JP2929809B2 - テープ収納器及びその成形用金型 - Google Patents

テープ収納器及びその成形用金型

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JP2929809B2
JP2929809B2 JP3317030A JP31703091A JP2929809B2 JP 2929809 B2 JP2929809 B2 JP 2929809B2 JP 3317030 A JP3317030 A JP 3317030A JP 31703091 A JP31703091 A JP 31703091A JP 2929809 B2 JP2929809 B2 JP 2929809B2
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recess
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与志信 武田
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Mitsubishi Materials Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対向する雌型と雄型と
の間に形成される空隙(キャビティ)に一次注入材料と
二次注入材料とを順次充填することにより二色成形され
る、オーディオ、ビデオ等の磁気テープを収納するテー
プ収納器及びその成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テープカセットは、リールに巻
回された状態の磁気テープを、一対の略箱状の収納器体
からなるテープ収納器内に収納して概略構成されてい
る。そして、この収納器体を射出成形する場合には、収
納器体の外表面を形成するキャビ型と収納器体の内面を
形成するコア型との間のキャビティ内に、キャビ型内を
流通してきた溶融樹脂をゲートを介して供給することに
より、製品を成形している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この場合、
通常の形式のゲートを収納器体の外表面に対応するキャ
ビ型に設けると、成形された収納器体の外表面に凹凸形
状のゲート跡が残り、みばえが悪いという問題があり、
特に、二色成形品である収納器体の窓部成形用の二次注
入材料(透明樹脂)を注入するゲート位置については、
透明樹脂が目につきやすいため、外観上問題がないこと
が望まれている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、成形品の外表面にゲート
跡が形成されることがなく、外観上問題が生じない上
に、容易にかつ円滑に成形することができるテープ収納
器及びその成形用金型を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、略箱状の遮光性樹脂部に窓部
が形成されてなるテープ収納器であって、上記遮光性樹
脂部の表面側に上記窓部に連なる凹所が形成され、かつ
これらの凹所と窓部に透光性樹脂部が充填されて形成さ
れると共に、上記透光性樹脂部の窓部が上記凹所より裏
面側にへこんで形成される一方、上記透光性樹脂部の窓
部と凹所との境界裏面に形成された傾斜面から透光性樹
脂が充填されたものである。
【0006】また、本発明の請求項2は、対向する雌型
と雄型との間に形成される空隙に一次注入材料と二次注
入材料とを順次充填することにより、略箱状の遮光性樹
脂部に窓部が形成され、この遮光性樹脂部の表面側に上
記窓部に連なる凹所が形成され、かつこれらの凹所と窓
部に透光性樹脂部が充填されて形成されると共に、上記
窓部が上記凹所より裏面側にへこんで形成されてなるテ
ープ収納器を成形する成形用金型において、上記雌型
に、上記窓部及び凹所を形成する移動型体が型開閉方向
に移動自在に設けられると共に、上記雄型に、上記窓部
と凹所との境界裏面に形成された傾斜面から透光性樹脂
を供給するゲートが形成されたものである。
【0007】
【作用】本発明のテープ収納器にあっては、窓部と凹所
との境界裏面に形成された傾斜面から透光性樹脂部に透
光性樹脂を充填することにより、ゲート跡を成形品の裏
面側に位置させることができ、成形品の外表面側から透
光性樹脂のゲート跡が目立たない。
【0008】また、本発明のテープ収納器の成形用金型
にあっては、雌型に設けられた移動型体によって、窓部
及びそれに連なる凹所を閉塞した状態で、略箱状の遮光
樹脂部に遮光樹脂を充填した後、上記移動型体を雄型か
ら離間する方向に移動させて、上記窓部及び凹所の空間
を確保し、この空間に雄型に形成したゲートから透光性
樹脂を充填する。
【0009】
【実施例】以下、図1と図2に基づいて本発明の実施例
を説明する。
【0010】図1は本発明のテープ収納器の上側の収納
器体の一例を示す平面図、図2は上記収納器体を二色成
形するための成形用金型の一例を示す断面図である。上
記収納器体1は、略箱状の遮光性樹脂部2に窓部3が形
成され、この遮光性樹脂部2の表面側に上記窓部3に連
なる凹所4が形成され、かつこれらの凹所4と窓部3に
透光性樹脂が充填されて透光性樹脂部5が形成されると
共に、上記窓部3が上記凹所4より裏面側にへこんで形
成されてなるものである。
【0011】また、上記成形用金型は、固定型板に装着
され、かつ上記収納器体1の裏面側を形成する雄型10
と、上記固定型板に対して接近、離間自在に設けられた
可動型板に装着され、かつ上記収納器体1の表面側を形
成する雌型11とを備えてなり、この雌型11には、上
記窓部3と凹所4を形成する移動型体12が型開閉方向
に移動自在に設けられている。そして、上記移動型体1
2には、型開閉方向に移動させるための油圧シリンダが
連結されている。さらに、上記雄型10には、上記遮光
性樹脂部2の裏面側から遮光性樹脂を供給する一次成形
用のゲートと、上記透光性樹脂部5の窓部3と凹所4と
の境界裏面に形成された傾斜面6から透光性樹脂を供給
する二次成形用のゲート13とがそれぞれ形成されてい
る。なお、上記雄型10には、成形終了後に成形品を突
き出す突き出しピンが装着されている。
【0012】上記のように構成された射出成形用金型を
用いて収納器体1を二色成形する場合には、まず、型締
状態において、上記油圧シリンダを駆動して、移動型体
12を雄型10側に移動することにより、透光性樹脂部
5となる窓部3と凹所4の空間を閉塞する。この状態
で、上記一次成形用のゲートから遮光性樹脂を供給して
遮光性樹脂部2を成形する。
【0013】次いで、上記油圧シリンダを駆動して、移
動型体12を雌型11側に戻すことにより、透光性樹脂
部5となる窓部3と凹所4の空間を形成する。そして、
この空間に二次成形用のゲート13から透光性樹脂を供
給して透光性樹脂部5を成形する。この場合、上記二次
成形用のゲート13からの透光性樹脂の注入方向を所望
の角度に設定して雄型10を作製しておくこと、及びま
たは、上記ゲート13に対向して窓部3と凹所4との境
界表面に形成された傾斜面7を画成する上記移動型体1
2の傾斜面14の傾斜角度を適宜調節して移動型体12
を作製しておくことにより、上記ゲート13からキャビ
ティ内へ注入された透光性樹脂が一旦上記傾斜面14に
衝突してから反射する際の透光性樹脂の流れを最適な方
向に制御でき、一方向のみに樹脂の流れが偏らないよう
にできて、均一に樹脂がキャビティ内にいきわたるよう
にできる。これにより、均質で品質が安定した成形品を
得ることができる。さらに、二次成形が完了してキャビ
ティ内の製品が冷却固化した後に、型開工程に移り、固
定型板に対して可動型板を引き離す。この場合、製品は
固定型板の雄型10に付着した状態で、型開が行われる
から、固定型側の突き出しピンを作動して、上記製品を
雄型10から突き出して離型させる。
【0014】このようにして得られた上側の収納器体1
は、別に成形された下側の収納器体と一対で使用され内
部に磁気テープが収納される。この場合、上記収納器体
1にあっては、二次成形で形成された透光性樹脂部5の
外表面にゲート跡が見当たらず、二次成形用のゲート跡
は、透光性樹脂部5の窓部3と凹所4との境界裏面の傾
斜面6に形成されるため、外側から製品を見た場合に、
二次成形用のゲート跡が目立ちにくく、見ばえが良好に
なる。
【0015】なお、上記各実施例においては、固定型板
に雄型10を、かつ可動型板に雌型11をそれぞれ設け
た構成で説明したが、これと反対に雄型を可動型板に、
かつ雌型を固定型板にそれぞれ装着した構成でもよい。
そして、この場合には、可動側の雄型に形成された二次
成形用のゲート13に、該雄型の内部に形成されかつ雄
型と雌型との合わせ面(パーティングライン)に達する
連通路(ランナー)を接続することにより、雌型(固定
型板)側に形成された溶融樹脂通路に連絡するようにし
て、二次成形用の透光性樹脂を供給する。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
は、略箱状の遮光性樹脂部に窓部が形成されてなるテー
プ収納器であって、上記遮光性樹脂部の表面側に上記窓
部に連なる凹所が形成され、かつこれらの凹所と窓部に
透光性樹脂部が充填されて形成されると共に、上記透光
性樹脂部の窓部が上記凹所より裏面側にへこんで形成さ
れる一方、上記透光性樹脂部の窓部と凹所との境界裏面
に形成された傾斜面から透光性樹脂が充填されたもので
あるから、窓部と凹所との境界裏面に形成された傾斜面
から窓部と凹所に透光性樹脂を充填することにより、
ートからの透光性樹脂の注入方向及びこの透光性樹脂が
衝突する傾斜面の角度が相俟って、透光性樹脂のキャビ
ティ内の流れを最適に制御でき、透光性樹脂が傾斜面か
ら凹所に流れ込む際に樹脂の圧力低下が抑制された状態
で凹所に流れ込むために樹脂の回り込みが良好且つスム
ーズで高圧の樹脂を凹所に充填でき、遮光性樹脂部との
接合面の強度が高く外観上問題が生じない上に均一で安
定した品質の製品を容易にかつ円滑に成形することがで
きる。しかも成形品の外表面にゲート跡が形成されるこ
とがなく、ゲート跡を成形品の裏面側に位置させること
ができる上に、成形品の外表面側から透光性樹脂のゲー
ト跡を目立たないようにでき、かつ外方から見た見ばえ
が極めて良好で意匠性に優れた製品を得ることができ
る。
【0017】また、本発明の請求項2は、対向する雌型
と雄型との間に形成される空隙に一次注入材料と二次注
入材料とを順次充填することにより、略箱状の遮光性樹
脂部に窓部が形成され、この遮光性樹脂部の表面側に上
記窓部に連なる凹所が形成され、かつこれらの凹所と窓
部に透光性樹脂部が充填されて形成されると共に、上記
窓部が上記凹所より裏面側にへこんで形成されてなるテ
ープ収納器を成形する成形用金型において、上記雌型
に、上記窓部及び凹所を形成する移動型体が型開閉方向
に移動自在に設けられると共に、上記雄型に、上記窓部
と凹所との境界裏面に形成された傾斜面から透光性樹脂
を供給するゲートが形成されたものであるから、雌型に
設けられた移動型体によって、窓部及びそれに連なる凹
所を閉塞した状態で、略箱状の遮光性樹脂部遮光性樹
を充填した後、上記移動型体を雄型から離間する方向
に移動させて、上記窓部及び凹所の空間を確保し、この
空間に雄型に形成したゲートから透光性樹脂を充填する
ことにより、ゲートからの透光性樹脂の注入方向及びこ
の透光性樹脂が衝突する移動型体の傾斜面の角度が相俟
って、透光性樹脂のキャビティ内の流れを最適に制御で
き、外観上問題が生じない上に均一で安定した品質の製
品を容易にかつ円滑に成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ収納器の上側の収納器体の一例
を示す平面図である。
【図2】上記収納器体を二色成形するための成形用金型
の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 収納器体 2 遮光性樹脂部 3 窓部 4 凹所 5 透光性樹脂部 6 傾斜面 10 雄型 11 雌型 12 移動型体 13 ゲート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略箱状の遮光性樹脂部に窓部が形成され
    てなるテープ収納器であって、上記遮光性樹脂部の表面
    側に上記窓部に連なる凹所が形成され、かつこれらの凹
    所と窓部に透光性樹脂部が充填されて形成されると共
    に、上記透光性樹脂部の窓部が上記凹所より裏面側にへ
    こんで形成される一方、上記透光性樹脂部の窓部と凹所
    との境界裏面に形成された傾斜面から透光性樹脂が充填
    されたことを特徴とするテープ収納器。
  2. 【請求項2】 対向する雌型と雄型との間に形成される
    空隙に一次注入材料と二次注入材料とを順次充填するこ
    とにより、略箱状の遮光性樹脂部に窓部が形成され、こ
    の遮光性樹脂部の表面側に上記窓部に連なる凹所が形成
    され、かつこれらの凹所と窓部に透光性樹脂部が充填さ
    れて形成されると共に、上記窓部が上記凹所より裏面側
    にへこんで形成されてなるテープ収納器を成形する成形
    用金型において、上記雌型に、上記窓部及び凹所を形成
    する移動型体が型開閉方向に移動自在に設けられると共
    に、上記雄型に、上記窓部と凹所との境界裏面に形成さ
    れた傾斜面から透光性樹脂を供給するゲートが形成され
    たことを特徴とするテープ収納器の成形用金型。
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