JP2585102B2 - 射出成形における多色成形方法 - Google Patents
射出成形における多色成形方法Info
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- JP2585102B2 JP2585102B2 JP1189793A JP18979389A JP2585102B2 JP 2585102 B2 JP2585102 B2 JP 2585102B2 JP 1189793 A JP1189793 A JP 1189793A JP 18979389 A JP18979389 A JP 18979389A JP 2585102 B2 JP2585102 B2 JP 2585102B2
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- mold
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1635—Making multilayered or multicoloured articles using displaceable mould parts, e.g. retractable partition between adjacent mould cavities
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業状の利用分野) 本発明は、射出成形金型を回転することなく、2材質
あるいは2色以上の成形材料からなる成形品を同一の金
型内において成形することを可能とした射出成形におけ
る多色成形方法に関する。
あるいは2色以上の成形材料からなる成形品を同一の金
型内において成形することを可能とした射出成形におけ
る多色成形方法に関する。
(従来の技術) 従来から成形方法としては種々のものがあるが、多色
成形としては第2図(a),(b)に示すように、金型
回転盤式2色あるいは2材質成形装置を使用する場合が
ある。この方法では、1次成形キャビデイ部の2面の金
型を使用している。
成形としては第2図(a),(b)に示すように、金型
回転盤式2色あるいは2材質成形装置を使用する場合が
ある。この方法では、1次成形キャビデイ部の2面の金
型を使用している。
すなわち、図中1は固定側金型、2は可動側金型、3
はコア部、4は1次成形キャビテイ部、5は2次成形キ
ャビテイ部、6は1次成形品、7は2層成形品、8は1
次成形ノズル、9は2次成形ノズルである。
はコア部、4は1次成形キャビテイ部、5は2次成形キ
ャビテイ部、6は1次成形品、7は2層成形品、8は1
次成形ノズル、9は2次成形ノズルである。
しかして、動作に際しては、先ず、第2図(a)中A
部において、1次成形後、1次成形品6をコア部3に密
着させたまま型開きし、可動側金型2を180゜回転させ
て、(b)中B部において1次成形品6を2次成形キャ
ビテイ部5に型締め挿入し、2次成形し、2次成形品7
を成形している。
部において、1次成形後、1次成形品6をコア部3に密
着させたまま型開きし、可動側金型2を180゜回転させ
て、(b)中B部において1次成形品6を2次成形キャ
ビテイ部5に型締め挿入し、2次成形し、2次成形品7
を成形している。
また、金型を回転させないで多層構造の樹脂成形品を
一つの金型で製造する方法として、例えば特開昭54−86
550号に示されたものが知られている。
一つの金型で製造する方法として、例えば特開昭54−86
550号に示されたものが知られている。
すなわち、キャビテイ内に合成樹脂を射出して冷却し
た後、移動側金型を後退させ、キャビテイを拡大し、第
2の射出シリンダーより第2の合成樹脂を射出し、2層
構造の成形品を得るものである。
た後、移動側金型を後退させ、キャビテイを拡大し、第
2の射出シリンダーより第2の合成樹脂を射出し、2層
構造の成形品を得るものである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の成形方法では金型が2
面必要なことから金型コスト高い、また、可動側金型を
回転させる必要があることから成形サイクルが長い、さ
らに、単にスペーサ等により移動側金型を後退させてい
るだけなので、肉厚の設定が限定されてしまうなどの課
題を有していた。
面必要なことから金型コスト高い、また、可動側金型を
回転させる必要があることから成形サイクルが長い、さ
らに、単にスペーサ等により移動側金型を後退させてい
るだけなので、肉厚の設定が限定されてしまうなどの課
題を有していた。
本発明は以上のことに鑑み提案されたもので、その目
的とするところは、可動側金型を回転することなく、2
材質あるいは2色以上の成形材料からなる成形品を同一
の金型で成形することができ、高品質で安価で、かつ速
やかに成形品を得ることができ、さらに、肉厚の設定が
限定されてしまうことのない射出成形における多色成形
方法を提供することにある。
的とするところは、可動側金型を回転することなく、2
材質あるいは2色以上の成形材料からなる成形品を同一
の金型で成形することができ、高品質で安価で、かつ速
やかに成形品を得ることができ、さらに、肉厚の設定が
限定されてしまうことのない射出成形における多色成形
方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明では、射出成形金型に少なくとも2種類の樹脂
を順次供給できる成形装置を用いてなる成形方法におい
て、 2次成形に際して型開きと連動するスライドコアを用い
て2次成形部の肉厚を部分的に大きくさせて樹脂を供給
するようにし、上記目的を達成している。
を順次供給できる成形装置を用いてなる成形方法におい
て、 2次成形に際して型開きと連動するスライドコアを用い
て2次成形部の肉厚を部分的に大きくさせて樹脂を供給
するようにし、上記目的を達成している。
(作用) 本発明では上記のように構成し、成形機の型開き装置
を使って2次成形キャビテイ部を形成し、少なくとも2
種類の樹脂を順次供給できる成形装置を用いて2層もし
くは2色以上の成形材料からなる成形品を同一の金型で
成形できるようにし、1面の金型で、かつ可動側金型を
回転させることなく、肉厚の設定が限定されることもな
く、2材質あるいは2色以上の成形材料からなる成形品
が得られるようになっている。
を使って2次成形キャビテイ部を形成し、少なくとも2
種類の樹脂を順次供給できる成形装置を用いて2層もし
くは2色以上の成形材料からなる成形品を同一の金型で
成形できるようにし、1面の金型で、かつ可動側金型を
回転させることなく、肉厚の設定が限定されることもな
く、2材質あるいは2色以上の成形材料からなる成形品
が得られるようになっている。
また、型開きと連動するスライドコアを使って部分的
に肉厚の異なる2次成形キャビテイ部を形成し、この部
分に、少なくとも2種類の樹脂を順次供給できる成形装
置を用いて2層もしくは2色以上の成形材料からなる成
形品を同一の金型で成形できるようにしている。
に肉厚の異なる2次成形キャビテイ部を形成し、この部
分に、少なくとも2種類の樹脂を順次供給できる成形装
置を用いて2層もしくは2色以上の成形材料からなる成
形品を同一の金型で成形できるようにしている。
(実施例) 第1図(a),(b)は本発明の一実施例を示すもの
で、図中20はサンドイッチ成形装置で、このサンドイッ
チ成形装置20は1次成形ノズル21と2次成形ノズル22と
を有し、かつそれらが中央部にまとめられ、少なくとも
2種類の樹脂を供給できるようになっており、下方の共
通のノズルを介し樹脂が供給される固定側金型23が配設
されている。また、24は固定側金型23と対応する可動側
金型であり、それらの間に樹脂が供給される1次、2次
成形キャビテイ部27,29が設けられる。
で、図中20はサンドイッチ成形装置で、このサンドイッ
チ成形装置20は1次成形ノズル21と2次成形ノズル22と
を有し、かつそれらが中央部にまとめられ、少なくとも
2種類の樹脂を供給できるようになっており、下方の共
通のノズルを介し樹脂が供給される固定側金型23が配設
されている。また、24は固定側金型23と対応する可動側
金型であり、それらの間に樹脂が供給される1次、2次
成形キャビテイ部27,29が設けられる。
また、この実施例では成形機の型開き装置および型開
きと連動するスライドコア23を使って2次成形部の肉厚
が部分的に異なる2層もしくは2色以上の成形材料から
なる成形品を同一の金型によって得られるようにしたこ
とに特徴を有している。
きと連動するスライドコア23を使って2次成形部の肉厚
が部分的に異なる2層もしくは2色以上の成形材料から
なる成形品を同一の金型によって得られるようにしたこ
とに特徴を有している。
すなわち、金型装置自体は、可動側金型24にかけて、
その両側にそれぞれ斜め上方に延びるフィンガーピン25
が設けられ、かつ固定側金型26側であって各フィンガー
ピン25の回りにスライドコア23がそれぞれ設けられた構
成となっている。
その両側にそれぞれ斜め上方に延びるフィンガーピン25
が設けられ、かつ固定側金型26側であって各フィンガー
ピン25の回りにスライドコア23がそれぞれ設けられた構
成となっている。
そして、成形にあっては、図1(a)に示されるよう
に、型締めした状態でサンドイッチ成形装置20の1次成
形用ノズル21から1次成形キャビテイ部27に共通ノズル
を介し成形材料を供給し1次成形を行う。次に、(b)
に示すように、成形機の型開き装置で2次成形部28の肉
厚相当分だけ型開きを行う。この場合、同時に型開きと
連動するスライドコア23の差動により部分的に肉厚の大
きい2次成形キャビデイ部29が形成される。このような
2次成形キャビテイ部29に、サンドイッチ成形装置20の
2次成形用ノズル22より異なる成形材料を共通ノズルを
介し供給し2次成形を行う。
に、型締めした状態でサンドイッチ成形装置20の1次成
形用ノズル21から1次成形キャビテイ部27に共通ノズル
を介し成形材料を供給し1次成形を行う。次に、(b)
に示すように、成形機の型開き装置で2次成形部28の肉
厚相当分だけ型開きを行う。この場合、同時に型開きと
連動するスライドコア23の差動により部分的に肉厚の大
きい2次成形キャビデイ部29が形成される。このような
2次成形キャビテイ部29に、サンドイッチ成形装置20の
2次成形用ノズル22より異なる成形材料を共通ノズルを
介し供給し2次成形を行う。
上述のように、この実施例では、成形機の型開き装置
および型開きと連動するスライドコア23を使って部分的
に異なる2次成形キャビテイ部29を形成し、サンドイッ
チ成形装置20を用いて2次成形部の肉厚が部分的に異な
る2層もしくは2色以上の成形材料からなる成形品を、
同一の金型内において成形可能としている。
および型開きと連動するスライドコア23を使って部分的
に異なる2次成形キャビテイ部29を形成し、サンドイッ
チ成形装置20を用いて2次成形部の肉厚が部分的に異な
る2層もしくは2色以上の成形材料からなる成形品を、
同一の金型内において成形可能としている。
(発明の効果) 本発明は以上のように、少なくとも2種類の樹脂を順
次供給できる成形装置を用い、2次成形部の肉厚相当分
だけ型開きしたり、あるいは2次成形に際して型開きと
連動するスライドコアを用いて2次成形部の肉厚を部分
的に大きくさせ、2次成形用の樹脂を供給するようにし
たから、 2次成形部の肉厚を部分的に設定できる等、従来に比
べ2次成形部の肉厚の設定が限定されることなく、一面
の金型でもって容易に多色成形でき、金型のコストダウ
ンを図ることができる。
次供給できる成形装置を用い、2次成形部の肉厚相当分
だけ型開きしたり、あるいは2次成形に際して型開きと
連動するスライドコアを用いて2次成形部の肉厚を部分
的に大きくさせ、2次成形用の樹脂を供給するようにし
たから、 2次成形部の肉厚を部分的に設定できる等、従来に比
べ2次成形部の肉厚の設定が限定されることなく、一面
の金型でもって容易に多色成形でき、金型のコストダウ
ンを図ることができる。
また、可動側金型の回転が不要になるため、成形サイ
クルが短縮できるという効果がある。
クルが短縮できるという効果がある。
第1図(a),(b)は本発明の実施例を示すもので、
(a)は1次成形時の金型の断面図、(b)は2次成形
時の断面図、第2図(a)は従来の金型回転盤式2色成
形装置を使って1次成形後型開きした状態の断面図、
(b)は同様の装置で、2次成形時の断面図である。 20,30……サンドイッチ成形装置 21,31……1次成形ノズル 22,32……2次成形ノズル 27,38……1次成形キャビテイ部 29,39……2次成形キャビテイ部 23……スライドコア
(a)は1次成形時の金型の断面図、(b)は2次成形
時の断面図、第2図(a)は従来の金型回転盤式2色成
形装置を使って1次成形後型開きした状態の断面図、
(b)は同様の装置で、2次成形時の断面図である。 20,30……サンドイッチ成形装置 21,31……1次成形ノズル 22,32……2次成形ノズル 27,38……1次成形キャビテイ部 29,39……2次成形キャビテイ部 23……スライドコア
Claims (1)
- 【請求項1】射出成形金型に少なくとも2種類の樹脂を
順次供給できる成形装置を用いてなる成形方法におい
て、 2次成形に際して型開きと連動するスライドコアを用い
て2次成形部の肉厚を部分的に大きくさせて樹脂を供給
することを特徴とした射出成形における多色成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1189793A JP2585102B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 射出成形における多色成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1189793A JP2585102B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 射出成形における多色成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0353917A JPH0353917A (ja) | 1991-03-07 |
JP2585102B2 true JP2585102B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=16247303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1189793A Expired - Lifetime JP2585102B2 (ja) | 1989-07-21 | 1989-07-21 | 射出成形における多色成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2585102B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7731883B2 (en) * | 2006-06-05 | 2010-06-08 | Nike, Inc. | Method for making a tread assembly |
KR200470933Y1 (ko) * | 2012-03-20 | 2014-01-27 | 박제현 | 후육 스텐드베이스 사출금형 |
CN103331880A (zh) * | 2013-06-17 | 2013-10-02 | 广东联塑科技实业有限公司 | 一种u型管件顶出模具结构 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5657632A (en) * | 1979-10-04 | 1981-05-20 | Toppan Printing Co Ltd | Multilayer vessel |
JPS61242818A (ja) * | 1985-04-20 | 1986-10-29 | Nissei Plastics Ind Co | 多色成形方法 |
-
1989
- 1989-07-21 JP JP1189793A patent/JP2585102B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0353917A (ja) | 1991-03-07 |
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