JPH06114893A - 樹脂成形金型 - Google Patents
樹脂成形金型Info
- Publication number
- JPH06114893A JPH06114893A JP29210992A JP29210992A JPH06114893A JP H06114893 A JPH06114893 A JP H06114893A JP 29210992 A JP29210992 A JP 29210992A JP 29210992 A JP29210992 A JP 29210992A JP H06114893 A JPH06114893 A JP H06114893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- slide core
- mold
- resin
- molding die
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/30—Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
- B29L2031/3044—Bumpers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端部にアンダーカット部を有する樹脂製品を
成形するための樹脂成形金型を提供する。 【構成】 型閉め時に成形型面の一部となってアンダー
カット部を形成し、型開き時に該アンダーカット部から
離れる方向に移動するスライドコアを備えた樹脂成形金
型において、スライドコアを金型との摺接面が曲面とな
るように形成し、スライドコアを該摺接面に沿って回動
する回転スライドコア１３とした。 【効果】 樹脂製品の成形型からの取り出し作業の効率
が良い。又、樹脂製品の歪みや肉厚の急変などの不具合
を生じず、樹脂製品の品質の向上に効果がある。
成形するための樹脂成形金型を提供する。 【構成】 型閉め時に成形型面の一部となってアンダー
カット部を形成し、型開き時に該アンダーカット部から
離れる方向に移動するスライドコアを備えた樹脂成形金
型において、スライドコアを金型との摺接面が曲面とな
るように形成し、スライドコアを該摺接面に沿って回動
する回転スライドコア１３とした。 【効果】 樹脂製品の成形型からの取り出し作業の効率
が良い。又、樹脂製品の歪みや肉厚の急変などの不具合
を生じず、樹脂製品の品質の向上に効果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂成形金型、更に詳し
くは、成形終了後型開きの際にアンダーカット部から離
れる方向に移動可能に設けられた回転スライドコアを備
えた樹脂成形金型に関するものである。
くは、成形終了後型開きの際にアンダーカット部から離
れる方向に移動可能に設けられた回転スライドコアを備
えた樹脂成形金型に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】アンダーカット部を有する樹脂製品例え
ばポリプロピレンバンパーなどは、成形終了後型開きの
際にアンダーカット部を損なうことなく成形型から樹脂
製品を取り出す必要がある。この目的のため、従来傾斜
コアや内部スライドコア（例えば、実開昭６３−１３２
７２１号公報参照）が用いられている。
ばポリプロピレンバンパーなどは、成形終了後型開きの
際にアンダーカット部を損なうことなく成形型から樹脂
製品を取り出す必要がある。この目的のため、従来傾斜
コアや内部スライドコア（例えば、実開昭６３−１３２
７２１号公報参照）が用いられている。
【０００３】図４及び図５によって傾斜コアの使用例を
説明する。図４は、傾斜コア２、外型３、端部成形型４
及び内型５からなる成形型を用いて樹脂製品１を成形し
た状態を示す。成形終了後型開きの際には、図５に示す
ように外型３（図示せず）を図中上方向に移動させて樹
脂製品１から離した後、傾斜コア２を図中左斜め上方向
に押し上げ、次いで樹脂製品１のアンダーカット部を傾
斜コア２から離す。
説明する。図４は、傾斜コア２、外型３、端部成形型４
及び内型５からなる成形型を用いて樹脂製品１を成形し
た状態を示す。成形終了後型開きの際には、図５に示す
ように外型３（図示せず）を図中上方向に移動させて樹
脂製品１から離した後、傾斜コア２を図中左斜め上方向
に押し上げ、次いで樹脂製品１のアンダーカット部を傾
斜コア２から離す。
【０００４】成形すべき樹脂製品の形状によっては、例
えば自動車のターンランプなどの成形の場合には、形状
上の制約によって傾斜コアに代えて内部スライドコアを
用いなければならない。図６ないし図１０によって内部
スライドコアの使用例を説明する。図６は、外型３、端
部成形型４、内型５及び内部スライドコア７からなる成
形型を用いて樹脂製品１を成形した状態を示す。内部ス
ライドコア７は内型５内の空間８に移動可能に配置さ
れ、バネ６によって付勢されている。又、内部スライド
コア７の両端部に設けた傾斜ピン穴１０には各々傾斜ピ
ン９が挿入され、これによって内部スライドコア７は保
持固定され、その一側面が内側の型面の一部を形成して
いる。
えば自動車のターンランプなどの成形の場合には、形状
上の制約によって傾斜コアに代えて内部スライドコアを
用いなければならない。図６ないし図１０によって内部
スライドコアの使用例を説明する。図６は、外型３、端
部成形型４、内型５及び内部スライドコア７からなる成
形型を用いて樹脂製品１を成形した状態を示す。内部ス
ライドコア７は内型５内の空間８に移動可能に配置さ
れ、バネ６によって付勢されている。又、内部スライド
コア７の両端部に設けた傾斜ピン穴１０には各々傾斜ピ
ン９が挿入され、これによって内部スライドコア７は保
持固定され、その一側面が内側の型面の一部を形成して
いる。
【０００５】成形終了後型開きの際に傾斜ピン９を抜く
と、内部スライドコア７はバネ６によって図７に示すよ
うに空間８内を図中左側に移動し、これによって樹脂製
品１のアンダーカット部から内部スライドコア７を離す
ことができる。
と、内部スライドコア７はバネ６によって図７に示すよ
うに空間８内を図中左側に移動し、これによって樹脂製
品１のアンダーカット部から内部スライドコア７を離す
ことができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内部スライ
ドコアを備えた樹脂成形金型を使用する場合には、以下
に例示するような問題が発生する。
ドコアを備えた樹脂成形金型を使用する場合には、以下
に例示するような問題が発生する。
【０００７】すなわち、樹脂成形金型のキャビティに樹
脂を充填した場合に、内部スライドコアの位置のずれや
変形が生じ、このため、樹脂製品の表面に歪みや肉厚の
急変部が生じる。図面に基づいて更に詳しく説明する
と、図８（図６の成形型を矢印Ａ方向から見た説明図，
以下の説明に必要な部分のみを図示し、他の部分は省略
した）に示す如く、内部スライドコア７の移動方向の前
方又は後方には空間８を設ける必要がある。傾斜ピン穴
１０を設ける部分を内部スライドコア７の中間部とした
場合には、この部分に対しても移動空間が必要となり樹
脂成形金型の構造が複雑になる。したがって、傾斜ピン
穴１０を設ける部分は内部スライドコア７の上方又は下
方に限定される。
脂を充填した場合に、内部スライドコアの位置のずれや
変形が生じ、このため、樹脂製品の表面に歪みや肉厚の
急変部が生じる。図面に基づいて更に詳しく説明する
と、図８（図６の成形型を矢印Ａ方向から見た説明図，
以下の説明に必要な部分のみを図示し、他の部分は省略
した）に示す如く、内部スライドコア７の移動方向の前
方又は後方には空間８を設ける必要がある。傾斜ピン穴
１０を設ける部分を内部スライドコア７の中間部とした
場合には、この部分に対しても移動空間が必要となり樹
脂成形金型の構造が複雑になる。したがって、傾斜ピン
穴１０を設ける部分は内部スライドコア７の上方又は下
方に限定される。
【０００８】前記の状態で図８のようにキャビティに樹
脂を充填すると、充填樹脂１１の圧力（矢印Ｅで示す）
によって図９に示す如く内部スライドコア７がバネ６の
側に対して突出するように変形する。それ故、図１０の
ように充填樹脂１１に肉厚急変部１２が生じる。肉厚急
変部１２が生じると、この部分では周辺部に比べて樹脂
の収縮量が大きくなり、したがって冷却固化後、樹脂製
品の表面に歪みが発生する。
脂を充填すると、充填樹脂１１の圧力（矢印Ｅで示す）
によって図９に示す如く内部スライドコア７がバネ６の
側に対して突出するように変形する。それ故、図１０の
ように充填樹脂１１に肉厚急変部１２が生じる。肉厚急
変部１２が生じると、この部分では周辺部に比べて樹脂
の収縮量が大きくなり、したがって冷却固化後、樹脂製
品の表面に歪みが発生する。
【０００９】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
ためのものであり、その目的とするところは、アンダー
カット部を有する樹脂製品を容易に成形することがで
き、且つ樹脂製品の表面に歪みや段差などの不具合を生
じさせない樹脂成形金型を提供することにある。
ためのものであり、その目的とするところは、アンダー
カット部を有する樹脂製品を容易に成形することがで
き、且つ樹脂製品の表面に歪みや段差などの不具合を生
じさせない樹脂成形金型を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の樹脂成
形金型は、型閉め時に成形型面の一部となってアンダー
カット部を形成し、型開き時に該アンダーカット部から
離れる方向に移動するスライドコアを備えた樹脂成形金
型において、スライドコアを金型との摺接面が曲面とな
るように形成し、スライドコアを該摺接面に沿って回動
する回転スライドコアとしたことを特徴とする。
形金型は、型閉め時に成形型面の一部となってアンダー
カット部を形成し、型開き時に該アンダーカット部から
離れる方向に移動するスライドコアを備えた樹脂成形金
型において、スライドコアを金型との摺接面が曲面とな
るように形成し、スライドコアを該摺接面に沿って回動
する回転スライドコアとしたことを特徴とする。
【００１１】回転スライドコアの大きさや形状は、成形
すべき樹脂製品の大きさや形状に応じて、特にアンダー
カット部及びその近傍の樹脂製品の内面が具合良く成形
できるように適宜選択する。
すべき樹脂製品の大きさや形状に応じて、特にアンダー
カット部及びその近傍の樹脂製品の内面が具合良く成形
できるように適宜選択する。
【００１２】回転スライドコアの成形型面を構成しない
側の面、すなわち後端面をスライドコアに当接させてお
くと、成形型のキャビティに樹脂を充填した際に回転ス
ライドコアにかかる充填樹脂の圧力をスライドコアによ
って受けることができる。このため、回転スライドコア
のスライドコアに当接させる後端面は、面積を大きく取
る方が充填樹脂の圧力を広範囲に分散できるのでよい。
側の面、すなわち後端面をスライドコアに当接させてお
くと、成形型のキャビティに樹脂を充填した際に回転ス
ライドコアにかかる充填樹脂の圧力をスライドコアによ
って受けることができる。このため、回転スライドコア
のスライドコアに当接させる後端面は、面積を大きく取
る方が充填樹脂の圧力を広範囲に分散できるのでよい。
【００１３】又、回転スライドコアの後端部とこれに当
接するスライドコアの端部とは適切な方法、例えば回転
スライドコアにその幅方向にピンを挿通し、両側面に突
出したピンを保持し、且つピンが移動可能な溝をスライ
ドコアに設ける、ピンと溝との組み合わせなどを用いる
方法によって係止しておく。この場合、回転スライドコ
アは前記ピンを軸として必要な範囲内で回動可能に保持
される。
接するスライドコアの端部とは適切な方法、例えば回転
スライドコアにその幅方向にピンを挿通し、両側面に突
出したピンを保持し、且つピンが移動可能な溝をスライ
ドコアに設ける、ピンと溝との組み合わせなどを用いる
方法によって係止しておく。この場合、回転スライドコ
アは前記ピンを軸として必要な範囲内で回動可能に保持
される。
【００１４】スライドコアの他端部には、所定位置にス
ライドコアを保持するために適当な固定手段例えばピン
を挿入するための穴を設けるとよい。
ライドコアを保持するために適当な固定手段例えばピン
を挿入するための穴を設けるとよい。
【００１５】本発明の樹脂成形金型を構成する回転スラ
イドコア及びスライドコア以外の部材、すなわち外型、
内型、固定コアは、樹脂成形の分野において慣用のもの
を適宜使用してよい。
イドコア及びスライドコア以外の部材、すなわち外型、
内型、固定コアは、樹脂成形の分野において慣用のもの
を適宜使用してよい。
【００１６】
【作用】回転スライドコアは、成形終了後型開きの際に
スライドコアを移動させた場合に、内型に当接する曲面
及び固定コアに当接する曲面で内型と固定コアとの間を
弧を描くように摺動してアンダーカット部から離れる方
向に移動可能に設けられているため、スライドコアを移
動させだけで樹脂製品のアンダーカット部から簡単に回
転スライドコアを離すことができる。又、回転スライド
コアにかかる樹脂充填圧はスライドコアとの当接面全体
で保持できるため、樹脂充填時の回転スライドコアの変
形がなく、それ故、樹脂製品の歪みなどの不具合を生じ
ない。
スライドコアを移動させた場合に、内型に当接する曲面
及び固定コアに当接する曲面で内型と固定コアとの間を
弧を描くように摺動してアンダーカット部から離れる方
向に移動可能に設けられているため、スライドコアを移
動させだけで樹脂製品のアンダーカット部から簡単に回
転スライドコアを離すことができる。又、回転スライド
コアにかかる樹脂充填圧はスライドコアとの当接面全体
で保持できるため、樹脂充填時の回転スライドコアの変
形がなく、それ故、樹脂製品の歪みなどの不具合を生じ
ない。
【００１７】
【実施例】図１に本発明の樹脂成形金型の一例を示す。
本例の金型は、例えば自動車バンパーのように端部に折
り返し部（アンダーカット部）を有する製品を成形する
ためのもので、外型３、内型５、回転スライドコア１
３、固定コア１４及びスライドコア１５からなる。スラ
イドコア１５は、型閉め時には成形型の内側に引き込ま
れた状態で、金型の両端部で固定コア１４を通してスラ
イドコア１５に設けた傾斜ピン穴１０に各々傾斜ピン９
を挿入することによって固定コア１４に固定される。回
転スライドコア１３は、内型５及び固定コア１４との密
着面が曲面状であり、又、回転スライドコア１３の後端
面（当接面１８）はスライドコア１５の一端面と当接
し、回転スライドコア１３の前端面は樹脂製品１のアン
ダーカット部及びその近傍の樹脂製品の内面を成形する
ための型面をなす。
本例の金型は、例えば自動車バンパーのように端部に折
り返し部（アンダーカット部）を有する製品を成形する
ためのもので、外型３、内型５、回転スライドコア１
３、固定コア１４及びスライドコア１５からなる。スラ
イドコア１５は、型閉め時には成形型の内側に引き込ま
れた状態で、金型の両端部で固定コア１４を通してスラ
イドコア１５に設けた傾斜ピン穴１０に各々傾斜ピン９
を挿入することによって固定コア１４に固定される。回
転スライドコア１３は、内型５及び固定コア１４との密
着面が曲面状であり、又、回転スライドコア１３の後端
面（当接面１８）はスライドコア１５の一端面と当接
し、回転スライドコア１３の前端面は樹脂製品１のアン
ダーカット部及びその近傍の樹脂製品の内面を成形する
ための型面をなす。
【００１８】成形終了後型開きの際に傾斜ピン９を抜く
と、図２の如くスライドコア１５が矢印Ｂ側（外側）に
移動する。そのため、回転スライドコア１３は内型５に
密着する曲面及び固定コア１４に密着する曲面で内型５
と固定コア１４との間を弧を描くように摺動（矢印Ｃ方
向に回転移動）して樹脂製品１のアンダーカット部から
離れ、空間８が形成される。
と、図２の如くスライドコア１５が矢印Ｂ側（外側）に
移動する。そのため、回転スライドコア１３は内型５に
密着する曲面及び固定コア１４に密着する曲面で内型５
と固定コア１４との間を弧を描くように摺動（矢印Ｃ方
向に回転移動）して樹脂製品１のアンダーカット部から
離れ、空間８が形成される。
【００１９】なお、接続部１６は、例えばスライドコア
１５に設けられた一面又は両面に溝を有する凸部と、回
転スライドコア１３に設けられた前記凸部を収納するた
めの凹部、及びその凹部の前記溝に対向する壁面の一面
又は両面に設けられ前記溝に摺動可能に嵌合したピン１
７とからなり、回転スライドコア１３とスライドコア１
５とを前記の如き動きを可能とするように係止してい
る。
１５に設けられた一面又は両面に溝を有する凸部と、回
転スライドコア１３に設けられた前記凸部を収納するた
めの凹部、及びその凹部の前記溝に対向する壁面の一面
又は両面に設けられ前記溝に摺動可能に嵌合したピン１
７とからなり、回転スライドコア１３とスライドコア１
５とを前記の如き動きを可能とするように係止してい
る。
【００２０】図３は、図１の成形型を矢印Ｄ方向から見
た説明図であり、以下の説明に必要な部分のみを図示
し、他の部分は省略した。成形型のキャビティに樹脂を
充填すると、充填樹脂１１の押圧力（矢印Ｅで示す）に
よって回転スライドコア１３は図２中矢印Ｃ方向に押圧
され、当接面１８が圧力受け面となるが、本発明の樹脂
成形金型においては当接面１８の面積を充分に大きく取
ることができるため回転スライドコア１３は変形しな
い。
た説明図であり、以下の説明に必要な部分のみを図示
し、他の部分は省略した。成形型のキャビティに樹脂を
充填すると、充填樹脂１１の押圧力（矢印Ｅで示す）に
よって回転スライドコア１３は図２中矢印Ｃ方向に押圧
され、当接面１８が圧力受け面となるが、本発明の樹脂
成形金型においては当接面１８の面積を充分に大きく取
ることができるため回転スライドコア１３は変形しな
い。
【００２１】
【発明の効果】本発明の樹脂成形金型は前記構成を有す
るため、本発明の樹脂成形金型においては、回転スライ
ドコアは、成形終了後型開きの際にスライドコアを移動
させた場合に、内型に当接する曲面及び固定コアに当接
する曲面で内型と固定コアとの間を弧を描くように摺動
してアンダーカット部から離れる方向に移動可能であ
り、スライドコアを移動させだけで樹脂製品のアンダー
カット部から簡単に回転スライドコアを離すことができ
るので、アンダーカット部から回転スライドコアを離す
作業を簡単且つ確実に行うことができ、樹脂製品の成形
型からの取り出し作業の効率が良い。
るため、本発明の樹脂成形金型においては、回転スライ
ドコアは、成形終了後型開きの際にスライドコアを移動
させた場合に、内型に当接する曲面及び固定コアに当接
する曲面で内型と固定コアとの間を弧を描くように摺動
してアンダーカット部から離れる方向に移動可能であ
り、スライドコアを移動させだけで樹脂製品のアンダー
カット部から簡単に回転スライドコアを離すことができ
るので、アンダーカット部から回転スライドコアを離す
作業を簡単且つ確実に行うことができ、樹脂製品の成形
型からの取り出し作業の効率が良い。
【００２２】又、回転スライドコアにかかる樹脂充填圧
はスライドコアとの密着面全体で保持できるため、樹脂
充填時の回転スライドコアの変形がなく、それ故、樹脂
製品の歪みや肉厚の急変などの不具合を生じず、樹脂製
品の品質の向上に効果がある。
はスライドコアとの密着面全体で保持できるため、樹脂
充填時の回転スライドコアの変形がなく、それ故、樹脂
製品の歪みや肉厚の急変などの不具合を生じず、樹脂製
品の品質の向上に効果がある。
【図１】本発明の樹脂成形金型の一実施例の概略構成図
である。
である。
【図２】図１の樹脂成形金型を使用して成形後、型開き
の際の状態を説明する図である。
の際の状態を説明する図である。
【図３】図１の樹脂成形金型を使用して成形する際に、
回転スライドコアに作用する押圧力を説明する図であ
る。
回転スライドコアに作用する押圧力を説明する図であ
る。
【図４】傾斜コアを備えた従来の樹脂成形金型の一例の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図５】図４の樹脂成形金型を使用して成形後、型開き
の際の状態を説明する図である。
の際の状態を説明する図である。
【図６】内部スライドコアを備えた従来の樹脂成形金型
の一例の概略構成図である。
の一例の概略構成図である。
【図７】図６の樹脂成形金型を使用して成形後、型開き
の際の状態を説明する図である。
の際の状態を説明する図である。
【図８】図６の樹脂成形金型を使用して成形する際に、
内部スライドコアに作用する押圧力を説明する図であ
る。
内部スライドコアに作用する押圧力を説明する図であ
る。
【図９】図６の樹脂成形金型を使用して成形する際の、
内部スライドコアに作用する押圧力による内部スライド
コアの変形を説明する図である。
内部スライドコアに作用する押圧力による内部スライド
コアの変形を説明する図である。
【図１０】図６の樹脂成形金型を使用して成形する際
の、内部スライドコアの変形による充填樹脂の肉厚急変
部の発生を説明する図である。
の、内部スライドコアの変形による充填樹脂の肉厚急変
部の発生を説明する図である。
１ 樹脂製品 ２ 傾斜コア ３ 外型 ４ 端部成形型 ５ 内型 ６ バネ ７ 内部スライドコア ８ 空間 ９ 傾斜ピン １０ 傾斜ピン穴 １１ 充填樹脂 １２ 肉厚急変部 １３ 回転スライドコア １４ 固定コア １５ スライドコア １６ 接続部 １７ ピン １８ 当接面
Claims (1)
- 【請求項１】 型閉め時に成形型面の一部となってアン
ダーカット部を形成し、型開き時に該アンダーカット部
から離れる方向に移動するスライドコアを備えた樹脂成
形金型において、 スライドコアを金型との摺接面が曲面となるように形成
し、スライドコアを該摺接面に沿って回動する回転スラ
イドコアとしたことを特徴とする樹脂成形金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29210992A JPH06114893A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 樹脂成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29210992A JPH06114893A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 樹脂成形金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06114893A true JPH06114893A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17777667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29210992A Pending JPH06114893A (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 樹脂成形金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06114893A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2809344A1 (fr) * | 2000-05-24 | 2001-11-30 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Moule d'injection a demoulage par deformation |
| KR100906819B1 (ko) * | 2008-04-07 | 2009-07-09 | 삼원금형정공주식회사 | 시간차 캠을 이용한 언더컷 처리장치 |
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-
1992
- 1992-10-06 JP JP29210992A patent/JPH06114893A/ja active Pending
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