JP3048195B2 - 車両用灯具のハウジングの成形方法 - Google Patents

車両用灯具のハウジングの成形方法

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JP3048195B2
JP3048195B2 JP4146824A JP14682492A JP3048195B2 JP 3048195 B2 JP3048195 B2 JP 3048195B2 JP 4146824 A JP4146824 A JP 4146824A JP 14682492 A JP14682492 A JP 14682492A JP 3048195 B2 JP3048195 B2 JP 3048195B2
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flap
vehicle lamp
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孝 寺山
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には前記車両用灯具のハウジングの製造方
法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のハウジング90を要部で
示すものが図5であり、このハウジング90のレンズ嵌
着溝91の一方の壁面92にはレンズ(図示は省略す
る)の脚部に設けられたフックを掛着するためのフック
受孔92aが設けられるものとされるが、特に外観が重
視される場合には前記フック受孔92aは壁面92を貫
通しないものとされ、これに応じて他の一方の壁面93
には前記フック受孔92aと対応する位置に底面94ま
で達する切欠部93aが設けられるものとされている。
【0003】ここで、前記ハウジング90の成形方法を
示すものが図6であり、このハウジング90を形成する
ための金型80には、前記フック受孔92aを形成する
ための図中に矢印Sで示す退路方向に移動する金型スラ
イド部81が設けられ、前記ハウジング90を成形する
ときには樹脂の注入後に先ず金型スライド部81を退去
させ、その後に金型本体部82を図中に矢印Mで示す抜
き方向に移動して離型させハウジング90を形成するも
のとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の成形方法で形成したハウジング90は切欠部9
3aを有するものであるので、前記レンズ嵌着溝91に
レンズとの気密性を保持させるためのシール材を注入す
るときには切欠部93aからの流出を生ずるものとなり
気密性が保たれないものと成る。
【0005】従って、従来のハウジング90において
は、シール材の注入工程以前に例えば金属板を略コ字状
に折り曲げて形成したスペーサ70を嵌着する工程(図
5を参照されたい)が必要とされ、これにより部品点数
の増加と加工工程の増加を来して、車両用灯具がコスト
アップする問題点を生ずるものとなり、この点の解決が
課題とされるものと成っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、開口部の周縁
に設けられるレンズ嵌着溝の一方の壁面に盲穴状にフッ
ク受孔が穿設され、これと対峙する他の一方の壁面には
前記フック受孔を穿設するときの金型スライド部の退路
となる前記レンズ嵌着溝の底面に達する切欠部が設けら
れて成る車両用灯具のハウジングの成形方法において、
前記切欠部に対応する前記底面は前記切欠部と同一形状
となるように前記金型スライド部の退路方向に延長され
てフラップとされると共に、退路方向側の両側の先端寄
りには前記切欠部の幅方向に突出する耳部が設けられ、
このハウジングの成形工程の前記金型スライド部が退去
させられた後の金型本体部の型抜き工程により前記フラ
ップが前記切欠部に向かい折り曲げられて前記耳部によ
り切欠部に係着され固定が行われることを特徴とする車
両用灯具のハウジングの成形方法を提供することで課題
を解決するものである。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に示すものは本発明に係るハウ
ジング1の要部であり、このハウジング1のレンズ嵌着
溝2の一方の壁面3にはレンズを掛着させるためのフッ
ク受孔3aが設けられ、これにより、後にも説明するよ
うに前記ハウジング1を形成するときの金型10には金
型スライド部11を設けざるを得ないものとなり、その
結果、他の一方の壁面4には底面5まで達する切欠部4
aが設けられるものとされている点は従来例のものと同
様である。
【0008】しかしながら、本発明により前記底面5の
前記切欠部4aに対応する部分は、前記金型スライド部
11の退路方向に延長されてフラップ6が形成されるも
のとされ、このフラップ6は前記切欠部4aと同一形
状、同一寸法となるようにされ、加えて、前記フラップ
6の前記金型スライド部11の退路方向側の両側の先端
6a寄りには耳部6b、6bが設けられ、従って前記フ
ラップ6は前記耳部6b、6bの位置で切欠部4aより
も幅が広いものとなっている。
【0009】尚、上記したハウジング1の形状の説明は
本発明の理解を容易とするために行ったものであり、実
際に上記の形状となるのは金型10中に樹脂の注入が行
われた直後であり、金型10からの型抜きが行われると
共に本発明の成形方法により以下に説明するような変形
が行われるものとなる。
【0010】図2〜図4は本発明の成形方法を工程の順
に示すもので、先ず図2に示すように金型スライド部1
1は金型本体部12に対して成形時の所定位置にセット
され、この状態で樹脂の注入が行われ、フラップ6は上
記した図1に示した状態、即ち、金型スライド部11の
退路方向である底面5の延長方向に、この底面5と面一
として成形される状態と成っている。
【0012】樹脂の注入が完了した後には、図3に示す
ように先ず前記金型スライド部11が図中に矢印Sで示
す退路方向に移動されて、続く図中に矢印Mで示す金型
本体部12の型抜きのための移動に備えられるものとな
るが、このときに前記フラップ6は金型本体部12の型
抜き方向M側の前面を覆う金型スライド部11が移動さ
れたことで、図中に矢印Rで示すように、このフラップ
6の底面5との接続部6cを中心とする回動自在な状態
となっている。
【0013】然る後に金型本体部12の型抜きが行われ
るが、このときに前記フラップ6は前記金型本体部12
の型抜きのための移動により、図4に示すように前記接
続部6cで折り曲げられるものとなり、更なる金型本体
部12の移動により前記フラップ6は前記切欠部4aに
嵌込まれるものとなり、ついには前記耳部6b、6bに
よって切欠部4aに掛着されるものとなり、この掛着が
行われた状態でハウジング1は金型10からの離型が行
われるものとなり、例えばシール材の漏出などを生ずる
前記切欠部4aは実質的に存在しないものとなる。
【0014】尚、実際の実施に当たっては、前記接続部
6cの部分を薄肉として折り曲げを生じ易くする、耳部
6b、6b或いはこれに対応する切欠部4aの部分にテ
ーパーを設けるなどして前記した型抜き時の掛着が行わ
れ易くするなどの処理が、上記した作用を一層確実に行
わせるために成されているるものである。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、切
欠部に対応する底面は前記切欠部と同一形状となるよう
に金型スライド部の退路方向に延長されてフラップとさ
れると共に、退路方向側の両側の先端寄りには耳部が設
けられ、このハウジングの成形工程の金型本体部の型抜
き工程により前記フラップが前記切欠部に向かい折り曲
げられて前記耳部により切欠部に係着される車両用灯具
のハウジングの成形方法としたことで、成形工程におい
てハウジングが金型から離型された時点で切欠部はフラ
ップにより閉塞されているものとして、車両用灯具の組
立時における前記切欠部を閉塞するためのスペーサおよ
びその取付工程を廃して、部品点数と工数の低減とを可
能とし、以て、この種の車両用灯具のコストダウンに優
れた効果を奏するものである。
【0016】また、前記切欠部の閉塞は、本発明により
従来と全くに同様な工程数のハウジングの成形工程を利
用して行われるものとしたことで、前記ハウジングの成
形工数などにも何等の影響を与えることなく従来通りの
生産効率で実施をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る成形方法によるハウジングの構
成を要部で示す斜視図である。
【図2】 本発明に係る車両用灯具のハウジングの成形
方法の樹脂注入工程を示す断面図である。
【図3】 同じく金型スライド部の移動工程を示す断面
図である。
【図4】 同じく金型本体部の型抜き工程を示す断面図
である。
【図5】 従来の成形方法によるハウジングの構成を示
す斜視図である。
【図6】 従来の成形方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1……ハウジング 2……レンズ嵌着溝 3……一方の壁面 3a……フック受孔 4……他の一方の壁面 4a……切欠部 5……底面 6……フラップ 6a……先端、6b……耳部、6c……接続部 10……金型 11……金型スライド部 12……金型本体部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76 F21S 8/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部の周縁に設けられるレンズ嵌着溝
    の一方の壁面に盲穴状のフック受孔が穿設され、これと
    対峙する他の一方の壁面には前記フック受孔を穿設する
    ときの金型スライド部の退路となる前記レンズ嵌着溝の
    底面に達する切欠部が設けられて成る車両用灯具のハウ
    ジングの成形方法において、前記切欠部に対応する前記
    底面は前記切欠部と同一形状となるように前記金型スラ
    イド部の退路方向に延長されてフラップとされると共
    に、退路方向側の両側の先端寄りには前記切欠部の幅方
    向に突出する耳部が設けられ、このハウジングの成形工
    程の前記金型スライド部が退去させられた後の金型本体
    部の型抜き工程により前記フラップが前記切欠部に向か
    い折り曲げられて前記耳部により切欠部に係着され固定
    が行われることを特徴とする車両用灯具のハウジングの
    成形方法。
JP4146824A 1992-05-14 1992-05-14 車両用灯具のハウジングの成形方法 Expired - Lifetime JP3048195B2 (ja)

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