JPH09254202A - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH09254202A
JPH09254202A JP6983596A JP6983596A JPH09254202A JP H09254202 A JPH09254202 A JP H09254202A JP 6983596 A JP6983596 A JP 6983596A JP 6983596 A JP6983596 A JP 6983596A JP H09254202 A JPH09254202 A JP H09254202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
mold
movable
mold plate
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6983596A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Kato
昇 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP6983596A priority Critical patent/JPH09254202A/ja
Publication of JPH09254202A publication Critical patent/JPH09254202A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型の型開き時に、成形品が可動側型板側に
確実に保持される射出成形用金型を提供する。 【解決手段】 固定側型板1と可動側型板2とにより形
成されたキャビティ3で成形された成形品を離型させる
ための突出ピン4が可動側型板2側に設けられた射出成
形用金型において、上記突出ピン4の先端部に軸方向の
断面形状がほぼZ字状の切欠き4aが設けられ、アンダ
ーカット部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突出ピンにより成
形品を離型させる射出成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固定側型板と可動側型板とにより
形成されたキャビティで成形された成形品を離型させる
ため、型開きと同時に成形品を可動側型板側に一旦保持
させ、続いて成形品を可動側型板より突き出して離型さ
せる工程において、可動側型板側に成形品を保持させる
手段として、次の方法が一般的に用いられている(株式
会社 プラスチックス・エージ刊行 射出成形のコスト
ダウンとトラブル対策第144頁 参照)。 1)固定側型板側(一般的にキャビティ側)に突出し機
構を設け、固定側型板側より突き放して可動側型板側に
成形品を保持させる。 2)可動側型板側に成形品の引張り溝を設け、成形品に
アンダーカット部を形成することにより、可動側型板に
保持させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
1)の固定側型板側(一般的にキャビティ側)に突出し
機構を設ける方法は、金型構造が複雑となり、加工工数
やコストが嵩むといった問題がある。又、2)の可動側
型板側に成形品の引張り溝を設ける方法は、金型の開閉
方向に対しては有効であるが、成形品の製品形状によっ
てはこの引張り溝を金型の開閉方向に設けることが出来
ない場合がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に着眼して
なされたものであり、その目的とするところは、これら
の問題点を解消し、金型の型開き時に、成形品が可動側
型板側に確実に保持される射出成形用金型を提供するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
射出成形用金型においては、固定側型板と可動側型板と
により形成されたキャビティで成形された成形品を離型
させるための突出ピンが可動側型板側に設けられた射出
成形用金型において、上記突出ピンの先端部に軸方向の
断面形状がほぼZ字状の切欠きが設けられ、アンダーカ
ット部が形成されていることを特徴とする。
【0006】又、請求項2記載の本発明の射出成形用金
型においては、請求項1記載の射出成形用金型におい
て、成形品を突き出すための突出部が成形品の外周端よ
り外側に突出して設けられ、上記突出部に対応する位置
に突出ピンが配設されていることを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明の射出成形用金型におい
ては、突出ピンの先端部に軸方向の断面形状がほぼZ字
状の切欠きが設けられ、成形品のキャビティに連通する
アンダーカット部が形成されているので、成形品の裏側
にアンダーカット部が成形され、型開き時、成形品を可
動側型板側に確実に保持することができる。又、成形品
の突出ピンによる突出し時には、上記アンダーカット部
は周囲に干渉されることがなく、容易に離型されること
ができる。
【0008】又、請求項2記載の本発明の射出成形用金
型においては、請求項1記載の射出成形用金型におい
て、成形品を突き出すための突出部が成形品の外周端よ
り外側に突出して設けられ、上記突出部に対応する位置
に突出ピンが配設されているので、型開き時に、成形品
を可動側型板側に確実に保持することができるととも
に、製品品質に影響を及ぼすようなヒケや白化等が成形
品側に発生せず、品質が優れた成形品を得ることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、請求項1記載の本発明の
射出成形用金型の一例を示す要部の断面図である。図1
に示す射出成形用金型においては、固定側型板1と可動
側型板2とにより成形品を成形するためのキャビティ3
が形成されている。
【0010】4は突出ピンてあり、この突出ピン4は可
動側型板2を貫通し、可動側型板2の後方に設けられた
突出板(図示しない)に固定されている。この突出ピン
4は、金型の開閉時に、成形品を可動側型板2より離型
させるためキャビティ3側に前進、或いはリセット時に
後退するようになっている。
【0011】上記突出ピン4の先端部には、軸方向の断
面形状がほぼZ字状の切欠き4aが設けられ、成形品が
成形されるキャビティ3に連通して成形品にアンダーカ
ット部が形成されるようになっている。
【0012】この突出ピン4は、図3の斜視図に示すよ
うに、本実施例では、直径D0 が8mmの丸軸が用いら
れている。又、切欠き4aの形状・寸法は、高さHが8
mm、頂部の幅W0 が6mm、及び底部の幅W1 が3m
mとした。
【0013】以下、図面を参照して上記の射出成形用金
型を用いて成形した成形品のアンダーカット処理を説明
する。図2は、アンダーカット処理の作用を説明する断
面図であり、金型が型開きされた態様を示す。
【0014】即ち、図1に示すキャビティ3において成
形された成形品Pは、可動側型板2が型開きにより後退
すると、一旦、可動側型板2の切欠き4aにより、その
アンダーカット部P1 を保持された成形品Pは、続いて
突出ピン4の前進により可動側型板2より離型される。
【0015】この時、成形品Pのアンダーカット部P1
は、周囲の型等による干渉を受けることがないので、容
易に突出ピン4の切欠き4aより開放された状態とな
る。従って、成形品Pは、可動側型板2に一旦保持され
た後、容易に離型され、金型より取り出すことができ
る。
【0016】図4は、請求項2記載の本発明の射出成形
用金型により成形される成形品の一例を示す斜視図であ
り、図5は、図4のA−A断面図である。本実施例にお
いては、成形品P2 を可動側型板より突き出すため、突
出部P3が成形品P2 の外周端より外側に突出して設け
られている。そして、上記突出部P3 に対応する位置に
突出ピン41が配設されている。
【0017】上記突出ピン41は、上記請求項1記載の
射出成形用金型の突出ピン4と同等のものであり、先端
部には切欠き41aが設けられ、成形品P2 にアンダー
カット部を形成するようになっている。
【0018】従って、型開き時に、成形品P2 を可動側
型板(図示しない)側に確実に保持することができると
ともに、製品品質に影響を及ぼすようなヒケや白化等が
成形品P2 側に発生せず、又、突出部P3 は、後処理に
より切除されるので、品質が優れた成形品を得ることが
できる。
【0019】本実施例における突出部P3 の各部の寸法
は、突出部P3 の直径Rは、突出ピンの直径Rと同様に
8mm、切欠き41aの高さSは4mm、又、突出部P
3 側において、Yは5.5mm、Tは7mm、Xは5.
5mm、及び突出部P3 の裏側の肉ぬすみがなされた成
形品P2 との接続部の肉厚Qを2mmとした(後処理の
カットを容易とするため)。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の射出成形用金型
においては、突出ピンの先端部に軸方向の断面形状がほ
ぼZ字状の切欠きが設けられ、成形品のキャビティに連
通するアンダーカット部が形成されているので、成形品
の裏側にアンダーカット部が成形され、型開き時、成形
品を可動側型板側に確実に保持することができる。又、
成形品の突出ピンによる突出し時には、上記アンダーカ
ット部は周囲に干渉されることがなく、容易に離型され
ることができる。
【0021】又、請求項2記載の本発明の射出成形用金
型においては、請求項1記載の射出成形用金型におい
て、成形品を突き出すための突出部が成形品の外周端よ
り外側に突出して設けられ、上記突出部に対応する位置
に突出ピンが配設されているので、型開き時に、成形品
を可動側型板側に確実に保持することができるととも
に、製品品質に影響を及ぼすようなヒケや白化等が成形
品側に発生せず、品質が優れた成形品を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の本発明の射出成形金型の一例を
示す要部の断面図。
【図2】アンダーカット処理の作用を説明する断面図。
【図3】突出ピンの斜視図。
【図4】請求項2記載の本発明の射出成形用金型により
成形される成形品の一例を示す斜視図。
【図5】図4のA−A断面図
【符号の説明】
1 固定側型板 2 可動側型板 3 キャビティ 4、41 突出ピン 4a、41a 切欠き P、P2 成形品 P3 突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側型板と可動側型板とにより形成さ
    れたキャビティで成形された成形品を離型させるための
    突出ピンが可動側型板側に設けられた射出成形用金型に
    おいて、上記突出ピンの先端部に軸方向の断面形状がほ
    ぼZ字状の切欠きが設けられ、アンダーカット部が形成
    されていることを特徴とする射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 成形品を突き出すための突出部が成形品
    の外周端より外側に突出して設けられ、上記突出部に対
    応する位置に突出ピンが配設されていることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形用金型。
JP6983596A 1996-03-26 1996-03-26 射出成形用金型 Pending JPH09254202A (ja)

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JP6983596A JPH09254202A (ja) 1996-03-26 1996-03-26 射出成形用金型

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6171542B1 (en) * 1999-05-06 2001-01-09 Owens-Brockway Plastic Products Inc. Method and apparatus for the manufacture of blown plastic containers
KR100849952B1 (ko) * 2007-06-29 2008-08-01 은성기연 주식회사 성형 제품의 원활한 분리가 가능한 첨단부 형상을 지닌런너 밀핀
JP2017024392A (ja) * 2015-07-15 2017-02-02 帝人株式会社 引止部を有する成形体、および成形体の製造方法

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KR100849952B1 (ko) * 2007-06-29 2008-08-01 은성기연 주식회사 성형 제품의 원활한 분리가 가능한 첨단부 형상을 지닌런너 밀핀
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