JP2712673B2 - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
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- JP2712673B2 JP2712673B2 JP1325248A JP32524889A JP2712673B2 JP 2712673 B2 JP2712673 B2 JP 2712673B2 JP 1325248 A JP1325248 A JP 1325248A JP 32524889 A JP32524889 A JP 32524889A JP 2712673 B2 JP2712673 B2 JP 2712673B2
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- Japan
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- mold
- injection material
- movable
- plate
- filling
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1635—Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばオーディオ用カセットハーフのよう
に二色成形を行う樹脂成形品の射出成形用金型に係り、
特に、一次注入材料と二次注入材料との境界面が曲面と
される樹脂成形品の射出成形用金型に関する。
に二色成形を行う樹脂成形品の射出成形用金型に係り、
特に、一次注入材料と二次注入材料との境界面が曲面と
される樹脂成形品の射出成形用金型に関する。
従来、例えば、オーディオ用カセットハーフを二色成
形する場合には、型開き方向に移動自在な型体を用い
て、一次注入材料充填時に、この型体によって、二次注
入材料充填空間を閉塞した状態で一次注入材料を充填し
た後、上記型体開き方向に移動させて、二次注入材料充
填空間を形成した状態で二次注入材料を充填して二色成
形品を製造していた。
形する場合には、型開き方向に移動自在な型体を用い
て、一次注入材料充填時に、この型体によって、二次注
入材料充填空間を閉塞した状態で一次注入材料を充填し
た後、上記型体開き方向に移動させて、二次注入材料充
填空間を形成した状態で二次注入材料を充填して二色成
形品を製造していた。
ところで、第7図ないし第9図に示すように、カセッ
トハーフ1の中央部に透明な樹脂で成形された二次注入
材料充填部2が配置され、この二次注入材料充填部2の
まわりに有色の樹脂で成形された一次注入材料充填部3
が覆うように配設されると共に、一次,二次注入材料充
填部2,3の境界面4が曲面とされた二色成形品は、外方
から見た場合、二次注入材料充填部2の厚みが各部にお
いて違うため、各部の色彩が異なって見え、意匠性が良
好である。
トハーフ1の中央部に透明な樹脂で成形された二次注入
材料充填部2が配置され、この二次注入材料充填部2の
まわりに有色の樹脂で成形された一次注入材料充填部3
が覆うように配設されると共に、一次,二次注入材料充
填部2,3の境界面4が曲面とされた二色成形品は、外方
から見た場合、二次注入材料充填部2の厚みが各部にお
いて違うため、各部の色彩が異なって見え、意匠性が良
好である。
しかしながら、上記カセットハーフ1を上述した二色
成形金型で成形しようとすると、上記型体の彫刻面が、
一次注入材料充填時に二次注入材料充填空間を閉塞する
曲面(境界面4)と、二次注入材料充填空間を形成する
平面(表面5)とを兼用しなければならず、この方法で
は二色成形することはできない。
成形金型で成形しようとすると、上記型体の彫刻面が、
一次注入材料充填時に二次注入材料充填空間を閉塞する
曲面(境界面4)と、二次注入材料充填空間を形成する
平面(表面5)とを兼用しなければならず、この方法で
は二色成形することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的とするところは、一次注入材料と二次注入材料との境
界面が曲面とされる樹脂成形品でも円滑にかつ確実に二
色成形することができる射出成形用金型を提供すること
にある。
的とするところは、一次注入材料と二次注入材料との境
界面が曲面とされる樹脂成形品でも円滑にかつ確実に二
色成形することができる射出成形用金型を提供すること
にある。
上記目的を達成するために、本発明の射出成形用金型
は、一次注入材料充填時に二次注入材料の充填空間を閉
塞する第1の型体と、二次注入材料充填時に二次注入材
料の充填空間を形成する第2の型体とが所定角度を保持
して連結され、これらの型体が、型開閉方向に移動自在
でかつ型開閉方向を含む面内において回動自在に、可動
型板および可動取付板間に設けられたものである。
は、一次注入材料充填時に二次注入材料の充填空間を閉
塞する第1の型体と、二次注入材料充填時に二次注入材
料の充填空間を形成する第2の型体とが所定角度を保持
して連結され、これらの型体が、型開閉方向に移動自在
でかつ型開閉方向を含む面内において回動自在に、可動
型板および可動取付板間に設けられたものである。
本発明の射出成形用金型にあっては、一次注入材料充
填時に、第1の型体によって二次注入材料の充填空間を
閉塞すると共に、二次注入材料充填時には、第1の型体
を型開方向に移動し、次いで、両型体を所定角度回動し
た後に、第2の型体を型閉方向に移動することにより、
第2の型体によって二次注入材料の充填空間を形成す
る。
填時に、第1の型体によって二次注入材料の充填空間を
閉塞すると共に、二次注入材料充填時には、第1の型体
を型開方向に移動し、次いで、両型体を所定角度回動し
た後に、第2の型体を型閉方向に移動することにより、
第2の型体によって二次注入材料の充填空間を形成す
る。
以下、第1図ないし第6図に基づいて本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
第1図ないし第5図は、第7図ないし第9図に示すオ
ーディオ用のカセットハーフ1を成形する射出成形用金
型の一例を説明するもので、これらの図において符号10
は、カセットハーフ1の裏面6を形成するためのコア入
子11を装着した固定型板である。この固定型板10に対向
して、カセットハーフ1の表面5を形成するためのキャ
ビ入子12を装着した可動型板13が接近、離間自在に設け
られている。
ーディオ用のカセットハーフ1を成形する射出成形用金
型の一例を説明するもので、これらの図において符号10
は、カセットハーフ1の裏面6を形成するためのコア入
子11を装着した固定型板である。この固定型板10に対向
して、カセットハーフ1の表面5を形成するためのキャ
ビ入子12を装着した可動型板13が接近、離間自在に設け
られている。
上記可動型板13には可動受板14が取付けられており、
この可動受板14にはスペーサブロック15を介して可動取
付板16が取付けられている。そして、上記可動受板14と
可動取付板16との間には、移動体17が、上記可動型板13
及び可動受板14に固定したガイドピン18をガイドブッシ
ュ19に嵌脱した状態で、型開閉方向に移動自在に設けら
れている。また、上奇移動体17は、可動取付板16から出
没する作動体20によって型開閉方向に移動するようにな
っている。そして、上記移動体17には凹所21が形成され
ており、この凹所21には四角柱状の支持体22が嵌め込ま
れており、支持体22の両端面には支持軸23,24がそれぞ
れ形成されている。さらに、これらの支持軸23,24は、
作動体20の両端部にそれぞれ形成した長孔25に挿通され
て作動体20の外方に突設されており、これにより、支持
体22は、移動体17の凹所21内において型開閉方向に所定
距離だけ移動し得るようになっている。そして、上記支
持軸23に対向して可動取付板16には、該支持軸23を回転
自在に支持するために半円形の溝26を備えた受部材27が
設けられている。さらにまた、支持軸24は、スペーサブ
ロック15に形成された長孔28を挿通して外方に突設され
ており、この支持軸24の先端には扇状のプレート29が取
付けられている。そして、このプレート29には連結ピン
30を介して連結部材31が連結され、かつこの連結部材31
には油圧シリンダ32のピストンロッドが取付けられてお
り、この油圧シリンダ32によって連結部材31を、型開閉
方向と直交する方向に移動させることにより、受部材27
の溝26及び長孔28に支持軸23,24を支持した状態の支持
体22が型開閉方向を含む面内において回動するようにな
っている。また、プレート29に対向してスペーサブロッ
ク15には、プレート29を支持する支持33が設けられてい
る。
この可動受板14にはスペーサブロック15を介して可動取
付板16が取付けられている。そして、上記可動受板14と
可動取付板16との間には、移動体17が、上記可動型板13
及び可動受板14に固定したガイドピン18をガイドブッシ
ュ19に嵌脱した状態で、型開閉方向に移動自在に設けら
れている。また、上奇移動体17は、可動取付板16から出
没する作動体20によって型開閉方向に移動するようにな
っている。そして、上記移動体17には凹所21が形成され
ており、この凹所21には四角柱状の支持体22が嵌め込ま
れており、支持体22の両端面には支持軸23,24がそれぞ
れ形成されている。さらに、これらの支持軸23,24は、
作動体20の両端部にそれぞれ形成した長孔25に挿通され
て作動体20の外方に突設されており、これにより、支持
体22は、移動体17の凹所21内において型開閉方向に所定
距離だけ移動し得るようになっている。そして、上記支
持軸23に対向して可動取付板16には、該支持軸23を回転
自在に支持するために半円形の溝26を備えた受部材27が
設けられている。さらにまた、支持軸24は、スペーサブ
ロック15に形成された長孔28を挿通して外方に突設され
ており、この支持軸24の先端には扇状のプレート29が取
付けられている。そして、このプレート29には連結ピン
30を介して連結部材31が連結され、かつこの連結部材31
には油圧シリンダ32のピストンロッドが取付けられてお
り、この油圧シリンダ32によって連結部材31を、型開閉
方向と直交する方向に移動させることにより、受部材27
の溝26及び長孔28に支持軸23,24を支持した状態の支持
体22が型開閉方向を含む面内において回動するようにな
っている。また、プレート29に対向してスペーサブロッ
ク15には、プレート29を支持する支持33が設けられてい
る。
上記支持体22の隣り合う2つの側面には、それぞれ、
一次注入材料充填時に二次注入材料充填空間を閉塞する
第1の型体34と、二次注入材料充填時に二次注入材料の
充填空間を形成する第2の型体35とが取付けられ、かつ
第1の型体34あるいは第2の型体35が可動受板14及び可
動型板13を挿通してコア入子11の彫刻面に対向配置され
るようになっている。
一次注入材料充填時に二次注入材料充填空間を閉塞する
第1の型体34と、二次注入材料充填時に二次注入材料の
充填空間を形成する第2の型体35とが取付けられ、かつ
第1の型体34あるいは第2の型体35が可動受板14及び可
動型板13を挿通してコア入子11の彫刻面に対向配置され
るようになっている。
上記固定型板10には固定受板36が取付けられており、
この固定受板36には、第1固定ブロック37及び第2固定
ブロック38を介して、固定取付板39が取付けられてい
る。そして、第1固定ブロック37の内部には、第1,第2,
第3突出板40,41,42が型開閉方向に移動可能に設けられ
ており、これらの突出板40,41,42に基端部を固定された
突出ピン43が固定受板36、固定型板10を貫通して、固定
型板10と可動型板13間に形成されているキャビティ内に
出没するように構成されている。また、第2固定ブロッ
ク38内には、ディスタンスピース44に支持されてマニホ
ールド45が配置されており、このマニホールド45には、
各突出板42,41,40、固定受板36及び固定型板10を貫通し
てブッシュ46,47が連結されている。そして、上記マニ
ホールド45とブッシュ46との内部には、一次注入材料
(有色樹脂)供給用の溶融樹脂通路48が形成されてお
り、マニホールド45及びブッシュ47の内部には、二次注
入材料(透明樹脂)供給用の溶融樹脂通路49が形成され
ている。
この固定受板36には、第1固定ブロック37及び第2固定
ブロック38を介して、固定取付板39が取付けられてい
る。そして、第1固定ブロック37の内部には、第1,第2,
第3突出板40,41,42が型開閉方向に移動可能に設けられ
ており、これらの突出板40,41,42に基端部を固定された
突出ピン43が固定受板36、固定型板10を貫通して、固定
型板10と可動型板13間に形成されているキャビティ内に
出没するように構成されている。また、第2固定ブロッ
ク38内には、ディスタンスピース44に支持されてマニホ
ールド45が配置されており、このマニホールド45には、
各突出板42,41,40、固定受板36及び固定型板10を貫通し
てブッシュ46,47が連結されている。そして、上記マニ
ホールド45とブッシュ46との内部には、一次注入材料
(有色樹脂)供給用の溶融樹脂通路48が形成されてお
り、マニホールド45及びブッシュ47の内部には、二次注
入材料(透明樹脂)供給用の溶融樹脂通路49が形成され
ている。
上記のように構成された射出成形用金型を用いて、第
7図ないし第9図に示すカセットハーフ1を二色成形す
る場合には、まず、第1の型体34を固定型板10のコア入
子11に対向させた状態で、作動体20を可動取付板16から
突出させて、移動体17及び支持体22を可動受板14に接近
させ、第1の型体34を可動受板14及び可動型板13内に挿
通し、キャビティ内の二次注入材料充填空間を第1の型
体34で閉塞する。この状態において、溶融樹脂通路48を
通して一次注入材料を上記キャビティ内に注入して一次
成形を行う。
7図ないし第9図に示すカセットハーフ1を二色成形す
る場合には、まず、第1の型体34を固定型板10のコア入
子11に対向させた状態で、作動体20を可動取付板16から
突出させて、移動体17及び支持体22を可動受板14に接近
させ、第1の型体34を可動受板14及び可動型板13内に挿
通し、キャビティ内の二次注入材料充填空間を第1の型
体34で閉塞する。この状態において、溶融樹脂通路48を
通して一次注入材料を上記キャビティ内に注入して一次
成形を行う。
次いで、作動体20を可動取付板16側に引き戻すことに
よって、移動体17を可動取付板16に当接するまで動か
す。それに伴なって、移動体17の凹所21に嵌入されてい
る支持体22が可動取付板16側に引き寄せられ、第1の型
体34は、可動型板13及び可動受板14内から引き抜かれ
る。そして、移動体17が可動取付板16に当接すると、一
対の支持軸23,24は、それぞれ、受部材27の溝26と、ス
ペーサブロック15の長孔28の端部とに支持されるら、支
持体22は、移動体17の凹所21の載置面50から離れ、回転
可能状態となる。
よって、移動体17を可動取付板16に当接するまで動か
す。それに伴なって、移動体17の凹所21に嵌入されてい
る支持体22が可動取付板16側に引き寄せられ、第1の型
体34は、可動型板13及び可動受板14内から引き抜かれ
る。そして、移動体17が可動取付板16に当接すると、一
対の支持軸23,24は、それぞれ、受部材27の溝26と、ス
ペーサブロック15の長孔28の端部とに支持されるら、支
持体22は、移動体17の凹所21の載置面50から離れ、回転
可能状態となる。
この状態において、油圧シリンダ32のピストンロッド
を操作して、連結部材31を型開閉方向と直交する方向に
移動させることにより、プレート29が支持部材33によっ
て支持された状態で回転し、これに伴って、受部材27の
溝26とスペーサブロック15の長孔28の端部とに各支持軸
23,24が支持された支持体22が90゜回転する。この結
果、第2の型体35が固定型板10のコア入子11に対向位置
される。続いて、作動体20によって、移動体17を可動受
板14側に接近させることにより、移動体17の凹所21の載
置面50に支持体22が当接し、この結果、支持体22は移動
体17とともに可動受板14に接近する。これにより、第2
の型体35は可動受板14及び可動型板13に挿通され、キャ
ビティ内の二次注入材料充填空間を形成する。
を操作して、連結部材31を型開閉方向と直交する方向に
移動させることにより、プレート29が支持部材33によっ
て支持された状態で回転し、これに伴って、受部材27の
溝26とスペーサブロック15の長孔28の端部とに各支持軸
23,24が支持された支持体22が90゜回転する。この結
果、第2の型体35が固定型板10のコア入子11に対向位置
される。続いて、作動体20によって、移動体17を可動受
板14側に接近させることにより、移動体17の凹所21の載
置面50に支持体22が当接し、この結果、支持体22は移動
体17とともに可動受板14に接近する。これにより、第2
の型体35は可動受板14及び可動型板13に挿通され、キャ
ビティ内の二次注入材料充填空間を形成する。
この状態において、二次注入材料用の溶融樹脂通路49
を通して二次注入材料を上記キャビティ内に注入して二
次成形を行う。さらに、キャビティ内の樹脂が冷却固化
した後に、固定型板10対して可動型板13を開くと、成形
品は、固定型板10側に付着して残るから、この成形品を
突出ピン43を突出することにより固定型板10から離型さ
せて取り出す。
を通して二次注入材料を上記キャビティ内に注入して二
次成形を行う。さらに、キャビティ内の樹脂が冷却固化
した後に、固定型板10対して可動型板13を開くと、成形
品は、固定型板10側に付着して残るから、この成形品を
突出ピン43を突出することにより固定型板10から離型さ
せて取り出す。
このようにして二色成形されたカセットハーフ1は、
第1,第2の型体34,35を、一次成形時と二次成形時とに
おいて使いわけることにより、所望の曲面の境界面4が
得られ、優れた意匠性を発揮すると共に、従来のカセッ
トハーフと同様に、カセットハーフとしての機能も十分
に有する。
第1,第2の型体34,35を、一次成形時と二次成形時とに
おいて使いわけることにより、所望の曲面の境界面4が
得られ、優れた意匠性を発揮すると共に、従来のカセッ
トハーフと同様に、カセットハーフとしての機能も十分
に有する。
なお、本実施例においては、第1の型体34と第2の型
体35との角度を90゜に設定したが、これに限らず、両者
の間の角度は鋭角でも鈍角でもよい。また、第1の型体
34と第2の型体35との角度を180゜に設定した場合(特
願平1−199096号参照)に比べて、上記実施例は、移動
体17の移動量が少なくてすみ、可動側の型厚を小さくす
ることができる。さらに、上記油圧シリンダ32を用いて
支持体22を回転させる構成の代わりに、モータを用いて
支持体22を回転させるようにしてもよい。
体35との角度を90゜に設定したが、これに限らず、両者
の間の角度は鋭角でも鈍角でもよい。また、第1の型体
34と第2の型体35との角度を180゜に設定した場合(特
願平1−199096号参照)に比べて、上記実施例は、移動
体17の移動量が少なくてすみ、可動側の型厚を小さくす
ることができる。さらに、上記油圧シリンダ32を用いて
支持体22を回転させる構成の代わりに、モータを用いて
支持体22を回転させるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の射出成形用金型は、一
次注入材料充填時に二次注入材料の充填空間を閉塞する
第1の型体と、二次注入材料充填時に二次注入材料の充
填空間を形成する第2の型体とが所定角度を保持して連
結され、これらの型体が、型開閉方向に移動自在でかつ
型開閉方向を含む面内において回動自在に、可動型板お
よび可動取付板間に設けられたものであるから、一次注
入材料充填時に、第1の型体によって二次注入材料の充
填空間を閉塞すると共に、二次注入材料充填時には、第
1の型体を型開方向に移動し、次いで、両型体を所定角
度回動した後に、第2の型体を型閉方向に移動し、第2
の型体によって二次注入材料の充填空間を形成すること
により、一次注入材料と二次注入材料との境界面が曲面
とされる樹脂成形品等、上記境界面と樹脂成形品の表面
とが異なっている製品を円滑にかつ確実に二色成形する
ことができて、意匠性に優れた製品を容易に成形するこ
とができる。
次注入材料充填時に二次注入材料の充填空間を閉塞する
第1の型体と、二次注入材料充填時に二次注入材料の充
填空間を形成する第2の型体とが所定角度を保持して連
結され、これらの型体が、型開閉方向に移動自在でかつ
型開閉方向を含む面内において回動自在に、可動型板お
よび可動取付板間に設けられたものであるから、一次注
入材料充填時に、第1の型体によって二次注入材料の充
填空間を閉塞すると共に、二次注入材料充填時には、第
1の型体を型開方向に移動し、次いで、両型体を所定角
度回動した後に、第2の型体を型閉方向に移動し、第2
の型体によって二次注入材料の充填空間を形成すること
により、一次注入材料と二次注入材料との境界面が曲面
とされる樹脂成形品等、上記境界面と樹脂成形品の表面
とが異なっている製品を円滑にかつ確実に二色成形する
ことができて、意匠性に優れた製品を容易に成形するこ
とができる。
また、第1の型体と第2の型体とのなす角度を90゜あ
るいは鋭角にすることにより、180゜あるいは鈍角に設
定した場合と比較して、可動側の型厚を小さくして、射
出成形用金型の大型化を極力阻止できる。
るいは鋭角にすることにより、180゜あるいは鈍角に設
定した場合と比較して、可動側の型厚を小さくして、射
出成形用金型の大型化を極力阻止できる。
第1図ないし第6図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は型体の回転機構部を示す側面図、第2図は移動
体の移動中の状態を示す断面図、第3図は移動体が可動
取付板に当接した状態を示す断面図、第4図は支持体の
回転中の状態を示す断面図、第5図は支持体が90゜回転
した状態を示す断面図、第6図は一次成形時の状態を示
す断面図、第7図ないし第9図は本発明の射出成形用金
型を用いて二色成形するカセットハーフの一例を示すも
ので、第7図は平面図、第8図は第7図のVIII−VIII線
に沿う断面図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う断面図
である。 1……カセットハーフ、2……二次注入材料充填部、3
……一次注入材料充填部、10……固定型板、13……可動
型板、14……可動受板、15……スペーサブロック、16…
…可動取付板、22……支持体、34……第1の型体、35…
…第2の型体。
第1図は型体の回転機構部を示す側面図、第2図は移動
体の移動中の状態を示す断面図、第3図は移動体が可動
取付板に当接した状態を示す断面図、第4図は支持体の
回転中の状態を示す断面図、第5図は支持体が90゜回転
した状態を示す断面図、第6図は一次成形時の状態を示
す断面図、第7図ないし第9図は本発明の射出成形用金
型を用いて二色成形するカセットハーフの一例を示すも
ので、第7図は平面図、第8図は第7図のVIII−VIII線
に沿う断面図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う断面図
である。 1……カセットハーフ、2……二次注入材料充填部、3
……一次注入材料充填部、10……固定型板、13……可動
型板、14……可動受板、15……スペーサブロック、16…
…可動取付板、22……支持体、34……第1の型体、35…
…第2の型体。
Claims (2)
- 【請求項1】一次注入材料と二次注入材料とによって樹
脂成形品を二色成形するための射出成形用金型であっ
て、 一次注入材料充填時に二次注入材料の充填空間を閉塞す
る第1の型体と、二次注入材料充填時に二次注入材料の
充填空間を形成する第2の型体とが所定角度を保持して
連結され、これらの型体が、型開閉方向に移動自在でか
つ型開閉方向を含む面内において回動自在に、可動型板
および可動取付板間に設けられたことを特徴とする射出
成形用金型。 - 【請求項2】前記第1の型体と前記第2の型体とのなす
角度が90゜あるいは鋭角になっている請求項1に記載の
射出成形用金型。
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JP1325248A JP2712673B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1325248A JP2712673B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 射出成形用金型 |
Publications (2)
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Family
ID=18174690
Family Applications (1)
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JP1325248A Expired - Fee Related JP2712673B2 (ja) | 1989-12-15 | 1989-12-15 | 射出成形用金型 |
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- 1989-12-15 JP JP1325248A patent/JP2712673B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH03184819A (ja) | 1991-08-12 |
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