとして用い、第3〜第6のキ
ャビティ64,65,66,10に合成樹脂を2次射出
して各ブレード5を成形する。
【0043】図19〜図22において、前記実施例と同
一符号を付した部分は、前記実施例と同一部分を示す。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、前記のように特定され
た手段を用いることによって、各ブレードの取付部周り
の外観を良好にした空調用吹出口装置を低コストで量産
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調用吹出口装置の一例を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図2の3矢示部の拡大図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】各ブレードと連動リンクとの関係を示す斜視図
である。
【図6】1次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図7の6−6線断面図に相当する。
【図7】図6の7−7線示図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】ハウジングを成形した状態を示す1次射出成
形装置の縦断面図である。
【図11】ハウジングを付着した第1開閉型の縦断面図
である。
【図12】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の12−12線断面図に相当する。
【図13】図12の13−13線示図である。
【図14】2次射出成形装置の一例を示す縦断面図であ
り、図13の14−14線断面図に相当する。
【図15】図12の15−15線断面図である。
【図16】吹出口装置を成形した状態を示す2次射出成
形装置の縦断面図である。
【図17】第3開閉型に吹出口装置を残置した状態を示
す縦断面図である。
【図18】空調用吹出口装置の他例を示す斜視図であ
る。
【図19】1次射出成形装置の他例を示す縦断面図であ
り、図10に対応する。
【図20】2次射出成形装置の他例を示す縦断面図であ
り、図16に対応する。
【図21】1次射出成形装置の他例を示す縦断面図であ
り、図10に対応する。
【図22】2次射出成形装置の他例を示す縦断面図であ
り、図16に対応する。
【符号の説明】
3 ハウジング 4 ブレード本体 4a 端面 5 ブレード 6 周壁 9 対向壁部 10 軸孔 11 ボス 14 突出部 15 支軸 34 第1開閉型 35 第2開閉型 36 第1スライド型 37 軸孔成形用中子 39,40,401 合せ面 43 第1のキャビティ 44 第1凹部 45 ボス対応領域 46 突出部対応領域 48 堰止め突起 49 凹部 50 第2のキャビティ 52 第3開閉型 59 第2凹部 60 ボス対応領域 61 突出部対応領域 62 第3のキャビティ 64 第4のキャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29C 31/08 9350−4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁(6)の両対向壁部(9)に、その
    対向壁部(9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(1
    0)および各軸孔(10)と同軸上に在ってその軸孔
    (10)の対向壁部(9)内面側の開口を形成する複数
    対の断面円形のボス(11)を設けたハウジング(3)
    と、 そのハウジング(3)内に配設されるブレード本体
    (4)の両端部に、一対のボス(11)に当接すると共
    にそのボス(11)の外径と同一の外径を有する一対の
    突出部(14)および両突出部(14)端面に同軸上に
    突設されて両軸孔(10)に回転可能に嵌合する一対の
    支軸(15)を備えた複数のブレード(5)と、を有す
    る空調用吹出口装置を合成樹脂を用いて二段射出成形す
    るに当り、 相対向する第1および第2開閉型(34,35)を閉じ
    ると共に複数の軸孔成形用中子(37)を備えて相対向
    する複数の第1スライド型(36)を両開閉型(34,
    35)間で挟着することにより、両開閉型(34,3
    5)の合せ面(39,40)に軸線を合致させた前記軸
    孔成形用中子(37)の基端部側を含むように、前記ハ
    ウジング(3)の前記周壁(6)を成形する第1のキャ
    ビティ(43)を形成し、また前記第1開閉型(34)
    の合せ面(39)に開口して、相隣るボス(11)およ
    び突出部(14)の両半部の成形に共用される複数の断
    面半円形第1凹部(44)において、それら第1凹部
    (44)の各突出部対応領域(46)に、前記第2開閉
    型(35)の合せ面(40)に突設された複数の断面半
    円形堰止め突起(48)を嵌合して、各堰止め突起(4
    8)端面に当接する各軸孔成形用中子(37)の先端部
    側回りに、前記第2開閉型(35)の合せ面(40)に
    開口する複数の断面半円形凹部(49)および各第1凹
    部(44)のボス対応領域(45)の協働で前記ボス
    (11)を成形する複数の第2のキャビティ(50)を
    形成する工程と、 前記第1および第2のキャビティ(43,50)に合成
    樹脂を1次射出して前記ハウジング(3)を成形する工
    程と、 両第1スライド型(36)の各軸孔成形用中子(37)
    を各軸孔(10)から抜いた後、前記第1および第2開
    閉型(34,35)を開くと共に前記ハウジング(3)
    をその第1開閉型(34)に付着させておく工程と、 前記第1開閉型(34)を第3開閉型(52)に対向さ
    せて両開閉型(34,52)を閉じることにより、両開
    閉型(34,52)によって前記ハウジング(3)の前
    記周壁(6)を挟持し、また前記第3開閉型(52)の
    合せ面(401)に開口して前記第1開閉型(34)の
    各第1凹部(44)に対向する複数の断面半円形第2凹
    部(59)および前記第1凹部(44)の両ボス対応領
    域(45,60)間に各ボス(11)を挟着すると共に
    それら第1および第2凹部(44,59)の両突出部対
    応領域(46,61)間に前記突出部(14)を成形す
    る複数の第3のキャビティ(62)を形成し、さらに相
    対向する両第3のキャビティ(62)間に前記ブレード
    本体(4)を成形する複数の第4のキャビティ(64)
    を形成する工程と、 前記ハウジング(3)の各軸孔(10)を各支軸(1
    5)を成形する第5のキャビティとして用い、前記第
    3,第4および第5のキャビティ(62,64,10)
    に合成樹脂を2次射出して各ブレード(5)を成形する
    工程と、を順次行うことを特徴とする空調用吹出口装置
    の二段射出成形法。
  2. 【請求項2】 両対向壁部(9)に、その対向壁部
    (9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(10)を設
    けたハウジング(3)と、 そのハウジング(3)内に配設されるブレード本体
    (4)の両端部に、前記両対向壁部(9)に当接する一
    対の断面円形の突出部(14)および両突出部(14)
    端面に同軸上に突設されて両軸孔(10)に回転可能に
    嵌合する一対の支軸(15)を備えた複数のブレード
    (5)と、を有する空調用吹出口装置を合成樹脂を用い
    て二段射出成形するに当り、 相対向する第1および第2開閉型(34,35)を閉じ
    ると共に複数の軸孔成形用中子(37)を備えて相対向
    する複数の第1スライド型(36)を両開閉型(34,
    35)間で挟着することにより、両開閉型(34,3
    5)の合せ面(39,40)に軸線を合致させた前記軸
    孔成形用中子(37)を含むように、前記ハウジング
    (3)を成形する第1のキャビティ(43)を形成し、
    また前記第1開閉型(34)の合せ面(39)に開口し
    て、前記突出部(14)の半部の成形に用いられる複数
    の断面半円形第1凹部(44)に、前記第2開閉型(3
    5)の合せ面(40)に突設された複数の断面半円形堰
    止め突起(48)を嵌合する工程と、 前記第1のキャビティ(43)に合成樹脂を1次射出し
    て前記ハウジング(3)を成形する工程と、 両第1スライド型(36)の各軸孔成形用中子(37)
    を各軸孔(10)から抜いた後、前記第1および第2開
    閉型(34,35)を開くと共に前記ハウジング(3)
    をその第1開閉型(34)に付着させておく工程と、 前記第1開閉型(34)を第3開閉型(52)に対向さ
    せて両開閉型(34,52)を閉じることにより、両開
    閉型(34,52)によって前記ハウジング(3)を挟
    持し、また前記第3開閉型(52)の合せ面(401
    に開口して前記第1開閉型(34)の各第1凹部(4
    4)に対向する複数の断面半円形第2凹部(59)およ
    び前記第1凹部(44)間に前記突出部(14)を成形
    する複数の第2のキャビティ(62)を形成し、さらに
    相対向する前記両第2のキャビティ(62)間に前記ブ
    レード本体(4)を成形する複数の第3のキャビティ
    (64)を形成する工程と、 前記ハウジング(3)の各軸孔(10)を各支軸(1
    5)を成形する第4のキャビティとして用い、前記第
    2,第3および第4のキャビティ(62,64,10)
    に合成樹脂を2次射出して各ブレード(5)を成形する
    工程と、を順次行うことを特徴とする空調用吹出口装置
    の二段射出成形法。
  3. 【請求項3】 両対向壁部(9)に、その対向壁部
    (9)を貫通して同軸に並ぶ複数対の軸孔(10)を有
    する周壁(6)およびその周壁(6)に各軸孔(10)
    と同軸上に設けられて前記軸孔(10)の対向壁部
    (9)内面側の開口を形成する複数対の断面円形のボス
    (11)を有するハウジング(3)と、 そのハウジング(3)内に配設されると共に前記ハウジ
    ング(3)の前面側に位置する前縁部(13)を前記ボ
    ス(11)の半径と同一の半径を有するように形成され
    て両端面(4a)を一対の前記ボス(11)に当接させ
    たブレード本体(4)および前記ブレード本体(4)の
    両端面(4a)に前記前縁部(13)と同軸上に突設さ
    れて両軸孔(10)に回転可能に嵌合する一対の支軸
    (15)を有する複数のブレード(5)と、を有する空
    調用吹出口装置を合成樹脂を用いて二段射出成形するに
    当り、 相対向する第1および第2開閉型(34,35)を閉じ
    ると共に複数の軸孔成形用中子(37)を備えて相対向
    する複数の第1スライド型(36)を両開閉型(34,
    35)間で挟着することにより、両開閉型(34,3
    5)の合せ面(39,40)に軸線を合致させた前記軸
    孔成形用中子(37)の基端部側を含むように、前記ハ
    ウジング(3)の前記周壁(6)を成形する第1のキャ
    ビティ(43)を形成し、また前記第1開閉型(34)
    の合せ面(39)に開口して、相隣るボス(11)およ
    び前縁部(13)の両半部の成形に共用される複数の断
    面半円形第1凹部(44)において、それら第1凹部
    (44)の各前縁部対応領域(46)に、前記第2開閉
    型(35)の合せ面(40)に突設された複数の断面半
    円形堰止め突起(48)を嵌合して、各堰止め突起(4
    8)端面に当接する各軸孔成形用中子(37)の先端部
    側回りに、前記第2開閉型(35)の合せ面(40)に
    開口する複数の断面半円形凹部(49)および各第1凹
    部(44)のボス対応領域(45)の協働で前記ボス
    (11)を成形する複数の第2のキャビティ(50)を
    形成する工程と、 前記第1および第2のキャビティ(43,50)に合成
    樹脂を1次射出して前記ハウジング(3)を成形する工
    程と、 両第1スライド型(36)の各軸孔成形用中子(37)
    を各軸孔(10)から抜いた後、前記第1および第2開
    閉型(34,35)を開くと共に前記ハウジング(3)
    をその第1開閉型(34)に付着させておく工程と、 前記第1開閉型(34)を第3開閉型(52)に対向さ
    せて両開閉型(34,52)を閉じることにより、両開
    閉型(34,52)によって前記ハウジング(3)の前
    記周壁(6)を挟持し、また前記第3開閉型(52)の
    合せ面(401)に開口して前記第1開閉型(34)の
    各第1凹部(44)に対向する複数の断面半円形第2凹
    部(59)および前記第1凹部(44)のボス対応領域
    (45)間に各ボス(11)を挟着し、さらに相対向す
    る両ボス(11)間に前記ブレード本体(4)を成形す
    る複数の第3のキャビティ(64)を形成する工程と、 前記ハウジング(3)の各軸孔(10)を各支軸(1
    5)を成形する第4のキャビティとして用い、前記第3
    および第4のキャビティ(64,10)に合成樹脂を2
    次射出して各ブレード(5)を成形する工程と、を順次
    行うことを特徴とする空調用吹出口装置の二段射出成形
    法。
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