JP3579839B2 - 成形品の製造用型及び製造方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車部品,電気製品部品,医療器具部品,スポーツ器具・用具,玩具,日用雑貨等に至るまでの幅広い分野に適用される成形品の製造用型及び製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の分野で使用される成形品は、一般に、落下時の損傷防止や滑り止め等の目的で、ABS樹脂等で成形される成形品本体の表面の外周部を含む少なくとも一部に、ゴム状弾性体であるエラストマ等の緩衝層を融着させて構成される。
【0003】
この種の従来の成形品の1例を図4に示す。図中、1はABS樹脂で一次成形された成形品本体、2はその表面(キャビティ)に二次成形されたエラストマの緩衝層で、これらは成形品3を構成する。この成形品3の製造方法を図5により説明する。
【0004】
成形品本体1の成形に際しては、図5(A)に示すように、内側(コア)形状成形用のコアプレート4に一次成形用のキャビティプレート5を重ね、該両プレート4,5により形成される隙間内にABS樹脂を注入して一次成形を行う。これにより、成形品本体1が成形される。
【0005】
次に成形品本体1の表面に緩衝層2を成形する際には、キャビティプレート5の代わりにコアプレート4上に図5(B)に示すように二次成形用のキャビティプレート6を重ね、該キャビティプレート6の内側とコアプレート4上の成形品本体1との間の隙間内にエラストマを注入して二次成形を行う。これにより、成形品3が得られる。
【0006】
次に、この成形を行う実際の型による製造工程を図6により説明する。
【0007】
図6において、7は押切プレート、8はカム、9は押下ピン、10は押上ピン、11は押切ピンである。4及び5,6は、図5と同一符号で示すコアプレート及びキャビティプレートであり、図5においては、概略の断面構成を示している。
【0008】
まず、一次成形の工程を図6(A)により説明する。一次成形時(図5(A)に相当)には、キャビティプレート5により押上ピン10が押下され、該押上ピン10によりカム8が図6(A)の状態に位置決めされて押切プレート7,押切ピン11を押し上げ、この状態でABS樹脂が隙間内に注入される。この場合、成形品本体1には押切ピン11による穴が形成される。
【0009】
二次成形時(図5(B)に相当)には、キャビティプレート6により押下ピン9が押下され、カム8は図6(B)の状態に位置決めされる。このとき、押上ピン10はコアプレート4の上面から突出する。この状態では、押切プレート7も押下ピン9とともに下降しており、成形品本体1の表面には間隙dの隙間が確保され、該隙間内にエラストマが注入されて二次成形が行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような成形工程では、成形品の外周の下面(図4のA面)にエラストマの緩衝層を形成することができず、損傷防止,滑り止めの効果を完全に果たすことはできなかった。また、図6のカム8と押切プレート7,押上ピン10との当接部分に荷重が集中し、強度上問題がある。
【0011】
また、上記のような緩衝層を形成した成形品が、電気製品本体側の筐体に取り付けて使用されるような場合には、用途によっては、成形品の筐体への取付面(図4のA面)に防水パッキンを取り付けることが必要になり、余分な工数を必要とし、かつ部品点数が増加してコスト高になる。
【0012】
本発明は、成形品本体の表面と内側にそれぞれ緩衝層を一体に融着させた成形品についても容易に製造できる成形品の製造用型及び製造方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の成形品の製造用型は、第1の型部と、この第1の型部と組み合わされる第2の型部及び第3の型部とを有し、互いに組み合わされた第1の型部と第2の型部または第1の型部と第3の型部との間に成形用の隙間がそれぞれ形成される成形品の製造用型において、第1の型部は、水平方向に移動可能なブロック部と、このブロック部の少なくとも一部の傾斜した面に接触し、このブロック部の水平方向の移動により上下方向に移動されるコア移動部とを備え、第2の型部は、第1の型部と組み合わされたときに、第1の成形部を形成させる隙間を形成し、且つ前記ブロック部を、前記コア移動部が押し上げられる方向に移動させる複数の第1の移動部材を備え、第3の型部は、第1の型部と組み合わされたときに、第1の成形部に対して第2の成形部を形成させる隙間を形成し、且つ前記コア移動部が押し下げられる方向に移動させる複数の第2の移動部材を備えた構成を有するものである。
【0014】
また、本発明の成形品の製造方法は、複数の型部を組合せ、該複数の型部間に形成され た成形品成形用の隙間を用いて成形品を成形する成形品の製造方法において、水平方向に移動可能なブロック部により上下方向に移動されるコア移動部を備えた第1の型部と、ブロック部を、コア移動部が押し上げられる方向に移動させる複数の第1の移動部材を備えた第2の型部とを組み合わせ、第1の移動部材によりコア移動部が押し上げられた状態で第1の成形部を成形し、第1の型部と、コア移動部が押し下げられる方向に移動させる複数の第2の移動部材を備えた第3の型部とを組み合わせ、第2の移動部材によりコア移動部が押し下げられた状態で前記第1の成形部上に第2の成形部を成形する過程を有するものである。
【0015】
【作用】
成形品成形に際して、第2の型部を第1の型部上に対向させ下降させて型閉めを行う。このとき、水平方向に移動可能のブロック部は、第1の移動部材により移動されてコア移動部が押し上げられる。これにより、第1の型部と第2の型部との間に第1の成形部成形用の隙間が形成され、該隙間にABS樹脂等を注入することにより、第1の成形部が成形される。
【0016】
その後第2の型部を上昇させると、第1の成形部は第2の型部上に残る。次にこの第1の成形部上に第2の成形部を成形するものであり、その第2の成形部の成形に際して、第3の型部を第1の型部上に対向させ下降させて型締めを行う。このとき、第2の移動部材はコア移動部を押圧して所定量下降させる。これにより、両型部間には第2の成形部成形用の隙間が形成される。この隙間にエラストマ等を注入して、第1の成形部の所定部分に第2の成形部を融着させることにより成形品を作成することができる。
【0017】
【実施例】
以下、図1乃至図3を参照して、本発明の実施例を説明する。図1は本発明の第1の実施例の成形品の製造工程図で、(A)は成形品本体(第1の成形部)101を成形する一次成形状態を示し、(B)は一次成形完了後の型開き状態を示し、(C)は成形品本体101の表面,内側に第1,第2の緩衝層(第2の成形部)102,103を同時成形する二次成形状態を示す。また21は成形に用いられる製造用型(以下単に型と呼ぶ)で、その構成は次の通りである。
【0018】
型21は、一次成形用の第1のキャビティプレート(第2の型部)22と、二次成形用の第2のキャビティプレート(第3の型部)23と、一次,二次成形共用のコアプレート24,押上ブロック(ブロック部)25,コアバック駒(コア移動部)26とを含み、押上ブロック25とコアバック駒26とを含む構成が、第1の型部72を構成する。第1のキャビティプレート22は、成形品本体101の表面形状成形用の第1の凹部27と、傾斜面の第1の係合部28とを備えた可動側の部材である。
【0019】
第2のキャビティプレート23は、成形品本体101の表面への第1の緩衝層形成用の第2の凹部29と、二次成形時にコアバック駒26を押圧して下降させる押圧ピン(第2の移動部材)30とを備えた可動側の部材である。
【0020】
コアプレート24は、成形品本体101の内側形状成形用の凸部31を基板32上に取り付けて成る。押上ブロック25は、第1の係合部28と係合可能な傾斜面の第2の係合部33と、傾斜面の第3の係合部34とを有し、基板32に凸部31に向け進退可能に支持されている。
【0021】
コアバック駒26は、第3の係合部34と係合可能な傾斜面の第4の係合部35を有し、凸部31の外周に上下動自在に嵌合している。
【0022】
次に、この型による成形品本体101の成形(一次成形)及び該成形品本体101の表面,内側への第1,第2の緩衝膜の同時成形(二次成形)について、各構成部材の構成を補足しながら詳細に説明する。
【0023】
一次成形に際しては、図1(A)に示すように、凸部31に第1の凹部27を対向させて第1のキャビティプレート22を下面が押上ブロック25の上面に当接するまで押し下げる(駆動手段は図示省略)。この押し下げ(型締め)時に第1,第2の係合部が係合し、押上ブロック25は矢印で示すように凸部31側に水平方向に移動する。なお、第1のキャビティプレート22に設けられた第1の係合部28と平行の複数のアンギュラピン(第1の移動部材)36は、これに対応して押上ブロック25に形成された穴37と係合して押上ブロック25の水平方向矢印で示す方向の前進を助ける。
【0024】
この押上ブロック25の前進により押上ブロック25側の第3の係合部34とコアバック駒26側の第4の係合部35が係合し、コアバック駒26は矢印方向に上昇して上端が第1のキャビティプレート22の下面に当接し、一次成形の準備が完了する。この状態では、第1の凹部27と凸部31の間には成形品本体成形に必要な隙間38が形成され、該隙間38の下端はコアバック駒26の上端39により塞がれている。また、コアバック駒26の下端41と基板32の上面との間には、図2に詳細を示すように間隙aが形成されている。
【0025】
従って、この状態で隙間38内にABS樹脂等を注入(一次成形)することにより、第1の成形部である成形品本体101を得ることができる。40はABS樹脂等の注入口である。一次成形を完了したら、図1(B)に示すように型開きを行い、次の二次成形に移る。なお、型開き時に成形品本体101は凸部31上に残っている。また押上ブロック25は、その穴37とアンギュラピン36とが係合し、アンギュラピン36が上方向に移動することにより、水平方向矢印で示す方向に後退する。
【0026】
二次成形に際しては、図1(C)に示すように、凸部31に第2の凹部29を対向させて、第2のキャビティプレート23を下面が押上ブロック25の上面に当接するまで押し下げる。この押し下げ(型締め)時に、押圧ピン30がコアバック駒26を下端41が基板32の上面に当接するまで押し下げる。このとき、押上ブロック25は前述のように十分後退しているため、第3,第4の係合部34,35は係合せず、コアバック駒26の下降は妨げられない。
【0027】
このときのコアバック駒26の下降量は、図1(A)及び図2に示した間隙aに相当する量で、この下降により、第2のキャビティプレート23の下面とコアバック駒26の上端39の間には、第2の緩衝層103形成用の隙間44が形成され、該隙間44の外周は、第2のキャビティプレート23に設けられた突起42により塞がれ、隙間44は封止される。
【0028】
その結果、凸部31上の成形品101と第2の凹部29の間には、第1の緩衝層102成形に必要な隙間43が形成されるとともに、成形品101の底部には、第2の緩衝層103成形に必要な隙間44が形成される。
【0029】
従って、この隙間43,44内にエラストマ等を注入(二次成形)することにより、第2の成形部である第1の緩衝層102と第2の緩衝層103を同時に融着することができる。なお、隙間43,44に連絡する注入口は図示を省略した。第1の緩衝層と第2の緩衝層は、同一材質でも良いし、異なる材質でも良い。同一材質の場合は、それぞれの色を変えることもできる。又一次成形による成形品101と二次成形による成形品(緩衝層102,103)とは、前述のように、ABS樹脂等の比較的強度の高い各種の樹脂と、弾 性等を有する比較的柔らかい各種の樹脂とを、用途に応じて選択使用することができる。又一次成形と二次成形とにおいて、同一の材質で異なる色の樹脂を用いることも可能である。
【0030】
図3は本発明の第2の実施例の成形品の製造工程図を示し、(A)は成形品本体(第1の成形部)104を成形する一次成形状態を示し、(B)は一次成形完了後の型開き状態を示し、(C)は成形品本体104の表面と内側とに第1,第2の緩衝層(第2の成形部)105,106を同時成形する二次成形状態を示し、51は成形に用いられる型で、その構成を次に説明する。
【0031】
型51は、一次成形用の第1のキャビティプレート(第2の型部)52と、二次成形用の第2のキャビティプレート(第3の型部)53と、一次二次成形共用のコアプレート54,押上ブロック(ブロック部)55,コアバック駒(コア移動部)56とを含み、第1のキャビティプレート52は、成形品本体104の表面形状成形用の第1の凹部57と第1の係合部58とを備えた可動側の部材である。また押上ブロック55とコアバック駒56は第1の型部73を構成する。
【0032】
第2のキャビティプレート53は、成形品本体104の表面への第1の緩衝層形成用の第2の凹部59と、二次成形時にコアバック駒56を押圧して下降させる押圧ピン(第2の移動部材)60とを備えた可動側の部材である。
【0033】
コアプレート54は、ピン状の凸部61を基板62上に取り付けて成る。押上ブロック55は、第1のキャビティプレート52の第1の係合部58と係合可能な第2の係合部63と、コアバック駒56の第4の係合部63と係合可能な第3の係合部64とを有し、基板62に凸部61に向け進退可能に支持されている。コアバック駒56は、第3の係合部64と係合可能な第4の係合部65を有し、凸部61の外周に上下動自在に嵌合している。67及び68は前例と同様の複数のアンギュラピン(第1の移動部材)及び穴である。
【0034】
次に、この型による成形品本体104の一次成形及び該成形品本体104の表面,内側への第1,第2の緩衝層の二次成形について構成を補足しながら説明する。なお、各部の作用は前例とほとんど同様なので、前例と相違する部分を主として説明する。
【0035】
一次成形に際しては、図3(A)に示すように、第1のキャビティプレート52を押し下げる(型閉め)。この押し下げ時の各係合部の係合により、コアバック駒56は、上端が凸部61の上端にそろうまで上昇する。このとき、コアバック駒56の上端の外周部分は第1の凹部57の周壁に係合する。この状態では、第1の凹部57の底面と凸部61,コアバック駒56の上端との間に、成形品本体成形に必要な隙間66が形成される。
【0036】
この状態で、隙間66内にABS樹脂等を注入(一次成形)することにより、第1の成形部である成形品本体104を得ることができる。なお、この状態では、コアバック駒56の下端と基板62の上面との間には間隙bが存在している。一次成形を完了したら、図3(B)に示すように型開きを行い、次の二次成形に移る。
【0037】
二次成形に際しては、図3(C)に示すように、第2のキャビティプレート53を押し下げる。この押し下げにより、コアバック駒56は、押圧ピン60により間隙bに相当する量だけ押し下げられて基板62に係止し、第2の凹部59の周壁とコアバック駒56の先端外周との間には第1の緩衝層105形成に必要な隙間69が、凸部61上の成形品104の内側とコアバック駒56の上端面との間には第2の緩衝層106形成に必要な隙間70が、それぞれ形成される。
【0038】
このとき、隙間69は、下端が第2のキャビティプレート53に設けられた突起71により塞がれて封止される。この状態で隙間69,70内にエラストマ等を注入(二次成形)することにより、第1の成形部である成形品104に対して第2の成形部である第1,第2の緩衝層105,106を同時に融着することができる。なお、第2の緩衝層106の形成範囲は、凸部61の径を変えることにより自由に設定できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、次の各種の優れた効果が得られる。
(1)一次加工により成形された成形品本体(第1の成形部)の表面及び内側の所望の一部分に、それぞれ緩衝層(第2の成形部)等を同時に成形することができる。
(2)内側の緩衝層は、成形品が装置本体側の筐体に取り付けるものである場合、パッキンの役割を果たすように構成することができる。従って、組立時に、別にパッキンを用意しなくても十分な防水効果が得られる。
(3)成形品本体と第1,第2の緩衝層の成形とは、一次,二次成形における一部の型を変更するだけで、後は共通の型により連続的に行うことができ、製造工程削減,型製造コスト低減が実現される。
(4)型の押上ブロックとコア移動部との係合を面接触とすることによって、従来問題となっていた荷重の集中をなくすことができ、強度上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の成形品の製造工程図であり、(A)は一次成形状態を、(B)は一次成形後の型開き状態を、(C)は二次成形状態を、それぞれ示している。
【図2】図1(A)の要部詳細図である。
【図3】本発明の第2の実施例の成形品の製造工程図であり、(A)は一次成形状態を、(B)は一次成形後の型開き状態を、(C)は二次成形状態を、それぞれ示している。
【図4】従来の成形品の断面図である。
【図5】図4の成形品の製造方法説明図で、(A)は一次成形状態を、(B)は二次成形状態を、それぞれ示している。
【図6】図4の成形品の製造工程図で、(A)は一次成形状態を、(B)は二次成形状態を、それぞれ示している。
【符号の説明】
21,51 型
22,52 第1のキャビティプレート(第2の型部)
23,53 第2のキャビティプレート(第3の型部)
25,55 押上ブロック(ブロック部)
26,56 コアバック駒(コア移動部)
27,57 第1の凹部
28,58 第1の係合部
29,59 第2の凹部
30,60 押圧ピン(第2の移動部材)
31,61 凸部
33,63 第2の係合部
34,64 第3の係合部
35,65 第4の係合部
36,67 アンギュラピン(第1の移動部材)
38,43,44,66,69,70 隙間
72,73 第1の型部
101,104 成形品本体(第1の成形部)
102,105 第1の緩衝層(第2の成形部)
103,106 第2の緩衝層(第2の成形部)
Claims (2)
- 第1の型部と、該第1の型部と組み合わされる第2の型部及び第3の型部とを有し、互いに組み合わされた前記第1の型部と前記第2の型部または前記第1の型部と前記第3の型部との間に成形用の隙間がそれぞれ形成される成形品の製造用型において、
前記第1の型部は、水平方向に移動可能なブロック部と、該ブロック部の少なくとも一部の傾斜した面に接触し、該ブロック部の水平方向の移動により上下方向に移動されるコア移動部とを備え、
前記第2の型部は、前記第1の型部と組み合わされたときに、第1の成形部を形成させる隙間を形成し、且つ前記ブロック部を、前記コア移動部が押し上げられる方向に移動させる複数の第1の移動部材を備え、
前記第3の型部は、前記第1の型部と組み合わされたときに、前記第1の成形部に対して第2の成形部を形成させる隙間を形成し、且つ前記コア移動部が押し下げられる方向に移動させる複数の第2の移動部材を備えた
ことを特徴とする成形品の製造用型。 - 複数の型部を組合せ、該複数の型部間に形成された成形品成形用の隙間を用いて成形品を成形する成形品の製造方法において、
水平方向に移動可能なブロック部により上下方向に移動されるコア移動部を備えた第1の型部と、前記ブロック部を、前記コア移動部が押し上げられる方向に移動させる複数の第1の移動部材を備えた第2の型部とを組み合わせ、前記第1の移動部材により前記コア移動部が押し上げられた状態で第1の成形部を成形し、
前記第1の型部と、前記コア移動部が押し下げられる方向に移動させる複数の第2の移動部材を備えた第3の型部とを組み合わせ、前記第2の移動部材により前記コア移動部が押し下げられた状態で前記第1の成形部上に第2の成形部を成形する過程を有する
ことを特徴とする成形品の製造方法。
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